肥満および他の代謝性疾患の処置のためのPPARγ温存チアゾリジンジオンならびに組み合わせ物
本発明は、必要に応じて食事制限または身体活動の期間もしくは労作の増大などの第2の処置療法と組み合わされる、肥満または糖尿病の処置および/または予防に有用なチアゾリジンジオン類似体および薬学的組成物に関する。本発明の化合物は、核内転写因子PPARとの結合性および/またはその活性化が低下しており、ナトリウムの再吸収を増強せず、肥満および/または糖尿病の処置または予防に有用である。有利には、より低いPPARγ活性を有する化合物は、より高いレベルのPPARγ活性を有する化合物よりも少ない副作用を示す。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者に、式Iの化合物
【化103】
[式中、
R1およびR4のそれぞれは、独立に、H、ハロ、脂肪族およびアルコキシから選択され、前記脂肪族またはアルコキシは、1〜3個のハロで必要に応じて置換されており、
R’2は、Hであり、
R2は、H、ハロ、ヒドロキシ、もしくは必要に応じて置換されている脂肪族、−O−アシル、−O−アロイル、−O−ヘテロアロイル、−O(SO2)NH2、−O−CH(Rm)OC(O)Rn、−O−CH(Rm)OP(O)(ORn)2、−O−P(O)(ORn)2、もしくは
【化104】
であり、各Rmは、独立に、必要に応じて置換されているC1〜6アルキルであり、各Rnは、独立に、C1〜12アルキル、C3〜8シクロアルキルもしくはフェニルであり、そのそれぞれは、必要に応じて置換されており、または
R2およびR’2は、一緒になってオキソを形成し、
R3はHであり、そして
環Aは、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イルであり、そのそれぞれは、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR1基およびR4基で置換されている]
または薬学的に許容されるその塩を投与するステップを含む、肥満を処置またはその発症を遅延させる方法。
【請求項2】
R4がH、メチル、メトキシ、エチル、エトキシ、−O−イソプロピル、−CF3、−OCHF2または−OCF3である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
R4がHである、請求項1または2のいずれかに記載の方法。
【請求項4】
R1がH、アルキル、ハロまたはアルコキシである、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
R1がHである、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
R1がハロである、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
R1がC1〜3アルキルである、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
環Aが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR1およびR4基で置換されているフェニルである、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
環Aが、ピリジン−2−イルまたはピリジン−3−イルであり、そのいずれかが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR1およびR4基で置換されている、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
環Aがフェニルであり、R1またはR4の一方が、環Aのパラまたはメタ位に結合している、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
環Aがフェニルであり、R1またはR4の一方が、環Aのメタ位に結合している、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
環Aがピリジン−2−イルであり、R1またはR4の一方が、前記環の5位に結合している、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
環Aがピリジン−3−イルであり、R1またはR4の一方が、前記環の6位に結合している、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
R1が環Aのパラまたはメタ位に結合している、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
R1がFまたはClである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
R1がアルコキシである、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
R1がメトキシ、エトキシ、プロポキシ、−O−イソプロピル、ブトキシまたは−O−tertブチルである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
環Aがフェニルであり、R1がフェニル環のメタまたはオルト位に結合している、請求項8に記載の方法。
【請求項19】
環Aがフェニルであり、R1がフェニル環のオルト位に結合している、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
環Aがフェニルであり、R1がメトキシ、エトキシまたは−O−イソプロピルである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
R1が−CF3、−OCH3、−OCHF2または−OCF3である、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
環Aがピリジン−2−イルであり、R1が前記環の5位に結合している、請求項12に記載の方法。
【請求項23】
R1がアルキルまたはアルコキシである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
R1がメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルまたはtertブチルである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
R’2がHである、請求項1から24のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
R2がヒドロキシである、請求項1から25のいずれかに記載の方法。
【請求項27】
R2が−O−アシル、−O−アロイルまたは−O−ヘテロアロイルである、請求項1から25のいずれかに記載の方法。
【請求項28】
R2およびR’2が、一緒になってオキソを形成する、請求項1から24のいずれかに記載の方法。
【請求項29】
前記式Iの化合物が、
【化105】
【化106】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項30】
前記式Iの化合物が、
【化107】
【化108】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記式Iの化合物が、
【化109】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記式Iの化合物が、
【化110】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記式Iの化合物が、
【化111】
【化112】
【化113】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記式Iの化合物が、
【化114】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記式Iの化合物が、
【化115】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記式Iの化合物が、
【化116】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記式Iの化合物が、
【化117】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項38】
前記式Iの化合物が、
【化118】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
前記式Iの化合物が、
【化119】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項40】
前記式Iの化合物が、
【化120】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項41】
前記式Iの化合物が、
【化121】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項42】
肥満を処置するか、または肥満の発症を遅延させる方法であて、患者に、式Iの化合物
【化122】
[式中、
R1およびR4のそれぞれは、独立に、H、ハロ、脂肪族およびアルコキシから選択され、前記脂肪族またはアルコキシは、1〜3個のハロで必要に応じて置換されており、
R’2は、Hであり、
R2は、H、ハロ、ヒドロキシ、もしくは必要に応じて置換されている脂肪族、−O−アシル、−O−アロイル、−O−ヘテロアロイル、−O(SO2)NH2、−O−CH(Rm)OC(O)Rn、−O−CH(Rm)OP(O)(ORn)2、−O−P(O)(ORn)2、もしくは
【化123】
であり、各Rmは、独立に、必要に応じて置換されているC1〜6アルキルであり、各Rnは、独立に、C1〜12アルキル、C3〜8シクロアルキルもしくはフェニルであり、そのそれぞれは、必要に応じて置換されており、または
R2およびR’2は、一緒になってオキソを形成し、
R3はHであり、
環Aは、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イルであり、そのそれぞれは、R1基およびR4基で置換されている]
のアルカリ土類金属塩を投与するステップを含む、方法。
【請求項43】
前記アルカリ土類金属がナトリウムを含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記アルカリ土類金属がカリウムを含む、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
R4がH、メチル、メトキシ、エトキシ、−O−イソプロピル、−CF3、−OCHF2または−OCF3である、請求項42から44のいずれかに記載の方法。
【請求項46】
R4がHである、請求項42から45のいずれかに記載の方法。
【請求項47】
R1がH、アルキル、ハロまたはアルコキシである、請求項42から46のいずれかに記載の方法。
【請求項48】
R1がHである、請求項42から47のいずれかに記載の方法。
【請求項49】
R1がハロである、請求項42から47のいずれかに記載の方法。
【請求項50】
R1がC1〜3アルキルである、請求項42から47のいずれかに記載の方法。
【請求項51】
環Aが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR1およびR4基で置換されているフェニルである、請求項42から50のいずれかに記載の方法。
【請求項52】
環Aが、ピリジン−2−イルまたはピリジン−3−イルであり、そのいずれかが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR1およびR4基で置換されている、請求項42から50のいずれかに記載の方法。
【請求項53】
環Aがフェニルであり、R1またはR4の一方が、環Aのパラまたはメタ位に結合している、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
環Aがフェニルであり、R1またはR4の一方が、環Aのメタ位に結合している、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
環Aがピリジン−2−イルであり、R1またはR4の一方が、前記環の5位に結合している、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
環Aがピリジン−3−イルであり、R1またはR4の一方が、前記環の6位に結合している、請求項52に記載の方法。
【請求項57】
R1が環Aのパラまたはメタ位に結合している、請求項53に記載の方法。
【請求項58】
R1がFまたはClである、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
R1がアルコキシである、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
R1がメトキシ、エトキシ、プロポキシ、−O−イソプロピル、ブトキシまたは−O−tertブチルである、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
環Aがフェニルであり、R1がフェニル環のメタまたはオルト位に結合している、請求項51に記載の方法。
【請求項62】
環Aがフェニルであり、R1がフェニル環のオルト位に結合している、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
環Aがフェニルであり、R1がメトキシ、エトキシまたは−O−イソプロピルである、請求項52に記載の方法。
【請求項64】
R1が−CF3、−OCH3、−OCHF2または−OCF3である、請求項52に記載の方法。
【請求項65】
環Aがピリジン−2−イルであり、R1が前記環の5位に結合している、請求項55に記載の方法。
【請求項66】
R1がアルキルまたはアルコキシである、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
R1がメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルまたはtertブチルである、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
R’2がHである、請求項42から67のいずれかに記載の方法。
【請求項69】
R2がヒドロキシである、請求項42から68のいずれかに記載の方法。
【請求項70】
R2が−O−アシル、−O−アロイルまたは−O−ヘテロアロイルである、請求項42から68のいずれかに記載の方法。
【請求項71】
R2およびR’2が、一緒になってオキソを形成する、請求項42から67のいずれかに記載の方法。
【請求項72】
前記式Iの化合物が、
【化124】
【化125】
から選択される、請求項42から44のいずれかに記載の方法。
【請求項73】
患者に、請求項1から72のいずれかに記載の化合物を投与するステップを含む、患者の体重を低減する方法。
【請求項74】
前記患者に、前記患者のcAMPを増大させる活性を有する第2の薬学的作用物質を投与するステップをさらに含む、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記第2の薬学的作用物質が、ベータアドレナリン作動性アゴニストをさらに含む、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記ベータアドレナリン作動性アゴニストが、ベータ−1−アドレナリン作動性アゴニスト、ベータ−2−アドレナリン作動性アゴニスト、ベータ−3−アドレナリン作動性アゴニスト、またはその任意の組合せを含む、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記ベータアドレナリン作動性アゴニストが、ノルアドレナリン、イソプレナリン、ドブタミン、サルブタモール、レボサルブタモール、テルブタリン、ピルブテロール、プロカテロール、メタプロテレノール、フェノテロール、ビトルテロールメシレート、サルメテロール、ホルモテロール、バンブテロール、クレンブテロール、インダカテロール、L−796568、アミベグロン、ソラベグロン、イソプロテレノール、アルブテロール、メタプロテレノール、アルブタミン、ベフノロール、ブロモアセチルアルプレノロールメンタン、ブロキサテロール、シマテロール、シラゾリン、デノパミン、ドペキサミン、エピネフリン、エチレフリン、ヘキソプレナリン、ヒゲナミン、イソエタリン、イソクスプリン、マブテロール、メトキシフェナミン、ニリドリン、オキシフェドリン、プレナルテロール、ラクトパミン、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、トレトキノール、ツロブテロール、キサモテロール、ジルパテロール、ジンテロール、またはその任意の組合せを含む、請求項75に記載の方法。
【請求項78】
前記処置を受けるまたは遅延させられる肥満が、中心性肥満である、請求項1から72のいずれかに記載の方法。
【請求項79】
前記患者の食事を制限するステップをさらに含む、請求項1から78のいずれかに記載の方法。
【請求項80】
前記患者の身体活動の期間または労作を増大させるステップをさらに含む、請求項1から79のいずれかに記載の方法。
【請求項81】
請求項1から72のいずれかに記載の式Iの化合物またはそのアルカリ土類金属塩、患者のcAMPを増大させる活性を有する第2の薬学的作用物質、および薬学的に許容されるキャリアを含む薬学的組成物。
【請求項82】
前記第2の薬学的作用物質がベータアドレナリン作動性アゴニストを含む、請求項81に記載の薬学的組成物。
【請求項83】
前記ベータアドレナリン作動性アゴニストが、ベータ−1−アドレナリン作動性アゴニスト、ベータ−2−アドレナリン作動性アゴニスト、ベータ−3−アドレナリン作動性アゴニスト、またはその任意の組合せを含む、請求項82に記載の薬学的組成物。
【請求項84】
前記ベータアドレナリン作動性アゴニストが、ノルアドレナリン、イソプレナリン、ドブタミン、サルブタモール、レボサルブタモール、テルブタリン、ピルブテロール、プロカテロール、メタプロテレノール、フェノテロール、ビトルテロールメシレート、サルメテロール、ホルモテロール、バンブテロール、クレンブテロール、インダカテロール、L−796568、アミベグロン、ソラベグロン、イソプロテレノール、アルブテロール、メタプロテレノール、アルブタミン、ベフノロール、ブロモアセチルアルプレノロールメンタン、ブロキサテロール、シマテロール、シラゾリン、デノパミン、ドペキサミン、エピネフリン、エチレフリン、ヘキソプレナリン、ヒゲナミン、イソエタリン、イソクスプリン、マブテロール、メトキシフェナミン、ニリドリン、オキシフェドリン、プレナルテロール、ラクトパミン、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、トレトキノール、ツロブテロール、キサモテロール、ジルパテロール、ジンテロール、またはその任意の組合せを含む、請求項82に記載の薬学的組成物。
【請求項85】
【化126】
【化127】
から選択される化合物、患者のcAMPを増大させる活性を有する第2の薬学的作用物質、および薬学的に許容されるキャリアを含む薬学的組成物。
【請求項86】
【化128】
から選択される化合物のアルカリ土類金属塩、患者のcAMPを増大させる活性を有する第2の薬学的作用物質、および薬学的に許容されるキャリアを含む薬学的組成物。
【請求項87】
前記アルカリ土類金属がナトリウムである、請求項86に記載の組成物。
【請求項88】
前記アルカリ土類金属がカリウムである、請求項86に記載の組成物。
【請求項89】
患者に、
【化129】
から選択される化合物のアルカリ土類金属塩を投与するステップを含む、肥満を処置するかまたは肥満の発症を遅延させる方法。
【請求項90】
前記アルカリ土類金属が、ナトリウムまたはカリウムである、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記患者に、患者のcAMPを増大させる活性を有する第2の薬学的作用物質を投与するステップをさらに含む、請求項90に記載の方法。
【請求項1】
患者に、式Iの化合物
【化103】
[式中、
R1およびR4のそれぞれは、独立に、H、ハロ、脂肪族およびアルコキシから選択され、前記脂肪族またはアルコキシは、1〜3個のハロで必要に応じて置換されており、
R’2は、Hであり、
R2は、H、ハロ、ヒドロキシ、もしくは必要に応じて置換されている脂肪族、−O−アシル、−O−アロイル、−O−ヘテロアロイル、−O(SO2)NH2、−O−CH(Rm)OC(O)Rn、−O−CH(Rm)OP(O)(ORn)2、−O−P(O)(ORn)2、もしくは
【化104】
であり、各Rmは、独立に、必要に応じて置換されているC1〜6アルキルであり、各Rnは、独立に、C1〜12アルキル、C3〜8シクロアルキルもしくはフェニルであり、そのそれぞれは、必要に応じて置換されており、または
R2およびR’2は、一緒になってオキソを形成し、
R3はHであり、そして
環Aは、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イルであり、そのそれぞれは、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR1基およびR4基で置換されている]
または薬学的に許容されるその塩を投与するステップを含む、肥満を処置またはその発症を遅延させる方法。
【請求項2】
R4がH、メチル、メトキシ、エチル、エトキシ、−O−イソプロピル、−CF3、−OCHF2または−OCF3である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
R4がHである、請求項1または2のいずれかに記載の方法。
【請求項4】
R1がH、アルキル、ハロまたはアルコキシである、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
R1がHである、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
R1がハロである、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
R1がC1〜3アルキルである、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
環Aが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR1およびR4基で置換されているフェニルである、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
環Aが、ピリジン−2−イルまたはピリジン−3−イルであり、そのいずれかが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR1およびR4基で置換されている、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
環Aがフェニルであり、R1またはR4の一方が、環Aのパラまたはメタ位に結合している、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
環Aがフェニルであり、R1またはR4の一方が、環Aのメタ位に結合している、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
環Aがピリジン−2−イルであり、R1またはR4の一方が、前記環の5位に結合している、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
環Aがピリジン−3−イルであり、R1またはR4の一方が、前記環の6位に結合している、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
R1が環Aのパラまたはメタ位に結合している、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
R1がFまたはClである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
R1がアルコキシである、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
R1がメトキシ、エトキシ、プロポキシ、−O−イソプロピル、ブトキシまたは−O−tertブチルである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
環Aがフェニルであり、R1がフェニル環のメタまたはオルト位に結合している、請求項8に記載の方法。
【請求項19】
環Aがフェニルであり、R1がフェニル環のオルト位に結合している、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
環Aがフェニルであり、R1がメトキシ、エトキシまたは−O−イソプロピルである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
R1が−CF3、−OCH3、−OCHF2または−OCF3である、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
環Aがピリジン−2−イルであり、R1が前記環の5位に結合している、請求項12に記載の方法。
【請求項23】
R1がアルキルまたはアルコキシである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
R1がメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルまたはtertブチルである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
R’2がHである、請求項1から24のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
R2がヒドロキシである、請求項1から25のいずれかに記載の方法。
【請求項27】
R2が−O−アシル、−O−アロイルまたは−O−ヘテロアロイルである、請求項1から25のいずれかに記載の方法。
【請求項28】
R2およびR’2が、一緒になってオキソを形成する、請求項1から24のいずれかに記載の方法。
【請求項29】
前記式Iの化合物が、
【化105】
【化106】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項30】
前記式Iの化合物が、
【化107】
【化108】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記式Iの化合物が、
【化109】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記式Iの化合物が、
【化110】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記式Iの化合物が、
【化111】
【化112】
【化113】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記式Iの化合物が、
【化114】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記式Iの化合物が、
【化115】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記式Iの化合物が、
【化116】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記式Iの化合物が、
【化117】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項38】
前記式Iの化合物が、
【化118】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
前記式Iの化合物が、
【化119】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項40】
前記式Iの化合物が、
【化120】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項41】
前記式Iの化合物が、
【化121】
から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項42】
肥満を処置するか、または肥満の発症を遅延させる方法であて、患者に、式Iの化合物
【化122】
[式中、
R1およびR4のそれぞれは、独立に、H、ハロ、脂肪族およびアルコキシから選択され、前記脂肪族またはアルコキシは、1〜3個のハロで必要に応じて置換されており、
R’2は、Hであり、
R2は、H、ハロ、ヒドロキシ、もしくは必要に応じて置換されている脂肪族、−O−アシル、−O−アロイル、−O−ヘテロアロイル、−O(SO2)NH2、−O−CH(Rm)OC(O)Rn、−O−CH(Rm)OP(O)(ORn)2、−O−P(O)(ORn)2、もしくは
【化123】
であり、各Rmは、独立に、必要に応じて置換されているC1〜6アルキルであり、各Rnは、独立に、C1〜12アルキル、C3〜8シクロアルキルもしくはフェニルであり、そのそれぞれは、必要に応じて置換されており、または
R2およびR’2は、一緒になってオキソを形成し、
R3はHであり、
環Aは、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イルであり、そのそれぞれは、R1基およびR4基で置換されている]
のアルカリ土類金属塩を投与するステップを含む、方法。
【請求項43】
前記アルカリ土類金属がナトリウムを含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記アルカリ土類金属がカリウムを含む、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
R4がH、メチル、メトキシ、エトキシ、−O−イソプロピル、−CF3、−OCHF2または−OCF3である、請求項42から44のいずれかに記載の方法。
【請求項46】
R4がHである、請求項42から45のいずれかに記載の方法。
【請求項47】
R1がH、アルキル、ハロまたはアルコキシである、請求項42から46のいずれかに記載の方法。
【請求項48】
R1がHである、請求項42から47のいずれかに記載の方法。
【請求項49】
R1がハロである、請求項42から47のいずれかに記載の方法。
【請求項50】
R1がC1〜3アルキルである、請求項42から47のいずれかに記載の方法。
【請求項51】
環Aが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR1およびR4基で置換されているフェニルである、請求項42から50のいずれかに記載の方法。
【請求項52】
環Aが、ピリジン−2−イルまたはピリジン−3−イルであり、そのいずれかが、環A上の任意の化学的に可能な位置においてR1およびR4基で置換されている、請求項42から50のいずれかに記載の方法。
【請求項53】
環Aがフェニルであり、R1またはR4の一方が、環Aのパラまたはメタ位に結合している、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
環Aがフェニルであり、R1またはR4の一方が、環Aのメタ位に結合している、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
環Aがピリジン−2−イルであり、R1またはR4の一方が、前記環の5位に結合している、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
環Aがピリジン−3−イルであり、R1またはR4の一方が、前記環の6位に結合している、請求項52に記載の方法。
【請求項57】
R1が環Aのパラまたはメタ位に結合している、請求項53に記載の方法。
【請求項58】
R1がFまたはClである、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
R1がアルコキシである、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
R1がメトキシ、エトキシ、プロポキシ、−O−イソプロピル、ブトキシまたは−O−tertブチルである、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
環Aがフェニルであり、R1がフェニル環のメタまたはオルト位に結合している、請求項51に記載の方法。
【請求項62】
環Aがフェニルであり、R1がフェニル環のオルト位に結合している、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
環Aがフェニルであり、R1がメトキシ、エトキシまたは−O−イソプロピルである、請求項52に記載の方法。
【請求項64】
R1が−CF3、−OCH3、−OCHF2または−OCF3である、請求項52に記載の方法。
【請求項65】
環Aがピリジン−2−イルであり、R1が前記環の5位に結合している、請求項55に記載の方法。
【請求項66】
R1がアルキルまたはアルコキシである、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
R1がメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルまたはtertブチルである、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
R’2がHである、請求項42から67のいずれかに記載の方法。
【請求項69】
R2がヒドロキシである、請求項42から68のいずれかに記載の方法。
【請求項70】
R2が−O−アシル、−O−アロイルまたは−O−ヘテロアロイルである、請求項42から68のいずれかに記載の方法。
【請求項71】
R2およびR’2が、一緒になってオキソを形成する、請求項42から67のいずれかに記載の方法。
【請求項72】
前記式Iの化合物が、
【化124】
【化125】
から選択される、請求項42から44のいずれかに記載の方法。
【請求項73】
患者に、請求項1から72のいずれかに記載の化合物を投与するステップを含む、患者の体重を低減する方法。
【請求項74】
前記患者に、前記患者のcAMPを増大させる活性を有する第2の薬学的作用物質を投与するステップをさらに含む、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記第2の薬学的作用物質が、ベータアドレナリン作動性アゴニストをさらに含む、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記ベータアドレナリン作動性アゴニストが、ベータ−1−アドレナリン作動性アゴニスト、ベータ−2−アドレナリン作動性アゴニスト、ベータ−3−アドレナリン作動性アゴニスト、またはその任意の組合せを含む、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記ベータアドレナリン作動性アゴニストが、ノルアドレナリン、イソプレナリン、ドブタミン、サルブタモール、レボサルブタモール、テルブタリン、ピルブテロール、プロカテロール、メタプロテレノール、フェノテロール、ビトルテロールメシレート、サルメテロール、ホルモテロール、バンブテロール、クレンブテロール、インダカテロール、L−796568、アミベグロン、ソラベグロン、イソプロテレノール、アルブテロール、メタプロテレノール、アルブタミン、ベフノロール、ブロモアセチルアルプレノロールメンタン、ブロキサテロール、シマテロール、シラゾリン、デノパミン、ドペキサミン、エピネフリン、エチレフリン、ヘキソプレナリン、ヒゲナミン、イソエタリン、イソクスプリン、マブテロール、メトキシフェナミン、ニリドリン、オキシフェドリン、プレナルテロール、ラクトパミン、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、トレトキノール、ツロブテロール、キサモテロール、ジルパテロール、ジンテロール、またはその任意の組合せを含む、請求項75に記載の方法。
【請求項78】
前記処置を受けるまたは遅延させられる肥満が、中心性肥満である、請求項1から72のいずれかに記載の方法。
【請求項79】
前記患者の食事を制限するステップをさらに含む、請求項1から78のいずれかに記載の方法。
【請求項80】
前記患者の身体活動の期間または労作を増大させるステップをさらに含む、請求項1から79のいずれかに記載の方法。
【請求項81】
請求項1から72のいずれかに記載の式Iの化合物またはそのアルカリ土類金属塩、患者のcAMPを増大させる活性を有する第2の薬学的作用物質、および薬学的に許容されるキャリアを含む薬学的組成物。
【請求項82】
前記第2の薬学的作用物質がベータアドレナリン作動性アゴニストを含む、請求項81に記載の薬学的組成物。
【請求項83】
前記ベータアドレナリン作動性アゴニストが、ベータ−1−アドレナリン作動性アゴニスト、ベータ−2−アドレナリン作動性アゴニスト、ベータ−3−アドレナリン作動性アゴニスト、またはその任意の組合せを含む、請求項82に記載の薬学的組成物。
【請求項84】
前記ベータアドレナリン作動性アゴニストが、ノルアドレナリン、イソプレナリン、ドブタミン、サルブタモール、レボサルブタモール、テルブタリン、ピルブテロール、プロカテロール、メタプロテレノール、フェノテロール、ビトルテロールメシレート、サルメテロール、ホルモテロール、バンブテロール、クレンブテロール、インダカテロール、L−796568、アミベグロン、ソラベグロン、イソプロテレノール、アルブテロール、メタプロテレノール、アルブタミン、ベフノロール、ブロモアセチルアルプレノロールメンタン、ブロキサテロール、シマテロール、シラゾリン、デノパミン、ドペキサミン、エピネフリン、エチレフリン、ヘキソプレナリン、ヒゲナミン、イソエタリン、イソクスプリン、マブテロール、メトキシフェナミン、ニリドリン、オキシフェドリン、プレナルテロール、ラクトパミン、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、トレトキノール、ツロブテロール、キサモテロール、ジルパテロール、ジンテロール、またはその任意の組合せを含む、請求項82に記載の薬学的組成物。
【請求項85】
【化126】
【化127】
から選択される化合物、患者のcAMPを増大させる活性を有する第2の薬学的作用物質、および薬学的に許容されるキャリアを含む薬学的組成物。
【請求項86】
【化128】
から選択される化合物のアルカリ土類金属塩、患者のcAMPを増大させる活性を有する第2の薬学的作用物質、および薬学的に許容されるキャリアを含む薬学的組成物。
【請求項87】
前記アルカリ土類金属がナトリウムである、請求項86に記載の組成物。
【請求項88】
前記アルカリ土類金属がカリウムである、請求項86に記載の組成物。
【請求項89】
患者に、
【化129】
から選択される化合物のアルカリ土類金属塩を投与するステップを含む、肥満を処置するかまたは肥満の発症を遅延させる方法。
【請求項90】
前記アルカリ土類金属が、ナトリウムまたはカリウムである、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記患者に、患者のcAMPを増大させる活性を有する第2の薬学的作用物質を投与するステップをさらに含む、請求項90に記載の方法。
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図1】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図1】
【公表番号】特表2013−514371(P2013−514371A)
【公表日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−544747(P2012−544747)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【国際出願番号】PCT/US2010/060459
【国際公開番号】WO2011/084459
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(508279443)メタボリック ソリューションズ ディベロップメント カンパニー, エルエルシー (10)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【国際出願番号】PCT/US2010/060459
【国際公開番号】WO2011/084459
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(508279443)メタボリック ソリューションズ ディベロップメント カンパニー, エルエルシー (10)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]