説明

草刈刃用保護板

【課題】草刈機で草刈り作業中、回転中の草刈刃が石ころを跳ねて作業者の方へ飛んできて危ないしケガをすることがある。また刈り取った草や蔓は、草刈刃の刃先に引っ掛けて草刈機本体の先端回転軸カバーに巻きついて草刈刃の回転を止めることがある。草刈刃の回転が止まるとエンジンを切り、草や蔓を外してから作業をする。これでは危ないしケガをすることがあり作業時間も掛かって効率も落ちていた。これらを解決する草刈刃用保護板を提供する。
【解決手段】草刈刃5に、外側に反った円形状の草刈刃用保護板1をとりつける。草刈刃用保護板は、底部分に2個所以上の引っ掛け固定用部材2を附け、草刈刃の刃先より少し内側に設けた穴と係合固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、草刈り作業中に石ころを跳ねた時に作業者の方へ飛ばないようにすること。また刈った草や蔓が、草刈機本体の先端回転軸に絡まり草刈刃の回転を止めることを防ぐようにした、草刈刃用保護板を提供する。
【背景技術】
【0002】
従来は、草刈り作業中に石ころが作業者の方へ飛んできて危ないことや、草や蔓が草刈機本体の先端回転軸カバーの回りに絡まり、草刈刃の回転を止めることで作業効率を落としていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
草刈り作業中、回転中の草刈刃が跳ねた石ころは作業者の方へ飛んできて危ないことがある。また刈り取った草や蔓が先端回転軸カバーの回りに巻きついて草刈刃の回転を止めることがあり作業効率を落としていた。これらを解決することを課題とする。
【問題を解決するための手段】
【0004】
請求項1の発明は、草刈刃用保護板1の壁面を外側に反ることにより、刈りとった草や蔓が外側に出されて先端回転軸カバー3に絡みつかないようにすることと、草刈刃5が跳ねた石ころは、草刈刃用保護板1の壁面に当たり作業者12の方に飛ばないようにしたことを特徴とする。
【0005】
請求項2の発明は、草刈刃5の中心から均等に穴が開いており、刃先より少し内側の穴に草刈刃用保護板1の引っ掛け固定用部材2を嵌め込んで少し右回りに回す。草刈刃5は左回転するために、引っ掛け固定用部材2と草刈刃5の穴は食い込みあい、草刈刃用保護板1と草刈刃5は固定されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
草刈機で草刈り作業中、草刈刃が跳ねた石などが作業者の方に飛んできて危ないことがあるし、また刈り取った草や蔓は先端回転軸カバーに絡むことが多い。草刈刃が石などを跳ねてもほとんど作業者の方に飛んでくることはないし、刈った草や蔓は先端回転軸カバーに絡まないから効率よく作業ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、草刈作業中は、刃先とナット保護カバー7の間にある引っ掛け固定用部材2は地面13から離れていて、草刈刃5が回転していても地面13に接触しない構造を表している。図2は、草刈刃用保護板1の全体図で引っ掛け固定用部材2を表した図である。図3は、草刈作業中に草刈刃5が石ころ10を跳ねて、石ころが飛ぶ角度の線11を表した図である。飛んだ石ころ10が作業者12に当たるような角度は、草刈刃用保護板1の壁面に当たて作業者12に当たらないようにした。
【産業上の利用可能性】
【0008】
本発明に係る草刈刃用保護板は、工業的に量産する事が可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】地面と草刈刃の角度図
【図2】草刈刃用保護板本体斜視図
【図3】草刈作業中に石を跳ねたときの図
【符号の説明】
【0010】
1 草刈刃用保護カバー本体
2 引っ掛け固定用部材
3 先端回転軸カバー
4 先端回転軸カバーの点線
5 草刈刃
6 草刈機本体用支持柄
7 ナット保護カバー
8 ハンドル
9 原動機
10 石ころ
11 石ころの飛ぶ角度の線
12 作業者
13 地面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
草刈刃用保護板1の壁面は、外側に反った円形状にしたことを特徴とする草刈刃用保護板。
【請求項2】
草刈刃用保護板1の底部分に2個所以上の引っ掛け固定用部材2を附けた。草刈刃5の刃先より少し内側の穴に引っ掛け固定用部材2を嵌め込めるような円の大きさにしたことを特徴とする草刈刃用保護板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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