説明

表面加工機

【課題】導光板等の複雑な溝や形状、さらに微細な溝や形状を容易に得られる表面加工機を提供。
【解決手段】基台2上にX軸テーブル4と、門型コラム8を設け、門型コラムにY軸テーブル9を設け、Y軸テーブルにZ軸方向の工具送り装置10に垂直方向に微少高速変位制御可能な微少高速工具位置決め装置20を介して工具15を設け、工具送り装置のZ軸の位置を固定したまま、X軸又は/及びY軸を移動させ微少高速工具位置決め装置と工具により垂直方向の微少加工を行えるようにする。高速位置決め装置の垂直方向の移動距離は20μm、X軸及びY軸テーブルは、静圧軸受にて保持され、リニアモータ7駆動され、工具送り装置は静圧ねじ18にて保持され、サーボモータ17により駆動され垂直方向に移動・位置決め可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば液晶装置に使用される導光板、又は導光板を成形するための金型の表面を加工するための表面加工機に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶パネルの裏面に配置される導光板は発光ダイオード等からの光をムラなく均一に照射させるためにその表面は曲線を描いたり、格子状の凹凸にしたり、複雑な溝や形状に加工される。かかる導光板の加工機械は例えば、特許文献1に記載のように、基台上を水平X軸方向に移動可能にされたワークが載置されるX軸テーブルと、基台上に固定されX軸テーブルの上方に配置された門型コラムと、門型コラムに設けられ水平X軸とは直角方向の水平Y軸方向に移動可能にされたY軸テーブルと、Y軸テーブルに設けられ垂直(Z軸)方向に移動可能にされた工具送り装置と、工具送り装置の先端に取付られた工具をX、Y、Z軸に移動させている。このものはさらに工具送り装置に工具軸を垂直軸周りに回転する工具軸回転装置を設けている。
【0003】
また、特許文献2に記載のものは工具送り装置の先端と工具との間に圧電素子を介して工具の進行方向に対して上方及び前後方向に高周波振動の楕円運動をさせることにより、工具を楕円運動させながら表面を加工している。これによれば、アクリル板等の平滑な光の透過性のよい加工ができ、輝度ムラがなく輝度の高い導光板が得られる。
【0004】
また、特許文献2のような圧電素子を利用して高速で加工させるものとして、特許文献3においては、ワークを回転させる主軸の回転角度に同期して工具切り込み量を高速に変化させることにより軸受又は軸の表面に旋削溝加工を行っている。同様に、これを軸の端面に応用し、回転角度に同期させて端面への工具切り込み量を高速に変化させて表面を加工することができる。
【特許文献1】特開2003−231014号公報
【特許文献2】特開2004−249369号公報
【特許文献3】特開2002−036004号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かかる導光板の溝形状はさらに複雑化し、その形状も複雑なものとなってきている。また、溝の形状寸法も数十μm〜数百μm程度であるが、本発明者等は、さらに数μm〜数十μmのものが必要となると予想している。また、数十μm〜数mm程度の溝に、さらに重畳的に数μm〜数十μmの別の溝や形状を加工する等、種々の複雑な微細加工が必要となると考えている。しかしながら、特許文献1のものでは、従来の平削盤等とほぼ同じ構成であり、門型として剛性をあげているにとどまり、駆動機構もボールねじを用いておりかかる微細な加工を実現することはできないという問題があった。また、特許文献2に記載のものは、垂直(Z軸)方向の加工については特に開示されていないので想像するしかないが、垂直方向の制御は特許文献1のような工具送り装置を用いて制御し、工具先端に楕円運動をさせているだけなので、微細な加工はできないという問題があった。
【0006】
さらに、特許文献3のものは回転軸に同期させ、工具切り込み量を高速に制御して微細形状を加工することが開示されている。しかし、導光板のような板材についてまでは示唆も開示もされていない。また、回転に対する同期なので、導光板のような大きなものについては装置が大きくなり現実的でない。さらに特許文献1のようなスパンの長い加工機への適用については示唆も開示もされていない。さらにまた、特許文献3のものを特許文献1のものに取り付け、又は特許文献2のものに代えても、工具送り装置の粗動作と圧電素子等からなる高速微動作の両方を制御しなければならずかかる微細加工は困難である。
【0007】
本発明の課題は、かかる問題点に鑑みて、導光板等の複雑な溝や形状を容易に得られ、さらには数μm〜数十μmの溝や形状を容易に得られる表面加工機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明においては、基台上を水平X軸方向に移動可能にされたワークが載置されるX軸テーブルと、前記基台上に固定され前記X軸テーブルの上方に配置された門型コラムと、前記門型コラムに設けられ前記水平X軸とは直角方向の水平Y軸方向に移動可能にされたY軸テーブルと、前記Y軸テーブルに設けられ垂直(Z軸)方向に移動可能にされた工具送り装置と、前記工具送り装置に設けられ工具取付け部が垂直方向に微少高速変位制御可能にされた微少高速工具位置決め装置と、前記微少高速工具位置決め装置に取付られた先端に切れ刃を有する工具と、を備え、前記工具送り装置のZ軸の位置を固定したまま、前記X軸又は/及びY軸を移動させ前記微少高速工具位置決め装置と工具により垂直方向の微少加工を行えるようにされている表面加工機を提供することにより前述した課題を解決した。
【0009】
即ち、門型コラムを有する剛性の高い平削り盤形状にするとともに、工具送り装置のZ軸の位置を固定したまま、X軸又はY軸を移動させながら、微少高速工具位置決め装置によりZ軸方向に切り込み量が変化する工具を取り付け垂直方向の微少加工を行えるようにしたので、加工面には工具送り装置のZ軸方向への影響がなく、微少高速工具位置決め量に応じた加工が施される。
【0010】
かかる微少高速工具位置決め装置のストロークは多くはとれず特許文献3と同様なものであり、請求項2に記載の発明においては、前記高速位置決め装置の垂直方向の移動距離は20μmである表面加工機とした。
【0011】
また、請求項3に記載の発明においては、前記X軸及びY軸テーブルは、水平方向及び移動方向に沿った垂直面方向を静圧軸受にて保持され、リニアモータ駆動されており、前記工具送り装置は静圧ねじにて保持され、静圧ねじに接続されたサーボモータにより駆動され垂直方向に移動・位置決め可能にされた表面加工機とした。
【0012】
即ち、X,Y軸テーブルは静圧軸受にし、さらに、リニアモータ駆動によりボールねじのねじれや、変形による位置制御精度の低下を防止することにより、機械変形が少なく、X、Y軸方向への移動による誤差が低減される。また、Z軸の工具送り装置は静圧ねじで高精度に位置決め保持するようにしたので、位置決め精度を確保し、さらに位置決めした後のX,Y軸方向の移動による振動や位置誤差の影響がすくない。
【0013】
かかる高精度の加工は導光板のような表面に微細な加工が要求されるものに適している。そこで、請求項4に記載の発明においては、前記加工機で加工されるワークは導光板である表面加工機とした。
【発明の効果】
【0014】
本発明においては、剛性の高い門型コラムとし、工具送り装置のZ軸の位置を固定したまま、X軸又はY軸を移動させながら、垂直方向の微少高速工具位置決め装置による加工を行い、加工面には工具送り装置のZ軸方向への影響がなく、微少高速工具位置決め量に応じた加工が施されるようにしたので、導光板等の複雑な溝や形状を容易に得られるものとなった。また、請求項2に記載の発明おいては、高速位置決め装置の垂直方向の移動距離は20μmとしたので、数μm〜数十μmの溝や形状を容易に得られるものとなった。
【0015】
さらに、請求項3に記載の発明においては、X,Y軸テーブルでの静圧軸受、リニアモータ駆動により、X、Y軸方向への移動誤差の低減、Z軸の工具送り装置の静圧ねじによる高精度の位置決め保持により、位置決め精度を確保し、さらに位置決めした後のX,Y軸方向の移動による振動や位置誤差の影響が少なくしたので、数μm〜数十μmのもの溝や形状の加工、さらに、数十μm〜数mm程度の溝に、さらに重畳的に数μm〜数十μmの別の溝や形状を加工することが可能となった。特に請求項4に記載の発明においては、ワークを導光板としたので、近年のより微細で複雑な形状の導光板を実現できるものとなった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態を示す表面加工機を模式化した斜視図、図2は本発明の実施の形態で用いる微少工具位置決め装置の説明図、図3は図2の微少高速工具位置決め装置の制御方法を示すブロック線図である。図1に示すように、本発明の表面加工機1は、基台2上を水平X軸方向に移動可能にされたワーク3が載置されるX軸テーブル4が設けられている。X軸テーブル4は下側部4aが幅方向に狭くされた下向きの凸断面とされ、両側の下面4cと、下側部の長手(X軸)方向の側面4bとが油圧を用いた静圧軸受案内部5により、低抵抗、高精度に保持されている。静圧軸受案内部5の間にはコアレスタイプリニアモータ6が設置され、X軸テーブルに設けられた可動子7とでリニア駆動によりX軸テーブルをX軸方向の移動させることができる。基台2上部には門型コラム8がX軸テーブル4の上方を跨るように設けられている。なお、符号16はワーク3をX軸テーブル上で回転(矢印C)させるための回転テーブルである。
【0017】
図3に示すように、X軸テーブルの位置は位置検出器31によりX軸フィードバック信号31aとしてX,Y,Z軸制御装置41にフィードバックされ、図示しない指令信号に従って、X,Y,Z軸制御装置よりX軸駆動出力42が出力されリニアモータ6及び可動子7を駆動させX軸テーブル4の位置や速度を制御する。また、位置検出器31からのX軸フィードバック信号31aはX軸位置信号43として後述する切り込み量制御装置(CPU)51にも入力される。
【0018】
図1に示すように、門型コラム8には、水平X軸とは直角方向の水平Y軸方向に移動可能にされたY軸テーブル9が設けられ、Y軸テーブルにはさらにZ(垂直)軸方向に移動可能にされた工具送り装置10が設けられている。Y軸テーブル9は下側部9aが逆T字型断面とされ、門型コラム8に設けられた角型静圧軸受案内部11に静圧軸受を介してY軸方向に移動可能に嵌合されている。Y軸テーブル9のY軸方向両側下面9bと静圧軸受案内部11の突出部11aの両上面11b、逆T字型の両狭幅部と9cと横方向両突出面11c、図示しない逆T字型部の両上面と突出部の両下側面11dが対向するようにして静圧軸受が形成され、Y軸テーブルが低抵抗、高精度に保持されている。
【0019】
図1,3においては省略しているが、前述したX軸テーブルと同様に、静圧軸受案内部11の間にはコアレスタイプリニアモータが設置され、Y軸テーブル9に設けられた可動子とでリニア駆動によりY軸テーブルをY軸方向の移動させることができる。また、X,Y,Z軸制御装置41よりY軸テーブル9の位置や速度が制御される。また、Y軸フィードバック信号はY軸位置信号44として切り込み量制御装置(CPU)51に入力される。
【0020】
図1,3に示すように、工具送り装置10はサーボモータ(例えばAC,又はDCサーボモータ)17による回転制御される静圧ねじ18によりZ軸移動可能にされている。なお、静圧ねじは、ねじ穴と、該ねじ穴に螺合するねじとの間に空気等の流体を所定圧力で供給することによるねじ穴に対しねじを浮揚させることにより低摩擦、低抵抗としたものである。工具送り装置10はX軸と平行に軸周りに回転(矢印A)できるようにされている。
【0021】
図3に示すように、工具送り装置10の位置は位置検出器33によりZ軸フィードバック信号33aとしてX,Y,Z軸制御装置41にフィードバックされ、図示しない指令信号に従って、X,Y,Z軸制御装置よりZ軸駆動出力45が出力されACサーボモータ17を駆動させ工具送り装置のZ軸方向の位置や速度を制御する。
【0022】
工具送り装置10のX軸面側に工具取付け部10aが設けられており。切削工具が取付可能にされている。この工具取付け部10aにX軸方向に切削可能なように切削工具を取付け、X,Y,Z軸制御装置41によりX,Y軸テーブル、工具送り装置を制御することにより、ワークの表面加工ができる。かかる構成においては、工具送り装置10のZ軸の位置を固定したまま、前記X軸又はY軸を移動させ平面加工を行うことができ、この場合の移動精度は、静圧軸受、リニアモータの使用により、X軸で60mm、幅80mmのワークで、0.1μm以内にできる。
【0023】
特に、本発明においては、工具送り装置10の工具取付け部10aに微少高速工具位置決め装置20が取り付けられている。図2に示すように、微少高速工具位置決め装置20の先端にはダイヤモンド切れ刃14が水平面に対して切削可能方向に配置されたダイヤモンド工具15が取付られている。微少高速工具位置決め装置20は特許文献3と同様なもので、本体21内に重畳された複数の圧電素子22の先端にガイド板23を介してダイヤモンド工具15が取付られている。ガイド板23と本体21の間には皿ばね24が装着されており工具25が垂直方向に移動できるようにガイドしている。圧電素子22には穴22aが開けられており、穴内に圧電素子の変形量即ちダイヤモンド工具の切り込み量30を検出する静電容量型の変位計34が設けられている。圧電素子へ所定の電圧を印可することにより圧電素子を変形させダイヤモンド工具、即ちダイヤモンド切れ刃をZ軸方向にフィードバック制御するようにされている。
【0024】
即ち、図3に示すように、変位計34により切り込み量30を測定し切り込み量フィードバック信号34aを切り込み量制御装置52へ入力し、指令信号である切り込み量出力53の信号と比較し、圧電素子駆動信号54として増幅器55に入力され、増幅器から圧電素子駆動出力56が出力され圧電素子22を変位させ、切り込み量出力53に応じた切り込み量30をダイヤモンド工具15即ちダイヤモンド切れ刃14に与えるようにされている。かかる圧電素子の制御分解能は数nm(ナノメータ)であり、圧電素子の垂直方向の移動距離は20μm程度、またその最大応答速度は現状1.5kHzと高速である。また、リンク機構等を通して移動距離の拡大、縮小が可能である。
【0025】
さらに、本発明においては、Z軸を固定して微細加工を行う場合は、X,Y軸の位置によりダイヤモンド工具即ちダイヤモンド切れ刃がZ軸方向に所定量切り込み可能にされている。即ち、図3に示すように、X,Y,Z軸制御装置41から出力される微少切削制御開始信号57により切り込み量制御装置(CPU)51が微細加工モードに入るようにされている。微細加工モードに入ったCPU51はX、Y軸位置信号43,44を読み取り、あらかじめ、X,Y軸の座標に対して、切り込み量30が設定又は計算される計算式が格納された切り込み量データテーブル59を参照し、X,Y軸位置信号43,44に応じた切り込み量データを読み取る60。この切り込み量データに基づき切り込み量制御装置52に切り込み量出力53を出力する。
【0026】
前述したように切り込み量制御装置52は切り込み出力に応じてダイヤモンド切れ刃の切り込み量30を制御できるようにされている。X軸テーブルが加工終端に達したとき、X,Y,Z軸制御装置41から終了信号58が送られると切り込み量30をマイナス、又は原位置に復帰させ、X軸テーブル位置を戻す。次にY軸テーブルを所定量移動させ、再度制御開始信号57によりX軸テーブルを加工方向に動かし微細加工を行うようにされる。これを繰り返し行い所定形状を加工できるようにされている。従って、X,Y軸位置信号に応じた切り込み量30を与えることができる。終了信号58により加工を終了する。なお、前述のようにX軸Y軸は別々でも良いが、同時に移動させながら微細加工を施してもよいことはいうまでもない。
【0027】
X,Y軸の切り込み量のデータに従い切り込み量を変化させれば、深い溝や浅い溝をワーク上に形成することができる。圧電素子は非常に応答性が早いので、例えば10μm程度の高さの微少角錐を、連続して成形することも可能である。また、数μm程度の深さと長さの溝を間隔をおいて形成することも可能である。これにより種々の微細で複雑な加工ができる。なお、テーブル構造や静圧軸受構造等本実施例に限らず種々の形態が可能であることはいうまでもない。
【0028】
かかる表面加工機を用いて金型に模様を形成する場合について説明する。まず、微少高速工具位置決め装置20を待避させ、通常のバイトを工具送り装置10に取付け、X軸テーブル4上のワーク3をX軸方向に移動させながら、Y軸テーブルをY軸方向に順次移動させワーク表面を平面又は所定形状に加工する。次に、微少高速工具位置決め装置20をセットし、工具送り装置(Z軸)の位置決めを行う。次にX軸テーブル4を加工方向に移動させながら、CPU51、切り込み量制御装置52等により微少高速工具位置決め装置20の切り込み量を制御し、微少加工をする。加工方向で送りが完了したら切り込み量をゼロ又はマイナスにして、逆方向にX軸テーブル4を戻し、Y軸テーブル9をY軸方向に所定量移動させ、再度X軸テーブルを加工方向に移動させながら、微少高速工具位置決め装置20の切り込み量30を制御する。これを繰り返すことで複雑な溝や形状を形成でき、例えば文字等も溝の集合として表現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施の形態を示す表面加工機を模式化した斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態で用いる微少工具位置決め装置の説明図である。
【図3】図2の微少高速工具位置決め装置の制御方法を示すブロック線図である。
【符号の説明】
【0030】
1 表面加工機
2 基台
3 ワーク
4 X軸テーブル
8 門型コラム
9 Y軸テーブル
10 工具送り装置
10a 工具取付け部
12 リニアモータ
14 切れ刃
15 工具
20 微少高速工具位置決め装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台上を水平X軸方向に移動可能にされたワークが載置されるX軸テーブルと、前記基台上に固定され前記X軸テーブルの上方に配置された門型コラムと、前記門型コラムに設けられ前記水平X軸とは直角方向の水平Y軸方向に移動可能にされたY軸テーブルと、前記Y軸テーブルに設けられ垂直(Z軸)方向に移動可能にされた工具送り装置と、前記工具送り装置に設けられ工具取付け部が垂直方向に微少高速変位制御可能にされた微少高速工具位置決め装置と、前記微少高速工具位置決め装置に取付られた先端に切れ刃を有する工具と、を備え、前記工具送り装置のZ軸の位置を固定したまま、前記X軸又は/及びY軸を移動させ前記微少高速工具位置決め装置と工具により垂直方向の微少加工を行えるようにされていることを特徴とする表面加工機。
【請求項2】
前記高速位置決め装置の垂直方向の移動距離は20μmであることを特徴とする請求項1記載の表面加工機。
【請求項3】
前記X軸及びY軸テーブルは、水平方向及び移動方向に沿った垂直面方向を静圧軸受にて保持され、リニアモータ駆動されており、前記工具送り装置は静圧ねじにて保持され、静圧ねじに接続されたサーボモータにより駆動され垂直方向に移動・位置決め可能にされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の表面加工機。
【請求項4】
前記加工機で加工されるワークは導光板であることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の表面加工機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−123087(P2006−123087A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−314951(P2004−314951)
【出願日】平成16年10月29日(2004.10.29)
【出願人】(000005197)株式会社不二越 (625)
【Fターム(参考)】