説明

観賞植物の商品仕立構造

【課題】 種々の観賞植物等に関する生産から消費者の段階にいたる問題を考慮してなされたものであって、各段階において合理的な取り扱いができる手法を提供しようとするものである。
【解決手段】 本発明の観賞植物の商品仕立構造は、培養資材を入れた育生ポット11と、この育生ポット11において育生される観賞植物10と、前記育生ポット11に差し込まれ前記観賞植物10を囲むようにして支える複数本の支柱13とを具え、前記各支柱13はその上端近くを環状の固定リング15で自由開口部Fを確保するように連繋状態に保持され、且つこの固定リング15には、その一部が分断自在に構成されていることを特徴として成るものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばクレマチスなどの観賞植物を商業的に流通させるにあたって適切な形態とした商品仕立構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
観賞植物のひとつとしてクレマチスの人気が高まっているが、これを商品として供給するに当っては、生産者の育苗段階、物流段階、小売段階、愛好者による育生段階のそれぞれ段階での合理性を考慮しなければならない。特にクレマチスのような蔓系の観賞植物の場合、その仕立状態、成長状態等に合わせて種々の工夫を要する。
【0003】
第一に生産者の育苗段階では、次のような配慮が必要である。例えば、クレマチスの場合は差し芽等の育苗から約2年で出荷に至ることが多く、蔓系観賞植物に因み茎を保持することが必然的に求められる。このため通常クレマチスの商品形態は、育生ポットで栽培されながら、成長につれその成長形態を維持できるような支柱が育生ポットに差し立てられていた。従来この支柱は、最小限1本であったが、安定的な支持のために茎を囲むように例えば3本立ち上げられ、且つそれらの先端を纏めるように集中させて、針金で縛ったり、キャップ状の止め具で固定することが行われていた。しかしながら、このように複数の支柱頂部があたかも閉じられた状態にあると、成長が早い個体の場合には自由な上方への伸長が阻まれる場合があった。
もちろんこれを回避するには、支柱の上方が広がった朝顔等の仕立てに見られる、いわゆる行灯仕立とすることを考慮しうるが、この場合には次の流通段階における不都合が、回避できない。
【0004】
即ち、第二の流通段階における配慮は、次のようなものである。
一般に大量に育生された観賞植物は、小売店、量販店等にダンボールに箱詰められてトラック輸送されるが、このとき例えば2個×3列の6個を一単位として、これらをトレーに支持し、トレー外形にあった形状のダンボールに対し、開口した上方からトレーごと差し入れる収納が行われる。
そのとき、個々の成長途中の芽が絡んだりしないこと、更にダンボール箱にスムーズに入り込むようにすることが必要となっている。このようなことを考慮すると、前述の行灯タイプの支柱構造では、必ずしも好ましくない。
【0005】
更に、第三の小売段階での必要な配慮は以下のとおりである。もちろん、成長し続ける芽の保護、店頭での芽の絡みつき等の問題が生じることはもちろんであるが、更に現実に客に購入を促す点では、商品ラベルの見易さ、更には実際のレジチェックの際のバーコードの読み込みがし易いこと等が求められる。
この点について従来は、ラベルについては各別の工夫はなく、多くは札が吊り下げられていたり、ラベルが育生ポットの培養材等に差し込まれていたりするに過ぎず、各別の工夫はされていない。
【0006】
更に、最終消費者である愛好者の段階では、次のような改良が必要である。即ち当然ながら植勢が維持がされたものが供給されなければならないが、それと共に愛好者の好みや環境に適した仕立てができるような自由度が発揮されることが要求されてくる。因みに、前述の支柱を上方で束ねたような形態であると育生の自由度が無かったり、そのような束ね状態を解除した場合には、何らかの手段でもとからあった支柱を生かすとすれば、それの保持ないしは再結束をしなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような観賞植物等に関する生産から消費者の段階にいたる種々の問題を考慮してなされたものであって、各段階において合理的な取り扱いができる手法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の観賞植物の商品仕立構造は、培養資材を入れた育生ポットと、この育生ポットにおいて育生される観賞植物と、前記育生ポットに差し込まれ前記観賞植物を囲むようにして支える複数本の支柱とを具え、前記各支柱はその上端近くを環状の固定リングで自由開口部を確保するように連繋状態に保持され、且つこの固定リングには、その一部が分断自在に構成されていることを特徴として成るものである。
【0009】
請求項2記載の観賞植物の商品仕立構造は、前記要件に加えて、前記固定リングにおける囲み寸法については、各支柱の基部における囲み寸法よりも小さいことを特徴として成るものである。
【0010】
請求項3記載の観賞植物の商品仕立構造は、前記要件に加えて、前記支柱に対し、商品ラベルが取り付けられるものであり、この商品ラベルは上下に支柱の通し穴を具え、且つこの通し穴は、緩係止構造を有することを特徴として成るものである。
【0011】
請求項4記載の観賞植物の商品仕立構造は、前記要件に加えて、前記商品ラベルについては、支柱上方に設けられることを特徴として成るものである。
【0012】
請求項5記載の観賞植物の商品仕立構造は、前記要件に加えて、前記商品ラベルについては、電磁的読取処理用の商品識別マークが設けられていることを特徴として成るものである。
【0013】
請求項6記載の観賞植物の商品仕立構造は、前記要件に加えて、前記観賞植物として選択されるものついては、クレマチスを含んだ蔓系観賞植物であることを特徴として成るものである。
【発明の効果】
【0014】
まず請求項1記載の発明によれば、育生ポットで成長する観賞植物がその支柱に対し支持されながら、その上端においては自由開口部を通って成長することができ、且つその固定リングの一部が分断自在に構成されていることから、観賞植物が成長途中で固定リングの内側を通らない場合であっても、固定リングの一部を外して、茎をその内部に納めて安定した保持を行うことが可能である。
【0015】
また請求項2記載の発明によれば、自由開口部の囲み寸法は、各支柱の基部における囲み寸法より小さいことから全体として上窄まり状となり、成長して枝、葉等が成長する植物であっても、輸送用ダンボール等を利用して物流段階への準備をする際に、互いの苗の絡みつき、あるいは段ボールへの接触による苗の損傷を防止することができる。
【0016】
また請求項3記載の発明によれば、商品ラベルは支柱を利用して緩係止状態に固定されるから、店頭での商品ディスプレイ等にあたって購買者に見易い位置に設定でき、且つレジチェック時においても、例えばバーコードリーダーによる読み込み作業が確実に行われる。
【0017】
また請求項4記載の発明によれば、通常店頭において基床面に置かれ、客から見えにくくなりがちな商品ラベルを、可能な限り上方に位置させて、且つ上方において特に支柱が窄まり状に傾斜していることに伴って、商品ラベル自体も上面に向けられるような状態に傾斜することとなるから、客がその内容を看取し易く、購買意欲を惹起し、販売促進に資する。
【0018】
また請求項5記載の発明によれば、比較的安定的に固定されている商品ラベルに対し、バーコード等の商品識別マークが設けられていることから、レジチェックにおける処理作業も確実に行い得る。
【0019】
また請求項6記載の発明によれば、クレマチスを含む蔓系植物の仕立てとして、より適切な手法が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明を実施するための最良の形態は、以下述べる実施例をその一つとするものであると共に、この技術思想に基づく種々の改良した実施例も含むものである。
【実施例】
【0021】
以下、本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明する。
まず符号1は、本発明たる観賞植物の商品仕立構造を具えた仕立商品である。
またこのものは、一例として育苗段階から既に例えば2個×3列に計6個載せることができるトレー2を適用し6個を一体で商品を取り扱うようにし、更にこの一個のトレー2ごとに、ダンボール箱3に箱詰めした状態で車両輸送に備えることも可能である。因みにこの2個一組を同種の観賞植物とし、各列ごとに種類の異ならせて供給することも、現実の商品流通形態としては好ましい。なお符号5は、育生段階における育生棚である。
【0022】
まず、仕立商品1について説明する。
符号10は、観賞植物であり、例えば蔓形のクレマチスをその一例とする。
この観賞植物10は、簡易の育生ポット11に培養材が充填され、そこに差し芽等により植えつけられて、2年ほど生産者段階で育苗される。この育生ポット11には、樹脂製、または金属芯材に樹脂等で被覆した園芸用の支柱13が差し立てられるものであり、一例として3本の支柱が観賞植物10を囲むように立てられる。
【0023】
そしてこの各支柱13の上端は、固定リング15によって連繋されると共に、この固定リングによって自由開口部Fが確保される。この固定リング15について説明すると、このものは、充分な弾性を有する樹脂素材で構成されるものであり、環状部151に対し、係止部152が設けられている。この固定リング15は、完全な円形、角形等の環状を当初から取るものではなく、分断自在に構成されるものであり、一例として一対の係止部152を分断部としている。即ち係止部152は、中間係止部152aと端部係止部152bとにより構成されるものであり、中間係止部152aは前記支柱13の一本を選択して、やや弾性的に嵌め込まれるとともに端部係止部152bにおいては、それぞれが共通の支柱13に対し圧嵌され、全体としては円環状に構成されている。
【0024】
そして、成長途中の観賞植物10の蔓は、支柱13の適宜の位置に保持されながら成長し、商品の出荷段階ではその先端部が固定リング15の自由開口部Fから僅かに出る程度の成長状態となり、更に支柱13を利用して商品ラベル16が設けられる。またこの自由開口部Fの直径D0は、各支柱13の基部によって構成される基部径D1より小さい。結果的に各支柱13により構成されるあたかも籠状の支柱枠体は、全体としてみると上窄まり状となる。
【0025】
この商品ラベル16は、その上下に通し穴161を設けるものであり、ここに前記支柱13が嵌通してその取り付けが図られる。この通し穴161は、やや大径の挿着開始部161aと、それより上下の端部に寄った部位に連続されて設けられる小径の緩係止部161bとを具えた、いわば瓢箪型状の穴の形状を一例として採る。また、商品ラベル16の表面には、一般的な商品説明を示す商品表示部があり、花の咲いた状態の図柄等の商品説明とともに、消費者の購買意欲をそそるような広告効果的な表示がされている。更に商品表示部ともに表品ラベル16の表面には、例えばバーコード等の商品識別マーク163が設けられる。そして商品ラベル16は、支柱13に取り付けられるに当り、例えばその上方に設けられるものであり、商品ラベル16全体が表面を外湾曲面として弓状に湾曲させた状態で支柱13に対して通し穴の挿着開始部を嵌め込み、その後商品ラベル16全体を上下に引き伸ばすように取り付ける。このようにしたときには、小径の緩係止部161bが直接支柱13を咥え込むような状態となり、支柱13に対して商品ラベル16がほぼ固定された緩係止状態で取り付けられる。
【0026】
本発明の観賞植物の商品仕立構造を具えた仕立商品1は、以上述べたような形態をとるものであり、以下順次生産段階から物流段階等に至る間の作用効果を説明する。
【0027】
〔I. 生産段階〕
まず図2に示すように、適宜の密閉、あるいは半密閉状態の育生ハウスの環境で、育生棚5上に多数の育生ポット11を並べて、例えば観賞植物10としてクレマチスの場合、差し芽によってその繁殖を図る。
育生ポット11は、この際支柱13が立てられ、本発明の特徴として支柱13の上端部は固定リング15によって、固定された状態となっている。このような状態で、観賞植物10の苗が成長すると、その途中で適宜の園芸用細針金状の結束バンドにより、支柱13の一部に案内されてその成長を待つ。
この段階で既にトレー2に対し、流通時の扱い個数と同じ個数、例えば2個×3列の6個の育生ポット11が配置されていれば、更に後の箱詰め作業を合理的に行うことができる。
このとき固定リング15の径は、支柱13の基部の開口寸法より小さい場合には、やや上窄まり状となるものの自由開口部Fが充分に確保されていることから、観賞植物10の成長に当っても、その自由開口部Fから成長端部が上方に伸び、円滑な生育が期待できる。
もちろんこの際に、育生ポット11ごとの固体によっては観賞植物10が自由開口部Fから外れて外側に成長する場合があるが、その場合でも固定リング15は、その途中が分断自在になっているから、一旦固定リング15を開けるようにして、観賞植物10の成長端部を自由開口部Fの内側に導きいれることが可能である。いずれにせよ、自由開口部Fの存在により観賞植物10の成長を阻害することがない。
【0028】
〔II. 流通段階〕
次いで流通段階においては、図3に示すように一例としてトレー2を一単位としてこれをダンボール箱3に箱詰めする。この作業自体は、人手により行うことが観賞植物10の保護を考慮すると好ましい。通常は、トレー2を保持しながら、ダンボール箱3の上方からその中に差し入れるようにするものである。
このとき、観賞植物10は、それぞれ支柱13に案内されて、且つ自由開口部Fから成長している状態であるから、個々の育生ポット11の中心に成長した茎が案内されており、それぞれ隣接するものとの絡み合いが生じていない。加えて、最外周部においても図1に示すように支柱13は、上方がやや内窄まり状となっているから、ダンボール箱3の側面より内側に充分寄っており、支柱13がダンボール箱3と接触することがないことから円滑に荷役作業が行える。
このようにして、トラック等の輸送機関により、小売段階の商店に搬送される。
【0029】
〔III.小売段階〕
小売段階にあっては、特に既に述べた生産段階、流通段階のメリットが発揮されるほか、商品性をよりアピールするための商品ラベル16がやや上向き状態に高い位置にセットされていることから、いわばそのラベルが消費者に目立つような形態となっており、商品の指標力をより高めるものである。しかも商品ラベル16は、支柱13に対していわばしっかりとした状態で緩係止状態に固定されており、従ってレジチェックの際も、商品ラベル16の商品識別マーク163に対し読み取り装置を当て易くなっており、レジ作業も行い易くなっている。
【0030】
〔IV.購入者段階〕
購入者段階では、適宜鉢植、路地植で栽培するものであるが、いずれにせよ支柱13は、自由開口部Fが具えられているため、このまま特に支柱13の先端の閉じ合わせを解除する等の作業を必要とせず、そのまま成長させることが可能である。
以上述べたように、各利用段階において、本発明の観賞植物の商品仕立構造はその合理的な扱い易さを発揮している。
【0031】
〔他の実施例〕
本発明は、以上述べた実施の形態を一つの基本的な技術思想とするものであるが、本発明の作用効果をもたらす固定リング15については、更に次のような改変が考えられる。
まず図5(a)に示すように、自由開口部Fを適宜の径に設定できるように、係止部152を幾つか複数設けるようにしたものである。
また図5(b)に示すものは、固定リング15を1本の要素で形成するものであるが、その分断位置を支柱13の固定部とせずに別途その中間に設けたものである。固定リング15の両端部には、嵌め合わせ係合のノックピン部153aと受け入れ孔部153bを設けるようにしたものである。
【0032】
また図5(c)に示すものは、固定リング15を構成するリング要素15aがそれぞれ支柱13の間隔ごとに一本ごと用意されたものであり、実際に用いるときは、例えば3本支柱の場合には、3本の固定リング要素を用いるものである。また、この場合においても係止部152を何段階に用意しておき、自由開口部Fの径の選択ができるようにしてもよい。
【0033】
更に商品ラベル16についても、先に述べた実施例に限られるものではない。例えば図6(a)に示すように通し穴161のバリエーションとして、緩係止状態に止められるものであればよいものであって、通し穴161自体を単なるスリット状切り込みとしてもよい。もちろん、既に述べた小径の緩係止部161bに変えて、図6(b)に示すように単に小径部とせずに、三角形状とするなどして商品ラベル16の一部が支柱13を咥え込むような形態となるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の観賞植物の商品仕立構造を具えた仕立商品を示す斜視図ならびに固定リングと支柱との係止状態を示す拡大斜視図である。
【図2】本発明の観賞植物の商品仕立構造を具えた仕立商品の生産段階における状態を示した斜視図である。
【図3】本発明の観賞植物の商品仕立構造を具えた仕立商品の流通段階における状態を示した斜視図である。
【図4】本発明の観賞植物の商品仕立構造を具えた仕立商品の小売段階における状態を示した斜視図である。
【図5】本発明の固定リングに関する他の実施例を示した斜視図である。
【図6】本発明の商品ラベルに関する他の実施例を示した斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
1 観賞植物の商品仕立構造を具えた仕立商品
2 トレー
3 ダンボール箱
10 観賞植物
11 育生ポット
13 支柱
15 固定リング
15a リング要素
151 環状部
152 係止部
152a 中間係止部
152b 端部係止部
153a ノックピン部
153b 受け入れ孔部
16 商品ラベル
161 通し穴
161a 挿着開始部
161b 緩係止部
163 商品識別マーク
D0 自由開口部の直径
D1 基部径
F 自由開口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
培養資材を入れた育生ポットと、この育生ポットにおいて育生される観賞植物と、前記育生ポットに差し込まれ前記観賞植物を囲むようにして支える複数本の支柱とを具え、前記各支柱はその上端近くを環状の固定リングで自由開口部を確保するように連繋状態に保持され、且つこの固定リングには、その一部が分断自在に構成されていることを特徴とする観賞植物の商品仕立構造。
【請求項2】
前記固定リングにおける囲み寸法は、各支柱の基部における囲み寸法よりも小さいことを特徴とする前記請求項1記載の観賞植物の商品仕立構造。
【請求項3】
前記支柱に対し、商品ラベルが取り付けられるものであり、この商品ラベルは上下に支柱の通し穴を具え、且つこの通し穴は、緩係止構造を有することを特徴とする前記請求項1または2記載の観賞植物の商品仕立構造。
【請求項4】
前記商品ラベルは、支柱上方に設けられることを特徴とする前記請求項1、2または3記載の観賞植物の商品仕立構造。
【請求項5】
前記商品ラベルは、電磁的読取処理用の商品識別マークが設けられていることを特徴とする前記請求項1、2、3または4記載の観賞植物の商品仕立構造。
【請求項6】
前記観賞植物として選択されるものは、クレマチスを含んだ蔓系観賞植物であることを特徴とする前記請求項1、2、3、4または5記載の観賞植物の商品仕立構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−278799(P2008−278799A)
【公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−125967(P2007−125967)
【出願日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【出願人】(501025207)株式会社クレマコーポレーション (1)
【Fターム(参考)】