説明

踵保護靴下

【課題】皺が寄りにくく、だぶつきもなく、破損のおそれを解消し、且履き心地も良好で、商品寿命も延長して経済的効果をも発揮できる踵保護靴下を提供する。
【解決手段】靴下aの踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2の上方部位に、接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に保温保湿用上方フィルムdを付着し、前記上方フィルムfの周縁部6bと接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部1の内側2の下方部位に、別設の接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に保温保湿用下方フィルムeを付着し、前記下方フィルムeの周縁部6cと、接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、踵保護靴下の分野に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、踵保護靴下として、特公平7−49601特許公報が開示されている。
【0003】
この開示の踵保護靴下は、靴下において、一番痛み易い踵部分が丈夫で且踵のひび割れ、かさかさ荒れなどをも防止する踵保護靴下に係るものである。
【0004】
そして、この開示の踵保護靴下は、靴下の踵付近もしくは足底部を隠蔽する部分の内側に、一枚の広くて薄いフィルムを周縁部のみを靴下に被着して残り全体を遊離状態に介在せしめるものであった。
【0005】
さらに、第2に、従来踵保護靴下として、特許第2617819号特許公報が開示されている。
【0006】
この特許公報に開示の踵保護靴下は、前記特公平7−49601特許公報と同じ特許出願人であって、従来の踵保護靴下よりも、より秀れた踵部分の保護と、肌に優しく踵のひび割れやかさかさ荒れなどを防止する経済性のある靴下を提供するものである。
【0007】
そのため、靴下の踵部分が当る一番痛み易い部分に、当布の一面に一枚の薄い合成樹脂フィルムを被着して通気性を遮断し、靴下の踵隠蔽部の内側に接着し、当布の内側を靴下地と遊離したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特公平7−49601特許公報
【特許文献2】特許第2617819号特許公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来開示の特公平7−49601特許公報の踵保護靴下は、前記したとおり、靴下の中で一番痛み易い踵部分のひび割れ、かさかさ荒れなどを防止するのに、一枚の広くて薄いフィルムをフィルムの周縁部のみを靴下に被着して残り全体を遊離状態に介在せしめるものであった。
【0010】
そのため、靴下の内側に被着する薄いフィルムでは、フィルムの周縁部のみが靴下に被着して残り全部が遊離状態になって空気が貯り、一枚の薄いフィルムと靴下の内側が、ぴったりフィットせず、ましてや、頻繁に行われる洗濯と該靴下を履き続けている中に、前記薄いフィルムに皺が寄ったり、だぶついたりする恐れがあった。
【0011】
さらに、前記のように靴下の内側に被着した薄いフィルムに、皺が寄り、だぶつくと、履いている中に破れたりして商品寿命が短命となるおそれがあった。
【0012】
また、前記のように靴下の内側に被着した薄いフィルムに皺が寄り、だぶつくと、履き心地も良くないし、違和感があった。
【0013】
さらに、従来開示の特許公報の踵保護靴下も、前記した特公平7−49601特許公報の踵保護靴下と同じく、一枚の広くて薄いフィルムをフィルムの周縁部のみを靴下に被着して残り全体を遊離状態に介在せしめるものであった。
【0014】
そのため、前記開示の踵保護靴下と同じように履き心地も良くなく、且履いていても違和感があった。さらに商品寿命も短く経済性がそこなわれていた。
【0015】
また、従来開示の特許公報の踵保護靴下において使用されている一枚の薄いフィルムに皺が寄ったり、だぶつきが発生する原因は、薄いフィルムと靴下生地の伸縮率の差異によるものである。すなわち、一般的に靴下踵の形状は、身体の踵部位にそうよう、図24に図示されているように立体形状に編成されている。従って踵隠蔽部1の内側2に接着フィルムを付着し、前記フィルムの上方に一枚の保温保湿用フィルムをのせ、前記保温保湿用フィルムの周縁部と前記接着フィルムとの接着による皺やだぶつきは、靴下生地の伸びや立体形状による余裕に対して、保温保湿用フィルムの伸びの方が左程なく、小さくこれが原因で皺やだぶつきのために踵にフィットしなくなり履き心地が悪かった。
【0016】
しかるに、本発明は、従来のような一枚の薄いシートを使用せずに、靴下の編上げ時に発生するゴアラインの上方部と下方部の踵隠蔽部の内側に、2枚に区分けされた前記ゴアラインに沿って所定の形状に裁断された一方の薄い上方フィルムと、前記上方フィルムと同形状の他方の薄い下方フィルムを、前記両フィルムの周縁部のみを所定の高温度のヒートセットにより接着し、残り全体を遊離状態に接着せしめることによって、皺が寄りにくく、だぶつきもなく、破損のおそれを解消し、且履き心地も良好で、商品寿命も延長して経済的効果をも発揮できるようにした。
【0017】
さらに、本発明は、前記のように2枚に区分けした対称的な薄い上下方フィルムを靴下隠蔽部の内側にヒートセットにて接着することによって、1枚の広くてぐにゃぐにゃしている薄いフィルムを踵隠蔽部の内側の靴下生地に被着させる作業よりも、コンパクト化によるぐにゃぐにゃ感が解消され、その接着作業が良好で、前記2枚のフィルムが身体の踵部位に確実に密着されるようになった。
【0018】
また、本発明は、2枚に区分けした薄い上下方フィルムを靴下に接着することによって、前記フィルムへの皺の寄りをしにくくした。
【0019】
さらに本発明は、薄い上下方フィルムを従来の1枚の広くて薄いフィルムよりも、形状をコンパクトに形成することによって、靴下へ接着しても皺が寄ったり、だぶついたりしていたものが、踵隠蔽部にぴったりと接着してより一層水分が逃げにくく保温保湿力を十分に確保できるように改良した。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、靴下aの踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2の上方部位に、接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に保温保湿用上方フィルムdを付着し、前記上方フィルムfの周縁部6bと接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部1の内側2の下方部位に、別設の接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に保温保湿用下方フィルムeを付着し、前記下方フィルムeの周縁部6cと、接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下である。
【0021】
上記課題を解決するための手段として、請求項2に記載の発明は、2重編み靴下aを構成する内側靴下部3と外側靴下部4のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2もしくは外側2bの上方部位に、接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に保温保湿用上方フィルムdを付着し、前記上方フィルムdの周縁部6bと、接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部1の内側2の下方部位に、別設の接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に保温保湿用下方フィルムeを付着し、前記下方フィルムeの周縁部6cと前記接着フィルム5の接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下である。
【0022】
上記課題を解決するための手段として、請求項3に記載の発明は、靴下aの踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2の上方部位に、接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に前記接着フィルム5よりも小形状にして、且前記接着フィルムfの接着部16の中間部位に外周部10aが位置する状態に重合可能な保温保湿用上方フィルムbを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムbの上方に前記接着フィルムfと同形状の保温保湿用上方フィルムdを付着し、前記上下方フィルムb、dの周縁部6、6bと、接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部1の内側2の下方部位に、別設の接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に且前記接着フィルムfよりも小形状にして、且前記接着フィルムfの接着部16の中間部位に外周部10aが位置する状態に重合可能な保温保湿用下方フィルムcを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムcの上方に前記接着フィルムfと大きさが同形状の保温保湿用上方フィルムeを付着し、前記下方フィルムc、eの周縁部6、6aと、接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下である。
【0023】
上記課題を解決するための手段として、請求項4に記載の発明は、2重編み靴下aを構成する内側靴下部3と外側靴下部4のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2もしくは外側2bの上方部位に、接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に前記接着フィルムfよりも小形状にして、前記接着フィルムfの接着部16の中間部位に外周部10aが位置する状態に重合可能な保温保湿用上方フィルムdを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムbの上方に前記接着フィルムfと同形状の保温保湿用上方フィルムdを付着し、前記上下方フィルムb、dの周縁部6、6bと、接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部1の内側2の下方部位に、別設の接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に前記接着フィルム5よりも小形状にして、且前記接着フィルムfの接着部16の中間部位に外周部10aが位置する状態に重合可能な保温保湿用下方フィルムcを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムcの上方に前記接着フィルムfと大きさが同形状の保温保湿用上方フィルムeを付着し、前記上下方フィルムc、eの周縁部6、6aと前記接着フィルム5の接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下である。
【0024】
上記課題を解決するための手段として、請求項5に記載の発明は、靴下aの踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2の上方部位に、接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に保温保湿用上方フィルムdを付着し、且前記接着フィルムdの上方に肌触り強度を良くする為に前記保温保湿用上方フィルムbと同形状の上方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布gを付着し、前記上方織布gの周縁部6dと前記上方フィルムdの周縁部6cと前記接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、靴下aの踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2の下方部位に、接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に保温保湿用下方フィルムeを付着し、且前記接着フィルムeの上方に肌触り強度を良くする為に前記保温保湿用上方フィルムdと同形状の下方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布hを付着し、前記下方織布hの周縁部6eと前記下方フィルムeの周縁部6cと下方織布hの周縁部6eを靴下aに接着して残り全体を遊離状態に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下である。
【0025】
上記課題を解決するための手段として、請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の接着フィルムfと、保温保湿用上方フィルムd、eと上方及び下方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布g、hが、二重編み靴下aを構成する内側靴下aを構成する内側靴下部3と外側靴下部4のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2もしくは外側2bの上方部位と下方部位に付着せしめることを特徴とする踵保護靴下である。
【0026】
上記課題を解決するための手段として、請求項7に記載の発明は、靴下aの踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2の上方部位に、ポリエステル又はナイロン織布の片面にポリウレタンフィルムをラミネート加工の上に接着用としてホットメルト加工を施した上方保温保湿接着用シートiを付着し、且前記上方保温保湿接着用シートiを靴下aの内側に全面接着すると共に、前記踵隠蔽部1の内側2の下方部位に、ポリエステル又はナイロン織布の片面にポリウレタンフィルムをラミネート加工を施し、前記ラミネート加工の上に接着用としてホットメルト加工を施した下方保温保湿接着用シートjを付着し、且前記下方保温保湿接着用シートjを靴下aの内側に全面接着することを特徴とする踵保護靴下である。
【0027】
上記課題を解決するための手段として、請求項8に記載の発明は、前記請求項7に記載の上下保温保湿接着用シートi、jが、二重編み靴下aを構成する内側靴下aを構成する内側靴下部3と外側靴下部4のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2もしくは外側2bの上方部位と下方部位に付着せしめることを特徴とする踵保護靴下である。
【0028】
上記課題を解決するための手段として、請求項9に記載の発明は、請求項1又は同2又は同3又は同4に記載の前記2枚の保温保湿用上下方フィルムb、c、dと前記2枚の接着フィルムf、fは、対称的に形成されていることを特徴とする踵保護靴下である。
【0029】
上記課題を解決するための手段として、請求項10に記載の発明は、請求項5又は同6に記載の前記2枚の保温保湿用上下方フィルムd、eと2枚の織布g、hは、対称的に形成されていることを特徴とする踵保護靴下である。
【0030】
上記課題を解決するための手段として、請求項11に記載の発明は、請求項7又は同8に記載の前記2枚の保温保湿接着用シートiは、対称的に形成されていることを特徴とする踵保護靴下である。
【0031】
上記課題を解決するための手段として、請求項12に記載の発明は、請求項1又は同2又は同3又は同4又は同5又は同6又は同7又は同8又は同9又は同10又は同11に記載の保温保湿用上方フィルムb、dと保温保湿用下方フィルムc、eと上下方織布g、hと上方保温保湿接着用シートiと下方保温保湿接着用シートjを踵隠蔽部1の上方部位と下方部位に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下である。
【発明の効果】
【0032】
請求項1記載の発明は、靴下の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側の上方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用上方フィルムを付着し、前記上方フィルムの周縁部と接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部の内側の下方部位に、別設の接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用下方フィルムを付着し、前記下方フィルムの周縁部と、接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめる踵保護靴下なので、従来の一枚の薄い上下方フィルムを接着使用するのに代えて、コンパクトな形状に区分けした2枚の薄い上下方フィルムを踵隠蔽部の内側に接着せしめることによって、フィルムへの皺寄りと、だぶつきを防止して、踵の保温性と保湿性を長期にわたり確保し、且履き心地が良好で商品寿命も従来品に比し著しくアップせしめる利点がある。
【0033】
さらに、本発明は従来の一枚の広いシートに代えて、区分けした2枚の薄い上下方フィルムを靴下のゴアラインに沿って接着するようにしたので、作業者らに接着位置の目安がたって作業が仕易くなり、作業能率を著しく向上せしめると共に、安価に商品を提供できる利点がある。
【0034】
請求項2に記載の発明は、2重編み靴下を構成する内側靴下部と外側靴下部のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側もしくは外側の上方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用上方フィルムを付着し、前記上方フィルムの周縁部と、接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部の内側の下方部位に、別設の接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用下方フィルムを付着し、前記下方フィルムの周縁部と前記接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめる踵保護靴下なので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
【0035】
請求項3に記載の発明は、靴下の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側の上方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に前記接着フィルムよりも小形状にして、且前記接着フィルムの接着部の中間部位に外周部が位置する状態に重合可能な保温保湿用上方フィルムを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムの上方に前記接着フィルムと同形状の保温保湿用上方フィルムを付着し、前記上下方フィルムの周縁部と、接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部の内側の下方部位に、別設の接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に且前記接着フィルムよりも小形状にして、且前記接着フィルムの接着部の中間部位に外周部が位置する状態に重合可能な保温保湿用下方フィルムを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムの上方に前記接着フィルムと大きさが同形状の保温保湿用上方フィルムを付着し、前記下方フィルムの周縁部と、接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめる踵保護靴下なので、請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
【0036】
請求項4に記載の発明は、2重編み靴下を構成する内側靴下部と外側靴下部のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側もしくは外側の上方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に前記接着フィルムよりも小形状にして、前記接着フィルムの接着部の中間部位に外周部が位置する状態に重合可能な保温保湿用上方フィルムを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムの上方に前記接着フィルムと同形状の保温保湿用上方フィルムを付着し、前記上下方フィルムの周縁部と、接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部の内側の下方部位に、別設の接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に前記接着フィルムよりも小形状にして、且前記接着フィルムの接着部の中間部位に外周部が位置する状態に重合可能な保温保湿用下方フィルムを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムの上方に前記接着フィルムと大きさが同形状の保温保湿用上方フィルムを付着し、前記上下方フィルムの周縁部と前記接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめる踵保護靴下なので、請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
【0037】
請求項5に記載の発明は、靴下の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側の上方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用上方フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に肌触り強度を良くする為に前記保温保湿用上方フィルムと同形状の上方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布を付着し、前記上方織布の周縁部と前記上方フィルムの周縁部と前記接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、靴下の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側の下方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用下方フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に肌触り強度を良くする為に前記保温保湿用上方フィルムと同形状の下方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布を付着し、前記下方織布の周縁部と前記下方フィルムの周縁部と下方織布の周縁部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめる踵保護靴下なので、請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
【0038】
請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の接着フィルムと、保温保湿用上方フィルムと上方及び下方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布が、二重編み靴下を構成する内側靴下を構成する内側靴下部と外側靴下部のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側もしくは外側の上方部位と下方部位に付着せしめる踵保護靴下なので、請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
【0039】
請求項7に記載の発明は、靴下の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側の上方部位に、ポリエステル又はナイロン織布の片面にポリウレタンフィルムをラミネート加工の上に接着用としてホットメルト加工を施した上方保温保湿接着用シートを付着し、且前記上方保温保湿接着用シートを靴下の内側に全面接着すると共に、前記踵隠蔽部の内側の下方部位に、ポリエステル又はナイロン織布の片面にポリウレタンフィルムをラミネート加工を施し、前記ラミネート加工の上に接着用としてホットメルト加工を施した下方保温保湿接着用シートを付着し、且前記下方保温保湿接着用シートを靴下の内側に全面接着する踵保護靴下なので、請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
【0040】
請求項8に記載の発明は、前記請求項7に記載の上下保温保湿接着用シートが、二重編み靴下を構成する内側靴下を構成する内側靴下部と外側靴下部のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側もしくは外側の上方部位と下方部位に付着せしめる踵保護靴下なので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
【0041】
請求項9に記載の発明は、請求項1又は同2又は同3又は同4に記載の前記2枚の保温保湿用上下方フィルムと前記2枚の接着フィルムは、対称的に形成されている踵保護靴下なので、請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
【0042】
請求項10に記載の発明は、請求項5又は同6に記載の前記2枚の保温保湿用上下方フィルムと2枚の織布は、対称的に形成されている踵保護靴下なので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
【0043】
請求項11に記載の発明は、請求項7又は同8に記載の前記2枚の保温保湿接着用シートは、対称的に形成されている踵保護靴下なので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
【0044】
請求項12に記載の発明は、請求項1又は同2又は同3又は同4又は同5又は同6又は同7又は同8又は同9又は同10又は同11に記載の保温保湿用上方フィルムと保温保湿用下方フィルムと上下方織布と上方保温保湿接着用シートと下方保温保湿接着用シートを踵隠蔽部の上方部位と下方部位に接着せしめる踵保護靴下なので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明踵保護靴下の正面図である。
【0046】
【図2】同靴下の第1実施例を示す一部切欠拡大正面図である。
【0047】
【図3】同靴下の第2実施例を示す一部切欠拡大正面図である。
【0048】
【図4】同靴下の第3実施例を示す一部切欠拡大正面図である。
【0049】
【図5】同靴下の第4実施例を示す一部切欠拡大正面図である。
【0050】
【図6】同靴下の第5実施例を示す一部切欠拡大正面図である。
【0051】
【図7】同靴下の第6実施例を示す一部切欠拡大正面図である。
【0052】
【図8】同靴下に接着する保温保湿用薄い小型の上方フィルムの正面図を示す図である。
【0053】
【図9】同靴下に接着する保温保湿用薄い小型の下方フィルムの正面図である。
【0054】
【図10】同接着フィルムと同形状の保温保湿用上方フィルムの正面図である。
【0055】
【図11】同接着フィルムと同形状の保温保湿用下方フィルムの正面図である。
【0056】
【図12】同上方織布の正面図である。
【0057】
【図13】同下方織布の正面図である。
【0058】
【図14】同接着フィルムの正面図である。
【0059】
【図15】同第7実施例のラミネート加工とホットメルト加工を施した上方保温保湿接着用シートを示す平面図である。
【0060】
【図16】同図15のシートと同形状の下方保温保湿接着用シートである。
【0061】
【図17】同接着フィルムと保温保湿用フィルムを接着せしめた靴下の一部切欠斜視図である。
【0062】
【図18】同図17の靴下を正面よりみた状態の一部切欠正面図である。
【0063】
【図19】同被嵌プレートに履かせた靴下に接着材フィルムを付着した状態の平面図である。
【0064】
【図20】同図19の接着フィルムに保温保湿用上方フィルムを付着した状態の平面図である。
【0065】
【図21】同図19の靴下の斜視図である。
【0066】
【図22】同図21の靴下の斜視図である。
【0067】
【図23】同靴下に保温保湿用上下方フィルムを加熱接着した状態の斜視図である。
【0068】
【図24】接着フィルムに従来の保温保湿用フィルムを接着せしめた靴下の一部切欠拡大斜視図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0069】
本発明の請求項1〜12に記載の発明に関する実施の形態は共通しているので、以下のとおり一括して図面にもとづいて説明する。
【0070】
本発明は、従来踵保護靴下の踵隠蔽部の内側にヒートセット等により接着していた1枚の薄い保温保湿用フィルムを改良して、従来の薄いフィルムの大きさのものよりもコンパクト化して2枚に区分けし、且同形状と若干小さい小径状タイプの2種類の薄い上下方保温保湿用フィルムd、eを後述する接着材等と共に前記上下方フィルムd、eの周縁部を所定の高温のヒートセットに接着し製造するものである。
【0071】
従って、本発明の前記上下方保温保湿用フィルムd、eの接着個所は、従来の踵保護靴下と変らないが、接着の手法が著しく異なっている。以下順次説明する。
【0072】
本発明は、靴下aが一重もしくは二重に編上げられるときに発生するゴアライン17を前記保温保湿用フィルムb、cを接着するときの基準線にしている。その手法については後述する。
【0073】
本発明において使用する第1の薄い上方フィルムdについて説明すると以下のとおりである。
【0074】
この薄い保温保湿用上方フィルムdは、ポリ塩化ビニール系、ナイロン系、ポリエステル系などの合成樹脂製フィルムを使用する。
【0075】
さらに、前記薄い上方フィルムdの具体的構成を説明する。
【0076】
この薄い保温保湿用上方フィルムdは、外周縁部の形態が図10に図示されているように、直線状底辺7bの左右両端部を所定の角度、例えば45度ないし45度前後の傾斜角度に延設して、所定長さの対称的な左辺8bと右辺9aとを形成する。さらに前記左右辺8b、9bの上方部を基点にして半円状の湾曲部10bを形成し、以上をもって形成されている。
【0077】
他方前記薄い保温保湿用下方フィルムeも、その外周縁部の形態が、図11のように前記薄い上方フィルムdの形状と同形状である。
【0078】
すなわち、直線状底辺7cの左右両端部を所定の角度、例えば45度ないし45度前後の傾斜角度に延設して、所定長さの対称的な左辺8cと右辺9cとを形成する。さらに前記左右辺8c、9cの上方部を基点にして半円状の湾曲部10cを形成し、以上をもって形成されている。
【0079】
上記のとおり、薄い上下方フィルムd、eは、図10、11に図示されているとおり対称的な形状である。
【0080】
また前記上下方フィルムd、eは、底辺7b、7cと左辺8b、8cと右辺9b、9cの上方部を結ぶ線との高さと、この線が線と湾曲部10b、10cの頂部との高さの割合は約2対1が好適である。
【0081】
さらに、前記両フィルムd、eは、対称的であるから形成器具は一種類で足り、製造費が安価となる。
【0082】
そして前記上下方フィルムd、eは、図14に図示されている接着フィルムfと共に使用する。
【0083】
この接着フィルムfは、ポリウレタン系不織布が好適である。
【0084】
そして前記接着フィルムfの外周形状は、前記薄い上下方フィルムd、eの外径と同じ形状で、重合するとぴったりと合致する形態である。
【0085】
さらに前記接着フィルムfの形態を説明すると、外周縁部の直線状底辺12の左右両端部を所定の角度、例えば45度ないし45度前後の傾斜角度にして、対称的な左辺13と右辺14とを形成し、前記左右辺13、14の上方部を基点にして半円状の湾曲部15を形成する(図14)。
【0086】
そして前記接着フィルムfは、外周縁部より内側方にかけて均一の幅員(約10mm)もしくは前記左右両辺13、14の幅員を8mm、前記湾曲部15の幅員を12mmを有する帯状接着部16を形成し、且この接着部16の内側は孔部11となっている(図14)。
【0087】
上記が接着フィルムfの実施形態であり、前記薄い上下方フィルムd、eと共に、一体として使用する。
【0088】
さらに本発明においては、前記した薄い上下方フィルムd、e以外のフィルムとして以下の実施形態がある。
【0089】
本発明は、前記上下方フィルムd、e以外に前記接着フィルム5よりも小径状にして、且前記接着フィルムfの接着部16の中間部位に外周部10aが位置する状態に重合可能な薄い保温保湿用上方フィルムbを前記接着フィルムfと一体に使用する。
【0090】
さらに本発明は、前記上方フィルムb以外に前記上方フィルムbと同形状の保温保湿用フィルム下方フィルムcを使用する(図9)。この実施形態も前記接着フィルムfと一体に使用する(図9)。
【0091】
前記保温保湿用上方フィルムbの具体的形態は以下のとおりである。
【0092】
この薄い保温保湿用上方フィルムbは、外周縁部の形態が図8に図示されているように、直線状底辺7bの左右両端部を所定の角度、例えば45度ないし45度前後の傾斜角度に延設して、所定長さの対称的な左辺8a〜bと右辺9aとを形成する。さらに前記左右辺8b、9bの上方部を基点にして半円状の湾曲部10bを形成し、以上をもって形成されている。
【0093】
他方前記薄い保温保湿用下方フィルムcも、その外周縁部の形態が、図9のように前記薄い上方フィルムbの形状と同形状である。
【0094】
すなわち、直線状底辺7cの左右両端部を所定の角度、例えば45度ないし45度前後の傾斜角度に延設して、所定長さの対称的な左辺8cと右辺9cとを形成する。さらに前記左右辺8c、9cの上方部を基点にして半円状の湾曲部10cを形成し、以上をもって形成されている。
【0095】
上記のとおり、薄い上下方フィルムb、cは、図8、9に図示されているとおり対称的な形状である。
【0096】
また前記上下方フィルムb、cは、底辺7b、7cと左辺8b、8cと右辺9b、9cの上方部を結ぶ線との高さと、この線が線と湾曲部10b、10cの頂部との高さの割合は約2対1が好適である。
【0097】
さらに、前記両フィルムb、cは、対称的であるから形成器具は一種類で足り、製造費が安価となる。
【0098】
そして前記上下方フィルムb、cは、図14に図示されている接着フィルムfと共に使用する。
【0099】
前記薄い保温保湿用上下方フィルムb、c、d、eは、ポリ塩化ビニール系、ナイロン系、ポリエステル系などの合成樹脂製フィルムを使用する。
【0100】
さらに本発明は、前記した薄い上下方フィルムd、e、b、c以外のフィルムとして以下の実施形態がある。
【0101】
すなわち、前記フィルムd、eと同形状のポリエステルストレッチ織布に、ポリウレタンシートをラミネート加工を施して形成した保温保湿用フィルムfを靴下aの内側2に接着して使用する。
【0102】
つぎに本発明は、前記各フィルムb、c、d、e以外の実施形態として以下の形態がある。
【0103】
すなわち、本発明においては、前記した各フィルムb、c、d、e以外に、肌触り、強度を良くするために、ポリエステル又はナイロンストレッチ上方織布gを使用する。
【0104】
そして、この上方織布gの形態は、前記の上方フィルムdと同形状である。
【0105】
さらに本発明は、前記上方織布gと同質材を使用した下方織布hを使用する。
【0106】
そして、この下方織布gの形状は、前記下方フィルムeと同形状である。
【0107】
また本発明は、前記各フィルムb、c、d、e、g、h以外の実施形態として以下の形態がある。
【0108】
すなわち、ポリエステル又はナイロン織布の片面にポリウレタンフィルムをラミネート加工を施し、前記ラミネート加工の上に接着用としてホットメルト加工を施した上方保温保湿用シートiを使用する。
【0109】
前記上方保温保湿用シートiは、前記フィルムb、c、d、eと同じ形態をしている。すなわち、直線状底辺7iの左右両端部を所定の角度、例えば45度ないし45度前後の傾斜角度に延設して、所定長さの対称的な左辺8iと右辺9iとを形成する。さらに前記左右辺8i、9iの上方部を基点にして半円状の湾曲部10iを形成し、以上をもって形成されている。
【0110】
さらに本発明は、前記上方シートiと同質材の下方保温保湿接着用シートjを使用する。
【0111】
すなわち、直線状底辺7jの左右両端部を所定の角度、例えば45度ないし45度前後の傾斜角度に延設して、所定長さの対称的な左辺8jと右辺9jとを形成する。さらに前記左右辺8j、9jの上方部を基点にして半円状の湾曲部10jを形成し、以上をもって形成されている。
【0112】
上記のとおり、薄い上下方フィルムi、jは、図15、16に図示されているとおり対称的な形状である。
【0113】
また前記上下方フィルムi、jは、底辺7i、7jと左辺8i、8jと右辺9i、9jの上方部を結ぶ線との高さと、この線が線と湾曲部10i、10jの頂部との高さの割合は約2対1が好適である。
【0114】
さらに、前記両フィルムi、jは、対称的であるから形成器具は一種類で足り、製造費が安価となる。
【0115】
以上が本発明において使用される各シートの実施形態である。
【0116】
さらに本発明の踵保護靴下aの製造法を前記した各シート毎に区分して説明する。
【0117】
本発明における踵保護靴下aを製造時には、予め別設する板状の被嵌プレート18を作成しておき、そして該プレート18に、靴下の踵隠蔽部1の内側の中、上方部位もしくは下方部位が表われるように前記靴下を被嵌させる。
【0118】
第1に、前記接着フィルムfと前記上方フィルムdと下方フィルムeとを靴下aの踵隠蔽部1の内側2の上方部位に接着するには、図19に図示するように、プレート18に前記靴下aの隠蔽部1の内側2の上方部位が表われるように嵌挿させる。
【0119】
さらに前記被嵌プレート18の具体的形態は、前記被嵌プレート18の一端部に、前記上下方フィルムd、e等と前記接着フィルムfを構成する底辺7b、7c、12と左辺8b、8c、9b、9c、13と右辺9b、9c、14が表われる形状をもって形成する(図19、20)。
【0120】
なお、前記被嵌プレート18を板状に形成する理由は、靴下の踵隠蔽部1の内側2を極めて容易に出現することができると共に、高温での加熱作業が簡単にできるようにするためである。
【0121】
そして、前記のように被嵌せしめた靴下に、最初に前記接着フィルムfの底辺12と左辺13と右辺14とを、ゴアライン17を目安にしながら踵隠蔽部1の内側2の上方部位に付着し、付着後前記フィルムfの上方に前記薄い保温保湿用上方フィルムdを付着し、付着後前記各フィルムf、aの周縁部16、10bのみを170℃で8秒加熱する。
【0122】
その結果、前記各フィルムf、dの周縁部16、10bのみが靴下に接着して残り全体が遊離状態になって接着されると共に、図23に図示されているように、各フィルムf、dの底辺7b、12と左辺8b、13と右辺9b、14とが、接近した状態で靴下に加熱接着されている。
【0123】
つぎに、前記プレート18から被嵌した靴下を抜き取り、再度前記靴下の踵部中、前記のように接着せしめた各フィルムf、dよりも下方部位の踵隠蔽部1の内側2を表わし、すでに接着済みの前記フィルムf、dと対向状に、別設の接着フィルムfの底辺12と左辺13と右辺14とをゴアライン17を目安にしながら、踵隠蔽部1の内側2に付着し、付着後下方フィルムeを付着する。付着後前記と同じように各フィルムf、eの周縁部のみを170℃で8秒加熱する。
【0124】
その結果、前記各フィルムf、eの周縁部16、10cのみが靴下に接着して残り全体が遊離状態になって接着されると共に、図23に図示されているように、各フィルムf、eの底辺7c、12と左辺8c、13と右辺9c、14とが、接近した状態で靴下に加熱接着されている。
【0125】
そして、本発明は上記のとおり、前記プレート18がゴアライン17を目安にして形成しているので、本発明の被嵌プレート18を使用することによって、作業性が良好で製造費を安価にできる利点がある。
【0126】
前記は靴下aが一重に編み上げられているときの製造法である。
【0127】
しかし靴下が二重に編み上げられている場合は、請求項2の手段に記載されているように、二重編み靴下aを構成する内側靴下部3と外部靴下部4のいずれか一方の靴下部の踵隠蔽部1の内側2もしくは外側2bの上方部位に、前記説明のように、接着フィルムfを付着し、前記フィルムfの上方に上方フィルムdをのせて、各フィルムf、dの周縁部を170℃で8秒加熱し接着する。
【0128】
さらに、前記上方部位より下方の下方部位に、前記接着フィルムfと下方フィルムeとを前記各フィルムeとを前記各フィルムf、dと対向状に、且同じ手法を用いて170℃で8秒加熱し接着する。
【0129】
上記の製造法においても、前記プレート18を使用するものであり、その手順も前記説明と全く同じであるのでその具体的説明は、省略する。
【0130】
さらに本発明は、前記の各フィルム以外の組み合せとして、前記接着フィルムfと小径状の上方フィルムbと前記開示の保温保湿用上方フィルムdを接着せしめる実施形態がある。以下その具体的な実施形態を説明する。
【0131】
すなわち、本発明は、靴下aの踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2の上方部位に、内側に孔部11を且前記孔部11の外側に接着部14を有する接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に前記接着フィルム5よりも小形状にして、且前記接着フィルムfの接着部16の中間部位に外周部10aが位置する状態に重合可能な保温保湿用上方フィルムbを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムbの上方に前記接着フィルムfと同形状の保温保湿用上方フィルムdを付着し、前記上下方フィルムb、dの周縁部6、6bと、接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に前記手法と同じく170℃で8秒加熱し接着せしめる。
【0132】
さらに、前記踵隠蔽部1の内側2の下方部位に、別設の内側に孔部11を且前記孔部11の外側に接着部14を有する接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に且前記接着フィルムfよりも小形状にして、且前記接着フィルムfの接着部16の中間部位に外周部10aが位置する状態に重合可能な保温保湿用下方フィルムcを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムcの上方に前記接着フィルムfと大きさが同形状の保温保湿用上方フィルムeを付着し、前記下方フィルムc、eの周縁部6、6aと、接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に前記手法と同じく170℃で8秒加熱し接着せしめる。
【0133】
上記の製造法においても、前記プレート18を使用し、その手順も前記説明と全く同じなのでその具体的説明は、省略する。
【0134】
また本発明は、前記のように3枚の各上下方フィルムb、d、f、c、eを一重編みの靴下a以外に二重編み靴下aの踵隠蔽部1の内側2もしくは外側2bの上方部位と下方部位に加熱接着せしめる実施形態がある。
【0135】
すなわち、2重編み靴下aを構成する内側靴下部3と外側靴下部4のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2もしくは外側2bの上方部位に、内側に孔部11を、且前記孔部11の外側に接着部14を有する接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に前記接着フィルムfよりも小形状にして、前記接着フィルムfの接着部16の中間部位に外周部10aが位置する状態に重合可能な保温保湿用上方フィルムdを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムbの上方に前記接着フィルムfと同形状の保温保湿用上方フィルムdを付着し、前記上下方フィルムb、dの周縁部6、6bと、接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に前記手法と同じく170℃で8秒加熱接着せしめる。
【0136】
さらに、前記踵隠蔽部1の内側2の下方部位に、別設の内側に孔部11を且前記孔部11の外側に接着部14を有する別設の接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に前記接着フィルム5よりも小形状にして、且前記接着フィルムfの接着部16の中間部位に外周部10aが位置する状態に重合可能な保温保湿用下方フィルムcを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムcの上方に前記接着フィルムfと大きさが同形状の保温保湿用上方フィルムeを付着し、前記上下方フィルムc、eの周縁部6、6aと前記接着フィルム5の接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に前記手法と同じく170℃で8秒加熱接着せしめる。
【0137】
上記の製造法においても、前記プレート18を使用し、その手順も前記説明と全く同じなのでその具体的説明は省略する。
【0138】
また本発明は、前記各フィルム以外に、前記した上方織布gと下方織布hを使用する実施する形態があるその製法は以下のとおりである。
【0139】
すなわち、靴下aの踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2の上方部位に、内側に孔部11を且前記孔部11の外側に接着部14を有する接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に保温保湿用上方フィルムdを付着し、且前記接着フィルムdの上方に肌触り強度を良くする為に前記保温保湿用上方フィルムbと同形状の上方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布gを付着し、前記上方織布gの周縁部6dと前記上方フィルムdの周縁部6cと前記接着フィルムfの接着部16を靴下aに接着して残り全体を遊離状態に前記手法と同じく170℃で8秒加熱接着せしめる。
【0140】
さらに靴下aの踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2の下方部位に、内側に孔部11を且前記孔部11の外側に接着部14を有する接着フィルムfを付着し、且前記接着フィルムfの上方に保温保湿用下方フィルムeを付着し、且前記接着フィルムeの上方に肌触り強度を良くする為に前記保温保湿用上方フィルムdと同形状の下方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布hを付着し、前記下方織布hの周縁部6eと前記下方フィルムeの周縁部6cと下方織布hの周縁部6eを靴下aに接着して残り全体を遊離状態に前記手法と同じく170℃で8秒加熱接着せしめる。
【0141】
上記の製造法においても、前記プレート18を使用し、その手順も前記説明と全く同じなのでその具体的説明は省略する。
【0142】
また前記した本発明の前記接着フィルムfと、保温保湿用上方フィルムd、eと上方及び下方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布g、hが、二重編み靴下aを構成する内側靴下aを構成する内側靴下部3と外側靴下部4のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2もしくは外側2bの上方部位と下方部位に付着せしめることができる。この製法も、前記と同じ170℃で8秒加熱し接着せしめる。
【0143】
そして上記の製造法においても、前記プレート18を使用し、その手順も前記説明と同じなのでその具体的説明は省略する。
【0144】
さらに本発明は、前記の実施形態以外に上下方保温保湿接着用シートi、jを使用しての製法につき説明する。
【0145】
すなわち、靴下aの踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2の上方部位に、ポリエステル又はナイロン織布の片面にポリウレタンフィルムをラミネート加工の上に接着用としてホットメルト加工を施した上方保温保湿接着用シートiを付着し、且前記上方保温保湿接着用シートiを靴下aの内側に170℃で8秒加熱し全面接着する。
【0146】
そして上記の製造法においても、前記プレート18を使用し、その手順も前記説明と同じなのでその具体的説明は省略する。
【0147】
さらに、本発明は前記踵隠蔽部1の内側2の下方部位に、ポリエステル又はナイロン織布の片面にポリウレタンフィルムをラミネート加工を施し、前記ラミネート加工の上に接着用としてホットメルト加工を施した下方保温保湿接着用シートjを付着し、且前記下方保温保湿接着用シートjを靴下aの内側に170℃で8秒加熱し全面接着する。
【0148】
そして上記の製造法においても、前記プレート18を使用し、その手順も前記説明と同じなのでその具体的説明は省略する。
【0149】
また前記の製造法は、一重編みの靴下aについての説明であるが、二重編みの靴下aの場合は下記のとおりである。
【0150】
すなわち、前記上下保温保湿接着用シートi、jを、二重編み靴下aを構成する内側靴下aを構成する内側靴下部3と外側靴下部4のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部1の内側2もしくは外側2bの上方部位と下方部位に170℃で8秒加熱する。
【0151】
前記シートi、jは、踵隠蔽部1の内側2もしくは外側2bの上方部位と下方部位に夫々付着する手順は、前記のケースと同じであるので、その具体的説明は省略する。
【0152】
そして上記の製造法においても、前記プレート18を使用し、その手順も前記説明と同じなのでその具体的説明は省略する。
【0153】
本発明は、上記のように製造した結果、本発明の踵隠蔽部1に接着された保温保湿用の薄い上下方フィルムb、c、d、e等は、従来使用されていた保温保湿用合成樹脂製フィルムの大きさの2分の1にコンパクト化されて靴下生地に溶着するので、接着面積が従来タイプのフィルムの接着時よりも著しく大となった。そのため、靴下を履き続けても、だぶついたり、あるいは皺寄りが解消された。
【0154】
そして前記のように接着された2枚の上下方フィルムb、c、d、e等は、踵隠蔽部1に底辺7、7a、7b、7c・・・と左右両辺8、8a、8b、8c、9、9b、9c、が図17、18に図示されているように、各辺同士が接近した状態で接着しているので、前記上下方フィルムb、c、d、eが、長時間履き続けてもだぶついたり、あるいは皺が寄ったりしない。
【0155】
さらに本発明は、前記接着フィルムfの接着部16の内側方が、加熱接着時に、稍白い帯状部分が形成されるように加熱しているが、この白い帯状部分は加熱されていない。前記の非接着の白い帯状部分の存在によって、前記の薄い上下方フィルムb、c、d、e等と接着境界線よりの引っ張り強度を高めることができる。
【0156】
また本発明は、前記保温保湿用上下方フィルムb、c、d、e及び前記上下方織布g、h並びに上下方保温保湿接着用シートi、jが、前記踵保護靴下の上下方部位に全面的に前記と同じ所定温度で加熱接着することもある。
【0157】
このように全面接着をしても、前述した各フィルムもしくはシートの一部接着をしたときとの作用、効果と同じかもしくは左程変らない。
【符号の説明】
【0158】
a 靴下
b 上方フィルム
c 下方フィルム
d 上方フィルム
e 下方フィルム
f 接着フィルム
g 上方織布
h 下方織布
i シート
j シート
1 踵隠蔽部
2 内側
2b 外側
3 内側靴下部
4 外側靴下部
6 周縁部
6a 周縁部
6b 周縁部
6c 周縁部
6d 周縁部
6e 周縁部
7 底辺
7a 底辺
7b 底辺
7c 底辺
7i 底辺
7j 底辺
8 左辺
8a 左辺
8b 左辺
8c 左辺
8i 左辺
8j 左辺
9 右辺
9a 右辺
9b 右辺
9c 右辺
9i 右辺
9j 右辺
10 湾曲部
10a 外周部
10b 湾曲部
10c 湾曲部
10i 湾曲部
10j 湾曲部
11 孔部
12 底辺
13 左辺
14 右辺
15 湾曲部
16 接着部
17 ゴアライン
18 プレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴下の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側の上方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用上方フィルムを付着し、前記上方フィルムの周縁部と接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部の内側の下方部位に、別設の接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用下方フィルムを付着し、前記下方フィルムの周縁部と、接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下。
【請求項2】
2重編み靴下を構成する内側靴下部と外側靴下部のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側もしくは外側の上方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用上方フィルムを付着し、前記上方フィルムの周縁部と、接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部の内側の下方部位に、別設の接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用下方フィルムを付着し、前記下方フィルムの周縁部と前記接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下。
【請求項3】
靴下の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側の上方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に前記接着フィルムよりも小形状にして、且前記接着フィルムの接着部の中間部位に外周部が位置する状態に重合可能な保温保湿用上方フィルムを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムの上方に前記接着フィルムと同形状の保温保湿用上方フィルムを付着し、前記上下方フィルムの周縁部と、接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部の内側の下方部位に、別設の接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に且前記接着フィルムよりも小形状にして、且前記接着フィルムの接着部の中間部位に外周部が位置する状態に重合可能な保温保湿用下方フィルムを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムの上方に前記接着フィルムと大きさが同形状の保温保湿用上方フィルムを付着し、前記下方フィルムの周縁部と、接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下。
【請求項4】
2重編み靴下を構成する内側靴下部と外側靴下部のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側もしくは外側の上方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に前記接着フィルムよりも小形状にして、前記接着フィルムの接着部の中間部位に外周部が位置する状態に重合可能な保温保湿用上方フィルムを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムの上方に前記接着フィルムと同形状の保温保湿用上方フィルムを付着し、前記上下方フィルムの周縁部と、接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、前記踵隠蔽部の内側の下方部位に、別設の接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に前記接着フィルムよりも小形状にして、且前記接着フィルムの接着部の中間部位に外周部が位置する状態に重合可能な保温保湿用下方フィルムを付着し、さらに前記保温保湿用上方フィルムの上方に前記接着フィルムと大きさが同形状の保温保湿用上方フィルムを付着し、前記上下方フィルムの周縁部と前記接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下。
【請求項5】
靴下の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側の上方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用上方フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に肌触り強度を良くする為に前記保温保湿用上方フィルムと同形状の上方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布を付着し、前記上方織布の周縁部と前記上方フィルムの周縁部と前記接着フィルムの接着部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめると共に、靴下の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側の下方部位に、接着フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に保温保湿用下方フィルムを付着し、且前記接着フィルムの上方に肌触り強度を良くする為に前記保温保湿用上方フィルムと同形状の下方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布を付着し、前記下方織布の周縁部と前記下方フィルムの周縁部と下方織布の周縁部を靴下に接着して残り全体を遊離状態に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下。
【請求項6】
前記請求項5に記載の接着フィルムと、保温保湿用上方フィルムと上方及び下方ポリエステル又はナイロンストレッチ織布が、二重編み靴下を構成する内側靴下を構成する内側靴下部と外側靴下部のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側もしくは外側の上方部位と下方部位に付着せしめることを特徴とする踵保護靴下。
【請求項7】
靴下の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側の上方部位に、ポリエステル又はナイロン織布の片面にポリウレタンフィルムをラミネート加工の上に接着用としてホットメルト加工を施した上方保温保湿接着用シートを付着し、且前記上方保温保湿接着用シートを靴下の内側に全面接着すると共に、前記踵隠蔽部の内側の下方部位に、ポリエステル又はナイロン織布の片面にポリウレタンフィルムをラミネート加工を施し、前記ラミネート加工の上に接着用としてホットメルト加工を施した下方保温保湿接着用シートを付着し、且前記下方保温保湿接着用シートを靴下の内側に全面接着することを特徴とする踵保護靴下。
【請求項8】
前記請求項7に記載の上下保温保湿接着用シートが、二重編み靴下を構成する内側靴下を構成する内側靴下部と外側靴下部のいずれか一方の靴下部の踵を隠蔽する踵隠蔽部の内側もしくは外側の上方部位と下方部位に付着せしめることを特徴とする踵保護靴下。
【請求項9】
請求項1又は同2又は同3又は同4に記載の前記2枚の保温保湿用上下方フィルムと前記2枚の接着フィルムは、対称的に形成されていることを特徴とする踵保護靴下。
【請求項10】
請求項5又は同6に記載の前記2枚の保温保湿用上下方フィルムと2枚の織布は、対称的に形成されていることを特徴とする踵保護靴下。
【請求項11】
請求項7又は同8に記載の前記2枚の保温保湿接着用シートは、対称的に形成されていることを特徴とする踵保護靴下。
【請求項12】
請求項1又は同2又は同3又は同4又は同5又は同6又は同7又は同8又は同9又は同10又は同11に記載の保温保湿用上方フィルムと保温保湿用下方フィルムと上下方織布と上方保温保湿接着用シートと下方保温保湿接着用シートを踵隠蔽部の上方部位と下方部位に接着せしめることを特徴とする踵保護靴下。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図24】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2011−84829(P2011−84829A)
【公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−237211(P2009−237211)
【出願日】平成21年10月14日(2009.10.14)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成21年9月14日 インターネットアドレス不明 「足の大家ホームページ」に発表
【出願人】(000144784)株式会社山忠 (5)
【Fターム(参考)】