説明

通信方法、及び電力線通信システム

【課題】PLCシステムと、同じ周波数帯域で放射されている放送信号との潜在的な干渉を検出すること。
【解決手段】多数のPLCノード(302、306)を相互接続する信号伝送線として電力供給網(104a)の電源線を使用する電力線通信システム(101)を用いた通信方法において、電力線通信セッションに加わる少なくとも1つのPLCノード(302、306)は、干渉雑音(n(t))を避けるために、PLC伝送の無信号の時間及び/又は周波数ギャップにおいて、電力線通信中に外すべき関連した放送帯域を検出するように電力線通信中に放送信号を定期的に選別(S2)するステップを有する、通信方法が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的にいえば、電力線通信(powerline communication:以下、PLCという。)システムの分野に関する。本発明は、特に、多数のPLCノードを相互に接続した電力供給網(power supply network)のAC又はDC(自動車用機器等)電源線(power supply line)を用いたPLCシステムに使用可能な周波数帯域を定める方法であって、電源線を介して伝送されるPLC信号により生じる電磁放射が、同じ周波数帯域で放射されている放送RF信号に干渉しないようにする方法に関する。
【背景技術】
【0002】
PLC技術では、データの伝送チャンネルとして電源線を用いる(図1参照)。電力線通信は、特にブロードバンドインターネットアクセス、VoIP(Voice over IP)、マルチメディアサービス、ホームオートメーション及びエネルギ管理等、広範囲のアプリケーション及びサービスをエンドユーザに提供する。
【0003】
従来の電力線通信の適応範囲はホームオートメーションであり、これには、単純なオン/オフや状態変更機能を電力線装置の主な役割とするアプリケーションが含まれる。図2aに示すような従来の無線ホームネットワークシステムは、例えば、ビデオカセットレコーダ、ホームセキュリティ又は警報装置を遠隔制御するための、見通し内、赤外線を用いた一方向の携帯コントローラとしてのアプリケーションの範囲内で展開されていた。このような電力線通信ネットワークのラストメータネットワーク(last−meter network)の形態の具体例を図2bに示す。
【0004】
しかしながら、従来の電力供給網は通信を目的として設計されていないため、PLC伝送チャンネルは、伝達関数が周波数選択性であり、周波数が高くなるにつれて減衰が大きくなり、狭帯域干渉及びインパルス雑音が激しい等、好ましくない伝送品質を示すのが一般的である。
【0005】
図3に示すように、広帯域電力線通信チャンネルにおける加法性雑音は5種類に分類することができる。
【0006】
・有色背景雑音:この種の雑音は、電力スペクトル密度が比較的低く、周波数によって変動する。これは、主として多数の低電力雑音源から雑音の総和である。
【0007】
・狭帯域雑音:この種の雑音は、主に振幅変調された正弦波信号により構成される。これは、中波及び短波放送用の帯域内における放送局からの信号の侵入により生じる。受信レベルは、昼間では変動する。
【0008】
・周期性インパルス雑音(商用周波数に非同期):多くの場合、これらのインパルス雑音の繰返し率は、50kHz〜200kHzであり、この結果、繰返し率に応じた周波数間隔の離散スペクトルとなる。この種の雑音は主にスイッチング電源により生じる。
【0009】
・周期性インパルス雑音(商用周波数に同期):これらのインパルス雑音の繰返し率は、50Hz又は100Hzであり、商用電源周波数に同期している。継続時間が短く(数μs)、電力スペクトル密度は周波数が高くなるに従って減少する。この種の雑音は、商用周波数に同期して動作している電源により生じる。
【0010】
・非同期インパルス雑音:この種の雑音は、ネットワークにおけるスイッチングの過渡応答により生じる。これらのインパルス雑音の継続時間は数μs〜数msであり、その間隔はランダムである。この種の雑音の電力スペクトル密度は、背景雑音よりも50dB以上高い値に達することがある。
【0011】
なお、本発明は、特に狭帯域雑音に関して発生する問題に注目するが、それに限定されるものではない。
【0012】
最初の3つの種類の雑音は、通常、数秒間又は数分間は継続するので、まとめて背景雑音と考えることができるが、後の2つの種類の雑音は、数μs又は数ms単位で時間的に変化する。このようなインパルス雑音の発生中は、電力スペクトル密度が明らかに高くなり、伝送データにビット又はバースト誤りが生じることがある。
【0013】
電源線を介したデータ伝送技術のひとつに、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:以下、OFDMという。)がある。OFDMの基本概念は、使用可能なスペクトルを、幾つかの狭帯域低データレートの副搬送波に分割することである。この点では、OFDMは、離散マルチトーン(DiscreteMulti−Tone:DMT)変調の一種である。
【0014】
狭帯域の各副搬送波は、様々な変調方式を用いて変調することができる。副搬送波間隔Δfが狭くなるように選択することにより、伝送チャンネルの伝達関数は、各副搬送波の帯域幅内で単純な一定値となる。このように、周波数選択性伝送チャンネルを幾つかのフラットフェージングなサブチャンネルに分割することにより、高性能な等化器を必要としなくなる。OFDMは時間分散の影響を緩和するとともに、帯域内における狭帯域干渉の影響を最小にする。
【0015】
さらに、OFDMは、帯域利用効率が高く、高いデータレートも実現可能である。OFDMは、柔軟性があり、適応的に設計することができ、チャンネル間干渉(inter−channel interference:ICI)性能が優れているので、複雑なチャンネル等化を必要としない。
【0016】
国際公開公報WO01/93449A1は、高い伝送容量を維持しながら、異なるユーザ間でのデータ交換時の誤動作を防止するために以下の構成要素からなるPLCシステムに関する。すなわち、通信を希望しているユーザ間でデータ交換を行う多数のワーキングチャンネル(所謂「チムニー(chimney)」)(図4参照)に加えて、通信を希望しているユーザに通常のアクセスを提供し、これらのユーザ間の接続を確立又は切断するとともに、通信を互いに同期させるように機能する、特別に設定された放送チャンネルを備える。
【0017】
米国特許6,006,071号には、AC電源線によって電力が供給される反復的な干渉源(例えば、電子レンジ)がある所で動作する無線RF通信システムが開示されている。この無線RF通信システムでは、少なくとも1つの装置によって正しく受信されることを保証するために、電源線に同期した冗長な伝送を行っている。
【0018】
このRF通信システムは、AC電源線によって電力が供給される第1の装置を備え、この第1の装置は、反復的なRF干渉源にも電力を供給する。第1の装置は、好ましくは、反復的なRF干渉源の周波数帯域において送信を行うRF送信機と、電力線センサと、データ送信コントローラとを備えている。データ送信コントローラは、それぞれ誤り検出部を有する複数のデータパケットを生成する。また、データ送信コントローラは、RF送信機を動作させて、電力線センサに応じて、同じデータパケットを反復的に2回送信する。
【0019】
したがって、2回の送信のうちの少なくとも1回は、反復的なRF干渉源の非導通期間に行われる。また、第2の装置は、好ましくは、反復的に2回伝送されてくる同じデータパケットを受信し、誤り検出部に基づいて、反復的なRF干渉源により生じた干渉を避けるように一方のデータパケットを選択するデータ受信コントローラを備えている。
【0020】
周知のPLCシステムでは、電磁波信号を外部環境に放射し、これと同じ周波数帯域内の放送無線信号の受信を妨害してしまうという大きな問題がある。通常、PLCは、例えば50MHz以上までの周波数帯域において動作し、AM放送は、長波(150kHz)から、中波、短波(150kHz〜30MHz)までの周波数帯域を使用する。
【0021】
PLC信号を搬送するために使用される従来の電源ケーブルは、いくらかの雑音を発生し、そのシールドされていない部分から雑音を放出し、この雑音は、同じ領域に配されたラジオ受信機がAM及びデジタルラジオモンディアル(DigitalRadioMondiale:DRM)の放送信号を受信することを妨害する可能性がある。また、電力供給網に接続された様々な種類の機器も雑音源となる。さらに、電源線のスペクトルにおいて使用できるそれぞれの周波数帯域は制限されているため、達成可能なデータレートにも限界がある。
【0022】
このように、PLCシステムは、多くの雑音を広い周波数スペクトルに亘って放出する。そのため、PLCモデムの近くでは、短波ラジオ放送は受信することが難しい。さらに、PLCシステムによって発生される電磁放射により、無線サービスの品質は大幅に低下する可能性があることが懸念される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0023】
【特許文献1】国際公開公報WO01/93449A1
【特許文献2】米国特許6,006,071号
【発明の概要】
【0024】
従来技術における問題に鑑み、本発明の目的は、PLCシステムと、同じ周波数帯域で放射されている放送信号との潜在的な干渉を検出する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0025】
この目的は、独立請求項の特徴により達成される。また、有利な特徴については従属請求項に定義する。本発明の更なる目的及び利点については、以下の詳細な説明において明らかになる。
【0026】
本発明は、基本的に電力線通信(PLC)システムに使用可能な周波数帯域を定める方法に関し、電力供給線を介して伝送されるPLC信号により発生する電磁放射が、同じ周波数帯域で放射される放送RF信号に干渉しないようにする方法に関する。このために、PLCセッションに加わるPLCノードは、電力線通信用に指定された周波数範囲全体を走査して、放送サービスによって占有されている周波数帯域を検出する。
【0027】
これに加えて、あるいはこれに代えて、電力線通信中に、干渉雑音を避けるために、電力線通信用に指定された周波数範囲全体を選別して(screening)、電力線通信中に外すべき関連した放送帯域を検出することにより、放送RF信号の発生を定期的に確認することができる。その後、電力線通信用の新たな周波数帯域を、最終的に、これらの新たな周波数帯域が検出された無線サービスのいずれによっても占有されていない場合に限り、上述の周波数範囲内に割り当てることができる。
【0028】
PLCシステムの環境内の無線RF受信機による受信が可能な放送RF信号は、無線RF受信機とPLCシステムとの通信リンクを必要とせずに、PLCシステムによって自動的に検出することができる。この技術により、動作中の電力線通信セッションを中断せずに、電力線通信に必要な全ての周波数範囲を選別することができる。
【0029】
本発明の更なる利点及び考えられる適用例については、従属請求項及び以下の図面に示すような本発明の実施形態の説明から明らかとなる。
【発明の効果】
【0030】
以上説明したように本発明によれば、PLCシステムと、同じ周波数帯域で放射されている放送信号との潜在的な干渉を検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】典型的な電力線通信環境の具体例を示す図である。
【図2a】建物内に設置され、この建物内で使用される多数のオフィス及び家庭用の、家庭用娯楽機器、マルチメディア及び/又は通信装置を相互接続する電力線通信システムの具体例を示す図である。
【図2b】電力線通信ネットワークのラストメータネットワークの具体例を示すブロック図である。
【図3】典型的な電力線通信ネットワークの環境における干渉を示す図である。
【図4】電力線通信ネットワークを介した通信を希望しているユーザ間のデータ交換を行う多数の使用可能なワーキングチャンネル(PLCチムニー)間のスペクトルギャップを示す図である。
【図5】本発明に係る電力線通信システムの環境における放送信号の検出及び監視処理の時間スケジュールを示す図である。
【図6a】電力線通信ネットワークを介したデータパケットの伝送に使用される時分割多重(TDM)ベースの伝送システムの時間フレームに挿入された多数の時間ギャップであり、干渉雑音を避けるために電力線通信中に外すべきタイムスロットを表す時間ギャップを示す図である。
【図6b】電力線通信ネットワークを介したデータパケットの伝送に使用される周波数分割多重(FDM)ベースの送信システムの周波数領域に挿入されたスペクトルギャップであり、干渉雑音を避けるために電力線通信中に外すべきサブチャンネルを表すスペクトルギャップを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。図1〜図6b中の参
照番号及び記号により指示される符号の意味を、表1〜表3に示す。
【0033】
本発明の一実施例では、電力線通信セッションに参加している各ノード302、306は、受信装置と、PLCケーブルとを備え、これらは、検出器として機能し、各ノード(302又は306)の環境において受信可能な放送信号であって、PLCシステム101の電源線を介して伝送されているPLC信号(s(t))が発生する電磁放射により干渉されてはならない放送信号があるか否か、及び電力線通信中はどの周波数帯域を外さなければならないかを確認/検出(checking/listening)する。図5に示すように、既存の放送信号の検出は、任意に又は追加的に2段階で行うことができる。
【0034】
1.初期走査:
自身のPLC動作を開始する前に、使用可能な周波数帯域全体を初期走査して、既存の無線サービスを検出する。使用可能な周波数リソースの付加を始めに知っておくことにより、既存の無線サービスに対する妨害を最初から避けることができるという利点がある。PLCシステム101が初期走査により既存の無線サービスを知ることにより、関連する周波数帯域を除外することができる。したがって、稼働中の無線サービスに対するPLCシステム101の悪影響は生じない。
【0035】
2.サービス中の監視:
PLCシステム101の通常動作中に放送信号の出現(occrrence)を確認するために、時間フレーム(図6a参照)又は周波数帯域(図6b参照)においてギャップ602a、602bが存在するようにPLC信号(周波数及び/又は時間)構造を定めることができ、この間、PLCノード302、306は、いずれの種類の干渉雑音n(t)をも避けるために、電力線通信中に外すべき占有放送帯域を選別(screen)(「検出」)することができる。
【0036】
例えば、TDM方式においては、(「無信号(silent)」)のタイムスロットからなるギャップが他の目的で既に存在し、これらのタイムスロットを用いることにより、PLCシステムの全体的な性能を低下させることはない。特に周波数ギャップは、選別/検出の目的のみで導入することができる。各ノードからの検出情報は、PLCシステム101の次の周波数割当ステップを定める際に考慮される。通常、PLC伝送は同期しているので、ギャップ602aも同期している。
【0037】
実際には、伝送帯域を選別するための無信号の期間は短い。使用する放送受信機の感度によって、PLCシステム101によって行われるギャップ602a、602b中の放送の伝送帯域の選別処理は、PLCシステム101の受信装置を用いた低コストの手法又は特別な受信装置を用いて行わなければならない。これにより、PLCシステム101全体のシームレスな再構成が必要である。さらに、PLCシステム101のデータ伝送を中断せずに、新たな周波数帯域の割当が可能でなければならない。動作中のPLCシステムが複数ある場合、これらのシステムは、互いを認識している間は、同期している。
【0038】
本発明の一実施例では、上述の電力供給網104aの電源線を介して搬送するPLC信号s(t)の伝送は、時分割多重(TDM)の技術に基づいており、TDM伝送チャンネルは、周期的に繰り返される所定の数のタイムスロットからなるフレームに分割されており、これらのタイムスロットは、様々なコントロール及びトラフィックチャンネルを搬送するために用いられ、TDM伝送チャンネルは、同時に複数のデータストリームを伝送する。TDM伝送チャンネルに関しては、時間軸上においてギャップ602aを設ける、あるいは挿入することができ(S4a)、これらのギャップは、PLCデータの伝送には使用されず、選別/検出処理に使用される。
【0039】
本発明の更なる実施例では、上述の電力供給網104aの電源線を介して搬送するPLC信号s(t)の伝送は、周波数分割多重(FDM)の技術に基づいており、FDM伝送チャンネルは、複数のデータストリームを同時に伝送するのに使用される所定の数のサブチャンネルに分割されている。FDM伝送チャンネルに関しては、スペクトル上において少なくとも1つのギャップ602bを選別/検出処理のために確保することができる。
【0040】
PLCモデムは、一般的に、直交周波数分割多重(OFDM)等のマルチキャリア変調技術を用いている。例えば、4096ポイントの逆高速フーリエ変換(IFFT)によるOFDMを用いた場合、30MHzの周波数帯域において、搬送波間隔が7.3kHzで等間隔の4096個のサブチャンネルが得られる。周波数帯域から干渉がない、すなわちDRM又はAMラジオ信号用のチャンネルを設けるために、2波又は3波の副搬送波を停止する必要がある。同様に、特定の副搬送周波数を用いた他のサービスの検索は、この副搬送周波数におけるサブチャンネルを停止したときに行わなければならない。このサブチャンネルを介して伝送される信号は、別の副搬送波で搬送される。
【0041】
電力線のアンテナ感度が低い電界レベルのAM/DRM信号の検出に適しているときは、伝送されるPLC信号の時間フレーム又は周波数帯域におけるギャップ602a/bは、PLCシステム101自体又は特別な受信装置を用いて受信可能な放送信号を検出するのに役立つ。検出メカニズムを向上させるために、更に特別な自己相関法を用いることもできる。一般家庭で最大100の放送番組を受信できるとすると、これらの放送番組は、PLC通信に使用される25MHz帯域のうちの1〜2MHzを占めるのみなので、電力線通信には十分な周波数帯域が残されている。
【0042】
【表1】

【0043】
【表2】

【0044】
【表3】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数のPLCノードを相互接続する信号伝送線として電力供給網の電源線を使用する電力線通信システムを用いた通信方法において、
電力線通信セッションに加わる少なくとも1つのPLCノードは、
干渉雑音(n(t))を避けるために、PLC伝送の無信号の時間及び/又は周波数ギャップにおいて、電力線通信中に外すべき関連した放送帯域を検出するように電力線通信中に放送信号を定期的に選別するステップを有する、通信方法。
【請求項2】
電力線通信用の新たな周波数帯域を割り当てようとする周波数範囲が上記の放送帯域によって占有されていない場合に限り、当該新たな周波数帯域を上記周波数範囲内に割り当てるステップを有する、請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
PLC信号(s(t))の伝送は、時分割多重(TDM)技術に基づくものであり、
TDM伝送チャンネルは、複数のデータストリームを同時にそれぞれ伝送する種々のコントロールチャンネル及びトラフィックチャンネルを搬送するのに用いられる周期的に反復した所定数のタイムスロットからなるフレームに分割されており、
該TDM伝送チャンネルの時間フレームにおける時間ギャップを上記選別するステップ用に確保する、請求項2に記載の通信方法。
【請求項4】
PLC信号(s(t))の伝送は、周波数分割多重(FDM)技術に基づいており、
FDM伝送チャンネルは、所定数のサブチャンネルに分割されており、
電力線通信に使用される伝送チャンネルの周波数範囲における少なくとも1つのスペクトルギャップを、上記選別するステップ用に確保する、請求項3に記載の通信方法。
【請求項5】
上記電力供給網の電源線を介して相互接続された第1のPLC送信機と第1のPLC受信機との間、及び第2のPLC送信機と第2のPLC受信機との間の少なくとも2つのPLCセッションが同時に動作し、
上記第2のPLCセッションを上記第1のPLC送信機及び/又は上記第1のPLC受信機により認識することができるとともに、上記第1のPLCセッションを上記第2のPLC送信機及び/又は上記第2のPLC受信機により認識することができる限り、これら2つのPLCセッションのデータ伝送を同期させるステップを有する、請求項4に記載の通信方法。
【請求項6】
請求項1に記載の通信方法を行うように設計された多数のPLCノードを相互接続した、電力線通信システム。


【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【公開番号】特開2009−296641(P2009−296641A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−205924(P2009−205924)
【出願日】平成21年9月7日(2009.9.7)
【分割の表示】特願2004−210501(P2004−210501)の分割
【原出願日】平成16年7月16日(2004.7.16)
【出願人】(598094506)ソニー インターナショナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (29)
【Fターム(参考)】