説明

通信装置、システム、及び方法

本発明は、眼鏡(1)の形状の仮想網膜表示器(VRD)と、前記眼鏡のフレームに搭載され短範囲通信インタフェース(13)で接続された少なくとも一つのハプティックセンサ(12)と、備える通信装置、システム、及び方法を開示する。この少なくとも一つのハプティックセンサ(12)を持つ仮想網膜表示器(VRD)で表示されたイメージを介してカーソルでナビゲートすることは、可能である。中央制御装置(11)は、少なくとも前記仮想網膜表示器及び少なくとも一つのハプティックセンサ(12)を制御する。仮想網膜表示器(VRD)が短範囲通信インタフェース(13)によって外部装置(2,9)で接続されるとき、ユーザは、ハプティックセンサ(12)で外部装置(2,9)の内容を介してナビゲートし得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、独立請求項に記載の仮想網膜表示(VRD)を備える通信装置及びシステム、そしてユーザの網膜及び前記眼鏡のフレームの少なくとも一つのパプテック(触覚又は皮膚)センサに直接イメージを映し出すために眼鏡の形状で仮想網膜表示(VRD)を備える通信装置を操作するための方法に関し、前記少なくとも一つのパプテック(触覚又は皮膚)センサを持つ仮想網膜表示(VRD)で表示されたイメージを介してカーソルの手段でナビゲート可能となるものである。
【関連技術の記載】
【0002】
仮想網膜表示(VRD)は、例えば、特許出願WO−A2−2004/013676、WO−A1−97/37339及びWO−A−98/13720で記載され従ってもはや記載の必要はない。VRD装置は、装置を身につけ(装着)するユーザの網膜に直接イメージを映し出す。
【0003】
WO−A2−2004/013676は、ハウジング、入力手段、電子回路、メモリ手段、及びイメージ又はデータ源を処理し装置のユーザの網膜の上にレーザビームの形式で同じ物を映し出すための少なくとも一つのVRDシステムを備える電源を提供する移動体マルチメディア通信装置に関する。付け加えると、前記装置は、オーディオ、無線ネットワーク又は他の伝送チャネルを介して信号を受信及び伝送するビデオ、及びデータ通信用のステーションを持つ。前記信号は、ブルーツース、無線LAN,GSM、GPRS,EDGE,UMTS,DAB,4G,5G又は任意の電話ケーブル、無線又はサテライトネットワークで交換可能である。
【0004】
眼球(目)で制御されるべき装置を許容する類似のシステムが既に公知である。WO−A1−01/88680は、眼球の自発的な動作列を使用しながら指示が入力され得るという入力指示をVRD装置に実施可能とする方法に関する。特定の指示に必要な列は、各ユーザに個々に依存する。しかしながら、眼球の動作は、時々、制御困難で眼球は、その状況で制御される装置用の指示として解釈され得る他人のサッカード(無意識の高速眼球運動(saccades))中における非自発的な動作をもする。従って、これら方法は、セキュリティ(安全)指示を入れるのに殆ど適していない。
【0005】
また、システムは、アイパラメータがシステム又はサービスにアクセスを許容するためにバイオメトリックキーとして使用されて公知である。他人の中で虹彩又は網膜パターンを使用又はビューアを認証又は識別するために提案されている。
【0006】
WO−A1−02/41069は、視覚分野で表された物が、都合良く且つよく信頼性良く操作され、ユーザの相互作用の制御コマンドの特徴や動作に関して制御又は影響を受けた物をグラフィカルに視覚化するための方法に関する。
標準のマニュアルの操作可能な機械的な接触感知入力機構に加えて、ユーザが発行した制御コマンドを入力するための技術は、ユーザの聴覚や光信号を記録、認証、解釈、処理のための装置の使用を含む。
【特許文献1】国際公開第WO−A2−2004/01367号パンフレット
【特許文献2】国際公開第WO−A1−97/37339号パンフレット
【特許文献3】国際公開第WO−A−98/13720号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の課題は、仮想網膜表示器(VRD)上に表示されたデータがユーザで容易に制御され得る新しくて改良された通信装置、システム、及び方法を提供する事である。
【0008】
本発明の他の課題は、仮想網膜表示器(VRD)上に表示されたサーバーからのデータ又はイメージを、グラフィックユーザインターフェース(GUI)を介してユーザで容易にナビゲート(例えば、スクロール、エンタ(入力、入れたりする)、ローテート、押圧等する)可能な新しくて改良された通信装置、システム、及び方法を提供する事である。
【0009】
本発明の更に他の課題は、キーパッド用のスペースがなく、眼球ベースの認証が信頼可能でなく利用可能でもない場所のVRD装置上のユーザの装着眼鏡を識別や認証することが可能な新しくて改良された通信装置、システム、及び方法を提供する事である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、これら課題が特に独立請求項の特徴を介して達成される。更なる有利な実施例が従属請求項及び詳細な記載に更に記載される。
【0011】
発明によれば、これら課題は、独立請求項による通信装置、システム、及び方法の手段で達成される。
【0012】
特に、これら課題が以下の通信装置によって達成される。
【0013】
ユーザの網膜上にイメージを映し出すために眼鏡(スペクタクルス)形状の仮想網膜表示器(VRD)と、
少なくとも一つのハプティックセンサと、この少なくとも一つのハプティックセンサと共に前記仮想網膜表示器で表示されたメニューを介してナビゲートすることは、可能であり、
少なくとも前記仮想網膜表示器及び少なくとも一つのハプティックセンサを制御するための中央制御装置と、を備えることを特徴とする通信装置である。
【0014】
特に、これら課題が以下の通信システムによっても達成される。
【0015】
ユーザの網膜上にイメージを映し出すために眼鏡(スペクタクルス)形状の仮想網膜表示器(VRD)と、
少なくとも一つのハプティックセンサと、この少なくとも一つのハプティックセンサと共に前記仮想網膜表示器で表示されたメニューを介してナビゲートすることは、可能であり、
少なくとも前記仮想網膜表示器(VRD)及び少なくとも一つのハプティックセンサ(12)を制御するための中央制御装置と、
短範囲の通信インターフェースと、
前記短範囲の通信インターフェースで前記仮想網膜表示器(VRD)に接続されるべき少なくとも一つの外部装置と、を備えることを特徴とする通信システムである。
【0016】
実施例では、これら課題は、通信装置を操作するための方法に関する独立の方法請求項で達成され得る。
【0017】
ハプティックセンサは、前記眼鏡のフレームに搭載又は前記仮想網膜表示器(VRD)に短範囲の通信インターフェースと接続され得る。ハプティックセンサは、指紋センサであって認識及び認証眼球的用に十分に使用され得る。VRDからの網膜又は虹彩スキャンデータ又は音声認識は、分離又は上述の認証に加えて使用され得る。バイオメトリック(生物測定学的な)認証は、短範囲通信インターフェースの手段で眼鏡に接続されるサーバー、アプリケーション又は外部装置とアクセスするのに利点と共に使用され得る。外部装置として、移動体ハンドセット、mp3プレーヤ、ゲームコンソール、PC,ラップトップ、DVB−H又はDVB受信器、移動体電話は、認識モジュールを備え、移動体通信ネットワークに接続されており、他のユーザ又は他の適当な装置の仮想網膜表示器(VRD)が使用される。
【0018】
前記通信装置が無線移動体ネットワークの認識モジュールを備えるとき、このモジュールは、遠隔サーバ又はインターネットにアクセスするのに使用され得る。この場合、VRDはバイオメトリックデータを提供する。
【0019】
更に、通信装置は、電源、イアホーンや(ボデイスカーフ)マイクロフォンを備えている。眼鏡の透明性は、好ましくは、眼鏡の見通し部分から非見通し部分に順次替わるように制御され得る。このようにして、ユーザは、表示されたグラフィックユーザインターフェース(GUI)だけでなく、環境をも見る(ビュー)ことができる。透明性もまた、サングラスとして作用する。例えば、視覚欠陥を持つユーザに対しては、眼鏡もまた視覚矯正を統合する。
【0020】
更なる利点は、従属請求項又は実施例で記載されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明のより良い理解のために示された実施例の詳細を説明する。
【0022】
図1は、本発明による本発明の通信システムを図示する。この例では、仮想網膜表示器(VRD)は、眼鏡1に搭載される。既に公知であるように、
VRD装置1は、眼鏡1をかけているユーザの網膜にイメージ及び画像を直接映し出す。このような眼鏡1は、特に、マイクロビジョン会社によって提案され、最小化され小電流消費のみ利点を有する。眼鏡でなくヘルメットに搭載されるVRD装置、移動電話のようなハンド装置、PDA又はラップトップ、又は車両の部分としては、車内又はATMキャッシュディスペンサのような固定されたインフラストラクチャの部分は、考慮されるかもしれない。
【0023】
網膜上のVRDで映されたイメージは、例えば、液晶技術に基づいて、適切な光シャッタを使用している光ビームの空間変調で生成されるかもしれない。
他の好ましい実施例では、単一の光ビームの映し出す方向は、振動鏡、例えば、2つの軸に沿ってそれを移動させるための2つの鏡を使用して、網膜上にイメージをスキャンするように、移動される。両方の実施例では、夫々の鏡の光シャッタは、MEMS技術に基づいている。
【0024】
VRD装置1は、統合された網膜のスキャン装置18と共にユーザの眼球の小穴(fovea)に2次元又は3次元イメージに対応するイメージ信号を映し出すために中央制御装置11で制御される。スキャン装置18は、モノクロモード又はフルカラ静止画像又はアニメイメージ、例えば、映画のいずれでも表示可能である。スキャン装置18の解像度は、HDTVまたは平坦でより高いものまであり得る。二重のユニットは、2つの信号、各々の眼球の中への一つを3次元画像のために、ビームできる。ユーザの網膜へ直接イメージを映し出すことが可能であるためには、眼球トラッキングシステムは、眼球の正確な視野方向を任意に監視できる。眼球トラッキングシステムは、一以上の物を持つ映し出された画像についてユーザの視野のスポットを認証するのに使用される。この特徴は、追加の機能を提供、例えば、特定のユーザでどの物が好まれるのかを認証する。
【0025】
制御ユニット11内で装置の全部品の全体制御は、図2以下について説明する。既に公知であるように、VRD装置1は、以下説明するように、ユーザを認証又は認証するために、イメージを直接ユーザの網膜に映し出すだけでなく、ユーザの眼球(網膜スキャン、瞳孔)からバイオメトリックデータを取るように作用可能である。同じ特徴は、ユーザの特徴を映し出すための手段としてだけでなく、スキャンするための手段としてその時に作用する上記の網膜スキャン装置18に統合され得る。
【0026】
本発明によれば、VRD装置1は、パプテックセンサ12が、好ましくは、前記眼鏡1のフレームの一方又は両側に、ユーザが指で容易に届き得るように、装備されている。パプテックセンサ12の好ましい例は、容量センサのアレー、例えば、会社ATRUAによって製造されているようにマトリックスが9X192の容量電極におけるものがある。この文献の内容におけるパプテックセンサは、少なくとも2つの、好ましくは、少なくとも4、又は任意の方向にナビゲーションを許容するどれかのセンサをグラフィックやテキストメニューを介して指名する。好ましくは、このアプリケーションのセンサとしてパプテックセンサは、2進選択物だけでなく、指の動く方向に依存する方向及び振幅を許容するセンサである。幾つかの好ましい容量パプティクセンサでも、以下記載するように、指紋を取られるのを許容する。使用され得るパプティクセンサ用の他の例は、GUIの又はカーソルを移動又はメニューでナビゲートするためのタッチパッド、ジョイステック、トラックボール又は任意の指である。
【0027】
ハプティックセンサ12で獲得された指紋ベースのユーザ認証は、指全体のイメージを獲得するために、ユーザがセンサ上で指を拭う必要である。
【0028】
前記眼鏡1のフレーム上のハプティックセンサ12と共に、ユーザが、グラフィックユーザインターフェース(GUI)、仮想キーボード上の入力文字、を介してカーソルで選択し、ナビゲート又はVRD装置1で表示されたイメージすなわちビデオシーケンス(ズーミング、リプレー、早送り等)を変化することが可能である。VRD装置で表示された仮想キーボードは、国際公開WO−A1−01/88680から既に公知である。「ナビゲート」という文言は、グラフィックユーザインターフェース(GUI)を介して移動するために、カーソルを表示するような、ローリング、スクローリング、ローテーティング、クリキング、ダブルクリキング、及び押圧のようにカーソルを移動させるための全て公知のマウス特徴を備える。従って、このシステムはパーソナルコンピュータでのマウス又はジョイスティックの入力システムとして作用する。
【0029】
更に、アイコム又はテキストから成るメニューを介してナビゲートすることは、ハプティックセンサで十二分に成され得る。その時、ナビゲーションは、その時、クリッキングで選択された異なるアイコム又はメニュー項目を可能な限り経由して必須のフリップングから成る。そして、ユーザは、例えば、新しいメニューを入れ又はアプリケーションを選択する。メニューにおける幾つかの方向に沿ってナビゲートやより早くスクロールのために、定義ベクトル、例えば、ベクトルの方向及び長さでナビゲートがまだ可能である。そのセンス及び長さもまた、例えば、ラウドスピーカボリューム又は表示器の輝度又はコントラストを制御するためにコマンド用のパラメータとして使用され得る。
【0030】
VRD装置1がユーザの視野すなわちユーザの眼球の移動の予め定められたシーケンスの方向を決定するために眼球トラッキングシステムを備える。この方向又は方向のシーケンスは、システムに更にコマンドを入れるために考慮され得る。このようにして、本発明の一実施例では、ユーザは、同一項目を見る(ビューする)のみで選択されるべき項目を選択する。その後、ユーザはハプティックセンサ12を押圧又は作用させることによって、項目を選択し得る。
【0031】
多くの指示又は入力は、眼球及びハプティックセンサ12の移動を考慮して組み合わされ得る。眼鏡1のフレーム上のハプティックセンサ12の配置及びキーパッド上の文字を入力又はサーバーをアクセスするのにグラフィックユーザインタフェース(GUI)を介して移動させる可能性により、スペースは分離したキーパッドのために必要ではない。
【0032】
他の実施例では、ハプティックセンサは眼鏡に直接搭載されないで、VRD装置に又はVRD装置より同一の処理ユニット、例えば、ワイヤード又はワイヤードレスインターフェースに接続される。例えば、装置が車又は飛行機を駆動するのに使用されるならば、ハプティックセンサがステアリングホイールの近くで都合良く搭載される間は、VRD装置は、ドライバーによって眼鏡またはヘルメット又はコックピットで搭載され得る。相互の認証メカニズムは、好ましくは、VRD装置が期待されたハプティックセンサで常に通信するのを確実にするように提供される。
【0033】
ハプティックセンサ12が指紋センサであれば、ハプティックセンサ12は、識別及び認証眼球的用に十分使用され得る。モードスイッチは、ユーザのナビゲーション及び認証の間の即座のスワイプ用に使用され得る結果、ユーザは、指紋が取られるときに知ることになる。異なるモードは、小さいアイコンで映されたVRDイメージで表示され得る結果、ユーザは、モードに気づく。二者択一的には、ユーザがハプティックセンサを操作する度に、指紋が取られても良い。
【0034】
第1実施例では、権限付与されたユーザのみが、本発明の装置を使用可能である。このようにして、VRD装置1の使用の前に、ユーザの音声認証又は網膜又は瞳孔スキャンのような指紋又はバイオメトリック特徴は、ユーザを認証するために取られ得る。ユーザが装置を身につけバイオメトリックデータが装置1で得られ得るときには、これでさえ、ユーザの活動的な発明なしに装置によって自動的に成され得るであろう。ユーザが最初に装置を使用し、メモリで格納されるときに、参照データは、取られるであろう。参照データを測定データと比較するための手段は、装置で提供される。一実施例では、このメモリは、無線移動体ネットワーク6のアイデンティフィケーション(識別)モジュール(SIM)19のようなスマートカードで、バイオメトリック参照データが格納される所である。変形例では、指紋参照は、特許出願WO−A2−02/01328に記載されている特定のセキュリティチップのようなSIMの同一又は同様な機能を持つ特別なチップに格納される。SIM、又は他のセキュリティチップは、単独又はユーザ認識又は認証のためのバイオメトリックパラメータと共に、使用される。
【0035】
認証手順がポジティブであれば、ユーザは、装置を使用し装置内でアプリケーションを実行し得る。もちろん、装置を使用するのを許容される異なるユーザのバイオメトリックデータを格納することが可能であろう。登録及び認証手順は、全てのユーザ用に同一であろう。しかしながら、異なるプログラム又は異なるユーザ用の異なるユーザパラメータを適応可能であろう。また、好ましくは、これらユーザ設定は前記メモリで格納されるであろう。
【0036】
VRD装置1が上記アイデンティフィケーション(識別)モジュール(SIM)19を備え、GSM又はUMTSのような移動体通信ネットワーク6に接続されるならば、装置は、移動体電話として使用され、ユーザがコマンドを入れ、SMS又はMMSを書き込み、ダイアルされるべき電話番号を選択等が、パプティックセンサ12又はパプティックセンサ12及びアイコマンドの両方を使用しながら、可能である。ユーザが電話又は会議パートナーを見る場所であるビデオ電話コール又はビデオ会議は、行われる。このようにして、ユーザは、移動体通信ネットワーク上のインターネットをアクセスし、それを介してナビゲートできる。完全な通信容量を可能にするためには、一以上のマイクロフォンが眼鏡フレーム、例えば、一時的なボーン又は他の従来のマイクロフォンに接触するボディスカーフマイクロフォン15に統合され得る。他の実施例ではイアホーン17との組み合わせのようでも可能である。眼鏡のフレームは、
電気線16上で前記イアホーン又はイアプラグ17に接続される。イアプラグもまた、補聴器と組み合わせても良い。
【0037】
VRD装置1の電源14は、制御論理11において光電圧セル、アキュムレータ、及び制御部から成り得る。光電圧セルは、フレーム又は眼鏡1にコーティングと同じような付加透明層に搭載可能で、US−A−544827で公知の、例えば、グラエッセル(Graetzel)セル又は従来のシリコンセルを使用する。これら要素に加えたコンタクトは、エネルギーシステムを再負荷するのが予測され得る。他のエネルギー源もまた、可能である。付加えると、イアフォン17は、電源用のアキュムレータを統合しても良い。
【0038】
発明の眼鏡1もまた、短範囲のコンタクトレス(非接触)のインターフェース13が備えられる。コンタクトレスインターフェース13の眼鏡1は、コンタクトレスの通信チャネル8で外部装置、例えば、モバイルホーン2又はこのようなコンタクトレスインターフェース23に装備された他のパーソナル装置9に接続されている。コンタクトレスインターフェース13,23は、例えば、ブルーツース(Bluetooth)、Zigbee,IdDA,HomeRF,NFC(near field communmication)、WLAN、又はDECTによる従来技術で公知である。
【0039】
本発明の第1の実施例では、パーソナル装置9からのデータは、コンタクトレス通信チャネル8に伝送される。この手順の前には、ユーザは、バイオメトリック特徴の一つ又は組み合わせや上述したパスワードでVRD装置1自身から認証される。勿論、この手順は、任意だけである。パーソナル装置9とVRD装置1との間の安全な接続を得るために、ユーザは、スタートボタンでクリック又はハプテックセンサ12で即座のスワイプで眼鏡1を開始する。即座のスワイプ(ジェスチャ)は、全体システムの機能を開始し、網膜スキャン装置18を使用することもよってサービスメニュー(グラフィカルユーザインターフェースGUI)を表示する指紋センサ12上の即座のフィンガ移動である。
【0040】
継続のために、ユーザは、前記メニューを見る前に指紋センサ上の特定フィンガをスワイプすることによって認証手順を開始する。ユーザがハプテックセンサ12を使用しているとき、ナビゲートしユーザの指紋を取ることは、同時に行われもする。このようにして、サーバーを介して移動し、前のナビゲーション中に取られた指紋で認証されるときにのみ安全部品をアクセスできる。この第2の認証手順は、パーソナル装置9に格納された参照データで行われる。指紋センサ12は、上述したアイデンティフィケーションモジュール(SIMカード)19(又は後述するSIMカード24)又はどれか特定のセキュリティチップについての通信インターフェースを持つ固体状態指紋センサ又は固体掃引指紋センサ(容量センサ)のいずれかである。
【0041】
WO−A2−02/01328は、ユーザデータベース、プロセッサ、及びバイオメトリックマップ発生機能が、セキュリティデータの内容が集積回路外からアクセス不可の同一集積回路上に位置しているバイオメトリックベースのセキュリティチップを提供する。バイオメトリックデータ、例えば、指紋、彩光、網膜スキャンや音声印刷は、限定された源にアクセスを要求するユーザから取られる。バイオメトリックデータは、バイオメトリックマップに変換され、
集積回路内の不揮発性メモリに格納されたバイオメトリックマップと比較される集積回路に転送される。格納マップは、プリ権限ユーザを表し、一方が信号をホストプロセッサに送信するためにセキュリティ(安全)回路をトリガして、ホストプロセッサが限定された源にユーザアクセスの要求を許可するように権限を有する。集積回路におけるセキュアデータ及びセキュリティ機能が如何なるピン又はポートを介して直接的にアクセス可能でなく、従って、専用のセキュリティアタックを介して読み込み又は監視され得ないので、集積回路は、セキュアデータ用の読み書き専用メモリとして作用するのが必須である。集積回路の外部からアクセス可能な第2の不揮発メモリもまた、非セキュアデータを格納するための集積回路に提供され得る。この第2のメモリは、それ自身のインターフェースポートを持ち、セキュリティ関連機能及びメモリから絶縁される結果、セキュア及び非セキュア機能が物理的に互いに絶縁されその絶縁を克服するのに修正できない。
【0042】
もし認証テストがポジティブであれば、ユーザはパーソナル装置9を使用しデータは網膜スキャン装置18に表示され得る。セキュアシステムを創設するために、この認証は、眼球(網膜、瞳孔又は虹彩)、指(指紋、血管)や音声認識と結合された識別、や認証VRD装置1における上述のチップカード又は上述のセキュリティチップに格納されたデータ比較であり得る。
【0043】
バイオメトリックデータやパスワード又はPINの異なる結合は、異なるアプリケーションで、同一のアプリケーションの異なる部分で、文脈又は現在のセキュリティレベルに依存して要求される。例えば、網膜認証は、多くのアプリケーションで十分であるが、付加的な認証データ、例えば、指紋、音声印刷、又はパスワードは、セキュリティ感覚アプリケーションによって、又は網膜認証システムで送信される秘密レベルが所定の閾値未満であるときには、要求されている。二者択一的には、様々な利用可能な認証方法はユーザで選択されるか又は、第1認証が失敗ならば後退としてシーケンス的に使用され得る。
【0044】
理解されているように、PIN又はパスワードは、ユーザによってパプティックセンサ12で、例えば、VRD装置1でユーザに表示される仮想キーボードで入れられる。
【0045】
もし認証手続がポジティブであれば、ユーザは、発明の眼鏡1上に搭載された上述のパプティックセンサ12を介してコマンド入力で、パーソナル装置9(又は移動体電話2)を介してナビゲートできる。コマンドもまた、通信チャネル8を伝送される。既に述べたように、ナビゲーションは、ローリング、スクローリング、クリッキング、やプレシング(押圧)のような公知のコマンドを含む。この装置では、ユーザは、表示されるべき、ゲームをするため、又は、パーソナル装置9に格納されたパーソナル文書をリビューするために、ビデオチップを選択可能である。同時に出る音は、前記イアホーン17を介してユーザに出され、例えば、前記通信チャネル8を伝送され得る。パーソナル装置9の例は、移動体ハンドセット、mp3プレーヤ、ゲームコンソール、PC,ラップトップ、DVB−H又はDVB受信器又は他の適切な装置である。
【0046】
システムが外部装置9(又は移動体電話2の下に外観されるように)に対になっているならば、システムは、この装置9との通信を開始するであろう。一実施例では、システム制御(制御ユニット11)は、対の外部装置2,9の特定のレジスタを含む。もしそうであれば、ユーザが、使用のための登録された装置2,9の一方を選択する。一旦、ユーザが欲しい装置2,9を選択したら、
ユーザは、指紋センサ12を用いて前記外部装置2,9の完璧な制御をするために、指紋センサを使用できる。
【0047】
VRD装置1が記述したように、放送受信器に接続されるならば、DRM(デジタルライトマネジメント)システム内で認証用に使用可能である。ユーザは、料金(TV支払い)支払うために前もってあるコンテントを購読する。購読中、例えば、ビデオ店内で、ユーザは、コンテントプロバイダにバイオメトリックデータを表示しなければならない。そして、バイオメトリックデータがユーザのコンテントに沿って送信された特定の暗号データと適合するならば、ユーザだけは、購読のコンテントを復合化できる。勿論、暗号化及び複合化手段は、適当なセキュリティを提供するために使用される。
【0048】
この実施例では、パプテックセンサ12は、チャネル、ボリューム、輝度等の項目を選択するためだけでなく、表示イメージ又はビデオをズーム、リプレイ等のためにも使用され得る。
【0049】
ユーザは、パーソナル装置9としてパーソナルコンピュータにVRD装置1を接続し、この装置9で特別のアプリケーションをアクセスするならば、このアプリケーションは、好ましくは、バイオメトリック特徴でセキュアされ得る。このようにして、そのアプリケーションは、保護され、権威のある人によって使用され得る。
【0050】
第2の実施例では、本発明のVRD装置1は、移動体電話2にコンタクトレスの通信チャネル8上に接続されている。移動体電話2は、表示器22、キーボード23(又は任意の他の入力手段)、前記コンタクトレスのインターフェース23及びユーザ特定データが格納されたチップボード、例えば、SIM(購読者認識モジュール)カード24を備える。再び、任意の型のデータは、VRD装置1から移動体電話2への短範囲通信インターフェース13,23上で双方向に交換され、VRD装置1又は移動体電話2で表示され得る。変形例では、コンタクトベースのインターフェース(例えば、ワイヤ)であり得るし、VRDは、外部装置9又は移動体電話2へのインターフェース上に接続する。
【0051】
認証手続は、パーソナル装置9用の説明したものと類似する。参照バイオメトリックデータは、SIMカード24に格納され得る。このバイオメトリックデータは、ユーザから取られた測定されたバイオメトリックデータと比較され、VRD装置1から移動体電話2に又は移動体電話2からVRD装置1に伝送される。
認証がポジティブであれば、ユーザは、ハプティックセンサ12を使用してSMS又はMMSを読み書き又は(移動体)インターネットをブラウスのように、移動体電話からデータを視覚化できる。再び、複数のバイオメトリックデータや付加的なPINコードを使用するのが可能となる。他の実施例では、本発明のシステムの使用中に、ユーザでもまた、例えば、同時に任意の他の光信号を見る間、電話で通話のように、非連動オーディオ信号にアクセスする。
【0052】
移動体電話2は、移動体無線インターフェース5上の通信ネットワーク6に接続される。ネットワーク6は、例えば、移動体無線ネットワーク、GSM又はUMTSによるが、ネットワークであるか又は幾つかのネットワークから成る。移動体電話2は、リモートサーバ3を持つ通信ネットワーク6、例えば、通信ネットワーク6のオペレータで管理されたhttp又はWAPサーバに接続され得る。移動体電話2とリモートサーバ3との間のデータ伝送は、好ましくは、例えば、プロトコルSSL(Secure Sockets Layer),TLS(Transport Layer Security),やWTLS(Wireless Transport Security) で端から端まで、セキュアされている。移動体電話2からリモートサーバ3に送信されたデータは、好ましくは、セキュリティモジュールで、好ましくは、眼鏡1又は移動体電話2(エアインターフェース/コンタクトレスの通信チャネル8)のSIMカード24、又はセキュリティモジュール110の内の電子証明に格納されている電子私的キー電子的にサインされる。
【0053】
この実施例によれば、前記仮想網膜表示器1は、前記移動体電話2又は前記移動体ネットワーク6の前記短範囲の通信インターフェース13、23をサーバ3又はコンテントプロバイダ4に接続される。サーバ3は,カスタマデータベース32又はサービスデータベース33内に異なるデータベース内に通信パス7上をアクセスするためのポータル31を含む。サーバ3に対してユーザの識別又は認証が上述した同じ方法で、音声認識やパスワードと共に網膜認証で眼鏡1のフレームに搭載された指紋センサ12で行われる。この実施例は、
ユーザがパプテックセンサをサーバ3又はコンテントプロバイダ4をアクセス又は他のバイオメトリックデータと調和(トーン)するためのナビゲーション道具として使用する間、ユーザから指紋が取られるのを許容する。サーバ3のアクセスのために、セキュリティ制御は、SIMカードにおいて格納された参照データと共にパプテックセンサ12で行われ得る。テストがポジティブであれば、サーバ3は、アクセスされ得る。このようにしてセキュリティは、著しく増大される。変形例では、指紋認証は、SIMの同一又は類似か又は上述されているような特別のセキュリティチップとしての機能を持つ特別のチップに格納される。更なる実施例では、任意のセキュリティチップにおいて、SIM又は任意のセキュリティチップにおけるユーザ認識は、付加的に又は指紋又は他のバイオメトリック認識を取替えるために使用される。
【0054】
ユーザは、このサーバ3をアクセスしたいならば、認識又は認証されるためにバイオメトリック特徴で前もって登録しなければいけない。サーバ3でユーザに付与された権利は、サーバ3の型及びサービスプロバイダによって申し込まれたサービスの型に依存する。移動体電話2もまた、あるコンテントを購読するために通信ネットワーク6をコンテントプロバイダ4に接続される。これにより、コンテントプロバイダ4にバイオメトリック特徴を伝送する。
【0055】
コンテントプロバイダ4にアクセスするためのセキュリティコントロールは、SIMカードで格納された参照データと共にパプティックセンサ12で行われ得る。テストがポジティブであれば、コンテントがアクセスされ得る。このようにして、セキュリティは、著しく増大される。変形例では、指紋参照は、叙述したように特別のセキュリティチップのようなSIMの同一又は類似の機能を持つ特別のチップに格納される。更なる実施例では、SIM又は任意のセキュリティチップにおけるユーザ認識は、付加的又はコンテントをアクセスするときの指紋又は他のバイオメトリック認識を取替えるために使用される。
【0056】
更に実施例では、2つの「センサ眼鏡1」は、コンタクトレスインターフェース13又は通信ネットワーク6又はユーザAとユーザBとの間を介して同一装置1を双方が使用して、一緒に接続され得る。この実施例では、ユーザAは、ユーザB(マクロフォン及び反転された網膜スキャン装置18)のセンサ眼鏡1で獲得された音及びイメージを経験する。付加的な情報は、ユーザAのビームイメージの上にユーザBの観点をマークすることで提供される。この実施例は、ビデオ会議及びビデオゲーム用に部分的に使用可能である。
【0057】
システム制御は、図2にある本発明の眼鏡の全機能を制御するマイクロプロセッサである。制御ユニット11は、パプテックセンサ12、コンタクトレスのインターフェース13、電源14、マイクロフォン15、イアホン17、網膜スキャン表示器18、及びメモリや認識モジュール(SIMカード)19のようなVRD装置1の全ての部分を制御する責任がある。制御ユニット11もまた、
暗号で、コンタクトレスの通信チャネル8をセキュアする責任ある。メモリ内では、ハードウェア部品を制御するためのソフトウェア、バイオメトリック特徴、及びユーザ優先が格納される。ユーザによって直接的に実行されるべきアプリケーション又はプログラム、又はユーザがこの装置2,9にアクセスする権利を得るための対の外部装置2,9の特定レジスタを含む。
【0058】
図3に示されているように、眼鏡1は、アプリケーションや書き込まれたテキストに基づいた眼鏡1の透明性は、シースルー(100)から非シースルー(101,102、103)の眼鏡部分及ぶこの連続から制御され得る。このようにして、ユーザは、表示されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)ばかりでなく環境及び周囲であり得る。透明性はまた、サングラスとして作用する。視覚障害を持つユーザのために眼鏡は、視覚訂正を制御する。制御動作は、パプテックセンサ12の機能の一つで行われる。変形例では、透明性は、VRD装置1によって又はユーザビューの背景に表示されるコンテントによる自動的に適用される。このようにして、もしユーザが少なくとも部分的に明確な青空又は白雲、又は黒手紙を見るなら、背景が黒又は灰色であれば、白手紙が表示されない。
【0059】
本発明の「センサ眼鏡」の利点は、速度、利便性、品質、秘密、及び信頼の領域において重要である。別途キーボードは、必要でないが、ユーザ用に大変容易く使用するパプテックセンサ12だけである。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】指紋センサを持つ眼鏡形状の仮想網膜表示器を備える発明の装置及びシステムの図を示す。
【図2】図1に示された仮想網膜表示器用の制御システムを示す。
【図3】透明度を調整するための手段がVRD装置に統合された、他の発明の実施例を示す。
【符号の説明】
【0061】
1 眼鏡(仮想網膜装置(VRD装置))
2 モバイルホーン
8 コンタクトレスの通信チャネル
9 パーソナル装置
11 制御論理
12 パプテックセンサ(指紋センサ)
13、23 短範囲のコンタクトレスのインターフェース
14 電源
17 イアホーン
16 電気線
18 網膜スキャン装置
19 アイデンティフィケーションモジュール(SIMカード)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの網膜上にイメージを映し出すために眼鏡(1)形状の仮想網膜表示器(VRD)と、
少なくとも一つのハプティックセンサ(12)と、この少なくとも一つのハプティックセンサ(12)と共に前記仮想網膜表示器で表示されたメニューを介してナビゲートすることは、可能であり、
少なくとも前記仮想網膜表示器及び少なくとも一つのハプティックセンサ(12)を制御するための中央制御装置(11)と、を備えることを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記少なくとも一つのハプティックセンサ(12)は、前記通信装置のユーザを識別又は認証するための指紋センサとして作用することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記少なくとも一つのハプティックセンサ(12)は、前記眼鏡(1)のフレームに搭載され、又は、前記仮想網膜表示器に短範囲の接続インターフェース(13、8、23)で接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記装置は、
生物測定学的な参照データを蓄積するための手段と、
測定された生物測定学的なデータで蓄積されたデータを比較するための手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の通信装置。
【請求項5】
前記生物測定学的なデータは、指紋又は音声認証、虹彩、及び/又は網膜スキャンの一つ又は組み合わせを備えていることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
【請求項6】
前記通信装置は、セキュリティモジュール(110)を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の通信装置。
【請求項7】
前記通信装置は、
非接触の短範囲の接続インターフェース(13)又は接触ベースのインターフェースを備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の通信装置。
【請求項8】
前記通信装置は、無線移動ネットワーク(6)の識別モジュール(24)を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の通信装置。
【請求項9】
前記通信装置は、眼球の位置を決定するための眼球トラクタを更に備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の通信装置。
【請求項10】
前記通信装置は、
電源(14)、イヤホーン(17)及び/又は身体スカーフマイクロフォン(15)を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の通信装置。
【請求項11】
前記通信装置は、前記眼鏡(1)の透明性(100−103)を調整するための手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の通信装置。
【請求項12】
前記通信装置は、前記通信装置の電源(14)として使用するための眼鏡(1)に統合された太陽パネルを更に備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の通信装置。
【請求項13】
ユーザの網膜上にイメージを映し出すために眼鏡(1)形状の仮想網膜表示器(VRD)と、
少なくとも一つのハプティックセンサ(12)と、この少なくとも一つのハプティックセンサ(12)と共に前記仮想網膜表示器で表示されたメニューを介してナビゲートすることは、可能であり、
少なくとも前記仮想網膜表示器及び少なくとも一つのハプティックセンサ(12)を制御するための中央制御装置(11)と、
短範囲の通信インターフェース(13)と、
前記短範囲の通信インターフェース(13)で前記仮想網膜表示器に接続されるべき少なくとも一つの外部装置と、を備えることを特徴とする通信システム。
【請求項14】
前記外部装置は、
移動体ヘッドセット、mp3プレーヤ、ゲームコンソール、PC,ラップトップ、DVB−H又はDVB受信器であり、
移動体電話(2)は、識別モジュール(24)を備えて、移動体通信ネットワーク(5)、もう一人のユーザ又は他の適当な装置の仮想網膜装置に接続されることを特徴とする請求項13に記載の通信システム。
【請求項15】
前記少なくとも一つのハプティックセンサ(12)は、前記眼鏡(1)のフレームに搭載され、又は、前記眼鏡(1)に短範囲の通信インターフェース(13)で接続されていることを特徴とする請求項13又は14に記載の通信システム。
【請求項16】
前記仮想網膜装置又は前記外部装置の使用のために前記通信装置の前記使用者を識別又は認証するために指紋センサとして前記少なくとも一つのハプティックセンサ(12)の使用を更に備えることを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載の通信システム。
【請求項17】
前記仮想網膜装置は、
サーバーと共に、前記短範囲の接続インターフェース(13)、前記移動体電話(2)、及び前記移動体ネットワーク(6)で接続されることを特徴とする請求項13乃至16のいずれかに記載の通信システム。
【請求項18】
通信装置を操作するための方法であって、前記方法は、
ユーザの網膜上にイメージを映し出すために仮想網膜表示器(VRD)にイメージを表示するステップと、
前記眼鏡(1)のフレームに搭載される少なくとも一つのハプティックセンサ(12)でメニューを介してナビゲートするステップと、を備えることを特徴とする通信装置。
【請求項19】
前記方法は、
項目を目視することによって、又は、眼球の動作の予め定められたシーケンスによって、前記ユーザの眼球で項目を選択し、前記少なくとも一つのハプティックセンサ(12)で前記項目を選択するステップを更に備えることを特徴とする請求項18に記載の通信装置を操作するための方法。
【請求項20】
前記ナビゲートするステップは、
前記イメージ又はビデオを移動、巻回、スクロール、ダブルクリック、押圧、又はズームすることを特徴とする請求項18又は19に記載の通信装置。
【請求項21】
前記ナビゲートするステップは、
仮想キーボード上で文字を入力することを備えることを特徴とする請求項18乃至20のいずれかに記載の通信装置。
【請求項22】
前記方法は、
前記VRD装置が始めて使用され前記装置のメモリ内に生物測定学的特徴を格納するときに、前記ユーザの生物測定学的特徴を採用するステップを更に備えることを特徴とする請求項18乃至21に記載の通信装置を操作するための方法。
【請求項23】
前記方法は、
前記装置の使用開始時の各々の時に前記ユーザの生物測定学的な特徴で前記格納された生物測定学的な特徴を比較し、前記ユーザの認証を行うステップを更に備えることを特徴とする請求項18乃至22のいずれかに記載の通信装置を操作するための方法。
【請求項24】
前記方法は、
前記ユーザの多数の異なる生物測定学的な特徴で前記ユーザを認証するステップを備えることを特徴とする請求項23に記載の通信装置を操作するための方法。
【請求項25】
前記方法は、
短範囲の通信インターフェース(13)上の前記仮想網膜表示器を外部装置で接続し、前記仮想網膜表示器でデータを交換するステップを更に備えることを特徴とする請求項18乃至24のいずれかに記載の通信装置を操作するための方法。
【請求項26】
前記方法は、
前記装置の使用及びデータの交換前に、前記外部装置に対する指紋、虹彩、網膜スキャン及び/又は音声認証のようなユーザの生物測定学的な特徴の一つ又は組み合わせでユーザを認証又は認証するステップを更に備えていることを特徴とする請求項25に記載の通信装置を操作するための方法。
【請求項27】
前記方法は、
前記ユーザを認証又は認証するためのPINコードを入れるステップを更に備えることを特徴とする請求項18乃至24のいずれかに記載の通信装置を操作するための方法。
【請求項28】
前記方法は、
短範囲の接続インターフェース(13)上の前記仮想網膜表示器を移動体ヘッドセット、mp3プレーヤ、ゲームコンソール、PC,ラップトップ、DVB−H又はDVB受信器に接続するステップを更に備え、
移動体電話(2)は、識別モジュール(24)を備えて、移動体通信ネットワーク(6)、もう一人のユーザ又は他の適当な装置の仮想網膜装置に接続されることを特徴とする請求項25のいずれかに記載の通信装置を操作するための方法。
【請求項29】
前記方法は、
指紋、虹彩、網膜スキャン及び/又は音声認証のようなユーザの生物測定学的な特徴の一つ又は組み合わせでユーザを認証又は認証するステップを更に備えていることを特徴とする請求項23又は26に記載の通信装置を操作するための方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−512911(P2009−512911A)
【公表日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−529617(P2008−529617)
【出願日】平成18年9月4日(2006.9.4)
【国際出願番号】PCT/EP2006/065955
【国際公開番号】WO2007/028778
【国際公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.ZIGBEE
【出願人】(301067357)スイスコム・モバイル・アクチエンゲゼルシヤフト (11)
【Fターム(参考)】