説明

道路用発光表示システム

【課題】発光表示体の発光の制御に充分な情報量と送信距離とを兼ね備えた無線信号の送受信が可能な道路用発光表示システムを提供する。
【解決手段】発光体と、この発光体の発光を制御する制御部と、無線信号を受信する受信部とを設けた発光表示体と、この発光表示体とは別体に設けられた前記無線信号を送信する送信部とを備えさせ、前記受信部で受信する前記送信部からの無線信号に基づき前記制御部により前記発光体を所定の発光パターンで発光させると共に、前記送信部と前記発光表示体の受信部とを900MHz以上1000MHz以下の周波数で前記無線信号の送受信を行うように設ける。道路において視線誘導や情報表示を行う発光体の制御に充分な情報量を伝達させることができ、道路に沿って前記発光表示体を複数設置する場合においても、通常の設置範囲においてはこれらを全てコントロールできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路付近に設置されて、歩行者や車両の運転手などに対し発光によって視線誘導や情報表示を行う道路用発光表示システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
無線信号の送受信によって、発光表示の内容や発光パターンの変更等を制御する道路用発光表示システムについては、種々の発明が開示されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電源と、該電源により点灯される光源と、信号を送信する送信手段と、送信された信号を受信する受信手段と、前記光源の点灯・消灯、送信手段および受信手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする発光鋲、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−121425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、超短波帯(VHF)の周波数の無線用電波で送信手段と受信手段との間の信号の送受信を行う構成が記載されているが、一般に30〜300MHzの周波数とされる超短波帯の電波では道路用発光表示システムの制御に必要な充分な量の情報が送受信できない場合があった。
【0006】
本発明は、発光表示体の発光の制御に充分な情報量と送信距離とを兼ね備えた無線信号の送受信が可能な道路用発光表示システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る道路用発光表示システムは、発光体と、該発光体の発光を制御する制御部と、無線信号を受信する受信部とを設けた発光表示体と、
該発光表示体とは別体に設けられた前記無線信号を送信する送信部とを備えた道路用発光表示システムであって、
前記発光表示体は、前記受信部で受信する前記送信部からの無線信号に基づき前記制御部により前記発光体を所定の発光パターンで発光させるようになされると共に、
前記送信部と前記発光表示体の受信部とが900MHz以上1000MHz以下の周波数で前記無線信号の送受信を行うようになされたことを特徴としている。
【0008】
本発明に係る道路用発光表示システムによれば、発光体と、この発光体の発光を制御する制御部と、無線信号を受信する受信部とを設けた発光表示体と、この発光表示体とは別体に設けられた前記無線信号を送信する送信部とを備え、前記受信部で受信する前記送信部からの無線信号に基づき前記制御部によって前記発光体を所定の発光パターンで発光させるように前記発光表示体を設けると共に、900MHz以上1000MHz以下の周波数で前記送信部と前記発光表示体の受信部とが前記無線信号の送受信を行うので、最大9.6kbps程度の通信速度で無線信号を送受信でき、道路において視線誘導や情報表示を行う発光体の制御に充分な情報量を伝達させることができる。
また、900MHz以上1000MHz以下の周波数で前記無線信号の送受信を行うので、300m程度の通信距離で無線信号の送受信が可能であり、この通信距離は道路に沿って前記発光表示体を複数設置する場合においても、通常の設置範囲においてはこれらを全てコントロールできる範囲である。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る道路用発光表示システムによれば、発光表示体の発光の制御に充分な情報量と送信距離とを兼ね備えた無線信号の送受信ができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係る道路用発光表示システムの実施の一例を示す図である。
【図2】本発明に係る道路用発光表示システムの実施の他の一例を示す図である。
【図3】本発明に係る道路用発光表示システムの実施の他の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図1は本発明に係る道路用発光表示システムの実施の一例を示す図であり、送信部からの無線信号によって複数の発光表示体の発光を同期させて表示させるものである。
図面において1a及び1bは自発光式道路鋲である。
本実施形態の自発光式道路鋲1は、それぞれ直線状の道路R1に沿って埋設されて設置され、内装する発光体からの光を放射させて車両の運転手などに視認させ、道路の線形を示して注意喚起を行うようになされた道路用発光表示システムを構成するようになされている。
自発光式道路鋲1には、それぞれ太陽電池と、この太陽電池の生起する電力を蓄える蓄電部と、この蓄電部からの電力によって発光する発光体と、この発光体の発光を制御する制御部とを内装させて、太陽電池が起電する昼間に電力を蓄電部に蓄え、太陽電池の起電力が低下した夕方から夜間にかけてあらかじめ制御部にインプットされた輝度や点滅周期等の発光パターンに基づき発光体が発光して、光を道路を走行する運転手に視認可能に放射させるようになされている。
また、この自発光式道路鋲1においては、親機として機能する自発光式道路鋲1aがその設置範囲の中央付近の位置に1個設置され、他に設置されているのは全て子機として機能する自発光式道路鋲1bである。
【0012】
そして、親機として機能する自発光式道路鋲1aには、内装する制御部からの信号を無線信号に変換して外部へ送信する送信部が内装され、900MHz以上1000MHz以下の範囲から選択される周波数の無線信号を送信可能に設けられており、具体的には発光体の点滅発光を制御する点滅発光信号を無線信号として送信可能に設けられている。
また、子機として機能する自発光式道路鋲1bには、前記送信部からの無線信号を受信して内装する制御部に送る受信部が内装されており、受信した点滅発光信号に基づき制御部が発光体を点滅発光させるようになされている。
【0013】
また、本実施形態の各自発光式道路鋲1には、各々個別のアドレス番号が設定されている。
自発光式道路鋲1aの制御部は、点滅発光信号に前記各自発光式道路鋲1のアドレス番号を付加して送信可能に設けられており、前記各自発光式道路鋲1は前記の送信された点滅発光信号をアドレス毎に選別受信して、各々のアドレス番号の付加された点滅発光信号に基づく発光パターンで発光体を発光させるようになされている。
【0014】
本実施形態の自発光式道路鋲1は、前記アドレス番号を付加した点滅発光信号に基づき各々の発光体の発光を同期させた発光パターンで発光することができ、一例として各自発光式道路鋲1の発光体の点滅を、道路R1の手前側に設置された自発光式道路鋲1から、順次道路R1の先側に設置された自発光式道路鋲1へ移動させて点滅発光させ、各自発光式道路鋲の発光が道路の進行方向へ流れるように発光させても良いし、道路R1の先側から手前側へ流れるように発光させても良いし、全ての自発光式道路鋲1を同時に点滅発光させてもよいし、他の発光パターンで同期発光させてもよい。
【0015】
また、本実施形態の自発光式道路鋲1aは、設置された各自発光式道路鋲1の設置範囲の中央付近に設置されることで、最も端側に設置された自発光式道路鋲1bまでの距離を短くして、より確実に送信部からの無線信号を受信させるようになされている。
また、本実施形態の自発光式道路鋲1aには前記送信部を内装させ、各自発光式道路鋲1bに受信部をそれぞれ内装させているが、全ての自発光式道路鋲に送信部と受信部を共に内装させて、設置場所の状況や目的などに応じて送信部と受信部のどちらを機能させるかを選択可能に設けてもよい。
【0016】
また、本実施形態の道路用発光表示システムは、発光表示体として路面に埋設して固定させる自発光式道路鋲1を用いて構成させているが、これに限るものではなく、路面上に固定させる自発光式道路鋲を用いて構成させてもよく、路面上に立設する支柱に取り付けられた発光式の自発光式視線誘導標に前記自発光式道路鋲1と同様の受信部、送信部を設けて構成させてもよく、他の発光式交通安全製品を用いて構成させてもよい。
【0017】
図2は本発明に係る道路用発光表示システムの実施の他の一例を示す図であり、発光表示体として複数の自発光式視線誘導標と1個の情報表示装置とを備えたものである。
そして送信部からの無線信号によって複数の自発光式視線誘導標の発光を同期させて表示させると共に、発光する発光体の組み合わせにより情報表示を行う情報表示装置に送信部からの無線信号に基づく情報表示を表示させるものである。
本実施形態の自発光式視線誘導標2は、それぞれ太陽電池Sと、この太陽電池Sの生起する電力を蓄える蓄電部と、この蓄電部からの電力によって発光する発光体21と、この発光体21の発光を制御する制御部23とを内装させて、太陽電池Sが起電する昼間に電力を蓄電部に蓄え、太陽電池Sの起電力が低下した夕方から夜間にかけてあらかじめ制御部23にインプットされた輝度や点滅周期等の発光パターンに基づき発光体21が発光して、光を道路を走行する運転手に視認可能に放射させるようになされている。前記発光体21は、立設する支柱の上部に固定された表示板22に複数固定されており、具体的には各発光体21は前記表示板22上に右方向を示す矢印を形作るように並設されている。
前記自発光式視線誘導標2は、右方向へ曲がる道路R2に沿って複数並設されて立設され、発光体21からの光を放射させて車両の運転手などに視認させ、道路の線形を示すと共にカーブの存在を認識させて注意喚起を行うようになされている。
【0018】
本実施形態の情報表示装置3は、LEDがドットマトリクス状に配置され、これらの選択的な発光によって文字情報や記号、図形を表す発光表示板31と、これに内装されて前記LEDの発光を制御する制御部33とを備えており、立設する支柱上部に固定されて設置されている。
本実施形態の情報表示装置3は、前記道路R2脇に立設されており、具体的には前記自発光式視線誘導標2の手前の位置に設けられ、道路R2を走行する車両の運転手などに対して、前記LEDの発光によって示される文字や図形により情報表示を行うようになされている。
【0019】
4は検知装置である。
本実施形態の検知装置4は、立設する支柱の上部に車両を検知する車両センサ41を備えており、具体的には前記道路R2の前記情報表示装置3の手前の位置に固定され、前記情報装置3と前記自発光式視線誘導標2の方向へ向かって道路R2を走行する車両を手前で検知するようになされている。
検知装置4に設ける車両センサ41には、マイクロ波や超音波を用いたドップラーセンサなどを好適に用いることができるが、これに限るものではなく、車両を検知可能な他の検知手段を用いることができる。
【0020】
更に、検知装置4には、制御部43と送信部44とが設けられ、前記制御部43は前記車両センサ41による車両の検知結果を各種の信号に変換する機能を有し、前記送信部44は前記制御部43からの信号を無線信号に変換して外部に送信する機能を有し、より具体的には900MHz以上1000MHz以下の範囲から選択される周波数の無線信号を送信可能に設けられている。
また、前記情報表示装置3には、前記送信部44からの無線信号を受信して制御部33に送る受信部34が内装されており、情報表示装置3は受信した送信部からの信号に基づき車両検知時に表示させるようにあらかじめインプットされた情報表示内容を前記制御部33が前記表板31に表示させるようになされている。
情報表示装置3の表示の一例として、通常時には表示板31に「走行注意」と文字表示させ、検知装置4が車両検知したときに送信される無線信号を受信部34が受信したときには、表示板31を「速度落せ」の文字に切り替えて情報表示させる、などの運用が可能である。
【0021】
また、本実施形態の各自発光式視線誘導標2には、各々個別のアドレス番号が設定されている。
本実施形態の検知装置4の制御部44は、各自発光式視線誘導標2の発光体2の発光を制御する制御部23にその発光のタイミングを同期させるための点滅発光信号を前記送信部44から送信させる機能を有し、更にはこの点滅発光信号に前記各自発光式視線誘導標2のアドレス番号を付加して前記送信部44から送信可能に設けられている。
前記各自発光式視線誘導標2は前記の送信された点滅発光信号を受信部24にて受信し、各々のアドレス番号の付加された点滅発光信号に基づく発光パターンで発光体21を発光させるようになされている。
【0022】
本実施形態の各自発光式視線誘導標2と情報表示装置3は、検知装置4から送信される無線信号に基づき、その発光パターンや、情報表示内容を変化させるように機能する道路用発光表示システムを構成するようになされている。
本実施形態の自発光式視線誘導標2は、前記アドレス番号を付加した点滅発光信号に基づき各々の発光体21の発光を同期させた発光パターンで発光することができ、一例として各自発光式視線誘導標2の発光体21の点滅を、道路R2の手前側に設置された自発光式視線誘導標2から、順次道路R2の先側に設置された自発光式視線誘導標2へ移動させて点滅発光させ、各自発光式視線誘導標2の発光が道路R2の進行方向へ流れるように発光させても良いし、道路R2の先側から手前側へ流れるように発光させても良いし、全ての自発光式視線誘導標2を同時に点滅発光させてもよいし、他の発光パターンで同期発光させてもよい。
また前記各自発光式視線誘導標2の発光パターンに同期させて、前記情報表示装置3の情報表示の発光を点滅させて表示させてもよい。一例として、道路R2の最も手前側に設置された情報表示装置3の情報表示を点滅発光させた後、前記各自発光式視線誘導標2の発光が道路R2の進行方向へ流れるように発光させることで、情報表示装置3の情報表示と各自発光式視線誘導標2の発光表示の発光のタイミングが同期されて、その誘目性が相乗的に高められる。
【0023】
本実施形態の各自発光式視線誘導標2は、発光体21を矢印形状に配置して発光表示を行うようになされているが、これに限るものではなく、発光体21を他の形状に配置させて設けてもよく、発光体21を1個のみ設けてもよい。
また、本実施形態の各自発光式視線誘導標2は、発光体21を立設する支柱上の表示板1に設けているが、これに限るものではなく、発光体21を支柱以外の立設物に設けてもよく、道路上に設けてもよく、道路に埋設固定させる物品に内装させても良い。
【0024】
図3は本発明に係る道路用発光表示システムの実施の他の一例を示す図であり、発光表示体として情報表示装置を備えたものである。そして送信部からの無線信号によって、発光する発光体の組み合わせにより情報表示を行う情報表示装置に無線信号に基づく所定の情報表示を表示させるものである。
本実施形態の道路用発光表示システムに用いられる本実施形態の情報表示装置3は、図2に示す実施形態と同じものであり、LEDがドットマトリクス状に配置された発光表示板31と、その発光を制御する制御部33と、900MHz以上1000MHz以下の範囲から選択される周波数の無線信号を受信可能な受信部34を備えており、立設する支柱上部に固定されて設置されている。
本実施形態の情報表示装置3は、その高さが低く窪む低位部Lへそれぞれ接続される道路R3、R4において、それぞれ前記低位部Lの手前の位置にそれぞれ1基づつ設置されており、道路R3及び道路R4を低位部Lへ向かって走行する車両の運転手などに対して、前記LEDの発光によって示される文字や図形により情報表示を行うようになされている。
【0025】
5は水位検知装置である。
本実施形態の水位検知装置5は、立設する支柱に取り付けられて所定の高さに水が存在するか否かを検知する水位センサ51を備えており、具体的には前記低位部Lの位置に固定され、低位部Lが冠水しているか否かを検知するようになされている。
水位検知装置5に設ける水位センサ51には、低位部Lに立設する支柱のある程度の高さに水分計を設けてもよく、水分を検知できるレーダー等を用いても良い。
【0026】
更に、水位検知装置5には、制御部53と送信部54とが設けられ、前記制御部53は前記水位センサ51による水の検知結果を各種の信号に変換する機能を有し、前記送信部54は前記制御部53からの信号を900MHz以上1000MHz以下の範囲から選択される周波数の無線信号に変換して外部に送信する機能を有し、より具体的には前記情報表示装置3の受信部34が受信可能な無線信号を送信可能に設けられている。
また、前記情報表示装置3は、前記送信部54からの無線信号を受信部34が受信して、内装する制御部33に信号を送り、情報表示装置3は受信した前記無線信号に基づき一定の高さの水位検知時に表示させるようにあらかじめインプットされた情報表示内容を前記制御部33が前記表板31に表示させるようになされている。
情報表示装置3の表示の一例として、通常時には表示板31に「走行注意」と文字表示させ、水位検知装置5が一定の高さの水を検知したときに送信される無線信号を受信部34が受信したときには、表示板31を「冠水注意」の文字に切り替えて情報表示させ、更に高い水位を水位検知装置5が検知したときに「通行止め」の文字表示を行うようにする、などの運用が可能である。
【0027】
本実施形態の情報表示装置3は、水位検知装置5に設けられた送信部54から送信される無線信号に基づき、情報表示内容を変化させるように機能する道路用発光表示システムを構成するようになされている。
【0028】
図1〜3に示す実施形態の道路用発光表示システムは、それぞれの送信部と受信部とが、900MHz以上1000MHz以下の周波数で無線信号の送受信を行うので、最大9.6kbps程度の通信速度で無線信号を送受信でき、道路用発光表示システムの発光表示体の発光体の制御に充分な情報量を伝達させることができる。
また、900MHz以上1000MHz以下の周波数で前記無線信号の送受信を行うので、300m程度の通信距離で無線信号の送受信が可能であり、道路付近に設置させて用いる道路用発光表示システムとして設置される前記発光表示体と送信部との設置間隔で充分に通信可能とできる。
例えば、図1の実施形態においては、無線信号の中継装置を別に設置させずに、自発光式道路鋲1aから最も遠い位置の自発光式道路鋲1bまでの設置距離を300m程度まで設けられるので、一般的な自発光式道路鋲の設置距離を充分カバーできると共に、各アドレス番号が付加された点滅信号を送受信するために必要な通信速度を充分に得ることができる。
また、図2の実施形態においても、同様に無線信号の中継装置を別に設置させずに、検知装置4から最も遠い位置の自発光式視線誘導標2までの設置距離を300m程度まで設けられると共に、各アドレス番号が付加された点滅信号と情報表示装置3に受信させる車両検知時の信号とを送受信するために必要な通信速度を充分に得ることができる。
また、図3の実施形態においても、各情報表示装置3を低位部Lに設置させた水位検知装置5から300m程度まで離して設置できるので、情報表示装置3による水位情報を、道路R3、R4の低位部Lのより手前の位置から情報表示できると共に、水位に関する無線信号を送受信するために必要な通信速度を充分に得ることができる。
【符号の説明】
【0029】
1a、1b 自発光式道路鋲
2 自発光式視線誘導標
21 発光体
22 表示板
23 制御部
24 受信部
3 情報表示装置
33 制御部
24 受信部
4 検知装置
41 車両センサ
43 制御部
44 送信部
5 水位検知装置
51 水位センサ
53 制御部
54 送信部
S 太陽電池

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光体と、該発光体の発光を制御する制御部と、無線信号を受信する受信部とを設けた発光表示体と、
該発光表示体とは別体に設けられた前記無線信号を送信する送信部とを備えた道路用発光表示システムであって、
前記発光表示体は、前記受信部で受信する前記送信部からの無線信号に基づき前記制御部により前記発光体を所定の発光パターンで発光させるようになされると共に、
前記送信部と前記発光表示体の受信部とが900MHz以上1000MHz以下の周波数で前記無線信号の送受信を行うようになされたことを特徴とする道路用発光表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−46914(P2012−46914A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−188146(P2010−188146)
【出願日】平成22年8月25日(2010.8.25)
【出願人】(000002462)積水樹脂株式会社 (781)
【Fターム(参考)】