説明

防犯式排水点検口蓋

【課題】排水管の点検口蓋を、簡単な構造で施錠できるようにすることで、安全を確保する。
【解決手段】先ずパイプ1の開口部に蓋本体2を接着する。次に蓋3を蓋本体2に嵌め込み、蓋3の溝に位置決め板4を嵌め込み施錠できるようにすることで、いたずら防止をする。このように簡単な金型で部材を提供できたので安価に製品を提供できる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
この発明は塩化ビニール管における内部の付着物を掃除の為に設けられた点検口に外部からいたずらで異物をほうり込まれたり、排水管が異常を来さないように施錠を可能とする蓋である。
【背景技術】
【0002】
従来は塩化ビニールの蓋は蓋本体の内側にネジを切り、それをパイプに接着し、更に蓋にもネジを切り 、蓋本体にねじ込んだだけであった。その為に誰でも簡単に開けることが出来たものである。
近年社会の多様化に伴って排水点検口から異物が放り込まれて途中で管が詰まり、汚水が外に溢れる事件が報告されているので 施錠が可能な蓋を提供する物である。
【発明の詳細な説明】
【0003】
構成は ▲2▼−蓋本体▲3▼−蓋▲4▼−位置決め板▲6▼−ゴムリング▲5▼−締め付けビスの5種類の部品で構成するものである。
▲2▼−蓋本体と▲3▼−蓋には爪を図1の如く任意の角度分だけ均等に設置する
▲2▼−蓋本体に▲3▼−蓋を爪のない部位から挿入し▲2▼−蓋本体と▲3▼−蓋の爪がお互いに重なり合う位置に▲3▼−蓋を回す。爪同士が重なった位置で▲2▼−蓋本体と▲3▼−蓋に▲4▼−位置決め板がはめ込めるだけの切り込みを作りその切り込みに▲4▼−位置決め板を装着後▲5▼−締め付けビスで▲3▼−蓋に▲4▼−位置決め板を締め付ける。 その位置でツマミ部の穴が一直線に並ぶのでその穴に南京錠等をつけることが出来る物である。
▲3▼−蓋を取るときには錠をはずして ▲5▼−締め付けビスを取り外した後で▲4▼−位置決め板を取り外し、▲3▼−蓋を所定の角度だけ回転させお互いの爪が抜き方向に緩衝しない位置で引き抜けばはずせるものである。
シール性はゴムリングを図2の▲3▼−蓋のゴムリング装着溝にはめ込んであり ▲2▼−蓋本体と▲3▼−蓋に密着しているので水や気体が漏れる事はない。
図(1)の▲1▼−化ビニール管の端末に▲2▼−蓋本体を接着し、蓋を取り付ける材質は▲2▼−蓋本体▲3▼−蓋は樹脂とし ▲4▼−位置決め板は樹脂又は金属とする
【発明の効果】
【0004】
この蓋を取り付けて於けば、簡単には蓋をはずすことは無理であるのでいたずらで排水口から物をいれられる事を防止できる物である。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】発明部品の組図の側面図と断面図と斜視図である。
【図2】発明装置の各部品の断面図である。
【図3】発明装置の 各部品の斜視図である。
【符号の説明】
【0006】
▲1▼ 塩化ビニール管
▲2▼ 蓋本体
▲3▼ 蓋
▲4▼ 位置決め板
▲5▼ 締め付けビス
▲6▼ ゴムリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排水用塩化ビニール管の任意の場所の点検用の口に液体、気体が漏れ出さないようにシール性の蓋をするために、蓋本体と蓋と位置決め板とゴムリングと数本のボルトネジから構成する部品を用いて蓋をする。その蓋本体と蓋の表面に溝を作り、その溝に位置決め板を装着し、ネジで蓋に締め付け、更に施錠を可能とする穴をツマミに作り南京錠等を装着出来るようにした物である。
図(1)、(図2)、(図3)は本発明の詳細図である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−185592(P2009−185592A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−52637(P2008−52637)
【出願日】平成20年2月4日(2008.2.4)
【出願人】(303021551)
【Fターム(参考)】