説明

電極シート製造装置及び電極シート製造方法

【課題】バインダーの偏在を抑制できる電極シート製造装置を提供する。
【解決手段】集電箔Sに電極ペーストPを塗工し、塗工した電極ペーストPを乾燥させることにより電極シートを製造する電極シート製造装置100であって、電極ペーストPを、常温以上かつ電極ペーストPに含まれる溶媒の揮発温度以下の予熱温度T0で予熱する加熱ユニット110と、加熱ユニット110によって予熱された電極ペーストPを、集電箔Sに塗工するスロットダイ120と、スロットダイ120によって塗工された電極ペーストPを、予熱温度T0と略同一の第一乾燥温度T1で乾燥させる第一乾燥炉130と、第一乾燥炉130によって乾燥させた電極ペーストPを、電極ペーストPに含まれる溶媒の揮発温度以上の第二乾燥温度T2で乾燥させる第二乾燥炉140と、を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電極シート製造装置及び電極シート製造方法の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
電極シートは、例えば二次電池を構成する帯状のシートであって、電極シートの芯材となる集電箔の表面に電極ペーストを塗工したものである。電極ペーストとは、活物質やバインダー(結着材)等の粉体を有機溶剤等の希釈溶媒で分散して構成されるペースト状の材料である。電極シート製造装置は、二次電池の製造工程において、集電箔に電極ペーストを塗工し、塗工された電極ペーストを乾燥させて、集電箔の表面に電極合材層を形成する装置である(例えば、特許文献1)。
【0003】
電極ペーストには、集電箔と電極ペーストに含まれる活物質等とを結着させるためのバインダー(結着材)が含まれている。例えば、電極ペーストを強熱乾燥させると、バインダーが電極ペーストの表面に移動し、電極ペーストと集電箔との境界に存在するバインダーが少なくなる現象が発生する。このように、電極ペーストの表面側にバインダーが偏在する現象を、バインダーの偏在(マイグレーション)という。
【0004】
バインダーの電極ペースト表面側への偏在が生じると、製造された電極シートにおける集電箔と電極合材層との密着力が低減する。集電箔と電極合材層との密着力が低減すると、集電箔から電極合材層が剥がれやすくなる。集電箔から電極合材層が剥がれやすくなると、二次電池のサイクル特性が低下する。そこで、電極シート製造装置及び電極シート製造方法の分野では、バインダーの偏在を抑制することが課題となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−329416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の解決しようとする課題は、バインダーの偏在を抑制できる電極シート製造装置及び電極シート製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
即ち、請求項1においては、集電箔に電極ペーストを塗工し、塗工した電極ペーストを乾燥させることにより電極シートを製造する電極シート製造装置であって、前記電極ペーストを、常温以上かつ前記電極ペーストに含まれる溶媒の揮発温度以下の予熱温度で予熱する予熱手段と、前記予熱手段によって予熱された前記電極ペーストを、集電箔に塗工する塗工手段と、前記塗工手段によって塗工された前記電極ペーストを、前記予熱温度と略同一の第一乾燥温度で乾燥させる第一乾燥手段と、前記第一乾燥手段によって乾燥させた前記電極ペーストを、前記電極ペーストに含まれる溶媒の揮発温度以上の第二乾燥温度で乾燥させる第二乾燥手段と、を具備するものである。
【0009】
請求項2においては、請求項1に記載の電極シート製造装置であって、前記第一乾燥手段は、前記電極ペーストに含まれる溶媒量が15wt%減少するまで、塗工された前記電極ペーストを、前記予熱温度と略同一の第一乾燥温度で乾燥させるものである。
【0010】
請求項3においては、集電箔に電極ペーストを塗工し、塗工した電極ペーストを乾燥させることにより電極シートを製造する電極シート製造方法であって、前記電極ペーストを、常温以上かつ前記電極ペーストに含まれる溶媒の揮発温度以下の予熱温度で予熱する予熱工程と、前記予熱工程にて予熱された前記電極ペーストを、集電箔に塗工する塗工工程と、前記塗工工程にて塗工された前記電極ペーストを、前記予熱温度と略同一の第一乾燥温度で乾燥させる第一乾燥工程と、前記第一乾燥工程にて乾燥させた前記電極ペーストを、前記電極ペーストに含まれる溶媒の揮発温度以上の第二乾燥温度で乾燥させる第二乾燥工程と、を具備するものである。
【0011】
請求項4においては、請求項3に記載の電極シート製造方法であって、前記第一乾燥工程では、前記電極ペーストに含まれる溶媒量が15wt%減少するまで、塗工された前記電極ペーストを、前記予熱温度と略同一の第一乾燥温度で乾燥させるものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の電極シート製造装置及び電極シート製造方法によれば、電極シートにおけるバインダーの偏在を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態に係る製造装置の全体的な構成を示した構成図。
【図2】本発明の実施形態に係る製造工程の流れを示したフロー図。
【図3】同じく製造工程における電極ペーストの粘度及び温度の時系列変化を示したグラフ図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1を用いて、電極シート製造装置100について説明する。
【0015】
電極シート製造装置100は、本発明の電極シート製造装置の実施形態である。電極シート製造装置100は、集電箔Sに電極ペーストPを塗工し、塗工した電極ペーストPを乾燥させて、集電箔Sの表面に電極合材層を形成することにより、電極シートを製造する装置である。電極ペーストPは、活物質、結着材(バインダー)、増粘材及び希釈溶媒を含んだスラリー(流動体)で構成されている。
【0016】
電極シート製造装置100は、タンク105と、予熱手段としての加熱ユニット110と、フィルタ115と、塗工手段としてのスロットダイ120と、第一乾燥手段としての第一乾燥炉130と、第二乾燥手段としての第二乾燥炉140と、を具備している。
【0017】
タンク105は、活物質、結着材、増粘材及び希釈溶媒が混練された電極ペーストPを貯溜するものである。タンク105からスロットダイ120までは、搬送管によって接続されている。なお、タンク105では、特に貯溜される電極ペーストPの温度管理等を行わないものとする。
【0018】
加熱ユニット110は、電熱線の熱によって、電極ペーストPが予熱温度T0になるように予熱するものである。予熱温度T0は、常温以上かつ電極ペーストPに含まれる溶媒の揮発温度以下の温度とされている。
【0019】
常温とは、常に一定した温度、恒温、特に冷やしたり、熱したりしない温度、平常の温度または一年中の平常の温度である。本実施形態では、常温は、30℃とされている。
【0020】
溶媒の揮発温度とは、溶媒を湿度50%の環境下で一日(24時間)放置した場合の残有溶媒変化率が1%となる保管温度(周囲温度かつ電極ペーストPの温度)である。本実施形態では、電極ペーストPの溶媒の揮発温度は60℃である。
【0021】
加熱ユニット110は、電極ペーストPを30℃以上かつ60℃以下の範囲で加熱できるように構成されている。本実施形態では、予熱温度T0は60℃とされている。
【0022】
フィルタ115は、電極ペーストPに混ざり込んだ固形物又は異物を取り除くものである。フィルタ115は、搬送管の途上に設けられている。
【0023】
スロットダイ120は、ダイヘッドから電極ペーストPを押し出しながら集電箔Sに塗工するものである。スロットダイ120の構成について、詳しくは説明を省略する。
【0024】
第一乾燥炉130は、集電箔Sに塗工された電極ペーストPを、第一乾燥温度T1の環境下で、電極ペーストP中の溶媒量が15wt%減少するまで乾燥させる炉である。第一乾燥炉130では、空気をヒータで加熱して第一乾燥温度T1の熱風として炉内に供給する構成とされている。第一乾燥温度T1は、加熱ユニット110の予熱温度T0と略同一の温度とされている。本実施形態では、第一乾燥温度T1は60℃とされている。
【0025】
第二乾燥炉140は、第一乾燥炉130によって乾燥された電極ペーストPを、第二乾燥温度T2の環境下で、さらに乾燥させる炉である。第二乾燥炉140の通過後には、電極ペーストP中の溶媒が全て揮発し(溶媒量が0%となる)、集電箔S上に電極合材層が形成される。第二乾燥炉140では、空気をヒータで加熱して第二乾燥温度T2の熱風として炉内に供給する構成とされている。第二乾燥温度T2は、電極ペーストPに含まれる溶媒の揮発温度を超える温度とされている。本実施形態では、第二乾燥温度T2は、120℃とされている。
【0026】
図2を用いて、電極シート製造工程S100の流れについて説明する。
【0027】
電極シート製造工程S100は、本発明の電極シート製造方法の実施形態である。電極シート製造工程S100は、電極シート製造装置100によって、集電箔Sに電極ペーストPを塗工し、塗工した電極ペーストPを乾燥させて、集電箔Sの表面に電極合材層を形成することにより、電極シートを製造する工程である。
【0028】
電極シート製造工程S100は、予熱工程S110と、塗工工程S120と、第一乾燥工程S130と、第二乾燥工程S140と、を具備している。
【0029】
予熱工程S110では、加熱ユニット110によって、電極ペーストPを、予熱温度T0で予熱する工程である。予熱温度T0は、常温以上かつ電極ペーストPに含まれる溶媒の揮発温度以下の温度とされている。本実施形態では、常温は30℃とされ、電極ペーストPの溶媒の揮発温度は60℃であり、予熱温度T0は60℃とされている。
【0030】
塗工工程S120では、スロットダイ120によって、予熱工程S110にて予熱された電極ペーストPを、集電箔Sに塗工する工程である。
【0031】
第一乾燥工程S130では、第一乾燥炉130によって、塗工工程S120にて塗工された電極ペーストPを、第一乾燥温度T1の環境下で、電極ペーストP中の溶媒量が15wt%減少するまで乾燥させる工程である。第一乾燥温度T1は、加熱ユニット110の予熱温度T0と略同一の温度とされている。本実施形態では、第一乾燥温度T1は60℃とされている。
【0032】
第二乾燥工程S140では、第二乾燥炉140によって、第一乾燥工程S130にて乾燥させた電極ペーストPを、第二乾燥温度T2の環境下でさらに乾燥させて、集電箔S上に電極合材層を形成する工程である。第二乾燥温度T2は、電極ペーストPに含まれる溶媒の揮発温度を超える温度とされている。本実施形態では、第二乾燥温度T2は、120℃とされている。
【0033】
図3を用いて、電極シート製造工程S100における作用について説明する。
図3の上段は、各工程における電極ペーストPの温度の時系列変化を示している。図3の下段は、各工程における電極ペーストPの粘度の時系列変化を示している。なお、粘度の高低については、無次元化している。
【0034】
予熱工程S110において、電極ペーストPは、加熱ユニット110によって、常温の30℃から予熱温度T0(60℃)まで予熱される。一般的に、スラリーは、温度の高いほど、粘度が低下することが分かっている。そのため、電極ペーストPの粘度は、予熱されるに従って低くなる。
【0035】
塗工工程S120においては、電極ペーストPは、スロットダイ120によって、集電箔Sに塗工される。一般的に、スラリーは、所定の粘度以下でなければ、適正な塗工を行うことが困難であることが分かっている。塗工工程S120では、電極ペーストPは、予熱工程S110において十分に予熱されているため、適正に塗工できる程度に十分低い粘度となっている。なお、塗工工程S120では、電極ペーストPの温度及び粘度は、特に変化しない。
【0036】
第一乾燥工程S130においては、電極ペーストPは、第一乾燥炉130にて第一乾燥温度T1(60℃)の熱風によって、溶媒量が15wt%減少するまで乾燥する。このとき、第一乾燥温度T1(60℃)と予熱温度T0(60℃)とが略同等温度とされているので、第一乾燥工程S130において、電極ペーストPの表面と内部とでは温度変化がなく、対流現象が抑制されている。
【0037】
対流現象とは、温度差によって、溶媒が電極ペーストの下方(電極ペーストPと集電箔Sとの境界付近)から上方(表面側)へ移動することである。例えば、電極ペーストPが常温のまま乾燥炉に搬送され強熱乾燥されると、電極ペーストPの上方と、電極ペーストPの下方との温度差が生じる。電極ペーストPの上方と、電極ペーストPの下方との温度差が生じると、その温度差によって対流が生じ、溶媒が下方から上方へ移動する。
【0038】
対流現象によって下方の溶媒が上方へ移動すると、溶媒の下方から上方への移動に伴い、バインダー(結着材)が下方から上方へ移動する。バインダーが下方から上方へ移動すると、電極ペーストPの上方にバインダーが偏在することとなる。
【0039】
ここで、第一乾燥温度T1(60℃)と予熱温度T0(60℃)とが略同等温度とされている。そして、予熱温度T0は、常温以上かつ電極ペーストPに含まれる溶媒の揮発温度以下の温度とされている。つまり、第一乾燥温度T1は、電極ペーストPに含まれる溶媒の揮発温度以下である。このように、溶媒の揮発温度以下で、溶媒量が15wt%減少するまで乾燥させることによって、溶媒における毛管現象の発生が抑制されている。
【0040】
溶媒における毛管現象とは、電極ペーストPの表面からの溶媒の抜け(揮発)によって、電極ペーストP内の溶媒が電極ペーストPの下方(電極ペーストPと集電箔Sとの境界付近)から上方(表面側)へ移動することである。例えば、電極ペーストPが強熱乾燥されると、電極ペーストPの上方の溶媒のみが電極ペーストPの表面から急激に抜けていく。上方の溶媒のみが電極ペーストPの表面から抜けていくと、下方の溶媒が上方へ移動する。
【0041】
毛管現象によって下方の溶媒が上方へ移動すると、溶媒の下方から上方への移動に伴い、バインダー(結着材)が下方から上方へ移動する。バインダーが下方から上方へ移動すると、上方にバインダーが偏在することとなる。
【0042】
第一乾燥工程S130では、電極ペーストPから急激に溶媒が抜けることがないため、電極ペーストPの粘度は緩やかな傾きで上昇する。また、第一乾燥工程S130では、電極ペーストPの温度は、第一乾燥温度T1(60℃)に維持されたまま、特に変化しない。
【0043】
第二乾燥工程S140においては、電極ペーストPは、第二乾燥炉140の内部で第二乾燥温度T2(120℃)の熱風によって乾燥する。第二乾燥工程S140においては、電極ペーストPは、十分な高温の環境下で乾燥される。このとき、電極ペーストPは、溶媒量の15wt%以上が第一乾燥工程S130において既に抜けているので、毛管現象が発生することはない。
【0044】
第二乾燥工程S140では、電極ペーストPの温度は、第二乾燥温度T2(120℃)まで上昇し、維持される。また、第二乾燥工程S140では、電極ペーストPの粘度は、溶媒の抜けが開始するまで急激に下降し、その後、溶媒の抜けが開始されると急激に上昇する。
【0045】
電極シート製造工程S100の効果について説明する。
電極シート製造工程S100によれば、電極ペーストPのバインダーの偏在を抑制できる。
【0046】
すなわち、第一乾燥温度T1(60℃)と予熱温度T0(60℃)とが略同等温度とされているので、第一乾燥工程S130において、対流現象が抑制される。ひいては、電極ペーストP内におけるバインダーの偏在を抑制できる。
【0047】
また、第一乾燥工程S130において、電極ペーストPに含まれる溶媒の揮発温度以下の第一乾燥温度T1によって、電極ペーストPは溶媒量が15wt%減少するまで乾燥するので、毛管現象が抑制される。ひいては、電極ペーストP(製造された電極シートの電極合材層)内でのバインダーの偏在を抑制できる。
【0048】
バインダーの偏在を抑制することによって、製造された電極シートにおける集電箔Sと電極合材層との密着力が低減することがない。集電箔Sと電極合材層との密着力が低減することがないため、集電箔Sから電極合材層が剥がれることがない。集電箔Sから電極合材層が剥がれることがないため、二次電池のサイクル特性が低下することがない。
【符号の説明】
【0049】
100 電極シート製造装置
110 加熱ユニット
120 スロットダイ
130 第一乾燥炉
140 第二乾燥炉
P 電極ペースト
S 集電箔
S100 電極シート製造工程
S110 予熱工程
S120 塗工工程
S130 第一乾燥工程
S140 第二乾燥工程
T0 予熱温度
T1 第一乾燥温度
T2 第二乾燥温度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
集電箔に電極ペーストを塗工し、塗工した電極ペーストを乾燥させることにより電極シートを製造する電極シート製造装置であって、
前記電極ペーストを、常温以上かつ前記電極ペーストに含まれる溶媒の揮発温度以下の予熱温度で予熱する予熱手段と、
前記予熱手段によって予熱された前記電極ペーストを、集電箔に塗工する塗工手段と、
前記塗工手段によって塗工された前記電極ペーストを、前記予熱温度と略同一の第一乾燥温度で乾燥させる第一乾燥手段と、
前記第一乾燥手段によって乾燥させた前記電極ペーストを、前記電極ペーストに含まれる溶媒の揮発温度以上の第二乾燥温度で乾燥させる第二乾燥手段と、
を具備する、
電極シート製造装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電極シート製造装置であって、
前記第一乾燥手段は、前記電極ペーストに含まれる溶媒量が15wt%減少するまで、塗工された前記電極ペーストを、前記予熱温度と略同一の第一乾燥温度で乾燥させる、
電極シート製造装置。
【請求項3】
集電箔に電極ペーストを塗工し、塗工した電極ペーストを乾燥させることにより電極シートを製造する電極シート製造方法であって、
前記電極ペーストを、常温以上かつ前記電極ペーストに含まれる溶媒の揮発温度以下の予熱温度で予熱する予熱工程と、
前記予熱工程にて予熱された前記電極ペーストを、集電箔に塗工する塗工工程と、
前記塗工工程にて塗工された前記電極ペーストを、前記予熱温度と略同一の第一乾燥温度で乾燥させる第一乾燥工程と、
前記第一乾燥工程にて乾燥させた前記電極ペーストを、前記電極ペーストに含まれる溶媒の揮発温度以上の第二乾燥温度で乾燥させる第二乾燥工程と、
を具備する、
電極シート製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の電極シート製造方法であって、
前記第一乾燥工程では、前記電極ペーストに含まれる溶媒量が15wt%減少するまで、塗工された前記電極ペーストを、前記予熱温度と略同一の第一乾燥温度で乾燥させる、
電極シート製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2013−101838(P2013−101838A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−245078(P2011−245078)
【出願日】平成23年11月9日(2011.11.9)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】