説明

養殖用水槽とソーラ発電装置

【課題】養殖用水槽とソーラー発電装置を一体化し、魚類、えび、うなぎ等を養殖する養殖用水槽で、この装置をトラック、トレーラーで搬送できる大きさに工場で量産化し組み立て、現地に搬送して設置することができる養殖用水槽とソーラー発電装置を提供する。
【解決手段】ソーラー発電装置3から電力を取り出し、それを自家用又は工業用として使用出来ると同時に、魚類、えび、うなぎ等を養殖する養殖用水槽2を下部に備えた本体1から構成され、トラック、トレーラーに搬送可能な大きさに工場で量産化され、現地、休耕田、遊休地、廃工場、廃校のグランド等に搬送し、現地で、組立て、直列、並列に設置し、設置した水槽同士を配管で連結し、多数の浄水装置を連結して水の水質を浄化するか、川、池、湖水、又は魚類によっては海水を注入する。ソーラー発電装置3を配線により連結し、蓄電装置も設置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚類,エビ等の養殖に用いられる養殖用水槽とソーラー発電装置を一体化し、工場で生産、又、車両での搬送・移動ができ現場で組立、分解が容易に可能な養殖用水槽とソーラ発電装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、一般に、養殖用水槽は、輸送用水槽とは異なり、大型であって、池,網いけす等を利用している。水の浄化や温度管理が容易なことからハウス内に水槽を設置して養殖するか、又は、養殖用水槽では、水質を維持するための浄化装置が水槽とは別に設けられ、水槽内の水を浄化装置に送り込んで浄化して水槽に戻している。また、近年環境に良い無限の太陽エネルギーを利用したソーラー発電装置が、一般家庭、工場、ビルの屋上などに普及しており、又、遊休地を利用したソーラー発電装置も見られるようになった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特許第2786901号
【特許文献2】 特開2004−263454号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年環境に良い無限の太陽エネルギーを利用したソーラ発電装置が国や都道府県の補助金で一般家庭やビルの屋上に大分普及され始めてきた。この無限の太陽エネルギーを利用したソーラー発電装置と食材である魚、えび、うなぎ等の魚類を養殖する養殖用水槽を一体化して、工場生産し、車両で搬送可能な、現場で組立て出来る養殖用水槽とソーラー発電装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の目的を達成するためになされており、本体1は養殖用水槽2とその養殖用水槽2の上部に環境に良い無限の太陽エネルギーを利用したソーラ発電装置3のパネルを設け、養殖用水槽2とソーラー発電装置3を一体化し、工場生産で大量に量産化する。量産化された養殖用水槽とソーラー発電装置を、搬送可能なトレーラー、大型トラック等で搬送し、休耕田、遊休地、廃工場の跡地、廃校のグランド、その他あらゆる遊休地等に大規模に設置し、魚類、えび、うなぎ等の養殖とソーラー発電を同時に行い、無限の電力と、養殖により雇用の促進と新しい事業を起こせることを目的としている。又、養殖用水槽には浄化装置・配管等の関連装置を、必要に応じて設け、ソーラー発電装置にも、蓄電器・電気機器・配線など関連装置を取付ける。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、養殖用水槽の上部に環境に良い無限の太陽エネルギーを利用したソーラ発電装置のパネルを設け、養殖用水槽とソーラー発電装置を一体化し、工場生産で大量に量産化する。量産化された養殖用水槽とソーラー発電装置を、搬送可能なトレーラー、大型トラック等で搬送し、休耕田、遊休地、廃工場の跡地、廃校のグランド、その他あらゆる遊休地等に大規模に設置し、魚類、えび、うなぎ等の養殖とソーラー発電を同時に行い、無限の電力と、養殖により雇用の促進と新しい事業を起こせることにより、日本中の休耕田、遊休地、廃工場、廃校等の有効利用、電力の無限の供給と養殖による魚類、えび、うなぎ等の安定的な供給、工場での量産化などによる設備投資、従業員の確保など多大な効果が期待できる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
国や都道府県の補助金でソーラー発電装置は一般家庭やビルの屋上、工場の屋根に大分普及され始めてきたが、全体から見ると数%に過ぎず、まだ、全国的に進めるには購入費、設置工事が高額すぎ急激な増加は見込めず数十年かかると思う。
本発明は、この無限の太陽エネルギーを利用したソーラー発電装置と食材である魚類、えび、うなぎ等の魚類を養殖する養殖用水槽を一体化することによって、工場生産で量産化が可能で、そのためには工場の増設などによる設備投資、雇用の確保が必要であり、車両で搬送可能な大きさにし、休耕田、遊休地などに搬送し、現地で組立て解体出来る養殖用水槽とソーラー発電装置である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る養殖用水槽とソーラー発電装置の組立斜視図
【図2】本発明に係る養殖用水槽とソーラー発電装置を一体化した正面図
【図3】本発明に係る養殖用水槽とソーラー発電装置を一体化した平面図
【図4】本発明に係る養殖用水槽とソーラー発電装置を一体化した右側面図
【図5】本発明の養殖用水槽本体を連結した配置平面図
【図6】本発明の養殖用水槽本体を連結した配置右側面図
【符号の説明】
【0009】
1 本体
2 養殖用水槽
3 ソーラー発電装置
4 浄化装置
5 配管
6 バッテリー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明は、本体1は搬送可能な大きさの養殖用水槽2とその水槽の上部にソーラー発電装置3を設置したことを特徴とする養殖用水槽とソーラー発電装置。
【請求項2】
本発明は、上部にソーラー発電装置、下部に養殖用水槽を設け一体化したことを特徴とする請求項1記載の養殖用水槽とソーラー発電装置。
【請求項3】
本発明は、休耕田、休耕地、遊休地、廃工場、廃校、工場敷地内等、その他の全ての遊休地に設置可能で、トラック、トレーラーでどこへも搬送可能なことを特徴とする請求項1ないし2のどちらか1項に記載の養殖用水槽とソーラー発電装置。
【請求項4】
本発明は、魚類、エビ、うなぎ等その他多数の魚類を養殖と同時にソーラー発電も可能な事を特徴とする請求項1〜3項のどちらか1項に記載の養殖用水槽とソーラー発電装置。
【請求項5】
本発明は、工場で生産、組立し、車両、トレーラーで搬送し休耕田、休耕地遊休地、廃工場、廃校、工場敷地内等の現場に運び、現場で直列に又は並列にならべて配置し組立て又は分解できることを特徴とする請求項1〜4項のどちらか1項に記載の養殖用水槽とソーラー発電装置。
【請求項6】
本発明は、地球上の全ての遊休地、休耕地の上に容易に設置でき、解体もでき移動も容易にできることを特徴とする請求項1〜5項のどちらか1項に記載の養殖用水槽とソーラー発電装置。
【請求項7】
本発明は、養殖用水槽とソーラー発電装置を一体化し、工場で量産化でき、どこの休耕田、遊休地にも運搬し設置できることを特徴とする請求項1〜6項のどちらか1項に記載の養殖用水槽とソーラー発電装置。
【請求項8】
本発明において、養殖用水槽に付属する浄水装置、配管等の装置、ソーラー発電に付属する蓄電装置、配線等の全ての装置を含む事を特徴とする請求項1〜7項のどちらか1項に記載の養殖用水槽とソーラー発電装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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