説明

高含水率物質の乾燥方法

【課題】 より低コストで高含水率物質を乾燥することができる高含水率物質の乾燥方法を実現する。
【解決手段】 多数のセラミック・ボール11を収容するとともに、乾燥した粉粒物を取り出す取出口26を有する箱筒状の上部中空室23の下端と連通する、円筒状の中空室22内に、熱風供給路24を介して熱風発生源からの熱風を供給し、熱風により中空室22および上部中空室23の内部が加熱されて所定温度に達した後に、含水率が10〜20%であり粒径が0.1〜10mmである竹の葉および茎の粉粒体と高含水率物質とを、竹の葉および茎の粉粒体の含水率が80〜85%となるように混合撹拌してなる被乾燥物を、被乾燥物供給路25を介して中空室22内に供給して乾燥する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は高含水率物質の乾燥方法に関する。具体的には、飲食物の製造工程において産出される不要残物などの高含水率物質に粉粒体を混合したうえで乾燥粉粒化する方法であって、より低コストで高含水率物質を乾燥粉粒化することができる高含水率物質の乾燥方法を提供せんとするものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、蒸留酒の一種である焼酎のうち、「本格焼酎」と呼ばれる焼酎の製造工程においては、多量の不要残物が産出される。すなわち、本格焼酎の原酒は、まず、蒸した穀類・芋類などの原料に麹菌を混入して麹を作る。ついで、この麹に水と酵母を加えてもろみを生成する。もろみが生成されたならば、もろみに更に穀類等の原料と水を混合したうえで発酵させる。その後、発酵したもろみを蒸留器により蒸留すると、アルコール分が蒸発し、この蒸発したアルコール分を冷却して液体化したものが、アルコール分96度程の本格焼酎の原酒となる。
【0003】
以上のようにして本格焼酎の原酒は製造されるのであるが、蒸留器を用いての蒸留工程においては、多量の不要残物(以下「絞り粕」という。)が産出される。この絞り粕は、固形分が3%で水分が97%の高含水率物質である。
【0004】
そこで、多量に産出される高含水率の絞り粕の搬送上、処理上の便宜を図るため、この絞り粕を乾燥することが、従来より行なわれており、その乾燥方法について説明する。
【0005】
この従来例では、前工程として、粉粒体である乾燥おから(乾燥粉粒化した豆腐殻)を、絞り粕に混合する。混合する乾燥おからは、含水率が5〜10%で、粒径が0.1〜5mm(5〜250メッシュ)のものを用いるが、豆腐殻の乾燥粉粒化は、図3(一部を切欠いた斜視図)に示す乾燥装置(特許第3182627号公報参照)により行う。
【0006】
この乾燥装置では、基台21上に横設され、内部に多数の小径(例えば、1.5〜6.0mm)のセラミック・ボール11を収容した円筒状の中空室22内に、熱風と被乾燥物とを供給して被乾燥物を乾燥する。中空室22は、上方に配置された箱筒状の上部中空室23の下端と連通している。
【0007】
ここにおける熱風は、中空室22の底部付近において先端を中空室22の周面に開口し、かつ、中空室22の円周の接線方向に沿って配設された熱風供給路24を介して、中空室22内に供給される。
【0008】
また、中空室22内への被乾燥物の供給は、ホッパ28内に収容された被乾燥物を、ロータリ・フィーダ27の作動により被乾燥物供給路25を介して中空室22内に連続落下させることにより行う。被乾燥物供給路25は、上部中空室23と熱風供給路24との間において先端を中空室22の周面に開口して突立されて設けられている。この被乾燥物供給路25の先端開口部は、被乾燥物が熱風を受けて被乾燥物供給路25内に吹き込むのを防止するための、断面円弧状の熱気流整流板29(図4)によって、熱気流の上流側が部分的に遮蔽されている。
【0009】
この乾燥装置による場合は、まず、図示されてはいない熱風発生装置からの熱風を、風速40m/秒以上で中空室22内に供給して、中空室22およびこれと連通する上部中空室23のそれぞれの内部を加熱する。これに伴い、加熱される中空室22および上部中空室23内では、中空室22に収容された多数のセラミック・ボール11が、図4に示すように、熱風により飛ばされて中空室22および上部中空室23内を縦横無尽に飛び交い、これらの内壁一帯への衝突を繰り返す。
【0010】
そこで、中空室22および上部中空室23の内部が加熱されて所定温度に達したならば、ロータリ・フィーダ27を作動させて、豆腐殻を中空室22の底部に向けて連続的に供給する。中空室22内に落下供給された豆腐殻は、供給される熱風を受けて中空室22内で乾燥され、さらに上部中空室23内で乾燥が促進される。なお、上部中空室23内には温度センサが配設されており、上部中空室23の室内温度が常時85〜90℃となるように、温度センサの出力を受けた制御部(図示せず)からの制御信号に基づき、供給される熱風の温度(熱風供給路24先端開口における温度)が自動的に制御されるようになっている。
【0011】
豆腐殻は、中空室22および上部中空室23の内壁一帯への衝突を繰り返す多数のセラミック・ボール11により、中空室22および上部中空室23内壁への付着が回避され、また、たとえ豆腐殻が付着してもかき取られる。したがって、豆腐殻が、中空室22および上部中空室23の内壁にこびり付いて焦げ付くことがない。
【0012】
中空室22内で乾燥され、上部中空室23内でさらに乾燥が促進されて粉粒状となった豆腐殻は、上部中空室23の一方の側面上端部に突設された取出口26を介して、熱風に乗って乾燥装置より取り出されることになる。豆腐殻が中空室22内に供給されてから、それが乾燥されて粉粒状となって取出口26より排出されるまでに要する時間は、数秒である。
【0013】
以上のようにして、含水率が5〜10%で、粒径が0.1〜5mmの乾燥おからが得られる。そこで、この乾燥おからを本格焼酎の原酒の絞り粕に混合する。乾燥おからの混合量は、絞り粕と混合されてその水分を吸収した乾燥おからの含水率が、80〜85%となるようにする。これは、重量比としては、乾燥おからが、これと絞り粕との総重量に対して20〜30重量%である。
【0014】
乾燥おからを絞り粕に混合撹拌して、絞り粕の水分がおからに充分に吸収されたならば、これを被乾燥物として、図3に示した乾燥装置を用いて乾燥粉粒化する。装置を作動させる場合の熱風の風速・温度の設定条件等や装置を運転した場合の作動状態は、豆腐殻を乾燥粉粒化する場合と同じであり、被乾燥物を中空室22内に供給してから数秒で、取出口26を介して乾燥おからとともに、乾燥した絞り粕の固形分が粉粒体状となって取り出される。
【0015】
このようにして得られる粉粒体は、絞り粕の固形分である穀類や芋類などの組成物と、乾燥粉粒化した豆腐殻との混合物であり、しかも、図3の乾燥装置によれば被乾燥物が焦げることがないことから、肥料あるいは家畜用の飼料として有効利用することが可能となる。
【0016】
以上の説明では、乾燥対象が本格焼酎の原酒の絞り粕である場合について述べたが、その他に、食肉用動物を屠殺する場合に大量に放出される動物の血液、割れ目が生じたりして不良品として販売品から除外されたり、店舗で売れ残った豆腐、食用に供するイカの体内より除去される臓器、あるいは店舗で売れ残った牛乳なども、上記従来例により乾燥粉粒化することができる。
【0017】
なお、高含水率物質に乾燥おからを混合することなく、高含水率物質のみを図3の乾燥装置の中空室22内に投入すると、高含水率物質は、供給される熱風により液状のまま中空室22の内壁に沿って上昇しながら、中空室22および上部中空室23の内壁一帯に付着する。この内壁に付着した高含水率物質は、熱風により飛ばされるセラミック・ボール11が、中空室22および上部中空室23の内壁に衝突しても、これらの内壁に付着したままで内壁から剥離することがない。その結果、中空室22および上部中空室23の内壁に付着した高含水率物質は、熱風を受けて水分が蒸発し、その後は中空室22および上部中空室23の内壁一帯に焦げ付いてしまうことになる。
【特許文献1】特願2004−123815
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
乾燥おからを高含水率物質に混合したうえで、これを被乾燥物として乾燥粉粒化する従来例によると、つぎのような解決すべき課題がある。すなわち、乾燥おからと高含水率物質との混合物を乾燥するに先立って、豆腐殻を図3の乾燥装置により乾燥する場合、熱風供給路24を介して中空室22内に供給される熱風の温度は、中空室22のサイズを問わず、熱風供給路24の先端開口で600℃程度である。
【0019】
ところが、この乾燥装置において用いられる熱風発生装置の熱源は、ガス・バーナであり、使用されるガスはプロパン・ガスである。しかし、プロパン・ガスを燃料として使用した場合、豆腐殻を乾燥粉粒化するために要する燃料コストは、プロパン・ガス1kgが平均80円であるとして、豆腐殻1kg当たり約2.5円となり、 乾燥装置を連続運転して大量の豆腐殻を乾燥粉粒化しようとする場合は、燃料コストが高くなってしまう。
【0020】
すなわち、高含水率物質に乾燥おからを混合して撹拌し、これを被乾燥物として図3の乾燥装置により乾燥する従来例によると、乾燥おからを得るためのコストが高くなり、その結果、高含水率物質の乾燥に必要なコストも高くなってしまうという解決すべき課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0021】
そこで、上記課題に照らし、本発明はなされたものである。そのために、高含水率物質に混合する粉粒体として、従来例では乾燥おからを用いていたのに対して、本発明においては、乾燥した竹の葉および茎の粉粒体を用いる。そして、この乾燥した竹の葉および茎の粉粒体を、乾燥対象である高含水率物質に混合して撹拌し、混合撹拌したものを被乾燥物とする。そこで、熱風が供給されて多数のセラミック・ボールが飛び交う、上方に配置された上部中空室と連通する中空室内に、被乾燥物を供給する。以上のような手段を本発明では用いるようにした。
【発明の効果】
【0022】
本発明によるならば、高含水率物質に混合する、乾燥した竹の葉・茎の粉粒体を得るのに必要な熱風は、従来例におけるよりも低い温度で充分であり、熱風発生に必要な燃料コストを著しく低減することができる。その結果、高含水率物質を乾燥するためのコストを節減することが可能となる。また、竹の葉・茎の粉粒体を用いるようにしたので、不要物とされることが多い竹類の有効利用を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明では、まず、含水率が10〜20%である粉粒化された竹の葉・茎を、高含水率物質に混合して撹拌する。その場合、竹の葉・茎の粉粒体の混合量は、高含水率物質の水分を吸収した竹の葉・茎の粉粒体が80〜85%の含水率となるようにする。ついで、高含水率物質と竹の葉・茎の粉粒体とを混合撹拌したものを被乾燥物として、多数のセラミック・ボールを収容した、上方に配置された上部中空室と連通する中空室内に、上記被乾燥物を連続供給して、これを中空室内に供給される熱風により乾燥する。以下、実施例により詳しく説明する。
【実施例】
【0024】
本発明の一実施例として、本格焼酎の原酒の絞り粕を乾燥する方法を説明する。上述のように、本発明による高含水率物質の乾燥方法では、高含水率物質を乾燥するに先立って、竹の葉・茎の粉粒体を高含水率物質に混合する。ここで、竹の葉・茎は、例えば、図1に示す公知の揉摺機(ラブ・マシーン)により粉粒化される。
【0025】
この揉摺機は、図1(a)(一部を断面表示した側面図)に示すように、処理対象物を投入する略四角形台状の投入口1が上方に開口しており、この投入口1を介して伐採された竹を投入する。投入口1の下方には、図1(b)(平面図)に示すように、各回転軸2a,2bの外周面にそれぞれ固着された2つのスクリュー・フィーダ3a,3bが配設されており、これらの駆動により、投入された竹は、各切刃4a,4b,5a,5bに向けて送られる。
【0026】
スクリュー・フィーダ3a,3bにより送られる竹の葉・茎は、まず、一方の切刃4a,4bにより粗めに細片化され、細片化された竹の葉・茎は、もう一方の切刃5a,5bにより微細化されて粉粒体状となる。粉粒体状となった竹の葉・茎は、各切刃5a,5bの前方側下方に設けられた排出口6を介して排出される。排出される竹の葉・茎の粉粒体の粒径は、0.1〜10mm(5〜500メッシュ)である。
【0027】
そこで、このようにして得られる竹の葉・茎の粉粒体を、含水率が10〜20%(14.5%が最適)となるように、図2に示す乾燥装置により乾燥する。ここにおける乾燥装置は、図3に示した、従来例において使用される乾燥装置と構成は同一であり、装置を運転した場合の作動状態も同一である。しかし、熱風発生装置から供給する熱風の温度は、従来例において豆腐殻を乾燥粉粒化する場合の温度とは異なる。
【0028】
すなわち、従来例における豆腐殻を乾燥する場合の、熱風供給路24を介して中空室22内に供給される熱風の温度は、熱風供給路24の先端開口で600℃程度である。これに対して、本発明における竹の葉・茎の粉粒体を乾燥する場合の、同一の乾燥装置を使用しての熱風の温度は、熱風供給路24の先端開口で150℃前後で足り、この温度の熱風を供給しさえすれば充分である。これは、とくに竹の茎がポーラス(多孔)構造であることから、従来例における乾燥おからよりも絞り粕を吸着する表面積が大きく乾燥効率が高められること、および竹の葉・茎の含水率が40%程度であって、豆腐殻の含水率(約80%)よりも低いことなどによる。
【0029】
これを燃料コストで比較すると、豆腐殻の場合の燃料コストは、既に述べたように、プロパン・ガス1kgが平均80円であるとして、豆腐殻1kg当たり約2.5円である。これに対して、竹の葉・茎の粉粒体の場合は、1kg当たり0.7〜1.0円となり、豆腐殻を乾燥する場合に比して燃料コストを著しく低減することができる。その結果、図1に示した揉摺機による竹の葉・茎を粉粒化するためのコストを考慮しても、豆腐殻を乾燥する場合よりも低コスト化を実現することが可能となる。
【0030】
このように、竹の葉・茎の粉粒体を乾燥する場合は、豆腐殻を乾燥する場合よりも低い温度の熱風を供給すれば足り、乾燥装置の中空室22内に供給された竹の葉・茎の粉粒体は、豆腐殻を乾燥する場合と同じく数秒で、所望の含水率に乾燥されて取出口26を介して取り出される。
【0031】
そこで、乾燥装置により含水率が10〜20%となるように乾燥された竹の葉・茎の粉粒体を、本格焼酎の原酒の絞り粕に混合して撹拌する。竹の葉・茎の粉粒体の混合量は、絞り粕と混合されてその水分を吸収した粉粒体の含水率が、80〜85%となるようにする(重量比としては、竹の葉・茎の粉粒体が、これと絞り粕との総重量に対して25〜30重量%)。
【0032】
絞り粕の水分が竹の葉・茎の粉粒体に充分に吸収されたならば、これを被乾燥物として、図2の乾燥装置により乾燥する。装置を運転する場合の設定条件、および装置を運転した場合の作動状態は、従来例における乾燥おからと絞り粕との混合物を乾燥する場合と同じであり、数秒で取出口26より竹の葉・茎の粉粒体とともに、乾燥した絞り粕の固形分が粉粒体状となって取り出される。
【0033】
このように、本格焼酎の原酒の絞り粕に混合する粉粒体として、竹の葉・茎の粉粒体を用いるならば、絞り粕に混合するに先立っての竹の葉・茎の粉粒体を乾燥するためのコストが、乾燥おからを用いる場合よりも著しく低減される結果、その分、絞り粕の乾燥に要するコストを低廉化することが可能となる。
【0034】
のみならず、今日、我が国における竹材の利用量は、極めて僅少である。そのため、竹林が伐採されずにそのまま放置され増殖し続けている例が多い。また、竹類は伐採されたとしても、地下茎が残っている限り再び成育する。したがって、従来例において用いる乾燥おからの入手先が豆腐製造業者に限られるのに対して、竹類は、その入手先が限定されず、材料としての確保が容易である。
【0035】
しかも、近時、粉粒化された竹の葉・茎は、家畜用の飼料として利用されている。本実施例における乾燥方法によって得られる乾燥物は、本格焼酎の原料たる穀類や芋類などの組成物である固形分と、竹の葉・茎の粉粒体とからなるものである。すなわち、家畜用飼料としての有用性を一層高めるものであり、また、図2に示した乾燥装置によれば被乾燥物が焦げ付くこともないので、不要物とされることが多い竹類の有効利用を図ることが可能となる。
【0036】
以上においては、乾燥する高含水率物質として、本格焼酎の原酒の絞り粕を例に挙げて説明した。しかし、本発明による乾燥方法によって乾燥することができる高含水率物質は、これに限定されるものではない。その他にも、従来例について説明したところと同様に、食肉用動物を屠殺する場合に放出される動物の血液、食用イカの体内から除去される臓器、店舗で売れ残った豆腐や牛乳なども、本発明による乾燥方法によって乾燥することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】竹の葉・茎を粉粒化する揉摺機の構成例を示す構成図である。
【図2】本発明による高含水率物質の乾燥方法において用いる乾燥装置の一部を切欠いた斜視図である。
【図3】従来例において用いる乾燥装置の一部を切欠いた斜視図である。
【図4】図3に示した乾燥装置の作動状態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0038】
1 投入口
2a,2b 回転軸
3a,3b スクリュー・フィーダ
4a,4b,5a,5b 切刃
6 排出口
11 セラミック・ボール
21 基台
22 中空室
23 上部中空室
24 熱風供給路
25 被乾燥物供給路
26 取出口
27 ロータリ・フィーダ
28 ホッパ
29 熱気流整流板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の所定径のセラミック・ボール(11)を収容するとともに、箱筒状に形成され一方の側面上端部に乾燥した粉粒物を取り出すための取出口(26)を有する上部中空室(23)の下端と連通する、横設された円筒状の中空室(22)内に、
前記中空室の底部付近において先端を前記中空室の周面に開口して前記中空室の円周の接線方向に沿って配設された熱風供給路(24)を介して熱風発生源からの熱風を供給し、
前記熱風により前記中空室および前記上部中空室の内部が加熱されて所定温度に達した後に、
含水率が10〜20%であり粒径が0.1〜10mmである竹の葉および茎の粉粒体と高含水率物質とを、前記粉粒体の含水率が80〜85%となるように混合撹拌してなる被乾燥物を、
前記上部中空室と前記熱風供給路との間において先端を前記中空室の周面に開口して突立されて設けられた被乾燥物供給路(25)を介して前記中空室内に供給して乾燥する
高含水率物質の乾燥方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−24385(P2007−24385A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−206329(P2005−206329)
【出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【出願人】(302006061)株式会社マルミ (3)
【Fターム(参考)】