説明

魚釣用リール

【課題】良好な握持保持性の維持を図りながら、スプールに対する制動力の調節、設定を支障なく行える魚釣用リールを提供する。
【解決手段】本発明の魚釣用リールは、リール本体1の側板1A,1B間に回転自在に支持したスプール5に制動力を付与する制動装置20と、側板1Aに回転自在に支持され、制動装置20の制動力を調節する調節部材50とを有する。調節部材50の操作部51はリング形態に形成され、リング形態の操作部51の内側に、掌が当て付き可能なホールド部3a´が側板1Aと一体的に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リール本体に回転自在に支持したスプールに制動力を付与する制動装置を備えた魚釣用リールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、魚釣用リールでは、クラッチ機構の操作でスプールフリー状態に切換後、キャスティング操作によって釣糸(仕掛け)を所定のポイントへ放出する際、釣糸の引き出し速度よりスプールの回転速度が速くなると、バックラッシュ現象が生じて糸絡みや食い込み等の不具合が発生するため、このようなスプール過回転現象を自動的に防止する制動装置(バックラッシュ防止装置とも称する)を装備することが行われている。
【0003】
通常、制動装置は、スプールの回転に制動力を付与する構成となっており、リール本体の側板の外部に設けられた制動力調節部材を回転操作することでスプールに対する制動力を調節するようになっている。ところで、上記した制動力調節部材は、リール本体の側板から突出するように設けられているため、リール本体の握持保持性に劣るという問題がある。そこで、このような問題を解決するため、特許文献1には、リール本体の側板に関し、中央部から径方向外方の周縁部に向けた外表面全体を、制動力調節部材の操作部として構成し、握持保持性の向上を図った魚釣用リールが提案されている。
【特許文献1】特許第3955725号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した公知技術では、リール本体が、落下等によって他物と衝突すると、その外力が操作部となる側板外表面の中央部分に加わり易く、そのため、側板内部の回転支持部に影響を及ぼしたり、外表面に発生し易い打痕、傷の影響などによって、操作部の回転操作性を低下させてしまう可能性がある。また、それとは別に、実釣時において、側板の外表面全体に、掌のヌメリや異物等が付着し易いことから、操作部の回転操作性を低下させてしまう可能性もある。
【0005】
さらに、側板に突出する操作部がないため、掌で違和感なく握持保持できるものの、実用時での頻繁な保持の繰り返しや、高負荷巻き取り時における握持保持等により、直接、掌で保持する接触面積が大きいことによって不用意に回転し易く、制動力の設定値が変わってしまうことがある。
【0006】
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、良好な握持保持性の維持を図りながら、スプールに対する制動力の調節、設定を支障なく行える魚釣用リールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するために、本発明に係る魚釣用リールは、リール本体の側板間に回転自在に支持したスプールに制動力を付与する制動装置と、前記側板に回転自在に支持され、前記制動装置の制動力を調節する調節部材とを有しており、前記調節部材の操作部はリング形態に形成され、前記リング形態の操作部の内側に、掌が当て付き可能なホールド部が前記側板と一体的に形成されていることを特徴とする。
【0008】
上記した構成によれば、側板の中央部分は、側板と一体的に形成されるホールド部となっており、その部分を掌で握持保持しても、その周囲に位置する操作部に影響を及ぼすことはなく、操作部の良好な回転操作性を維持することが可能となる。また、実用時において、ホールド部を掌で保持しても、その周囲に位置する操作部に影響を及ぼすことがないことから、安定して制動力の設定値を維持することが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、良好な握持保持性の維持を図りながら、スプールに対する制動力の調節、設定を支障なく行える魚釣用リールが得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明に係る魚釣用リールの一実施形態について説明する。
【0011】
図1から図3は、本発明に係る魚釣用リールの第1の実施形態を示す図であり、図1は内部構成を示した平面図、図2は図1に示す魚釣用リールの主要部を示す図、そして、図3は左側板側から見た側面図である。
【0012】
本実施形態に係る魚釣用リール(両軸受型リール)のリール本体1は、左右のフレーム2a,2bと、左右のフレーム2a,2bを覆うように取着されるカバー3a,3bとを備えた左右側板1A,1Bを具備している。この場合、左カバー3aは、中央領域が滑らかに膨出したドーム形状に形成されており、その表面は、掌によって保持可能なホールド部3a´を構成している。
【0013】
前記カバー3a,3b(側板1A,1B)は、側方から見て円形状に構成されており、ビス等の固定手段によってフレーム2a,2bに装着されている。なお、右カバー3bの外周側には、固定手段を隠蔽するようにリング状の部材4を装着しても良い。また、左カバー3aの外周側には、後述するセットプレートを左フレーム2aに固定するように、リング状の部材(環状リング56)が装着されている。
【0014】
前記左右側板1A,1B間には、スプール軸5が軸受7を介して回転自在に支持されており、スプール軸5には、釣糸が巻回されるスプール5aが一体的に固定されている。また、右フレーム2bから突出するスプール軸5の端部には、スプール軸5の軸方向に沿って移動可能なピニオンギヤ8が取り付けられている。このピニオンギヤ8は、公知のクラッチ機構11によって、スプール軸5と係合してスプール軸5と一体に回転する係合位置(動力伝達状態)と、スプール軸5との係合状態が解除される非係合位置(動力遮断状態)との間で移動される。また、ピニオンギヤ8には、ハンドル軸9に支持されたドライブギヤ10が噛合しており、ハンドル軸9の端部に装着されたハンドル9aを回転操作することで、前記ドライブギヤ10とピニオンギヤ8とを介して、スプール軸5が回転駆動され、それに伴ってスプール5aが回転される。
【0015】
なお、前記ハンドル軸9とドライブギヤ10との間には、公知のドラグ機構12が設置されており、魚が掛かって釣糸が繰り出された場合等、スプール5aに対して所望の制動力を付与できるようになっている。また、ハンドル軸9と右カバー3bとの間には、一方向クラッチ13が設置されており、ハンドル軸9を釣糸巻き取り方向のみに回転できるよう構成されている。
【0016】
さらに、左右側板1A,1B間には、前記スプール5aの前方側に、レベルワインド機構15が設置されている。このレベルワインド機構15は、公知のように、前記ドライブギヤ10と噛合する連動歯車15a、連動歯車と一体回転する螺軸15b、螺軸15bに係合する釣糸案内体15cを備えており、ハンドル9aを回転操作することで、螺軸15bを回転させ、釣糸案内体15cを左右方向に往復動させるようになっている。
【0017】
上記した構成により、ハンドル9aを巻き取り操作することで、前記ドライブギヤ10及びピニオンギヤ8等を介してスプール5aが回転駆動されると共に、前記レベルワインド機構15によって釣糸案内体15cが左右方向に往復動され、スプール5aに対して釣糸が均等に巻回される。
【0018】
また、前記左側板1A側には、上記したクラッチ機構をOFF状態として釣糸放出操作(主にキャスティング操作)する際に、スプール5aの過回転を防止する制動装置20が配設されている。以下、この制動装置20の構成、及び作用について説明する。
【0019】
本実施形態の制動装置20は、磁石によってスプール5aに対して制動力を付与する構成となっており、スプール軸5に対して軸方向に沿って移動可能で回り止め嵌合された移動体21と、移動体21の外周面に所定間隔をおいて径方向に移動可能に保持された遠心カラー23とを有している。これらの遠心カラー23は、スプール軸5(および移動体21)がスプール5aと共に回転した際に、遠心力によって径方向外側に移動するようになっている。
【0020】
また、前記移動体21の左側板側には、環状の導電体25が支持されており、この導電体25は、前記移動体21の移動に伴って、スプール軸5に沿って軸方向に移動可能となっている。そして、前記スプール5aの釣糸巻回面の裏面側には、左フレーム2a側に向けて次第に拡径するテーパ面5bが形成されている。このテーパ面5bは、前記遠心カラー23が径方向外側に移動する際に、遠心カラー23の外面に形成された傾斜面23aと面接触(係合)して、遠心カラー23の移動を案内するようになっている。すなわち、移動体21に支持された遠心カラー23は、スプール軸5(スプール5a)の回転に伴う遠心力により、傾斜面23aとテーパ面5bとの係合作用によって径方向に移動すると共に、テーパ面5bに沿って案内され、これにより、環状の導電体25が支持された移動体21を、スプール軸に沿って左フレーム2a側へ移動させるようになっている。
【0021】
また、スプール軸5の一端部に固定されたリテーナ26と移動体21との間には、移動体21をスプール5a側方向に向けて常時付勢する(導電体25を、後述する磁石の磁界から離れる方向に向けてスプール5a側へと常時付勢する)バネ部材27が介挿されている。
【0022】
さらに、前記制動装置20は、左側板1A側に配設され、前記軸方向に移動可能な導電体25との間で磁力を作用させる磁石30を備えている。この磁石30は、スプール5aの回転に伴って軸方向に進退する前記導電体25に対し、磁力を付与して導電体25に対して制動力を付与する構成となっており、本実施形態では、環状に構成され前記導電体25の内面側に所定間隔をおいて対向配設される内側磁石31と、環状に構成され前記導電体25の外面側に所定間隔をおいて配設される外側磁石32とを備えている。これにより前記導電体25は、内側磁石31、及び外側磁石32の間の隙間に生じる磁界内に進退可能となっており、スプール5aに磁気制動力を作用させる。
【0023】
前記制動装置を構成する磁石30は、左フレーム2aと左カバー3aとの間に設置されるセットプレート40に装着されている。セットプレート40には、その中央領域に、スプール側に向けて突出する内側環状壁41が形成されており、この部分の内側に前記軸受7を配置してスプール軸5の一端を回転可能に支持し、その外側に前記内側磁石31を取着している。
【0024】
また、前記セットプレート40には、内側環状壁41の外側に、外側環状壁43が形成されている。この外側環状壁43は、左フレーム2aの開口に圧入されており、その内側には、前記外側磁石32を取着したホルダ45が回転可能に設置されている。前記ホルダ45の左カバー側には、後述する調節部材50に形成された歯車52と噛合する内歯45aが一体的に形成されている。なお、この内歯45aは、ホルダ45、すなわち外側磁石32を所定の角度範囲内、周方向に変位させて内側磁石31との間で磁極を変化させ、両者の間に進退する導電体25に作用する磁気制動力を調整するものであることから、図3に示すように、円弧状に形成されている。
【0025】
上記したセットプレート40と左カバー3aとの間には、スプールに対する制動力を調節する調節部材50が設置されている。この調節部材50は、前記ホルダ45に取着された外側磁石32を周方向に変位させて、内側磁石31との間で磁極を変化させ、制動力を調節する部材であり、円板状に形成され、その径方向外側には、リング形態の操作部51が形成されている。また、その中央部分には、前記ホルダ45に形成される内歯45aと噛合するように歯車52が一体形成されている(別体の歯車を装着しても良い)。
【0026】
この場合、前記セットプレート40は、前記左カバー3aの内側に突設されたビス止め3d(2箇所形成されている)に対して、内側からビス55を螺入することで左カバー3aと一体化されており、かつその外周部において、左フレーム2aに形成された環状壁2dの端面に当て付けられて、環状リング56を取着することで左フレーム2aと一体化されている。すなわち、左カバー3a及びセットプレート40は、左フレーム2aと一体化されて固定された状態となっている。
【0027】
そして、前記左カバー3a(左側板1A)は、そのホールド部3a´の径方向外方において、環状リング56との間で環状凹所60が形成されるように構成されており、この環状凹所60内に、前記調節部材50の操作部51が所定角度の範囲で回転可能に配置されている。このため、調節部材50には、図3に示すように、前記左カバー3aに突設されたビス止め3dに沿って回転できるように、円弧状の孔53が形成されている。これにより、調節部材50は、環状凹所60の部分で、リング状に形成された操作部51が露出し、それ以外の部分については、左カバー3a(ホールド部3a´)によって閉塞された状態となっている。
【0028】
また、上記のようにホールド部3a´の径方向外方で露出する操作部51の表面は、粗面化処理を施しておくことが好ましい。本実施形態では、周方向に沿って連続的に凹部51a及び凸部51bを形成しており、指を当て付けて凸部51bに指をかかり易くして、操作部51を回転操作し易いように構成している。もちろん、凹凸部以外にも、操作部51の表面をサンドブラスト処理したり、高摩擦部材を取着する等、適宜、変形することが可能である。
【0029】
また、調節部材50は、操作部51を回転操作した際、その回転に抵抗力を付与して節度を持たせる(クリック音を発生させる)ようにしている。具体的には、セットプレート40の左カバー側表面にクリック部材62を弾性支持すると共に、調節部材50の左フレーム側表面に、円弧状に連続する凹所63を形成することで、調節部材50の回転操作時に節度を持たせることが可能となる。なお、このような調節部材50に節度を持たせるクリック機構については、設置しない構成であっても良い。
【0030】
そして、スプール5aに対する制動力を調節する際には、調節部材50の操作部51に指を当て付けて回転操作することで、制動装置20の外側磁石32を取着したホルダ45が、調節部材50の歯車52及びホルダ45の内歯45aを介して回転されため、外側磁石32が周方向に変位して内側磁石31との間で磁極が変化し、両者の間に進退する導電体25に作用する磁気制動力が調節される。
【0031】
上記した構成の魚釣用リールによれば、膨出する側板1Aの中央領域に、回転操作される調節部材50の操作部が配置されていないため、リール本体を落下したり、或いは外力が加わっても、その外側にある操作部51に影響を及ぼすことがなく、操作部51の回転操作性を低下させてしまうことはない。また、実釣時において、側板1A(左カバー3a)の外表面に、掌のヌメリや異物等が付着しても、操作部51の回転操作性を低下させてしまうことも抑制される。さらに、側板1Aにツマミのように突出する操作部がないため、掌で違和感なく握持保持することができ、実用時での頻繁な保持の繰り返しや、高負荷巻き取り時における握持保持等によっても、操作部51が不用意に回転することはなく、制動力の設定値が変わることもない。
【0032】
また、上記したように、リング形態の操作部51を、ホールド部3a´の外側にある環状凹所60の部分に設置したことで、操作部51の表面をホールド部3a´の表面、及び環状リング56の表面と略面一に配置することが可能となる。これにより、更に握持、保持性の向上が図れると共に、外観を向上することが可能となる。
【0033】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
【0034】
上述した実施形態では、制動装置20は、外側磁石32を周方向に変位させることで、内側磁石31と外側磁石32の間に進退する導電体25に作用する磁気制動力を調節するようにしたが、図4に示すように、内側磁石31と外側磁石32をホルダ45に支持しておき、両磁石の導電体25に対する軸方向位置を変更するようにしても良い。すなわち、ホルダ45を、セットプレート40の外側環状壁43に対して、付勢バネ70を介して左カバー側に向けて付勢しておき、かつホルダ45の調節部材50に対向する部分にカム面71を形成しておく。そして、前記調節部材には、カム面71と常時当て付く当接部が形成されており、調節部材50を操作部51によって回転した際、カム面71によって、ホルダ45を付勢バネ70の付勢力に抗してスプール側に変位させるようにしている。
【0035】
この結果、内側磁石31と外側磁石32の導電体25に対する軸方向位置が変更可能となり、制動力を調節することが可能となる。
【0036】
このように、制動装置20については、適宜変形することが可能である。或いは、上記したような磁石を利用した磁気ブレーキ方式以外にも、遠心ブレーキ方式等、それ以外の構成を採用しても良い。
【0037】
また、調節部材50が設置される側板1Aの構成、具体的には、フレーム、カバー、セットプレートの配置態様や形状等についても、適宜変形することが可能である。上述した実施形態では、セットプレート40を裏側から左カバー3aに対してビス止めし、セットプレートと左カバーの間に調節部材50を設置したが、図5に示すように、セットプレート40Aに対して、左カバー3aを外側からネジ80によって固定すると共に、左カバー3aに対してセットプレートを介在することなく、直接、調節部材50を回転可能となるように装着しても良い。また、図2に示した環状リング56については取着しない構成であっても良い。このような構成では、環状凹所60は、左カバー3aと左フレーム2aとの間に形成することが可能である。
【0038】
このように、調節部材50が配置される側板の構成については、適宜変形することができ、上記以外にも、側板1Aについては左フレーム2aと一体化された構成であっても良い。すなわち、掌によって保持される側板のホールド部3a´については、側板1Aを構成する部材と一体化されていれば良く、例えば、左フレーム2aと一体化された構成であっても良い。また、ホールド部3a´については、掌が当て付く部分であり、その外側に操作部が位置すれば良く、ドーム状に膨出する外形状以外の形状、例えば、平坦面で構成しても良いし、凹凸面によって構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明に係る魚釣用リールの一実施形態を示す図であり、内部構成を示した平面図。
【図2】図1に示す魚釣用リールの主要部を示す図。
【図3】左側板から見た側面図。
【図4】図1に示した実施形態の第1の変形例を示す図。
【図5】図1に示した実施形態の第2の変形例を示す図。
【符号の説明】
【0040】
1 リール本体
1A,1B 左右側板
2a,2b 左右フレーム
3a,3b 左右カバー
3a´ ホールド部
5a スプール
20 制動装置
40,40A セットプレート
50 調節部材
51 操作部
60 環状凹所

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リール本体の側板間に回転自在に支持したスプールに制動力を付与する制動装置と、前記側板に回転自在に支持され、前記制動装置の制動力を調節する調節部材とを有する魚釣用リールにおいて、
前記調節部材の操作部はリング形態に形成され、前記リング形態の操作部の内側に、掌が当て付き可能なホールド部が前記側板と一体的に形成されていることを特徴とする魚釣用リール。
【請求項2】
前記側板のホールド部の外方に環状凹所を形成し、前記操作部を前記環状凹所内に回転可能に設置したことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
【請求項3】
前記操作部の表面は、粗面化処理されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用リール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−124941(P2009−124941A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−299582(P2007−299582)
【出願日】平成19年11月19日(2007.11.19)
【出願人】(000002495)ダイワ精工株式会社 (1,394)
【Fターム(参考)】