説明

5本指タイプのストッキング類の製造方法及び長繊維ストッキング類

【課題】
長繊維、ハイゲージ製品であるストッキング類であって、5本指タイプのストッキング類を簡単にかつ良好な製造効率により、低コストで製造することのできる5本指タイプのストッキング類の製造方法及び長繊維ストッキング類を提供する。
【解決手段】
指股部18に対応する分割線101を形成するようにマーキング糸16を編み込ませてレッグ部に連続してトウ部を筒状に編成する工程と、マーキング糸16に沿って指股部18に対応する部分を裁断しつつ縫製する工程と、を含む。身部を丸編み編成し、その際、マーキングを施しておき、5本の指先部分を縫製処理により製造する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脚部と足部を被覆するストッキング類の製造方法及び長繊維ストッキング類に関する。
【背景技術】
【0002】
脚部や足部の保温、それらの皮膚の保護、脚部の整容のための、ストッキング類が知られている。ストッキング類は、靴と素足の間の緩衝材としての機能のほか、足の保温、あるいは吸湿機能があり、多くの人が日常的に素足に装着する衣類である。靴下の中でも薄手の生地で構成されるストッキング類は、ファッション的な観点から足をきれいに見せる衣類として女性を中心に強い需要があり、特に、何らかのビジネスに従事する女性にとってはパンティーストッキングを含むストッキング類は不可欠なものとなっている。一方、長繊維による細い繊維により編成されるストッキングは高密度に編み込まれており、肌を滑らかに見せる効果が高いものの、装着時あるいは、装着して靴を履いた状態で足の表面が蒸れて不衛生となり、水虫に罹患する場合がある。例えば装着時の光沢と肌触り感の良好なものを製造するために、編針数が400本以上のハイゲージにより編成されるストッキング類が市場でもよく選択されるが、そのぶん水虫等への罹患のおそれもあり、その対策が望まれていた。これに対し、例えば特許文献1、2、3のようにストッキングあるいはパンティストッキングに5本指タイプのものを構成する提案がなされている。また、近時、5本指タイプのパンティーストッキングについて、ファッションの点からも積極的に採用していく傾向にあり、いわゆる長繊維、ハイゲージ製品による5本指タイプのストッキング類のニーズが明らかにされつつある。
【特許文献1】実開平6−54706号(実用新案登録請求の範囲、図1)
【特許文献2】実用新案登録第3100991号(明細書0001、図1)
【特許文献3】実用新案登録第3007105号(明細書0007〜0009、図1、図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の特許文献1、2のストッキングには、爪先部分に5本指がそれぞれ分かれて入る足指袋を設けたストッキングあるいはパンティストッキングの構成の示唆があるものの、例えば、シームレス編機でレッグ部分を編み込み、それに連続して筒径の大きさが大きく異なる5本の指に対応する袋部分をどのように形成し、あるいは連結させるのかの具体的な製造方法の記載はなされていない。一方、特許文献3の5本指靴下では、5本の指袋部とそれらに続く胴の一部を形成した編地からなる靴下の先端部分と、丸編み機にて、履き口側から編成して履き口とそれに続く胴の部分を形成した編地からなる靴下の先端部分を除く残りの部分からなり、上記先端部分と残りの部分を、両者の端部どうしの網目を対向させ、この対向した網目を手かがりにより縫い合わせて形成されるものが開示されている。しかしながら、この特許文献3の方法では、5本指袋部を含む靴下先端部分と、残りの部分とを継目用糸による手作業でかがり縫いして接合させるから、作業時間がかかり、作業効率が大幅に劣る上に、製造コストも高くつくものであった。また、例えば長繊維を用いた例えば針数400〜470本程度のハイゲージ製品では、細い繊維でしかも編み込み密度が高く、よって、その接合部分の手作業によるかかり縫い自体が現実には困難であり、長繊維・ハイゲージのストッキング類には適用できないものであった。
【0004】
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その1つの目的は長繊維、ハイゲージ製品であるストッキング類であって、5本指タイプのストッキング類を簡単にかつ良好な製造効率により、低コストで製造することのできる5本指タイプのストッキング類の製造方法及び長繊維ストッキング類を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明は、指股部18に対応する分割線101を形成するようにマーキング糸16を編み込ませてレッグ部に連続してトウ部12を筒状に編成する工程(S1)と、マーキング糸16に沿って指股部18に対応する部分を裁断しつつ縫製する工程(S3)と、を含むことを特徴とする5本指タイプのストッキング類の製造方法から構成される。
【0006】
その際、縫製時に縁かがり処理を行なうとよい。
【0007】
また、分割線101が、筒状のトウ部12を押し付けて二層状に重ね合わせた状態でその片側層にのみ形成させると、マーキング糸16の縫込み位置設定、裁断・縫製作業時に容易、確実に行なえて有利である。
【0008】
また、マーキング糸16の編み込み態様が装着時の各指の爪先を結ぶ直線状の爪先線103と、爪先線から直角状に延びて形成される分割線101と、を含むようにするとよい。
【0009】
さらに、爪先線103に沿って直線状に裁断、縫製し、裁断線よりも指の他端側となる部分(20)を切り離した後に、分割線101に沿って指股部18に対応する部分を裁断し、縫製するとよい。
【0010】
また、マーキング糸16の編み込み態様が、横方向に直線状に延びる爪先線103と、爪先線に直交状に配置される分割線101を含む4本の直交線110と、を含むとよい。
【0011】
また、その際、直交線110の一端側がトウ部12の筒の開口14側に至るように配置されているとよい。
【0012】
また、マーキング糸16に沿う裁断と同時縫製とをオーバロックミシンにより行なうようにするとよい。
【0013】
また、本発明の長繊維ストッキング類は、長繊維を編成して構成されるストッキング類であって、レッグ部に連続して形成したトウ部12の爪先側に5本の指部22が設けられ、該指部22の各爪先部分(爪先線の一部)と各指股部分18とを含む指形状が縫製により閉着された構成である。
【発明の効果】
【0014】
本発明の5本指タイプのストッキング類の製造方法は、指股部に対応する分割線を形成するようにマーキング糸を編み込ませてレッグ部に連続してトウ部を筒状に編成する工程と、マーキング糸に沿って指股部に対応する部分を裁断しつつ縫製する工程と、を含む構成である。編成時に編みこんだマーキング糸のマーキングを利用し、これに沿って、5本の指形状を形成させるから、長繊維・針数400本〜470本のハイゲージの薄地製品について、具体的に5本指タイプのストッキング類を構成でき、かつ、この種の高密度製品にしては能率的に指形を形成でき、比較的に低コストにより製造することができる。
【0015】
また、縫製時に縁かがり処理を行なうことにより、裁断縁部分から糸がほつれてしまうことを防止し得る。
【0016】
また、分割線が、筒状のトウ部を押し付けて二層状に重ね合わせた状態でその片側層にのみ形成することにより、マーキング糸の編成時にその編み込み位置設定等の設計を行ないやすいばかりでなく、縫製作業者を表裏混同させるようなことがなく、また、表裏面の位置ずれ等を防止し得る。
【0017】
また、マーキング糸の編み込み態様が装着時の各指の爪先を結ぶ直線状の爪先線と、爪先線から直角状に延びて形成される分割線と、を含むようにすることにより、概略の指形状の輪郭を示すマーキングを簡単に設定することができ、また、裁断、縫製作業も円滑、容易に行なうことができる。
【0018】
また、爪先線に沿って直線状に裁断、縫製し、裁断線よりも指の他端側となる部分を切り離した後に、分割線に沿って指股部に対応する部分を裁断し、縫製することにより、通常の身部の丸編み工程から1つの裁断、縫製処理により指が収容される指袋部が形成でき、丸編みからの工程間の移行を円滑に行なって能率的に製造作業を継続させることができる。
【0019】
また、マーキング糸の編み込み態様が、横方向に直線状に延びる爪先線と、爪先線に直交状に配置される分割線を含む4本の直交線と、を含む構成とすることにより、マーキング糸の編み込み位置設定を行ないやすく、また、指形状形成のための縫製作業も予め指の挿入される部位を確認しながら行なえるから、作業の円滑、確実性を保持し得る。
【0020】
また、直交線の一端側がトウ部の筒の開口側に至るように配置されて構成することにより、マーキング糸の編み込み位置設定を行ないやすく、また、指形状形成のための縫製作業も予め指の挿入される部位を確認しながら行なえるから、作業の円滑、確実性を保持し得る。
【0021】
マーキング糸に沿う裁断と同時縫製とをオーバロックミシンにより行なうことにより、裁断、縫製、縁かがり処理までを同時に行なえ、縫製機を用いた高速な縫製処理による長繊維、ハイゲージの5本指タイプのストッキング類の製造を実現でき、高効率化、低コスト化を達成することができる。
【0022】
また、本発明の長繊維ストッキング類によれば、長繊維を編成して構成されるストッキング類であって、レッグ部に連続して形成したトウ部の爪先側に5本の指部が設けられ、該指部の各爪先部分と各指股部分とを含む指形状が縫製により閉着されている構成であるから、例えば、オーバロックミシンを用いて、裁断、縫製、縁かがり処理までを同時に行ない、縫製機を用いた高速な縫製処理による長繊維、ハイゲージの5本指タイプのストッキング類の製造を実現でき、高効率化、低コスト化を達成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、添付図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。本発明は、長繊維を用いた例えば針数400本〜470本程度のハイゲージにより製造されるストッキング類であって、かつ、5本指タイプのストッキング類を簡単に、低コストで製造し得る方法及びそれらのストッキング類を提供するものである。ここに、ストッキング類は、爪先から大腿部までを覆うタイプのもの、ひざ上あるいはひざ下までの長さのもの、さらには、パンティ部を含むパンティストッキング等を含む。
【0024】
図1ないし図5は、本発明の実施形態に係る5本指タイプのストッキング類の製造方法を示す図であり、本実施形態では、たとえばパンティストッキングの製造工程についての例を示す。パンティストッキングの製造に際しては、例えば専用のパンティストッキング編機が用いられ、ナイロン、ポリエステル等の長繊維により針数400本〜470本程度のハイゲージによりシームレスの筒状に丸編み編成される。そして、2本の筒状編地が内側上端で切断、縫合され、パンティ部で一体となるように形成されている。パンティストッキングは、ウエストバンド部、パンティ部、レッグ部、ヒール部、トウ部から構成される。
【0025】
本実施形態において、5本指タイプのストッキング類の製造方法は、指股部18に対応する分割線101を形成するようにマーキング糸16を編み込ませてレッグ部に連続してトウ部12を筒状に編成する工程と、マーキング糸16に沿って指股部18に対応する部分を裁断しつつ縫製する工程と、を含む。図1は、レッグ部及びヒール部を含む身部10に連続してトウ部12を編成し、図2のように端部を開口14して筒状に形成した部分の拡大図であり、トウ部12を編成する際に、該トウ部にマーキング糸16を編み込ませるようにしている。パンティストッキング編成は、コンピュータ制御により行なわれ、予め指定された部位にマーキング糸が編みこまれるようになっている。トウ部12の円筒軸方向長さは指股部の基部から爪先部分までの長さよりも長く形成される。
【0026】
本実施形態において、マーキング糸は、ストッキング類の素材生地の白色に対して十分区別しうるように、例えば赤色の色糸が用いられ、編成時に編みこまれる。図1に示すように、本実施形態では、該マーキング糸16は、5本の足指の指股裂け目である指股部18に対応する4本の平行な直線状の分割線101を形成するようにストッキング身部10の筒体の長手方向に沿うように編込まれている。なお、本実施形態では、指股部の縫製裁断時に作業の目安となるように指股部18の基部を結ぶ直線状の指股基部線102を形成させている。
【0027】
マーキング糸16は、トウ部の片面のみに形成されており、これによって、後述するように指股部の縫製作業時に指股部自体が片面どうしでずれて表れたり、あるいは、円筒状の編成物の対向面に正確に編み込ませるのが困難であったり、あるいは、縫製作業時に両面に付された色糸のために作業者がかえって縫製部位を見誤ったりすることを防止する。すなわち、図2に示すように、この実施形態において、マーキング糸16は、分割線101が、筒状のトウ部12を押し付けて二層状に重ね合わせた状態でその片側層にのみ形成される。
【0028】
本実施形態において、前述したように、トウ部12の円筒軸方向長さは指股部の基部から爪先部分までの長さよりも長く形成されている。そして、マーキング糸の編み込み態様は、人が当該ストッキングを装着する際の各指の爪先を結ぶ直線状の爪先線103と、爪先線から直角状に延びて形成される分割線101と、を含む。さらに、本実施形態において、分割線101は円筒軸線に直交するように横方向直線状に形成された爪先線103を交差して延長する延長線104がそれぞれ形成されている。そして、直交線をなす延長線104の一端側がトウ部12の筒の開口14側に至るように配置されている。このように、本実施形態では、横方向に形成された爪先線103に所要の間隔で4個の十字状の直交線110を分割線101及び延長線104により形成させた態様となっている。延長線104により十字状の直交線110とすることにより、編成時の編み込み位置の設定を行ないやすいものとなる。
【0029】
上記のように、トウ部12にマーキング糸16を施して丸編みした後に、該マーキング糸16に沿って指股部18に対応する部分を裁断し、裁断線に沿って縫製して5本指タイプのストッキングの原形を完成させる。この際、まず、爪先線103に沿って直線状に裁断し、延長線104側を切り離し、裁断線に沿って直線状に縫製する。この後、分割線101のマーキング糸に沿って裁断しつつ指股部18に対応する部分を切り離し、細溝状の指股部に沿って縫製する。なお、裁断後の編地の縁はほつれやすいので、縁かがり処理を行なうとよい。
【0030】
上記のようにして、図5のような5本指タイプのストッキングの原形が完成する。この後、実際には、染色工程等を経て縫合部が内側に位置するようにストッキング本体の内外を反転させて、製品化される。
【0031】
図6は、上記の工程中のトウ部の縫製裁断工程を示すフロー図であり、上記の縫製裁断工程は、オーバロックミシンにより行なうとよい。オーバロックミシンは、裁断しながら縫製し、さらに裁断面を包み込むように縁かがり縫いを同時に行なうことができるミシンであり、これを用いてレッグ部、トウ部を含む身部10を丸編みし、その際、片面に色糸を編み込みながら筒体を編成させる(S1)。次に、爪先線103に沿って直線状に裁断、縫製、縁かがり処理を行って、延長線104側部分である指袋部20を切り離す(S2)。切り離した状態が図3に示される。次に、各分割線101に沿って順次例えば端から指股部18に対応する部分を裁断、縫製、縁かがり処理を行なう(S3)。この半完成品を染色工程(S4)を経て所望の色に染め上げて製品化される。
【0032】
図4は、S3の各分割線101に沿って指股部18に対応する部分を裁断、縫製、縁かがり処理を行なう工程を示しており、図に示すように、本実施形態において、各分割線101A〜101Dの外縁を取り囲むように裁断、縫製、縁かがり処理が同時に行なわれる。そして、指股部の内側に対応する部分が切り離され、これによって、図5に示すような5本指タイプのストッキング原形ができる。
【0033】
これによって、長繊維を編成して構成されるストッキング類であって、レッグ部に連続して形成したトウ部の爪先側に5本の指部22が設けられ、該指部の各爪先部分(爪先線の一部103a)と各指股部分18とを含む指形状が縫製により閉着された構成のストッキング類を形成させることができる。
【0034】
上記した5本指タイプのストッキング類の製造方法及び長繊維ストッキング類の製造方法及び長繊維ストッキング類は、上記した実施形態の構成にのみ限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の本質を逸脱しない範囲における変更、改良も本発明に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明の5本指タイプのストッキング類の製造方法及び長繊維ストッキング類の製造方法及び長繊維ストッキング類は、長繊維を用いたハイゲージにより製造される5本指タイプストッキング類であって、爪先から大腿部までを覆うタイプのストッキング、ひざ上あるいはひざ下までの長さのストッキング、さらには、パンティ部を含むパンティストッキング等も含んで製造が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の第1実施形態に係る5本指タイプのストッキングの製造方法におけるトウ部とレッグ部の一部を含む拡大正面説明図である。
【図2】図1のストッキングのトウ部の筒状体を示す一部省略拡大斜視図である。
【図3】図1の状態から延長線側部分を切り離した状態の拡大正面説明図である。
【図4】分割線部分のオーバロック縫製での製造状態を示す拡大説明図である。
【図5】5本指タイプのストッキングの半完成状態の一部省略拡大説明図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る5本指タイプのストッキングの製造方法のフローチャート図である。
【符号の説明】
【0037】
10 身部
12 トウ部
16 マーキング糸
18 指股部
101 分割線
103 爪先線
104 延長線


【特許請求の範囲】
【請求項1】
指股部に対応する分割線を形成するようにマーキング糸を編み込ませてレッグ部に連続してトウ部を筒状に編成する工程と、
マーキング糸に沿って指股部に対応する部分を裁断しつつ縫製する工程と、を含むことを特徴とする5本指タイプのストッキング類の製造方法。
【請求項2】
縫製時に縁かがり処理を行なうことを特徴とする請求項1記載の5本指タイプのストッキング類の製造方法。
【請求項3】
分割線が、筒状のトウ部を押し付けて二層状に重ね合わせた状態でその片側層にのみ形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の5本指タイプのストッキング類の製造方法。
【請求項4】
マーキング糸の編み込み態様が装着時の各指の爪先を結ぶ直線状の爪先線と、爪先線から直角状に延びて形成される分割線と、を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の5本指タイプのストッキング類の製造方法。
【請求項5】
爪先線に沿って直線状に裁断、縫製し、裁断線よりも指の他端側となる部分を切り離した後に、分割線に沿って指股部に対応する部分を裁断し、縫製することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の5本指タイプのストッキング類の製造方法。
【請求項6】
マーキング糸の編み込み態様が、横方向に直線状に延びる爪先線と、爪先線に直交状に配置される分割線を含む4本の直交線と、を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の5本指タイプのストッキング類の製造方法。
【請求項7】
直交線の一端側がトウ部の筒の開口側に至るように配置されていることを特徴とする請求項6記載の5本指タイプのストッキング類の製造方法。
【請求項8】
マーキング糸に沿う裁断と同時縫製とをオーバロックミシンにより行なうことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の5本指タイプのストッキング類の製造方法。
【請求項9】
長繊維を編成して構成されるストッキング類であって、
レッグ部に連続して形成したトウ部の爪先側に5本の指部が設けられ、
該指部の各爪先部分と各指股部分とを含む指形状が縫製により閉着されていることを特徴とする長繊維ストッキング類。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−23409(P2007−23409A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−206360(P2005−206360)
【出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【出願人】(398071015)株式会社レヴアル (1)
【Fターム(参考)】