説明

ALK阻害剤として有用なイミダゾ[1,2−a]ピリジン誘導体

遊離または塩もしくは溶媒和物形態の、式(I):


〔式中、R、R、RおよびR20は明細書において記載する意味を有する。〕
の化合物は、ALK−5および/またはALK−4受容体が仲介する疾患の処置に有用である。該化合物を含む医薬組成物および該化合物の製造方法も記載する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

〔式中、
XはCRまたはNであり;
はアリール、ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−C10−シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C(O)NR、ハロ、C−Cアルコキシ、アルキルチオ、ヒドロキシル、C−Cアルキルカルボニル、カルボキシ、カルボニル、シアノおよびスルホンアミドから選択され、ここで、該アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリールおよびヘテロシクリル基は、所望により各々ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
は独立してH、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、NRおよびZから選択され;
は独立してH、ハロゲン、C−Cアルキニル、アリールおよびヘテロシクリルから選択され、ここで、該アルキニル基は所望によりヒドロキシ、シアノ、アミノ、C−Cアルキルアミノおよびハロゲンから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、そしてここで、該アリールおよびヘテロシクリル基は所望により1個以上のR基で置換されていてよく、そして各Rは独立してC−Cアルキル;ヒドロキシル;カルボニル;アミノカルボニル;C−Cアルキルアミノカルボニル;アミノ;C−Cアルキルアミノ;C−Cアルキルチオ;スルホニルアミノ;カルボニルアミノ;C−Cアルキルカルボニルアミノ;C−Cアルキルアミノカルボニル;C−Cアルキルカルボニル;ハロゲン;オキソ;カルボキシル;C−Cアルコキシ;ベンジルオキシ;C−Cアルコキシカルボニル;アミノスルホニル;シアノ;スルホニル;スルファニル;スルホキシド;−L−C−C10−シクロアルキル、−L−C−C10シクロアルケニル;−L−アリール;−L−het;カルボニルオキシ;C−Cアミノアルキル;C−Cアルキルアミノ−C−Cアルキル;C−Cアルキルアミノ−C−Cアルコキシ;C−Cアルキルアミノ−C−Cアルキルカルボニル;および式:P−NH−Q−Tの基から選択され、ここで、各R基自体、所望により独立してOH、COOH、ハロゲン、C−Cアルキル、アリール、アミノ、C−Cアルキルアミノ、het、シアノ、スルホニル、スルファニル、スルホキシド、ヒドロキシ−C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルコキシカルボニルおよびC−Cアルキルアミノ−C−Cアルキルから選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
2個のR基が存在するとき、それらは一体となってRに縮合した環系を形成してよく、該環系は、所望により各々ヒドロキシル、C−Cアルキル、アリール、アミノ、C−Cアルキルアミノ、ヘテロシクリル、シアノ、ハロ、スルホニル、スルファニル、スルホキシド、ヒドロキシ−C−Cアルキル、C−CアルコキシおよびC−Cアルキルアミノ−C−Cアルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
各Lは独立して結合、−C(O)−、−C(O)NH−、C−Cアルキレンリンカー、C−CアルキレンカルボニルリンカーまたはC−Cアルキレンオキシリンカーであり;
Pは−C(O)−、C−Cアルキレンリンカー、C−CアルキレンカルボニルリンカーまたはC−Cアルキレンオキシリンカーであり;
Qは−C(O)−、C−CアルキレンリンカーまたはC−Cアルキレンカルボニルリンカーであり;
Tはアリール、het、NRまたはC−Cシクロアルキルであり;
およびRは各々HおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
はH、OHおよびC−Cアルコキシから選択され;
、RおよびRは各々HおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
はC−Cシクロアルキルおよび5または6員ヘテロ環式基から選択され、各々C−Cアルキル、C−CアルコキシおよびOHから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
Zは5または6員ヘテロアリールおよびアリールから選択され、各々C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルキル、OH、CN、ハロ、−C(O)H、−C(O)OC−Cアルキル、−C(O)NR10、−(CH)NR1112、−(CH)het、−NR13C(O)C−Cアルキル、−S(O)NHR14および−NR14S(O)−Cアルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、ここで各アルキル基は所望によりOH、COORおよびハロゲンで置換されていてよく;
各hetは独立して各々独立して所望によりOH、C−CアルキルおよびC−Cアルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよい5または6員ヘテロ環式基であり;
はHまたはC−Cアルキルであり;
nおよびpは各々独立して0、1または2;
、R11、R13およびR14は各々H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−CヒドロキシアルキルおよびC−Cシクロアルキルから独立して選択され;
10はH、C−Cアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、−(CH)NR1516、−(CH)COORおよびC−Cシクロアルキル(所望によりOH、C−CアルキルおよびC−Cアルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよい)から選択され;または
およびR10は、それらが結合している窒素原子と一体となって5または6員ヘテロ環式基を形成し、それは所望によりN、OおよびSから選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでよく、該ヘテロ環式基は所望によりOH、C−CアルキルおよびC−Cアルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
mは2または3であり;
tは1、2または3であり;
はHまたはC−Cアルキルであり;
12はH、C−Cアルキルおよび(CH)NR1718から選択され;
qは2、3または4であり;
15、R16、R17およびR18は各々HおよびC−Cアルキルから独立して選択され;または
15およびR16は、それらが結合している窒素原子と一体となって5または6員ヘテロ環式基を形成し、それは所望によりN、OおよびSから選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでよく、該ヘテロ環式基は所望によりOH、C−CアルキルおよびC−Cアルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;または
17およびR18は、それらが結合している窒素原子と一体となって5または6員ヘテロ環式基を形成し、それは所望によりN、OおよびSから選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでよく、該ヘテロ環式基は所望によりOH、C−CアルキルおよびC−Cアルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
20はH、ハロ、NR2122およびOR23から選択され;そして
21、R22およびR23は各々から独立して選択されH、C−CアルキルおよびC−Cシクロアルキル(cyclolkyl);またはR21およびR22は、それらが結合している窒素原子と一体となって、4、5または6員N含有ヘテロ環式基を形成する;
ただしRがH以外であるとき、RはH、ハロ、OH、C−Cアルキル、C−CアルコキシまたはC−Cシクロアルキル(cyclolkylであり);そしてRがHであるとき、Rはハロゲン、NRまたはZである。〕
の化合物。
【請求項2】
がC(O)NR、C−Cアルコキシ、C−Cシクロアルケニル、ハロゲン、5または6員ヘテロアリールおよびアリールから選択され、ここで該シクロアルケニル、ヘテロアリールおよびアリール基は所望によりハロゲン、C−CアルキルおよびC−Cアルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がH、所望により置換されていてよいフェニルまたは所望により置換されていてよいピリジニルである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
がH、フェニルまたはピリジニルであり、ここで該フェニルおよびピリジニル基は所望によりC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、OH、CN、ハロ、−C(O)H、−C(O)OC−Cアルキル、−C(O)NR10、−(CH)NR1112、−(CH)het、−NR13C(O)C−Cアルキルおよび−NR14S(O)−Cアルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
、R11、R13およびR14が各々HおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
10がH、C−Cアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、−(CH)NR1516およびC−Cシクロアルキル(所望によりOH、C−CアルキルおよびC−Cアルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよい)から選択され;または
およびR10が、それらが結合している窒素原子と一体となって5または6員ヘテロ環式基を形成し、それは所望によりN、OおよびSから選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでよく、該ヘテロ環式基は所望によりOH、C−CアルキルおよびC−Cアルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;そして
mが2または3である、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
がHである、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
式(X)
【化2】

〔式中、RおよびTは次に示す通りである:
【表1】

【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

【表6】

【表7】

【表8】

【表9】

【表10】

【表11】

【表12】

【表13】

【表14】

【表15】

【表16】

【表17】

【表18】

【表19】

【表20】

【表21】

【表22】

【表23】

【表24】

【表25】

【表26】

【表27】

【表28】

【表29】

【表30】

【表31】

【表32】

【表33】

【表34】

【表35】

【表36】

である。〕
の化合物である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
式(Y)
【化3】

〔式中、RおよびTは次に示す通りである:
【表37】

【表38】

【表39】

【表40】

【表41】

【表42】

【表43】

【表44】

【表45】

【表46】

【表47】

【表48】

【表49】

である。〕
の化合物である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
医薬として使用するための、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
ALK−5阻害またはALK−4阻害が仲介する疾患または状態の処置または予防に使用するための、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
肺高血圧、慢性腎臓疾患、急性腎臓疾患、創傷治癒、関節炎、骨粗鬆症、腎臓疾患、筋肉疾患、鬱血性心不全、潰瘍、眼障害、角膜創傷、糖尿病性腎症、神経学的機能障害、アルツハイマー病、アテローム性動脈硬化症、腹膜および真皮下癒着、腎臓線維症、肺線維症、肝臓線維症、B型肝炎、C型肝炎、アルコール誘発肝炎、ヘモクロマトーシス、原発性胆汁性肝硬変、再狭窄、後腹膜線維症、腸間膜線維症、子宮内膜症、ケロイド、癌、異常骨機能、炎症性障害、瘢痕および皮膚の光老化の処置に使用するための、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
増加したカルシウム枯渇または吸収と関連するまたは骨形成および骨におけるカルシウム固定の刺激が望ましい骨状態の処置または予防に使用するための、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
請求項1〜7のいずれかに記載の化合物および1種以上の薬学的に許容される賦形剤、希釈剤および/または担体を含む、医薬組成物。
【請求項13】
式(I)の化合物の製造方法であって、次の工程を含む方法:
(a)式(II)
【化4】

〔式中、RおよびRは請求項1〜6のいずれかに記載の通りであり、そしてAはハロゲン原子である。〕
の化合物と、式(III)
【化5】

〔式中、X、RおよびR20は請求項1〜6のいずれかに記載の通りであり、そしてLはボロン酸またはボロン酸無水物基である。〕
の化合物を反応させるか;または
(b)式(IV)
【化6】

〔式中、X、R、RおよびR20は請求項1〜6のいずれかに記載の通りであり、そしてAはハロゲン原子である。〕
の化合物と、式R(式中、Rは請求項1〜6のいずれかに記載の通りであり、そしてLはボロン酸またはボロン酸無水物基である)を有する化合物を反応させるか;または
(c)式(V)
【化7】

〔式中、X、R、RおよびR20は請求項1〜6のいずれかに記載の通りであり、そしてAはハロゲン原子である。〕
の化合物と、式R(式中、Rは請求項1〜6のいずれかに記載の通りであり、そしてLはボロン酸またはボロン酸無水物基である)を有する化合物を反応させる。

【公表番号】特表2011−500623(P2011−500623A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−529359(P2010−529359)
【出願日】平成20年10月15日(2008.10.15)
【国際出願番号】PCT/EP2008/063841
【国際公開番号】WO2009/050183
【国際公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】