説明

LED駆動回路、灯器及び信号灯器

【課題】LED電流を一定に保ち、且つ、電力損失が少なくて済むLED駆動回路の実現。
【解決手段】LED駆動回路1では、フィードバック制御部50により、LEDアレイ100に直列接続された検出用抵抗10の両端電圧Vrをもとに、LEDアレイ100に所定の設定電圧Vsが印加されるよう、LEDアレイ100に印加すべき制御電圧Vxが自動的に制御される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LED駆動回路等に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、LED(発光ダイオード)を用いた交通信号灯器が急速に普及している。LEDには定格電流I(例えば、20mA)が定められており、LEDに流れる電流(LED電流)がこの定格電流Iを超えないよう印加電圧を制御する必要があるが、LED電流には、印加電圧の僅かな変動によって大きく変動する特性がある。また、LEDには、点灯による発熱によって温度が上昇し、順電圧Vfが低下してLED電流が増加し、この電流増加によって更に温度が上昇して電流が増加するといった、LEDに過電流が流れる熱暴走という問題がある。このため、LEDを駆動する際には、電流抑制のための制限抵抗がLEDに直列接続される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−295571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、LEDに制限抵抗を接続する場合、この制限抵抗での電力損失という問題がある。図8は、制限抵抗による電力損失を説明する図である。図8(a)に示すように、LEDに制限抵抗Rを直列接続し、電圧Vを印加する。図8(b)は、この回路における印加電圧VとLED電流Iとの関係を示すグラフを、制限抵抗Rを接続しない場合(R=0)、制限抵抗R1を接続する場合(R=R1)、制限抵抗R2を接続する場合(R=R2>R1)のそれぞれについて示している。
【0005】
図8(b)に示すように、LED電流Iは印加電圧Vに正比例し、その傾きは、制限抵抗Rが大きいほど小さくなる。また、LED電流Iを定格電流Iとするために必要な印加電圧Vは制限抵抗Rの大きさによって異なり、具体的には、制限抵抗Rが大きいほど必要な印加電圧Vは大きくなる。
【0006】
そして、この回路における消費電力Pは、P=V×I、となり、印加電圧Vが大きいほど回路全体での消費電力Pは大きくなる。また、回路全体の消費電力Pは、LEDの消費電力Pと、制限抵抗Rの消費電力Pとの和となる(P=P+P)。LEDの順電圧Vfを一定とすると、LEDの消費電力Pは一定であるが、制限抵抗Rの消費電力Pは、P=(V−Vf)×I、となり、印加電圧Vが大きいほど消費電力Pは大きくなる。つまり、制限抵抗Rが大きいほど、印加電圧Vを大きくする必要があり、その結果、制限抵抗Rでの消費電力Pすなわち電力損失が大きくなる。
【0007】
また、LEDでは、温度上昇によってLED電流が増加するが、LEDに直列接続された制限抵抗Rが大きいほど、LED電流は安定する。図9は、温度上昇によるLED電流の増加を説明する図である。図9(a)に示すように、LEDに制限抵抗Rを直列接続し、一定電圧Vを印加する。図9(b)は、この回路における印加電圧VとLED電流Iとの関係を示すグラフであり、制限抵抗Rが有りの場合(R=R1)と、制限抵抗Rが無しの場合(R=0)とのそれぞれについて示している。
【0008】
図9(b)に示すように、制限抵抗Rの有無によって、LED電流Iを定格電流Iとするために必要な印加電圧Vが異なり、具体的には、制限抵抗有りのほうが(V=V1)、制限抵抗無しのほうより小さい(V=Vf<V1)。そして、温度上昇によってLEDの順電圧Vfが減少すると、印加電圧VとLED電流Iとの関係を示すグラフが実線から破線に変化する。すると、印加電圧Vは一定であるため、LED電流Iが増加し、このLED電流Iの増加の程度は制限抵抗Rの有無によって異なる。具体的には、制限抵抗Rが大きいほど、LED電流Iの増加の程度が小さくなる。つまり、制限抵抗Rを大きくすることで、温度上昇によるLED電流Iの増加を抑制させ、安定化させることができる。
【0009】
このように、LEDに直列接続する制限抵抗Rを大きくすることで熱暴走を抑制できるが、制限抵抗が大きいほど、この制限抵抗Rで発生するジュール熱による電力損失が増加するという問題がある、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、LED電流を一定に保ち、且つ、電力損失が少なくて済むLED駆動回路を実現することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための第1の形態は、
LED部に駆動電力を供給する電力供給部(例えば、図1のPWM制御部30)と、
前記LED部に直列に接続された抵抗部(例えば、図1の検出用抵抗10)と、
前記抵抗部にかかる電圧を検出する抵抗電圧検出部(例えば、図1の抵抗電圧検出部20)と、
前記抵抗電圧検出部により検出された電圧から求まる前記LED部に流れる電流が前記LED部の定格条件を満たすように、当該検出された電圧に基づいて前記電力供給部の供給電圧を可変に制御する制御部(例えば、図1のフィードバック制御部50)と、
を備えたLED駆動回路である。
【0011】
この第1の形態によれば、LED部に直列に接続された抵抗部にかかる電圧が検出され、この検出された電圧から求まるLED部に流れる電流がLED部の定格条件を満たすよう、検出された電圧に基づいてLED部に供給される駆動電圧が自動的に制御される。これにより、LED部の熱暴走が生じない。また、LED部に直列に接続された抵抗部は、LED部に電流を検出するために設けられているため、抵抗値が小さくても良い。このため、抵抗部での消費電力が少なくて済む。
【0012】
第2の形態として、第1の形態のLED駆動回路において、
前記電力供給部は、外部から供給される電源を、前記制御部から入力される指示電圧に応じたPWM方式の印加電圧に変換して出力する、
LED駆動回路を構成しても良い。
【0013】
この第2の形態によれば、LED部への供給電圧は、外部から供給される電源を、指示電圧に応じたPWM方式の印加電圧に変換して生成される。抵抗部にかかる電圧に基づいてLED部への供給電圧が可変に制御されるため、指示電圧は変動するが、外部からの供給電源をPWM方式の印加電圧に変換することにより、この指示電圧の変動に応じて、LED部への駆動電力を電力効率良く供給することができる。
【0014】
第3の形態として、第1又は第2の形態のLED駆動回路において、
前記制御部は、前記LED部を点灯させる場合、所定の整定時間をかけて所定の点灯用電圧に達するように前記電力供給部の供給電圧を制御する点灯時制御手段(例えば、図1のフィードバック制御部50)を有する、
LED駆動回路を構成しても良い。
【0015】
この第3の形態によれば、LED部を点灯させる場合、所定の整定時間をかけて所定の点灯用電圧に達するように供給電圧が制御される。これにより、LED部への印加電圧を急激に変化させた際に生じる高周波成分の発生を抑制できる。
【0016】
第4の形態として、
LED部と、
第1〜第3の何れかの形態のLED駆動回路と、
を備えた灯器を構成しても良い。
【0017】
また、第5の形態として、
信号灯器のランプ部でなるLED部と、
第1〜第3の何れかの形態のLED駆動回路と、
を備えた信号灯器であって、
前記制御部は、前記LED部を点灯、滅灯及び点滅の何れの状態にするかに応じて、前記電力供給部による電力供給を制御する、
信号灯器を構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】LED駆動回路の構成図。
【図2】ラグリードフィルタの回路構成図。
【図3】レベル変換器の動作説明図。
【図4】LED駆動回路のブロック線図。
【図5】ノイズを考慮した場合のLED駆動回路のブロック線図。
【図6】基準電圧Vsに対するインディシャル応答Vx(t)の一例。
【図7】LEDアレイに対する点灯/滅灯指令と制御電圧との関係図。
【図8】制限抵抗による電力損失の説明図。
【図9】温度上昇によるLED電流増加の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下では、本発明を交通信号灯器に適用した場合を説明するが、本発明の適用可能な実施形態がこれに限定されるものではない。
【0020】
[構成]
図1は、本実施形態におけるLED駆動回路1の構成図である。このLED駆動回路1は、交通信号灯器の各灯色のLEDアレイ100を駆動する回路であり、検出用抵抗10と、抵抗電圧検出部20と、PWM制御部30と、フィードバック制御部50とを備えて構成される。
【0021】
LEDアレイ100は、所定灯色(赤、青又は黄色)のN個のLEDが直列接続された直列ラインがM列並列接続されて形成されており、すなわち、合計N×M個のLEDがマトリクス状に配列されてなる。そして、LEDアレイ100は、PWM制御部30によって電圧Vxが供給されることで、各LEDが発光して対応する信号灯色が点灯する。
【0022】
検出用抵抗10は、LEDアレイ100に流れる全電流I(M列のLED直列ラインそれぞれに流れる電流の総和)を検出するためのものであり、LEDアレイ100に直列接続されている。
【0023】
抵抗電圧検出部20は、例えば電圧センサを有し、検出用抵抗10の両端電圧Vrを検出する。検出用抵抗10の抵抗値を「R」とすると、検出される抵抗電圧Vrは、Vr=I×R、となる。
【0024】
PWM制御部30は、直流電源40から供給される直流電圧Eを、フィードバック制御部50によって算出された制御電圧Vxに応じたデューティ比のパルス電圧に変換するPWM制御を行い、PWM方式の制御電圧VxをLEDアレイ100及び検出用抵抗10に印加する。生成されるパルス電圧は、パルス電圧の周期を「T」とすると、そのパルス幅Twが、Vx=(Tw/T)・E、を満たすように生成される。
【0025】
フィードバック制御部50は、LEDアレイ100の各LEDに流れる電流を定格電流Iに保つため、抵抗電圧検出部20によって検出された抵抗電圧Vrと、指示回路200から与えられる基準電圧Vsをもとに、LEDアレイ100及び検出用抵抗10に印加すべき制御電圧Vxを算出する。
【0026】
指示回路200は、交通信号灯器の現示を制御する回路であり、赤、青及び黄色の各灯色の点灯及び滅灯を指示する点灯/滅灯指令を生成し、生成した点灯/滅灯指令に応じた基準電圧Vsを、各灯色に対応するLED駆動回路1それぞれに出力する。具体的には、点灯指令時には、Vs=Vs、を出力し、滅灯指令の場合には、Vs=0、を出力する。つまり、基準電圧Vsは二段階に切り替わる。
【0027】
基準電圧Vsは、LEDアレイ100に流すべき基準電流Isと、検出用抵抗10の抵抗値Rとから求まり、Vs=R×Is、となる。基準電流Isは、LEDアレイ100を構成する各LEDの定格電流Iと、LEDアレイ100におけるLED直列ラインの配列数Mとから求まり、Is=I×M、となる。なお、定格電流Iは対応するLEDの点灯色によって異なるため、対応する灯色に応じた定格電流Iを用いる。
【0028】
このフィードバック制御部50は、比較器51と、ラグリードフィルタ52と、レベル変換器53を有し、抵抗電圧Vrを基準電圧Vsに追従させるよう、制御電圧Vxを制御する。
【0029】
比較器51は、基準電圧Vsと抵抗電圧Vrの差電圧ΔV(=Vs−Vr)を算出する。
【0030】
ラグリードフィルタ52は、LPFの一種であり、図2に示すように構成されている。すなわち、このラグリードフィルタ52は、比較器51によって算出された差電圧ΔVに対して、高周波成分を減衰させた電圧Vdcに変換して出力する。
【0031】
レベル変換器53は、ラグリードフィルタ52から出力された電圧Vdcのレベルを変換する。図3は、レベル変換器53によるレベル変換を説明する図である。図3では、横軸をラグリードフィルタ52からの入力電圧Vdcと、縦軸をレベル変換器53の出力電圧である制御電圧Vxとして、入力電圧Vdcと制御電圧Vxとの関係を示している。同図に示すように、レベル変換器53は、ラグリードフィルタ52からの入力電圧Vdcを、正値の制御電圧Vxとなるように変換する。すなわち、入力電圧Vdcが所定の電圧範囲「−Vdcm≦Vdc≦+Vdcm」の場合には、制御電圧Vxが電圧範囲「0≦Vx≦Vxm」となるよう、入力電圧Vdcを制御電圧Vxに正比例変換し、入力電圧Vdcが電圧範囲「Vdc<−Vdcm」の場合には、制御電圧Vxを「Vx=0」とし、入力電圧Vdcが電圧「Vdc>+Vdcm」の場合には、制御電圧Vxを「Vx=Vxm」とする。なお、Vxm≦E、である。
【0032】
このように、LED駆動回路1は、LED電流Iに相当する抵抗電圧Vrをフィードバックし、LEDアレイ100へ供給する制御電圧Vxを制御するフィードバック制御系のシステムである。
【0033】
図4は、フィードバック制御系であるLED駆動回路1のブロック線図である。図4に示すように、LED駆動回路1は、基準電圧Vs(s)を入力し、制御電圧Vx(s)を制御対象とするフィードバック系の制御システムとみなせる。
【0034】
ラグリードフィルタ52の伝達関数KF(s)は、次式(1)で与えられる。
【数1】

但し、T1=R1・C、T2=R2・C、である。
【0035】
また、レベル変換器53の伝達関数Kv(s)は、次式(2)で与えられる。
【数2】

【0036】
そして、このLED駆動回路1の伝達関数H(s)は、次式(3)で与えられる。
【数3】

ここで、
【数4】

とおくと、式(3)は、次式(6)となる。
【数5】

【0037】
この伝達関数H(s)のインディシャル応答(過渡応答)Vx(s),Vx(t)は、それぞれ、次式(7),(8)となる。
【数6】

【0038】
次に、このLED駆動回路1において、ノイズ(雑音)を考慮した場合を考える。図5は、ノイズを考慮した場合のLED駆動回路1のブロック線図である。ここで考慮されるノイズは、(1)LEDアレイ100における各LEDにかかる順電圧Vfの変動dV、(2)PWM制御部30におけるPWMリプル(高調波ノイズ)rip、である。
【0039】
ノイズを考慮した場合のLED駆動回路1の伝達関数H(s)は、ノイズを考慮しない場合と同じく、上式(3)で与えられる。
【0040】
そして、ノイズを考慮した場合の伝達関数H(s)のインディシャル応答Vo(s)は、次式(9)となる。
【数7】

【0041】
このインディシャル応答Vo(s)の定常偏差は、次式(10)となる。
【数8】

【0042】
従って、ノイズを考慮した場合の伝達関数H(s)のインディシャル応答Vo(t)は、次式(11)となる。
【数9】

【0043】
図6は、LED駆動回路1のインディシャル応答を示す図である。同図に示すように、制御電圧Vx(t)は基準電圧Vs(t)に追従して変化するが、このときの追従のし易さは、式(4)で与えられるダンピングファクタζや、ロック時間tnによって決まる。ここで、具体的な設定値としては、例えば、ダンピングファクタζ=0.707、ロック時間(整定時間)tn=50[ms]、ωn・tn=4.5[rad]、と設定される。
【0044】
図7は、LEDアレイ100に対する点灯/滅灯指令と、制御電圧Vx(t)との関係を示す図である。基準電圧Vsは、LEDアレイ100に対応する灯色の点灯/滅灯指令に応じて二段階に切り替わる。そして、同図に示すように、点灯/滅灯指令の切り替え時(すなわち、基準電圧Vsの切り替え時)には、制御電圧Vx(t)は、所定のロック時間(整定時間)tnをかけて切り替わるように制御されることになる。
【0045】
ところで、基準電圧Vsの切り替え時に、この基準電圧Vsの変化と同時に制御電圧Vxを変化させると、LED電流Iが急激に変化して高周波雑音が生じる。しかし、本実施形態のように、基準電圧Vsの切り替え時には所定時間tnをかけてゆっくりと切り替えることで、切り替え時の高周波雑音の発生を抑制することができる。
【0046】
[作用・効果]
このように、本実施形態のLED駆動回路1では、フィードバック制御系により、LEDアレイ100に直列接続された検出用抵抗10の両端電圧Vrをもとに、LEDアレイ100に所定の基準電流Isが流れるよう、LEDアレイ100に印加すべき制御電圧Vxが自動的に制御される。これにより、例えばLEDの発熱によってLED電流が増加しても、この増加を抑制するように制御電圧Vxが制御されるため、LEDアレイ100には常に一定の基準電流Isが流れることになり、LEDの熱暴走といったことが生じない。
【0047】
また、LEDアレイ100への印加電圧は、直流電源EをPWM制御することによって生成されるPWM波であるため、電力効率が良い。また、任意の基準電流Isを設定できるので、信号灯器の調光制御も容易である。また、駆動対象となるLEDアレイの灯色が変更されたとしても、変更後の灯色に応じた基準電流Isを設定するだけで済む。また、基準電圧Vsの変動に対する制御電圧Vxの応答特性に時間遅れの要素を持たせたため、点灯/滅灯時の切り替え時にLED電流に生じる高周波雑音を抑制している。
【0048】
[変形例]
なお、本発明の適用可能な実施形態は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
【0049】
例えば、上述の実施形態では、LED式の交通信号灯器に適用した場合を説明したが、例えば鉄道用信号灯器など、LED灯器であれば何れにも適用可能である。
【0050】
また、本実施形態では、PWM制御部30が、PWM制御によって電源電圧Eから制御電圧Vxを生成して印加することにしたが、これを、電力効率や応答速度の点で劣るが、PWM方式以外の制御方法によって、電源電圧Eから制御電圧Vxを生成することにしても良い。
【符号の説明】
【0051】
1 LED駆動回路
10 検出用抵抗、20 抵抗電圧検出部
30 PWM制御部、40 直流電源
50 フィードバック制御部
51 比較器、52 ラグリードフィルタ、53 レベル変換器
100 LEDアレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
LED部に駆動電力を供給する電力供給部と、
前記LED部に直列に接続された抵抗部と、
前記抵抗部にかかる電圧を検出する抵抗電圧検出部と、
前記抵抗電圧検出部により検出された電圧から求まる前記LED部に流れる電流が前記LED部の定格条件を満たすように、当該検出された電圧に基づいて前記電力供給部の供給電圧を可変に制御する制御部と、
を備えたLED駆動回路
【請求項2】
前記電力供給部は、外部から供給される電源を、前記制御部から入力される指示電圧に応じたPWM方式の印加電圧に変換して出力する、
請求項1に記載のLED駆動回路。
【請求項3】
前記制御部は、前記LED部を点灯させる場合、所定の整定時間をかけて所定の点灯用電圧に達するように前記電力供給部の供給電圧を制御する点灯時制御手段を有する、
請求項1又は2に記載のLED駆動回路。
【請求項4】
LED部と、
請求項1〜3の何れか一項に記載のLED駆動回路と、
を備えた灯器。
【請求項5】
信号灯器のランプ部でなるLED部と、
請求項1〜3の何れか一項に記載のLED駆動回路と、
を備えた信号灯器であって、
前記制御部は、前記LED部を点灯、滅灯及び点滅の何れの状態にするかに応じて、前記電力供給部による電力供給を制御する、
信号灯器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−151325(P2011−151325A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−13434(P2010−13434)
【出願日】平成22年1月25日(2010.1.25)
【出願人】(000001292)株式会社京三製作所 (324)
【Fターム(参考)】