説明

MEMSシステムにおいて低周波エラーを除去する方法及びシステム

MEMSシステムを含む電子システムにおける低周波エラーを除去するためのシステム及び方法を以下に説明する。システムは1つ又は複数のスイッチに結合される第1の回路を備える。1つ又は複数のボンディングワイヤがスイッチ及び第2の回路に結合される。制御信号がスイッチに結合され、該制御信号は、第1の回路の、第2の回路への結合をスイッチを介して制御して、第1の回路の出力における、ボンディングワイヤによって引き起こされる変動オフセットを除去するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書における開示は、包括的には微小電気機械システム(MEMS)製品に関する。詳細には、本開示はMEMS製品において低周波エラーを除去するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の微小電気機械システム(MEMS)製品は、2つのチップを組み合わせて単一の集積パッケージにする。この2チップパッケージング手法は、たとえば、MEMS装置又はMEMS構造(機構)を備える1つのチップと、関連電子機器を備える1つのチップとを備え、これらの2つのチップが1つの単一パッケージに含まれる。MEMS及び電子機器のそれぞれを備えるこれらの2つのダイは、ワイヤボンディングを介して接続される。2チップ手法を行う理由には、2つの構成要素(MEMS及び電子機器)をモノリシックに集積することが困難であること、並びに最適な全収率を得るためにMEMS装置及び電子機器を別個に最適化することが可能であることが含まれる。
【0003】
図1は、従来技術による、従来のMEMS装置100のブロック回路図を示している。この従来のMEMS装置100は、関連電子機器120(たとえば電子機器ダイ)に接続されているMEMS110(たとえばMEMSダイ)を備える。MEMS110は容量型加速度計であり、容量型加速度計では、加速の結果、可動質量の偏位が生じる。また、パッケージが受ける偏位の結果、MEMS110における容量変化が生じ、該容量変化を電子機器120によって検知することができる。MEMS110の検知コンデンサC_S1及びC_S2は、受ける加速に従って変化し、それによって電子機器によって測定される信号に変化が引き起こされる。MEMS110を電子機器120に接続するボンディングワイヤ130は、検知コンデンサC_S1及びC_S2と並列にモデリングされる寄生容量C_PBl及びC_PB2を形成する。ボンディングワイヤ130が自身の位置を変えず、且つボンディングワイヤ130間の誘電体が一定のままである場合、ボンディングワイヤ130は、検知コンデンサに一定の静電容量のみを加える。これによって、システム100内にオフセットが生じ、従来システムは、システムの出力信号から一定値を減算することによってこのオフセットに関して較正を行う。
【0004】
しかしながら、温度変化及びシステム老朽化の結果として、ボンディングワイヤの距離又はボンディングワイヤ間の誘電体において変化が生じることによって、正確なシステム較正が困難になり得る。検知コンデンサC_S1及びC_S2と並列に接続されている寄生容量C_PB1及びC_PB2によって、従来システムにおいて、温度変動及び老朽化の結果生じるボンディング寄生容量(parasitic bond capacitance)C_PBl及びC_PB2におけるオフセットドリフトを適切に補償又は較正することが困難になる。たとえば、成形されたパッケージ内のボンディングワイヤの距離は、成形されたシステム質量の熱膨張係数に起因して変化し、距離におけるこれらの変化によって、寄生容量C_PB1及びC_PB2に変化が引き起こされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ボンディングワイヤがいずれの方向に偏位するかを予測することは不可能であるため、従来のMEMSシステムは、これらの寄生容量の変化を補償することができない。さらに、ボンディングワイヤ間の誘電体の変化(たとえば湿度に起因する)によっても、寄生容量C_PB1及びC_PB2における変化が引き起こされる。ボンディングワイヤ間の誘電体の変化に起因する補償されていない変動オフセットは、MEMSの新たな用途(たとえば、自動車のヒルホールド制御、自動車の警報等)に対する主要な障害となり得る。したがって、電子機器ダイへのMEMSダイの結合又は接続を制御して、MEMSダイの出力においてボンディングワイヤによって引き起こされるエラーを消去又は除去するシステム及び方法に対する需要が存在している。
【課題を解決するための手段】
【0006】
参照による援用
本明細書で言及する各特許、特許出願、及び/又は刊行物は、各個々の特許、特許出願及び/又は刊行物が参照により援用されているように具体的に且つ個々に示されているのと同程度に、その全体が参照により本明細書に援用される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】従来技術による、典型的なMEMSシステムのブロック回路図である。
【図2】一実施形態による、チョッピングシステムを含む電子システムのブロック図である。
【図3】一実施形態による、チョッピングシステムのスイッチの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
電子システムにおける低周波エラーを除去するためのシステム及び方法を以下に説明する。本システム及び本方法は、本明細書において集合的にチョッピングシステムと呼ばれ、1つ又は複数のスイッチに結合される第1の回路を備える。1つ又は複数のボンディングワイヤがスイッチ及び第2の回路に結合される。制御信号がスイッチに結合され、該制御信号は、第1の回路の、第2の回路への結合をスイッチを介して制御して、第1の回路の出力における、ボンディングワイヤによって引き起こされるエラーを除去するように構成される。
【0009】
より詳細には、以下に説明するチョッピングシステムは、MEMSを備える電子システムにおける低周波エラーを除去する。チョッピングシステムは、検知コンデンサを備えるセンサと、該センサから信号を受信するように構成される検知回路とを備える。1つ又は複数のスイッチがセンサに結合される。1つ又は複数のボンディングワイヤが、検知回路及びそれぞれ個々のスイッチに結合される。制御信号がスイッチ(複数可)に結合され、該制御信号はスイッチ(複数可)を制御して、センサと検知回路との間のボンディングの結果生じるセンサ出力におけるエラーを除去するように構成される。エラーは、たとえば、ボンディング寄生容量及びオフセット電圧を含むが、これらに限定されない。
【0010】
本明細書に記載のチョッピングシステムは、MEMSの正確な較正を可能にする。チョッピングシステムは、変動オフセット及びボンディング寄生容量の効果を取り除き、それによって温度変化及び老朽化の結果生じるボンディング寄生容量におけるオフセットドリフトを適切に補償又は較正することを可能にする。ボンディングワイヤ間の誘電体の変化に起因する効果を消去することによって、これをMEMSの新たな用途に対する障害として効果的に取り除くことができる。
【0011】
以下の説明において、チョッピングシステムの実施形態の完全な理解を提供すると共に、該チョッピングシステムに関する説明を可能にするために、多数の特定の詳細が紹介される。しかしながら、当業者であれば、これらの実施形態を、特定の詳細のうちの1つ若しくは複数を用いずに、又は他の構成要素、システム等を用いて実行することができることを認識するであろう。他の例において、チョッピングシステムの開示される実施形態の態様を曖昧にしないようにするために、既知の構造若しくは動作については図示されていないか、又は詳細に説明されていない。
【0012】
図2は、一実施形態による、チョッピングシステムを備える電子システム200のブロック図である。電子システム200は、本明細書において「MEMS」と呼ばれ、MEMSセンサ210又はMEMS構成要素と、センサ電子機器220とを備える。一実施形態のMEMSセンサ210は、センサ電子機器220のダイとは別個のダイ上にある。代替的な実施形態では、MEMSセンサはセンサ電子機器と同じダイ上に集積されてもよい。MEMSセンサ210は、直列に結合又は接続されている検知コンデンサC_S1及びC_S2を備える容量型加速度計である。検知コンデンサC_S1及びC_S2は受ける加速に従って変化し(たとえば、加速の結果、可動質量の偏位が生じる)、それによって電子機器によって測定される信号に変化が引き起こされる。したがって、MEMSセンサ210は、容量変化を介して、パッケージが受ける偏位を検知するように機能し、該容量変化はセンサ電子機器によって検知される。
【0013】
ボンディングワイヤ230(ボンディングワイヤ232、231、233を含む)はMEMSセンサ210をセンサ電子機器220に結合又は接続する。MEMSセンサ210をセンサ電子機器220に接続するボンディングワイヤ230は、寄生容量C_PB1及びC_PB2を形成する。寄生容量C_PB1及びC_PB2は検知コンデンサC_S1及びC_S2と並列にモデリングされる。
【0014】
ボンディングワイヤ230は、MEMSセンサ210を1つ又は複数のスイッチと共にセンサ電子機器220に結合する。一実施形態のスイッチは、第1のスイッチセットと、第2のスイッチセットとを備える。第1のスイッチセットは、第1のスイッチ2511と、第2のスイッチ2512とを備える。第1のセットの第1のスイッチ2511は、第1のボンディングワイヤ231、及びMEMSセンサ210の第1のコンデンサC_S1の第1の導体又はプレートに結合される。第1のスイッチセットの第2のスイッチ2512は、第2のボンディングワイヤ232、及びMEMSセンサ210の第2のコンデンサC_S2の第2の導体に結合される。
【0015】
第2のスイッチセットも、第1のスイッチ2521と、第2のスイッチ2522とを備える。第2のセットの第1のスイッチ2521は、第2のボンディングワイヤ232、及びMEMSセンサの第1のコンデンサC_S1の第1の導体に結合される。第2のスイッチセットの第2のスイッチ2522は、第1のボンディングワイヤ、及びMEMSセンサの第2のコンデンサC_S2の第2の導体に結合される。
【0016】
一実施形態のセンサ電子機器220は、第1の回路221又は電子機器と、第2の回路222とを備える。MEMSセンサ出力は、ボンディングワイヤ230と、スイッチ2511及び2512、並びにスイッチ2521及び2522とを使用して第1の回路221の入力に結合される。第1の回路221の出力は第2の回路222の入力に結合される。
【0017】
一実施形態のスイッチは、第1の回路221と第2の回路222との間の結合又は接続におけるスイッチも含む。したがって、第1のスイッチセットは、第3のスイッチ2513と、第4のスイッチ2514とを備えることができる。第1のセットの第3のスイッチ2513は、第1の回路221の第1の出力、及び第2の回路222の第1の入力に結合される。第1のセットの第4のスイッチ2514は、第1の回路221の第2の出力、及び第2の回路222の第2の入力に結合される。
【0018】
同様に、第2のスイッチセットも、第3のスイッチ2523と、第4のスイッチ2524とを備える。第2のセットの第3のスイッチ2523は、第1の回路221の第1の出力、及び第2の回路222の第2の入力に結合される。第2のセットの第4のスイッチ2524は、第1の回路221の第2の出力、及び第2の回路222の第1の入力に結合される。
【0019】
上述したように、制御信号(図示せず)がスイッチのそれぞれに結合される。制御信号は、MEMSセンサ210の、センサ電子機器220への結合をスイッチを介して制御するように構成される。スイッチ及び制御信号に起因して結合が制御される結果、ボンディングワイヤによってMEMSセンサの検知される出力において引き起こされるエラーが消去又は除去される。制御信号は、センサ電子機器220の第1の回路221及び第2の回路222の結合も制御するように構成される。
【0020】
一実施形態の制御信号は、第1の制御信号と、第2の制御信号とを含む。第1の制御信号は第1のスイッチセット(スイッチ2511及び2512、又はスイッチ2511〜2514のいずれかを集合的に含む)に結合され、第1のスイッチセットをスイッチ状態に制御するように構成される。第2の制御信号は第2のスイッチセット(スイッチ2521及び2522、又はスイッチ2521〜2524のいずれかを集合的に含む)に結合され、第2のスイッチセットをスイッチ状態に制御するように構成される。スイッチ状態は、閉状態すなわち導電状態と、開状態すなわち非導電状態とを含むが、それらに限定されない。一実施形態では、第1の制御信号は、第1のスイッチセットを第2のスイッチセットの状態と逆の状態に制御するように構成される。たとえば、第1の制御信号は第1のスイッチセットを開状態にセットし、一方で第2の制御信号は第2のスイッチセットを閉状態にセットする。別の例として、第1の制御信号は第1のスイッチセットを閉状態にセットし、一方で第2の制御信号は第2のスイッチセットを開状態にセットする。
【0021】
第1の制御信号及び第2の制御信号のそれぞれに1つの位相が関連付けられる。本明細書において使用される場合、制御信号は、2つの位相Φ1及びΦ2のうちの一方を有する信号を含む。一実施形態の第1の制御信号の位相Φ1と第2の制御信号の位相Φ2との間の位相関係によって、ボンディングワイヤによってMEMSセンサの検知される出力において引き起こされるエラー(たとえば、オフセット電圧、寄生容量等)が消去される。制御信号間の関係を以下に詳細に説明する。
【0022】
本明細書において使用される場合、位相Φ1及びΦ2はそれぞれ、予め特定された周波数で反復する時間期間を表す。たとえば、システムは、1キロヘルツ(kHz)の周波数及び1ミリ秒(ms)の期間を有するクロッキング信号を用いてクロッキングすることができる。期間は2つの位相(Φ1及びΦ2)に分割することができ、各位相は約0.5msの長さである。
【0023】
本明細書において位相Φlを参照して説明されるスイッチは、位相Φ1の間閉じている(導電)。位相Φ1に対応するスイッチに印加される制御信号は、たとえばデジタル信号とすることができ、制御信号の高論理状態(たとえば値「1」)は、位相Φ1にあるシステムに対応する。
【0024】
本明細書において位相Φ2を参照して説明されるスイッチは、位相Φ2の間閉じている(導電)。位相Φ2に対応するスイッチに印加される制御信号も、たとえばデジタル信号とすることができ、制御信号の高論理状態は、位相Φ2にあるシステムに対応する。本明細書において説明する実施例は、特定の位相を特定のスイッチセットに関連付けるが、これは或る時点を表しているのみであり、MEMSシステムの動作中の他の時点において、或るスイッチセットに関連付けられる位相は、この実施例において図示及び説明される位相とは逆である。
【0025】
一実施形態のMEMSシステムは、上述したように位相Φ1及びΦ2を有する制御信号によってクロッキングされるスイッチを備える。制御信号の位相によってチョッピングが引き起こされ、チョッピングの結果、MEMSセンサの、センサ電子機器への接続によって引き起こされる任意のオフセットがMEMSセンサ出力から分離される。この分離は周波数領域において行われるが、それに限定されない。このスイッチング方式の結果として、たとえば寄生容量C_PB1及びC_PB2の低周波変化、並びに電子オフセット電圧V_offsetを含む、オフセット又はエラーが分離又は除去される。
【0026】
図2を参照して、制御信号位相間の以下の例示的な関係を説明するために、位相Φ1でラベル付けされたスイッチは位相Φ1の間閉じている(導電)と想定される。位相Φ1の間、センサ電子機器の第1の回路の出力間の電位は以下である。
【0027】
【数1】

【0028】
変数ΔVinは、センサ電子機器によって印加される電圧ステップを表す。変数ΔCSは、検知コンデンサC_S1及びC_S2の検知容量における変化を表す。変数ΔCPは、寄生容量C_PB1及びC_PB2の寄生容量における変化を表す。量gainは、2つの検知コンデンサC_S1及びC_S2の比率によって設定される定数である。したがって、位相Φ1の間、センサ電子機器の第2の回路の入力間の電位は以下である。
【0029】
【数2】

【0030】
位相Φ2の間、センサ電子機器の第1の回路の出力間の電位は以下である。
【0031】
【数3】

【0032】
したがって、位相Φ2の間、センサ電子機器の第2の回路の入力間の電位は以下である。
【0033】
【数4】

【0034】
代入によって、以下の結果が生じる。
【0035】
【数5】

【0036】
位相Φ1及びΦ2にわたってV2の平均を生成することによって、以下の結果がもたらされる。
【0037】
【数6】

【0038】
位相Φ1及びΦ2にわたるV2の平均の結果によって、寄生容量ΔCPのいかなる寄与も消去されていることが示される。同様に、センサ電子機器の第1の回路の入力換算オフセットをモデリングするオフセット電圧V_Offsetのいかなる寄与も消去されている。
【0039】
本明細書において説明されるMEMSダイ上のスイッチは、閉じているとき抵抗を有する。閉じたスイッチの抵抗はオン抵抗と呼ばれる。上述されるMEMSセンサのような容量型センサでは、オン抵抗値は、MEMSダイと電子機器ダイとの間のインタフェースの時定数にしか影響を与えない。たとえば、離散時間システムにおいて、オン抵抗はスイッチドキャパシタ増幅器の整定時間に影響を与える。オン抵抗が約1000オームであったとしても、このオン抵抗は本明細書において説明されるシステム構成の機能に影響を与えない。したがって、高いオン抵抗を有するスイッチを、本明細書において説明される構成に対し、比較的少ない影響で、又は全く影響することなく使用することができる。
【0040】
一実施形態のスイッチは中継器構造を備えるが、それに限定されない。図3は、一実施形態による、チョッピングシステムのスイッチ300の上面図である。一実施形態のMEMSセンサ又はMEMSダイは、スイッチ300を備えるが、実施形態はそれに限定されない。スイッチ300は、たとえば、構造材料としてポリシリコンを使用するMEMSプロセスを使用して実装することができる。
【0041】
スイッチ300は、固定の第1端と、固定されていない、したがって可動の第2端とを有する可動ビームMBを備える。可動ビームMBの中心部又は中心領域は、2つの固定電極又は固定端子F1及びF2の間に位置決めされる。固定電極F1及びF2のそれぞれは、本明細書において制御信号として説明されるエネルギー源(図示せず)に結合される。可動ビームMBの第2端は、2つの出力端子OUT1及びOUT2の間に位置決めされる。出力端子OUT1及びOUT2は、機械的に固定された構造を備える。可動ビームMBの第2端は、固定電極に印加される電圧に反応して、出力端子OUT1及びOUT2のうちの一方又は他方と接触するように構成される。
【0042】
動作時に、可動ビームMBと、第1の固定電極Fl又は第2の固定電極F2のいずれかとの間に電圧を印加することによって、出力端子OUT1及びOUT2間でMBを切り換えることができる。たとえば、制御信号が、可動ビームMBを出力端子OUTlに接続するように構成する場合、可動ビームMBと固定電極F1との間の電圧は、可動ビームMBと固定電極F2との間の電圧よりも高い。これによって、最終的な静電力が生成され、該最終的な静電力によって、可動ビームMB及び出力端子OUTlが物理接触してスイッチ300が閉じられるまで、可動ビームMBが出力端子OUT1に向かって引張される。さらに、制御信号が、可動ビームMBを出力端子OUT2に接続するように構成する場合、可動ビームMBと固定電極F2との間の電圧は、可動ビームMBと固定電極F1との間の電圧よりも高い。これによって、最終的な静電力が生成され、該最終的な静電力によって、可動ビームMB及び出力端子OUT2が物理接触してスイッチ300が閉じられるまで、可動ビームMBが出力端子OUT2に向かって引張される。
【0043】
代替的な実施形態のスイッチは、能動電子素子を備えるが、それに限定されない。一例として、能動電子素子はトランジスタを含むがそれに限定されない。能動電子素子はMEMSダイ上に集積することができるが、MEMSダイ上の集積に限定されない。たとえば、能動電子素子はセンサ電子機器内、又はシステムの別の基板若しくは素子上に集積することができる。
【0044】
一実施形態のチョッピングシステムは、検知コンデンサを備えるセンサを備えるシステムを含む。一実施形態のシステムは、センサから信号を受信するように構成される検知回路を備える。一実施形態のシステムは、センサ及び検知回路に結合される、少なくとも1つのボンディングワイヤ及び少なくとも1つのスイッチを備える。一実施形態のシステムは、少なくとも1つのスイッチに結合されると共に、該少なくとも1つのスイッチを制御して、少なくとも1つのボンディングワイヤのボンディング寄生容量を、センサの検知容量から分離するように構成される、少なくとも1つの制御信号を備える。
【0045】
一実施形態のシステムの容量型センサは、直列に結合される第1のコンデンサ及び第2のコンデンサを備える。
一実施形態のシステムの少なくとも1つのスイッチは、第1のスイッチセットと、第2のスイッチセットとを備える。
【0046】
一実施形態のシステムの第1のスイッチセットは、第1のボンディングワイヤ、及び第1のコンデンサの第1の導体に結合される第1のスイッチと、第2のボンディングワイヤ、及び第2のコンデンサの第2の導体に結合される第2のスイッチとを備える。一実施形態のシステムの第2のスイッチセットは、第2のボンディングワイヤ、及び第1のコンデンサの第1の導体に結合される第3のスイッチと、第1のボンディングワイヤ、及び第2のコンデンサの第2の導体に結合される第4のスイッチとを備える。
【0047】
一実施形態のシステムの検知回路は、第1の回路と、第2の回路とを備える。一実施形態の第1の回路は、少なくとも1つのボンディングワイヤ及び第2の回路に結合される。
一実施形態のシステムの第1のスイッチセットは、第5のスイッチと、第6のスイッチとを備える。一実施形態の第5のスイッチは、第1の回路の第1の出力、及び第2の回路の第1の入力に結合される。一実施形態の第6のスイッチは、第1の回路の第2の出力、及び第2の回路の第2の入力に結合される。
【0048】
一実施形態のシステムの第2のスイッチセットは、第7のスイッチと、第8のスイッチとを備える。一実施形態の第7のスイッチは、第1の回路の第1の出力、及び第2の回路の第2の入力に結合される。一実施形態の第8のスイッチは、第1の回路の第2の出力、及び第2の回路の第1の入力に結合される。
【0049】
一実施形態のシステムの少なくとも1つの制御信号は、第1のスイッチセットに結合される第1の制御信号と、第2のスイッチセットに結合される第2の制御信号とを備える。
一実施形態のシステムの第1の制御信号は、第1のスイッチセットを第1の状態に制御するように構成され、第2の制御信号は、第2のスイッチセットを第2の状態に制御するように構成される。一実施形態の第1の状態は第2の状態の逆である。
【0050】
一実施形態のシステムの第1の制御信号と第2の制御信号との間の位相関係によって、センサと検知回路との間のオフセット電圧、及びボンディング寄生容量のうちの1つ又は複数が消去される。
【0051】
一実施形態のシステムの少なくとも1つのスイッチは、少なくとも1つのトランジスタを備える。
一実施形態のシステムの少なくとも1つのスイッチは、複数の固定電極間に位置決めされる可動ビームを備える中継器を備える。
【0052】
一実施形態のシステムは、センサを備える第1のダイを備える。
一実施形態のシステムは、検知回路を備える第2のダイを備える。
一実施形態の検知容量からのボンディング寄生容量の分離は、周波数領域分離である。
【0053】
一実施形態のチョッピングシステムは、少なくとも1つのスイッチに結合される第1の回路を備えるシステムを含む。一実施形態のシステムは、少なくとも1つのスイッチに結合されるボンディングワイヤを備える。一実施形態のシステムは、ボンディングワイヤに結合される第2の回路を備える。一実施形態のシステムは、少なくとも1つのスイッチに結合される少なくとも1つの制御信号を備える。一実施形態の少なくとも1つの制御信号は、第1の回路の、第2の回路への結合をスイッチを介して制御して、第1の回路の出力における、ボンディングワイヤによって引き起こされる変動オフセットを除去するように構成される。
【0054】
一実施形態の変動オフセットは、寄生容量及びオフセット電圧のうちの1つ又は複数を含む。
一実施形態のシステムの変動オフセットを除去することは、ボンディングワイヤのボンディング寄生容量を第1の回路の容量から分離することを含む。
【0055】
一実施形態のシステムは、少なくとも1つのスイッチを介して第2の回路に結合される第3の回路を備える。
一実施形態のチョッピングシステムは、第1の回路を備える第1のダイを備えるシステムを含む。一実施形態のシステムは、第1の回路に結合される少なくとも1つのスイッチを備える。一実施形態のシステムは、第2の回路を備える第2のダイを備える。一実施形態のシステムは、少なくとも1つのスイッチ及び第2の回路に結合されるボンディングワイヤを備える。一実施形態のシステムは、少なくとも1つのスイッチに結合される制御信号を備える。一実施形態の制御信号は、第1の回路の、第2の回路への接続をスイッチを介して制御して、第1の回路の出力における、結合によって引き起こされるオフセットを消去するように構成される。
【0056】
一実施形態のシステムの制御信号のうちの異なる複数の制御信号間の位相関係によって、寄生容量及びオフセット電圧のうちの1つ又は複数を含むオフセットが消去される。
本明細書において説明されるチョッピングシステムの態様を、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルアレイロジック(PAL)装置、電気的にプログラム可能な論理装置及びメモリ装置、並びに標準的なセルベースの装置のようなプログラム可能論理装置(PLD)と、特定用途向け集積回路(ASIC)とを含む、様々な回路のうちの任意のものにプログラムされた機能として実施することができる。チョッピングシステムの態様を実施する幾つかの他の可能性は、(電子的に消去可能なプログラム可能読出し専用メモリ(EEPROM)のような)メモリを有するマイクロコントローラ、埋め込み型マイクロプロセッサ、ファームウェア、ソフトウェア等を含む。さらに、多重アナログ受信機フロントエンドシステムの態様は、ソフトウェアベースの回路エミュレーション、個別論理(順序型および組合せ型)、カスタム装置、ファジー(ニュートラル)論理、量子素子、及び上記の装置形式のうちの任意のものの混成物を有するマイクロプロセッサにおいて具現化することができる。当然ながら、基礎となる装置技術は、たとえば、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)のような金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)技術、エミッタ結合論理(ECL)のようなバイポーラ技術、ポリマー技術(たとえばシリコン共役ポリマー及び金属共役ポリマー金属構造物)、アナログ及びデジタル混成等の多岐にわたる構成要素形式において提供することができる。
【0057】
本明細書において説明される機能は、実行中であるか、又は他の態様で1つ若しくは複数の汎用コンピュータ若しくはプロセッサベースのシステムによって実行される、ソフトウェア、ファームウェア、実行可能なコード又は命令を含む、プログラム又はプログラムコードのセットによって実行することができる。コンピュータ又は他のプロセッサベースのシステムは、プログラムコードを実行するための1つ又は複数の中央処理装置、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、及びイントラネット及び/又はインターネットにアクセスするためのネットワークインタフェースを備えることができる。揮発性メモリは、プログラム実行中にデータ及びデータ構造を一時的に格納するRAM等であり、不揮発性メモリは、プログラム及びデータを格納するためのハードディスクドライブ又は光ドライブ等であり、データベース及び他のデータストアを含む。しかしながら、本明細書において説明される機能は、専用コンピュータ、無線コンピュータ、状態機械、及び/又は配線接続された電子回路を使用して実施することもできる。
【0058】
本明細書において開示される様々なシステム及び方法の構成要素は、コンピュータ支援設計ツールを使用して説明すると共に、該構成要素の挙動特性、レジスタ転送特性、論理構成要素特性、トランジスタ特性、レイアウトジオメトリ特性、及び/又は他の特性の観点から、様々なコンピュータ可読媒体において具現化されるデータ及び/又は命令として表現する(又は表す)ことができることに留意すべきである。そのような回路表現を実装することができるファイル又は他のオブジェクトのフォーマットは、C、Verilog、及びHLDLのような行動言語をサポートするフォーマット、RTLのようなレジスタレベル記述言語をサポートするフォーマット、並びにGDSII、GDSIII、GDSIV、CIF、MEBESのようなジオメトリ記述言語をサポートするフォーマット、並びに任費の他の適切なフォーマット及び言語を含むが、これらに限定されない。
【0059】
このようなフォーマット化されたデータ及び/又は命令を具現化することができるコンピュータ可読媒体は、様々な形式の不揮発性記憶媒体(たとえば、光記憶媒体、磁気記憶媒体、又は半導体記憶媒体)、並びにこのようなフォーマット化されたデータ及び/又は命令を、無線媒体、光媒体、若しくは有線シグナリング媒体、又はそれらの任意の組み合わせを通じて転送するのに使用することができる搬送波を含むが、これらに限定されない。搬送波によるそのようなフォーマット化されたデータ及び/又は命令の転送の例は、1つ又は複数のデータ転送プロトコル(たとえば、HTTP、FTP、SMTP等)を介する、インターネット及び/又は他のコンピュータネットワークを通じた転送(アップロード、ダウンロード、電子メール等)を含むが、これらに限定されない。上述されるシステム及び方法のこのようなデータ及び/又は命令ベースの表現は、コンピュータシステム内で、1つ又は複数のコンピュータ可読媒体を介して受信されると、コンピュータシステム内の処理エンティティ(たとえば1つ又は複数のプロセッサ)によって、1つ又は複数の他のコンピュータプログラムの実行と併せて処理されることができる。該1つ又は複数の他のコンピュータプログラムは、ネットリスト生成プログラム、配置及び配線プログラム等を含むが、これらに限定されない。
【0060】
文脈が明確に反対の意味を要求しない限り、明細書及び特許請求の範囲を通じて、「備える、含む(comprise、comprising)」等の語は、排他的又は網羅的な意味とは対照的に包括的な意味で、すなわち「含むが限定されない(including、but not limited to)」という意味で解釈されるべきである。また、単数又は複数を用いる語はそれぞれ複数又は単数も含む。さらに、「本明細書において」「以下に」「上記」「下記」という語及び同様の意味の語は、本出願を全体として指し、本出願のいかなる特定の部分をも指すものではない。「又は」という語が2つ以上の項目のリストに関連して使用される場合、その語は、その語の以下の解釈のすべてを包含する。すなわち、そのリスト内の項目の任意のもの、そのリスト内の項目のすべて、及びそのリスト内の項目の任意の組合せである。
【0061】
チョッピングシステムの例示の実施形態の上記説明は、網羅的であるようにも、又はチョッピングシステムを開示した厳密な形態に限定するようにも意図されていない。本明細書では、チョッピングシステムの特定の実施形態及びそれに対する例を、例示の目的で説明したが、当業者が理解するように、それらのチョッピングシステムの範囲内で様々な等価な変更もあり得る。本明細書で提供したチョッピングシステムの教示を、上述したチョッピングシステムのみでなく他のシステム及び方法に適用することができる。
【0062】
上述した様々な実施形態の要素及び行為を組み合わせてさらなる実施形態を提供することができる。これらの変形及び他の変形を、上記の詳細な説明に鑑みてチョッピングシステムに対し行うことができる。
【0063】
概して、添付の特許請求の範囲では、使用する用語は、チョッピングシステムを、明細書及び特許請求の範囲で開示する特定の実施形態に限定するように解釈されるべきではなく、特許請求の範囲に基づいて動作するすべてのシステム及び方法を包含するように解釈されるべきである。したがって、チョッピングシステムは、本開示によって限定されず、チョッピングシステムの範囲は、専ら特許請求の範囲によって確定されるものである。
【0064】
チョッピングシステムのいくつかの態様を、いくつかの請求項の形式で以下で提示するが、本発明者らは、任意の数の請求項形式でチョッピングシステムの様々な態様を企図する。したがって、本発明者らは、チョッピングシステムの他の態様に対するこうした追加の請求形式を求めるために、本出願の提出後にさらなる請求項を追加する権利を留保する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
検知コンデンサを備えるセンサと、
前記センサから信号を受信するように構成される検知回路と、
前記センサ及び前記検知回路に結合される、少なくとも1つのボンディングワイヤ及び少なくとも1つのスイッチと、
前記少なくとも1つのスイッチに結合されると共に、該少なくとも1つのスイッチを制御して、前記少なくとも1つのボンディングワイヤのボンディング寄生容量を、前記センサの検知容量から分離するように構成される、少なくとも1つの制御信号と、
を備える、システム。
【請求項2】
前記容量型センサは、直列に結合される第1のコンデンサ及び第2のコンデンサを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記少なくとも1つのスイッチは、第1のスイッチセットと、第2のスイッチセットとを備える、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第1のスイッチセットは、第1のボンディングワイヤ、及び前記第1のコンデンサの第1の導体に結合される第1のスイッチと、第2のボンディングワイヤ、及び前記第2のコンデンサの第2の導体に結合される第2のスイッチとを備える、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記第2のスイッチセットは、前記第2のボンディングワイヤ、及び前記第1のコンデンサの前記第1の導体に結合される第3のスイッチと、前記第1のボンディングワイヤ、及び前記第2のコンデンサの前記第2の導体に結合される第4のスイッチとを備える、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記検知回路は、第1の回路と、第2の回路とを備え、該第1の回路は、前記少なくとも1つのボンディングワイヤ及び前記第2の回路に結合される、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記第1のスイッチセットは、第5のスイッチと、第6のスイッチとを備え、該第5のスイッチは、前記第1の回路の第1の出力、及び前記第2の回路の第1の入力に結合され、前記第6のスイッチは、前記第1の回路の第2の出力、及び前記第2の回路の第2の入力に結合される、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記第2のスイッチセットは、第7のスイッチと、第8のスイッチとを備え、該第7のスイッチは、前記第1の回路の前記第1の出力、及び前記第2の回路の前記第2の入力に結合され、前記第8のスイッチは、前記第1の回路の前記第2の出力、及び前記第2の回路の前記第1の入力に結合される、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記少なくとも1つの制御信号は、前記第1のスイッチセットに結合される第1の制御信号と、前記第2のスイッチセットに結合される第2の制御信号とを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記第1の制御信号は、前記第1のスイッチセットを第1の状態に制御するように構成され、前記第2の制御信号は、前記第2のスイッチセットを第2の状態に制御するように構成され、前記第1の状態は前記第2の状態の逆である、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記第1の制御信号と前記第2の制御信号との間の位相関係によって、前記センサと前記検知回路との間のオフセット電圧、及び前記ボンディング寄生容量のうちの1つ又は複数が除去される、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
前記少なくとも1つのスイッチは、少なくとも1つのトランジスタを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記少なくとも1つのスイッチは、複数の固定電極間に位置決めされる可動ビームを備える中継器を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記センサを備える第1のダイを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
前記検知回路を備える第2のダイを備える、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記検知容量からの前記ボンディング寄生容量の分離は、周波数領域分離である、請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
システムであって、
少なくとも1つのスイッチに結合される第1の回路と、
前記少なくとも1つのスイッチに結合されるボンディングワイヤと、
前記ボンディングワイヤに結合される第2の回路と、
前記少なくとも1つのスイッチに結合される少なくとも1つの制御信号であって、該少なくとも1つの制御信号は、前記第1の回路の、前記第2の回路への結合を前記スイッチを介して制御して、前記第1の回路の出力における、前記ボンディングワイヤによって引き起こされる変動オフセットを除去するように構成される、少なくとも1つの制御信号と、
を備える、システム。
【請求項18】
前記変動オフセットは、寄生容量及びオフセット電圧のうちの1つ又は複数を含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記変動オフセットを除去することは、前記ボンディングワイヤのボンディング寄生容量を前記第1の回路の容量から分離することを含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項20】
前記少なくとも1つのスイッチを介して前記第2の回路に結合される第3の回路を備える、請求項17に記載のシステム。
【請求項21】
システムであって、
第1の回路を備える第1のダイと、
前記第1の回路に結合される少なくとも1つのスイッチと、
第2の回路を備える第2のダイと、
前記少なくとも1つのスイッチ及び前記第2の回路に結合されるボンディングワイヤと、
前記少なくとも1つのスイッチに結合される制御信号であって、該制御信号は、前記第1の回路の、前記第2の回路への接続を前記スイッチを介して制御して、前記第1の回路の出力における、前記結合によって引き起こされるオフセットを消去するように構成される、制御信号と、
を備える、システム。
【請求項22】
前記制御信号のうちの異なる複数の制御信号間の位相関係によって、寄生容量及びオフセット電圧のうちの1つ又は複数を含むオフセットが消去される、請求項21に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2010−539514(P2010−539514A)
【公表日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−525869(P2010−525869)
【出願日】平成20年8月20日(2008.8.20)
【国際出願番号】PCT/US2008/073727
【国際公開番号】WO2009/038924
【国際公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【出願人】(591245473)ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング (591)
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
【Fターム(参考)】