説明

SC杭の接合具及び接合構造

【課題】 杭頭鉄筋の太径化に対処する。
【解決手段】本発明に係るSC杭の接合具1を構成する接合部材9は、その一方の端部に雌ネジ8を形成してあり、該一方の端部を端板5の杭本体側に当接させた状態で雌ネジ8に杭頭鉄筋7の端部11をねじ込み、該端部に予め螺合されたナット16との間に端板5を挟み込むことで、杭頭鉄筋7を端板5に立設できるようになっている。一方、接合部材9の他方の端部には雌ネジ13を形成してあり、該雌ネジにアンカー鉄筋10の端部14をねじ込み、該端部に予め螺合されたナット17を締め付けることで、アンカー鉄筋10を接合部材9に固定することができるようになっている。アンカー鉄筋10は、その外径φ1を杭頭鉄筋7の外径φ2よりも小さくしてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として大規模あるいは重要構造物の基礎に採用されるSC杭の接合具及び接合構造に関する。
【背景技術】
【0002】
SC杭(外殻鋼管コンクリート杭、以下、SC杭)は、鋼管を外殻としてその内側にコンクリートを遠心締固めでライニングしたものであり、せん断耐力や曲げ耐力が高いため、耐震性が要求される構造物の杭基礎に広く採用されている。
【0003】
かかるSC杭は、RC杭やPHC杭といった他の既製杭と同様、杭頭から延びる鉄筋(以下、杭頭鉄筋)を鉄筋コンクリートで形成されたフーチングや基礎梁等に定着させることによって、上部構造物の基礎に接合される。
【0004】
ここで、杭頭接合部は、上部構造物から常時作用する鉛直力のみならず、地震時に作用する水平力や曲げモーメントあるいは引抜き力を杭本体に確実に伝達させなければならない。そのため、杭頭接合部には杭本体と同様の高い信頼性が要求される。
【0005】
杭頭接合部の構造形式としては、杭頭鉄筋と鋼管との取合いに着目すると、以下の5種類に大別される。
【0006】
(a) 鋼管の内面又は外面に溶接された接合部材を介して杭頭鉄筋を接合する形式。特公平3-54736号公報、特開2004-124700号公報、特開2005-9300号公報、特開平9-71949号公報などに開示された接合構造がこれに該当する。
【0007】
(b) 鋼管の上端面に溶接された接合部材に杭頭鉄筋を立設する形式。特許第2732238号公報、特開2002-167777号公報、特開平11-36326号公報、特開2004-270416号公報、特開2005-113531号公報などに開示された接合構造がこれに該当する。
【0008】
(c) 鋼管の上端面に杭頭鉄筋を溶接で立設するとともに該杭頭鉄筋の立ち上がり箇所を鋼管の内面及び外面に設けられた補強板で補強する形式。特開2002-21068号公報などがこれに該当する。
【0009】
(d) 杭頭鉄筋の基端側にアンカー鉄筋を延設し、該アンカー鉄筋を鋼管内面に溶接する形式。特開平11-29942号公報などがこれに該当する。
【0010】
(e) 杭頭鉄筋の基端側にアンカー鉄筋を延設し、該アンカー鉄筋を鋼管内面にライニングされているコンクリートに埋設する形式。特開平5-306527号公報などがこれに該当する。
【0011】
【特許文献1】特公平3-54736号公報
【特許文献2】特開平11-36326号公報
【特許文献3】特開2002-21068号公報
【特許文献4】特開平11-29942号公報
【特許文献5】特開平5-306527号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
ここで、構造物の規模が大きくなると、部材力の増大によって杭径が大きくなり、それに伴って杭頭鉄筋も太くせざるを得ない。
【0013】
そのため、ケース(a)では、カプラーに代表される接合部材の大型化が避けられず、溶接による鋼管への取付けに困難が生じる。ケース(b)も同様であり、リングプレートに代表される接合部材の大型化が不可避となり、鋼管への溶接作業に問題が生じる。ケース(c)においても、補強板の大型化を余儀なくされ、経済性に欠ける結果となる。
【0014】
そこで、アンカー鉄筋を用いるケース(d)やケース(e)の採用が検討されるが、かかるケースにおいても、アンカー鉄筋の太さを杭頭鉄筋と同等の太さにする必要があるため、ケース(d)では、アンカー鉄筋を鋼管内面に溶接する際、上述した溶接時の問題点を何ら解決することができない。
【0015】
一方、アンカー鉄筋を鋼管内側にライニングされたコンクリートに埋設するケース(e)については、コンクリートのかぶり厚さを確保しなければならない関係上、アンカー鉄筋の外径にはどうしても限界がある。
【0016】
このように、杭径増大に伴って杭頭鉄筋が太くなることへの問題点は未だ解決されていない。現段階では本数の増加によって杭頭鉄筋の太径化をできるだけ避けるようにしているが、杭頭鉄筋の本数を増加させた場合、上部構造物側の定着部(パイルキャップ部)において杭頭鉄筋と補強筋とが複雑に交錯し配筋時の作業性低下を招いたり鉄筋同士のあきを確保することが困難になるという別の問題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、杭頭鉄筋の太径化に対処可能なSC杭の接合具及び接合構造を提供することを目的とする。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明に係るSC杭の接合具は請求項1に記載したように、鋼管の内面にコンクリートを遠心締固めで形成してなるSC杭の頭部を上部構造物のパイルキャップ部に接合するSC杭の接合具であって、前記鋼管の端面に取り付けられる端板と、前記パイルキャップ部に定着され前記端板に形成された鉄筋挿通孔に挿通される杭頭鉄筋と、前記鉄筋挿通孔に挿通された前記杭頭鉄筋がねじ込まれる雌ネジが一方の端部に形成された接合部材と、該接合部材の他方の端部から前記杭頭鉄筋とは逆方向に延設され前記コンクリート内に埋設されるアンカー鉄筋とからなるとともに、前記アンカー鉄筋の外径を前記杭頭鉄筋の外径よりも小さくしたものである。
【0019】
また、本発明に係るSC杭の接合構造は請求項2に記載したように、端面に端板が取り付けられた鋼管と該鋼管の内面に遠心締固めで形成されたコンクリートとからなるSC杭の頭部を上部構造物のパイルキャップ部に接合した接合構造であって、前記端板に形成された鉄筋挿通孔に杭頭鉄筋を挿通して該杭頭鉄筋を前記パイルキャップ部に定着するとともに、接合部材の一方の端部が前記端板の杭本体側に当接されるように前記杭頭鉄筋を前記接合部材の一方の端部に形成された雌ネジに螺合し、前記接合部材の他方の端部から前記杭頭鉄筋とは逆方向にアンカー鉄筋を延設して該アンカー鉄筋を前記コンクリートに埋設し、前記アンカー鉄筋の外径を前記杭頭鉄筋の外径よりも小さくしたものである。
【0020】
本出願人は、杭頭鉄筋が太くなればなるほど、溶接による鋼管への取付けが困難になり、あるいはアンカー鉄筋のコンクリートかぶり厚さを確保することが困難になるという現状に鑑み、いかにすれば太径の杭頭鉄筋をSC杭の杭頭に取り付けることができるか、研究開発を行ってきた。 しかし、外殻鋼管の厚みは最大でも25mm程度であることから、かかる鋼管に例えば30mm径を超える杭頭鉄筋を立設することは本来的に無理があり、さりとて外殻鋼管の内面にライニングされるコンクリートの厚みが60〜70mm程度が最大であることから、杭頭鉄筋と同径のアンカー鉄筋ではコンクリートかぶり厚さを確保できない。
【0021】
このような従来技術においては、外殻鋼管への取付けは、杭頭鉄筋からの引張力を外殻鋼管にすべて伝達させることを技術思想とするものである一方、アンカー鉄筋のコンクリートへの埋設は、杭頭鉄筋からの引張力をすべてアンカー鉄筋に伝達させて外殻鋼管の負担を減らすことを技術思想とするものである(特許文献5の段落番号15参照)。
【0022】
本出願人は、これらの技術思想に基づく限り、問題を解決することが困難であるとの認識の下、太径の杭頭鉄筋を介して上部構造物から作用する引張力をアンカー鉄筋と鋼管の両方に伝達させることができないだろうかと研究開発を積み重ねた結果、アンカー鉄筋の径を杭頭鉄筋よりも細くすることでアンカー鉄筋側の引張剛性を意図的に低下させ、それによって杭頭鉄筋から作用する引張力を鋼管側にも伝達させることができるとともに、アンカー鉄筋のコンクリートかぶり厚さも同時に確保することができるという産業上きわめて有用な知見を得るに至った。
【0023】
すなわち、本発明に係るSC杭の接合具及び接合構造においては、アンカー鉄筋の外径を杭頭鉄筋の外径よりも小さくしてある。
【0024】
このようにすると、杭頭鉄筋からの引張力は、従来のようにアンカー鉄筋にすべて流れるのではなく、一部が端板を介して外殻鋼管へと流れることとなり、かくしてアンカー鉄筋のコンクリートかぶり厚さを確保しつつ、しかも困難な溶接作業を行うことなく、太径の杭頭鉄筋をSC杭の杭頭に接合することが可能となる。
【0025】
なお、パイルキャップ部とは、SC杭が接合される上部構造物のコンクリート領域を意味するものとし、具体的には、上部構造物の基礎梁、フーチング等に形成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明に係るSC杭の接合具及び接合構造の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0027】
図1は、本実施形態に係るSC杭の接合具を示した図である。同図でわかるように、本実施形態に係るSC杭の接合具1は、外殻鋼管3(以下、単に鋼管3)及び該鋼管の内面に遠心成形によって形成されたコンクリート4からなるSC杭2の頭部を上部構造物の基礎に接合するものであり、鋼管3の端面に取り付けられる端板5と、杭頭鉄筋7と、該杭頭鉄筋が一方の端部に螺着される接合部材9と、該接合部材の他方の端部に螺着され杭頭鉄筋7とは逆方向に延設されるアンカー鉄筋10とからなる。
【0028】
端板5には鉄筋挿通孔6を形成してあり、該鉄筋挿通孔に杭頭鉄筋7の端部11を挿通することができるようになっている。
【0029】
接合部材9の一方の端部には雌ネジ8を形成してあり、該一方の端部を端板5の杭本体側に当接させた状態で雌ネジ8に杭頭鉄筋7の端部11をねじ込み、該端部に予め螺合されたナット16との間に端板5を挟み込むことで、杭頭鉄筋7を端板5に立設できるようになっている。
【0030】
一方、接合部材9の他方の端部には雌ネジ13を形成してあり、該雌ネジにアンカー鉄筋10の端部14をねじ込み、該端部に予め螺合されたナット17を締め付けることで、アンカー鉄筋10を接合部材9に固定することができるようになっている。
【0031】
ここで、アンカー鉄筋10は、その外径φ1を杭頭鉄筋7の外径φ2よりも小さくしてある。
【0032】
図2は、本実施形態に係るSC杭の接合構造を示した図である。同図でわかるように、本実施形態に係るSC杭の接合構造21は、SC杭2の頭部を接合具1を介して上部構造物22のパイルキャップ部23に接合してなる。すなわち、SC杭の接合構造21は、接合部材9及びナット16によって端板5に立設された杭頭鉄筋7をパイルキャップ部23に定着するとともに、コンクリート4にアンカー鉄筋10を埋設してある。
【0033】
本実施形態に係るSC杭の接合具1及びそれを用いた接合構造21においては、アンカー鉄筋10の外径φ1を杭頭鉄筋7の外径φ2よりも小さくしてある。
【0034】
このようにすると、アンカー鉄筋10側の引張剛性は、鋼管3側の引張剛性よりも相対的に小さくなり、その剛性比に応じて、杭頭鉄筋7からの引張力Tは図2に示すように、引張力T1がアンカー鉄筋10に流れ、引張力T2(T―T1)が端板5を介して鋼管3へと流れる。
【0035】
すなわち、アンカー鉄筋10側の引張剛性K1は、杭頭鉄筋7を単位量だけ鉛直上方に引き抜こうとしたときにアンカー鉄筋10から受ける引抜き反力であり、鋼管3側の引張剛性K2は、杭頭鉄筋7を単位量だけ鉛直上方に引き抜こうとしたときに鋼管3から受ける引抜き反力であるから、杭頭鉄筋7から引張力Tが作用したときの杭頭の変位量をδとすると、
【0036】
T=T1+T2 ;杭頭での力の釣り合い
1=K1・δ ;アンカー鉄筋側の荷重変位関係
2=K2・δ ;鋼管側の荷重変位関係
の各式が成立する。したがって、T1及びT2はそれぞれ、
1=(K1/(K1+K2))・T
2=(K2/(K1+K2))・T
となる。これらの式から、杭頭鉄筋7からの引張力Tは、アンカー鉄筋10側の引張剛性K1と鋼管3側の引張剛性K2との剛性比に応じて、アンカー鉄筋10と鋼管3に流れることがわかる。
【0037】
上述した考え方は、鉄筋挿通孔6が形成された端板5における杭頭位置を基準としてあり、それゆえ、アンカー鉄筋10側の引張剛性は、主としてコンクリート4からのアンカー鉄筋10の引抜き剛性が寄与し、鋼管3側の引張剛性は、主として端板5の面外曲げ剛性及び鋼管3自体の引張剛性が寄与する。
【0038】
ここで、上述した式でわかるように、杭頭鉄筋7からの引張力Tの分担比率は、 アンカー鉄筋10側の引張剛性と鋼管3側の引張剛性との剛性比に依存し、杭頭鉄筋7の外径とアンカー鉄筋10の外径が直接的に関与するわけではないが、SC杭2を構成する鋼管3の仕様や杭頭鉄筋7の仕様は、設計外力から必要量としておのずと定まるため、アンカー鉄筋10の外径φ1と杭頭鉄筋7の外径φ2との相対的な大きさの相違をもって、アンカー鉄筋10側の引張剛性と鋼管3側の引張剛性との剛性比に関連づけることは合理的であり、よって、アンカー鉄筋10の外径φ1を杭頭鉄筋7の外径φ2よりも小さくすることで引張力Tの一部を鋼管3に流すという技術思想が成立するものである。
【0039】
以上説明したように、本実施形態に係るSC杭の接合具1及びそれを用いた接合構造21によれば、アンカー鉄筋10の外径φ1を杭頭鉄筋7の外径φ2よりも小さくしたので、杭頭鉄筋7からの引張力Tは、従来のようにアンカー鉄筋にすべて流れるのではなく、引張力T1がアンカー鉄筋10に流れ、残りの引張力T2(T―T1)が端板5を介して鋼管3へと流れる。
【0040】
そのため、アンカー鉄筋のコンクリートかぶり厚さを確保しつつ、しかも困難な溶接作業を行うことなく、太径の杭頭鉄筋をSC杭の杭頭に接合することが可能となる。
【0041】
本実施形態では、ナット16と接合部材9との間に端板5を挟み付けることで、杭頭鉄筋7を端板5に立設するようにしたが、これに代えてナット16を省略し、鉄筋挿通孔6の内面に形成された雌ネジに杭頭鉄筋7の端部11をねじ込むようにしてもよいし、鉄筋挿通孔6と雌ネジ8とを位置合わせした状態でと接合部材9の一方の端部を端板5の杭本体側に溶接するようにしてもよい。
【0042】
また、本実施形態では、杭頭鉄筋7の外径とアンカー鉄筋10の外径の違いに合わせて、雌ネジ13の内径を雌ネジ8の内径より小さくしたが、杭頭鉄筋7の端部11とアンカー鉄筋10の端部14を螺合することができる限り、雌ネジ13や雌ネジ8の内径は任意であり、例えば同径であってもかまわない。
【0043】
また、本実施形態では、アンカー鉄筋10を接合部材9に螺着するようにしたが、そもそもアンカー鉄筋10を螺着によって接合部材9に固定する構成に限定されるものではなく、これに代えて、圧着、溶接等の公知の手段で接合部材9に固定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本実施形態に係るSC杭の接合具1の図であり、(a)は分解斜視図、(b)は断面図。
【図2】本実施形態に係るSC杭の接合構造21の断面図。
【符号の説明】
【0045】
1 接合具
2 SC杭
3 鋼管
4 コンクリート
5 端板
6 鉄筋挿通孔
7 杭頭鉄筋
8 雌ネジ
9 接合部材
10 アンカー鉄筋
21 SC杭の接合構造
22 上部構造物
23 パイルキャップ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋼管の内面にコンクリートを遠心締固めで形成してなるSC杭の頭部を上部構造物のパイルキャップ部に接合するSC杭の接合具であって、前記鋼管の端面に取り付けられる端板と、前記パイルキャップ部に定着され前記端板に形成された鉄筋挿通孔に挿通される杭頭鉄筋と、前記鉄筋挿通孔に挿通された前記杭頭鉄筋がねじ込まれる雌ネジが一方の端部に形成された接合部材と、該接合部材の他方の端部から前記杭頭鉄筋とは逆方向に延設され前記コンクリート内に埋設されるアンカー鉄筋とからなるとともに、前記アンカー鉄筋の外径を前記杭頭鉄筋の外径よりも小さくしたことを特徴とするSC杭の接合具。
【請求項2】
端面に端板が取り付けられた鋼管と該鋼管の内面に遠心締固めで形成されたコンクリートとからなるSC杭の頭部を上部構造物のパイルキャップ部に接合した接合構造であって、前記端板に形成された鉄筋挿通孔に杭頭鉄筋を挿通して該杭頭鉄筋を前記パイルキャップ部に定着するとともに、接合部材の一方の端部が前記端板の杭本体側に当接されるように前記杭頭鉄筋を前記接合部材の一方の端部に形成された雌ネジに螺合し、前記接合部材の他方の端部から前記杭頭鉄筋とは逆方向にアンカー鉄筋を延設して該アンカー鉄筋を前記コンクリートに埋設し、前記アンカー鉄筋の外径を前記杭頭鉄筋の外径よりも小さくしたことを特徴とするSC杭の接合構造。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−167597(P2009−167597A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−3745(P2008−3745)
【出願日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願人】(000000446)岡部株式会社 (277)
【Fターム(参考)】