説明

財団法人林業土木施設研究所により出願された特許

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【課題】支柱11間に壁面材を掛け渡す構造の擁壁構造で、支柱として単なる鋼材を用いかつその支柱11を分割式とする場合に、分割した支柱部材15を連結する構造が簡単で、かつ、支柱部材15どうしを堅固に連結することができ、さらにアンカー16の頭部の支柱への固定構造が適切な擁壁構造を提供する。
【解決手段】各支柱11を、鋼製パイプからなる支柱部材15を複数本上下に連結して構成するとともに、壁面の固い岩盤に先端を埋め込んだアンカー16の頭部を前記支柱の連結部17に固定する。連結部17における下段側支柱部材15Aと上段側支柱部材15Bとは、両者に嵌合するインナースリーブ18及び支柱連結ボルト25により連結される。アンカー16の頭部は支柱11に支柱内部で固定される。 (もっと読む)


【課題】形鋼のサイズを大型化させることなく、落石に対する耐力を向上させる。
【解決手段】下部が既設基礎11に埋設された支柱2を適宜間隔で複数に亘り立設させてなるととともに、支柱2間に略水平方向へ形鋼3が横架され、さらに落石のエネルギーを吸収するための緩衝材5が少なくとも形鋼3に取り付けられている落石防止柵において、支柱2間には少なくとも1本の補強部材12が形鋼3に対して略垂直方向に交差して配設され、補強部材12は、その底面が非固定で既設基礎11に接触されている。 (もっと読む)


【課題】斜面の安定化を図るだけでなく、安定表層土砂の流出抑制も図る。
【解決手段】斜面に多数のアンカー1を設置するとともに、各アンカー1の頭部に支圧部材2を取り付けこれを締着して地盤に対する支圧力を与え、かつ各アンカー1の頭部間をワイヤロープ3で連結する斜面安定化工法において、ワイヤロープ3に、表層土砂の斜面下方への移動を遮ることが可能な、線材からなる概ね円筒網状の表層土砂流出抑制部材5、5’を取り付ける。樹木を残して斜面の安定化を図ることができると同時に、表層土砂流出抑制部材5、5’により雨水による表層土砂の流出を抑制することができる。 (もっと読む)


【課題】柱材間に壁面材を掛け渡す土留め擁壁において、柱体の間隔を広くした場合に容易に対応可能にする。
【解決手段】筒状柱材4を間隔をあけて設置し、隣接する筒状柱材4間に壁面材7を掛け渡し、前記筒状柱材4の内部に中詰め材5を充填して柱体6を構成し、前記壁面材7及び柱体6と法面2との間に土砂を裏込めしてなる土留め擁壁1であって、壁面材7を、筒状柱材4間に多数のフラットバー7aを上下に間隔をあけて、かつ前面側に凸に湾曲する態様で掛け渡して構成する。壁面材としてフラットバーを用いるので、長さの制約はなく、柱体6の間隔が広い場合でも容易に対応できる。また、フラットバー7a間の隙間を利用して植生ポットを配置することができ、土留め擁壁の緑化が容易である。 (もっと読む)


【課題】固い岩盤の掘削を極力減らすことができる土留め擁壁構造の選定方法を得る。
【解決手段】複数の柱材4を設置し、柱材間に壁面材を掛け渡し、土砂を裏込めして土留め擁壁を構築するに際して、土留め擁壁を構築すべき法面の地盤2を調査し、(1)法面地盤が、固い岩盤2bの上に柔らかい表層地盤2aを殆ど有さない第1パターンの地盤である場合は、柱材としてH形鋼柱材4Aを用い、(2)それ以外の場合は中空柱材を用いるとともに、(2−1)法面地盤が、固い岩盤の上に柔らかい表層地盤を有するとともに前記柔らかい表層地盤が上部では厚く下部では薄い第2パターンの地盤である場合は、中空柱材として下部背面切欠きの円筒状柱材4Bを用い、(2−2)法面地盤が、固い岩盤の上に柔らかい表層地盤を有するとともに前記柔らかい表層地盤が柱材高さ全体に亘って厚い第3パターンの地盤である場合は、中空柱材として全体円筒状柱材4Cを用いる。 (もっと読む)


【課題】土留め擁壁を構築する際に必要な法面地盤掘削量を極力少なくする。
【解決手段】土留め擁壁1を構築する箇所を適宜掘削し、円筒状柱材4を法面幅方向に間隔をあけて設置し、隣接する円筒状柱材4間に壁面材7を掛け渡し、円筒状柱材4内にコンクリート5を充填して円柱体6を構成し、壁面材7及び円柱体6と法面との間に土砂8を裏込めして土留め擁壁1を構築する。前記円筒状柱材4として、全体が円筒状のものでなく、下部の背面側が切り欠かれた下部背面切欠きの円筒状柱材4(例えば半円筒体4bの上に円筒体4aを連結した円筒状柱材4)を用いる。法面地盤の掘削に際しては、円筒状柱材4の下部背面切欠き部に対応する法面地盤を掘削せずに残す(残った部分を3bで示す)。特に法面2の下部が急勾配でかつ岩盤2bが浅い位置にある場合に、掘削の困難な岩盤部分の掘削量が少なく済むので、掘削作業が軽減される。 (もっと読む)


【課題】ロープによりリング状の網目を形成したリングネット構造としながらも、施工が容易な落石防止用ネット及びこれを用いた落石防止装置を提供する。
【解決手段】落石防止用ネット6は、ロープを8字形にした8字形ロープの複数本を、隣接するものどうしが互いに絡み合うように連結して、多数のリング状網目を形成した構成である。斜面に例えば縦横の主ロープ1、2で大形網目を形成した大形網目ネットの交差部にアンカー3を設置し、かつ前記交差部の主ロープ1、2を交差部固定兼アンカー連結用金具5を介してアンカー3に連結し、前記大形網目ネットの大形網目の内部に、輪郭を前記大形網目の形状に対応させた前記落石防止用ネット6を配置し、かつ、大形網目のロープ1、2に係合させる。 (もっと読む)


【課題】 汎用のワイヤロープを使用し、その張設方法に工夫を施すことにより、スペースが狭い現場でも無理なく張設作業を行うことができ、また、落石によるワイヤロープ及び支柱等の損傷に対して局所的に取り替えることが容易に可能で、さらに、大掛かりな構造の端部支柱を必要としない、経済性及び施工性並びにメンテナンス性に優れたワイヤロープ型落石防護柵を提供する。
【解決手段】 一定の間隔をあけて立てられた支柱1と、この支柱1間に渡された柵用ワイヤロープ2とから成るワイヤロープ型落石防護柵であって、支柱1には、その上下方向に間隔をあけてワイヤロープ位置決め部3が設けられ、前記支柱1、1間に渡されるワイヤロープ2は、前記ワイヤロープ位置決め部3を利用して支柱1、1の外周に螺旋状に巻き掛けられている。 (もっと読む)


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