説明

Fターム[2G002CA08]の内容

Fターム[2G002CA08]に分類される特許

1 - 20 / 42


【課題】二重容器漏れ事故のような仮想事象の発生を仮定しても、原子炉冷却材の保持機能を維持し、原子炉冷却材の過度の温度上昇を安定に抑制する。
【解決手段】液体金属冷却原子炉1は、原子炉容器4と、原子炉容器4を密閉格納する格納容器6および格納ドーム7と、格納容器6を囲む収納空間を介して格納容器6を包囲する外周コンクリート構築物17と、外周コンクリート構築物17のコンクリート部の収納空間側に設けられたライナー16と、ライナー16と外周コンクリート構築物17の間に設けられた温度上昇緩和機構を備える。温度上昇緩和機構は、液体金属冷却原子炉1の出力運転時の原子炉冷却材の温度より低い融点をもつ蓄熱材を有する蓄熱部18と、原子炉容器4から格納容器6を通って漏えいした原子炉冷却材から熱を除去するための冷却部19と、を有する。 (もっと読む)


【課題】能動機器特に循環ポンプをできる限り回避する凝縮室用冷却系を提供する。
【解決手段】凝縮室42と、凝縮室42の外側に設けられた少なくとも1つの熱交換器48とを有する。凝縮室42には、縦長の冷却モジュール54が設けられており、冷却モジュールは、上方領域に、蒸発室を有する。冷却モジュール54は、更に、少なくとも1つの昇水管および少なくとも1つの降水管を有する。昇水管および降水管の各々の上端は、蒸発室に通じており、各々の下端は、凝縮室に位置している。蒸発室から熱交換器48へ延びる第1の圧力管56が設けられており、熱交換器から、第2の圧力管58が、凝縮室で、最低液面の下方に通じている。かくして、凝縮室と、圧力管56,58と、冷却モジュール54と、熱交換器48とによって、受動的な閉鎖型の冷却回路が形成される。 (もっと読む)


【課題】原子力発電所が地震、及び津波などの天災により破損、及び破壊されて原子力発電所が制御できない場合の、原子炉を冷却、修復及び放射能が空気中に拡散されるのを、完全に遮断して防止する。
【解決手段】核燃料を収納している圧力容器が水漏れしている部分、又は破損している部分を外側から氷結して修復する。また、放射能に汚染された、高濃度の放射能汚染水を氷結して氷の固型物に製氷して、長期間、安定した状態にするために、例えば、長方形状に製氷した氷の内部に、高濃度の放射能を閉じ込めて長期間安全に超低温にて密封して保管する。さらに、放射能に汚染された、高濃度の放射能汚染水を氷結乾燥(以下、略して、フリーズドライ製法とする)にて乾燥させて粉末の状態にして処分する。さらに、原子力発電所を地震により引き起こされる津波からの水没を防御する防波堤を構築する。 (もっと読む)


【課題】原子炉格納容器の外面を冷却ができ、この冷却に用いた冷却水を再利用できる原子炉格納容器の冷却方法を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器6が、原子炉圧力容器2を配置するドライウェル43を形成するドライウェル容器44、ドライウェル容器44に接続されてドライウェル43に連絡されている複数の排出管9、及び各排出管9が挿入されてドライウェル容器44の底部を取り囲み圧力抑制プール11を形成する環状の圧力抑制室8を有する。ドライウェル容器44を取り囲む、生体遮へい壁16とドライウェル容器44との間に形成される環状の隙間26内に冷却水を供給する。ドライウェル容器44を冷却しながら隙間26内を落下する冷却水が、圧力抑制室8が設置される環状の圧力抑制室設置室28に回収される。圧力抑制室設置室28に回収された冷却水を隙間26内に供給し、上記の冷却に再利用する。 (もっと読む)


【課題】原子炉及び原子炉格納容器の減圧・除熱能力を長期にわたって維持できる受動的な原子炉格納容器の冷却装置を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器2を内包する建屋3と、前記建屋3の外部の地表面に設置された静的格納容器冷却装置11と、前記静的格納容器冷却装置11に隣接して設けられ内部に熱交換器12とドレン室13が配置された熱交換器室10と、前記静的格納容器冷却装置11内の下部に配置された前記熱交換器12の伝熱管18と、前記原子炉格納容器2の内部と前記熱交換器12とを接続する蒸気逃し管7と、前記静的格納容器冷却装置11の下部に逆止弁23を介して接続された海水導入配管22とを有する原子炉格納容器の冷却装置であって、前記伝熱管18は干潮時の干潮水位よりも下方に位置させる。 (もっと読む)


【課題】原子力発電所が地震、及び津波などの天災により破損、及び破壊されて原子力発電所が制御できなくなった場合の原子炉の冷却、及び放射能が空気中に拡散されるのを防止する。
【解決手段】長方形状をした鉄製の密封構造をしたブロックである容器に、1個、1個の密封構造をしたブロックである容器にバルブを取り付けて、容器であるブロックの内部に水溶液を注入することが出来る構造をしたブロックを使用して、原子力発電所を中心として円筒形状、4角形状、長方形状、又はその他の形状(以下、略して、円筒形状とする)の堤防を構築して、原子力発電所の高さ以上の高さまで水溶液を満タンに入れたブロックを積み立てて構築した堤防の内部に、水溶液を注入して原子力発電所を完全に水没させて原子炉の冷却、及び放射能の拡散を遮断する原子力発電所を完全に水没させる。 (もっと読む)


【課題】
原子力発電所が地震、及び津波などの天災により破損、及び破壊されて原子力発電所が制御できなくなった場合の原子炉の冷却、及び放射能が空気中に拡散されるのを防止することを目的とする。
【解決手段】
長方形状をした鉄製の密封構造をしたブロックである容器に、1個、1個の密封構造をしたブロックである容器にバルブを取り付けて、容器であるブロックの内部に水溶液を注入することが出来る構造をしたブロックを使用して、原子力発電所を中心として円筒形状の堤防を構築して、原子力発電所の高さ以上の高さまで水溶液を満タンに入れたブロックを積み立てて構築した堤防の内部に、水溶液を注入して原子力発電所を完全に水没させて原子炉の冷却、及び放射能の拡散を遮断する原子力発電所を完全に水没させる手段を解決手段とする。 (もっと読む)


【課題】事故初期の格納容器除熱開始の遅れを回避する。
【解決手段】原子炉格納容器冷却装置10Aは、原子炉を格納する原子炉格納容器1の表面を主蒸気管4が貫通する位置よりも上方であって、原子炉格納容器1を取り囲む原子炉建屋50Aの壁面と原子炉格納容器1の上部側表面とで囲まれた領域に、原子炉格納容器1の上部側を浸漬させて原子炉格納容器1を冷却する冷却水15を蓄え、上方が大気開放された冷却流路11を備える。 (もっと読む)


【課題】 長期的に原子炉格納容器内部の発生熱を原子炉格納容器外部へ輸送をすることができ、かつ原子炉建屋の耐震性能への影響が少ない原子炉格納容器の熱輸送装置を提供する。
【解決手段】 原子炉格納容器の熱輸送装置1は、原子炉格納容器22の内側において設けられ、この原子炉格納容器22内の発生熱31を受熱し、内部を流れる冷媒32に受熱した発生熱31を与える受熱部2と、前記原子炉格納容器の外側であって、タンク上面が原子炉圧力容器23の上頂よりも下方に位置するように設けられ、内部において冷却材33を収容し、冷却材33を所定温度以下に保つ冷却手段を有する冷却タンク3と、内部を流れる冷媒32の熱を冷却材33へ放熱する放熱部4と、受熱部2と放熱部4を連結して冷却ループ51を形成し、この冷却ループ51内において冷媒32を循環させるヒートパイプ5とを備える。 (もっと読む)


【課題】原子炉圧力容器を格納する格納容器の冷却構造に関し、冷却水を格納容器の外表面上に均一に分散させて、格納容器の冷却効率を向上する。
【解決手段】原子炉圧力容器51を格納する格納容器10と、格納容器10を取り囲むように格納容器10から空間を隔てて立設される原子炉建屋11,12と、格納容器10の外表面に冷却水を供給する冷却水供給手段13,14とを備え、格納容器10の外表面に、冷却水供給手段13,14から供給される冷却水を格納容器10の外面上に均一分散させる無数の微小突起16を設けた。 (もっと読む)


【課題】原子炉圧力容器を格納する格納容器の冷却構造に関し、空気流路内の自然対流の流れ低下を効果的に抑制する。
【解決手段】原子炉圧力容器52を格納する格納容器10と、格納容器10の外側面から空間を隔てて設けられ取入口20を有する壁部11と、壁部11の上部に設けられ排気口26を有する屋根部12と、屋根部12の下面から格納容器10の外側面と壁部11の内側面との間を下方に向かって延設され取入口20から壁部11の内側面に沿って下方に向かうとともに格納容器10の外側面に沿って上方に折り返される空気流路22,23を区画形成する隔壁板13とを備え、格納容器10の外側面と対向する隔壁板13の表面には無数の凹凸部αを設けた。 (もっと読む)


【課題】原子炉格納容器の表面の製作精度に左右されることなく、原子炉格納容器の表面を均一に冷却することが可能となる原子炉格納容器の冷却設備を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器2の上方に設けた散水ノズル12により冷却水を散水して冷却する原子炉格納容器の冷却設備であって、前記散水ノズル12は、前記原子炉格納容器2の中心軸に平行に回転可能な回転軸13と、該回転軸13から径方向外方に延出されると共に所定の方向に屈曲された複数のノズル部14とを備え、前記ノズル部14には冷却水の噴射力で前記回転軸13を回転させると共に冷却水を前記原子炉格納容器2の上面全体に噴射するための噴射方向を設定した複数の噴射孔15〜18が設けられている。 (もっと読む)


【課題】緊急時において運転員の操作や電源系統を必要とする能動的な機器を用いることなく、全て受動的な機器による静的作動によって、迅速にかつ確実に格納容器を冷却する。
【解決手段】冷却水貯蔵タンク9と、原子炉格納容器2の上部外壁面に設置された少なくとも1つの散水ノズル部8と、前記散水ノズル部8と冷却材貯蔵タンク9を接続する散水配管11と、を有する原子炉格納容器2の冷却装置であって、前記散水ノズル部8は、下部に複数の溶融金属流出孔24が設けられた容器13と、前記容器13内の下部に充填された低融点金属14とからなる。 (もっと読む)


【課題】同一の長さ及び幅に対して実質的にさらに大きい有効濾過面積を有することができ、吸入表面を覆う異物及び異物の通過フロー抵抗を実質的にさらに低減することができ、これに相当して冷却水通過前後の圧力降下を減少させることができる複数の湾曲部を含むストレーナ壁構造体及びそのストレーナ壁構造体の製造方法並びにそのストレーナ壁構造体を利用した濾過方法を提供する。
【解決手段】本発明による複数の湾曲部を含むストレーナ壁構造体は、冷却水が流入される流入側と、濾過された冷却水が排出される排出側とを備えるストレーナ壁構造体において、前記流入側及び排出側の方向は、開放部で形成される胴体と、前記胴体の内部に挿入され、複数の濾過孔を有する第1打ち抜き板を交互に所定間隔ごとに互いに反対方向に湾曲し、複数の湾曲部を有する第1濾過板と、を含む。 (もっと読む)


【課題】同一の長さ及び幅に対して実質的にさらに大きい有効濾過面積を有することができ、吸入表面を覆う異物及び異物の通過フロー抵抗を実質的にさらに低減することができ、それに相当して冷却水通過前後の圧力降下を減少させることができる濾過管を含むストレーナ濾過装置を提供する。
【解決手段】本発明による濾過管を含むストレーナ濾過装置は、冷却水が流入される少なくとも1つの流入側と、濾過された冷却水が排出される排出側とを備えるストレーナ濾過装置において、複数の濾過孔を有する打ち抜き板を湾曲し、中空管で形成された濾過管と;前記濾過管の上端が結合されるように下部面に形成された第1溝と前記冷却水が流入される流入部とを有する上部板と;前記濾過管の下端が結合される穿孔を有する下部板と;を含み、前記濾過管の内部に存在する濾過された前記冷却水が前記穿孔に流入され、前記排出側に排出される。 (もっと読む)


【課題】 主として海洋に面した原子力発電所の巨大地震で非常送電遮断時の原子炉停止プロセスにおいて、地震に伴う巨大津波の到来に際し、緊急炉心冷却に必要な電力を供給する安全且つ高信頼度の非常発電設備が求められる。
【解決手段】 発電設備の全ての機器・装置を1棟の耐震・耐波・水密の建屋内に配し、該建屋の地下部に燃料油タンク及びポンプ室を、地上部に2組(常用・予備)の内燃機関駆動の発電機及びその遠隔自動始動を含む運転操作に必要な全ての機器を、屋上に想定最高津波高に破砕波を含む余裕を加えた標高且つ耐震耐波の吸排気塔をそれぞれ配して非常発電設備を構成、なお、津波に曝される海洋沿岸の重要施設の非常発電設備にも応用可能とする。 (もっと読む)


【課題】ストレーナ壁構造体及びそのストレーナ壁構造体を用いた濾過方法並びにそのストレーナ壁構造体の製造方法を提供する。
【解決手段】冷却水が流入される少なくとも1つの流入側30と濾過された冷却水が排出される排出側とを備えるストレーナ壁構造体10において、流入側方向は開放部で形成され、側面は閉鎖面で形成され、閉鎖面の一側面に排出口140が備えられる胴体と、開放部に挿入され、複数の濾過孔20を備える打孔板で形成される濾過スクリーンと、前記胴体内部に挿入され、複数の第1溝が切開されて形成され、打孔板を折り曲げて形成された第1濾過板300と、第1溝に挟まれる複数の第2溝が切開されて形成され、打孔板を折り曲げて形成された第2濾過板400とで構成され、一方向に配列された複数の第1濾過板に対して複数の第2濾過板が垂直方向に組み立てられて格子構造を形成するモジュール式カセット装置と、を含む。 (もっと読む)


【課題】ポンプなどの動的機器および格納容器外の冷却水タンク等を用いずに、事故時の原子炉格納容器内の雰囲気を長期的に除熱する。
【解決手段】原子炉格納容器1の外部に設けられた少なくとも一つのダクト5と、前記ダクト5の内部に配置された熱交換機3bと、前記格納容器1の内部に配置された少なくとも一つの熱交換機3aと、前記ダクト5内及び格納容器1内に配置された熱交換機3a、3bを接続するヒートパイプ4とを備える。 (もっと読む)


【課題】二重容器漏れのような仮想事象が発生したとしても、漏洩液体金属と冷却空気との接触を防止し、液体金属冷却原子炉から確実に熱を除去する。
【解決手段】内部に液体金属3が満たされた原子炉容器4と、前記原子炉容器4を格納する格納容器6と、前記格納容器6を環状空間35を介して収納するサイロ7と、前記環状空間35を区画し、サイロ7側に空気下降流路12及び格納容器6側に空気上昇流路13を形成する筒状のコレクタ10と、を有する液体金属冷却原子炉において、前記サイロの底部14に前記液体金属3よりも比重が小さい多数の閉止部材15を配置するとともに、前記コレクタ10は締結部材19で接続された上部コレクタ10aと下部コレクタ10bからなり、前記締結部材19の融点は漏洩液体金属3aの温度よりも低いことを特徴とする。 (もっと読む)


本発明によると、所定の構成に共に組み立てられる複数のカセットまたはカートリッジをそれぞれが備える複数のストレーナモジュールを備えるストレーナシステムが提供される。本発明によって構成されるストレーナシステムでは、ストレーナモジュールの「クリーンな」側が、流体結合される吸引ポンプを有するプレナムダクトによって互いに流体接続される。ストレーナモジュールのうちの1つを、ストレーナシステムに含まれる残りの稼働中のストレーナモジュールから有効に隔離するように配置される圧力解放膜(PRM)が、プレナムダクトに組み込まれる。圧力解放膜は、プレナムダクト全体の圧力が所定の閾値を超えて増大するとき、隔離されたストレーナモジュールの始動を促進するように独自に構成される。
(もっと読む)


1 - 20 / 42