説明

アルカリ電池用セパレータの製造方法およびアルカリ電池

【課題】アルカリ電池用セパレータの底部を形成する際に、適量の水を精度よく塗布し、オンライン、すなわちアルカリ電池を製造する主製造ライン工程でアルカリ電池用セパレータを精度よく高速で製造するアルカリ電池用セパレータの製造方法、およびこのアルカリ電池用セパレータの製造方法で製造されたアルカリ電池用セパレータを備えたアルカリ電池を提供することを目的とする。
【解決手段】アルカリ電池用セパレータの製造方法では、ロータリーダイヤル30に均等配分して複数設けられ中心軸を回転軸として回転可能なマンドレル40に円筒部材50を装着する工程と、円筒部材50の一方の端部側の外周面に水を塗布する工程と、水が塗布された側の円筒部材50の端部を所定の温度に加熱された底部形成用型70に押圧して閉塞して底部を形成する工程とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば高速のロータリー方式のような、高速でアルカリ電池を製造する生産設備において、アルカリ電池を構成する正極と負極を隔離するアルカリ電池用セパレータの製造方法およびこの製造方法で製造されたセパレータを備えたアルカリ電池に関する。
【背景技術】
【0002】
アルカリ電池は、正極合剤と負極ゲル亜鉛とを隔離する有底円筒状セパレータを備えている。この有底円筒状セパレータの製造工程において、従来、例えば、マンドレルに予め円筒状に成形された円筒状セパレータを配置し、底セパレータを円筒状セパレータ内、かつマンドレルの上端に配置した後、円筒状セパレータまたは底セパレータのバインダ成分を溶解させるための水溶液を含浸した多孔性材料を接触させ、円筒状セパレータの底部となる側の一方の端縁にこの水溶液を浸透させていた(例えば、特許文献1。)。そして、円筒状セパレータの一方の端縁に水溶液を浸透させた後、加熱させたすり鉢型の底圧着成形型を押圧して円筒状セパレータと底セパレータを圧着し、有底円筒状セパレータを形成していた。この有底円筒状セパレータの形成は、オフライン工程、すなわち、アルカリ電池を製造する主製造ライン工程とは別個の間欠工程で行われていた。
【特許文献1】特開2002−216732号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のセパレータの製造方法では、水溶液の浸透量の調整が難しく、過剰に水溶液を浸透することがあった。このように過剰に水溶液を浸透することによって、加熱させたすり鉢型の底圧着成形型を押圧して円筒状セパレータと底セパレータを圧着する工程で、円筒状セパレータの一部がちぎれることがあった。さらに、従来のセパレータの製造方法は、上記したようにオフライン工程で行われているため、アルカリ電池を製造する主製造ラインに備えられている高速のロータリー方式の設備に適用することは困難であった。
【0004】
そこで本発明では、このような課題を解決するためになされたもので、アルカリ電池用セパレータの底部を形成する際に、適量の水を精度よく塗布し、オンライン、すなわちアルカリ電池を製造する主製造ライン工程でアルカリ電池用セパレータを精度よく高速で製造するアルカリ電池用セパレータの製造方法、およびこのアルカリ電池用セパレータの製造方法で製造されたアルカリ電池用セパレータを備えたアルカリ電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、アルカリ電池において正極合剤と負極ゲル亜鉛とを隔離するアルカリ電池用セパレータの製造方法であって、回転円盤に均等配分して複数設けられ、円柱状に突起し、該円柱の中心軸を回転軸として回転可能な円筒支持部材に、両端が開口した円筒部材を着脱可能に嵌め込んで装着する円筒装着工程と、前記円筒支持部材を回転させ、前記円筒部材の一方の端部側の外周面に、水を含浸した水含浸部材を接触させ、前記円筒部材の一方の端部側の外周面に水を塗布する水塗布工程と、前記円筒部材の水が塗布された側の端部を、所定の温度に加熱された底部形成用型に押圧して閉塞する底部形成工程とを具備することを特徴とするアルカリ電池用セパレータの製造方法が提供される。
【0006】
また、本発明の一態様によれば、上記したアルカリ電池用セパレータの製造方法によって製造されたアルカリ電池用セパレータを備えたことを特徴とするアルカリ電池が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明のアルカリ電池用セパレータの製造方法によれば、アルカリ電池用セパレータの底部を形成する際に、適量の水を精度よく塗布し、オンライン、すなわちアルカリ電池を製造する主製造ライン工程でアルカリ電池用セパレータを精度よく高速で製造することができる。また、本発明のアルカリ電池用セパレータの製造方法によってアルカリ電池用セパレータを製造することで、このアルカリ電池用セパレータを備えたアルカリ電池を精度よく高速で製造することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明に係る一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図1は、本発明に係る一実施の形態のアルカリ電池10の断面を示す図である。
【0010】
図1に示すように、アルカリ電池10は、外郭が金属缶11で構成され、この金属缶11内には、中空円筒状に加圧成形された正極合剤12が充填されている。この正極合剤12内には、有底円筒状セパレータ13を介して負極ゲル亜鉛14が充填されている。有底円筒状セパレータ13は、例えば、ビニロン、PVA繊維などの不織布から形成される。負極ゲル亜鉛14内には、真鍮製の負極集電棒15が、その上端部より突出するように挿着されている。負極集電棒15の突出部の外周部および金属缶11の上部内周面には、ポリアミド樹脂からなる二重環状の絶縁ガスケット16が配置されている。また、絶縁ガスケット16の二重環状部の間には、リング状の金属板17が配設され、この金属板17には、負極端子を兼ねる帽子形の金属封口板18が負極集電棒15の頭部に当接するように配設されている。そして、金属缶11の開口縁を内方向に屈曲させることにより絶縁ガスケット16および金属封口板18で金属缶11内を密封口している。
【0011】
次に、本発明に係る一実施の形態の有底円筒状セパレータ13を製造するセパレータ製造装置20および有底円筒状セパレータ13の製造方法について、図2〜図7を参照して説明する。
【0012】
まず、セパレータ製造装置20について説明する。
【0013】
図2は、有底円筒状セパレータ13を製造するセパレータ製造装置20を示す図である。図3は、マンドレル40に円筒部材50を嵌め込んで装着した状態の断面を示す図である。図4は、マンドレル40に円筒部材50を嵌め込んで装着した状態における円筒部材50の一方の端部側の断面を拡大して示した図である。図5は、水含浸部材62と円筒部材50とが接触し、円筒部材50の一方の端部側の外周面に水を塗布している状態の断面を示す図である。図6は、図2のA−A断面を示す図である。図7は、有底円筒状セパレータ13の製造工程を示すフローチャートである。
【0014】
図2および図3に示すように、有底円筒状セパレータ13を製造するセパレータ製造装置20は、回転円盤として機能するロータリーダイヤル30と、このロータリーダイヤル30に均等配分して複数設けられ、円柱状に突起し、該円柱の中心軸を回転軸として回転可能な円筒支持部材として機能するマンドレル40と、このマンドレル40に装着された円筒部材50の一方の端部側の外周面に水を塗布する水塗布装置60と、円筒部材50の水が塗布された側の端部を閉塞するための底部形成用型70とを主に備える。
【0015】
このセパレータ製造装置20において、ロータリーダイヤル30は、所定の回転速度で回転し、マンドレル40も自ら回転する。図3に示すように、マンドレル40の側壁には、円筒部材50を吸引によって着脱可能に装着するための吸引口41が形成されている。この吸引口41は、マンドレル40の中心に形成された吸引流路42に連通し、この吸引流路42は、図示しない吸引装置に連通している。なお、有底円筒状セパレータ13の製造工程において円筒部材50を加工することで前述した有底円筒状セパレータ13が形成されるため、円筒部材50は、前述した有底円筒状セパレータ13と同じ材料で形成されている。
【0016】
図5に示すように、水塗布装置60は、円筒部材50の一方の端部側の外周面に水を塗布するもので、水を収容した容器61と、水含浸部材62とを主に備える。容器61には、水を供給するための水供給口63および水をオーバフローさせるためのオーバフロー口64が形成されている。このオーバフロー口64を設けることで、容器61内の水量を一定に保持すること、すなわち容器61内における水面の位置を常に一定の位置に保持することができる。
【0017】
また、水含浸部材62は、円筒部材50の一方の端部側の外周面に水を塗布するために、その一端側の端部62aが、容器61のロータリーダイヤル30側の側面に沿って下方に向けて配置されている。一方、水含浸部材62の他端側は、容器61内の水中に配置され、毛細管現象によって容器61内の水を一端側へ供給する。また、水含浸部材62の一端側の端部62aは、容器61内の水面に対して垂直方向に移動可能に配置されている。このように、水含浸部材62の一端側の端部62aの位置を移動して、端部62aと容器61内の水面との位置関係を変えることで、水含浸部材62の一端側に供給される水量を調節することができる。
【0018】
なお、水含浸部材62の一端側に供給される水量の調節方法は、この方法に限られるものではなく、例えば、水含浸部材62の一端側の端部62aの位置を固定して、水面の位置を変化させることで行ってもよい。また、水含浸部材62の一端側に供給する水量を増加させる場合には、例えば、所定の水量を精度良く供給するディスペンサなどによって、容器61のロータリーダイヤル30側の側面に沿って配置された水含浸部材62の一端側に水を滴下してもよい。
【0019】
水含浸部材62は、容器61内の水を水含浸部材62の一端側に精度よく供給するための所定の吸水性および円筒部材50との接触に絶え得る所定の耐久性を有し、さらに円筒部材50を損傷しない材料で構成されることが好ましい。具体的には、例えば、布、スポンジなどで構成される。
【0020】
図2および図6に示すように、底部形成用型70は、ロータリーダイヤル30によって回転される円筒部材50の軌道に沿って配置され、屈曲部が所定の曲率を持つL字状の溝が連続的に形成されたL字状溝部71を有している。また、底部形成用型70は、内部に電気ヒータ等の加熱手段を有し、少なくともL字状溝部71の表面の温度を400℃程度に保持している。図6に示すように、L字状溝部71の底面の半径方向の長さMは、L字状溝部71で回転するマンドレル40の中心軸よりも半径方向外側まで設けられている。すなわち、L字状溝部71の底面の半径方向の長さMは、少なくとも、円筒部材50の厚さとマンドレル40の半径を加算した長さより長く設定される。このように、L字状溝部71の底面の半径方向の長さMを設定するのは、水が塗布され、自らおよびロータリーダイヤル30によって回転する円筒部材50の一方の端部をL字状溝部71に押圧して、円筒部材50の一方の端部に底部を形成する際、該端部の折り曲げを適正に行い、確実に閉塞を行うためである。
【0021】
また、L字状溝部71の、ロータリーダイヤル30によって回転される円筒部材50の軌道に沿う長さは、確実に円筒部材50の一方の端部を閉塞して底部を形成するのに必要な長さに設定され、製造する有底円筒状セパレータ13の形状や材料等によって適宜に設定することができる。なお、底部形成用型70は、例えばステンレス鋼などの材料で形成される。
【0022】
次に、有底円筒状セパレータ13の製造工程について説明する。
【0023】
まず、図3に示すように、各マンドレル40に円筒部材50を嵌め込んで、各マンドレル40の吸引口41からの吸引力によって、円筒部材50を着脱可能に装着する(図7のステップS110)。
【0024】
ここで、図4に示すように、水が塗布された円筒部材50の一方の端部を、後の底部形成工程で折り曲げて閉塞させて底部を形成するために、装着された円筒部材50の一方の端部側に、マンドレル40に面しない部分、すなわちマンドレル40から下方に突き出た部分を有するように、円筒部材50を各マンドレル40に装着する。この下方に突き出た部分の長さL1は、円筒部材50の内径Dの0.6〜0.8倍、すなわち0.6D〜0.8Dの長さに設定されることが好ましい。この範囲に設定することが好ましいのは、端部を折り曲げて閉塞させて底部を形成する際、図6に示すように、熱圧着部51の重なり合う部分の長さを十分に取ることができ、確実に閉塞することができるからである。
【0025】
続いて、ロータリーダイヤル30の回転によってマンドレル40に装着された円筒部材50は、水塗布装置60に向けて移動される。この際、マンドレル40を回転させ、円筒部材50自身も回転する。図5に示すように、円筒部材50の一方の端部側の外周面は、水塗布装置60の水含浸部材62に接触し、自ら回転することで、その外周面に水が塗布される(図7のステップS111)。
【0026】
この水塗布工程において、外周面の周方向全体に亘って水を塗布するため、円筒部材50の外周面が少なくとも1回転する間は、水含浸部材62に接すように、ロータリーダイヤル30の回転速度および/またはマンドレル40の回転速度が設定される。また、図4に示すように、水含浸部材62によって水を塗布する、円筒部材50の一方の端部からの長さL2は、円筒部材50の内径Dの0.5〜0.8倍、すなわち0.5D〜0.8Dの長さに設定されることが好ましい。この範囲に設定することが好ましいのは、図6に示すように、熱圧着部51である重なり合う部分に対応して水を塗布することができるからである。
【0027】
続いて、図6に示すように、水が塗布され、自らおよびロータリーダイヤル30によって回転する円筒部材50の一方の端部を、底部形成用型70のL字状溝部71の底面71aに押圧し、かつ円筒部材50の外周面を底部形成用型70のL字状溝部71の立面71bに当接させながら、円筒部材50の一方の端部を閉塞して底部を形成する(図7のステップS112)。
【0028】
この底部形成工程において、円筒部材50の一方の端部側の外周面に塗布された水によって円筒部材50のバインダ成分が溶解し、図6に示すように、円筒部材50の一方の端部が底部形成用型70によって加熱され熱圧着される。このように上記した工程によって、有底円筒状セパレータ13が製造される。
【0029】
上記したように、本発明に係る一実施の形態のアルカリ電池用セパレータの製造方法によれば、円筒部材50の一方の端部側の外周面を、水塗布装置60の水含浸部材62に接触し、自ら回転することで、その外周面に適量の水を精度よく塗布することができる。これによって、円筒部材50の一方の端部を底部形成用型70に押圧して底部を形成する際、円筒部材50の一部がちぎれる等の問題を生じることなく、有底円筒状セパレータ13を製造することができる。また、本発明に係る一実施の形態のアルカリ電池用セパレータの製造方法によれば、例えば高速のロータリー方式のような高速でアルカリ電池を製造する生産設備において、オンライン、すなわちアルカリ電池を製造する主製造ライン工程で、有底円筒状セパレータ13を精度よく高速で製造することができる。また、上記したように有底円筒状セパレータ13を製造することで、この有底円筒状セパレータ13を備えたアルカリ電池を精度よく高速で製造することができる。
【0030】
なお、実施段階では本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。さらに、上記実施形態に示される複数の構成要素を適宜に組み合わせたり、また実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除する等、種々の変形が可能である。本発明の実施形態は本発明の技術的思想の範囲内で拡張もしくは変更することができ、この拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明に係る一実施の形態のアルカリ電池の断面を示す図。
【図2】本発明に係る一実施の形態の有底円筒状セパレータを製造するセパレータ製造装置を示す図。
【図3】マンドレルに円筒部材を嵌め込んで装着した状態の断面を示す図。
【図4】マンドレルに円筒部材を嵌め込んで装着した状態における円筒部材の一方の端部の断面を拡大して示した図。
【図5】水含浸部材と円筒部材とが接触し、円筒部材の一方の端部の外周面に水を塗布している状態の断面を示す図。
【図6】図2のA−A断面を示す図。
【図7】本発明に係る一実施の形態の有底円筒状セパレータの製造工程を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0032】
10…アルカリ電池、11…金属缶、12…正極合剤、13…有底円筒状セパレータ、14…負極ゲル亜鉛、15…負極集電棒、16…絶縁ガスケット、17…金属板、18…金属封口板、20…セパレータ製造装置、30…ロータリーダイヤル、40…マンドレル、41…吸引口、42…吸引流路、50…円筒部材、51…熱圧着部、60…水塗布装置、61…容器、62…水含浸部材、62a…端部、63…水供給口、64…オーバフロー口、70…底部形成用型、71…L字状溝部、71a…底面、71b…立面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルカリ電池において正極合剤と負極ゲル亜鉛とを隔離するアルカリ電池用セパレータの製造方法であって、
回転円盤に均等配分して複数設けられ、円柱状に突起し、該円柱の中心軸を回転軸として回転可能な円筒支持部材に、両端が開口した円筒部材を着脱可能に嵌め込んで装着する円筒装着工程と、
前記円筒支持部材を回転させ、前記円筒部材の一方の端部側の外周面に、水を含浸した水含浸部材を接触させ、前記円筒部材の一方の端部側の外周面に水を塗布する水塗布工程と、
前記円筒部材の水が塗布された側の端部を、所定の温度に加熱された底部形成用型に押圧して閉塞する底部形成工程と
を具備することを特徴とするアルカリ電池用セパレータの製造方法。
【請求項2】
前記水含浸部材の、前記円筒部材と接触する一端側とは異なる他端側は、水を収容した容器内の水中に配置され、前記水含浸部材の一端側の端部は、前記容器内の水面に対して垂直方向に移動可能に配置され、前記水塗布工程において、前記水含浸部材の一端側の端部の位置によって前記水含浸部材の一端側に供給される水量を調節することを特徴とする請求項1記載のアルカリ電池用セパレータの製造方法。
【請求項3】
前記容器において、常に水面の位置が一定に保持されていることを特徴とする請求項2記載のアルカリ電池用セパレータの製造方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載のアルカリ電池用セパレータの製造方法によって製造されたアルカリ電池用セパレータを備えたことを特徴とするアルカリ電池。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−103058(P2010−103058A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−275985(P2008−275985)
【出願日】平成20年10月27日(2008.10.27)
【出願人】(000003539)東芝電池株式会社 (109)
【Fターム(参考)】