説明

インターネットを基盤とする討論システム及びその方法並びに討論方法が記録された記録媒体

本発明は、社会や企業、集団で発生する各種争点や葛藤、意思決定などの解決のために、体系化、定形化された討論手続と規則により健全な討論進行を誘導し、事案別に構造的個体化を用いて対話式(interactive)討論攻防を通じて意思決定に必要な集団の全ての情報、知識、主張及び方案などを抽出し、結論を導出することができるモデリングを創案し、世論化及び知識化できるインターネットを基盤とする合理的意思決定道具化のための討論システム方法に関する。
本発明は、討論の進行手続を事前分類されて登録されている討論規則により選択的に討論の性格とタイプ別に異に指定して運営することができ;司会者、パネル、利害当事者、オーディエンスなどの討論関係者の役割も規定し;討論分類情報、小主題情報、主張、主張根拠、反論の階層型(Hierarchical)構造で討論情報を生成管理し;意見を細部争点別にブレークダウンして構造的に登録することができる特殊入力器を備え;争点別各種主張と意見を対話的に攻防を展開し、これらの攻防状況を構造的に照会するようにし;提示された全ての主張と反論を分析して、意見間の論理的構造と相関関係、性格を定義し;これに基づいて論理的に不適合な意見と不良意見を退出し;これらの性格定義と攻防結果に基づいて主張の論理的妥当性を規定できる評決ルールを制定し;これに基づいて細部事案別に主張の適合性をシステム的に自動評決する機能;を備えて構成されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、革新的な対話式(interactive)インターネット討論を通じて組織内で表出される葛藤と問題点を解決することができる最善の意思決定をサポートするインターネットを基盤とする討論システム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、社会的または組織体の全ての意思決定と政策樹立は、少数の意思決定者と制限された情報による閉じた庭で決定されてきたが、インターネットが広く普及されて、広範囲な意見と情報の交換はもちろん、特定階層の理解を集結し表出することができる手段が確保され、この間、意思決定と政策立案から疎外されてきたネチズンの参加はもちろん、各種利害集団の意思が社会及び組織体の世論収集、政策樹立、意思決定などに大きな影響を及ぼしていることが明らかである。
【0003】
1990年以後、私たちの社会が多様で且つ複雑な先進構造型に急変しているが、既存の世論システムは、これを収容することができる能力とメカニズムを備えてないなかった。社会の各部門は、だんだん専門化されてきているが、各種政策樹立、法律制定などが非専門人または特定の少数により決定されることによって、各種社会的問題を量産し、機会損失を高めるという問題点があった。
【0004】
新聞やテレビなどを利用した既存の言論システムでは、紙面、時間の制限性、情報の立体的表現制限と非連続性に起因して主張の羅列にとどまり、偏向された視覚と歪曲された主張を読者が判断することが難しく、各種主張、意見、情報のモニターリングの限界により少数のパネルの意見だけが導出及び強調されるという問題点があった。
【0005】
その他に、言論人の社会深層的経験不足による専門性、多様性の欠如に起因して各種主張、意見、情報の分析を通じた総合整理、調整することができるモデリングがなく、各主張と情報の善悪及び良否を透明化することができず、争点の具体的問題点は提起するが、解決点を提示する能力に限界があった。
【0006】
このような既存の問題点を解決するために、公開的に各界各層の多様な意見と情報を対話式(interactive)に表出することによって、多数の市民が政策に参加するようにするインターネットによる討論サイトが登場した。
【0007】
このようなインターネット討論サイトは、市間・空間を超越することができるので、多様で且つ多くの意見を収集することができる唯一の構造体であって、結論導出が可能な程度に長時間連続的に討論することができ、各種主張や情報を文章で表現することによって、話しよりは相対的に理性的で且つ論理的な意見を提示するようになるので、討論の効率性を増進することができ、即興的意見や焦点から外れた論争を最小化することができる。討論過程で提示された全ての意見情報が公開的で且つ永久保全されるので、結論導出に対する政策反映影響力がどんな媒体より強いと言える。また、今後政策立案者が関連政策を立案する時、有効なフィードバックになることができるという長所がある。
【0008】
しかしながら、このような従来のインターネット討論サイトは、体系的討論を誘導せず、てんやわんやの意見が乱立するようになり、多くの人々が読んで紹介されるべき健全な意見も、一定の時間が経過すれば、後に押されて再検索が難しくなり、水準低いパネル(討論参加者)により建設的な意見が自然に退出されたり、討論を効率的に行う一定の規則やルールがないため、討論の場でなく、糾弾の場、戦場、害悪の場に変わる場合が多いという一般的な問題点を有している。
【0009】
また、長文の意見は、1つの意見に多くの主張と根拠が複合的に羅列され、細部項目別にブレークダウンされ、その適否を論争することができず、美辞語句、論点と関係ない意見、重複された意見は、討論当事者はもちろん、オーディエンスも討論の進行を把握することが難しいという構造的問題を内包している。
【0010】
その他に、討論内容を総合化して、合意を導出したり、何が問題点であり、解決すべき課題であるかをオーディエンスや意思決定者が把握することができる討論の結果物が導出されないという問題点を有する。
【0011】
すなわちインターネットの長所を生かした新しいパラダイムの討論サイトを構築したものでなく、全てのサイトが掲示板水準の単純で且つ形式的な水準で画一的なフォーマットで構築されているので、問題点を解決するための手段でなく、葛藤を赤裸々に表出するためのサイトにとどまっていて、健全で且つ良識あるネチズンから次第に遠くなり、無視されていることが現況であって、今後、活性化が不可能であるという総体的な問題点を内包している。
【0012】
前述した既存討論の問題点を図1に整理した。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
1.本発明の哲学
−討論の目的は、合理的結論を導出するだけでなく、利害当事者に導出過程、導出事由などを認識させて、導出された結論が成功的に達成され得るように誘導することができなければならない。
【0014】
−人間は、誰でも合理的な思考をすることができる。たとえ、時には、瞬間的に非合理的な考えをする場合もあるが、ある程度の高等教育を受け、思考能力が訓練された人は、一般的に彼なりの合理的な思考をする。そして、合理的思考による主張は、その主張に到達した根拠となる情報と価値がある。誤った主張をする場合は、第一に、個人の利己的な主観が先立ったり(主観的価値)、第二に、誤った情報による誤った知識に起因する。
【0015】
−人間は、誰でも露出されていない時、自己中心的であり、これが発展して集団利己主義を形成する。しかし、このようなことが露出されれば、集団利己主義を放棄する良識を有している。全ての主張には、このような集団利己主義的目的が内包されている可能性が大きいと仮定する。
【0016】
−討論を通じて社会的合意と結論を導出することは、必ず合理的な主張のみによって決定されるものではない。時には、合理性可否を離れて、大衆の選好度、すなわち世論により決定されることもある。これを大衆的価値と言う。しかし、このような大衆的価値も、誤って形成された世論により偏見化されている場合が多い。すなわち、現代社会は、大衆のインテリジェンス(Intelligence)が非常に高いが、意思決定のために必要な情報が世論媒体や一部の階層により流通が遮断され、正しい世論形成の障害物として作用している場合が非常に多い。
【0017】
−全ての主張は、その主張に到達するようになった情報や価値が一目瞭然に公開される場合、主張の合理性可否が明白になり得る属性を有する。従って、本システムは、大衆の正しい意識構造を先導するためのその価値に対する現実的で且つ専門的な情報や当為性に対する一定の仮定を提供し、覚ます社会的役目を行う。このような属性を反映した討論が、健全な社会的合意と生産的で且つ発展的な討論結論を導出することができることが本システム構築に対する哲学である。
【0018】
現代社会は、非常に多様なので、意思決定を完璧にすることができず、或る方向に決定しても長短所がある。したがって、意思決定は、より重要な価値のための選択であるだけである。したがって、対策ない問題点だけを強調した反対は、決して意思決定に影響を与える要因になることができず、導出された問題点は、付加的に解決すべき課題として認識するだけである。
【0019】
本システムで追求する討論の結論導出は、決して完璧を追求するものでなく、最も最善の方向を模索し、その最善の方向も、収集された情報と価値による結論導出過程と一定の仮定を根拠とすることを公開することによって、絶対的結論でなく、一定の生命力と限界を内包する結論であることを明らかにする。
【0020】

2.技術的課題
本発明は、前述のような哲学を根拠として既存のインターネット討論の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、各界各層の意見と主張を性格別に構造化して、細部争点別に登録し、これに対する反論、再反論などの対話式争点攻防を展開して、オーディエンスや意思決定者が実質的な論点と討論状況を容易に把握することができるようにし、各意見の論理的適正性を通じて細部争点別に結論導出を誘導することによって、各利害当事者間の合意と理解を導出し、サイクルによる科学的で且つ合理的結論を導出することができるインターネットを基盤とする討論システム及びその方法を提供することにある。
【0021】
したがって、本発明では、既存のインターネット討論の短所を克服するために、次の技術課題を具現する。
【0022】
1)討論のタイプは、どんなものがあり、各々は、どんな特徴を有しており、多様な形態の討論をシステムがどのように収容するか?
2)効率的で且つ健全な討論進行のために、どんな討論進行規則を定義し、討論関係者と司会者の役目をどのように規定するか?
3)意味のある討論攻防のために、意見をどのように細部争点別にブレークダウンして登録させて項目化するか?
4)健全な討論攻防に妨害される意見は、どんな特性を有しており、これに対する対策は、どのように樹立するか?
5)各種主張と反論の形態は、どんなものがあり、各々の特性と論理性は、どのように分類され、各主張及び反論は、互いにどんな相関関係を有しているか?
6)展開された討論攻防状況をオーディエンスが意見提示者別でなく、細部争点別に一目瞭然に把握することができる情報構造と照会形式は、どのように構成するか?
7)討論攻防の終了は、どのようにし、終了された攻防の結果は、どのように結論付けるか?
【課題を解決するための手段】
【0023】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るインターネットを基盤とする討論システムは、インターネット討論を通じて意思決定をサポートするインターネットを基盤とする討論システムにおいて、インターネットを介して接続されたパネルが、討論タイプ別に事前に定められた一定の規則の下に討論主題の細部争点別に対話式(Interactive)意見攻防を行い、各意見の性格と攻防結果によって定められた評決ルールにより結論を導出し、全ての討論関係者の身上情報をはじめとして討論情報、討論攻防情報、討論結果導出情報をデータベースに登録して管理する討論管理サーバーと;前記パネルがインターネットを介して討論管理サーバーに接続されるように、ウェブブラウザーを内蔵した多数のパネルクライアント端末機と;前記多数のパネルの討論攻防によって処理される討論攻防状況に対して自由意見を提示し、パネルの意見に対して質疑をしたりパネルの支持要請により討論攻防に参加し、世論収集のためのポールに参加する多数のオーディエンスクライアント端末機と;を備える。
【0024】
前記討論管理サーバーは、討論に関する各種分類のための基準情報を登録する基準情報DBと;全ての会員に関する基本情報を登録する会員情報DBと;討論の名称及び小主題などの情報をはじめとして討論の特性を規定する討論区分及び分類、討論進行規則、進行状況などの各討論個体に関する情報を格納する討論情報DBと;討論過程で生成された全ての主張根拠、反論、質疑などのアーギュメント情報を登録するアーギュメント情報DBと;前記会員情報DBから抽出された討論別討論関係者情報を登録する討論ボディー情報DBと;を含む。
【0025】
前記会員情報DBは、特定の組織や団体に関する利害当事者情報と;司会者、パネル、オーディエンスなどの個人に関する個人会員情報と;を含む。
【0026】
前記討論情報DBは、各々の討論を区分する討論基本情報と;当該討論の各種討論タイプ分類情報と;討論の諸運営規則を定めた討論規則情報と;討論の進行状況を把握できる討論進行情報と;討論事案別に分類する討論小主題情報と;を含む。
【0027】
前記アーギュメント情報は、討論事前情報と討論過程で生成された全ての主張、反論、質疑をはじめとする各種アーギュメント情報と;各種評決情報、退出情報などの付加情報と;事前情報及び退出意見情報と;を含む。
【0028】
前記討論ボディー情報DBは、利害当事者、パネル及び司会者の必須登録情報と;選択的に討論に参観または参加を制限するオーディエンス情報と;を含み、前記討論ボディー情報DBは、討論の確定時、運営者、司会者または利害当事者などが会員情報DBから抽出して登録することを特徴とする。
【0029】
また、本発明の他の態様に係るインターネットを基盤とする討論方法は、インターネットを介して接続された討論関係者の討論を総合して結論を導出するインターネットを基盤とする討論方法であって、前記討論関係者の接続要求によって端末機を討論管理サーバーに自動接続して、討論ボディー別メニュー画面を端末機に送出する段階と;前記端末機に送出された討論ボディー別メニュー画面で運営者、司会者、利害当事者、パネル、オーディエンスの中から運営者が選択されたか否かを判断する段階と;前記討論ボディー別メニュー画面で運営者が選択されれば、討論情報登録画面を端末機に送出する段階と;前記端末機に送出された討論情報登録画面で討論期間、討論名などの基本情報を入力し、討論情報DBに登録する段階と;前記討論基本情報が登録されれば、討論ボディー情報登録画面を端末機に送出する段階と;前記端末機に送出された討論ボディー情報登録画面で司会者を指定し、討論ボディー情報DBに登録する段階と;を備えて構成される。
【0030】
前記討論ボディー別メニュー画面で司会者が選択されれば、討論ボディー登録、討論運営情報登録、討論小主題登録、事前情報登録、意見スクリーン、支持要請検討及び司会者評決の司会者メニュー画面を端末機に送出する段階と;前記端末機に送出された司会者メニュー画面で討論運営情報登録が選択されれば、討論情報登録画面を端末機に送出する段階と;前記端末機に送出された討論情報登録画面で討論区分及び討論分野の討論運営情報を入力し、討論情報DBに登録する段階と;前記討論情報DBに登録された討論区分が本討論であるか否かを判断し、本討論であれば、討論分類情報と討論規則情報を入力し、討論情報DBに登録する段階と;を備える。
【0031】
前記討論ボディー別メニュー画面で利害当事者が選択されれば、討論ボディー情報登録画面を端末機に送出する段階と;前記端末機に送出された討論ボディー情報登録画面で委任パネルを入力し、討論ボディー情報DBに登録する段階と;前記委任パネルが登録されれば、要請文作成画面を端末機に送出する段階と;前記端末機に送出された要請文作成画面で要請文を作成し、アーギュメント情報DBに登録する段階と;を備える。
【0032】
前記討論ボディー別メニュー画面でパネルが選択されれば、主張登録、反論登録、支持要請、回答収容のパネルメニュー画面を端末機に送出する段階と;前記端末機に送出されたパネルメニュー画面で主張登録が選択されれば、エディタが設置されたか否かを判断する段階と;前記エディタが設置されていなければ、エディタを自動ダウンロードされ、エディタが設置されれば、エディタを実行してエディタ画面を端末機に送出する段階と;前記端末機に送出されたエディタ画面で意見を入力してアーギュメント情報DBに登録し、前記アーギュメント情報DBに新しい意見が登録されたことを討論関係者及び関連オーディエンスにEメールで自動で通知する段階と;を備える。
【0033】
前記討論ボディー別メニュー画面でオーディエンスが選択されれば、反論、自由意見提示、支持要請回答のオーディエンスメニュー画面を端末機に送出する段階と;前記端末機に送出されたオーディエンスメニュー画面で支持要請回答が選択されれば、討論攻防状況画面を端末機に送出する段階と;前記端末機に送出された討論攻防状況画面で回答対象アーギュメントを選択し、任意パネルを登録する段階と;前記任意パネルが登録されれば、回答入力画面を端末機に送り出して入力を非公開処理した後、アーギュメント情報DBに登録する段階と;前記アーギュメント情報DBに登録された入力処理結果をEメールで通知した後、意見スクリーンを処理する段階と;を備える。
【0034】
また、本発明に係るインターネットを基盤とする討論方法は、前記討論関係者の討論攻防に対する結果を処理し、サブジェクトアーギュメント(SA)と主張、小主題、討論全体に対する適合、条件適合、不適合、留保などで評決を処理する討論結果導出段階をさらに備え、前記討論結果導出段階は、反論放棄されたSAに対する攻防結果を優劣処理する討論攻防処理過程と;前記討論攻防処理過程で攻防結果処理されたSAに対して適合、条件適合、不適合、留保などでシステム評決処理するSA評決過程と;討論期間終了時、討論を締め切り、討論終了案内文をEメールで通知する討論クロジング過程と;対立されたSAに対する攻防結果を処理する対立評決過程と;主張別に評決処理されたSA評決情報をチェックし、主張に対する評決原則によって主張に対する評決を処理する主張評決過程と;各主張を根拠にして小主題及び討論全体に対する評決を行う討論評決過程と;を備える。
【0035】
また、本発明のさらに他の態様に係るインターネットを基盤とする討論方法は、インターネットを介して接続された討論関係者の討論を総合して結論を導出するインターネットを基盤とする討論方法であって、討論の主題、司会者、利害当事者及びオーディエンスを決定する討論決定過程と、討論期間、各種討論規則を協議決定、利害当事者別パネルを決定する討論基本事項決定協議過程と、討論管理サーバーの運営者が討論を行う司会者をまず登録し、登録された司会者が討論に直接参加する残りの討論関係者を登録する討論関係者登録過程と、討論基本事項、討論性格分類及び事前情報を登録する討論運営情報登録過程と、討論の小主題を登録し、小主題別意見開陳者を決定して登録する小主題登録過程と、を含む討論準備段階と;サイト進行中の(On-going)討論目録に登録及び案内メッセージ公告、討論開始案内文をEメールで通知する討論開始過程と、サブジェクトアーギュメント(SA)登録、新規意見登録案内文を討論関係者にEメールで自動通知するサブジェクトアーギュメント登録過程と、サブジェクトアーギュメント(SA)性格分類登録と不良意見退出をEメールで通知する意見スクリーン過程と、SAに対する反論登録と、反論登録案内文を討論関係者にEメールで自動通知する反論登録過程と、を含む討論攻防段階と;反論放棄されたSAに対する攻防結果、優劣処理する討論攻防結果処理過程と、攻防結果処理されたSAに対する適合、条件適合、不適合、留保などでシステム評決するSA評決過程と、を含む討論評決段階と;討論期間終了時、締切処理と、討論終了案内文をEメールで通知する討論クロジング過程と、進行中の(On-going)攻防対立処理と、対立された攻防SA評決処理する攻防終結処理過程と、主張システム評決、小主題評決、討論全体評決処理する討論評決処理過程と、を含む討論終結段階と;を備える。
【0036】
また、本発明のさらに他の態様に係るインターネットを基盤とする討論方法は、インターネットを介して接続された討論関係者の討論を総合して結論を導出するインターネットを基盤とする討論方法であって、討論進行過程で専門的知識が必要であるか、特定の少数の集団が本討論とは別途に討論を進行し、その結果を本討論に反映できる派生討論段階と;特定の事案に対して立場を変えて討論攻防を試みる反対討論段階と;を本討論に従属されるサブ討論として含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下、添付の図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明する。
【0038】
図2は、本発明に係るインターネットを基盤とする討論システムの全体構成図であって、インターネットを介して接続されたパネル(会員などを含む)が討論タイプ別に事前に定められた一定の規則下に討論主題の細部争点別に対話式の意見攻防を行い、各意見の性格と攻防結果によって定められた評決ルールにより結論を導出し、全ての討論関係者の身上情報をはじめとして討論情報、討論攻防情報、討論結果導出情報をデータベースに登録して管理する討論管理サーバー100と、パネルがインターネットを介して前記討論管理サーバー100に接続するようにするウェブブラウザを内蔵した多数のパネルクライアント端末機(パネルが操作して討論管理サーバーに接続される端末機)200と、前記多数のパネルの討論攻防によって処理される討論攻防状況に対して自由意見を提示し、パネルの意見に対して質疑をしたり、パネルの支持要請により討論攻防に参加し、世論収集のためのポール(Poll)に参加する多数のオーディエンスクライアント端末機(オーディエンスが操作して討論管理サーバーに接続される端末機)300と、を備えて構成される。本発明で使われる用語である支持要請は、争点攻防中に特定のパネルや利害当事者が専門的知識や情報が不足して特定反論に対する再反論が困難であるため、全てのオーディエンスに助けを要請する行為を言う。
【0039】
前記討論管理サーバー100は、ウェブサーバー400と情報テーブル(データベース)500とで構成される。ウェブサーバー400は、各々のクライアント端末機200、300が接続する時、本討論システムのメインホームページ画面をダウンロードし、各クライアント端末機200、300からホームページのメニュー選択によって当該メニューの画面を情報テーブル500から照会してダウンロードし、ユーザの入力内容を情報テーブル500に記録する。また、情報テーブル500は、メインホームページ画面でユーザの個別メニュー選択によって該当する情報画面を提供するためのデータとユーザが入力したデータを格納及び更新して管理する。
【0040】
前記討論管理サーバー100と多数のパネル及びオーディエンスクライアント端末機200、300との間の接続は、モデムとPSTN、専用線またはISDNを利用した有線インターネット接続方式と、セルラー、PCS、マイクロウエーブや衛星通信網を介した無線インターネット接続方式を全て収容することができる。各々のクライアント端末機200、300は、上記した方式のうちいずれか1つを使用してインターネットを含んで端末機ネックワークに接続され得るものならいずれのものでも可能である。
【0041】
好ましくは、前記各々のクライアント端末機200、300は、例えば、ペンティアム級以上のマイクロプロセッサーと、ハードディスクドライバと、通信用モデムと、マルチメディア受信装置などを備えた一般的な個人用コンピュータにインターネット接続をサポートするインターネットウェブブラウザーが搭載されたものならいずれの機種のPCまたは端末機も使用可能である。
【0042】
さらに、インターネット接続が可能な端末機なら、PC以外にも、ワークステーション、一般携帯用通信端末機(PCS、PHS)、携帯情報端末機(PDA)、セットトップボックス(set-top box)、デジタルテレビ(Digital TV)及びウェブフォン(Web phone)なども使用可能である。
【0043】
前記情報テーブル500は、例えば、オラクル(Oracle)、SQL(Structured Query Language)サーバー、Informixなどの周知の関係型データ管理システム(RDBMS:Relational Database Management System)で構成されることができる。
【0044】
図3は、本発明に適用される情報テーブルの概略的な構成図である。システムで使われる各種分類情報が羅列された基準情報(コードテーブル)を管理する基準情報DB510と、システムに登録された全ての会員に関する情報(オーディエンス、パネル、司会者などの全ての個人会員情報と、組織体である利害当事者情報とに区分)を管理する会員情報DB520と、討論の名称及び小主題などの基本情報をはじめとして分類及び規則、進行状況などの各討論個体に対する情報を格納する討論情報DB530と、討論過程で生成された全ての主張根拠、反論、質疑などの意見(アーギュメント)情報を生成するアーギュメント情報DB540と、前記会員情報DB520から抽出された討論別討論関係者情報(当該討論に参加する司会者、パネル、指定オーディエンス、利害当事者指定)を格納する討論ボディー情報DB550と、会員別システムログイン実績(個人会員別に参加度を測定してオーディエンスポールの選定に参照)を格納するログ(Logging)情報DB560と、を備えて構成される。本発明で使われる用語である討論ボディー(討論Body、討論関係者)は、討論に参加する司会者、パネル、利害当事者、オーディエンスなどを総称する。
【0045】
本発明で使われる用語である主張(Suggestion)と主張根拠において、討論の小主題別にまず提示される各々の主張、提議、意見などを主張と称し、各主張の根拠となる複数の下部意見を各々主張根拠と言う。また、主張根拠が反論(討論)の対象であり、主張は、主張根拠の代表語であるだけで、討論対象ではない。
【0046】
本発明で使われる用語である主張根拠(SA:サブジェクトアーギュメント)と反論(OA:オブジェクトアーギュメント)において、事実、価値、提案などの各主張根拠を主張根拠と言い、各SAに対して最初に提起された反論、質疑、条件提示などを総称して反論(複数個)と言う。したがって、実施例の説明によってアーギュメントという用語の代わりにオピニオンとして使用することもできる。すなわち、サブジェクトアーギュメントまたはオブジェクトアーギュメントを各々サブジェクトオピニオンまたはオブジェクトオピニオンとして使用することもできる。また、SAとOAを提示したパネルを各々主張パネル(サブジェクトパネル)、反論(オブジェクトパネル)という。
【0047】
また、本発明で使われる用語である争点(または細部争点、thread)において、特定SAに対して特定OAが提示されれば、争点(thread)が発生したと言う。したがって、特定SAに対してOAがn個発生すれば、特定SAに対する争点はn個が発生する。
【0048】
前記基準情報DB510は、本討論システムを設置運営する当該サイトで個別討論と関係なく共通的に使用するために固有に辞典的に定義される分類を言い、全ての基準情報のコード値をシステム設置時に運営責任者(管理者)が任意に入力することができるように構成し、次の分類情報が存在する。
【0049】
△討論分野区分:社会、政治、経済、文化、保健、環境、教育などの区分
△討論種類:賛否/解決策、一対一(One-to-One)/多者、地域/公共(Local/Public)、公開/秘密、政策/一般、自由/パネル(パネル)
△討論区分:本討論、事前討論、派生討論、反対討論、再討論
本発明で使われる用語である反対討論は、政策討論のようにいずれか一側が代案や方案、政策などを提示し、反対側が問題点を提起する討論において互いに立場を変えて別途に行う討論を意味する。また、本発明で使われる用語である派生討論は、反論(Counter Argument)を登録する時限として討論規則で事前に決定されるものを意味し、反論時限を経過すれば、当該争点に対する討論攻防は終結される。
【0050】
△会員情報:個人(積極参加会員、一般会員)/利害当事者
△会員参加度:意見提示、投票/陪審、接続/照会
△討論関係者区分:司会者、利害当事者、パネル(委任、任意)、オーディエンス
△討論小主題区分:事案の意味(定義)、問題点または解決策、原因または要因、事案の至急性
△意見開陳分類:サブジェクトアーギュメント(SA)、オブジェクトアーギュメント(OA)、カウンタアーギュメント(CA、オブジェクト/サブジェクト)
本発明で使われるカウンタアーギュメントは、争点別に再反論、再再反論の攻防が行われる時に発生した全ての攻防アーギュメントをカウンタアーギュメントと言い、サブジェクトパネル及びオブジェクトパネルが提示したアーギュメントを各々サブジェクトカウンタアーギュメント及びオブジェクトカウンタアーギュメントと言う。
【0051】
△主張の分類
・根拠構造:独立型、従属型
・根拠区分:事実(情報)、価値(論調)、方案(Proposition)
△政策討論の主張(小主題)分類:主張方案、必要性提示、予想問題点と対策、事例、その他
△反論の分類
・反対意見:積極的反対、消極的反対
・条件提示:攻撃的条件提示、防御的条件提示
・質疑:質問、反問
・司会者優先質疑
△意見の種類:新しい意見、変更された意見、撤回された意見、代替意見、補充意見
△意見退出:不良意見、重複意見、無意味意見、平行的意見
△評決分類
・攻防結果:SA優勢、SA劣勢、対立
・評決:適合、不適合、評決留保
△討論状況:討論進行、討論取消、討論中止、討論締切、討論終了
前記分類情報において政策討論(Discussion-with-Proposition)と一般討論(Discussion-without-Proposition)であって、政策討論は、討論開始前に特定の利害当事者により或る方案や、提議、政策などが樹立され、これを中心として討論を進行することを言い、一般討論は、このような方案や政策がない状況で討論を行うことを言う。
【0052】
[討論の種類]
イ.賛否討論、解決策討論:討論争点の性格による区分
−特定事案が賛否またはいくつかの方案が対立されて、いずれか一側の方向を決定しなければならない選択論争に関する賛否討論と、諸問題に対する解決点を追求したり、多様な意見を求める解決策討論とに区分して、討論展開方式を部分的に異に進行する。
【0053】
−賛否討論の場合、利害当事者とは関係なく特定イシューに対する論争が発生する。
【0054】
−解決策討論は、多数のイシューが発生する。概ね多者討論になり、利害当事者別に自己主張があり、主張毎に異なる攻撃対象がある場合、利害関係が多元化される。賛否討論とは異なって、“何が問題点であり”を互いに確認し、”解決策は何か”を互いに議論する討論である。したがって、解決策討論は、主題を細分化して、地域討論につながる場合も多い。
【0055】
−賛否討論は、全ての意見に必ず攻撃対象者があり、解決策討論は、攻撃対象者があることもでき、ないこともできる。
【0056】

ロ.一対一(One-to-one)討論、多者討論:利害当事者の対立関係による区分
−一対一討論は、対立される利害当事者が一対一である場合を言う。賛否討論は、利害当事者が複数名であって、賛成と反対とに明らかに分けられる場合、一対一討論として見なされる。
【0057】
−多者討論は、対立される利害当事者が複数名である場合を言う。この場合、特定の利害当事者やパネルの主張は、攻撃対象(攻撃対象の利害当事者)が1名または複数名指定されることができる。
【0058】

ハ.公共(Public)討論、地域討論:討論参加者の範囲(領域)による区分
−討論事案が、不特定多数が関心を有する公共討論と、特定集団の利害関係を討論する地域討論とに区分する。
【0059】
−地域討論は、司会者をはじめとしてオーディエンス、パネル、利害当事者が特定の企業体や団体のような特定の集団に属していることを言う。公共討論に参加する特定の利害当事者が内部の多様な意見を収集するために利害当事者内部用の地域討論を展開することもできる。この場合、システムは、利害当事者が指定した討論関係者のみに討論を公開する。
【0060】

ニ.公開討論、秘密討論:討論参加者の制限による区分
−討論の全ての内容を公開する公開討論と、特定の討論ボディーのみに公開する秘密討論とに区分する。秘密討論は、公開討論の一部事案に対して行われることもできる。
【0061】

ホ.自由討論、パネル討論:参加パネルが制限的か否かの区分
−特定の利害当事者中心や特定のパネルでなく、不特定多数が参加して多様な意見を収集しながら行う討論を自由討論と言い、特定に委任されたパネルを中心として行う討論をパネル(Panel)討論と言う。
【0062】
−自由討論は、討論主題が広範囲であるか、特定の少数人の知識と意見では解決策を見出すことができない場合であるか、多数の意見を統合調整するための場合に適用されることができる。
【0063】
−一般的な既存のウェブサイトでのネチズン間の討論を自由討論と言える。すなわち、本発明で使われる用語であるパネル討論及び自由討論において、利害当事者により事前に委任されたパネルを中心として討論することをパネル討論と言い、事前に委任されたパネルなく、全ての視聴者に自由にパネルとして討論に参加できるように開放された討論を自由討論と言う。
【0064】

<自由討論の事例>
主題:“将来の善隣韓日関係のために両国の若者は相手国に対してどんな認識改善が必要であるか?”
参加者:韓日両国の全ての大学生参加可能
−自由討論は、パネルを事前に指定せず、討論途中に会員として随時パネル申請登録をすることができ、委任パネルの権限を有する。また、利害当事者も指定しない。すなわち、本発明で使われる用語である委任パネル及び任意パネルにおいて、討論で特定の主張やこれに対する反論などの意見を提示する人(または利害当事者)をパネルと言い、パネル討論で利害当事者により事前に指定されたパネルを委任パネルと言い、パネル討論や一般討論で討論途中に特定の争点に対して臨時に選定されたパネルを臨時パネルと言う。
【0065】
−自由討論は、利害当事者を指定しないので、討論結果や進行状況に対して直接的で且つ積極的に対応する主体がない。これは、討論結果が常に最善の結論を担保するとは言えず、討論結果によって利害関係が左右される特定の利害集団が表出されないので、討論の結論導出を一般的に行わない。また、討論規則も司会者が任意に決定する。
【0066】
−自由討論の進行は、結論処理部分を除いてパネル討論と同様に処理される。したがって、以下では、本システムに関する全ての説明と定義は、特別な言及がない限り、大部分パネル討論を中心として展開する。
【0067】

ヘ.政策討論、一般討論:討論の展開方式による区分
−特定の利害当事者により樹立された特定政策や事業計画、または方案など(以下、提案という)を討論開始時にまず開陳し、これを中心として討論を展開する方式を政策討論と言い、討論の細部事案によって任意に意見を提示し、これに対して反論する形式を一般討論という。
【0068】
−賛否討論は、大部分の場合、政策討論の形態で展開されることが好ましいが、解決策討論は、事案によって政策討論場合であってもよく、一般討論の形態で展開されてもよい。
【0069】
−討論の主題が細部事案で具体的である場合にも、政策討論として見なす。
【0070】
−一般討論の場合、司会者は、討論の体系的な進行のために討論開始に先立って討論事前情報を提供し、細部論点別討論のための小主題分類をしなければならない。反面、政策討論の場合は、提案自体が論点別に整理されていて、討論事前情報が表現されていると仮定することができるので、討論事前情報や小主題分類を省略することができる。本発明で使われる用語である事前情報は、パネルの討論の効率を高め、オーディエンスに討論の争点(焦点)を理解させるために、討論前に提供される全ての情報や事実であり、用語定義、客観的事実及び情報、問題点、至急性などがこれに該当し、司会者が直接提供したり、特定の利害当事者の助けを受けて入力し、必要に応じて、事前討論を通じて提供することもできる。
【0071】

ト.事前討論
−司会者が明白な事前情報を提供することができない場合、本討論の効率性のために問題点認識討論を行うことができる。また、解決策討論のように討論の範囲が非常に広範囲であるか、専門的知識が要求され、司会者単独で事前情報を提供することができない討論の場合にも、問題点に対する認識を互いに合意するための事前討論を展開することができる。
【0072】
事前討論の小主題
−事前討論は、必ず問題点、原因、解決の至急性の3つの事前情報項目に関する討論のみを行い、解決の至急性と原因は、本討論で行うこともできる。
【0073】
事前討論の進行及び手続
−事前討論は、たとえ本討論に従属されるが、1つの独立された討論であって、全ての処理過程を本討論と同様に行い、事前情報を確定するものの、評決が対立である場合、評決留保をして本討論に継承する。
【0074】
−事前討論の時限、主題設定、参加パネル決定などは、司会者と討論関係者の合意により決定する。
【0075】
事前討論の本討論継承
−事前討論は、再討論や、派生討論をせず、事前討論を通じて結論導出がなされない場合でも、その時まで登録された意見は、本討論の意見に継承され、本討論で継続行う。
【0076】

事前討論が必要であった事例:或る放送で実施した言論改革に対する討論の場合。(2時間実施)。
【0077】
・全体討論過程中に、言論改革の具体的必要性(私たちの社会に及ぼす影響の至急性)に対する両側の事前同意が全く確認されていない状態で討論を展開することによって、改革案を提示した市民団体とその案を反対する側が長時間討論をしたが、改革の方法論に対する核心事案は、正しく接近せず、無益な討論になってしまった。
【0078】
・すなわち、市民団体は、言論改革が最も至急な事案という観点から、国会、市民団体、言論人、読者などの汎国民的推進委を結成しようという改革案を主張し、反対側は、全般的な社会改革と噛み合って漸増的にしなければならない改革という考えが確認されただけである。
【0079】
・これは、言論改革の必要性は互いに認識したが、その必要性がある程度であるかに対する認識の差異があった。このような認識の差異をまず確認せずに、討論に臨んで両側の主張が平行線を書いた討論になってしまった。
【0080】

チ.反対討論
−討論進行時、いずれか一側が代案ない批判のみをすれば、反対側の利害当事者は、論理的に窮地に追い込まれる場合がある。この時、互いに立場を変えて論争をすることによって、相手側が代案を提示し、逆にこれを反論することによって、当初案の有効性を立証する方式。
【0081】
例)教師体罰の必要性に関する論争(本例で列挙された内容に対する適正性は論外にすること)
−体罰は、可能な限り無くしなければならないことを誰でも共感する。体罰は、誤ったことに対する処罰手段であって、東西洋を問わず人類が永らく使用したものである。誤ちに対する処罰は、本人と他人の誤ち再発防止を通じて多数の集団を統制するための必要悪であると認識されてきた。しかし、体罰無しに学生を有効に処罰する手段が現実的に存在しないことが教師の悩みである可能性がある。このため、体罰をすることができない場合には、教師が自ら教育者であることを放棄し、教育伝達者として傍観する傾向も生じ、教育的にさらに大きい問題をもたらす副作用も遠慮されるという問題がある。
【0082】
−この時、このような論争を“体罰の必要性と体罰の不当性”次元で論争するものでなく、“体罰がない時、統制手段(処罰)があるか否か?”で討論を進行し、進行方法も、互いに立場を変えて、体罰反対者は、教師の立場で体罰代案を提示し、教師は、代案に対して学生の立場で代案を避ける方法や代案が統制手段として有効でない事例をもって反駁する。
【0083】
−体罰反対論者にとってこのような討論を通じて体罰以外には現実的に代案が難しいことを悟るようにすることによって、体罰自体を否定するよりは、体罰方法(程度)や必要時点に対する論争にフォーカスを変えることによって、合意導出を誘導する。
【0084】

反対討論の運営
−反対討論は、討論全体でなく、必ず反論された特定主張(SA)のみを対象として行う。
【0085】
−反対討論の提議は、当該主張を登録したパネル(または利害当事者)のみが行うことができ、司会者がこれを受諾する場合に行うことができる。
【0086】
−司会者は、反対討論内訳と趣旨を入力し、システムは、自動で全ての当該討論ボディーに反対討論内訳と趣旨をEメールで通知する。反対討論内訳と趣旨は、当該反対討論と関連した討論の進行情報として保存されなければならない。
【0087】
−反対討論が決定されれば、司会者は、当該SAの反対内容を新しい小主題または新しいサブジェクトアーギュメントとして生成し、サブジェクトパネルも反対に指定しなければならない。また、システムは、反対討論のプレゼンテイションを本来のアーギュメントプレゼンテイションと異にして区分する。
【0088】
−反対討論の結果、変わった立場で相手のサブジェクトアーギュメントに対して適合した反論が提示され、再反論時限が終了するまで再反論を提起しなければ、当初のサブジェクトアーギュメントは、司会者により適合した評決として終結される。
【0089】
(上記例の場合、体罰反対者が提示したどんな体罰代案も有効な教育統制手段になられないものとして適正に反論されれば、体罰の必要性は認定されるものと終結される)
本発明で使われる用語である反論時限は、反論(カウンタアーギュメント)を登録する時限として討論規則で事前に決定される。また、反論時限を経過すれば、当該争点に対する討論攻防は終結される。
【0090】

−反対討論は、代案ない論理的反対のみを持続的に行うによって、論理的障壁を作って、止むを得ない次善の意思決定選択を封鎖する前近代的で且つ非生産的な政略的行為を排除するための有効な方策であって、本システムの効用性に対する最も核心となる要素になる。
【0091】

リ.再討論
−再討論は、討論評決が留保された討論を再討論することを言う。
【0092】
−再討論の発起は、全ての利害当事者の合意によって発起される。
【0093】
−パネルの変更:再討論時には、パネルが変更されて登録されることができる。
【0094】
−再討論が始まれば、システムは、本討論で処理された全ての意見をそのまま継承して討論を運営する。
【0095】
−再討論は、また各種討論規則、小主題分類などをそのまま継承するものの、小主題の場合、必要に応じて司会者によって追加されることができる。
【0096】

ヌ.秘密討論
−討論過程で言及される全ての意見に対して特別に特定の討論関係者のみに公開で行わなければならない場合、秘密討論をすることができる。
【0097】
−秘密討論の施行可否は、利害当事者の要請と司会者の判断により決定する。
【0098】
−システムは、特殊な暗号化技法(Encoding, Decoding)を使用して全ての討論情報を格納することによって、討論内訳が外部に無断流出されることを防止しなければならないし、また、パスワードを使用してサイト接近者に対する接近統制機能をも有しなければならない。
【0099】
−秘密討論のオーディエンス指定は、必ず登録された会員であるべきで、システムとは別途のオフライン処理による秘密印加手続を経て司会者により直接登録される。
【0100】
−秘密討論は、地域討論の性格であり、特定のサブジェクトアーギュメントに対して行う場合、派生討論となる。
【0101】

ル.派生討論
−討論途中に発生した特定の事案に対して専門的で且つ技術的な問題でパネル、利害当事者など討論ボディーが変更され、別途の討論をすることを言う。
【0102】
−派生討論を通じて得られた結論は、本討論の事前情報として自動登録される。
【0103】
派生討論の例
−製造業で生産、営業、購買資材部門が“適正在庫と納品期間(delivery)”に対する討論時、資材や原材料を納品する“協力業者との協調”という問題で協力業者の役職員を新しい利害当事者及びパネルとして定めて、別個の討論を施行する。
【0104】

派生討論の処理
−派生討論の施行可否は、パネルや利害当事者の提案と司会者の判断により決定する。
【0105】
−パネル、利害当事者が変わる新しい討論として処理される。
【0106】
−派生討論は、独立された討論として見なすものの、本討論では、派生討論との連結情報を維持し、画面プレゼンテイションは、本討論の小主題分類として処理される。
【0107】
−派生討論が始まれば、派生討論が終結するまで司会者は派生討論を惹起させた事案(主張や、主張根拠、反論など)に対して全ての討論を“保留”とする。
【0108】

図4は、本発明に適用される情報テーブルの詳細な構造図である。
【0109】
前記会員情報DB520は、所属組織員に対するデータベースが構築されている地域討論の場合、外部ファイル(企業内の人事ファイル)を直接ロード(Load)してデータベースを自動生成することができる機能を提供し、公共討論の場合は、会員が直接オンライン登録して生成されるようにするもので、会員情報DB520は、特定の組織や団体に対する情報である利害当事者情報522と、司会者、パネル、オーディエンスのように個人に対する情報である個人会員情報521とで構成される。これらの情報は、性格が異なる情報で構成されるので、物理的に情報を分離して二元化する。
【0110】
前記個人会員情報521には、ID、パスワード、住民登録番号、職業(職種)、所属、職位、氏名、連絡先(Eメール、電話番号)、最終学歴、登録日を記録する基本身上情報と、Personal Career(主要経歴)を10個まで登録する個人経歴情報とで構成する。個人会員は、討論参加ログ(Log)情報により会員の討論参加能力を測定することができる分類情報であって、オーディエンス(純粋なオーディエンス、パネルや陪審/投票をした実績がない会員)と、積極参加会員(積極的に投票/陪審をしたり、任意パネルの実行実績が相当水準に達している会員)、一般参加会員(投票/陪審をしたり、任意パネル実行実績がある会員のうち積極参加会員水準に至らない会員)とに区分される。
【0111】
前記積極参加会員で相当水準ということは、適用サイト別にサイト初期情報で規定し、個人別討論参加実績は、討論情報に対するログ情報DB560から抽出する。前記利害当事者情報522には、ID、利害当事者名、利害当事者分類、支持要請回数、<担当者情報−n>が格納され、<担当者情報−n>には、会員id−n、担当者名−n、職位−n、担当業務−n、連絡先−nが記録される。利害当事者とは、特定の企業や団体が内部的に使用する場合には、部署や事業部などの組織分類を言い、不特定多数を対象とするポータルサイトなどが使用する場合は、企業、団体、機関などの包括的な分類を言う。したがって、システムは、利害当事者分類をユーザが任意分類して使用するように設計する。
【0112】

前記討論情報DB530は、各々の討論を区分する討論基本情報531、当該討論の各種討論分類情報532、討論の諸運営規則を定めた討論規則情報534、討論の進行状況を把握できる討論進行情報535、討論小主題情報533で構成される。本発明で使われる討論規則情報は、討論を行うに先立って討論進行に対する規則を利害当事者と司会者が合意して入力する情報であり、討論規則は、システムで事前に定義された項目にしたがう。
【0113】
−討論情報の分類は、図38のように3段階に階層化されて形成、管理され、サイト運営者、討論司会者が分割して直接行う。このために、システムは、ウィンドウズ探索器のようなツリー形式の分類機能を提供する。
【0114】
1段階:討論の分野(issue category);社会、政治、教育、保健などの分類
2段階:討論主題;討論目録
3段階:討論小主題(主張分類);討論毎にいくつかの核心的な事案主張の分類
−1段階分類入力は、サイト運営者がサイト開設時に最初に行い、2、3段階分類入力は、司会者が討論別に異に行う。
【0115】

前記討論基本情報531には、全ての討論に関連した討論id、討論名、討論区分、討論期間などの討論の基本情報を格納し、本討論、事前情報討論、派生討論、反対討論、再討論などの討論区分情報を格納し、本討論でない派生討論、反対討論、再討論、事前情報討論などは、本討論の基本情報(討論id)を伴う。討論期間は、討論開始時に定められた討論期間と、反論時限まで延長された実質討論期間の2つで構成される。
【0116】
前記討論分類情報532には、賛否/解決策討論、地域/公共討論、公開/秘密討論などの討論の種類情報と、社会、政治、経済、保健などの討論分野に対する分類情報が格納される。
【0117】
前記討論規則情報534には、主張提出時限、反論/答弁時限、追加主張締切時限、事前情報反論時限を日数(days)で定義し、非公開意見(アーギュメント)採択可否、オーディエンス自由意見収容可否、対立意見オーディエンス投票可否、退出意見に対する制裁可否、評決留保如何を可否(yes/no)で定義し、各意見(アーギュメント)に対する変更許容回数+全体変更許容回数で意見変更許容回数を定義する。
【0118】

*前記討論進行情報535には、登録意見数(SA個数)、反論されたSA個数、評決されたSA個数、適合評決SA個数、退出意見個数、討論状況などの討論進行状況を把握できる情報が記録される。この情報は、討論別に‘討論状況情報’というメニューでオーディエンスに提供される。反論されたが、反論に対して再反論にならないSA(サブジェクトアーギュメント)を反論されたSAと言い、討論進行、討論取消、討論中止、討論締切、討論終了などを討論状況と言う。
【0119】
前記討論小主題情報533には、小主題id、討論id、小主題、小主題分類、サブジェクトパーティー、サブジェクトパーティー指定日の情報が記録され、小主題分類は、討論事案別に任意分類したり、下記のような分類をする。
【0120】
△問題点&解決策:問題点は、討論事案によって必要性や効果に代替されることもできる。
【0121】
△原因、要因:問題点の発生原因、要因
△各種事案の意味、定義:事案の核心内容に対する意味、定義を規定する内容
△事案の至急性:既存の多くの討論で一般的に看過する傾向が多いが、討論の成敗を左右する核心的な事案として重要度と時限性の2つの要因を常に考慮しなければならない。時限性は、特定の条件や与件で表現されることもでき、一定期間で表現されることもできる。
【0122】
討論に参加する主体は、特定の利害当事者(組織)や個人になる。これらは、討論によってパネルになることもでき、オーディエンスになることもできるので、オーディエンスを除いた全ての討論ボディー(body)は、討論に従属的に事前に定義される。利害当事者、パネル、オーディエンスなどの全ての討論ボディーは、特定の討論とは関係なく、会員情報に一括的に事前に登録され、討論別に登録が可能に基本情報を構成する。
【0123】

前記アーギュメント情報DB540は、討論過程で生成された全ての主張根拠、反論、質疑などのアーギュメント情報を格納するもので、アーギュメント情報とは、討論事前情報と討論過程で生成された全ての主張、反論、質疑をはじめとする各種アーギュメント541、542と各種評決情報、退出情報などの付加資料を総称し、事前情報543と退出意見情報544を除いて論理的に討論小主題別、利害当事者別に生成管理する。
【0124】
−アーギュメント情報は、討論小主題別に生成し、意見情報は、サブジェクト利害当事者の最初SA情報と、その他のCA情報の2つ情報に区分し、SA利害当事者の最初意見情報には、評決資料はもちろん、オーディエンスの自由意見情報とポール情報などが追加されることができ、全ての意見には、付加説明情報が存在することができる。
【0125】
−事前情報と退出意見情報は、利害当事者別に生成しない。
【0126】
−1つの小主題には、複数のSA利害当事者が、1つのSA利害当事者には、複数のSAが各々存在する。しかし、1つのSAに対しては、ただ1つのCA利害当事者が存在する。
【0127】
前記アーギュメント情報は、意見タイプによって次のように区分されて異に生成する。
【0128】
1.主張情報:主張id、主張者、日時、攻撃対象者、反論可否、評決状況、評決日時、討論id、小主題id、主張
*主張者は、利害当事者+パネルを称する。
【0129】
*反論可否は、当該SAのうつ1つでも反論がなされたか否かを言う。
【0130】
*攻撃対象者は、攻撃対象、すなわち主張に対する反論をすべき利害当事者を言う。
【0131】
2.主張根拠情報:主張id、主張根拠id、主張者、日時、攻撃対象者、根拠要件、根拠構造、根拠区分、反論可否、
オブジェクトArg−id、アーギュメント内容、攻防結果、評決情報、評決日時
*攻防結果:優勢、劣勢、対立
**評決情報:適合、条件適合、不適合、評決留保
3.反論及び再反論(カウンタアーギュメント):Arg−id、反論者、日時、区分、反論区分、再反論可否、反論対象SA Arg−id、CA内容、反論時限
*区分:SA、OA区分(SAに対する反論なのかOAに対する反論なのかの区分)
4.質疑:Arg−id、質疑者、日時、区分、質疑区分、答弁可否、質疑対象Arg−id、質疑内訳
*区分:SA、CA区分(SAに対する質疑なのかCAに対する質疑なのかの区分)
*質疑区分:反問、質問
5.答弁:Arg−id、答弁者、答弁日時、区分、答弁区分、空欄、当該質疑Arg−id、答弁内訳
*区分:SA、CA区分(SAに対する答弁なのかCAに対する答弁なのかの区分)
6.支持要請:Arg−id、区分、支持要請区分、支持要請文、支持要請期限(有効期限)
7.付加説明:Arg−id、当該Arg−id、当該単語連結情報、説明内訳
8.事前情報:Arg−id、小主題id、登録区分、構成項目区分、登録日付、事前情報内訳
9.退出意見情報:退出日時、退出事由、退出アーギュメント情報
*この時、主張情報と主張根拠情報をSA情報と称し、反論、質疑、答弁をCA情報と称し、本発明では、全てのアーギュメントを概念上別途の情報で表示するが、実際の詳細設計過程では統合されることもできる。また、SA利害当事者とCA利害当事者を統合することもできる。
【0132】
*前記全てのアーギュメントには、付加説明のためのタグ(Tag)情報が複数個存在することができ、7項の付加説明情報と連結される情報も存在する。
【0133】

前記討論ボディー情報DB550は、当該討論に参加した討論ボディーの情報を記録維持するための情報であって、前記会員情報DB520から生成され、司会者が討論を確定する時に、図5に示すように、登録する。当該討論に実質的に参加した討論ボディー(オーディエンス除外)の情報を維持するために、討論別に討論ボディーに対する情報を定義し、これを討論ボディー情報と言う。討論ボディー情報は、利害当事者、パネル、司会者の3つの必須登録情報551〜553と、選択的に定義することができる指定オーディエンス情報554とで構成される。個人情報は、可変情報であるから、討論当時の個人情報を討論ボディー情報に記録維持する。
【0134】
討論ボディー情報は、会員情報から共に次のように抽出登録する。
【0135】
[討論ボディー情報]=[討論情報+討論ボディー情報]
where、[討論ボディー情報];司会者、パネル、利害当事者、指定オーディエンス
討論情報;討論ID、討論名、討論期間、各種討論分類情報
討論ボディー情報;討論ボディーによって…
△司会者情報:基本身上情報+<パーソナルキャリア>
△利害当事者情報:基本資料+<担当者情報>
△パネル情報:基本身上情報+<パーソナルキャリア>+当該利害当事者id
△指定オーディエンス情報:パネル名、基本身上情報
*.担当者情報:利害当事者組織に所属された担当者
*.<>:情報が複数個で繰り返されるというノウテイション

<討論関係者の区分>
−司会者:討論を主管し、事前情報を提供し、パネルの募集、全ての意見をスクリーンしながら結論導出作業を行う。本発明で使われる用語である意見スクリーンは、主張、反論、再反論などの全てのアーギュメントに対して司会者が不良意見、無意味意見などをスクリーンして退出し、SA及びOAに対してシステムで事前に定義された意見分類に基づいて入力する行為である。
【0136】
−パネル:主張を提示し反論を提起する人。利害当事者の所属員や支持者、特定の利害当事者から事前に委任され登録された委任パネルと、討論途中に追加に任意登録された任意パネルとに区分する。
【0137】
−オーディエンス、会員:登録または非登録された全てのサイト訪問者をオーディエンスと言う。事前に登録されたオーディエンスを会員と言い、会員は、主張の評決時、投票を通じた陪審の役目をし、任意パネルになることもできる。
【0138】
△司会者、パネル、利害当事者は、討論に従属される、すなわち討論別に指定される情報として登録されるが、オーディエンスは、討論別に指定しない。
【0139】
△司会者、パネル、利害当事者も、会員として事前に登録され、個別情報は、会員情報に収録される。
【0140】
△指定会員、指定陪審員(以下、指定オーディエンスという):
・秘密討論や地域討論の場合、または討論の性格上、特別にオーディエンスを制限したり、投票陪審員を利害当事者の意思によって制限することもできる。これを各々指定会員、指定陪審員と言う。指定会員や指定陪審員は、事前に(討論開始前に)利害当事者と司会者の協議により討論別に指定する。
【0141】
−利害当事者(パーティー):討論の結果に直接または間接に影響を受ける団体または組織、利害当事者が直接パネルになることもできる。
【0142】

<討論関係者の役目>
オーディエンス、会員
−オーディエンスは、全ての討論参観者を称する。非会員をはじめとして、全ての会員と全ての討論関係者も、広い意味のオーディエンスである。
【0143】
−会員は、価値に対する投票を行い、討論に任意パネルとして参加することもでき、パネルに質疑をはじめとして自由意見をも提示することができる。
【0144】
−任意パネルとして参加する会員は、必ず意見を提示する前に、任意パネル登録をしなければならない。
【0145】

パネル
−パネルは、討論参加者を言い、各種主張、質疑、反論などの各種意見を提示する。
【0146】
−討論開始に先立って、討論を行う委任パネルを利害当事者が均衡的に指定する。すなわち、委任パネルは、利害当事者が指定(入力)する。
【0147】
−パネルは、職業、性別、年齢などの基本的な実名情報をはじめとして支持する当該利害当事者を指定するものの、委任されたパネルは、委任した利害当事者に中立または敵対的意見を開陳することができない。
【0148】
−討論途中にも、既存に委任されたパネル以外に追加に委任パネルを申請、実名登録をすることができるようにする。
【0149】
−討論途中に会員の要請によって司会者は臨時にパネルを選任することができる。これを任意パネルと言い、任意パネルの討論参加は、自身が登録した主張に限定されない。すなわち自身の意見に対する反論に対して再反論をすることができ、他のパネルの意見には質問を除いた一切の反論をすることができない。
【0150】

司会者
−討論の発起及び討論関係者交渉確定
−討論の進行方法及び規則に対して各利害当事者と協議確定
−討論基本情報及び規則情報入力
−争点の事前情報化
−利害当事者と協議を通じて討論の進行、統制、終了などを実行
−討論参加者の各意見を分析し、提示された意見の論理性や表現の適合性などをスクリーン、意見提示者と協議調整して意見退出を行う(意見スクリーン参照)。
【0151】
−非構造化された意見の受け付け時、提示された意見の構造化
−反対討論及び派生討論審査決定
−尖鋭に対立される価値の投票実行及び結果整理
−討論評決

利害当事者
−委任パネルの指定
−討論の進行方法及び規則に対して司会者と協議確定
−討論期限及び反論期限延長申請

前記ログ情報DB560には、次の2つの目的で全ての会員の意見提示、投票/陪審、接続/照会などの3つの実績情報を記録管理維持する。
【0152】
[1]討論参加度:全てのパネル、オーディエンスなど個人会員の討論参加度(関心度)を測定することができるロギング(Logging)情報を集合、分析して取得する。
【0153】
[2]討論進行過程の記録保存:
パネル別に討論期間内に新規入力、変更、削除(取消)された全てのアーギュメントに対して取り扱い者情報、処理視覚、処理タイプ、処理内容などの情報を記録管理維持し、全ての意見と反論など各種討論情報の生成根拠として記録維持する。
【0154】
−前記3つの実績情報をフィードバックして、どんな基準で会員の討論参加度を決定すべきかは、討論の性格や本システムの運営主体の観点、状況によって変わることができるので、本システムでは、カバーせず、別途に本システム使用運営者が任意に処理できるようにする。
【0155】

以下、上記のように構成されたインターネットを基盤とする討論システム及びその方法の作用効果を説明する。
【0156】
図6は、本発明に係る討論手続を示す全体流れ図であって、本発明の討論手続は、大きく、討論準備段階S100と、討論攻防段階S200と、討論評決段階S300及び討論終結段階S400の4段階で構成される。
【0157】
前記討論準備段階S100は、討論の主題、司会者、利害当事者及びオーディエンスを決定する討論決定過程S110と、討論期間、各種討論規則を協議決定、利害当事者別にパネルを決定する討論基本事項決定協議過程S120と、討論管理サーバーの運営者が討論を行う司会者をまず登録し、登録された司会者が討論に直接参加する残りの討論関係者を登録する討論関係者登録過程S130と、討論基本事項、討論性格分類及び事前情報を登録する討論運営情報登録過程S140と、討論の小主題を登録し、小主題別に意見開陳者(サブジェクトパーティー)を決定し登録する小主題登録過程S150とを含む。
【0158】
前記討論攻防段階S200は、サイト進行中の(On-going)討論目録に登録及び案内メッセージ(Msg)公告と、討論開始案内文をEメールで通知する討論開始過程S210と、サブジェクトオピニオン(SO)を登録し、新規意見登録案内文を討論関係者にEメールで自動通知するサブジェクトオピニオン登録過程S220と、サブジェクトオピニオン(SO)性格分類登録と不良意見退出をEメールで通知する意見スクリーン過程S230と、SOに対する反論(反対、条件提示、質疑など)登録と、反論登録案内文を討論関係者にEメールで自動通知する反論登録過程S240とを含む。
【0159】
前記討論評決段階S300は、反論放棄されたSOに対する攻防結果優劣処理(優勢、劣勢)する討論攻防結果処理過程S310と、攻防結果処理されたSOに対する適合、条件適合、不適合、留保などシステム評決(図25参照)するSO評決過程S320とを含む。
【0160】
前記討論終結段階S400は、討論期間終了時に締切処理(追加意見登録防止措置)と、討論終了案内文をEメールで通知する討論クロジング過程(S410)と、進行中の(On-going)攻防対立処理と、対立された攻防SO評決処理する攻防終結処理過程S420と、主張システム評決、小主題評決、討論全体評決処理する討論評決処理過程S430とを含む。
【0161】
上記のように、全体的な討論手続がなされる本発明のログイン動作を説明する。
【0162】
図7は、本発明に係るログイン及びメニュー活性化処理図である。
【0163】
本発明の討論管理サーバー100には、システム基本情報である基準情報DB510と会員情報DB520、討論登録情報である討論ボディー情報DB550と討論情報DB530が構築されていると仮定し、前記DBの情報登録は、後述する。
【0164】
まず、ユーザ(会員または非会員)が自身の端末機を用いてインターネット(ネットワーク網を含む)を介してサービス提供者の討論管理サーバー100のホームページ(ウェブサイト)に接続する(S1000、S1010)。
【0165】
前記討論管理サーバー100では、インターネットを介して接続されたユーザが登録会員であるか否かを判断し、登録会員なら(YES)、会員番号をウェブブラウザー上に位置する会員番号入力欄に端末機(例えば、キーボード)を介して入力し、入力された会員番号情報は、討論管理サーバー100に転送される(S1020〜S1040)。
【0166】
登録会員でなければ(N0)、討論に先立って所定の加入手続によって会員情報(名前、会員ID、パスワード、アドレス、年齢、職業、学歴、結婚可否などの基本情報)を登録して会員として加入し、会員情報は、討論管理サーバー100の会員情報DB520に登録される(S1041〜S1042)。
【0167】
前記会員情報DB520の会員情報登録を図9に整理した。
【0168】
−会員情報は、個人会員情報521と利害当事者情報522とに区分され、各討論に対する討論ボディー情報を生成するための基準情報であって、会員情報は、会員自身が討論と関係なく登録、維持管理するものの、公開される主要情報は、司会者または運営者により検証されなければならない。
【0169】
個人会員情報登録
−司会者、パネル、登録された会員などの全ての個人に関する情報である。
【0170】
−個人会員情報の会員idとパスワードは、個人が随時変更可能にする。
【0171】
−パーソナルキャリアは、10個まで登録可能であり、他人に公開されるためには、司会者や運営者が必ず経歴に対する検証をしなければならない。
【0172】
−司会者、パネルなどの討論ボディーとして決定される場合にも、司会者または運営者が個人身上に対して必ず検証をしなければならない。
【0173】
利害当事者情報登録
−担当者情報は、利害当事者を代表して司会者と討論を行う担当者であって、必ず当該利害当事者に帰属されている個人会員であるべきで、個人会員情報から抽出されるようにする。
【0174】
−利害当事者情報に記録される担当者は、討論参加実績がある全ての担当者が記録蓄積され、討論ボディー、利害当事者情報には、当該討論に代表として参加した担当者が記録される。
【0175】

上記のように、会員情報DB520に会員情報が登録された後、端末機を介して会員番号を入力すれば、討論管理サーバー100では、端末機から入力された会員番号を会員情報DB520に格納された番号と比較し、一致するか否かを判断する(S1040)。会員番号が一致すれば(YES)、討論管理サーバー100では、討論ボディー情報DB550に構築された討論ボディー情報をチェックする(S1050)。
【0176】
この時、討論ボディー情報DB550に構築された討論ボディー情報の登録を討論ボディー別または会員区分によってその構成を異にし、運営者/司会者/利害当事者/オーディエンス/パネルなどのメニュー画面をユーザ端末機に送出する(S1060)。
【0177】
したがって、ユーザがログインをする場合、メニュー画面で図8に示すように、自動で討論ボディーを‘運営者’、‘司会者’、‘利害当事者’、‘オーディエンス’、‘パネル’に区分して、討論ボディー別に当該メニューのみを活性化するが、ユーザが会員加入しない場合にも、各種出力及び照会[共通モード(F)]は、全ての討論ボディーと接続者に共通に提供される(S1070)。
【0178】
また、図8から分かるように、システムで処理するシステムモード(S01〜S09)は、ユーザ端末機にメニュー画面として活性化されず、内部で処理がなされる。
【0179】
次に、ホームページに接続したユーザが運営者(Aモード)である時、プロセス処理動作を図10を参照して説明する。
【0180】
新規討論生成モード(A01)が選択されれば、端末機に討論情報登録画面が送出され、運営者が討論期間、討論名などの基本情報を入力し、運営者が入力した基本情報は、討論情報DB530の討論基本情報531に登録される(S10000〜S10030)。
【0181】
司会者登録指定(A02)モードが選択されれば、端末機に討論ボディー情報登録画面が送出され、運営者が司会者を指定して入力し、運営者が入力した司会者は、討論ボディー情報DB550の司会者情報551に登録される(S10040〜S10070)。
【0182】
前記討論ボディー情報DB550の討論ボディー情報登録を整理すれば、次の通りである。
【0183】
−討論ボディー:利害当事者情報において担当者情報は、複数個が登録可能である。複数個が登録された場合は、当該討論の共同代表者を意味する。
【0184】
−討論ボディー情報は、討論に直接参加する司会者、利害当事者、パネル、指定オーディエンスで構成され、運営者は、新規討論を生成し、司会者を登録し、登録された司会者は、残りの討論ボディーを登録し、全ての討論ボディー身上情報は、会員情報から抽出され、パネル討論でない場合、司会者情報のみが登録される。
【0185】
登録情報:[討論ボディー情報]=[討論情報+討論ボディー情報]
where、[討論ボディー情報];司会者、パネル、利害当事者、指定オーディエンス
討論情報;討論ID、討論名、討論期間、各種討論分類情報
討論ボディー情報;討論ボディーによって…
△司会者情報:基本身上情報+<パーソナルキャリア>
△利害当事者情報:基本資料+<担当者情報>
△パネル情報:基本身上情報+<パーソナルキャリア>
△指定オーディエンス情報:パネル名、基本身上情報

次に、ホームページに接続したユーザが司会者(Bモード)である時、プロセス処理動作を図11乃至図17を参照して説明する。
【0186】
(1)司会者モード(Bモード)で討論運営情報登録(B02)が選択された時の動作を図11を参照して説明すれば、討論規則を協議した後、端末機に討論情報登録画面が送出され、司会者が討論区分、討論分野などの討論運営情報を入力し、司会者が入力した討論運営情報は、討論情報DB530の討論進行情報535に登録される(S20000〜S20030)。
【0187】
司会者が入力した討論区分が本討論である場合、入力された情報が討論情報DB530の討論分類情報532と討論規則情報534に登録される(S20040〜S20060)。
【0188】
前記討論情報DB530の討論情報登録を整理すれば、次の通りである。
【0189】
−討論情報は、[1]討論が決定されれば、基本的に登録する情報(討論基本情報)と、[2]司会者が利害当事者と協議、登録する情報(討論運営情報)とに分離されて生成される。
【0190】
−討論基本情報は、討論主題、開始日付&締め切り日付、討論区分、討論カテゴリーなどの情報を言う。
【0191】
*討論区分:本討論、事前情報討論、派生討論、反対討論、再討論などの区分情報。
【0192】
−討論運営情報は、次の情報を言う。
【0193】
△討論規則情報
△討論分類情報:討論の種類、性格などの分類情報
△討論小主題(optional)情報
*△事前情報:討論の発生原因になる問題点(optional、特定の利害当事者が登録することもできる)

討論運営規則の決定
−全ての討論では、司会者とパネルとの間に事前協議に基づいて反論時限、意見変更許容回数、適否評決可否などの討論の運営に関する諸規則を決定する。
【0194】
−討論規則が決定されれば、司会者は、システムが提供する討論規則情報入力形式に合わせて規則情報を入力する。
【0195】
−討論規則は、討論途中に司会者と利害当事者間の合意により随時変更されることができる。
【0196】

討論規則の種類
△討論タイプ決定:秘密/公開可否、公共/地域可否
△討論期間及び意見提出時限:討論期間と主張提出時限、反論/答弁時限、追加主張締切時限
△事前情報反論時限:SAに対する反論時限とは異に設定することができる。
【0197】
△非公開アーギュメント採択可否:意見提出時限まで登録された意見を非公開する。
【0198】
△オーディエンス自由意見収容可否。
【0199】
△支持要請許容回数、支持要請締切時限。
【0200】
△対立意見に対するオーディエンス投票可否。
【0201】
△退出意見に対する制裁可否。
【0202】
△意見変更許容回数(同一意見変更回数、全体変更回数)。
【0203】
△司会者評決留保可否。
【0204】

(2)司会者モード(Bモード)で討論ボディー情報登録(B01)が選択された時の動作を図12を参照して説明すれば、討論種類をチェックしてパネル討論であるか否かを判別する(S20100〜S20120)。
【0205】
判別結果、パネル討論なら、端末機に討論ボディー情報登録画面が送出され、司会者が利害当事者、パネルなどの討論ボディー情報を入力し、司会者が入力した討論ボディー情報は、討論ボディー情報DB550のパネル情報552と利害当事者情報554に登録される(S20130〜S20140)。
【0206】
司会者が入力した討論が秘密討論または地域討論であれば、指定オーディエンスを入力して討論ボディー情報DB550の指定オーディエンス情報553に登録する(S20150〜S20160)。
【0207】
(3)司会者モード(Bモード)で討論小主題登録(B03)が選択された時の動作を図13を参照して説明すれば、討論区分をチェックして政策討論であるか否かを判別する(S20200〜S20210)。判別結果、政策討論なら、討論小主題を自動登録処理し、動作を終了する(S20211)。前記判別結果、政策討論でなければ、小主題を決定して小主題情報登録画面を端末機に送り出し、司会者が小主題情報、小主題別サブジェクトパーティーを入力すれば、これを討論情報DB530の討論小主題情報533に登録し、サブジェクトパーティー指定日から主張提出時限をカウンターする(S20220〜S20270)。
【0208】
次に、討論開始処理目録を登録し、討論開始処理案内文を公告しながらEメールで通知する(S20280〜S20300)。
【0209】
前記討論情報DB(530)の討論小主題情報登録を整理すれば、次の通りである。
【0210】
−小主題情報登録作業は、[1]小主題分類情報の登録と修正を含み、[2]小主題の性格による討論展開方法(SP指定)などを処理する。
【0211】
−政策討論でない場合、全ての小主題情報は、司会者が入力し、最初SA登録を行うサブジェクトパーティーを指定する。
【0212】
−政策討論の場合、討論主体利害当事者(ディベイトサブジェクトパーティー)がSA主張登録を終了すれば、システムは、自動で主張分類を小主題情報として生成する。
【0213】
−小主題が登録されれば、システムは、主張提出時限を起動(Count-down)する。
【0214】
−討論小主題が登録され、進行中の(On-going)目録が登録される場合、討論開始処理する案内文を公告しながらEメール通知する。
【0215】

小主題の意味
−討論(争点)の意味、性格、必要性、問題点など討論の小さい主題であって、小主題抽出の適合性は、討論の進行を効率的に運営するための核心的事案である。(図33参照)
−討論の効率性を向上し、今後情報化のために主張の性格を分類(中分類)するためのサブ主題であって、オーディエンスが全体討論進行状況を小主題タイプ別に一目瞭然に把握できるようにするためのプレゼンテイション分類でもある。
【0216】
−小主題の性格は、意見開陳の順序を決定する(討論展開方法参照)
−討論の主題が特定の具体的事案である場合、小主題設定を省略することができる。
【0217】
<小主題の例>
*討論主題(賛否討論)−公務員労組設立を許容するか?
小主題−公務員は、企業の労働者と何が異なるか?
−労組の成立必要充分条件は何であるか?(労組の必要性、条件など)
*討論主題(賛否討論)−週5日勤務制
小主題−何故すべきが?または法制化の必要性は何であるか?
−施行時、どんな集団にどんな問題点があるか?その解決策は?
−週5日勤務制がどれくらい至急な事案であるか?
*討論主題(解決策討論)−不動産投機過熱に対する対策
小主題−どんな問題点があるか?(問題点の深刻程度)
−どんな解決策があるか?

小主題設定
−政策討論を除いて小主題設定は、討論が確定された時点に必ず司会者の主導で利害当事者との協議により決定し、討論が進行された後、追加、変更されることもできる。
【0218】
−政策討論の場合、小主題設定は、討論主体利害当事者が主張の入力完了時に主張分類によってシステムが自動で設定する。
【0219】
−小主題の設定は、討論の性格によって、または討論状況によって広義で設定されることもでき、狭義で設定されることもできる。これにより、特定の討論では、小主題として設定された事案が他の討論では主張として設定されることもできる。
【0220】
−全ての主張は、本小主題に従属分類されてシステムで管理される。
【0221】
−小主題が決定されれば、司会者は、各小主題の性格によって特定の利害当事者(サブジェクトパーティー)が当該小主題に対してまず意見(サブジェクトアーギュメント)を開陳するように指定する。したがって、司会者は、全ての利害当事者に充分にサブジェクトアーギュメントを開陳することができるように小主題を設定しなければならない。
【0222】

小主題の一般的項目
−下記の項目は、一般的に討論争点の要点主題と言える。したがって、下記項目の全体または一部が討論の小主題として必ず設定されるべき項目と言える。
【0223】
△各種事案の意味、定義:事案の核心内容に対する意味、定義を規定するための質問。
【0224】
△問題点&解決策:討論事案によって問題点は必要性に、解決策は効果に各々代替されることもできる。
【0225】
△原因、要因:問題点の発生原因、要因に対する事案。
【0226】
△事案の至急性:既存の多くの討論で一般的に看過する傾向が多いが、討論の成敗を左右する核心的な事案として重要度と時限性の2つの要因を常に考慮しなければならない。時限性は、特定の条件や与件で表現されることもでき、一定の期間で表現されることもできる。
【0227】
(4)司会者モード(Bモード)で事前情報登録(B04)が選択された時の動作を図14を参照して説明すれば、討論区分をチェックして事前討論であるか否かを判別する(S20400〜S20410)。
【0228】
判別結果、事前討論でなければ、事前情報を協議した後、合意された事前情報があるか否かを判別し、合意された事前情報がある場合には、事前情報登録画面を端末機に送り出し、司会者が事前情報を入力すれば、小主題別に事前情報をアーギュメント情報DB540の事前情報543に登録する(S20420〜S20460)。
【0229】
前記アーギュメント情報DB540の事前情報登録を整理すれば、次の通りである。
【0230】
−討論に先立って討論の効率性のために討論争点に対して明確に規定する情報である。
【0231】
事前情報構成
−事前情報は、次の項目(以下、事前情報構成項目区分)のみで構成されなければならない。
【0232】
・懸案問題点:討論を引き起こす懸案問題点に対する規定。
【0233】
・原因:問題点の原因、懸案問題点に含まれることもでき、省略されることもできる。
【0234】
・解決の至急性:問題解決の至急性に対する規定、時限的に表現されることもでき、重要度で表現されることもできる。
【0235】
事前情報登録
−事前情報が生成される場合は、下記の2つ(以下、事前情報登録区分)であり、小主題別に登録される。
【0236】
[1]司会者が任意に提供する場合
[2]事前討論または本討論結果、適合判定を受けたアーギュメントのうち司会者が事前情報として確定した場合
事前情報登録形式
−アーギュメント登録形式と同様に処理し、次の情報が生成される。
【0237】
・Arg−id、小主題id、登録区分、構成項目区分、登録日付、事前情報内訳
−付加説明も登録することができる。
【0238】

事前情報の意味
−討論に先立って、無用な論争と無知な論理を排除するために、何が争点であるかを明確に規定することを言う。すなわち、問題点、必要性などの討論を引き起こす全ての要因に対して討論開始前に性格を明確に規定することを言い、このような要因を便宜上問題点として総称する。
【0239】
−事前情報は、上記の要因以外に解決の至急性、専門用語解説などの付加的情報をも含む。
【0240】
−事前情報は、概念上、討論小主題のうち必須項目に対する情報を生成するものとして認識し、全ての討論参加者が討論の全ての展開に対する仮定として認識しなければならない。
【0241】
事前情報の構成
−事前情報は、次の項目で構成する。
【0242】
・懸案問題点:討論を引き起こす懸案問題点が何であるかを明確に規定する。
【0243】
例)選挙法改正に関する討論のうち地域区議員数を減らし、職能全国区議員数の比率を高めようという討論のうち職能代表議員数が少なくて、私たちの社会にどんな問題点があるか?地域を代表する全国区は何の意味があるか?などが懸案問題点になる。
【0244】
・原因:問題点の原因。懸案問題点に含まれることもでき、省略されることもできる。
【0245】
・解決の至急性:問題解決の至急性を規定する。この至急性は、時限的に表現されることもでき、重要度で表現されることもできる。至急性は、討論者の問題点認識と関連して争点のフォーカスを規定する非常に重要な項目である。討論事案によっては司会者がこの至急性を規定することができず、問題点認識のための事前討論を通じて規定されることもできる。
【0246】

事前情報の提供
−政策討論の場合、政策や方案などの提案者が提案背景、すなわち提案を施行しない場合に発生する(または発生予想される)問題点や現象を討論事前情報として登録することができ、司会者は、提案者と協議して討論事前情報を整理して掲載する。
【0247】
−一般討論の場合、事前情報は、司会者が任意に提供することもでき、事前討論を通じて決定することもでき、事前情報を省略し、本討論を展開することもできる。
【0248】
−事前情報が提供されていない場合にも、討論小主題情報は提供されなければならない。
【0249】
−事前討論を通じて終結(評決)された意見は、司会者によって事前情報として確定されることができる。
【0250】
−また、事前情報及び事前討論無しに本討論を行う場合、討論過程で終結(評決)された意見が事前情報の性格を有する意見として判断される場合、討論利害当事者の合意を経て司会者がいつでも事前情報化することができる。
【0251】
−事前情報が登録されても、討論小主題を追加に生成することができる。
【0252】

事前情報の登録形式及び異義
−事前情報の形式も本システムで規定する意見構造化形式であるべきで、特定の価値観や主張が排除された事実や情報のみで構成されなければならない(主張と主張根拠参照)。
【0253】
−事前情報も異議を提起して討論の対象になることができる。司会者は、事前情報に対して妥当な反論が提起されれば、討論の対象として確定しなければならない。討論の対象として確定されれば、当該事前情報は、討論終結されるまで事前情報から除外されなければならない。
【0254】

(5)司会者モード(Bモード)で意見スクリーン(B05)が選択された時の動作を図15を参照して説明すれば、意見スクリーン対象目録が生成され、意見スクリーン処理画面を端末機に送出する(S20510〜S20520)。
【0255】
その後、対象意見項目別に退出可否及び意見分類コードを選択し、司会者処理をチェックした後、未処理項目があるか否かを判別し、未処理項目があれば、再処理要請メッセージを端末機画面に送出する(S20530〜S20561)。
【0256】
判別結果、未処理項目がなければ、意見退出があるか否かを判別し、意見退出があれば、システム退出処理を行い、退出実績を討論ボディー情報DB550のパネル情報552に登録し、退出内容を生成してアーギュメント情報DB540の退出意見情報544に登録する(S20560〜S20571)。
【0257】
前記判別結果、意見退出がなければ、意見分類コードをアーギュメント情報DB540に登録し、反論時限をカウンターする(S20570〜S20590)。
【0258】
*前記アーギュメント情報DB540の意見スクリーン登録を整理すれば、次の通りである。
【0259】
意見スクリーンとは?
−新規で登録された各種意見に対して司会者またはシステムは、これらの意見を分析して主張根拠及び反論のタイプを決定登録し、討論の進行に妨害される無意味、重複または不健全意見を退出する処理を言う。
【0260】

退出処理と制裁
−サイトの質的水準を維持するために、悪口が含まれた意見、意味ない主張/反論及び質疑など討論を妨害する行為(以下、不健全意見または退出意見という)を司会者が徹底的にスクリーンして退出することによって、討論の円滑な進行を誘導する。
【0261】
−特に、無意味意見と平行的意見に対する退出が適切になされるかは、討論進行の成果と評決処理に重大な影響を及ぼすことを留意しなければならない。
【0262】
−システムは、司会者が全ての意見に対して容易にスクリーンすることができるように新規で登録された意見のみを別途に整理提供する。
【0263】
−退出された意見を提示したパネルは、一定の制裁を加えることを原則とする。
【0264】
−しかし、司会者がこのような権限を乱用してパネルの正当なアーギュメントを任意に退出させることを防止するために、システムは、基本的に次の退出意見箱機能を有する。
【0265】
−SAとOAに対する分類情報入力は、意見退出処理時に行われる。
【0266】

反論に対するシステム意見スクリーン
−意見退出は、原則的に司会者が当該意見を直接スクリーンしなければならないが、SAに対する反論が次のような場合、システムは、自動で意見退出する。
【0267】
△計量的主張に対する反論が条件提示である場合。(無意味意見)
△非計量的主張に対する反論が消極的反対である場合。(平行的意見)
−上記のような場合が発生する時、システムは、司会者に退出情報を提供する。
【0268】

退出意見箱運営
−司会者やシステムにより退出された意見は、必ずその退出事由と一緒に退出意見箱に格納する。
【0269】
−退出意見箱も、容易に検索できるように正常討論と同様に討論別、小主題別などの多次元分類をする。
【0270】
−退出事由:次のように分類する。
【0271】
1.不良意見:悪口や根拠ない誹謗が入った意見
2.重複意見:既に他のパネルによって登録された意見と同じ意見(補充意見参照)
3.無意味意見:論点、焦点から外れたり、意見分類がなされないか、または無意味な意見
本発明で使われる用語である意見分類(Argument category)としては、提示されたSA及びOAに対して性格を規定したシステム分類(SAの場合、SAの性格による事実、価値(論理)、方案などの主張根拠区分と、SA間の論理的相関関係を従属性または独立性で規定する主張根拠構造)と、OAの場合、SAに対する対応程度(完全反対、条件提示など)を規定する反論分類がある。
【0272】
4.平行的意見:根拠無しに反論を提起して論争を平行的に進行させる意見
−健全なパネルや司会者なら、このような意見退出状況は発生しない。従って、本機能は、司会者が討論運営を任意に進行させないようにするための牽制手段として作動される。
【0273】

退出意見に対する制裁
−退出意見を提示したパネルは、司会者によって警告措置、討論参加制限、パネル資格剥奪の制裁を加え、システムは、制裁のための情報を収録、提供する機能を有する。
【0274】
−討論参加制限とパネル資格剥奪措置がなされる場合、システムは、意見登録を拒否する。
【0275】
−システムは、制裁種類別に制裁回数、経過期間などを入力、照会の機能を提供し、司会者は、システムが提供する情報を参照して制裁措置内容を入力したり、制裁を解約することができる。
【0276】
−本制裁の具体的方法は、事前討論規則で定め、制裁が免除されるように定めることもできる。
【0277】
△討論過程で登録されたSA及びOAの性格分類選択
−SA:根拠構造及び根拠区分
−OA:反論区分
△討論過程で提示された全てのアーギュメントに対して司会者が下記の意見を退出する機能。
【0278】
[1]不良意見[2]無意味意見[3]重複意見[4]平行的意見

システム提供目録:システムは、本意見退出のために次の目録を意見スクリーン処理画面に提供。
【0279】
[1]新しく登録されたアーギュメント。
【0280】
[2]登録されたアーギュメントのうちまだ意見スクリーンを行わないアーギュメント。
【0281】
[3]新しく変更された意見

意見スクリーン処理:意見スクリーン処理画面を用いて次のように行う。
【0282】
[1]司会者処理:
−退出である場合、退出事由を入力し、討論規則によって適切な退出意見に対する制裁を行う(退出でない場合、当該アーギュメントに意見スクリーン終了情報を入力する)。
【0283】
−SA及びOA性格分類情報入力。
【0284】
[2]システム処理:
−退出意見は、アーギュメント情報から削除し、退出事由と一緒に退出意見箱に生成する。
【0285】
−当該パネルに対する退出記録を討論ボディー情報、パネル情報に収録する。
【0286】

(6)司会者モード(Bモード)で支持要請検討(B05−1)が選択された時の動作を図16を参照して説明すれば、支持要請を司会者が検討するために討論攻防状況画面を端末機に送出する(S20510〜S20520)。
【0287】
その後、要請文を検討して取消があるかを判別し、取消があれば、強制締切を選択して強制締切をアーギュメント情報DB540に登録し、これをEメールで通知する(S20720〜S20760)。
【0288】

(7)司会者モード(Bモード)で司会者評決(B07)が選択された時の動作を図17を参照して説明すれば、主張を司会者が評決するために討論が政策討論であるか否かを判別し、政策討論でなければ、主張根拠評決現況画面を端末機に送出する(S20800〜S20820)。
【0289】
その後、主要根拠を指定してチェックした後、主要根拠が全部適合すれば、適合判定をアーギュメント情報DB540に登録し、一部の主要根拠が適合しなければ、不適合判定をアーギュメント情報DB540に登録し、主要根拠が一部留保であれば、留保判定をアーギュメント情報DB540に登録する(S20830〜S20871)。
【0290】
前記主要根拠が一部留保でなければ、条件適合をアーギュメント情報DB(540)に登録し、司会者評決タグを格納する(S20870〜S20880)。
【0291】
前記判別結果、政策討論であれば、必要性提示、方案、問題点及び対策をチェックし、適合要件であれば、適合判定をアーギュメント情報DB540に登録し、不適合要件であれば、不適合判定をアーギュメント情報DB540に登録し、留保要件であれば、留保判定をアーギュメント情報DB540に登録する(S20900〜S20931)。
【0292】
前記留保要件でなければ、条件適合をアーギュメント情報DB540に登録する(S20932)。
【0293】

(8)司会者モード(Bモード)でオーディエンスポール(B20)が選択された時の動作を説明する。
【0294】
ポール実施条件
−オーディエンスポールの実施は、ただ最初サブジェクトアーギュメントに限って下記の3つの条件が成立する場合に限って行う。
【0295】
1.当該最初SAが対立として評決された場合
2.最初SAの根拠区分が論調(価値)である場合
3.討論規則でオーディエンスポールを行うと規定した場合

実行方法
−単純な賛否を問うものでなく、その賛否事由を選択するようにして、賛否事由をどのように認識するかに対する傾向を把握できるようにすることによって、さらに実証的な世論の収集を図る。
【0296】
−賛否事由とは、討論過程で提示された全ての当該SAとCA(以下、世論導出項目という)を言い、賛成である場合はSAが、反対である場合はCAが世論導出項目になる。
【0297】
−ポールの実施期間は、討論規則で定め、ポールが実施されれば、システムは自動で当該オーディエンスにポールの実施案内文をEメールで転送する。
【0298】
−事案によって意図的特定階層の集中的投票を防止するために、標本抽出を通じて限定されたオーディエンスを選択することもできる。
【0299】
−投票をするオーディエンスは、必ず本システムの事前登録された実名の会員であるべきで、仮に非会員まで拡張する場合、実名検証(住民番号、氏名、Eメール、アドレス、職業タイプ)をしなければならないし、実名検証は、Eメールで必ず確認する。
【0300】
−ログイン情報をチェックして、1人1投票を立証するシステム方案を模索する。
【0301】

ポールの実施結果処理
−ポールが終了すれば、システムは、自動ですべてのオーディエンスに賛否結果、賛否事由を提供し、投票結果の偏向性向を把握するための投票者の地域別、性別、年令別、職業別などの情報をも提示する。
【0302】
−ポールの実施結果は、自動で評決情報として記録される。
【0303】

次に、ホームページに接続したユーザが利害当事者(Cモード)の時、プロセス処理動作を図18を参照して説明する。
【0304】
委任パネル登録(C01)が選択されれば、端末機に討論ボディー情報登録画面が送出され、利害当事者が委任パネルを討論ボディー情報DB550のパネル情報552に登録し、支持要請(C02)が選択されれば、後述する段階S40200に進行し、支持要請及び回答動作を処理する(S30000〜S30010)。
【0305】
支持要請登録(C02−1)が選択されれば、要請文作成画面を端末機に送り出して、要請文を作成した後、要請文をアーギュメント情報DB540に登録し、討論攻防現況に反映する(S30100〜S30130)。
【0306】
次に、反論時限を延長してアーギュメント情報DB540に登録し、これをEメールで通知した後、検討要請検討(B05−1)モードに入る(S30140〜S30150)。
【0307】
次に、ホームページに接続したユーザが委任パネル(Dモード)の時、プロセス処理動作を図19乃至図22を参照して説明する。
【0308】
(1)パネルモード(Dモード)で主張登録(D01)が選択された時の動作を図19を参照して説明すれば、入力の種類を判別し、主張なら、エディタ有無をチェックし、エディタが設置されたか否かを判別する(S40000〜S40010)。
【0309】
エディタが設置されていなければ、エディタを自動でダウンロードされ、エディタが設置されれば、エディタを実行してエディタ画面を端末機に送出する(S40020〜S40040)。
【0310】
エディタ画面に意見を入力すれば、意見がアップロードされ、意見がアーギュメント情報DB540に登録され、新しい意見が登録されたことを自動で通知する(S40050〜S40070)。
【0311】

意見変更
−登録された意見(SA&OA)は、下記のような場合(以下、進行された意見という)を除いて、登録者により全体または一部を1回に限って削除/変更をすることができる(以下、意見変更という)。
【0312】
・他人によって反論されたり、
・他人によって意見が追加された時
−意見変更は、当初意見を完全に新しい意見に変えることを意味し、システムは、変更内訳を討論関係者にEメールで自動通知する。
【0313】
−意見が変更されれば、システムは、反論時限を自動で延長する。
【0314】
−1つの意見に対して意見変更は、ただ1回だけ行うことができ、全体変更回数は、討論開始前に定めた討論規則情報により変更回数が制限されることもできる。
【0315】

意見撤回
−進行された意見は、変更をすることがないが、意見を登録したパネルが反論に対して承服したり提示された意見に欠点があると判断されれば、任意に意見撤回をすることができる。
【0316】
−意見が撤回されれば、システムは、当該意見と反論を撤回された意見としてオーディエンスが認知できるように、画面プレゼンテイションに反映し、全ての討論関係者に自動で撤回内訳をEメールで通知し、撤回された意見に対して反論や質疑を登録することができないように措置する。
【0317】
−撤回された意見自体はもちろん、撤回された意見に対する反論と質疑も修正されたり削除されたりすることができない。
【0318】

代替意見
−提示された意見を一部欠点で撤回した場合、1回に限って代替意見を登録することができる。しかし、代替意見は、当初意見の内容を一部変更した意見であるべきで、当初意見と完全に関係ない新しい意見になることができない。
【0319】
−代替意見が登録されれば、司会者は、意見スクリーンはもちろん、当初意見と代替意見とを比較し、代替意見の正当性を確認して退出させることができる。
【0320】
−代替意見が登録されれば、オーディエンスが当初意見と反論を代替意見と連係して照会され得るようにシステムを措置しなければならない。
【0321】
−代替意見は、意見撤回後に24時間以内に登録されなければならない。仮に、意見撤回後に代替意見が登録されていない場合、システムは、自動で当該意見を不適合評決処理する。
【0322】

(2)パネルモード(Dモード)で反論登録(D02)が選択された時の動作を図20を参照して説明すれば、討論攻防状況画面を端末機に送り出し、反論対象アーギュメントを指定して対象アーギュメントが意見スクリーンであるか否かを判別する(S40100〜S40130)。
【0323】
判別結果、対象アーギュメントが意見スクリーンでなければ、エラーメッセージを端末機画面に送り出し(S40131)、対象アーギュメントが意見スクリーンであれば、反論入力画面を端末機に送り出して意見を入力すれば、意見がアップロードされ、意見がアーギュメント情報DB540に登録され、新しい意見が登録されたことを自動で通知する(S40140〜S40170)。
【0324】
*前記アーギュメント情報DB540の主張、反論登録を整理すれば、次の通りである。
【0325】
入力の種類と方法
・SA入力:新しい主張と関連主張根拠(アーギュメント)の入力及び追加、変更
−付加情報入力:入力者、主張及び主張根拠の各種分類などの付加情報
・反論、質疑入力:SAを除いた特定のアーギュメント数に対する反論、質疑などのカウンタアーギュメント入力
・入力方法:意見構造化登録画面を用いて図33のようにオフラインで入力する。(意見構造化登録参照)
本システムの意見構造化登録の核心的特徴は、
[1]各種意見(主張、反論)を論点別にブレークダウン、構造化登録し(問題点認識及び導出)、
[2]論点別に対立される争点に対してパネル間に一定の討論規則下に対話式討論攻防を展開し(知識の蓄積及び葛藤の確認)、
[3]討論攻防結果と討論規則による討論結論を導出し(解決点導出)、
[4]このような討論進行状況を構造化されたプレゼンテイションを通じて全てのオーディエンスに体系的情報として提供し、合意及び世論導出を図ることにある。(合意、理解)
・サブジェクトアーギュメント(SA)入力:構造化入力画面を用いてSAを入力する。
【0326】
・カウンタアーギュメント(CA)入力:SAを除いた特定アーギュメントに対する反論、質疑などのカウンタアーギュメントを当該アーギュメントとして選択し、オンラインで入力する。
【0327】
・構造化登録
−討論の情報化と対話(Interactivity)のためにSAである主張と主張根拠をブレークダウンし、構造化されたオフライン方式のフォーマットされた編集機(エディタ)による入力を言う。
【0328】
−フォーマットされた入力処理のためにActive X方式の特殊なエディタを開発、ダウンロードして処理する。
【0329】
−ダウンロードされたエディタは、サーバープログラムにより自動で実行される。
【0330】
・エディタ機能
−エディタは、入力、複写、整列などの一般的なテキスト編集機能を保有し、代表語と本文で構成された文枠を自動で生成する。(図37参照)
−エディタは、入力が終了する場合、入力された諸情報をDBにアップロードする。サーバーと通信上の問題が発生すれば、PCに臨時に格納し、今後ユーザによりマニュアルアップロードする。
【0331】
−入力画面は、個別アーギュメントの入力窓と、入力された主張根拠等を見ることができるビューアー窓とで構成され、入力完了したアーギュメントはビューアー画面に自動移動する。
【0332】
−ビューアーパネルでは、各主張根拠個体の大きさが多様なので、可視化(visualization)のためにマウスによる移動、大きさ調整、整列などの配置機能が与えられる。
【0333】
−アーギュメント入力窓は、全てのアーギュメント入力に共に使われる。
【0334】
・説明、付言の処理
*−主張内容のうちオーディエンスに難しい用語、概念などを添言する機能。
【0335】
−付言内容は、オーディエンスがクリックする時、サブ−ウィンドウ画面に提供するために下記のような機能を提供する。
【0336】
−当該単語や文章をマーキングし、補助説明ICONを選択する時、補助画面を提供する。
【0337】
−マーキングされた単語や文章と補助画面は、一対としての情報を形成して内部管理する。
【0338】
・代表語
−主張内容を縮約できる内容であって、この代表語は、当該主張根拠のキーとなる。
【0339】
−代表語は、1行で表現されるように処理する。
【0340】
−討論中には論点のキーであり、討論後には情報のキーとなる。
【0341】
−多いアーギュメントを画面に表示することが難しいので、代表語は、必ず存在するものとして処理する。
【0342】

反論の意味(オブジェクトアーギュメントとカウンタアーギュメント)
−最初サブジェクトアーギュメントに対する1次反論を最初オブジェクトアーギュメント(以下、最初反論)と言う。
【0343】
−反論に対するサブジェクトパネルの再反論、これに対する再再反論などを全てカウンタアーギュメントと言う。
【0344】
−また、サブジェクトパネルとオブジェクトパネルのカウンタアーギュメントを区分して各々サブジェクトカウンタアーギュメントとオブジェクトカウンタ−アーギュメントと言い、これを図43に示した。
【0345】

アーギュメントコレスポンデンシ(対応関係)
−1つのサブジェクトアーギュメントに対して最初オブジェクトアーギュメントは複数個存在することができる。
【0346】
−また、1つのアーギュメントに対するカウンタアーギュメントは複数個存在することができる。しかし、複数個のアーギュメントに対して一個のカウンタアーギュメントは許容しない。
【0347】

反論の性格分類
−最初SAに対する性格分類に対応して最初反論も性格分類をし、これらの性格は、討論攻防結果とSA性格と共に評決に反映される(アーギュメント評決参照)。
【0348】
−1つのSAに対して最初反論が複数個発生する場合、司会者は、各々の性格分類を全て指定して、複数個の攻防が発生するようにする。
【0349】
−カウンタアーギュメントは、SAとOAに各々従属され、当該SAに対する討論攻防の結果を左右する。したがって、全てのカウンタアーギュメントに対する性格分類は省略する。
【0350】

反論の登録
−全ての反論は、必ず反論しようとする対象アーギュメントを指定して登録しなければならない。
【0351】
−反論の登録は、SA登録とは異なって必ずオンラインモードで登録するようにする。
【0352】

反論の種類(性格分類)指定
−SAに対する最初の反論であるオブジェクトアーギュメントが登録されれば、司会者は、反論の性格を指定する。
【0353】
−反論性格は、次の3つのタイプに分類されなければならないし、論理的に平行を描く反論は攻防をすることができないので、意見退出する。
【0354】
△相手方のアーギュメントに対して反対意見を提示したり、
△相手主張が成立するための条件を提示したり、
△相手主張に対する質疑をする場合
−登録された反論に対して前記分類に適用されない場合、司会者は、主張根拠分類の同様に無意味意見として意見退出措置する。
【0355】

反対意見
−逆効果や問題点、反対事実、反対事例を提示する消極的反対と、アーギュメントに対する論理的不正か事実の不正など直接的に反対する積極的反対がある。
【0356】
−消極的反対は、計量的アーギュメントである事実と方案に対する反論であるべきだ。また、消極的反対は、アーギュメントを全的に否定する反論と見ることができないし、但し、問題点を提示した反論として見なされる。
【0357】
−非計量的アーギュメントに対する消極的反対は、平行的反論であるか、無意味意見であるから、意見退出する。
【0358】
<事例>
“我ら国民は、まだ米軍が撤収すれば北の侵略危険が非常に高いと考える。”という非計量的主張に対して→“米軍の駐屯によって我ら社会に及ぼす損害は非常に大きい”と反論をすれば、これは平行的反論と言える。このような非計量的主張に対しては、韓国軍の独自防御力が不足するか?または、我ら国民の何%がそのように考えるかなどの条件提示や質疑で反論が行われなければならない。
【0359】

条件提示
−主張を認めるものの、その主張が成立するための条件、仮定事項、例外事項(以下、“主張条件”という)などを提示することを言い、反対意見と異なって主張根拠区分が価値である主張に限って条件提示をすることができる。
【0360】
−条件提示は、単純に成立条件を提示する糸口としての防御的条件提示であることもでき、反対に主張が成立する条件を提示して、その条件として主張が不適合であると主張する攻撃的条件提示であることもできる。
【0361】
−攻撃的条件提示は、積極的反対として見なされる。
【0362】
−防御的条件提示は、いくら立派な主張であっても、絶対的な価値や事実でないことを認知させる効果があり、適切な状況や時期には積極的反対となる。
【0363】
−条件提示は、反論者が提示することが一般的であるが、主張根拠提示者が自ら提示することもできる(以下、恣意的反論という)。
【0364】
−サブジェクトパネルが提示した恣意的反論も反論の対象になることができる。
【0365】

質疑及び答弁
−質疑は、相手に原則的に答弁を要求するアーギュメントであり、次のように2つの種類に区分する。
【0366】
・反問:相手主張の盲点や矛盾を抽出するための質疑
・質問:相手主張に不明確な要素がある場合の質疑。
【0367】
−質疑は、対象アーギュメントを必ず指定しなければならないし、反問である場合、複数個を指定することができるが、質問である場合は、必ず当該アーギュメントを唯一に指定しなければならない。
【0368】
−反問と質問は、必ず答弁を要求する。
【0369】
−質問に対して答弁時限が経過する場合、システムと司会者は、当該サブジェクトアーギュメントを撤回として見なして処理する。
【0370】
−反問に対する答弁がやはり反問である場合、反問による答弁として見なす。:再反問
−質問に対する答弁も質問になることができる:再質問
−反問や質問が肯定、不正可否で質疑された場合、答弁者は、必ず肯定または不正で答弁しなければならないが、質疑内容が肯定/不正で答弁することが困難な場合、答弁拒否を行うことができる。
【0371】
−質疑は、司会者やオーディエンスもすることができる。
【0372】

司会者の優先質問
−新規で登録されたSAやOAに対して司会者がまず質疑や反論を提起して、登録された意見に対する疑問点や問題点をオブジェクトパネル(OP)に先立って提起することができる。司会者の質問は、多くのパネルが共通的に疑問を有するものと予想される質疑となるので、必ず優先的に答弁されなければならない。
【0373】
−従って、司会者は、司会者の質疑に対して答弁されるまで任意に全てのパネルのOAを留保させることができる。
【0374】

事前情報に対する反論
−サブジェクトパーティーにより登録された事前情報も反論の対象になることができる。システムは、事前情報もSAと同様に見なして、任意のパネルが反論を提起できるように処理しなければならない。
【0375】
−事前情報に対する反論が発生すれば、当該事前情報は、討論が要求されるものとして見なされなければならないことを意味する。したがって、司会者は、直ちに、当該反論を意見スクリーンを経てSAに転換措置し、当該サブジェクトパーティーと反論者の相互討論を誘導しなければならない。但し、この反論が質問である場合には、例外にする。
【0376】
−事前情報に対する反論時限は、討論規則で事前合意する。
【0377】

複数個の最初反論に対する性格指定処理
−1つのSAに対して最初反論が複数個発生する場合、司会者は、各々の性格分類を全て指定する。
【0378】
−システムは、各々の反論性格を参照して下記の反論強度の順序によって最も高い水準の反論を討論攻防結果に反映する代表反論として自動決定する。
【0379】
●積極的反対、攻撃的条件提示、反問>消極的反対、防御的反対>質問

(3)パネルモード(Dモード)で支持要請(D03)が選択された時の動作を図21を参照して説明すれば、討論情報DB530に登録された討論基本情報531の討論種類をチェックし、討論種類が一般及びパネル討論であるかを判別する(S40200〜S40220)。
【0380】
判別結果、一般及びパネル討論でなければ、エラーメッセージを端末機画面に送り出し(S40221)、一般及びパネル討論であれば、討論ボディー情報DB550に登録された利害当事者情報554の許容回数をチェックし、許容回数を超過すれば、エラーメッセージを送出する(S40230〜S40241)。
【0381】
許容回数を超過しなければ、討論攻防状況画面を端末機に送り出し、反論対象アーギュメントを指定して反論時限が2日を経過すれば、エラーメッセージを送出する(S40250〜S40290)。
【0382】
反論時限が2日を経過しなければ、前記S30100に進行し、支持要請登録(C02−1)を行う。
【0383】

(4)パネルモード(Dモード)で回答収容(D03−1)が選択された時の動作を図22を参照して説明すれば、回答収容可否を決定するために討論攻防状況画面を端末機に送り出し、収容可否を決定し、収容でなければ、Eメールで通知し、回答を削除し、アーギュメント情報DB540に登録する(S40300〜S40332)。
【0384】
収容であれば、回答内容を公開登録し、反論時限をアーギュメント情報DB(540)に登録し、締切可否クエリー画面を端末機に送り出し、支持要請締切であるか否かを判別する(S40330〜S40360)。
【0385】
判別結果、支持要請締切である場合、支持要請文を削除してアーギュメント情報DB540に登録し(S40361)、支持要請締切でなければ、締切時限をチェックし、締切時限が超過すれば、支持要請文を削除し、アーギュメント情報DB540に登録する(S40370〜S40380)。
【0386】
前記支持要請及び回答登録を整理すれば、次の通りである。
【0387】
−支持要請とは、自己の主張を支持する不特定のオーディエンスやパネルに自己の意見を補完できる反論アーギュメントを補充することを要請する行為である。
【0388】
−支持要請と締切は、政策討論でないパネル討論だけで適用されることができ、当該利害当事者または委任パネル(以下、支持要請者という)が行う。
【0389】
−支持要請をすることができるアーギュメントは、SAを除いた反論、再反論、質疑などのカウンタアーギュメントだけを対象にすることができる。すなわち、特定SAに対する討論攻防が進行される中間にパネルが事前に予測できない専門的な事実や論調で反論され、専門的知識による意見が必要な場合に限って要請することができる。
【0390】
−支持要請が発生すれば、司会者は、これを検討し、支持要請の必要性が妥当であると認めることができない場合、支持要請を強制的に取消(強制締切)することができる。
【0391】
−支持要請者は、必ず支持を要請する要請文を作成して登録し、システムは、登録された要請文を反論不可能な意見アーギュメントとして処理し、討論攻防現況に反映して掲示されるようにし、要請者が要請締め切るまで掲示されるように措置する。
【0392】

支持要請に対する回答の処理
−支持要請に対して意見を提示することを支持要請回答[以下、AA(Advocacy Argument)回答]と言い、回答者が直接意見を登録することもでき(以下、直接回答という)、支持要請者に回答内容を他の経路を介して伝達し、支持要請者が回答を登録することもできる(以下、間接回答という)。
【0393】
−直接回答は、会員誰でも任意パネルの登録手続を経て意見を提示することができるが、任意パネルとしての役目のみを行うことができる。
【0394】
−直接回答が登録されれば、システムは、即刻これを非公開アーギュメントとして処理し、Eメールで要請者に通知し、要請者が回答内容を審査し、登録拒否したり、登録収容をするようにする。この時、拒否されたAAは、無条件削除され、収容したAAは、正式で登録確定され、はじめて他人により反論されることができる。
【0395】
−直接回答に対する要請者の審査は、最初に回答されたアーギュメントに限り、その後の当該アーギュメントに対する論駁は、回答者が要請者とは関係なく行うことができる。しかし、要請者は、いつでも回答者の討論参加権を中止させることができる。
【0396】
−司会者は、アドボカシアーギュメントに対しても要請者の審査に先だって他の主張根拠のように意見スクリーンを経て退出することができる。しかし、要請内容に符合した回答であるか否かの判断は、要請者に一任する。
【0397】

支持要請による時限管理
−支持要請は、必ず反論時限が始まった時刻から48時間以内に行われなければならない。
【0398】
−支持要請は、当該SAに対する反論時限が自動で延長され、討論期間が延長される結果を招くので、討論規則で利害当事者別許容回数を制限し、支持要請締切時限を決定する。
【0399】
−支持要請が行われば、反論時限は、支持要請締切日+2日に延長される。
【0400】

支持要請締切
*−支持要請の締切は、これ以上の支持意見を要請しないことを言う。
【0401】
−支持要請締切は、締切時限前にも支持要請者により任意に締め切ることができる。
【0402】
−討論規則で定めた締切時限を経過する時まで締め切らない場合、システムは、自動で締切を行い、意見提出の放棄として見なす。
【0403】
−支持要請が締め切られれば、システムは、支持要請文の掲示を削除し、支持要請回答の入力をすることができないように措置する。
【0404】

次に、ホームページに接続したユーザがオーディエンス(Eモード)の時のプロセス処理動作を図23を参照して説明する。
【0405】
反論(質疑)(E01)が選択されれば、S40000に進行し、主張、反論登録を行い、
自由意見提示(E02)が選択されれば、S50101に進行し、自由意見登録処理し、
支持要請回答(E03)が選択されれば、端末機に討論攻防状況画面が送出され、オーディエンスが回答対象アーギュメントを選択し、任意パネルを登録する(S50000〜S50420)。
【0406】
その後、回答入力画面を端末機に送り出し、入力を非公開処理した後、アーギュメント情報DB540に登録し、入力処理結果をEメールで通知した後、意見スクリーンを処理する(S50430〜S50450)。
【0407】

オーディエンスの討論参加
−オーディエンスの討論参加は、[1]パネルに対する質疑と自由意見を通じた討論直接参加と、[2]討論結果、対立される価値に対する投票と、[3]各アーギュメントに対する賛否自由意見提示の3つである。
【0408】

オーディエンスとパネルの対話
−医薬分業のようなイシューは、一般人の場合、関心はあるが、専門性の不足で討論の主体にならいが、消費者として多くの疑問点がある場合が多い。このような疑問点がパネルには非常に常識的な内容であるから、討論の対象から排除される場合があり得る。
【0409】
−しかし、いくら非専門的なオーディエンスであるといっても、大部分のイシューが公共性と大衆性があるので、オーディエンスの疑問点を看過しては、大衆の無関心を招くことができるので、いずれの形態でもオーディエンスの参加があらなければならない。
【0410】

オーディエンスの質疑
−オーディエンスは、特定のパネル(または利害当事者)に反問または質疑をすることができる。
【0411】

*−質疑と反問は、今後情報化のために意見登録と同一に構造化入力するようにする。
【0412】
−反問は、討論を目的とする質疑であるから、パネルでないオーディエンスの質疑で処理し、パネルの質疑と同様に見なされて処理する。
【0413】
−オーディエンスの質疑も司会者によって意見スクリーンされ、当該パネルによって必ず答弁されなければならないし、答弁された内容に対して再質疑も許容される。しかし、1つの質疑に対して答弁と再質疑が繰り替えられる場合、これは、質疑の次元を越えて討論に展開されることができるので、司会者がこれを調整したり、答弁者が答弁を放棄するようにする。
【0414】
−質疑と答弁は、ペア(pair)となり、オーディエンスに提供される情報でなければならないので、情報提供方法は、主張、反論の可視化(visualization)の方法で提供される。
【0415】

オーディエンスの自由意見提示
−任意パネルでない一般オーディエンスが一般討論サイトでのように本討論の形式と規則とは関係なく自由に意見を随時提示できる機能を収容するものの、必ず各アーギュメント別に提示できるようにする(以下、オーディエンス意見という)。
【0416】
−オーディエンス意見は、全てのアーギュメントに対して構造化意見でない既存の掲示板のような意見提示が可能であるが、意見スクリーンは経る。また、各アーギュメントに対して同意、反対、中立の3つの区分を指定するようにして、提示された意見を3つの区分別にプリゼンテイション(presentation)を提供する。
【0417】
−オーディエンス意見は、パネルが登録した各アーギュメントに対する評価意見の聴取に過ぎず、討論を目的としないので、オーディエンス意見に対するダッグル(リップル)は提供しない。
【0418】
−オーディエンス意見の収容は、利害当事者間の討論規則合意によって許容しないこともできる。
【0419】

オーディエンスポール
−討論結果、対立される価値に対して投票を通じて評決を行うこともできる(クロジング参照)。
【0420】

次に、システム(Sモード)でのプロセス処理動作を図24乃至図29を参照して説明する。
【0421】
(1)システムモード(Sモード)で討論攻防処理(S01)の動作を図24を参照して説明すれば、全てのSAに対して反論時限をチェックし、反論時限が超過すれば、OAが反論を放棄したか否かを判別する(S70000〜S70300)。本発明で使われる用語であるSA攻防処理は、争点に対する攻防進行時、一方が承服したり、反論時限を超過する場合、システムが攻防結果を優勢、劣勢、対立で自動で処理することを意味する。判別結果、OAが反論放棄すれば、SAを優勢処理し(S70031)、OAが反論放棄しなければ、SA劣勢処理した後、目録が終了したか否かを判別する(S70040〜S70050)。
【0422】
前記討論攻防結果処理を整理すれば、次の通りである。
【0423】
−システムは、討論期間中に毎日24:00に次のような作業をバッチモードで行う。
【0424】
・反論放棄された全てのサブジェクトアーギュメントをシステムがスクリーンする。
【0425】
・反論放棄がSA、OAの可否によって討論攻防結果をアーギュメント情報に収録する。
【0426】
●CA側が反論を放棄する場合;SA優勢
●SA側が反論を放棄する場合;SA劣勢
●どちらも放棄しない場合;対立

討論期間、主張提出時限、反論時限(討論時限)
−討論期間は、討論の開始日から終了日までの期間を言い、主張提出時限は、各利害当事者が主張する最初主張(サブジェクトアーギュメント)を登録できる時限を言う。反論時限は、各サブジェクトアーギュメントに対して反論を提起できる時限を言い、反論に対する再反論や質疑、答弁に対する再質疑なども同じ反論時限を有する。
【0427】
−討論期間、主張提出時限、反論時限は、討論規則で事前に決定する。
【0428】
−反論時限は、各アーギュメントの事案に関係なく、同じ時限が適用されることを原則とする。
【0429】

討論時限延長
−全ての討論時限は、討論関係者間の合意によって司会者に要請することによって、その期間を延長することができる。しかし、反論時限は、討論期間内で延長可能である。
【0430】
−討論終了時点に差し迫って提示される反論に対する再反論の機会のために、実質的な討論期間は、最終登録された反論に対する反論時限まで自動で延長される。
【0431】

追加主張締切
−司会者は、特定の利害当事者が故意で重要主張を遅く登録することによって、討論時限内に結論を下せないようにする行為を遮断するために、追加主張の新しい登録を締め切ることができる。
【0432】
−追加主張締切は、必ず初期主張提出時限が経過した後にすることができ、追加主張締切時限は、事前に各パネルに通知になる(締切予定処理時、システムが自動処理する)。
【0433】

討論期間及び反論時限の終了通知及び照会
−システムは、討論期間終了の場合、終了3日前に、反論時限の終了の場合、1日(24時間)前に当該関係者に自動でEメールで通知する。
【0434】
−システムは、各主張に対する反論時限(または反論に対する再反論など)を照会できるようにする。
【0435】
−反論時限が終了する時まで反論(または再反論)が提起されない主張根拠や反論に対して事後反論(または再反論)は原則的に収容しないものの、相手利害当事者が収容した場合には例外にすることができる。
【0436】

(2)システムモード(Sモード)でSA評決(S02)の動作を図25を参照して説明すれば、討論攻防情報をチェックし、討論攻防終了であるか否かを判別する(S70100〜S70120)。本発明で使われる用語であるSA評決は、細部争点(スレッド)別SA攻防処理結果に基づいてシステムがSA性格分類とOA性格分類による評決ポートフォリオを考慮して、スレッドに対する最終評決を自動で行うことを意味する。
【0437】
判別結果、討論攻防終了なら、SA及びOA性格分類をチェックし、適合要件なら、適合判定をアーギュメント情報DB540に登録し、条件適合要件なら、条件適合判定をアーギュメント情報DB540に登録し、不適合要件なら、不適合判定をアーギュメント情報DB540に登録し、不適合要件でなければ、評決留保判定をアーギュメント情報DB540に登録する(S70130〜S70170)。
【0438】
その後、主張根拠構造が従属型であるか否かを判別し、従属型なら、従属アーギュメントも同様に評決処理し、従属型でなければ、目録終了であるか否かを判別して処理する(S70180〜S70190)。前記システムのSA評決を整理すれば、次の通りである。
【0439】
−システムは、討論期間中に毎日24:00に次のような作業をバッチモードで行う。
【0440】
・全てのSAに対して討論攻防情報(優勢、劣勢、対立)が記録されているか否かをチェックする。
【0441】
・討論攻防情報が記録されているSAに対して討論攻防結果と評決ルールに基づいて当該SAを評決し、評決情報を当該SAに記録する。
【0442】

前記討論攻防結果に対するアーギュメント(主張根拠)評決規則を図30に整理した。
【0443】
評決処理原則
−主張根拠に対する評決は、自由討論を除いて全ての討論に例外なく適用される。
【0444】
−アーギュメントの評決は、次の3つのファクターを総合的に反映して、適合、条件適合、不適合、評決留保で決定したり、オーディエンスポールを行う。
【0445】
−不適合処理されたアーギュメントの主張根拠構造が従属型である場合、システムは、関連アーギュメントも自動で不適合処理する。
【0446】

アーギュメント評決ファクター
−アーギュメントに対する評決は、次の3つを考慮して評決するが、これを図31に整理した。
【0447】
△討論攻防結果:討論攻防上の優劣決定
△SAの性格:討論攻防結果が対立する時、主張根拠区分のタイプ(事実、価値)によって処理
△CAの性格:反対意見、条件提示、質疑の3つの反論のタイプによって評決処理

討論攻防優劣決定処理
−討論攻防の途中にいずれか一方が反論時限内に反論を提示しない場合、反論放棄と言い、反論放棄可否によって次の3つに攻防結果が決定される。
【0448】
●CA側が反論を放棄する場合;SA優勢
●SA側が反論を放棄する場合;SA劣勢
●いずれも放棄しない場合;対立
−特定アーギュメントに対して複数個のカウンタアーギュメントが存在する場合、これらの複数個のカウンタアーギュメントのいずれか1つに対して反論放棄になれば、複数個の全体に対して放棄したものとして見なす。
【0449】

アーギュメント評決ルール
適合要件
−討論攻防結果、SAが優勢な場合、無条件適合として評決される。
【0450】
条件適合要件
−討論攻防結果SAが劣勢でも、その反論(CA)が消極的反論であるか、条件反論である場合は、条件適合として評決される。
【0451】
不適合要件
−討論攻防結果、積極的反論または質疑によってSAが劣勢な場合、不適合として評決される。
【0452】
評決留保
−討論攻防結果が対立であり、SAが事実である場合、評決留保として評決される。
【0453】
オーディエンスポール
−オーディエンスポールは、SAが価値であり、討論攻防結果が対立である場合に限って実施する。
【0454】

複数個の反論が提示された場合の評決
−1つのサブジェクトアーギュメントに対して複数個のオブジェクトアーギュメントが提示された場合、当該SAに対する評決は、OAタイプによって次のように処理される。
【0455】
△全ての反論にSAが優勢な場合:適合
△積極的反論または質疑のいずれか1つでもSAが劣勢な場合:不適合
△全ての積極的反論に対してSAが優勢であるが、消極的反論や条件提示のいずれか1つでもSAが劣勢な場合:当該反論を条件とする条件適合

(3)システムモード(Sモード)で討論クロジング(S03)の動作を図26を参照して説明する。まず、討論期間をチェックし、討論期間終了であるか否かを判別する(S70300〜S70320)。
【0456】
判別結果、討論期間終了なら、討論を締め切り、実質討論期間を計算して実質討論期間を討論情報DB530の討論規則情報534に登録し、これをEメールで通知する(S70330〜S70350)。
【0457】
前記システムの討論クロジングを整理すれば、次の通りである。
【0458】
討論期間が終了すれば、システムは、終了日24:00に次の締切処理を行う。
【0459】
−討論締切:各種意見提出時限延長などをすることができないように次の措置をする。
【0460】
・討論進行情報に討論締切を格納する(関連登録プログラムが追加意見を登録することができないようにする)。
【0461】
−実際討論終了時間算定:最終登録された反論アーギュメントに対する反論時限を計算し、実質的な討論終了時間を算定し、討論規則情報に格納する。
【0462】
−討論関係者に締切通知:締め切られたことをEメールで自動通知する。
【0463】
Eメールは、討論期間内に全ての討論事案に対して主要進行及び変動情報を討論関係者に自動で通知するためのサブシステムであって、本システムのための専用Eメールエンジンで開発する。
【0464】
・送信される全てのメッセージに対する当該受信者を自動検索決定する。
【0465】
・受信者の閲覧可否を確認する機能を有する。
【0466】
・全てのメッセージの送信と回答の連結情報をもって事案別に照会可能にする。
【0467】
−住所録管理:会員情報を使用する。
【0468】

クロジング
−クロジングとは、討論期間が終了すれば、司会者によって討論が終了(締切)されることを言う。
【0469】
−但し、討論期限が経過しても、特定アーギュメントに対する反論期限が未経過されたアーギュメントが存在する場合、実際討論終了は当該反論期限まで延長される。
【0470】
−討論が終結されれば、これ以上の意見提示をすることができない。
【0471】

評決
−評決とは、討論期間の終了時、システムまたは司会者により討論結果に対して一定の原則下に結論を導出し、討論を終結付けることを言う。
【0472】
−評決の段階は、[1]システムによる各主張根拠に対する評決(SA評決)
[2]司会者による各主張根拠評決を根拠とする討論全体に対する評決(討論評決)の2段階で行われる。
【0473】
−討論評決は、利害当事者の事前合意(討論規則)により留保することができる。
【0474】
−主張根拠による評決は、各SAに対する討論攻防が終了すれば、随時システムにより自動で処理されるか、討論全体に対する評決は、主張根拠に対する評決を参照して司会者により討論がクロジングされた後、一括処理される。
【0475】
−評決されたサブジェクトアーギュメントは、重複した討論を防止するために司会者により随時事前情報化することができ、討論が終結すれば、システムにより自動で知識(Knowledge)化される。
【0476】
−討論評決は、必ず司会者による評決文が作成され、システムによる主張根拠に対する評決要約表が自動添付されるが、これを図19に示した。
【0477】

討論攻防優劣決定処理
−討論攻防途中にいずれか一方が反論時限内に反論を提示しない場合、反論放棄と言い、反論放棄可否によって次の3つに攻防結果が決定される。
【0478】
●CA側が反論を放棄する場合;SA優勢
●SA側が反論を放棄する場合;SA劣勢
●いずれも放棄しない場合;対立
−特定アーギュメントに対して複数個のカウンタアーギュメントが存在する場合、これらの複数個のカウンタアーギュメントのいずれか1つに対して反論放棄されれば、複数個の全体に対して放棄したものとして見なす。
【0479】

(4)システムモード(Sモード)で対立評決(S04)の動作を図27を参照して説明すれば、新しいCA登録可否をチェックし、新しいCA登録であるか否かを判別する(S70400〜S70420)。
【0480】

*判別結果、新しいCA登録なら、対立をアーギュメント情報DB540に登録し、新しいCA登録でなければ、実質的討論期間が経過したか否かを判別し、実質討論期間が経過すれば、討論攻防処理した後、SO評決処理する。
【0481】
SA価値があれば、ポールを行い、オーディエンスポールを処理する(S70460〜S70470)。
【0482】
前記システムの対立評決処理を整理すれば、次の通りである。
【0483】
討論クロジング処理の翌日から毎日24:00に次の処理をする。
【0484】
−討論攻防結果は、討論のクロジングが行われた後に、はじめて対立として決定される。すなわち、締切後、新しいCAが登録されれば、当該SAに対する討論攻防結果は、対立として処理する。
【0485】
−対立されたSAが価値である場合、討論規則によりオーディエンスポールを行う。
【0486】
−また、実質的討論終了時間が経過する時までCAが登録されなければ、討論攻防結果は、優勢または劣勢として処理し、残りのSAアーギュメントに対する評決処理を最後に行う。
【0487】

(5)システムモード(Sモード)で主張評決(S05)の動作を図28及び図29を参照して説明すれば、主張評決実行指示で主張別SA評決情報をチェックし、主張終了なら、討論進行情報自動通知モード(S09)に入る(S70500〜S70530)。
【0488】
主張終了でなければ、全てのSAが適合要件なら、適合判定をアーギュメント情報DB540に登録し、不適合要件なら、不適合判定をアーギュメント情報DB540に登録し、留保要件なら、留保判定をアーギュメント情報DB540に登録し、条件適合または適合要件なら、条件適合判定をアーギュメント情報DB540に登録する(S70540〜S70571)。
【0489】
全てのSAに対する判定をシステム評決タグ格納し、SA評決要約表を生成し、SA評決要約ファイルに格納する(S70580〜S71010)。
【0490】
その後、討論評決処理画面を端末機に送り出し、小主題評決可否を指定し、小主題評決実行なら、小主題評決完了されたか否かを判別する(S71020〜S71050)。判別結果、小主題評決完了でなければ、小主題評決が評決タイプ=1であるか否かを判別し、評決タイプ=1なら、小主題評決を入力し、小主題評決情報を討論情報DB530の討論小主題情報533に登録する(S71060〜S71062)。
【0491】
判別結果、評決タイプ=1でなければ、小主題評決文作成画面を送り出し、小主題評決文を作成し、評決文を討論情報DB530の討論小主題情報533に登録する(S71070〜S71090)。
【0492】
前記S71050の判別結果、小主題評決完了なら、討論評決文の作成画面を送り出し、討論評決文を作成して討論評決文を討論情報DB530の討論基本情報531に登録する(S71051〜S71053)。
【0493】
討論評決文が評決タイプ=1であるか否かを判別し、評決タイプ=1なら、討論全体評決を入力し、討論評決情報を討論情報DB530の討論基本情報531に登録する(S71054〜S71056)。
【0494】

前記システムの評決処理を整理すれば、次の通りである。
【0495】
評決処理概要
−討論に対する評決は、司会者がSAに対する評決に基づいて各SAの意味と重要度を勘案して、マニュアルで評決し、主張別評決、小主題別評決、討論全体に対する評決の3段階に分けて処理することもでき、争点が少ない場合、討論全体に対して一括評決することもできる。
【0496】
−主張に対する評決は、討論タイプに関係なく、適合、条件適合、不適合、留保として評決されなければならない。
【0497】
−小主題及び討論全体に対する評決は、討論の性格とSA評決結果によって次の2つの形態の評決が行われることができる。
【0498】
△タイプ1:適合、条件適合、不適合、留保として評決される場合
・政策討論であり、且つ賛否討論である場合
△タイプ2:単純に評決文だけを作成する場合
・全ての解決策討論の小主題及び討論全体評決
・賛否討論のうち政策討論でない場合:小主題評決

評決要旨
−討論評決には、前記評決タイプに関係なくシステムの評決要約表が自動添付され、司会者による評決文が作成添付される。評決文には、必ず優勢または劣勢された根拠(主張根拠)を明示し、タイプ1の場合、反対に評決されることができる要件も提示する。
【0499】

主張に対する評決原則
−主張に対する評決は、たとえ司会者によりマニュアル(Manual)で評決が行われるが、次のような原則が守らなければならない。
【0500】
−主張に対する評決では、主張根拠に対する評決とは異なって、主張が適合として評決されても、不適合評決された主張根拠アーギュメントが存在すれば、当該アーギュメントは、当該主張の適合性成立に対する成立要件または仮定として認識されなければならない。
【0501】

適合要件
−一般討論:提示されたアーギュメントのうち一部のアーギュメントが不適合であっても、主要な根拠が適合として評決され、全体主張の要旨が非常に適合すると判断される場合
−政策討論:主張根拠要件のうち方案と必要性提示が共に適合した場合
問題点提示と事例提示は不適合評決を受けても、主張の適合性には致命的欠陥として認定しなくてもよい。
【0502】

不適合要件
−政策討論:必要性提示と質疑のいずれか1つでも不適合である場合。
【0503】
−一般討論:主要な根拠アーギュメントのうち一部または全体が不適合として評決され、全体主張の要旨が適合すると言えない場合。
【0504】

評決留保要件
−政策討論:必要性提示と方案のいずれか1つでも評決留保された場合。
【0505】
−一般討論:主要な根拠アーギュメントのうち一部または全体が留保として評決され、全体主張の要旨が適合また不適合であると言えない場合。
【0506】

小主題及び討論評決
−小主題及び討論全体に対する評決は、司会者がタイプによる評決処理を行い、評決文を作成、添付しなければならない。
【0507】
−評決文は、司会者が任意に作成するものの、タイプ1の場合、反対に評決されることができる要件も提示する。
【0508】
−システムは、評決タイプに関係なく評決要約表を自動添付する。
【0509】

評決処理過程:討論評決は、実質討論期間が終了した後に次のように行われる。
【0510】
−まず、司会者は、システムに可能なシステム主張評決を実行させる。
【0511】
−システム評決が不可な主張に対して主張評決原則に即して政策討論と一般討論とを区分して司会者またはシステムが行う。
【0512】
−システムは、主張アーギュメントに各種評決情報とシステムによる評決であるか、司会者による評決であるかのタグ情報を格納する。
【0513】
−小主題評決を省略すべきかを司会者が決定する。
【0514】
−小主題または討論全体に対する評決をタイプ別に行い、司会者の評決文科システムによる評決要約表を添付する。
【0515】
上記のように、全体的な討論処理過程が行われる討論管理サーバー100のプロセス処理内容を図32に表で整理した。
【0516】

4.出力機能
次に、本システムで使われる核心的出力資料の種類と性格、処理過程を概括的に記述する。
【0517】
−本システムは、全ての情報の表現が立体的性格を呈している。したがって、ほぼ全ての出力は、画面だけで提供されることを原則とする。
【0518】
(1)General Specifications
基本画面構成:サイトメイン画面と各討論現況画面で構成
−メイン画面:論争中の争点目録を争点内容と共に一目瞭然に整理、提供する。
【0519】
・争点目録:討論名(3−4個の進行中の(On-going)討論)
・争点内容:関心を集めることができる主要争点事案を説明したり、討論中に強調された対立状況などを説明する文句であって、オーディエンスに興味を引くことができる扇情的文句、討論進行状況によって随時変更

−討論画面:各争点の主要進行状況が下記のようにひと目で把握されなければならない。
【0520】
・主要意見、対立された意見などのハイライト
・優勢な主張、新しい主張のハイライト

メイン画面の主要メニュー
−サイトの趣旨:趣旨、哲学などを表現
−討論方法:討論方法、留意点などのヘルプ
−パネル登録、会員登録(登録約款、登録処理)
−情報提供:去る討論及び各種情報提供。
【0521】

情報提供機能
−全ての主張のうち事実化されたり、支持される価値を情報化し、全てのオーディエンスに提供され得るように分類し、DB化する。
【0522】
・分類情報−区分(情報又は価値)、当該討論名、日付、分類(政治、社会、保健、教育、国防…)、起源者区分(主張者、職業分類)、…
・情報の構造化−情報のレベルを表示する。その情報の事由や根源となる下位情報をクリックする時、サブウィンドウ画面に提供する。
【0523】
・分類情報の入力−分類情報を定義、入力できるようにする。
【0524】
−サーチ機能提供(論理的サーチ)

(2)画面処理
考慮事項
−本出力物の生成には、次の2つが考慮されなければならない。
【0525】
△通常のウェブ画面のサイズとしては、多くの情報を1画面に収容することができない。
【0526】
△フェーズII画面でカウンタアーギュメントの反論及び再反論の連関性(Chaining)と上下位の区分性(Indentation、Level & Position)
−このような問題点を解決するために、次のような特殊処理を行う。
【0527】

画面配列のための特殊処理
−可能な限り多くの個体を1画面に収容するために、Active Xを利用し、ウェブブラウザーとは別途のビューイングツール(viewing tool)を開発して全体画面を使用し、上下スクロールも使用する。
【0528】

画面サイズ
−登録個体の数によって自動計算して画面サイズを決定する。
【0529】
−登録個体数によって左、右、上、下スクロールを使用して、画面サイズを無限に拡張する。
【0530】

オブジェクトアーギュメントが多数である場合の処理
−賛否討論の場合、明白に賛否の両極化された利害当事者を決定できるが、解決策討論の場合は、特定論点に対して多極化された反論が生じることができる。しかし、細部論点である特定SAに対してカウンタパーティーが異なれば、異なる次元の反論になるので、論点が異なるものとして見なし、別個の論点で画面処理する。
【0531】

可視化ルール(Visualization Rule)
−各アーギュメントの垂直階層をポジション(Position)と言い、水平階層をレベル(Level)という。
【0532】
−垂直ポジションは、アーギュメントの発生順序によって階層を決定する。
【0533】
△ポジション1;Arg−n&Arg−nn
ポジション2;Arg−nn−n&Arg−nn−nn
−水平レベルは、最上段から何番目の段階であるかを意味し、次のようなルールによって決定する。
【0534】
△全てのサブジェクトArg−nとオブジェクトArg−nに対する反論は、同じレベルに位置させ、オブジェクトアーギュメント、カウンタアーギュメント−nに対する反論は、一段階レベルダウンする。
【0535】
−全ての反論と再反論に対する反論可否は、代表語キャプション(caption)の色相で判断され、特定反論(または再反論)に対する当該再反論(または反論)の区分は、ポジションで区分されるので、チェイニング矢印は使用しない。
【0536】
−Arg−nと同一ポジションであるArg−(n+1)は、Arg−nに対するカウンタアーギュメントが存在するまで上位レベルに現れない。
【0537】

(3)主張根拠の画面表現(Argument Presentation)
アーギュメント個体画面処理
−SA、カウンタアーギュメントなどの全てのアーギュメント個体には、基本的に含まれた意見内容以外に、各種情報と進行状況を把握できるプレゼンテイションアイデンティフィケイション(presentation identification)で図34のような情報を個体に表示する。
【0538】
△主張者、攻撃対象者
△反論情報:反論可否及び反論アーギュメント−id
△評決情報:最初のSAである場合
−画面サイズの制約を克服するために代表語を表示し、アーギュメント本文は、代表語キャプションをクリックすることによって、サブウィンドウで展開することができるようにする。
【0539】
−相対者、主張者及び主張時期などは、個体選択後、右側クリックによるポップ−アップメニューを開いて必要情報を提供する。
【0540】
−反論情報は、アーギュメント個体の下地色で区分する(色相別途定義)。
【0541】
・反論状況情報は、反論の存在可否を意味する。
【0542】
−評決情報は、最初SAである場合にのみ該当し、評決可否を次のように表示する。
【0543】
・評決された場合、適合、不適合、留保によって下地色で区分し、反論情報の色相をオーバーライトする。
【0544】
・留保の場合は、下地色を白色(下地色)で塗って反論情報を表示する。
【0545】
−アーギュメント個体の字数は、ハングルを基準にして最大25字x2ライン/フォントに制限し、1画面にサブジェクトアーギュメントとカウンタアーギュメントを共に表示できるようにする。
【0546】

(4)討論攻防状況
−多数の主張と反論、繰り返される反論と再反論及び再再反論など論争が激しいほど数多くの意見が交差する。このような、論争を誰でも一目瞭然に把握するための構造的画面構成をどのように表示すべきかは、全ての討論時、客観的で且つ合理的な討論結果を誘導するのに非常に重要である。
【0547】
−アーギュメントが多くなれば、1画面にこれを全て収容することが不可能なので、次のように2段階(フェーズ)で画面プレゼンテイションを構成する。
【0548】
フェーズI:最初のサブジェクトアーギュメントとこれらの反論であるオブジェクトアーギュメントを図35のように表示し、討論の全体的な攻防状況を把握できるようにする。
【0549】
フェーズII:特定サブジェクトアーギュメントに対する反論、再反論、再再反論などの全てのアーギュメントを図35のように表示し、特定SA(細部争点)に対する攻防状況を把握できるようにする。
【0550】
−前記照会プレゼンテイションの他、付加的に特定アーギュメントに対する全てのCAだけを照会できる照会機能を提供する。
【0551】

(5)主要出力の種類
討論現況
−サイトで進行されている各種討論の概要を示す出力物。
【0552】
△進行(On-going)、進行予定(Scheduled)、終了(Past)の3つに区分して討論目録を提供。
【0553】
△各討論別に主題及び小主題、討論開始日付及び討論期間、利害当事者及びパネル、司会者の身上情報を提供する。
【0554】

討論攻防状況
−各討論に対する細部論点(主張)と反論の攻防状況を把握できる画面
−討論全体に対する主張と反論現況を提供する画面と選択された細部論点別に全ての攻防状況を示す2つの画面で構成される。
【0555】

アーギュメント個体画面処理
−全ての出力に適用されるアーギュメント個体に対する画面出力の技術的仕様。
【0556】

(6)討論攻防の可視化処理過程を図36を参照して説明すれば、次の通りである。
【0557】
−サブジェクトカウンタアーギュメントは左側に、オブジェクトカウンタアーギュメントは右側に各々配置する。
【0558】
−各アーギュメントの垂直階層をポジションと言い、水平階層をレベルと言う。システムは、照会時点を基準に発生した全てのアーギュメントを分析し、ポジションとレベルの水準を計算する。
【0559】
−垂直ポジションは、反論の次数を意味する階層であり、水平レベルは、アーギュメントの発生順序を意味する階層であり、次のようなルールが適用される。
【0560】
△ポジション
・特定サブジェクトカウンタアーギュメントとこれに対する反論であるオブジェクトカウンタアーギュメントは、同じポジションに位置させ、オブジェクトカウンタアーギュメントに対する反論であるサブジェクトカウンタアーギュメントは、一段階ポジションダウンする。
【0561】
・特定アーギュメントに対するカウンタアーギュメントが複数個である場合、これらのカウンタアーギュメントは、同じポジションに位置させる。
【0562】
△レベル
・後日発生したアーギュメントは、先に発生したアーギュメントよりレベルが優先することができない。
【0563】
・特定アーギュメントに対するカウンタアーギュメントが複数個なら、レベルダウンされる。
【0564】
・全てのオブジェクトカウンタアーギュメントに対する反論であるサブジェクトカウンタアーギュメントは、無条件レベルダウンされる。
【0565】
−全ての反論と再反論に対する反論可否は、代表語キャプションの色相で判断され、また、特定アーギュメントに対するカウンタアーギュメントは、ポジションとレベルに明白に区分されるので、連結矢印は使用しない。
【0566】

本発明の全体的な討論展開方法を更に整理すれば、次の通りである。
【0567】
−本システムでは、討論の種類に関係なく全ての討論が細部事案に対して一方が意見をまず提示し、相手方がこれを反駁する形式で展開されると仮定する。
【0568】
−この時、まず意見を提示した利害当事者とパネルを各々サブジェクトパーティー、サブジェクトパネルだと言い、サブジェクトパネルが提起した最初意見と反論に対するサブジェクトパネルの再反論などを全てサブジェクトアーギュメントと言う。これに対し、これらのサブジェクトアーギュメントに対する反論を提起した利害当事者とパネルを各々オブジェクトパーティー、オブジェクトパネルと言い、サブジェクトアーギュメントに対するオブジェクトパーティーの反論をオブジェクトアーギュメントと言う。
【0569】
−政策討論でのように、討論全体の核心的事案に対する意見をまず提示した利害当事者を当該討論に対する主体利害当事者(ディベイトサブジェクトパーティー)と称し、一般討論でのように、細部事案に対して特定主張を提示した利害当事者を当該意見に対する主体利害当事者(アーギュメントサブジェクトパーティー)に区分して称する。
【0570】

考慮事項…誰がまず主張を提起するようにするか?
−討論の展開方法には、次のような2つの要素が考慮されなければならない。
【0571】
△誰がまず意見を提示するようにするか?:
大部分の討論は、誰がまず意見を開陳するかが当該利害当事者にとって非常に鋭敏な事案になる。
【0572】
△オーディエンスに画面プレゼンテイションをどのように見せることが効果的であるか?
オーディエンスに討論の進行を理解しやすいようにするためには、討論主題の性格上、どんな意見をサブジェクトアーギュメントとして見せることが効果的であるかという点を画面プレゼンテイションの観点から考慮しなければならない。
【0573】
−上記の問題を考慮して、システムは、政策討論と一般討論によって図39のように展開方式を異にする。
【0574】

サブジェクトパーティーの決定
−全ての政策討論は、その性格上、特定政策や、方案、施策などを樹立、施行(または主張)しようとする利害当事者、すなわち提案者が当然に討論全体のディベイトサブジェクトパーティーとなる。
【0575】
−一般討論は、政策討論とは異なって、論争の発生性格による討論全体のサブジェクトパーティーが決定されるものでなく、討論内で多様で且つ多元的な細部討論トピックが発生するので、討論小主題の性格によって特定の利害当事者がサブジェクトパーティーになったり、オブジェクトパーティーになったりする。
【0576】
−小主題の性格によるサブジェクトパーティーの決定は、司会者が指定するものの、性格によっては指定を留保することもできる。
【0577】
−アーギュメントサブジェクトパーティーは、小主題別に司会者が指定することもでき、討論開始または討論の途中に任意に意見を提示することによって、サブジェクトパーティーになることができる。しかし、政策討論や賛否討論でのように、ディベイトサブジェクトパーティーが決定されれば、他のパーティーは、当該討論では決してサブジェクトパーティーになり得ない。
【0578】
−サブジェクトパネルは、各討論小主題に主張を省略することができるが、サブジェクトパーティーは、最小限1個以上の主張を当該討論小主題に登録しなければならないし、全てのサブジェクトパネルは、討論全体で一個以上の主張を登録しなければならない。
【0579】

討論展開状況に対する画面プレゼンテイション原則(討論状況に対する可視化参照)
−討論展開状況に対する画面プレゼンテイションは、次の原則を有する。
【0580】
・1画面にサブジェクトアーギュメントとオブジェクトアーギュメントを共に表示する。
【0581】
・アーギュメント位置:全てのサブジェクトアーギュメントを左側に位置し、全てのオブジェクトアーギュメントを右側に位置させる。
【0582】
・論点別群化:細部論点(SA)である個別SAとこれに対するOAを1つの群で識別するためのプレゼンテイションを考慮する。
【0583】
・争点のチェイニング :特定アーギュメントとこれに対する反論(counter argument)、再反論などの討論攻防上の全ての連結関係を認識できるように考慮する。
【0584】

意見構造化ブレークダウン
−意見という特定主張(subject argument)とこれに対する反論とに大別することができる。
【0585】
−本システムは、討論の対話性(interactivity)のために、まず、新しく登録される全ての主張は、細部争点別に次のようにブレークダウンして項目化し、反論は、これらの項目に対して提示されるようにする。
【0586】

意見ブレークダウン
−全ての新しい意見は、図40のように、さらに特定の主張をする主張とこれを裏付ける主張根拠とに分けて、各々帰納式展開で短く且つ簡潔に登録するようにする。
【0587】
−主張は、主張根拠を代表したり要約する内容で、討論(反論)の対象でなく、その主張を裏付ける主張根拠が討論の対象である。
【0588】
−主張根拠は、代表語(題目)と本文とで構成するものの、内容が短い場合、本文は省略され、代表語だけで構成することもできる。
【0589】
−登録する意見の大きさ(字数)は制限されないが、本システムが核心的に追求する対話式(interactive)討論のためには論点別にブレークダウンされなければならないので、決して長文になり得ない。
【0590】
−構造化に適応されず、意見開陳が困難な人々のために長文の主張を収容するものの、司会者は、意見提示者と協議調整、これを構造化して討論に反映する。
【0591】
−意見登録は、討論初期に登録する初期主張登録と討論過程で多くの意見と情報が交換、共有されることによって、整理されたまたは新しい意見が発生し、新しく追加する主張に分けられる。
【0592】

攻撃対象者
−全ての主張と主張根拠には、攻撃対象者(利害当事者)を指定することができる。攻撃対象者指定は、主張に対する反論をしなければならない相対者を指定することである。
【0593】
−主張に攻撃対象者を設定した場合、当該主張に付属される全ての主張根拠に対して同じ攻撃対象者を指定したものとして見なされる。
【0594】
−賛否討論の場合、賛成と反対の克明な利害当事者間の討論であるから、攻撃対象者の指定は省略し、システムは、内部的に攻撃対象者を自動指定する。
【0595】

構造化登録エディタ
−全ての主張と当該主張根拠の登録は、情報化と対話式(Interactive)討論が可能にするために、本システムのプログラムにより図37のように、ブレークダウンされ、構造化されたフォーマットで登録する。
【0596】
−このために、システムは、オフラインモードで使用することができる下記の機能を有する特殊なエディタを開発し、サポートする。
【0597】
・叙述式で作成された文章を項目別にブレークダウンし、主張と主張根拠を個体化して意見構造化をすることができる機能
・エディタは、ビューアー窓とアーギュメント入力窓の2つで構成され、アーギュメント入力窓で入力されたアーギュメントは、ビューアー窓に表示される。
【0598】
・付加説明機能(以下、参照窓(Reference-window)という):
主張や主張根拠などの各意見には、使われた特定用語や文句に対する解説、概念などの付加説明資料を独立されたサブ個体で入力できる特別な機能を提供し、長文の個体になることを最大限防止する。参照窓は、意見に対する反論時、特定他の意見を直接参照させることもできる。
【0599】
・入力が完了すれば、入力された内容は、入力者のPCに格納され、入力者の選択によりインターネットを介してDBにアップロードされる。
【0600】
・登録された意見の修正は、必ずオンラインモードですることができる。
【0601】
・エディタは、自動でダウンロードされるように処理する。
【0602】

用語定義
−アーギュメント(意見):ブレークダウンされた全ての細部論点個体(主張、主張根拠、反論、再反論、質疑など)。
【0603】
−主張アーギュメント:上記で定義した主張の個体を主張アーギュメントと言う。
【0604】
−主張根拠アーギュメント:上記で定義した主張根拠の個体を主張根拠アーギュメントと言う。
【0605】
−主張:1つの主張アーギュメントとこれに属する主張根拠アーギュメントを共に1つの主張として称することができる。
【0606】
−サブジェクトアーギュメント:サブジェクトパネルが提示した最初の主張と主張根拠(以下SAという)。
【0607】
−オブジェクトアーギュメント:オブジェクトパネルが提示した全ての反論(以下OAという)。
【0608】
サブジェクトパネル:意見(主張)を初めて開陳したパネル。
【0609】
オブジェクトパネル:サブジェクトパネルの意見に対して反論を提起したパネル。
【0610】
−オピニオン:アーギュメントを文脈によってオピニオンでも表現。
【0611】
主張の登録
−1個の討論小主題に登録できる主張の個数は制限されない。
【0612】
−各主張には、1個以上の主張根拠アーギュメントが登録されることができる。
【0613】
−全ての主張は、登録直ちに公開される。しかし、討論の性格によって討論関係者間の事前合意によって意見提出時限まで全ての登録された意見をオーディエンスと他の利害当事者に公開しない方式を使用することもできる(以下、非公開アーギュメントという)。
【0614】
−初期主張登録は、討論時限を勘案して、事前に討論関係者の合意によって定めた時限内に登録されなければならない(主張提出時限参照)。
【0615】

主張、主張根拠アーギュメント個体構造
−主張アーギュメントは、全ての主張根拠を要約する結論的主張であって、討論の対象でない。主張を裏付ける具体的で且つ詳細な主張根拠アーギュメントが実際に討論すべき対象である。したがって、主張根拠アーギュメントがない主張アーギュメントは、システムが登録拒否しなければならない。
【0616】
−主張及び主張根拠アーギュメントは、共に図34と同じ個体構造を有する。
【0617】
−主張アーギュメントは、代表語だけで構成され、次の性格を有する。
【0618】
・全ての主張根拠を要約する内容または檄文、隠喩的主張、広報的な表現なども可能である。
【0619】
−主張根拠アーギュメントは、代表語と本文とで構成され、本文は、サブウィンドウ個体を用いて表示する。
【0620】

主張根拠の登録と性格分類
−主張根拠は、実際討論の対象となるブレークダウンされた最小の争点客体である。
【0621】
−既登録された主張に対する主張根拠だけを追加入力することもでき、新しい主張に対する主張根拠を既存の他の主張の特定主張根拠として指定することもできる。このために、システムでは、当該主張根拠目録を提供して選択できるようにする。
【0622】
−主張根拠が討論小主題と同じ内容水準で表現される場合、討論小主題に別途の主張なしに主張根拠を直ちに登録することができる。システムは、このような場合、ダミー主張を内部的に生成管理する。
【0623】
−主張と主張根拠をブレークダウンして登録されても、討論進行や討論の終結過程をシステム化するにあたって、次のような事項が考慮されなければならない。
【0624】
[1]主張根拠間の相互相関関係;以下、“根拠構造”という。
【0625】
−主張根拠間の論理的構造の相関関係で主張に対する評決時に参照
[2]主張根拠の性格;以下、“根拠区分”という。
【0626】
−各主張根拠の内容に対する性格による分類で評決方法を決定するファクター
−全ての主張根拠(ら)は、必ず前記分類に適用されなければならない。仮に、上記分類に適用されない場合が発生すれば、この主張根拠は、対話式(Interactive)討論が不可能な非論理的意見であるか、主張の根拠として適合しないということを意味する。この場合、司会者は、当該パネルと協議して調整しなければならないし、調整されない場合、意見退出する。
【0627】

根拠構造:
−主張根拠は、構造的性格によって独立型、従属型、及び複合型に分けられる。
【0628】
−登録されたアーギュメントに対する根拠構造化は、司会者が行い、サブジェクトアーギュメントに対する評決時に、システムが参照する。
【0629】

根拠区分:
−全ての主張根拠は、主張内容の性格によって次のように3つに分類することができる。
【0630】
[1]特定情報やファクト(事実)を表現する場合と
[2]一定なバリュー(価値)、概念、規範などの定義や特定論理的主張を表現する場合
[3]政策討論でのように特定方案(Proposition)や政策などを提示する場合

主張根拠構造のタイプ
−特定主張に従属した多数の主張根拠は、各々の内容によって図41のように、互いに独立的な主張根拠(独立型)と、互いに論理的に連結される従属的な主張根拠(従属型)、またはこれらの複合型に分けられることができる。複合型は、可能な限り上位レベル主張を分離し、独立型と従属型に分離生成することが好ましい。
【0631】
−本主張根拠の構造は、パネル、オーディエンスの場合、全く意識する必要がない。 システムは、デフォルトで独立型で指定し、司会者が意見スクリーン時、内容によって修正指定する。主張根拠は、最終主張の評決に参照し、システムは、司会者の指定によって主張のプレゼンテイションに反映する。
【0632】

独立型
−独立型は、各主張根拠が互いに独立的である。したがって、これらのうち一部が誤った主張根拠である場合でも、主張の理論的根拠が多少影響を受けることができるが、根本的に主張が否定されない性格である。
【0633】

従属型
*−従属型は、各主張根拠が最終主張の根拠になる演繹式(又は帰納的)論理展開型の主張根拠を言う。問題点を羅列し、これに対する対策方案を樹立する形態が代表的な従属型と言える。各アーギュメントは、主張根拠と、この主張根拠の論理的根拠とで構成されるので、従属型は、一部の論理根拠が否定される場合、その主張根拠または(及び/又は)主張自体が否定される。
【0634】
−システムは、論理的根拠も主張根拠として見なすべきである。
【0635】
−パネルの力量によっては、従属型根拠構造を論理的根拠と主張根拠とに分離せず、1つの根拠構造で登録する場合も発生することができる。この場合、司会者は、複合型の場合を含んで任意に登録された意見を調整することができる。特に、不特定多数が参加する激しい討論の場合は、大部分の登録された意見に対して司会者が調整すべきである。
【0636】
−司会者は、各従属型主張根拠に対して従属関係を指定しなければならない。すなわち、当該主張根拠の直接的な論理根拠になる全てのアーギュメントを明確に指定しなければならない。
【0637】

主張根拠区分のタイプ:主張根拠の評決時、評決方法を決定するファクター
計量的主張、非計量的主張
−下記の例から分かるように、主張根拠が計量的に表現されたり、具体的なカテゴリーを指定した場合、これを計量的主張と言い、反対の場合、非計量的主張と言う。
【0638】
−一般的に特定の事実や情報を表現する主張は、計量的主張と言い、特定の概念、要件、規範などの定義や価値、論調などを表現する主張は、非計量的主張と言える。
【0639】
−本システムでは、方案も具体的範ちゅうの内容であるから、計量的主張として見なす。
【0640】
−しかし、主張根拠の性格が価値や論調であるとしても、計量的に表現されている場合には、これは、事実的主張として見なし、また、非計量的に表現された事実は、論調(価値)として見なす。
【0641】
−主張根拠が事実(情報)にも拘わらず、非計量的主張である場合、論理的には欠陥がある主張であると見ることができるが、暗黙的または文脈上で計量的表現を省略したり推定することができる場合、計量的主張であると見ることもできる。
【0642】
−事実的主張が非計量的主張であるとしても、司会者の意見スクリーンによる意見退出はすることができず、他のパネルによる反論だけで不適合処理されることができる。
【0643】
−全ての非計量主張は、主張が成立するための仮定事項があると本システムは仮定する。
【0644】

<根拠区分の事例>
・国家の国民意識水準が高くなければ、決して民主主義がその国家を運営するための最善の政体であると主張することができない(論調)。
【0645】
・医者は、たとえ患者が治療費を支払うことができなくても、治療を拒否してはならない(価値)。
【0646】
・我ら国民は、まだ環境より産業発展を重要視する(非計量的であるから論調):我ら国民の30%程度だけが環境を産業より優先視する(計量的であるから事実)。 ・現在の情報通信教育技術水準では情報化疎外階層を適正に教育させることはできない(非計量的論調):情報通信に対する現在の教育技術がどの程度であるから情報化疎外階層を適切に教育させることができないかに対する具体的説明が欠如されているので、非計量的主張であり、論調である。
【0647】
・我ら国民の意識水準は、駐韓米軍が撤収すれば、北朝鮮から国防に深刻な威嚇が発生すると認識している(非計量的または計量的):我ら国民の何パーセントがそのように意識しているか明示される場合に計量的であるが、この主張は、我ら国民の過半数以上がそのように考えている主張として解析することもできる。
【0648】
・労組の活動(成立)目的は、必ず私的な経済活動に限定される組織体でなければならない(非計量的価値):労組の必要性に対する限界に関する定義を主張している。
【0649】
・2003年現在、我らは、一部の情報通信部品分野を除いて、情報通信機器の普及率や通信インフラ環境、情報通信応用技術など一般的な情報通信の全ての分野では日本より先んじている。:日本より先んじた分野を限定しているので、計量的であり、事実である。
【0650】

事実(情報)と論調(価値)の性格による適合判断
−特定SA(サブジェクトアーギュメント)が討論結果、対立当事者の意見が優劣を分けるに難しい程度で対立される場合、主張根拠区分の性格によって適合性を判断する方法が下記のように変わる。
【0651】
−事実によるSAは、特定事実に立った主張であるから、反対事実や事実を否定することができる明白な根拠(反論)がなければ、主張の真偽を否定できない性格を有する。
【0652】
−したがって、特定の主張根拠が事実である場合、対立当事者の意見が優劣を分けるに難しい程度で対立されても、論調や価値とは異なって、多数決により正当化されることができない。しかし、論調や価値は、時代的または文化的、社会的状況による可変的要素であるから、争点が対立された場合、多数決により正当化されることもできる性格である。
【0653】

政策討論の主張登録
−政策討論の場合、登録される全ての最初SAである主張は、図42のように分類される。すなわち、最初SAの成立要件上、次の主張が含まれる。
【0654】

*−システムは、これらの主張の分類を小主題情報として認知して登録する。
【0655】
△主張方案(方案という):提示(主張)する具体的方案
△必要性提示:方案の効果、長所などの必要性に対する内容やまたは、発生する現問題点とこれに対する対策(効果、長所)を言う。→逆効果、短所
△予想問題点と対策提示:方案施行時に発生する(または発生が予想される)問題点に関する内容と対策を言い、発生するものと発生予想されるものとを区分する。→代案
*ここで言う予想問題点は、必要性を発生させる現在の問題点でなく、主張通り施行する時、付加的に発生予想される問題点をいう。例えば、“戸主制の撤廃”という討論の場合、現戸主制によって発生する問題点は、撤廃の必要性を意味し、根拠要件での予想問題点は、戸主制を撤廃することによって、逆に発生予想される問題点を言う。
【0656】
△事例提示:主張根拠を裏付ける特定事例であって、事例引用処(国家、人物、団体/組織など)、内容、効果、参照物を含む。→逆事例
△その他:ダミーまたはその他の内容。
【0657】
−必要性提示と主張方案は、必ず登録されなければならない(以下、“主張要件”という)。
【0658】
システムは、必要性提示と主張方案がない場合、主張全体を司会者に通知し、司会者は、登録されたSAを精密にスクリーンして主張の成立要件を確保しなければならない。
【0659】
−全ての主張方案は、その方案が発生された当該必要性提示の項目と連結関係を指定しなければならない。
【0660】
−必要性提示は、主張方案の根拠になるので、討論攻防結果、必要性提示が否定される場合、当該主張方案も否定される。
【0661】
−システムは、全ての主張方案(proposition)に対する主張根拠区分を方案として、事例提示に対する主張根拠区分を事実として自動登録し、その他の必要性提示、予想問題点と対策などは、具体的内容によって司会者が確定する。
【0662】
−予想問題点と対策は、主張者により提起され、代案をも提示することができ、反論者が反論として提起することもできる。
【0663】

本システムでの結論導出
−本システムは、運営方式において既存討論とは異なる特徴を有する。
【0664】
[1]全ての意見は、細部論点事案別にブレークダウンされる。
【0665】
[2]一定な討論規則による対話式討論を行い、論点の明確な展開が可能である。
【0666】
[3]司会者によって全ての不良意見が濾過され、有意で且つ健全な意見だけが収集される。
【0667】
−このような特徴は、一定時限が経過するまで特定意見に対して反論がないということは、当該意見が正しいということを意味すると断定することができる。
【0668】
−従って、システムは、討論進行結果を参照して次の討論結論処理を行う。
【0669】
△サブジェクトアーギュメントに対する評決:
全てのSA(細部争点)に対して討論攻防結果を中心にしてSAとCAの性格を考慮して、システムは、適合、不適合などの評決(Evaluation)を自動処理し、結論導出を図る。
【0670】
△討論全体に対する評決:
主張、小主題、または討論全体に対して司会者はSAに対する評決を考慮して評決を行い、これをオーディエンスに公開し、これらの適合した主張は、討論の結論に対する問題点、解決前提条件であることを明示する。
【0671】

図44は、本発明に係るドキュメントアイデンティフィケイションノーテイション(Document Identification Notation)構造図である。
【0672】
−本発明の明細書での全てのドキュメントで使われる各種説明資料及び仕様書には、共通的に次の構造を有する識別表示(Identification Notation)を使用する。
【0673】
△処理主体:運営者、司会者、利害当事者、パネル、オーディエンス、システム、共通
△資料種類:仕様及び規則説明資料、プロセス(処理フロー)、データ構造資料
△一連番号1:資料種類別一連番号
△一連番号2:特定資料種類の下位細部区分番号

一方、本発明の実施例では、討論関係者の会員加入または討論攻防時に一定金額を決済または支払う課金段階と、討論関係者であることを確認する保安認証段階とを備えていて、これは、一般的に使われている周知慣用的技術であるから、具体的な記述を省略した。
【0674】
その他に、本発明の要旨部分に該当しない一般的な公知技術も詳細な説明を省略した。
【0675】
上記で説明したことは、本発明に係るインターネットを基盤とする討論システム及びその方法を実施するための1つの実施例に過ぎないもので、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野の通常の知識を有するによって様々に変形が可能であることはもちろんである。
【産業上の利用可能性】
【0676】
以上説明したように、本発明に係るインターネットを基盤とする討論システム及びその方法によれば、各界各層の意見と主張を性格別に構造化して争点を重点化し、これに対する反論、再反論などの対話式争点攻防を通じて結論を導出することによって、合意と理解、導出などのサイクルによる科学的で且つ合理的な結論を導出することができ、決して完璧な討論の結論導出を追求するものでなく、最も最善の方向を図り、その最善方向も収集された情報と価値による一定の過程を公開することによって、絶対的結論でなく、一定の生命力と限界を内包する結論を導出することができるという効果がある。
【0677】
また、本発明は、新しい実質的社会改革をすることができる強力なジャーナリズム(journalism)構築が可能であり、新しい政治メカニズムが創造され、全世界のどこにもない革新的モデルを提供することによって、各界各層の健全な意見が収集され、世論を健全に主導し、偏向された一般国民意識をも改善することができるという効果がある。
【0678】

*その他に、本発明の討論システムは、下記の範囲に活用可能である。
【0679】
△社会的問題に対する公開討論。
【0680】
△特定集団内の事業計画、政策、施行案などに対する内部事前評価システム。
【0681】
△政府機関の各種法令、試案などに対する公聴会。
【0682】
△企業、集団の各種問題点に対する解決策、方案摸索のための公開的協議。
【0683】
△その他、企業及び公共機関組織全体の経営事案に対する意思決定システム。
【図面の簡単な説明】
【0684】
【図1】図1は、既存の討論の問題点を整理した図表である。
【図2】図2は、本発明に係るインターネットを基盤とする討論システムの全体構成図である。
【図3】図3は、本発明に適用される情報テーブルの全体構成図である。
【図4】図4は、本発明に適用される情報テーブルの詳細な構造図である。
【図5】図5は、本発明に係る討論ボディー情報DBの登録生成図である。
【図6】図6は、本発明に係る討論手続を示す全体流れ図である。
【図7】図7は、本発明に係るログイン及びメニュー活性化処理図である。
【図8】図8は、本発明に係る討論ボディー別メニュー構成図である。
【図9】図9は、本発明に係る会員情報DBの登録生成図である。
【図10】図10は、本発明に係る運営者モードの動作処理図である。
【図11】図11は、本発明に係る討論運営情報(司会者モード)登録過程図である。
【図12】図12は、本発明に係る討論ボディー情報登録過程図である。
【図13】図13は、本発明に係る討論小主題情報登録過程図である。
【図14】図14は、本発明に係る事前情報登録過程図である。
【図15】図15は、本発明に係る意見スクリーン処理過程図である。
【図16】図16は、本発明に係る支持要請検討処理過程図である。
【図17】図17は、本発明に係る司会者評決処理過程図である。
【図18】図18は、本発明に係る支持要請登録過程図である。
【図19】図19は、本発明に係る主張登録過程図である。
【図20】図20は、本発明に係る反論登録過程図である。
【図21】図21は、本発明に係る支持要請処理過程図である。
【図22】図22は、本発明に係る回答収容処理過程図である。
【図23】図23は、本発明に係る支持要請回答処理過程図である。
【図24】図24は、本発明に係る討論攻防終結処理過程図である。
【図25】図25は、本発明に係るSA評決処理過程図である。
【図26】図26は、本発明に係る討論クロジング処理過程図である。
【図27】図27は、本発明に係るSA対立評決処理過程図である。
【図28】図28は、本発明に係る主張評決処理過程図である。
【図29】図29は、本発明に係る小主題及び討論全体評決処理過程図である。
【図30】図30は、本発明に係るサブジェクトアーギュメント評決規則生成図である。
【図31】図31は、本発明に係る評決ファクターによる評決ポートフォリオを説明する図表である。
【図32】図32は、本発明に係る全体プロセス処理図表である。
【図33】図33は、本発明に係るインターネットを基盤とする討論システムの全体構造図である。
【図34】図34は、本発明に係るアーギュメント個体の画面表示構成図である。
【図35】図35は、本発明に係る討論全体に対する攻防状況画面表示構成図である。
【図36】図36は、本発明に係る1つのSAに対する攻防状況画面表示処理過程図である。
【図37】図37は、本発明に係るエディタ(意見構造化登録のための)の画面構成図である。
【図38】図38は、本発明に係る討論情報の分類図である。
【図39】図39は、本発明に係る討論展開方式図である。
【図40】図40は、本発明に係る意見構造化概要図である。
【図41】図41は、本発明に係る主張根拠構造図である。
【図42】図42は、本発明に係る政策討論の登録図である。
【図43】図43は、本発明に係る反論の連係図である。
【図44】図44は、本発明に係るドキュメントアイデンティフィケイションノーテイション(Document Identification Notation)構造図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネット討論を通じて意思決定をサポートするインターネットを基盤とする討論システムにおいて、
インターネットを介して接続されたパネルが、討論タイプ別に事前に定められた一定の規則の下に討論主題の細部争点別に対話式(Interactive)意見攻防を行い、各意見の性格と攻防結果によって定められた評決ルールにより結論を導出し、全ての討論関係者の身上情報をはじめとして討論情報、討論攻防情報、討論結果導出情報をデータベースに登録して管理する討論管理サーバーを備え、
前記討論管理サーバーは、インターネットを介して多数のパネルクライアント端末機に接続され、
世論収集のためのポールに参加し、多数のパネルの討論攻防によって処理される討論攻防状況に対して自由意見を提示し、パネルの意見に対して質疑をしたり、パネルの支持要請により討論攻防に参加する多数のオーディエンスクライアント端末機に接続されることを特徴とするインターネットを基盤とする討論システム。
【請求項2】
前記討論管理サーバーは、
討論に関する各種分類のための基準情報を登録する基準情報DBと;
全ての会員に関する基本情報を登録する会員情報DBと;
討論の名称及び小主題などの情報をはじめとして討論の特性を規定する討論区分及び分類、討論進行規則、進行状況などの各討論個体に関する情報を格納する討論情報DBと;
討論過程で生成された全ての主張根拠、反論、質疑などのアーギュメント情報を登録するアーギュメント情報DBと;
前記会員情報DBから抽出された討論別討論関係者情報を登録する討論ボディー情報DBと;を含むことを特徴とする請求項1に記載のインターネットを基盤とする討論システム。
【請求項3】
前記会員情報DBは、特定の組織や団体に関する利害当事者情報と;司会者、パネル、オーディエンスなどの個人に関する個人会員情報と;を含むことを特徴とする請求項2に記載のインターネットを基盤とする討論システム。
【請求項4】
前記討論情報DBは、各々の討論を区分する討論基本情報と;当該討論の各種討論タイプ分類情報と;討論の諸運営規則を定めた討論規則情報と;討論の進行状況を把握できる討論進行情報と;討論事案別に分類する討論小主題情報と;を含むことを特徴とする請求項2に記載のインターネットを基盤とする討論システム。
【請求項5】
前記アーギュメント情報は、討論事前情報と討論過程で生成された全ての主張、反論、質疑をはじめとする各種アーギュメント情報と;各種評決情報、退出情報などの付加情報と;事前情報(543)及び退出意見情報(544)と;を含むことを特徴とする請求項2に記載のインターネットを基盤とする討論システム。
【請求項6】
前記討論ボディー情報DBは、利害当事者、パネル及び司会者の必須登録情報と;選択的に討論に参観または参加を制限するオーディエンス情報と;を含むことを特徴とする請求項2に記載のインターネットを基盤とする討論システム。
【請求項7】
前記討論ボディー情報DBは、討論の確定時、運営者、司会者または利害当事者などが会員情報DBから抽出して登録することを特徴とする請求項2または6に記載のインターネットを基盤とする討論システム。
【請求項9】
インターネットを介して接続された討論関係者の討論を総合して結論を導出するインターネットを基盤とする討論方法であって、
前記討論関係者の接続要求によって端末機を討論管理サーバーに自動接続して、討論ボディー別メニュー画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された討論ボディー別メニュー画面で運営者、司会者、利害当事者、パネル、オーディエンスのうちいずれか1つが選択されたか否かを判断する段階と;を備えて構成されることを特徴とするインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項10】
前記判断する段階で、司会者が選択されれば、討論ボディー登録、討論運営情報登録、討論小主題登録、事前情報登録、意見スクリーン、支持要請検討及び司会者評決の司会者メニュー画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された司会者メニュー画面で討論運営情報登録が選択されれば、討論情報登録画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された討論情報登録画面で討論区分及び討論分野の討論運営情報を入力し、討論情報DBに登録する段階と;
前記討論情報DBに登録された討論区分が本討論であるか否かを判断し、本討論であれば、討論分類情報と討論規則情報を入力し、討論情報DBに登録する段階と;をさらに備えて構成されることを特徴とする請求項9に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項11】
前記端末機に送出された司会者メニュー画面で討論ボディー登録が選択されれば、前記討論情報DBに登録された討論種類がパネル討論であるか否かを判断する討論種類判断段階と;
前記討論種類判断段階で討論種類がパネル討論であれば、討論ボディー情報登録画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された討論ボディー情報登録画面で利害当事者、パネルの討論ボディー情報を入力し、討論ボディー情報DBに登録する段階と;
前記討論種類判断段階で討論種類がパネル討論でなければ、秘密討論または地域討論であるかを判断する段階と;
前記討論種類が秘密討論または地域討論であれば、討論ボディー情報登録画面で指定オーディエンスを入力し、討論ボディー情報DBに登録する段階と;を備えて構成されることを特徴とする請求項10に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項12】
前記端末機に送出された司会者メニュー画面で討論小主題登録が選択されれば、前記討論情報DBに登録された討論区分が政策討論であるか否かを判断する討論区分判断段階と;
前記討論区分判断段階で討論区分が政策討論でなければ、小主題情報登録画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された小主題情報登録画面で司会者が小主題情報、小主題別サブジェクトパーティーを入力し、討論情報DBに登録する段階と;
前記小主題別サブジェクトパーティーを指定し、指定日から主張提出時限をカウントし、討論情報DBに登録する段階と;
前記討論情報DBに登録された討論開始処理案内文を公告しつつ、Eメールで通知する段階と;を備えて構成されることを特徴とする請求項10に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項13】
前記端末機に送出された司会者メニュー画面で事前情報登録が選択されれば、前記討論情報DBに登録された討論区分が事前討論であるか否かを判断する討論区分判断段階と;
前記討論区分判断段階で討論区分が事前討論でなければ、事前情報登録画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された事前情報登録画面で事前情報を入力し、小主題別事前情報をアーギュメント情報DBに登録する段階と;を備えて構成されることを特徴とする請求項10に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項14】
前記端末機に送出された司会者メニュー画面で意見スクリーンが選択されれば、意見スクリーン対象目録が生成され、意見スクリーン処理画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された意見スクリーン処理画面で対象意見項目別に退出可否及び意見分類コードを選択し、未処理項目があるか否かを判断する未処理判断段階と;
前記未処理判断段階で未処理項目がなければ、意見退出があるか否かを判断する退出判断段階と;
前記退出判断段階で意見退出があれば、システム退出処理を行い、退出実績を討論ボディー情報DBに登録し、退出内容と退出事由コードをアーギュメント情報DBに登録する段階と;
前記退出判断段階で意見退出がなければ、意見分類コードをアーギュメント情報DBに登録し、反論時限をカウントする段階と;を備えて構成されることを特徴とする請求項10に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項15】
前記端末機に送出された司会者メニュー画面で支持要請検討が選択されれば、討論攻防状況画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された討論攻防状況画面で要請文を検討し、要請文が取り消されたか否かを判断する段階と;
前記段階で取消があれば、強制締切を選択し、アーギュメント情報DBに登録し、これをEメールで通知する段階と;を備えて構成されることを特徴とする請求項10に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項16】
前記端末機に送出された司会者メニュー画面で司会者評決が選択されれば、前記討論情報DBに登録された討論区分が政策討論であるか否かを判断する討論区分判断段階と;
前記討論区分判断段階で討論区分が政策討論でなければ、主張根拠評決現況画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された主張根拠評決現況画面で司会者によって主要主張根拠が選択されれば、システムが主要主張根拠の適合、不適合、留保または条件適合によって主張を評決し、評決結果をアーギュメント情報DBに登録する段階と;
前記討論区分判断段階で討論区分が政策討論であれば、システムが必要性提示、方案、問題点及び対策をチェックし、適合、不適合、条件適合、または留保要件であるかを評決し、評決結果をアーギュメント情報DBに登録する段階と;を備えて構成されることを特徴とする請求項10に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項17】
前記未処理判断段階で未処理項目があれば、再処理要請メッセージを端末機画面に送出することを特徴とする請求項14に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項18】
前記判断する段階で、利害当事者が選択されれば、討論ボディー情報登録画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された討論ボディー情報登録画面で委任パネルを入力し、討論ボディー情報DBに登録する段階と;
前記委任パネルが登録されれば、要請文作成画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された要請文作成画面で要請文を作成し、アーギュメント情報DBに登録する段階と;をさらに備えて構成されることを特徴とする請求項9に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項19】
前記判断する段階で、パネルが選択されれば、主張登録、反論登録、支持要請、回答収容のパネルメニュー画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出されたパネルメニュー画面で主張登録が選択されれば、エディタが設置されたか否かを判断する段階と;
前記エディタが設置されていなければ、エディタを自動ダウンロードされ、エディタが設置されれば、エディタを実行してエディタ画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出されたエディタ画面で意見を入力してアーギュメント情報DBに登録し、前記アーギュメント情報DBに新しい意見が登録されたことを討論関係者及び関連オーディエンスにEメールで自動で通知する段階と;をさらに備えて構成されることを特徴とするインターネットを基盤とする請求項9に記載の討論方法。
【請求項20】
前記アーギュメント情報DBに意見を登録するために、主張と主張を裏付ける複数個の主張根拠を前記エディタ画面に論点項目別に(アーギュメント別に)ブレークダウンし、これらを構造化して入力する特殊エディタ機能段階と; 前記エディタを通じて政策討論での意見登録である場合、主張方案、必要性(問題点)提示、予想発生問題点とこれに対する対策、事例提示などに分類され、事前フォーマットされた方式で入力する段階と;をさらに備えて構成されることを特徴とする請求項19に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項21】
前記端末機に送出されたパネルメニュー画面で反論登録が選択されれば、討論攻防状況画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された討論攻防状況画面で反論対象アーギュメントを指定すれば、反論入力画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された反論入力画面で反論を入力してアーギュメント情報DBに登録し、前記アーギュメント情報DBに新しい意見が登録されたことを自動で通知する段階と;を備えて構成されることを特徴とする請求項19に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項22】
前記端末機に送出されたパネルメニュー画面で支持要請が選択されれば、前記討論情報DBに登録された討論種類をチェックし、一般及びパネル討論であるかを判断する討論種類判断段階と;
前記討論種類判断段階で討論種類が一般及びパネル討論であれば、前記討論ボディー情報DBに累積された当該利害当事者情報の支持要請回数が討論規則で許容された支持要請許容回数を超過したか否かを判断する段階と;
前記段階で許容回数を超過しなければ、討論攻防状況画面を端末機に送り出し、許容回数を超過すれば、エラーメッセージを端末機画面に送出する段階と;を備えて構成されることを特徴とする請求項19に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項23】
前記端末機に送出されたパネルメニュー画面で回答収容が選択されれば、討論攻防状況画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された討論攻防状況画面で支持要請者が回答収容可否を決定し、収容でなければ、回答者にEメールで通知し、登録された回答を削除し、当該アーギュメント情報DBを修正する段階と;
前記段階で収容であれば、回答内容を公開登録しつつ、反論時限をアーギュメント情報DBに登録する段階と;
前記アーギュメント情報DBに反論時限が登録されれば、締切可否照会画面を端末機に送り出し、支持要請締切であるか否かを判断する段階と;
前記段階で支持要請締切でなければ、締切時限をチェックし、締切時限が超過したか否かを判断する段階と;
前記締切時限が超過したり、支持要請締切であれば、支持要請文を削除し、アーギュメント情報DBに登録する段階と;を備えて構成されることを特徴とする請求項19に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項24】
前記判断する段階で、オーディエンスが選択されれば、反論、自由意見提示、支持要請回答のオーディエンスメニュー画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出されたオーディエンスメニュー画面で支持要請回答が選択されれば、討論攻防状況画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された討論攻防状況画面で回答対象アーギュメントを選択し、任意パネルを登録する段階と;
前記任意パネルが登録されれば、回答入力画面を端末機に送出して入力を非公開処理した後、アーギュメント情報DBに登録する段階と;
前記アーギュメント情報DBに登録された入力処理結果をEメールで通知した後、意見スクリーンを処理する段階と;をさらに備えて構成されることを特徴とする請求項9に記載のインターネットを基盤とする請求項9に記載の討論方法。
【請求項25】
前記討論関係者の討論攻防に対する結果を処理し、サブジェクトアーギュメント(SA)と主張、小主題、討論全体に対する適合、条件適合、不適合、留保などで評決を処理する討論結果導出段階をさらに備えることを特徴とする請求項9乃至24のいずれかに記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項26】
前記討論結果導出段階は、
反論放棄されたSAに対する攻防結果を優劣処理する討論攻防処理過程と;
前記討論攻防処理過程で攻防結果処理されたSAに対して適合、条件適合、不適合、留保などでシステム評決処理するSA評決過程と;
討論期間終了時、討論を締め切り、討論終了案内文をEメールで通知する討論クロジング過程と;
対立されたSAに対する攻防結果を処理する対立評決過程と;
主張別に評決処理されたSA評決情報をチェックし、主張に対する評決原則によって主張に対する評決を処理する主張評決過程と;
各主張を根拠にして小主題及び討論全体に対する評決を行う討論評決過程と;を備えて構成されることを特徴とする請求項25に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項27】
前記討論攻防処理過程は、
前記討論情報DBに登録された全てのSAに対して反論時限をチェックし、反論時限が超過したか否かを判断するステップと;
前記反論時限が超過すれば、OAが反論放棄したか否かを判断するステップと;
前記OAが反論放棄すれば、SAを優勢処理し、OAが反論放棄しなければ、SA劣勢処理し、どちらも反論放棄しなければ、対立処理し、この攻防結果処理に関する情報をアーギュメント情報DBに登録するステップと;を備えることを特徴とする請求項26に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項28】
前記SA評決処理過程は、
前記アーギュメント情報DBに登録された主張根拠に対する討論攻防情報をチェックし、討論攻防が終了したか否かを判断するステップと;
前記討論攻防が終了すれば、SA及びOA性格分類をチェックし、アーギュメント評決ルールによって適合、条件適合、不適合、評決留保の評決を処理し、処理結果をアーギュメント情報DBに登録するステップと;
前記アーギュメント情報DBに登録された主張根拠のうち従属された主張根拠、すなわち主張根拠構造が従属型であるかを判断し、従属型であれば、従属されたアーギュメントを従属したアーギュメントと同一に評決処理するステップと;を備えることを特徴とする請求項26に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項29】
前記討論クロジング過程は、
前記討論情報DBに登録された討論期間をチェックし、討論期間が終了したか否かを判断するステップと;
前記討論期間が終了すれば、討論を締め切り、実質討論期間を計算して討論情報DBに登録するステップと;
討論終了案内文をEメールで通知するステップと;を備えることを特徴とする請求項26に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項30】
前記対立評決過程は、
前記アーギュメント情報DBに登録されたCAをチェックし、新しいCAが登録されたか否かを判断するステップと;
前記アーギュメント情報DBに新しいCAが登録されなければ、前記討論情報DBに登録された実質討論期間が経過したか否かを判断するステップと;
前記実質討論期間が経過すれば、攻防中の未処理された討論攻防及びSA評決を最終的に処理するステップと;を備えることを特徴とする請求項26に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項31】
前記主張評決過程は、
司会者の主張評決実行指示により、システムが主張別SA評決情報をチェックし、全てのSA評決が適合または不適合または条件適合または評決留保で同一に評決された場合、自動でシステムが主張評決を行うことを特徴とする請求項26に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項32】
主張評決が終了すれば、討論情報DBに登録された全てのSAに対する評決を要約したSA評決要約表を生成し、討論評決処理画面を端末機に送出するステップと;
討論評決タイプをチェックし、前記評決タイプ=1であれば、小主題評決を入力し、小主題評決情報を討論情報DBに登録するステップと;
前記評決タイプ=1でなければ、小主題評決文作成画面を端末機に送出するステップと;
前記端末機に送出された小主題評決文作成画面で小主題評決文を作成し、討論情報DBに登録するステップと;を備えることを特徴とする請求項31に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項33】
前記小主題評決判断ステップで小主題評決完了であれば、討論評決文作成画面を端末機に送出するステップと;
前記端末機に送出された討論評決文作成画面で討論評決文を作成して、討論情報DBに登録するステップと;
前記討論情報DBに登録された討論評決文が評決タイプ=1であるか否かを判断するステップと;
前記評決タイプ=1であれば、討論全体評決を入力し、討論評決情報を討論情報DBに登録するステップと;を備えることを特徴とする請求項32に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項34】
前記サブジェクトアーギュメント別に反論、再反論の討論攻防を1画面に表示する討論攻防状況照会表示段階をさらに備えることを特徴とする請求項14乃至24のいずれか、または請求項26乃至33のいずれかに記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項35】
前記討論攻防状況照会表示段階は、討論攻防状況照会処理のために、攻防過程で発生したサブジェクトカウンタアーギュメントとオブジェクトアーギュメントをパネル別にグループ化し、生成されたアーギュメントの個数に関係なく各アーギュメントの画面出力位置を計算し、画面サイズを自動調整する出力機能を有することを特徴とする請求項34に記載のインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項36】
インターネットを介して接続された討論関係者の討論を総合して結論を導出するインターネットを基盤とする討論方法であって、
討論の主題、司会者、利害当事者及びオーディエンスを決定する討論決定過程(S110)と、討論期間、各種討論規則を協議決定、利害当事者別パネルを決定する討論基本事項決定協議過程(S120)と、討論管理サーバーの運営者が討論を行う司会者をまず登録し、登録された司会者が討論に直接参加する残りの討論関係者を登録する討論関係者登録過程(S130)と、討論基本事項、討論性格分類及び事前情報を登録する討論運営情報登録過程(S140)と、討論の小主題を登録し、小主題別意見開陳者を決定して登録する小主題登録過程(S150)と、を含む討論準備段階(S100)と;
サイト進行中の(On-going)討論目録に登録及び案内メッセージ公告、討論開始案内文をEメールで通知する討論開始過程(S210)と、サブジェクトアーギュメント(SA)登録、新規意見登録案内文を討論関係者にEメールで自動通知するサブジェクトアーギュメント登録過程(S220)と、サブジェクトアーギュメント(SA)性格分類登録と不良意見退出をEメールで通知する意見スクリーン過程(S230)と、SAに対する反論登録と、反論登録案内文を討論関係者にEメールで自動通知する反論登録過程(S240)と、を含む討論攻防段階(S200)と;
反論放棄されたSAに対する攻防結果、優劣処理する討論攻防結果処理過程(S310)と、攻防結果処理されたSAに対する適合、条件適合、不適合、留保などでシステム評決するSA評決過程(S320)と、を含む討論評決段階(S300)と;
討論期間終了時、締切処理と、討論終了案内文をEメールで通知する討論クロジング過程(S410)と、進行中の(On-going)攻防対立処理と、対立された攻防SA評決処理する攻防終結処理過程(S420)と、主張システム評決、小主題評決、討論全体評決処理する討論評決処理過程(S430)と、を含む討論終結段階(S400)と;を備えて構成されることを特徴とするインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項37】
インターネットを介して接続された討論関係者の討論を総合して結論を導出するインターネットを基盤とする討論方法であって、
討論進行過程で専門的知識が必要であるか、特定の少数の集団が本討論とは別途に討論を進行し、その結果を本討論に反映できる派生討論段階と;
特定の事案に対して立場を変えて討論攻防を試みる反対討論段階と;を本討論に従属されるサブ討論として含むことを特徴とするインターネットを基盤とする討論方法。
【請求項38】
インターネットを介して接続された討論関係者の討論を総合して結論を導出するインターネットを基盤とする討論方法において、
前記討論関係者の接続要求によって端末機を討論管理サーバーに自動接続し、討論ボディー別メニュー画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された討論ボディー別メニュー画面で運営者、司会者、利害当事者、パネル、オーディエンスの中から運営者が選択されたか否かを判断する段階と;
前記討論ボディー別メニュー画面で運営者が選択されれば、討論情報登録画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された討論情報登録画面で討論期間、討論名などの基本情報を入力し、討論情報DBに登録する段階と;
前記討論基本情報が登録されれば、討論ボディー情報登録画面を端末機に送出する段階と;
前記端末機に送出された討論ボディー情報登録画面で司会者を指定し、討論ボディー情報DBに登録する段階と;を備えて構成されるインターネットを基盤とする討論方法が記録された記録媒体。
【請求項39】
インターネットを介して接続された討論関係者の討論を総合して結論を導出するインターネットを基盤とする討論方法において、
討論の主題、司会者、利害当事者及びオーディエンスを決定する討論決定過程(S110)と、討論期間、各種討論規則を協議決定、利害当事者別パネルを決定する討論基本事項決定協議過程(S120)と、討論管理サーバーの運営者が討論を行う司会者をまず登録し、登録された司会者が討論に直接参加する残りの討論関係者を登録する討論関係者登録過程(S130)と、討論基本事項、討論性格分類及び事前情報を登録する討論運営情報登録過程(S140)と、討論の小主題を登録し、小主題別意見開陳者を決定して登録する小主題登録過程(S150)と、を含む討論準備段階(S100)と;
サイト進行中の(On-going)討論目録に登録及び案内メッセージ公告、討論開始案内文をEメールで通知する討論開始過程(S210)と、サブジェクトアーギュメント(SA)登録、新規意見登録案内文を討論関係者にEメールで自動通知するサブジェクトアーギュメント登録過程(S220)と、サブジェクトアーギュメント(SA)性格分類登録と不良意見退出をEメールで通知する意見スクリーン過程(S230)と、SAに対する反論登録と、反論登録案内文を討論関係者にEメールで自動通知する反論登録過程(S240)と、を含む討論攻防段階(S200)と;
反論放棄されたSAに対する攻防結果、優劣処理する討論攻防結果処理過程(S310)と、攻防結果処理されたSAに対する適合、条件適合、不適合、留保などでシステム評決するSA評決過程(S320)と、を含む討論評決段階(S300)と;
討論期間終了時、締切処理と、討論終了案内文をEメールで通知する討論クロジング過程(S410)と、進行中の(On-going)攻防対立処理と、対立された攻防SA評決処理する攻防終結処理過程(S420)と、主張システム評決、小主題評決、討論全体評決処理する討論評決処理過程(S430)と、を含む討論終結段階(S400)と;を備えて構成されるインターネットを基盤とする討論方法が記録された記録媒体。
【請求項40】
前記判断する段階で、運営者が選択されれば、討論情報登録画面を端末機に送出する段階と、
前記端末機に送出された討論情報登録画面で討論期間、討論名などの基本情報を入力し、討論情報DBに登録する段階と、
前記討論基本情報が登録されれば、討論ボディー情報登録画面を端末機に送出する段階と、
前記端末機に送出された討論ボディー情報登録画面で司会者を指定し、討論ボディー情報DBに登録する段階と、をさらに備えて構成されることを特徴とする請求項9に記載のインターネットを基盤とする討論方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【公表番号】特表2008−516302(P2008−516302A)
【公表日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−529709(P2007−529709)
【出願日】平成17年9月1日(2005.9.1)
【国際出願番号】PCT/KR2005/002900
【国際公開番号】WO2006/025704
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ペンティアム
2.ウィンドウズ
【出願人】(507070146)
【出願人】(507070157)
【Fターム(参考)】