説明

カプセル型内視鏡の誘導方法および磁界発生装置の動作方法

【課題】被検体内に対する撮像視野の位置および方向の少なくとも一つを能動的に制御でき、被検体内の所望の観察部位を短時間且つ確実に観察できることを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる被検体内導入システムは、被検体100内に導入されるカプセル型内視鏡1と、永久磁石3とを備える。被検体100内の画像を撮像するカプセル型内視鏡1の撮像部は、筐体の内部に固定配置される。また、カプセル型内視鏡1は、被検体100内に導入した液体2a中で前記筐体の位置および姿勢の少なくとも一つを変化させる駆動部を有する。永久磁石3は、液体2a中で前記筐体の位置および姿勢の少なくとも一つを変化させる前記駆動部の動作を制御する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
永久磁石を備えた液体中のカプセル型内視鏡に対して磁界発生部が発生する磁界を制御することにより、前記カプセル型内視鏡の動きを制御して誘導するカプセル型内視鏡の誘導方法であって、
前記磁界発生部を制御することにより、前記カプセル型内視鏡を体内において重力と略平行である鉛直方向に誘導し、胃壁および液面の間で前記カプセル型内視鏡が潜水した状態とする第一の移動ステップを含むことを特徴とするカプセル型内視鏡の誘導方法。
【請求項2】
前記磁界発生部を制御することにより、前記カプセル型内視鏡が胃壁および液面の間で潜水した状態で略水平方向へ前記カプセル型内視鏡を移動させる第二の移動ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡の誘導方法。
【請求項3】
前記磁界発生部が、前記第一の移動ステップおよび前記第二の移動ステップに係る磁界発生部の制御情報を記憶するパターン記憶部から該制御情報を読み出すステップをさらに含み、
前記第一の移動ステップおよび前記第二の移動ステップは、前記パターン記憶部に記憶された前記制御情報に基づいて、前記磁界発生部を制御することにより実施されることを特徴とする請求項2に記載のカプセル型内視鏡の誘導方法。
【請求項4】
前記第一の移動ステップは、前記カプセル型内視鏡を胃壁の底面から鉛直上方向に移動させるステップであることを特徴とする請求項2に記載のカプセル型内視鏡の誘導方法。
【請求項5】
前記第一の移動ステップは、前記カプセル型内視鏡を前記液体の液面から鉛直下方向に移動させるステップであることを特徴とする請求項2に記載のカプセル型内視鏡の誘導方法。
【請求項6】
前記第二の移動ステップの後に、前記液体中に潜水した状態の前記カプセル型内視鏡を鉛直下方向に誘導することにより胃の底面に接触させる第三のステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のカプセル型内視鏡の誘導方法。
【請求項7】
前記第二の移動ステップの後に、前記液体中に潜水した状態の前記カプセル型内視鏡を鉛直上方向に誘導することにより前記液体の表面に接触させる第三の移動ステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のカプセル型内視鏡の誘導方法。
【請求項8】
液体中のカプセル型内視鏡を所定の方向へ磁気誘導するための磁界を発生する磁界発生装置の動作方法であって、
前記磁界発生装置を制御することにより、前記カプセル型内視鏡に対して重力と平行な鉛直方向に作用する磁界の大きさを制御して、前記カプセル型内視鏡の表面の全体が前記液体と接触する状態とする第一の移動ステップを含むことを特徴とする磁界発生装置の動作方法。
【請求項9】
前記カプセル型内視鏡の表面の全体が前記液体と接触した状態で前記カプセル型内視鏡が略水平方向に移動するように、前記カプセル型内視鏡に対して略水平方向に作用する磁界の大きさを制御する第二の移動ステップをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の磁界発生装置の動作方法。
【請求項10】
前記第二の移動ステップは、前記カプセル型内視鏡に作用する鉛直方向の磁力と重力と浮力との和がほぼゼロになるように前記磁界発生装置を制御するステップであることを特徴とする請求項9に記載の磁界発生装置の動作方法。
【請求項11】
前記カプセル型内視鏡の比重が前記液体の比重より大きく、かつ前記磁界発生装置が磁界を発生させるための誘導用磁石を備え、
前記第一の移動ステップは、前記誘導用磁石が前記カプセル型内視鏡に対して発生する磁界を強くすることにより、前記カプセル型内視鏡を重力の作用方向と反対方向へ誘導するステップであり、
前記第二の移動ステップは、前記誘導用磁石を電力の作用方向と略直交する水平方向へ移動させるステップであることを特徴とする請求項9に記載の磁界発生装置の動作方法。
【請求項12】
前記カプセル型内視鏡の比重が前記液体の比重より小さく、かつ前記磁界発生装置が磁界を発生させるための誘導用磁石を備え、
前記第一の移動ステップは、前記誘導用磁石が前記カプセル型内視鏡に対して発生する磁界を強くすることにより、前記カプセル型内視鏡を重力の作用方向へ誘導するステップであり、
前記第二の移動ステップは、前記誘導用磁石を電力の作用方向と略直交する水平方向へ移動させるステップであることを特徴とする請求項9に記載の磁界発生装置の動作方法。
【請求項13】
前記カプセル型内視鏡の比重が前記液体の比重より小さく、かつ前記磁界発生装置が磁界を発生させるための誘導用磁石を備え、
前記第一の移動ステップは、前記誘導用磁石が前記カプセル型内視鏡に対して発生する磁界を強くすることにより、前記カプセル型内視鏡を重力の作用方向へ誘導するステップであり、
前記第二の移動ステップは、前記誘導用磁石を電力の作用方向と略直交する水平方向へ移動させるステップであることを特徴とする請求項9に記載の磁界発生装置の動作方法。
【請求項14】
前記カプセル型内視鏡に作用する重力と磁力と浮力との和が重力の作用方向になるまで、前記誘導用磁石が前記カプセル型内視鏡に対して発生する磁界を弱くする第三の移動ステップをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の磁界発生装置の動作方法。
【請求項15】
前記カプセル型内視鏡に作用する重力と磁力と浮力との和が重力の作用方向と反対方向になるまで、前記誘導用磁石が前記カプセル型内視鏡に対して発生する磁界を弱くする第三の移動ステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の磁界発生装置の動作方法。
【請求項16】
前記カプセル型内視鏡に作用する重力と磁力と浮力との和が重力の作用方向になるまで、前記誘導用磁石が前記カプセル型内視鏡に対して発生する磁界を強くする第三の移動ステップをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の磁界発生装置の動作方法。
【請求項17】
前記第一の移動ステップは、前記誘導用磁石の前記カプセル型内視鏡に対する距離を変化させることによって磁場強度を変化させるステップであることを特徴とする請求項9〜13のいずれか一つに記載の磁界発生装置の動作方法。
【請求項18】
前記第二の移動ステップは、前記水平方向に複数個配置された各電磁石が発生する磁界を前記磁界発生装置が制御することにより、前記カプセル型内視鏡に作用する水平方向の磁界を変化させるステップであることを特徴とする請求項9に記載の磁界発生装置の動作方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【公開番号】特開2012−71176(P2012−71176A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−284396(P2011−284396)
【出願日】平成23年12月26日(2011.12.26)
【分割の表示】特願2007−552983(P2007−552983)の分割
【原出願日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(304050923)オリンパスメディカルシステムズ株式会社 (1,905)
【Fターム(参考)】