説明

キノコの栽培用培地とキノコの栽培方法

【課題】簡単な方法で確実にパントテン酸を高い濃度で含有するキノコを栽培するキノコの栽培用培地とキノコの栽培方法を提供する。
【解決手段】菌床栽培によるキノコの栽培用培地において、培地基材にパントテン酸カルシウムが混合されている。パントテン酸カルシウムは、栽培用培地100ml当たり2g以下の割合で配合されている。培地基材にパントテン酸カルシウムを混合し、パントテン酸カルシウムを混合した栽培用基材を容器に詰め、殺菌処理を施し、ここに種菌を接種して適温適湿で培養し、子実体を発生させ生育させる。また、原木から切断されたホダ木をパントテン酸カルシウム水溶液で作られた浸漬水で浸漬処理し、浸漬処理したホダ木に種菌を接種し、熟成させ、その後さらにホダ木をパントテン酸カルシウム水溶液で作られた浸漬水で浸漬処理し、子実体を発生させ生育させてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、菌床栽培や原木栽培によるキノコの栽培用培地とキノコの栽培方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、キノコの栽培用培地にビタミンやミネラルを添加して、生育したキノコの栄養価を高める方法があった。例えば、特許文献1に開示されているチアミン(ビタミンB1)を高濃度含有したシイタケの栽培用培地及び栽培方法は、菌床栽培によるシイタケの栽培用培地において、シイタケの菌糸体の成長と子実体の形成及び発育に必要な量以上のチアミンを含有させて子実体内にチアミンを高濃度含有したシイタケを栽培するものである。
【特許文献1】特開2003−169538号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の技術の場合、チアミンを高濃度含有したシイタケを栽培することが可能となるが、その他の成分を高濃度含有するものではなかった。例えば、食品中に広く含まれているが含有量の少ないパントテン酸(ビタミンB5)は、いろいろな機能を有することで知られている。例えば、肌の健康を維持する、脂質・糖質を燃焼させる、ストレス抵抗性を高める、善玉コレステロールを増やす、免疫力の向上、有害化学合成物の解毒、自律神経伝達物質を作る、調整作用等の機能がある。パントテン酸が欠乏すると、皮膚炎、不眠症、倦怠感といった症状が現れる。
【0004】
しかしながら、食品中の含有量が少ないために、治療目的や栄養改善のため、食事から大量に摂取しようとすると、それを多く含む食品を大量に食さなければならず、効率的な大量摂取が難しい栄養素であった。このため、パントテン酸を多く含む高機能食品の栽培が求められている。
【0005】
一方、キノコは比較的パントテン酸を多く含有しており、他の作物よりもパントテン酸の吸収がよいものである。そこで、この点に着目して、パントテン酸を高濃度に含む食物を作ることができないか研究を行った。
【0006】
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な方法で確実にパントテン酸を高い濃度で含有するキノコを栽培するキノコの栽培用培地とキノコの栽培方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、菌床栽培によるキノコの栽培用培地において、培地基材にパントテン酸カルシウムが混合されているキノコの栽培用培地である。上記パントテン酸カルシウムは、上記栽培用培地100ml当たり2g以下の割合で配合されている。
【0008】
また、培地基材にパントテン酸カルシウムを混合し、前記パントテン酸カルシウムを混合した基材を容器に詰め、殺菌処理を施し、ここに種菌を接種して適温適湿で培養し、子実体を発生させ生育させるキノコの栽培方法である。前記パントテン酸カルシウムは、上記栽培用培地100ml当たり2g以下の割合で配合する。
【0009】
また本発明は、栽培用培地を容器に詰め、殺菌処理を施し、ここに種菌を接種して適温適湿で培養し、菌掻き処理を行い、パントテン酸カルシウム水溶液で作られた菌掻き水を加え、子実体を発生させ生育させるキノコの栽培方法である。前記菌掻き水のパントテン酸カルシウム水溶液の濃度は、上記栽培用培地100ml当たりパントテン酸カルシウム1g以下の投入量となるように溶媒に溶かし、前記溶媒は、脱塩処理された海洋深層水である。
【0010】
またこの発明は、原木から切断されたホダ木に種菌を接種し、少なくともその前後のいずれかにおいて、前記ホダ木をパントテン酸カルシウム水溶液で作られた浸漬水で浸漬処理し、種菌を接種した前記ホダ木を熟成させ、その後さらに必要に応じて前記ホダ木にパントテン酸カルシウム水溶液を浸透させ、子実体を発生させ生育させるキノコの栽培方法である。
【0011】
また、子実体を生育させて収穫したホダ木または栽培用培地を、パントテン酸カルシウム水溶液で作られた浸漬水で浸漬処理し、子実体を発生させ生育させるキノコの栽培方法である。
【0012】
前記パントテン酸カルシウムを溶かす溶媒は、脱塩処理された海洋深層水である。
【0013】
また、栽培用培地の配合後から、収穫までの間で、パントテン酸カルシウム水溶液を散水するキノコの栽培方法である。
【発明の効果】
【0014】
本発明のキノコの栽培方法とキノコの栽培用培地は、簡単な方法で、高濃度のパントテン酸を含有する機能性のキノコを栽培することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第一実施形態を示すもので、エノキタケの栽培方法と栽培用培地である。オガコなどの培地基材にパントテン酸カルシウムを投入し、適正な含水率に水分調整して栽培用培地とする。パントテン酸カルシウムの配合量は、栽培用培地100ml当たり2g以下の割合となるように調整する。その後、栽培用培地をビンに詰め、ビンごと培地基材に加熱による滅菌処理を施し、冷却する。滅菌処理されたキノコの栽培用培地にエノキタケの種菌を接種し、一定期間所定温度下で培養する。その後、菌掻きを行いパントテン酸カルシウム水溶液で作られた菌掻き水により注水を行う。注水方法は、灌注又は噴霧である。菌掻き水のパントテン酸カルシウムは、栽培用培地100mlに対して1g以下の投入量になるように溶媒に溶かす。溶媒は、脱塩処理した海洋深層水である。その後、抑制し、紙巻し、所定温度で培養を続けると子実体が生育し、適当な大きさに生育したとき子実体を収穫し、袋詰めをして出荷する。
【0016】
菌掻き水を注水するとき、注水装置により行ってもよい。注水装置は、注水管がほぼ水平に配置され、注水間の途中に菌掻き水が落下する透孔を有する注水器が等間隔に設けられている。注水管には、菌掻き水を供給する供給装置が設けられている。そして、注水器の下に栽培用培地が入れられた容器を並べ、供給装置により注水管に菌掻き水を供給し、自動的に栽培用培地に菌掻き水を注水するものである。
【0017】
この実施形態のキノコの栽培方法とキノコの栽培用培地によればキノコ生産過程でパントテン酸カルシウムやパントテン酸カルシウム水溶液を使用することにより、パントテン酸カルシウムを高濃度で含むエノキタケを得ることができ、パントテン酸の機能を有する高機能食品を提供することができる。パントテン酸はキノコの生育に必要な栄養素であり、キノコへの吸収も良好であることから、子実体の収量も増加し安定する。
【0018】
なお、この実施形態のキノコの栽培方法と栽培用培地は、シメジの栽培方法と栽培用培地でもよい。シメジの栽培方法の場合は、紙巻の工程を省略することができる。菌掻き水の溶媒は、脱塩処理された海洋深層水以外に、水道水等でもよい。
【0019】
次にこの発明の第二実施形態について図2に基づいて説明する。この実施形態はシイタケやナメコ等の栽培方法と栽培用培地である。オガコなどの培地基材にパントテン酸カルシウムを投入し、適正な含水率に水分調整して栽培用培地とする。パントテン酸カルシウムの配合量は、栽培用培地100mlあたり2g以下の割合となるように調整する。その後、栽培用培地をビン又は袋に詰め、ビン又は袋ごと培地基材に加熱による滅菌処理を施し、冷却する。滅菌処理されたキノコの栽培用培地にシイタケやナメコの種菌を接種し、一定期間所定温度下で培養する。その後、抑制し、所定温度で培養を続けると子実体が生育する。生育する工程で、栽培用培地が乾燥したときはパントテン酸カルシウム水溶液を加える。水を加える方法は、散水の他、噴霧や潅水、添加等である。また、散水するパントテン酸カルシウム水溶液の溶媒は、脱塩処理された海洋深層水でもよい。子実体が適当な大きさに生育したとき子実体を収穫し、袋詰めをして出荷する。
【0020】
収穫が終わった菌床は、休養させた後、パントテン酸カルシウム水溶液で作られた浸漬水で浸漬処理する。浸漬水のパントテン酸カルシウム水溶液の濃度は、栽培用培地100mlあたり2gの5倍以下となるように溶媒に溶かしたものである。また、浸漬水の溶媒は、脱塩処理された海洋深層水でもよい。浸漬処理により再び子実体が生育し、適当な大きさに生育したとき子実体を収穫し、袋詰めをして出荷する。菌床を休養させず連続して子実体を発生させる場合は、収穫後休養させずにパントテン酸カルシウム水溶液を散水し、子実体を生育させる。
【0021】
この実施形態のキノコの栽培方法とキノコの栽培用培地によれば、パントテン酸カルシウムを高濃度で含むシイタケやナメコを栽培することができる。
【0022】
次にこの発明の第三実施形態について図3に基づいて説明する。この実施形態はホダ木を使用するシイタケ、ナメコ等の栽培方法である。まず、ホダ木となる原木を伐採し、パントテン酸カルシウム水溶液で作られた浸漬水で浸漬処理をする。そして、ホダ木を適した含水率にするため乾燥処理を行い、適した長さに玉切りする。ホダ木を購入する際は、購入したホダ木をパントテン酸カルシウム水溶液で作られた浸漬水で浸漬処理をする。そこにシイタケやナメコ等の種菌を接種し、熟成作業として仮付せ、本伏せ、天地返しを行う。次に、パントテン酸カルシウム水溶液で作られた浸漬水で浸漬処理をする。なお浸漬処理を、接種後に行っても良い。浸漬水のパントテン酸カルシウム水溶液の濃度は、栽培用培地100mlあたり2gとする場合の5倍以下となるように溶媒に溶かしたものである。これにより子実体が展開して発生する。展開する工程で、ホダ木が乾燥したときは、パントテン酸カルシウム水溶液で散水してホダ木に浸透させる。子実体が適当な大きさに生育したとき、子実体を収穫し、出荷する。
【0023】
収穫が終わったホダ木は、休養させた後、パントテン酸カルシウム水溶液で作られた浸漬水で浸漬処理をする。これにより再び子実体が生育し、適当な大きさに生育したとき、子実体を収穫する。
【0024】
この実施形態のキノコの栽培方法によれば、ホダ木を使用してパントテン酸カルシウムを高濃度で含むシイタケやナメコを栽培することができる。
【0025】
なお、この発明のキノコの栽培方法とキノコの栽培用培地は、上記実施の形態に限定されるものではなく、キノコ以外の農作物の栽培方法と栽培用培地にも応用することができる。養鶏業で、鶏の飼料にパントテン酸カルシウムを添加することにより、高濃度でパントテン酸を含む鶏卵を得ることができる。パントテン酸カルシウム以外のビタミン類やミネラルでも、この発明のキノコの栽培方法とキノコの栽培用培地により高濃度のキノコを栽培することができる。また、栽培用培地、菌掻き水、浸漬水、散水のうち全てにパントテン酸カルシウムが含有されていなくてもよく、いずれかにパントテン酸カルシウムが含有されてもよい。菌掻き水、浸漬水、散水のパントテン酸カルシウム水溶液のうち全てに溶媒が脱塩処理された海洋深層水でなくてもよく、水道水や純水に溶解してもよい。栽培するキノコの種類は、上記以外でもよい。
【実施例1】
【0026】
次に、この発明の第一実施例について説明する。これは、シイタケの菌床栽培で収穫が終わった菌床を、休養させた後に、パントテン酸カルシウム水溶液で作られた浸漬水で浸漬処理する工程について、浸漬水のパントテン酸カルシウム水溶液の濃度と、収穫した子実体中のパントテン酸濃度、カルシウム濃度の関係を調べる試験である。
【0027】
試験方法は、浸漬水として、まず対照となるパントテン酸カルシウムを含まない水溶液(試験区1)を用意する。そして、パントテン酸カルシウム0.25%水溶液(試験区2)、パントテン酸カルシウム0.50%水溶液(試験区3)を作る。そして、休養後の菌床を上記の3個の試験区においてそれぞれ2日間浸水させる。この後、所定温度で栽培し、順次展開してきた子実体を収穫して、冷蔵保存する。収穫量が一定量になったところで、成分分析を行う。
【0028】
なお、試験の期日は、平成19年7月19日から浸水を開始(2日間)、同年7月21日から生育開始、同年8月5日までに収穫した子実体について、成分分析を行った。
【0029】
その結果を以下の表1に示す。
【表1】

【0030】
この結果、浸漬水にパントテン酸カルシウムを溶解することにより、子実体に含まれるパントテン酸及びカルシウムが増加することがわかった。
【実施例2】
【0031】
次に、この発明の第二実施例について説明する。これは、シメジの菌床の菌掻きの際に注水する菌掻き水を、パントテン酸カルシウムを脱塩海洋深層水で溶かした水溶液で作り、この菌掻き水について脱塩海洋深層水の濃度と、収穫した子実体中のパントテン酸濃度の関係を調べる試験である。
【0032】
試験方法は、菌掻き水として、まず対照区となる水道水(試験区1)を用意する。そして、パントテン酸カルシウムを0.5%溶解した脱塩海洋深層水の1000倍希釈液(試験区2)、パントテン酸カルシウムを0.5%溶解した脱塩海洋深層水の100倍希釈液(試験区3)、パントテン酸カルシウムを0.5%溶解した脱塩海洋深層水原液(試験区4)を作る。そして、シメジの種菌を栽培用培地に接種し、培養・菌掻きし、上記の4個の試験区の菌掻き水をそれぞれ使用する。その後、所定温度で栽培し子実体を収穫し、子実体のかさ部分とじく部分にわけて成分分析を行った。
【0033】
その結果を以下の表2に示す。
【表2】

【0034】
この結果、菌掻きする菌掻き水に、パントテン酸カルシウムを溶解することにより、子実体に含まれるパントテン酸が、かさ部分とじく部分の両方で、増加することがわかった。また、パントテン酸カルシウムの濃度は試験区2〜4で0.5%と一定であるが、溶媒である脱塩海洋深層水の濃度が高くなるにつれて、パントテン酸の吸収率が高くなることがわかった。これにより、脱塩海洋深層水は、パントテン酸カルシウムの吸収率の向上に効果があることがわかった。
【実施例3】
【0035】
次に、この発明の第三実施例について説明する。これは、エノキタケの栽培用培地を培地基材とパントテン酸カルシウムを混合して作り、パントテン酸カルシウムの栽培用培地に対する濃度と、子実体の収穫量、子実体のパントテン酸濃度の関係を調べる試験である。
【0036】
試験方法は、まず対照区となるパントテン酸カルシウムを含まない栽培用培地(試験区1)を用意する。そして、パントテン酸カルシウム300mg/ビン(試験区2)、パントテン酸カルシウム600mg/ビン(試験区3)、パントテン酸カルシウム1500mg/ビン(試験区4)を作る。そして、滅菌処理後、種菌の接種、培養、菌掻き、抑制の工程を経て子実体を生育させ、収穫する。収穫した子実体について、収穫量を測定し、成分分析を行った。
【0037】
なお、試験の期日は、平成19年7月13日に仕込み、同年9月1日に収穫した。
【0038】
その結果を以下の表3に示す。
【表3】

【0039】
この結果、パントテン酸カルシウムを栽培用培地に混合することにより、試験区4以外の試験区で子実体の収穫量が増加した。また、全ての試験区において、試験区1よりもパントテン酸含有量が高くなることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】この発明の第一実施形態のキノコの栽培方法とキノコの栽培用培地を示す工程図である。
【図2】この発明の第二実施形態のキノコの栽培方法とキノコの栽培用培地を示す工程図である。
【図3】この発明の第三実施形態のキノコの栽培方法を示す工程図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
菌床栽培によるキノコの栽培用培地において、培地基材にパントテン酸カルシウムが混合されていることを特徴とするキノコの栽培用培地。
【請求項2】
上記パントテン酸カルシウムは、上記栽培用培地100ml当たり2g以下の割合で配合されていることを特徴とする請求項1記載のキノコの栽培用培地。
【請求項3】
培地基材にパントテン酸カルシウムを混合し、前記パントテン酸カルシウムを混合した培地基材を容器に詰め、殺菌処理を施し、ここに種菌を接種して適温適湿で培養し、子実体を発生させ生育させることを特徴とするキノコの栽培方法。
【請求項4】
前記パントテン酸カルシウムは、上記栽培用培地100ml当たり2g以下の割合で配合することを特徴とする請求項3記載のキノコの栽培方法。
【請求項5】
栽培用培地を容器に詰め、殺菌処理を施し、ここに種菌を接種して適温適湿で培養し、菌掻き処理を行い、パントテン酸カルシウム水溶液で作られた菌掻き水を加え、子実体を発生させ生育させることを特徴とするキノコの栽培方法。
【請求項6】
前記菌掻き水のパントテン酸カルシウム水溶液の濃度は、上記栽培用培地100ml当たりパントテン酸カルシウム1g以下の投入量となるように溶媒に溶かすことを特徴とする請求項5記載のキノコの栽培方法。
【請求項7】
原木から切断されたホダ木に種菌を接種し、少なくともその前後のいずれかにおいて、前記ホダ木をパントテン酸カルシウム水溶液で作られた浸漬水で浸漬処理し、種菌を接種した前記ホダ木を熟成させ、その後さらに必要に応じて前記ホダ木にパントテン酸カルシウム水溶液を浸透させ、子実体を発生させ生育させることを特徴とするキノコの栽培方法。
【請求項8】
前記パントテン酸カルシウムは、脱塩処理された海洋深層水に溶かすことを特徴とする請求項5,6又は7記載のキノコの栽培方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−118756(P2009−118756A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−294229(P2007−294229)
【出願日】平成19年11月13日(2007.11.13)
【出願人】(507312231)
【Fターム(参考)】