説明

コジェネレーションシステム、ガスエンジンシステム

【課題】ガス漏れの発生を確実に防止することのできるコジェネレーションシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】インターロック回路160にて、ガスエンジンの作動を検出するためのエンジン回転信号S4がONであるときのみエンジン作動信号S3を出力し、駆動回路150A、150Bでは、エンジン作動信号S3がONであるときのみガス遮断弁133A、133Bを開動作させるようにした。これにより、制御部123において、ガスエンジンが作動していない限りガス遮断弁133A、133Bは開くことがなく、例えプログラムのバグ等によって処理が暴走したような場合であっても、ガスエンジンが作動していないのにガスが供給されるのを防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コジェネレーションシステム、およびそれに用いられるガスエンジンシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、運転の効率化を図ったコジェネレーションタイプの各種の自家用発電装置が開発されている。このような自家用発電装置の一種として、都市ガスやLPガスを燃料とするガスエンジンで小型発電機を駆動して発電をすると共に、ガスエンジンの排熱を利用して給湯を行う、家庭用のコジェネレーションシステムが研究・開発されている(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
このようにガスエンジンを用いるコジェネレーションシステムにおいては、安全確保のため、ガス漏れに対する対策を確実に図るのが必要なのは言うまでもなく、これまでも各部において二重、三重のフェールセーフ対策が取られている。
【0004】
ここで、ガスエンジン本体に注目すると、従来、ガス漏れ対策としては、ガス漏れをセンサで検出したときに、ガスエンジンの作動を停止させるものが一般的であった(例えば特許文献2参照。)。また、ガスエンジンの作動を確実に停止させるために、ガスエンジンにガスを供給する経路に、ガス遮断弁を二重に設けることも行われている。
【0005】
【特許文献1】特開2007−205293号公報
【特許文献2】実公昭63−37485号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ガス漏れをセンサで検出したときには、ガスエンジンの制御部がセンサからの検出信号に基づき、ガス遮断弁を遮断させる信号を出力するが、その制御は制御部に予め設定されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて行われる。
特に近年、制御の高度化、複雑化に伴い、プログラムも複雑化しており、思わぬバグ等が潜在していることもある。センサからガス漏れを検出したことを示す検出信号の入力を受けたにも関わらず、このようなバグ等により、ガスエンジンの制御部がガス遮断弁を遮断させる信号を出力しないこともあり得る。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、ガス漏れの発生を確実に防止することのできるコジェネレーションシステム、ガスエンジンシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的のもとになされた本発明のコジェネレーションシステムは、ガスと空気とを混合した燃料ガスを燃焼して回転駆動するガスエンジンと、ガスエンジンの回転軸と連結され、ガスエンジンの運転にともなって駆動することで電力を発電して系統に送る発電機と、冷却媒体をガスエンジンに供給する冷却媒体供給部と、ガスエンジンの排熱を回収する排熱回収部と、ガスエンジンに供給するガスを遮断する遮断弁と、ガスエンジンの運転のON・OFFを検出するエンジン運転状態センサと、エンジン運転状態センサでガスエンジンの運転がONであるときのみ、遮断弁を開とするガス供給制御手段と、を備えることを特徴とする。
このように、エンジン運転状態センサでガスエンジンの運転がONであるときのみ、遮断弁を開とすることで、ガスエンジンの運転がONでないとき、つまりガスエンジンが停止しているときにガスが供給されるのを防ぐことができる。
このため、ガス供給制御手段は、エンジン運転状態センサから入力されるガスエンジンの運転がONであることを示す検出信号と、遮断弁に電源供給する電源信号または遮断弁を開とする弁駆動信号とが入力されたときのみ、遮断弁を開とする論理回路を用いるのが好ましい。プログラムによるソフトウェア処理ではなく論理回路を用いることにより、制御プログラムのバグや暴走があった場合にも、ガスエンジンが停止しているときにガスが供給されるのを防ぐことができる。
なお、排熱回収部で回収した熱は、各種の熱負荷に供給することができる。
【0008】
エンジン運転状態センサは、ガスエンジンの回転を検出することでガスエンジンの運転のON・OFFを検出する。そして、エンジン運転状態センサは、ガスエンジンの回転に伴って出力されるパルス信号のパルスが、予め定められた時間内に検出されないときに、ガスエンジンの運転をOFFとして検出する。ガスエンジンの運転がOFFであると検出されたとき、ガス供給制御手段ではガスの供給を遮断する。
【0009】
本発明は、コジェネレーションシステムを構成するガスエンジンのみならず、他の用途のガスエンジンシステムにも適用することが可能である。すなわち、本発明のガスエンジンシステムは、ガスと空気とを混合した燃料ガスを燃焼して回転駆動するガスエンジンと、ガスエンジンに供給するガスを遮断する遮断弁と、ガスエンジンの運転のON・OFFを検出するエンジン運転状態センサと、エンジン運転状態センサでガスエンジンの運転がONであるときのみ、遮断弁を開とするガス供給制御手段と、を備え、ガス供給制御手段は、エンジン運転状態センサから入力されるガスエンジンの運転がONであることを示す検出信号と、遮断弁に電源供給する電源信号または遮断弁を開とする弁駆動信号とが入力されたときのみ、遮断弁を開とする論理回路を用いることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、エンジン運転状態センサでガスエンジンの運転がONであるときのみ、遮断弁を開とすることで、ガスエンジンの運転がONでないとき、つまりガスエンジンが停止しているときにガスが供給されるのを防ぐことができ、ガスの漏洩を防ぐことができる。しかも、ガス供給制御手段は、論理回路によって実現できるので、システムの制御プログラムのバグや暴走等が生じても、ガス漏れを確実に防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態におけるコジェネレーションシステムの構成を示すものである。
図1に示すコジェネレーションシステム100は、一般家庭用に用いられるものであり、屋外に設置される。一方、給湯器(冷却媒体供給部)10は、一般家庭の屋内に設置される。
【0012】
コジェネレーションシステム100は、ケーシング110内に、ガスエンジン121、発電機122、制御部123、系統連系インバータ124、起動インバータ125、排ガス熱交換器(排熱回収部)126等を組み込んで(収納して)構成されている。
【0013】
ガスエンジン121の回転軸と発電機122の回転軸は機械的に連結されている。ガスエンジン121が回転駆動して発電機122を回転させると、発電機122は発電を行い、発電された電力は、系統連系インバータ124により波形や周波数が整えられてから、系統(家庭用の屋内配線)20に供給される。
一方、系統20に接続された起動インバータ125から発電機122に電力を供給すると、発電機122は電動機として機能し、回転力を発生してガスエンジン121を起動回転させることができるようになっている。
【0014】
ミキサ130には、エアクリーナ131を介して外部から吸い込んだ空気が供給されると共に、ガスライン132を介してガスが供給され、ミキサ130にて空気とガスとが混合され、燃料ガスとなる。
ガスライン132には、ガス遮断弁(遮断弁)133とガバナ134が介装されている。ガス遮断弁133は、2段の遮断弁133A、133Bを直列に備えている。ガバナ134は、ミキサ130に供給するガスの流量を調整する。ガス遮断弁133の遮断弁133A、133Bの双方が開となっている状態で、ガバナ134の開度を調整することにより、ガスエンジン121に供給される燃料ガスの空燃比が調節される。
ミキサ130にて空気とガスとが混合されてなる燃料ガスは、スロットル135を介してガスエンジン121に吸い込まれる。このとき、スロットル135の開度を調節することにより、ガスエンジン121への燃料ガスの供給量を調節することができる。
【0015】
ガス遮断弁133の開閉制御や、ガバナ134及びスロットル135の開度制御は、制御部123により行っている。
【0016】
ガスエンジン121は、燃料ガスが供給されるとともに、イグナイタ121aからスパークを発生することにより、回転駆動する。なおイグナイタ121aの点火時期制御は制御部123により行なわれる。
ガスエンジン121から排出される排気ガスは、排ガス熱交換器126及びマフラー127を介して、外部に排出される。
【0017】
ガスエンジン121には、水ライン136を介して冷却媒体としての水Wが給湯器10から供給される。この水Wは、ガスエンジン121内を流通してガスエンジン121を冷却し、水Wは加熱される。ガスエンジン121を流通してきた水Wは、更に排ガス熱交換器126に送られ、ガスエンジン121の排気ガスから回収した熱(排熱)により更に加熱される。このようにして加熱された水Wは、余剰電力ヒータ128を通過してから、給湯器10に送られる。
なおここで、ガスエンジン121に供給される冷却媒体は、給湯器10から供給される水Wに代えて、不凍液等を用いることも可能である。その場合、不凍液は、排ガス熱交換器126で加熱した後、エンジンで再加熱する構成とすることもできる。また、冷却媒体で回収した熱は、上記した以外の様々な熱負荷に供給することもできる。
余剰電力ヒータ128には定常運転時には電力は供給されないが、発電機122が発電しているときに、系統20の負荷が急に遮断(停電)されると発電電力が供給されるものであり、このようにして振り替えて供給された電力によりヒータ加熱して水Wを加熱する。
【0018】
ガスエンジン121には、ガスエンジン121のカムの回転数を検出する回転数センサ(エンジン運転状態センサ)140が備えられている。回転数センサ140で検出したエンジン回転数は、制御部123に送られる。
【0019】
図2は、制御部123におけるガス遮断弁133A、133Bの開閉制御を行うための回路構成を示す図である。
この図2に示すように、ガス遮断弁133A、133Bは、それぞれ駆動回路150A、150Bにより、その開閉が制御される。駆動回路150A、150Bから、ON信号が入力されればガス遮断弁133A、133Bが開き、OFF信号が入力されればガス遮断弁133A、133Bは閉じ、ガスの供給が遮断される。
【0020】
駆動回路150A、150Bには、制御部123のマイコン(ECU)123mから、ガス遮断弁133A、133Bの開閉を制御するための駆動制御信号(弁駆動信号)S1、S2が入力されるとともに、インターロック回路(ガス供給制御手段)160から、ガスエンジン121が作動していることを示すエンジン作動信号(検出信号)S3が入力される。
駆動回路150A、150Bにおいては、駆動制御信号S1、S2と、エンジン作動信号S3の双方が入力された(ONである)ときに、ガス遮断弁133A、133Bを開とし、それ以外の場合にはガス遮断弁133A、133Bを閉とする。
【0021】
インターロック回路160は、ガスエンジン121の回転数センサ140からエンジン回転信号S4を受ける。エンジン回転信号S4は、例えばガスエンジン121のカムの回転を回転数センサ140で検出することで得られるもので、ガスエンジン121の回転に応じて出力されるパルス信号である。
また、インターロック回路160は、制御部123のマイコン123mがONになると出力される電源制御信号(電源信号)S5の入力を受ける。
インターロック回路160においては、エンジン回転信号S4がONであり、かつ電源制御信号S5がONである場合に、駆動回路150A、150Bにエンジン作動信号S3を出力する。パルス信号であるエンジン回転信号S4がONであるか否かを判定するには、予め定められたタイマー設定時間t内に、エンジン回転信号S4のパルスが立つか否かに基づいて判定すればよい。タイマー設定時間t内にエンジン回転信号S4のパルスが立てば、ガスエンジン121が作動していると判定し、エンジン回転信号をONとする。タイマー設定時間t内にエンジン回転信号S4のパルスが立たなければ、ガスエンジン121が停止していると判定し、エンジン回転信号をOFFとする。
【0022】
図3は、上記したような制御部123によるガスエンジン121へのガス供給の制御例を示すものである。
コジェネレーションシステム100の起動が外部(ユーザ)によって入力され、制御部123のマイコン123mがONになると、インターロック回路160に入力される電源制御信号S5がONとなる(図3中符号(1))。その後、ユーザの手動操作、あるいは制御部123でのプログラムに基づいた自動制御によりガスエンジン121が起動されると、回転数センサ140からガスエンジン121の回転を示すパルス信号(エンジン回転信号S4)が発生し(図3中符号(2))、インターロック回路160に入力される。
インターロック回路160においては、電源制御信号S5と、エンジン回転信号S4との双方がONになると、エンジン作動信号S3を駆動回路150A、150Bに出力する(図3中符号(3))。
【0023】
一方、駆動回路150A、150Bには、ガスエンジン121の起動処理を開始するにともない、制御部123から、ガス遮断弁133A、133Bを開とするための駆動制御信号S1、S2をONに切り替えて入力する(図3中符号(4)、(5))。ここで、駆動制御信号S1、S2をONに切り替えるタイミングは、制御部123の制御によるもので、図3に示すように、ガス遮断弁133Aを開とするための駆動制御信号S1と、ガス遮断弁133Bを開とするための駆動制御信号S2とで、時間差を持ってONに切り替えてもよい。
【0024】
駆動回路150A、150Bでは、入力されるエンジン作動信号S3と、駆動制御信号S1、S2との双方がONになると、ガス遮断弁133A、133Bを開動作させる(図3中符号(6))。
これにより、ガスライン132から供給されるガスがミキサ130に送り込まれる。
【0025】
このようにしてガスエンジン121の起動・運転を行い、しかる後に、一定のタイマー設定時間t内にエンジン回転信号S4のパルスが立たず、ガスエンジン121が停止していると判定された場合、インターロック回路160は、駆動回路150A、150Bに出力するエンジン作動信号S3をOFFとする(図3中符号(7))。
これを受けた駆動回路150A、150Bは、ガス遮断弁133A、133Bを閉動作させ、これによってガスエンジン121へのガス供給が遮断される(図3中符号(8))。
【0026】
このようにして、インターロック回路160にて、ガスエンジン121が作動しているときのみONとなるエンジン作動信号S3を出力し、駆動回路150A、150Bでは、エンジン作動信号S3がONであるときのみガス遮断弁133A、133Bを開動作させるようにした。しかも、インターロック回路160、駆動回路150A、150Bは、プログラムによる判定処理ではなく、論理回路によって実現されるものである。
これにより、制御部123において、プログラムに基づいて駆動制御信号S1、S2がONの状態であっても、ガスエンジン121が作動していない限り、ガス遮断弁133A、133Bは開かない。したがって、例えプログラムのバグ等によって処理が暴走したような場合であっても、ガスエンジン121が作動していないのにガスが供給されることがなく、供給されたガスがエアクリーナ131から漏出するといった事態も確実に防止できる。
【0027】
図4に示すものは、図2に示した回路構成の変形例を示す図である。
この図4に示す回路構成においては、制御部123におけるガス遮断弁133A、133Bの開閉制御を行うための回路構成を示す図である。
この図4に示すように、ガス遮断弁133A、133Bは、それぞれ駆動回路150A、150Bにより、その開閉が制御される。駆動回路150A、150Bから、ON信号が入力されればガス遮断弁133A、133Bが開き、OFF信号が入力されればガス遮断弁133A、133Bは閉じ、ガスの供給が遮断される。
【0028】
駆動回路150A、150Bには、制御部123のマイコン123mがONになると出力される電源制御信号S5が入力される。
また、駆動回路150A、150Bには、インターロック回路160から、ガスエンジン121が作動していることを示すエンジン作動信号S3が入力される。
駆動回路150A、150Bにおいては、電源制御信号S5と、エンジン作動信号S3の双方が入力された(ONである)ときに、ガス遮断弁133A、133Bを開とし、それ以外の場合にはガス遮断弁133A、133Bを閉とする。
【0029】
インターロック回路160は、駆動回路150A、150Bのそれぞれに対応して独立して設けられており、それぞれガスエンジン121の回転数センサ140からエンジン回転信号S4を受ける。
また、インターロック回路160は、制御部123のマイコン(ECU)123mから、ガス遮断弁133A、133Bの開閉を制御するための駆動制御信号S1、S2を受ける。
インターロック回路160においては、エンジン回転信号S4がONであり、かつ駆動制御信号S1、S2がONである場合に、駆動回路150A、150Bにエンジン作動信号S3を出力する。
【0030】
この、図4に示したような回路構成においても、図3と同様のガスエンジン121へのガス供給の制御が行え、同様の効果を奏することができる。
【0031】
なお、上記実施の形態では、コジェネレーションシステム100の構成について説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、適宜他の構成を組み合わせることが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本実施の形態におけるコジェネレーションシステムの構成を示す図である。
【図2】本実施の形態におけるガスエンジンへのガス供給制御を行うための回路構成を示す図である。
【図3】図2に示した回路構成における、ガスエンジンへのガス供給の制御例を示す図である。
【図4】図2に示した回路構成の変形例である。
【符号の説明】
【0033】
10…給湯器(冷却媒体供給部)、100…コジェネレーションシステム、121…ガスエンジン、122…発電機、123…制御部、123m…マイコン、126…排ガス熱交換器(排熱回収部)、130…ミキサ、131…エアクリーナ、132…ガスライン、133…ガス遮断弁(遮断弁)、133A、133B…遮断弁、134…ガバナ、135…スロットル、140…回転数センサ(エンジン運転状態センサ)、150A、150B…駆動回路、160…インターロック回路(ガス供給制御手段)、S1、S2…駆動制御信号(弁駆動信号)、S3…エンジン作動信号(検出信号)、S4…エンジン回転信号、S5…電源制御信号(電源信号)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスと空気とを混合した燃料ガスを燃焼して回転駆動するガスエンジンと、
前記ガスエンジンの回転軸と連結され、前記ガスエンジンの運転にともなって駆動することで電力を発電して系統に送る発電機と、
冷却媒体を前記ガスエンジンに供給する冷却媒体供給部と、
前記ガスエンジンの排熱を回収する排熱回収部と、
前記ガスエンジンに供給するガスを遮断する遮断弁と、
前記ガスエンジンの運転のON・OFFを検出するエンジン運転状態センサと、
前記エンジン運転状態センサで前記ガスエンジンの運転がONであるときのみ、前記遮断弁を開とするガス供給制御手段と、
を備えることを特徴とするコジェネレーションシステム。
【請求項2】
前記ガス供給制御手段は、前記エンジン運転状態センサから入力される前記ガスエンジンの運転がONであることを示す検出信号と、前記遮断弁に電源供給する電源信号または前記遮断弁を開とする弁駆動信号とが入力されたときのみ、前記遮断弁を開とする論理回路であることを特徴とする請求項1に記載のコジェネレーションシステム。
【請求項3】
前記エンジン運転状態センサは、前記ガスエンジンの回転を検出することで前記ガスエンジンの運転のON・OFFを検出することを特徴とする請求項1または2に記載のコジェネレーションシステム。
【請求項4】
前記エンジン運転状態センサは、前記ガスエンジンの回転に伴って出力されるパルス信号のパルスが、予め定められた時間内に検出されないときに、前記ガスエンジンの運転をOFFとして検出し、
前記ガス供給制御手段では前記ガスの供給を遮断することを特徴とする請求項3に記載のコジェネレーションシステム。
【請求項5】
ガスと空気とを混合した燃料ガスを燃焼して回転駆動するガスエンジンと、
前記ガスエンジンに供給するガスを遮断する遮断弁と、
前記ガスエンジンの運転のON・OFFを検出するエンジン運転状態センサと、
前記エンジン運転状態センサで前記ガスエンジンの運転がONであるときのみ、前記遮断弁を開とするガス供給制御手段と、を備え、
前記ガス供給制御手段は、前記エンジン運転状態センサから入力される前記ガスエンジンの運転がONであることを示す検出信号と、前記遮断弁に電源供給する電源信号または前記遮断弁を開とする弁駆動信号とが入力されたときのみ、前記遮断弁を開とする論理回路であることを特徴とするガスエンジンシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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