コンテンツ情報表示装置、コンテンツ情報表示方法、プログラム
【課題】コンテンツデータの内容を表すコンテンツ画像データが取得できない場合であっても、ユーザにコンテンツデータの内容が判別可能な画像データを生成して表示させることができる、コンテンツ情報表示装置、コンテンツ情報表示方法、プログラムを提供する。
【解決手段】コンテンツデータ特定部220はコンテンツデータを特定する。判定部230は特定されたコンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する。関連情報取得部240はコンテンツ画像データが存在しない場合、コンテンツデータに関連する関連情報を取得する。画像データ生成部250は関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する。対応付け制御部260は代替画像データをコンテンツデータに対応付ける。表示制御部213は代替画像データを、コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う。
【解決手段】コンテンツデータ特定部220はコンテンツデータを特定する。判定部230は特定されたコンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する。関連情報取得部240はコンテンツ画像データが存在しない場合、コンテンツデータに関連する関連情報を取得する。画像データ生成部250は関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する。対応付け制御部260は代替画像データをコンテンツデータに対応付ける。表示制御部213は代替画像データを、コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生対象のコンテンツに関る画像情報を表示する、コンテンツ情報表示装置、コンテンツ情報表示方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
CD(Compact Disc)やCDから取得した楽曲データを再生する装置において、アルバムのジャケット画像など、コンテンツに関る画像情報を表示する装置が普及している。このような装置は、例えばCDからのデータリッピング時に外部データベースよりそのCDに関るジャケット画像データを取得して、楽曲データに対応付けて記憶する。これにより、リッピングされた楽曲データの検索時や再生時に取得したジャケット画像を表示することができ、検索時や再生時に、ユーザは対象となる楽曲データの内容を視覚的に認識することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−283074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したジャケット画像データは、通常ネットワークを介した外部データベースより取得することが多く、外部データベースにジャケット画像データが存在しないことや、データベースを参照できないことによりジャケット画像データを取得できない装置がある。
【0005】
特許文献1には、ジャケット画像データが入手できない場合に、対象となる楽曲のアーティスト情報と共通する属性データ有する楽曲の画像データを表示することが記載されている。
【0006】
このような従来の装置においては、楽曲データに関連するジャケット画像データであるとはいえ、楽曲データの属するアルバムとは異なるアルバムのジャケット画像データであり、ユーザに誤解を与える可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、コンテンツデータの内容を表すコンテンツ画像データが取得できない場合であっても、ユーザにコンテンツデータの内容が判別可能な画像データを生成して表示させることができる、コンテンツ情報表示装置、コンテンツ情報表示方法、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するために、第1の発明に係るコンテンツ情報表示装置(10)は、コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定部(220)、前記コンテンツデータ特定部(220)において特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定部(230)、前記判定部(230)においてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得部(240)、 前記関連情報取得部(240)において取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成部(250)、前記画像データ生成部(250)において生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御部(260)、前記対応付け制御部(260)において対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御部(213)、を備えることを特徴とする。
【0009】
第2の発明に係るコンテンツ情報表示装置(10)は、第1の発明において、前記コンテンツデータとは、楽曲データであり、前記コンテンツ画像データとは、前記楽曲データに関連するジャケット画像データである、ことを特徴とする。
【0010】
第3の発明に係るコンテンツ情報表示装置(10)は、第2の発明において、前記関連情報とは、前記楽曲データにおける楽曲タイトル情報、前記楽曲データに関連するアルバムタイトル名を含み、前記画像データ生成部(250)は、前記関連情報のうち一または複数の組み合わせた情報の内容が判別可能な前記代替画像データを生成する、ことを特徴とする。
【0011】
第4の発明に係るコンテンツ情報表示装置(10)は、第1から第3のいずれか1の発明において、前記代替画像データとは異なる他の画像データを選択する画像データ選択部(270)を備え、前記画像データ生成部(250)は、前記関連情報取得部(240)において取得された前記関連情報に加えて、前記画像データ選択部(270)により選択された前記他の画像データからなる代替画像データを生成する、ことを特徴とする。
【0012】
第5の発明に係るコンテンツ情報表示方法は、コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定ステップ、前記コンテンツデータ特定ステップにおいて特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定ステップ、前記判定ステップにおいてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得ステップ、前記関連情報取得ステップにおいて取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成ステップ、前記画像データ生成ステップにおいて生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御ステップ、前記対応付け制御ステップにより対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御ステップ、を備えることを特徴とする。
【0013】
第6の発明に係るプログラムは、コンテンツ情報表示装置(10)が備えるコンピュータに、コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定ステップ、前記コンテンツデータ特定ステップにおいて特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定ステップ、前記判定ステップにおいてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得ステップ、前記関連情報取得ステップにおいて取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成ステップ、前記画像データ生成ステップにおいて生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御ステップ、 前記対応付け制御ステップにより対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御ステップ、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、コンテンツデータの内容を表すコンテンツ画像データが取得できない場合であっても、ユーザにコンテンツデータの内容が判別可能な画像データを生成して表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施例に係るコンテンツ情報表示装置の構成を表すブロック図である。
【図2】第1の実施例におけるコンテンツデータへの代替画像対応付け動作の例を表すフローチャートである。
【図3】第1の実施例におけるコンテンツデータへの代替画像対応付け動作の他の例を表すフローチャートである。
【図4】第1の実施例における代替画像生成動作例を表すフローチャートである。
【図5】第1の実施例において生成した代替画像の例を模した図である。
【図6】第1の実施例に係るコンテンツ情報表示装置における表示例を示す概念図である。
【図7】第2の実施例に係るコンテンツ情報表示装置の構成を表すブロック図である。
【図8】第2の実施例おける代替画像生成動作例を表すフローチャートである。
【図9】第2の実施例において生成した代替画像の例を模した図である。
【図10】第3の実施例に係るコンテンツ情報表示装置の構成を表すブロック図である。
【図11】第3の実施例におけるコンテンツデータへの代替画像対応付け動作の例を表すフローチャートである。
【図12】第3の実施例におけるコンテンツデータへの代替画像対応付け動作の他の例を表すフローチャートである。
【図13】第3の実施例における代替画像生成動作例を表すフローチャートである。
【図14】第3の実施例において取得した歌詞データの例を表した図である。
【図15】第3の実施例において生成した代替画像の例を模した図である。
【図16】第3の実施例に係るコンテンツ情報表示装置における表示例を示す概念図である。
【図17】第4の実施例に係るコンテンツ情報表示装置の構成を表すブロック図である。
【図18】第4の実施例における代替画像生成動作例を表すフローチャートである。
【図19】第4の実施例において解析により抽出した歌詞データの例を表した図である。
【図20】第4の実施例において生成した代替画像の例を模した図である。
【図21】第5の実施例に係るコンテンツ情報表示装置の構成を表すブロック図である。
【図22】第5の実施例における代替画像生成動作例を表すフローチャートである。
【図23】第5の実施例において生成した代替画像の例を模した図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明のコンテンツ情報表示装置の第1の実施例について、図1から図6に基づき説明する。
【0017】
図1は、第1の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10の構成を表すブロック図である。コンテンツ情報表示装置10は、例えば音楽のコンテンツである楽曲データ等の再生を行うとともに、そのコンテンツに関する情報の表示を行うことができる装置であり、例えば据置き型オーディオ装置や、携帯型オーディオ装置などである。また、同様の機能を備えている装置であれば、例えば携帯電話やスマートフォン、携帯型メディア装置、PC(Personal Computer)、車載オーディオ装置、ナビゲーション装置などであってもよい。
【0018】
図1に示すように、コンテンツ情報表示装置10は、記憶部11、操作部12、通信部13、表示部14、音声出力部15、制御部20を備える。
【0019】
記憶部11は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等により構成され、各種コンテンツのデータなどを記憶する。記憶部11は、図示しない接続部に接続されたメモリカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、外部HDD等の外部記憶デバイスであってもよい。
【0020】
操作部12は、コンテンツ情報表示装置10の各部を動作させるためのユーザ指示を受け付け、受け付けたユーザ指示を制御部20に出力して各部の動作を制御する。操作部12が受け付けたユーザ指示は、制御部20を通さずに直接各部に対して動作指示が行われてもよい。操作部12は、押しボタン式やスライド式、回転式等の操作手段に加えて、表示部14に重ねて設けられたタッチパネルであってもよい。操作部12がタッチパネルを含むときは、表示部14はタッチパネルによる操作を示す表示を行う。
【0021】
通信部13は、例えば外部ネットワークとの接続を行うインターフェースであり、例えばLAN(Local Area Network)接続用インターフェース、WiFi(Wireless Fidelity)接続用インターフェース等である。通信部13は、接続したネットワークを介して、図示しない外部サーバ等所定のデータベースに接続し、後述する関連情報取得部240の制御によりコンテンツに関する各種情報を取得するための通信を行う。
【0022】
表示部14は、例えば液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)表示装置等により構成され、後述する表示制御部213の制御によりコンテンツ表示装置10に関する各種情報を表示する。また、表示部14はコンテンツ情報表示装置10に一体的に備えられているものに限らず、別体として備えられている装置であってもよい。
【0023】
音声出力部15は、後述する再生制御部211で再生処理されたコンテンツに関わる音声を出力する、例えばデジタルまたはアナログの音声出力端子やスピーカ等である。音声出力部15は、図示しない増幅装置やDAC(Digital Analog Converter)を備えていてもよい。
【0024】
制御部20は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DSP(Digital Signal Processor)、画像処理用プロセッサ等により構成され、ROMに記録されたプログラムを動作させ、各種データの処理や各部の動作制御等を実行する。制御部20は、上述した構成要素を用いて実現される再生制御部211、音声制御部212、表示制御部213、コンテンツデータ特定部220、判定部230、関連情報取得部240、画像データ生成部250、対応付け制御部260を、実施形態による必要性に応じて備える。
【0025】
再生制御部211は、コンテンツの再生に関連する処理を行う。具体的には、操作部12によるユーザ操作等によって選択された再生対象のコンテンツデータの読込み処理や、再生停止処理等を行う。
【0026】
音声制御部212は、再生対象のコンテンツが楽曲データ等の音声からなるコンテンツである場合や、音声を含むコンテンツである場合、音声データのデコード処理、音質調整、音声出力部15への出力等を制御する。また、音声制御部212は、入力された音声データのエンコード処理を行う。
【0027】
表示制御部213は、表示対象となる各種情報を、所定の表示位置、所定の表示サイズ、所定の表示色等として、表示部14に表示させる処理を行う。また、表示制御部213は、コンテンツが画像データや動画データを伴う場合、画像データや動画データのデコード処理や画質制御等を行う。
【0028】
コンテンツデータ特定部220は、本発明の処理を適用させるコンテンツデータを特定する。特定されるコンテンツデータは、例えば楽曲データであり、1の楽曲データであっても、複数の楽曲データであってもよい。
【0029】
判定部230は、コンテンツデータに対応付けるための各種関連情報が取得可能か否かを判断する。具体的には、コンテンツデータが楽曲データである場合、後述する関連情報取得部240により、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル情報、リリース年情報、ジャケット画像データ等が取得可能か否かを判断する。
【0030】
判定部230はさらに、コンテンツデータに各種関連情報が対応付けられているか否かを判断する。具体的には、コンテンツデータが楽曲データである場合、そのコンテンツデータに、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル情報、リリース年情報、ジャケット画像データ等が対応付けられているか否かを判断する。
【0031】
関連情報取得部240は、コンテンツデータに対応付けるための各種関連情報の取得を行う。具体的には、コンテンツデータが楽曲データである場合、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル情報、リリース年情報、ジャケット画像データ等を、通信部13を用いてネットワーク接続された外部サーバより取得する。取得された各種関連情報は、コンテンツデータに対応付けられて記録される。
【0032】
関連情報取得部240はさらに、コンテンツデータに対応付けられている各種関連情報を抽出する。具体的には、コンテンツデータが楽曲データである場合、コンテンツデータにタグ情報として対応付けられている、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル情報、リリース年情報、ジャケット画像データ等を抽出して取得する。
【0033】
画像データ生成部250は、関連情報取得部240によって取得した楽曲名、アーティスト名、アルバム名等の各種コンテンツに関る情報のうち、必要な情報を用いて、コンテンツ画像データの例としてのジャケット画像データに代わる代替画像データの生成を行う。具体的には、代替画像データの生成に用いる文字情報の文字コードを抽出し、その文字コードに対応するフォントのビットマップデータ等により代替画像データを生成する。
【0034】
対応付け制御部260は、コンテンツデータに対して関連情報取得部240が取得した各種関連情報の対応付けを行う。また、コンテンツデータに対して、画像データ生成部250によって生成された代替画像データの対応付けを行う。
【0035】
次に、図2に基づきコンテンツ情報表示装置10の動作について説明する。図2は、コンテンツデータに代替画像データを対応付けする処理の一例である。
【0036】
図2において、先ずコンテンツデータ特定部220は、本発明の処理の対象となるコンテンツデータの特定を行う(ステップS101)。ここで特定されるコンテンツデータは、コンテンツデータにジャケット画像データが対応付けられていない、または対応付けられているのかの判断が行われていないコンテンツデータである。また、コンテンツデータの特定を行うタイミングは、例えば外部の記憶媒体から記憶部11にコンテンツデータがコピーまたは移動されたときなどであり、これ以外にも操作部12を用いてユーザによる指示が行われたときであってもよい。
【0037】
ステップS101において、コンテンツデータが特定されると、特定されたコンテンツデータに対して判定部230は、コンテンツデータにジャケット画像データが対応付けられているか否かを判断する(ステップS102)。この判断は、例えばコンテンツデータが楽曲データである場合は、楽曲データに記録されている、例えばID3タグ等のタグ情報を確認することによって、ジャケット画像データが対応付けられているか否かが確認されることにより行われる。通常、複数の楽曲データが1つのアルバムに属しているため、同一のアルバムに属する楽曲データが複数存在する場合は、複数の楽曲データのうち1つの楽曲データに対して、ジャケット画像データが対応付けられているか否かを判断してもよい。
【0038】
ステップS102において、ジャケット画像データが対応付けられていると判断された場合は(ステップS102:Yes)、本処理を終了する。ジャケット画像データが対応付けられていないと判断された場合は(ステップS102:No)、関連情報取得部240はコンテンツデータのタグ情報より、楽曲名、アーティスト名、アルバム名等の書誌データを取得する(ステップS103)。このとき、コンテンツデータに書誌データも対応付けられていない場合、関連情報取得部240は通信部13を用いて外部データベースにアクセスし、書誌データを取得してコンテンツデータに対応付けてもよい。このとき、書誌データに加えてアルバム画像データも取得した場合は、同様にコンテンツデータに対応付けて本処理を終了してもよい。
【0039】
ステップS103において書誌データを取得した後、画像データ生成部250は、ステップS103において取得した書誌データを用いて代替画像データを生成する(ステップS104)。代替画像データの生成動作は後述する。
【0040】
ステップS104において代替画像データが生成された後、対応付け制御部260は、代替画像データをコンテンツデータに対応付ける処理を行う(ステップS105)。具体的には、生成した代替画像データをコンテンツデータに含めた形で保存することにより、対応付けを行う。コンテンツデータが楽曲データの場合、同一のアルバムに属している楽曲データが複数存在する場合は、複数の楽曲データに同一の代替画像データを対応付けてもよい。
【0041】
ステップS105において、コンテンツデータに代替画像データが対応付けられた上で記憶部11に記憶され、本処理を終了する。
【0042】
コンテンツデータに代替画像データの対応付けを行う処理は、図2に示した例に限らず、他のどのようなタイミングであっても良い。図3は、コンテンツデータに代替画像データを対応付ける処理の他の例であり、CDから圧縮された音声データを取得するときのタイミングで、代替画像データを対応付ける例である。
【0043】
図3の動作は、コンテンツ情報表示装置10に内蔵または外部に接続された図示しない光学式ディスク読み取り装置が存在していることが前提である。
【0044】
図3において、先ずコンテンツデータ特定部220は、光学式ディスクのTOC(Table Of Contents)情報を読み込み、光学式ディスクにおけるコンテンツデータのコンテンツ数情報や時間情報等を取得する(ステップS201)。
【0045】
ステップS201において、光学式ディスクのコンテンツ数情報や時間情報を読み込んだ後、関連情報取得部240は、コンテンツデータに対応付けるための各種関連情報の取得を行うためのデータベースに接続する(ステップS202)。ここで接続されるデータベースは、通信部13を用いて接続される外部データベースである場合や、あらかじめ記憶部11に記憶されているデータベースなどである。これらのデータベースにおいては、光学式ディスクのコンテンツ数情報や時間情報などが整合され、合致するコンテンツデータに対する関連情報を出力する。
【0046】
ステップS202において、データベースに接続した後、判定部230はコンテンツデータに対応付ける書誌データがデータベースに存在するか否かを判断する(ステップS203)。この判断は、データベースより合致するコンテンツが存在しないという信号を取得することによって判断される。例えば、本処理の対象となるCDが発売直後である場合などに、データベースに関連情報が存在しないことがある。
【0047】
ステップS203において対応する書誌データが存在すると判断された場合は(ステップS203:Yes)、判定部230はコンテンツデータに対応付けるジャケット画像データがデータベースに存在するか否かを判断する(ステップS204)。この判断は、データベースより合致するコンテンツのジャケット画像データが取得されたか否かにより判断される。
【0048】
ステップS204において、ジャケット画像データが存在すると判断された場合は(ステップS204:Yes)、関連情報取得部240はデータベースより書誌データおよびジャケット画像データを取得する(ステップS205)。ステップS204において、ジャケット画像データが存在しない判断された場合は(ステップS204:No)、関連情報取得部240はデータベースより書誌データを取得する(ステップS206)。
【0049】
ステップS206において書誌データを取得した後、画像データ生成部250は、ステップS206において取得した書誌データを用いて代替画像データを生成する(ステップS207)。代替画像データの生成動作は後述する。
【0050】
ステップS203において対応する書誌データが存在しないと判断された場合(ステップS203:No)、ステップS205において対応する書誌データおよびジャケット画像データを取得した場合、およびステップS207において対応する書誌データを用いて代替画像データを生成した場合、音声制御部212は図示しない光学式ディスク読み取り装置において読み取った光学式ディスクの楽曲データを取得し、エンコード処理を行う。これをリッピング処理という(ステップS208)。
【0051】
ステップS208におけるリッピング処理は、例えばCD等の光学式ディスクに記憶されている楽曲データを光学式ディスク読み取り装置が読み取り、その楽曲データを例えばMP3(MPEG Audio Layer-3)形式等のファイルとして記録することである。
【0052】
ステップS208においてリッピング処理された楽曲データ等のコンテンツデータは、対応付け処理部260によりファイル名やタグ情報として、関連情報取得部240により取得した各種情報が対応付けられ、記憶部11に記憶される(ステップS209)。ステップS209の処理は、ステップS203において対応する書誌データが存在しない場合、コンテンツデータに例えば記録順の番号等が楽曲名として付与され記憶部11に記録される。またステップS205において書誌データおよびジャケット画像データが取得された場合、コンテンツデータに楽曲名やアルバム名等の書誌データがファイル名やタグ情報として付与されるとともに、ジャケット画像データがタグ情報に対応付けられて記録される。さらにステップS207において代替画像データが生成された場合、コンテンツデータに楽曲名やアルバム名等の書誌データがファイル名やタグ情報として付与されるとともに、代替画像データがコンテンツデータに対応付けられて記録される。
【0053】
次に、ステップS104およびステップS207における代替画像データの生成処理について図4を用いて説明する。先ず、画像データ生成部250は関連情報取得部240により取得された書誌データを取得する(ステップS301)。
【0054】
ステップS301において書誌データを取得した後、画像データ生成部250は取得した書誌データより、代替画像データを生成するための文字情報を抽出する(ステップS302)。具体的には、代替画像データとして画像を生成するための書誌データがアーティスト名である場合は、書誌データよりアーティスト名に相当する文字情報を抽出し、代替画像データを生成するための書誌データがアルバム名である場合は、書誌データよりアルバム名に相当する文字情報を抽出する。
【0055】
代替画像データを生成するために必要な文字情報は、予め定められていてもよく、ユーザ設定により変更可能としてもよい。上記以外にも、例えば楽曲名に相当する文字情報や、ジャンル名に相当する文字情報など各種情報が利用可能であり、複数の組み合わせであってもよい。
【0056】
また、代替画像データの画素数は表示部14に代替画像データに基づく代替画像を表示したときに、代替画像データに変換された書誌データの内容が判別可能なサイズであることが望ましい。具体例としては、表示部14の表示解像度がWVGA(Wide Video Graphics Array)サイズである800×480画素である場合、代替画像データは200×200画素の画素サイズなどとなる。
【0057】
ステップS302において文字情報を抽出した後、画像データ生成部250は抽出した文字情報をフォントに当てはめる(ステップS303)。ここで当てはめるフォントは、記憶部11等に記憶予め記憶されている各種フォントデータである。また、置き換えられるフォントのサイズは、代替画像データの画像サイズに収まる書誌データの文字が判別可能なサイズであることが好ましい。記憶部11等に記憶されているフォントデータにベクトルフォントが記憶されていた場合や、ベクトルフォントのみ記憶されている場合、画像データ生成部250は当てはめられたフォントがベクトルフォントであるか否かを判断する(ステップS304)。
【0058】
ステップS304において、当てはめられたフォントがベクトルフォントであると判断された場合は(ステップS304:Yes)、画像データ生成部250は当てはめられたベクトルフォントをラスタライズ処理する(ステップS305)。ラスタライズ処理とは、ベクトルフォントを表示する解像度に合わせたビットマップデータとすることである。
【0059】
ステップS304において、当てはめられたフォントがベクトルフォントではないと判断された場合は(ステップS304:No)、当てはめられたフォントはビットマップフォントであるため、ビットマップフォントを用いて代替画像データを生成する(ステップS306)。また、ステップS305においてラスタライズされたベクトルフォントに基づくビットマップデータも同様にステップS306において代替画像データを生成する。
【0060】
次に、ステップS104およびステップS207において生成された代替画像データに基づく代替画像の例を図5により説明する。第1の実施例において生成された代替画像データは、例えばジャケット画像データに類した正方形の画像であり、背景色は任意である。図5(a)は、関連情報取得部240により取得された書誌データより、アーティスト名およびアルバム名を用いて生成された代替画像データによる代替画像31の例である。ここで用いられる書誌データは、他にジャンル情報やリリース年情報等が用いられてもよい。また、アルバムを代表する楽曲名を含んでもよい。ここでいうアルバムを代表する楽曲とは、アルバムにおける1曲目の楽曲や、アルバムタイトルと同一名の楽曲などであり、ユーザによって任意に選択された楽曲であってもよい。
【0061】
図5(b)は、アーティスト名およびアルバム名に加えて、アルバムに含まれる楽曲名を用いて生成された代替画像データに基づく代替画像31の例であり、図5(c)は、楽曲名のみを用いた代替画像31の例である。これらの場合、楽曲名はアルバムに含まれる全ての楽曲に対する楽曲名ではなく、代替画像31を表示部14に表示したときに認識可能な程度の文字サイズで表示可能な一部の楽曲名としてもよい。また個々の楽曲名が代替画像31の横幅で表示しきれない場合、1行で表示可能な部分のみ表示してもよく、複数行を用いて折り返し表示してもよい。
【0062】
次に、コンテンツ情報表示装置10の表示部14に、本実施例において生成された代替画像データに基づく代替画像31が表示される例を、図6を用いて説明する。図6(a)は、ユーザの操作によって再生したい楽曲をアルバムのジャケット画像30のサムネイル表示により検索する画面の例である。図6(b)は、図6(a)のサムネイル表示よりユーザの操作によっていずれかのジャケット画像30または代替画像31を選択し、選択されたアルバムの情報およびそのアルバムにおける楽曲の一覧が表示される画面の例である。図6(a)においてジャケット画像30または画像31が選択されたとき、図6(b)に表示を推移させるとともに、選択されたアルバムの冒頭の楽曲から再生を開始してもよい。
【0063】
図6(a)において、表示部14における表示画面141に、記憶部11に記憶されている楽曲データに対応するアルバムのジャケット画像30および代替画像31が複数表示されており、ユーザによる操作部12の操作によってスライドバー301を上下操作することにより、さらに多くのジャケット画像30または代替画像31を閲覧できる。図6(a)においては、代替画像31Eが選択されている状態を示している。
【0064】
図6(a)において表示画面141に表示されているジャケット画像30は、図2におけるステップS102において予め対応付けられているジャケット画像データ、または図3におけるステップS205において取得したジャケット画像データに基づいて表示される。また、代替画像31は、図2におけるステップS104、または図3におけるステップS207において生成された代替画像データに基づいて表示される。
【0065】
図6(b)は、図6(a)における代替画像31Eをユーザによる操作部12の操作により選択したときの表示画面であり、表示画面141には、代替画像31Eが選択されたアルバムのジャケット画像に代わり表示される。他には、書誌データよりアーティスト名表示部310にはアーティスト名、アルバムタイトル名表示部320にはアルバム名、リリース年情報表示部330にはアルバムのリリース年が表示される。これらの表示に加えて、書誌データに基づく他の表示が行われてもよい。また、楽曲一覧表示部340には、選択されたアルバムに属する楽曲名およびその演奏時間情報が表示される。図6(b)においては、「楽曲タイトル07」という楽曲が選択されまたは再生中であることを示している。
【0066】
このように、本実施例においてはジャケット画像が対応付けられていないまたは取得できない楽曲やアルバムであっても、書誌データを基にそのアルバムの内容が判別可能な画像を生成し、ジャケット画像に代えて表示するため、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがどのような内容であるかを認識することができる。
【0067】
次に、本発明のコンテンツ情報表示装置の第2の実施例について、図7から図9に基づき説明する。なお第1の実施例と共通する構成要素および処理については、同一符号を付し、説明を省略する。
【0068】
図7は、第2の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10の構成を表すブロック図である。図1に示した第1の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10と異なる点は、制御部20において画像データ選択部270を備えることにある。
【0069】
画像データ選択部270は、画像データ生成部250における代替画像データを生成する際に、代替画像における文字情報の背景となる他の画像を取得する。具体的には、書誌データに基づき同一アーティストのジャケット画像データを、ネットワークを介した外部データベースまたは記憶部11より取得する。さらに記憶部11に記憶された写真データ等を取得してもよい。
【0070】
また、本実施例における画像データ生成部250は、関連情報取得部240によって取得した関連情報から抽出した文字のフォントに加えて、画像データ選択部270が取得した画像データを合成した代替画像データを生成する。
【0071】
次に、図8に基づいて第2の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10における代替画像データの生成処理について説明する。代替画像データの対応付け処理は、第1の実施例における図2および図3に示した処理と共通する。
【0072】
図8において、ステップS304において、当てはめられたフォントがベクトルフォントではないと判断された場合、またはステップS305において、ベクトルフォントのラスタライズ処理後、画像データ選択部270はステップS301において関連情報取得部240が取得した書誌データに基づき、同一アーティストにおける他のアルバムのジャケット画像データの有無を確認する(ステップS314)。ステップS314の処理は、記憶部11に記録されている画像データに対して確認してもよく、通信部13を用いてネットワークを介した外部データベースより取得する処理であってもよい。
【0073】
ステップS314において同一アーティストの他のジャケット画像データが無いと判断された場合は(ステップS314:No)、画像データ選択部270は記憶部11に記憶されている写真データの有無を確認する(ステップS315)。ステップS315の処理は、記憶部11における写真データを格納するフォルダに格納された写真データより検索する。ステップS315で検索された写真データが複数ある場合は、撮影日時が最も新しい写真データや、予め代替画像データの背景として用いるための写真データを格納するフォルダ等に格納された写真データであってもよい。また、ステップS314の判断を行わずに、ステップS315の処理を行ってもよい。この場合、他のジャケット画像データの有無にかかわらず、記憶部11に記憶されている写真データを取得する。
【0074】
ステップS314において同一アーティストの他のジャケット画像データが有りと判断された場合は(ステップS314:Yes)、またはステップS315において写真データが有りと判断された場合は(ステップS315:Yes)、画像データ選択部270は他のジャケット画像データまたは写真データを選択画像データとして選択する(ステップS316)。
【0075】
ステップS316において選択画像データが選択された後、画像データ生成部250はステップS303において当てはめられたフォントとステップS316により選択された選択画像データとを合成した代替画像データを生成し(ステップS317)、本処理を終了する。
【0076】
次に、第2の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10において生成された代替画像データに基づく代替画像32の例を図9により説明する。表示されている文字情報は書誌データに基づくフォント情報より生成され、背景の画像は画像データ選択部270により選択された選択画像データに基づき生成されている。背景の画像に対する文字情報の表示形態は任意であり、図9に示されているように、文字情報の背景の白抜きであってもよく、白抜き処理を行わなくともよい。また、文字情報の色は背景の画像に対して視認容易な色調としてもよい。
【0077】
第2の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10における表示画面は、改めて図示しないが、第1の実施例における図6に示される代替画像31を代替画像32に置き換えたものである。このように、本実施例においては、ジャケット画像が対応付けられていないまたは取得できない楽曲やアルバムであっても、書誌データおよび画像データを基にそのアルバムの内容が判別可能な画像を生成し、ジャケット画像に代えて表示するため、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがどのような内容であるかを認識することができる。画像データ選択部270により選択された選択画像データが、同一アーティストの他のジャケット画像データである場合は、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがそのアーティストのアルバムであることが容易に認識される。また、画像データ選択部270により選択された選択画像データが他の写真データである場合は、表示画面において単調な文字情報の表示のみとはならず、美観の得られる表示とすることができる。
【0078】
次に、本発明のコンテンツ情報表示装置の第3の実施例について、図10から図16に基づき説明する。なお第1の実施例と共通する構成要素および処理については、同一符号を付し、説明を省略する。
【0079】
図10は、第3の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10の構成を表すブロック図である。図1に示した第1の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10と異なる点は、制御部20において歌詞データ取得部280を備えることにある。
【0080】
歌詞データ選択部280は、通信部13を介した外部データベースまたは記憶部11より、指定された楽曲の歌詞データを取得する。具体的には、関連情報取得部240により取得した書誌データに基づいて特定された楽曲における歌詞データを、外部データベースより取得した場合は楽曲データに対応付けて記憶部11に記憶し、代替画像データを生成するための歌詞データを抽出する。歌詞データが楽曲データに対応付けられて記憶部11に記憶されている場合は、その歌詞データより代替画像データを生成するための歌詞データを抽出する。
【0081】
また、本実施例における画像データ生成部250は、歌詞データ取得部280によって取得した歌詞データより必要な情報を用いて代替画像データを生成する。
【0082】
次に、図11および図12に基づき、第3の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10における、コンテンツデータに代替画像データを対応付ける処理について説明する。
【0083】
図11において、ステップS103において関連情報取得部240が書誌データを取得した後、歌詞データ取得部280は書誌データに基づき歌詞データを取得する(ステップS113)。ステップS113において歌詞データを取得した後、画像データ生成部250は、ステップS113において取得した歌詞データを用いて代替画像データを生成する(ステップS114)。
【0084】
また、図12において、ステップS206において関連情報取得部240が書誌データを取得した後、歌詞データ取得部280は書誌データに基づき歌詞データを取得する(ステップS216)。ステップS216において歌詞データを取得した後、画像データ生成部250は、ステップS216において取得した歌詞データを用いて代替画像データを生成する(ステップS217)。
【0085】
ステップS113の処理およびステップS216の処理において、歌詞データ取得部280により、書誌データを必要とせずに歌詞データが取得可能な場合は、ステップS103およびステップS206の処理を行わなくともよく、ステップS113およびステップS216では、書誌データ以外の認識手段により歌詞データを取得する。
【0086】
次に、ステップS114およびステップS217における代替画像データの生成処理について図13を用いて説明する。先ず、画像データ生成部250は歌詞データ取得部280により取得された歌詞データを取得する(ステップS321)。
【0087】
ステップS321において歌詞データを取得した後、画像データ生成部250は取得した歌詞データより、代替画像データを生成するための文字情報を抽出する(ステップS322)。具体的には、代替画像データとして画像を生成するための歌詞データとして必要な楽曲の歌詞データおよび歌詞データにおける必要な箇所を抽出する。
【0088】
代替画像データを生成するために必要な文字情報の範囲は、予め定められていてもよく、ユーザ設定により変更可能としてもよい。例えば、アルバムにおける1曲目やアルバムタイトルと同一タイトルの楽曲など、代表曲の歌詞の冒頭部や、アルバムに収録されている全ての楽曲、一部の楽曲における歌詞の冒頭部などでもよい。さらには、歌詞データにサビ部がフラグ付け等されている場合は、サビ部を文字情報として抽出してもよい。ステップS322において、歌詞データの必要箇所抽出後、画像データ生成部250は抽出した文字情報をフォントに当てはめる(ステップS303)。
【0089】
次に、歌詞データ取得部280が取得した歌詞の例を、図14を用いて説明する。図14は、「アルバム名AA」に含まれる複数の楽曲データに対応する歌詞データである。歌詞データ取得部280により取得する歌詞データは、各々の楽曲における全ての歌詞データであるが、図4においては各楽曲データに対応する歌詞の冒頭部およびサビ部を示す。また、図4においては「アルバム名AA」に含まれる全楽曲データに対応する歌詞ではなく、「楽曲タイトル01」から「楽曲タイトル04」までの歌詞を示す。
【0090】
図15には、歌詞データ取得部280により取得された図14に示す歌詞データにより生成した代替画像データに基づく代替画像33の例を示す。図15に示す代替画像33は、いずれも「アルバム名AA」におけるジャケット画像データの代わりに表示部14に表示される。
【0091】
図15(a)は、「アルバム名AA」の代表曲として1曲目の「楽曲タイトル名01」の歌詞データを冒頭部から代替画像33に表示可能な文字数を抽出し表記させた例である。図15(b)は、「アルバム名AA」に含まれている「楽曲タイトル名01」から「楽曲タイトル名04」までの冒頭4曲における各々の歌詞データの冒頭部のみを、各々1行として表記させた例である。図15(c)は、「アルバム名AA」に含まれている「楽曲タイトル名01」から「楽曲タイトル名04」までの冒頭4曲における各々の歌詞データのサビ部のみを、各々1行として表記させた例である。図15(b)および図15(c)は、「アルバム名AA」の冒頭4曲について表記する例としたが、冒頭1曲や全曲であってもよく、代表曲であってもよい。
【0092】
次に、コンテンツ情報表示装置10の表示部14に、本実施例において生成された代替画像データに基づく代替画像33が表示される例を、図16を用いて説明する。図16(a)は、ユーザの操作によって再生したい楽曲をアルバムのジャケット画像30のサムネイル表示により検索する画面の例である。図16(b)は、図16(a)のサムネイル表示よりユーザの操作によってジャケット画像30に代わる代替画像33が選択された状態を示す画面の例である。
【0093】
図16(a)において、表示部14における表示画面141に、記憶部11に記憶されている楽曲データに対応するアルバムのジャケット画像30が複数表示されており、ジャケット画像が対応付けられていないアルバムに対しては、代替画像33C、代替画像33Eのように歌詞データ取得部280が取得した歌詞データに基づいたジャケット画像30に代わる代替画像33が対応付けられている。
【0094】
図16(b)は、図16(a)における画像33Eをユーザによる操作部12の操作により選択したときの表示画面であり、表示画面141には、代替画像33Eが選択されたアルバムのジャケット画像に代わり表示される。
【0095】
また、上記実施例において、歌詞データ取得部280は既存の歌詞データを取得する形態として説明したが、再生制御部211によって一旦音声データを再生させることによって、図示しない音声認識部により再生した楽曲データを音声認識させることによって、歌詞データを生成してもよい。この場合、処理負担を減らすために、再生した楽曲データにおけるボーカル成分の再生開始から数秒程度(例えば5秒)など所定時間のみ音声認識を行うことにより、歌詞データを生成してもよい。
【0096】
このように、本実施例においては、ジャケット画像が対応付けられていないまたは取得できない楽曲やアルバムであっても、歌詞データを基にそのアルバムの内容が判別可能な代替画像33を生成し、ジャケット画像に代えて表示するため、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがどのような内容であるかを認識することができる。
【0097】
次に、本発明のコンテンツ情報表示装置の第4の実施例について、図17から図20に基づき説明する。なお第1の実施例から第3の実施例と共通する構成要素および処理については、同一符号を付し、説明を省略する。
【0098】
図17は、第4の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10の構成を表すブロック図である。図10に示した第3の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10と異なる点は、制御部20において歌詞データ解析部282を備えることにある。
【0099】
歌詞データ解析部282は、歌詞データ取得部280が取得した歌詞データを解析する。例えば、歌詞データより単語を抽出することにより、抽出した各単語の使用頻度を取得する解析を行うことができる。
【0100】
第4の実施例における、コンテンツデータに代替画像データを対応付ける処理については、図11および図12に示した第3の実施例と同様である。次に、図11におけるステップS114および図12におけるステップS217による代替画像データの生成処理について図18を用いて説明する。
【0101】
図18において、先ず画像データ生成部250は歌詞データ取得部280により取得された歌詞データを取得する(ステップS321)。次に歌詞データ解析部282は、ステップS321において取得した歌詞データを解析する(ステップS332)。ステップS332における解析処理とは、歌詞データを構成する単語に区切り、各単語ごとの使用回数をカウントすることにより、使用頻度を取得する。
【0102】
ステップS332における解析結果により抽出された使用頻度の最も高い単語を、画像データ生成部250は代替画像データを生成するための文字情報として抽出する(ステップS322)。
【0103】
次に、歌詞データ解析部282が解析した歌詞の例を、図19を用いて説明する。図19は、「アルバム名AA」に含まれる複数の楽曲データに対応する歌詞データの頻出単語である。ここで頻出単語1とは各歌詞データにおいて最も頻度の高い単語であり、頻出単語2とは2番目に頻度の高い単語である。図19においては「アルバム名AA」に含まれる全楽曲データに対応する歌詞ではなく、「楽曲タイトル01」から「楽曲タイトル04」までの歌詞データに対する解析結果を示したが、画像データ生成部250が代替画像データの生成に用いる楽曲の歌詞データを適宜解析すればよい。
【0104】
図20には、歌詞データ解析部282により解析された図19に示す歌詞データにより生成した代替画像データに基づく代替画像34の例を示す。図20に示す代替画像34は、いずれも「アルバム名AA」におけるジャケット画像データの代わりに表示部14に表示される。
【0105】
図20(a)は、「アルバム名AA」の代表曲として1曲目の「楽曲タイトル名01」の歌詞データにおける頻出単語1を抽出し表記させた例である。図20(b)は、「アルバム名AA」の代表曲として1曲目の「楽曲タイトル名01」の歌詞データにおける頻出単語1および頻出単語2を列挙表記した例である。図20(c)は、「アルバム名AA」に含まれている「楽曲タイトル名01」から「楽曲タイトル名04」までの冒頭4曲における各々の抽出単語を各々1行として表記させた例である。図20(c)は、「アルバム名AA」の冒頭4曲について表記する例としたが、全曲であってもよい。また、抽出した単語は1つの単語により構成されるものに限らず、複数の単語からなる熟語や短文であってもよい。
【0106】
このように、本実施例においては、ジャケット画像が対応付けられていないまたは取得できない楽曲やアルバムであっても、歌詞データにおける頻出単語を基にそのアルバムの内容が判別可能な代替画像34を生成し、ジャケット画像に代えて表示するため、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがどのような内容であるかを認識することができる。
【0107】
次に、本発明のコンテンツ情報表示装置の第5の実施例について、図21から図23に基づき説明する。なお第1の実施例から第4の実施例と共通する構成要素および処理については、同一符号を付し、説明を省略する。
【0108】
図21は、第5の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10の構成を表すブロック図である。図17に示した第4の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10と異なる点は、制御部20において画像データ選択部270を備えることにある。画像データ選択部270は、図7に示す第2の実施例における画像データ選択部270と同一である。
【0109】
また、本実施例における画像データ生成部250は、歌詞データ取得部280によって取得した歌詞データから抽出した文字のフォントに加えて、画像データ選択部270が取得した画像データを合成した代替画像データを生成する。
【0110】
第5の実施例における、コンテンツデータに代替画像データを対応付ける処理については、図11および図12に示した第3の実施例と同様である。また、図11におけるステップS114および図12におけるステップS217による代替画像データの生成処理について図22に示すが、図8に示した第2の実施例における処理と図13に示した第3の実施例における処理との組み合わせであるため、説明を省略する。
【0111】
次に、第5の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10において生成された代替画像データに基づく代替画像35の例を図23により説明する。図23における代替画像35において、文字情報は歌詞データにおける頻出単語に基づくフォント情報より生成され、背景の画像は画像データ選択部270により選択された選択画像データに基づき生成されている。背景の画像に対する文字情報の表示形態は任意である。
【0112】
このように、本実施例においては、ジャケット画像が対応付けられていないまたは取得できない楽曲やアルバムであっても、歌詞データや歌詞データにおける抽出された単語を基にそのアルバムの内容が判別可能な代替画像35を生成し、ジャケット画像に代えて表示するため、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがどのような内容であるかを認識することができる。また、代替画像35において背景となる、画像データ選択部270により選択された選択画像データが、同一アーティストの他のジャケット画像データである場合は、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがそのアーティストのアルバムであることが容易に認識される。同様に、画像データ選択部270により選択された選択画像データが他の写真データである場合は、表示画面において単調な文字情報の表示のみとはならず、美観の得られる表示とすることができる。
【符号の説明】
【0113】
10:コンテンツ情報表示装置、11:記憶部、12:操作部、13:通信部、14:表示部、141:表示画面、15:音声出力部、20:制御部、211:再生制御部、212:音声制御部、213:表示制御部、220:コンテンツデータ特定部、230:判定部、240:関連情報取得部、250:画像データ生成部、260:対応付け制御部、270:画像データ選択部、280:歌詞データ取得部、282:歌詞データ解析部、30:ジャケット画像、31〜35:代替画像、310:アーティスト名表示部、320:アルバムタイトル名表示部、330:リリース年情報表示部、340:楽曲一覧表示部
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生対象のコンテンツに関る画像情報を表示する、コンテンツ情報表示装置、コンテンツ情報表示方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
CD(Compact Disc)やCDから取得した楽曲データを再生する装置において、アルバムのジャケット画像など、コンテンツに関る画像情報を表示する装置が普及している。このような装置は、例えばCDからのデータリッピング時に外部データベースよりそのCDに関るジャケット画像データを取得して、楽曲データに対応付けて記憶する。これにより、リッピングされた楽曲データの検索時や再生時に取得したジャケット画像を表示することができ、検索時や再生時に、ユーザは対象となる楽曲データの内容を視覚的に認識することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−283074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したジャケット画像データは、通常ネットワークを介した外部データベースより取得することが多く、外部データベースにジャケット画像データが存在しないことや、データベースを参照できないことによりジャケット画像データを取得できない装置がある。
【0005】
特許文献1には、ジャケット画像データが入手できない場合に、対象となる楽曲のアーティスト情報と共通する属性データ有する楽曲の画像データを表示することが記載されている。
【0006】
このような従来の装置においては、楽曲データに関連するジャケット画像データであるとはいえ、楽曲データの属するアルバムとは異なるアルバムのジャケット画像データであり、ユーザに誤解を与える可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、コンテンツデータの内容を表すコンテンツ画像データが取得できない場合であっても、ユーザにコンテンツデータの内容が判別可能な画像データを生成して表示させることができる、コンテンツ情報表示装置、コンテンツ情報表示方法、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するために、第1の発明に係るコンテンツ情報表示装置(10)は、コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定部(220)、前記コンテンツデータ特定部(220)において特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定部(230)、前記判定部(230)においてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得部(240)、 前記関連情報取得部(240)において取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成部(250)、前記画像データ生成部(250)において生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御部(260)、前記対応付け制御部(260)において対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御部(213)、を備えることを特徴とする。
【0009】
第2の発明に係るコンテンツ情報表示装置(10)は、第1の発明において、前記コンテンツデータとは、楽曲データであり、前記コンテンツ画像データとは、前記楽曲データに関連するジャケット画像データである、ことを特徴とする。
【0010】
第3の発明に係るコンテンツ情報表示装置(10)は、第2の発明において、前記関連情報とは、前記楽曲データにおける楽曲タイトル情報、前記楽曲データに関連するアルバムタイトル名を含み、前記画像データ生成部(250)は、前記関連情報のうち一または複数の組み合わせた情報の内容が判別可能な前記代替画像データを生成する、ことを特徴とする。
【0011】
第4の発明に係るコンテンツ情報表示装置(10)は、第1から第3のいずれか1の発明において、前記代替画像データとは異なる他の画像データを選択する画像データ選択部(270)を備え、前記画像データ生成部(250)は、前記関連情報取得部(240)において取得された前記関連情報に加えて、前記画像データ選択部(270)により選択された前記他の画像データからなる代替画像データを生成する、ことを特徴とする。
【0012】
第5の発明に係るコンテンツ情報表示方法は、コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定ステップ、前記コンテンツデータ特定ステップにおいて特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定ステップ、前記判定ステップにおいてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得ステップ、前記関連情報取得ステップにおいて取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成ステップ、前記画像データ生成ステップにおいて生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御ステップ、前記対応付け制御ステップにより対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御ステップ、を備えることを特徴とする。
【0013】
第6の発明に係るプログラムは、コンテンツ情報表示装置(10)が備えるコンピュータに、コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定ステップ、前記コンテンツデータ特定ステップにおいて特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定ステップ、前記判定ステップにおいてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得ステップ、前記関連情報取得ステップにおいて取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成ステップ、前記画像データ生成ステップにおいて生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御ステップ、 前記対応付け制御ステップにより対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御ステップ、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、コンテンツデータの内容を表すコンテンツ画像データが取得できない場合であっても、ユーザにコンテンツデータの内容が判別可能な画像データを生成して表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施例に係るコンテンツ情報表示装置の構成を表すブロック図である。
【図2】第1の実施例におけるコンテンツデータへの代替画像対応付け動作の例を表すフローチャートである。
【図3】第1の実施例におけるコンテンツデータへの代替画像対応付け動作の他の例を表すフローチャートである。
【図4】第1の実施例における代替画像生成動作例を表すフローチャートである。
【図5】第1の実施例において生成した代替画像の例を模した図である。
【図6】第1の実施例に係るコンテンツ情報表示装置における表示例を示す概念図である。
【図7】第2の実施例に係るコンテンツ情報表示装置の構成を表すブロック図である。
【図8】第2の実施例おける代替画像生成動作例を表すフローチャートである。
【図9】第2の実施例において生成した代替画像の例を模した図である。
【図10】第3の実施例に係るコンテンツ情報表示装置の構成を表すブロック図である。
【図11】第3の実施例におけるコンテンツデータへの代替画像対応付け動作の例を表すフローチャートである。
【図12】第3の実施例におけるコンテンツデータへの代替画像対応付け動作の他の例を表すフローチャートである。
【図13】第3の実施例における代替画像生成動作例を表すフローチャートである。
【図14】第3の実施例において取得した歌詞データの例を表した図である。
【図15】第3の実施例において生成した代替画像の例を模した図である。
【図16】第3の実施例に係るコンテンツ情報表示装置における表示例を示す概念図である。
【図17】第4の実施例に係るコンテンツ情報表示装置の構成を表すブロック図である。
【図18】第4の実施例における代替画像生成動作例を表すフローチャートである。
【図19】第4の実施例において解析により抽出した歌詞データの例を表した図である。
【図20】第4の実施例において生成した代替画像の例を模した図である。
【図21】第5の実施例に係るコンテンツ情報表示装置の構成を表すブロック図である。
【図22】第5の実施例における代替画像生成動作例を表すフローチャートである。
【図23】第5の実施例において生成した代替画像の例を模した図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明のコンテンツ情報表示装置の第1の実施例について、図1から図6に基づき説明する。
【0017】
図1は、第1の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10の構成を表すブロック図である。コンテンツ情報表示装置10は、例えば音楽のコンテンツである楽曲データ等の再生を行うとともに、そのコンテンツに関する情報の表示を行うことができる装置であり、例えば据置き型オーディオ装置や、携帯型オーディオ装置などである。また、同様の機能を備えている装置であれば、例えば携帯電話やスマートフォン、携帯型メディア装置、PC(Personal Computer)、車載オーディオ装置、ナビゲーション装置などであってもよい。
【0018】
図1に示すように、コンテンツ情報表示装置10は、記憶部11、操作部12、通信部13、表示部14、音声出力部15、制御部20を備える。
【0019】
記憶部11は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等により構成され、各種コンテンツのデータなどを記憶する。記憶部11は、図示しない接続部に接続されたメモリカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、外部HDD等の外部記憶デバイスであってもよい。
【0020】
操作部12は、コンテンツ情報表示装置10の各部を動作させるためのユーザ指示を受け付け、受け付けたユーザ指示を制御部20に出力して各部の動作を制御する。操作部12が受け付けたユーザ指示は、制御部20を通さずに直接各部に対して動作指示が行われてもよい。操作部12は、押しボタン式やスライド式、回転式等の操作手段に加えて、表示部14に重ねて設けられたタッチパネルであってもよい。操作部12がタッチパネルを含むときは、表示部14はタッチパネルによる操作を示す表示を行う。
【0021】
通信部13は、例えば外部ネットワークとの接続を行うインターフェースであり、例えばLAN(Local Area Network)接続用インターフェース、WiFi(Wireless Fidelity)接続用インターフェース等である。通信部13は、接続したネットワークを介して、図示しない外部サーバ等所定のデータベースに接続し、後述する関連情報取得部240の制御によりコンテンツに関する各種情報を取得するための通信を行う。
【0022】
表示部14は、例えば液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)表示装置等により構成され、後述する表示制御部213の制御によりコンテンツ表示装置10に関する各種情報を表示する。また、表示部14はコンテンツ情報表示装置10に一体的に備えられているものに限らず、別体として備えられている装置であってもよい。
【0023】
音声出力部15は、後述する再生制御部211で再生処理されたコンテンツに関わる音声を出力する、例えばデジタルまたはアナログの音声出力端子やスピーカ等である。音声出力部15は、図示しない増幅装置やDAC(Digital Analog Converter)を備えていてもよい。
【0024】
制御部20は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DSP(Digital Signal Processor)、画像処理用プロセッサ等により構成され、ROMに記録されたプログラムを動作させ、各種データの処理や各部の動作制御等を実行する。制御部20は、上述した構成要素を用いて実現される再生制御部211、音声制御部212、表示制御部213、コンテンツデータ特定部220、判定部230、関連情報取得部240、画像データ生成部250、対応付け制御部260を、実施形態による必要性に応じて備える。
【0025】
再生制御部211は、コンテンツの再生に関連する処理を行う。具体的には、操作部12によるユーザ操作等によって選択された再生対象のコンテンツデータの読込み処理や、再生停止処理等を行う。
【0026】
音声制御部212は、再生対象のコンテンツが楽曲データ等の音声からなるコンテンツである場合や、音声を含むコンテンツである場合、音声データのデコード処理、音質調整、音声出力部15への出力等を制御する。また、音声制御部212は、入力された音声データのエンコード処理を行う。
【0027】
表示制御部213は、表示対象となる各種情報を、所定の表示位置、所定の表示サイズ、所定の表示色等として、表示部14に表示させる処理を行う。また、表示制御部213は、コンテンツが画像データや動画データを伴う場合、画像データや動画データのデコード処理や画質制御等を行う。
【0028】
コンテンツデータ特定部220は、本発明の処理を適用させるコンテンツデータを特定する。特定されるコンテンツデータは、例えば楽曲データであり、1の楽曲データであっても、複数の楽曲データであってもよい。
【0029】
判定部230は、コンテンツデータに対応付けるための各種関連情報が取得可能か否かを判断する。具体的には、コンテンツデータが楽曲データである場合、後述する関連情報取得部240により、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル情報、リリース年情報、ジャケット画像データ等が取得可能か否かを判断する。
【0030】
判定部230はさらに、コンテンツデータに各種関連情報が対応付けられているか否かを判断する。具体的には、コンテンツデータが楽曲データである場合、そのコンテンツデータに、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル情報、リリース年情報、ジャケット画像データ等が対応付けられているか否かを判断する。
【0031】
関連情報取得部240は、コンテンツデータに対応付けるための各種関連情報の取得を行う。具体的には、コンテンツデータが楽曲データである場合、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル情報、リリース年情報、ジャケット画像データ等を、通信部13を用いてネットワーク接続された外部サーバより取得する。取得された各種関連情報は、コンテンツデータに対応付けられて記録される。
【0032】
関連情報取得部240はさらに、コンテンツデータに対応付けられている各種関連情報を抽出する。具体的には、コンテンツデータが楽曲データである場合、コンテンツデータにタグ情報として対応付けられている、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル情報、リリース年情報、ジャケット画像データ等を抽出して取得する。
【0033】
画像データ生成部250は、関連情報取得部240によって取得した楽曲名、アーティスト名、アルバム名等の各種コンテンツに関る情報のうち、必要な情報を用いて、コンテンツ画像データの例としてのジャケット画像データに代わる代替画像データの生成を行う。具体的には、代替画像データの生成に用いる文字情報の文字コードを抽出し、その文字コードに対応するフォントのビットマップデータ等により代替画像データを生成する。
【0034】
対応付け制御部260は、コンテンツデータに対して関連情報取得部240が取得した各種関連情報の対応付けを行う。また、コンテンツデータに対して、画像データ生成部250によって生成された代替画像データの対応付けを行う。
【0035】
次に、図2に基づきコンテンツ情報表示装置10の動作について説明する。図2は、コンテンツデータに代替画像データを対応付けする処理の一例である。
【0036】
図2において、先ずコンテンツデータ特定部220は、本発明の処理の対象となるコンテンツデータの特定を行う(ステップS101)。ここで特定されるコンテンツデータは、コンテンツデータにジャケット画像データが対応付けられていない、または対応付けられているのかの判断が行われていないコンテンツデータである。また、コンテンツデータの特定を行うタイミングは、例えば外部の記憶媒体から記憶部11にコンテンツデータがコピーまたは移動されたときなどであり、これ以外にも操作部12を用いてユーザによる指示が行われたときであってもよい。
【0037】
ステップS101において、コンテンツデータが特定されると、特定されたコンテンツデータに対して判定部230は、コンテンツデータにジャケット画像データが対応付けられているか否かを判断する(ステップS102)。この判断は、例えばコンテンツデータが楽曲データである場合は、楽曲データに記録されている、例えばID3タグ等のタグ情報を確認することによって、ジャケット画像データが対応付けられているか否かが確認されることにより行われる。通常、複数の楽曲データが1つのアルバムに属しているため、同一のアルバムに属する楽曲データが複数存在する場合は、複数の楽曲データのうち1つの楽曲データに対して、ジャケット画像データが対応付けられているか否かを判断してもよい。
【0038】
ステップS102において、ジャケット画像データが対応付けられていると判断された場合は(ステップS102:Yes)、本処理を終了する。ジャケット画像データが対応付けられていないと判断された場合は(ステップS102:No)、関連情報取得部240はコンテンツデータのタグ情報より、楽曲名、アーティスト名、アルバム名等の書誌データを取得する(ステップS103)。このとき、コンテンツデータに書誌データも対応付けられていない場合、関連情報取得部240は通信部13を用いて外部データベースにアクセスし、書誌データを取得してコンテンツデータに対応付けてもよい。このとき、書誌データに加えてアルバム画像データも取得した場合は、同様にコンテンツデータに対応付けて本処理を終了してもよい。
【0039】
ステップS103において書誌データを取得した後、画像データ生成部250は、ステップS103において取得した書誌データを用いて代替画像データを生成する(ステップS104)。代替画像データの生成動作は後述する。
【0040】
ステップS104において代替画像データが生成された後、対応付け制御部260は、代替画像データをコンテンツデータに対応付ける処理を行う(ステップS105)。具体的には、生成した代替画像データをコンテンツデータに含めた形で保存することにより、対応付けを行う。コンテンツデータが楽曲データの場合、同一のアルバムに属している楽曲データが複数存在する場合は、複数の楽曲データに同一の代替画像データを対応付けてもよい。
【0041】
ステップS105において、コンテンツデータに代替画像データが対応付けられた上で記憶部11に記憶され、本処理を終了する。
【0042】
コンテンツデータに代替画像データの対応付けを行う処理は、図2に示した例に限らず、他のどのようなタイミングであっても良い。図3は、コンテンツデータに代替画像データを対応付ける処理の他の例であり、CDから圧縮された音声データを取得するときのタイミングで、代替画像データを対応付ける例である。
【0043】
図3の動作は、コンテンツ情報表示装置10に内蔵または外部に接続された図示しない光学式ディスク読み取り装置が存在していることが前提である。
【0044】
図3において、先ずコンテンツデータ特定部220は、光学式ディスクのTOC(Table Of Contents)情報を読み込み、光学式ディスクにおけるコンテンツデータのコンテンツ数情報や時間情報等を取得する(ステップS201)。
【0045】
ステップS201において、光学式ディスクのコンテンツ数情報や時間情報を読み込んだ後、関連情報取得部240は、コンテンツデータに対応付けるための各種関連情報の取得を行うためのデータベースに接続する(ステップS202)。ここで接続されるデータベースは、通信部13を用いて接続される外部データベースである場合や、あらかじめ記憶部11に記憶されているデータベースなどである。これらのデータベースにおいては、光学式ディスクのコンテンツ数情報や時間情報などが整合され、合致するコンテンツデータに対する関連情報を出力する。
【0046】
ステップS202において、データベースに接続した後、判定部230はコンテンツデータに対応付ける書誌データがデータベースに存在するか否かを判断する(ステップS203)。この判断は、データベースより合致するコンテンツが存在しないという信号を取得することによって判断される。例えば、本処理の対象となるCDが発売直後である場合などに、データベースに関連情報が存在しないことがある。
【0047】
ステップS203において対応する書誌データが存在すると判断された場合は(ステップS203:Yes)、判定部230はコンテンツデータに対応付けるジャケット画像データがデータベースに存在するか否かを判断する(ステップS204)。この判断は、データベースより合致するコンテンツのジャケット画像データが取得されたか否かにより判断される。
【0048】
ステップS204において、ジャケット画像データが存在すると判断された場合は(ステップS204:Yes)、関連情報取得部240はデータベースより書誌データおよびジャケット画像データを取得する(ステップS205)。ステップS204において、ジャケット画像データが存在しない判断された場合は(ステップS204:No)、関連情報取得部240はデータベースより書誌データを取得する(ステップS206)。
【0049】
ステップS206において書誌データを取得した後、画像データ生成部250は、ステップS206において取得した書誌データを用いて代替画像データを生成する(ステップS207)。代替画像データの生成動作は後述する。
【0050】
ステップS203において対応する書誌データが存在しないと判断された場合(ステップS203:No)、ステップS205において対応する書誌データおよびジャケット画像データを取得した場合、およびステップS207において対応する書誌データを用いて代替画像データを生成した場合、音声制御部212は図示しない光学式ディスク読み取り装置において読み取った光学式ディスクの楽曲データを取得し、エンコード処理を行う。これをリッピング処理という(ステップS208)。
【0051】
ステップS208におけるリッピング処理は、例えばCD等の光学式ディスクに記憶されている楽曲データを光学式ディスク読み取り装置が読み取り、その楽曲データを例えばMP3(MPEG Audio Layer-3)形式等のファイルとして記録することである。
【0052】
ステップS208においてリッピング処理された楽曲データ等のコンテンツデータは、対応付け処理部260によりファイル名やタグ情報として、関連情報取得部240により取得した各種情報が対応付けられ、記憶部11に記憶される(ステップS209)。ステップS209の処理は、ステップS203において対応する書誌データが存在しない場合、コンテンツデータに例えば記録順の番号等が楽曲名として付与され記憶部11に記録される。またステップS205において書誌データおよびジャケット画像データが取得された場合、コンテンツデータに楽曲名やアルバム名等の書誌データがファイル名やタグ情報として付与されるとともに、ジャケット画像データがタグ情報に対応付けられて記録される。さらにステップS207において代替画像データが生成された場合、コンテンツデータに楽曲名やアルバム名等の書誌データがファイル名やタグ情報として付与されるとともに、代替画像データがコンテンツデータに対応付けられて記録される。
【0053】
次に、ステップS104およびステップS207における代替画像データの生成処理について図4を用いて説明する。先ず、画像データ生成部250は関連情報取得部240により取得された書誌データを取得する(ステップS301)。
【0054】
ステップS301において書誌データを取得した後、画像データ生成部250は取得した書誌データより、代替画像データを生成するための文字情報を抽出する(ステップS302)。具体的には、代替画像データとして画像を生成するための書誌データがアーティスト名である場合は、書誌データよりアーティスト名に相当する文字情報を抽出し、代替画像データを生成するための書誌データがアルバム名である場合は、書誌データよりアルバム名に相当する文字情報を抽出する。
【0055】
代替画像データを生成するために必要な文字情報は、予め定められていてもよく、ユーザ設定により変更可能としてもよい。上記以外にも、例えば楽曲名に相当する文字情報や、ジャンル名に相当する文字情報など各種情報が利用可能であり、複数の組み合わせであってもよい。
【0056】
また、代替画像データの画素数は表示部14に代替画像データに基づく代替画像を表示したときに、代替画像データに変換された書誌データの内容が判別可能なサイズであることが望ましい。具体例としては、表示部14の表示解像度がWVGA(Wide Video Graphics Array)サイズである800×480画素である場合、代替画像データは200×200画素の画素サイズなどとなる。
【0057】
ステップS302において文字情報を抽出した後、画像データ生成部250は抽出した文字情報をフォントに当てはめる(ステップS303)。ここで当てはめるフォントは、記憶部11等に記憶予め記憶されている各種フォントデータである。また、置き換えられるフォントのサイズは、代替画像データの画像サイズに収まる書誌データの文字が判別可能なサイズであることが好ましい。記憶部11等に記憶されているフォントデータにベクトルフォントが記憶されていた場合や、ベクトルフォントのみ記憶されている場合、画像データ生成部250は当てはめられたフォントがベクトルフォントであるか否かを判断する(ステップS304)。
【0058】
ステップS304において、当てはめられたフォントがベクトルフォントであると判断された場合は(ステップS304:Yes)、画像データ生成部250は当てはめられたベクトルフォントをラスタライズ処理する(ステップS305)。ラスタライズ処理とは、ベクトルフォントを表示する解像度に合わせたビットマップデータとすることである。
【0059】
ステップS304において、当てはめられたフォントがベクトルフォントではないと判断された場合は(ステップS304:No)、当てはめられたフォントはビットマップフォントであるため、ビットマップフォントを用いて代替画像データを生成する(ステップS306)。また、ステップS305においてラスタライズされたベクトルフォントに基づくビットマップデータも同様にステップS306において代替画像データを生成する。
【0060】
次に、ステップS104およびステップS207において生成された代替画像データに基づく代替画像の例を図5により説明する。第1の実施例において生成された代替画像データは、例えばジャケット画像データに類した正方形の画像であり、背景色は任意である。図5(a)は、関連情報取得部240により取得された書誌データより、アーティスト名およびアルバム名を用いて生成された代替画像データによる代替画像31の例である。ここで用いられる書誌データは、他にジャンル情報やリリース年情報等が用いられてもよい。また、アルバムを代表する楽曲名を含んでもよい。ここでいうアルバムを代表する楽曲とは、アルバムにおける1曲目の楽曲や、アルバムタイトルと同一名の楽曲などであり、ユーザによって任意に選択された楽曲であってもよい。
【0061】
図5(b)は、アーティスト名およびアルバム名に加えて、アルバムに含まれる楽曲名を用いて生成された代替画像データに基づく代替画像31の例であり、図5(c)は、楽曲名のみを用いた代替画像31の例である。これらの場合、楽曲名はアルバムに含まれる全ての楽曲に対する楽曲名ではなく、代替画像31を表示部14に表示したときに認識可能な程度の文字サイズで表示可能な一部の楽曲名としてもよい。また個々の楽曲名が代替画像31の横幅で表示しきれない場合、1行で表示可能な部分のみ表示してもよく、複数行を用いて折り返し表示してもよい。
【0062】
次に、コンテンツ情報表示装置10の表示部14に、本実施例において生成された代替画像データに基づく代替画像31が表示される例を、図6を用いて説明する。図6(a)は、ユーザの操作によって再生したい楽曲をアルバムのジャケット画像30のサムネイル表示により検索する画面の例である。図6(b)は、図6(a)のサムネイル表示よりユーザの操作によっていずれかのジャケット画像30または代替画像31を選択し、選択されたアルバムの情報およびそのアルバムにおける楽曲の一覧が表示される画面の例である。図6(a)においてジャケット画像30または画像31が選択されたとき、図6(b)に表示を推移させるとともに、選択されたアルバムの冒頭の楽曲から再生を開始してもよい。
【0063】
図6(a)において、表示部14における表示画面141に、記憶部11に記憶されている楽曲データに対応するアルバムのジャケット画像30および代替画像31が複数表示されており、ユーザによる操作部12の操作によってスライドバー301を上下操作することにより、さらに多くのジャケット画像30または代替画像31を閲覧できる。図6(a)においては、代替画像31Eが選択されている状態を示している。
【0064】
図6(a)において表示画面141に表示されているジャケット画像30は、図2におけるステップS102において予め対応付けられているジャケット画像データ、または図3におけるステップS205において取得したジャケット画像データに基づいて表示される。また、代替画像31は、図2におけるステップS104、または図3におけるステップS207において生成された代替画像データに基づいて表示される。
【0065】
図6(b)は、図6(a)における代替画像31Eをユーザによる操作部12の操作により選択したときの表示画面であり、表示画面141には、代替画像31Eが選択されたアルバムのジャケット画像に代わり表示される。他には、書誌データよりアーティスト名表示部310にはアーティスト名、アルバムタイトル名表示部320にはアルバム名、リリース年情報表示部330にはアルバムのリリース年が表示される。これらの表示に加えて、書誌データに基づく他の表示が行われてもよい。また、楽曲一覧表示部340には、選択されたアルバムに属する楽曲名およびその演奏時間情報が表示される。図6(b)においては、「楽曲タイトル07」という楽曲が選択されまたは再生中であることを示している。
【0066】
このように、本実施例においてはジャケット画像が対応付けられていないまたは取得できない楽曲やアルバムであっても、書誌データを基にそのアルバムの内容が判別可能な画像を生成し、ジャケット画像に代えて表示するため、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがどのような内容であるかを認識することができる。
【0067】
次に、本発明のコンテンツ情報表示装置の第2の実施例について、図7から図9に基づき説明する。なお第1の実施例と共通する構成要素および処理については、同一符号を付し、説明を省略する。
【0068】
図7は、第2の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10の構成を表すブロック図である。図1に示した第1の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10と異なる点は、制御部20において画像データ選択部270を備えることにある。
【0069】
画像データ選択部270は、画像データ生成部250における代替画像データを生成する際に、代替画像における文字情報の背景となる他の画像を取得する。具体的には、書誌データに基づき同一アーティストのジャケット画像データを、ネットワークを介した外部データベースまたは記憶部11より取得する。さらに記憶部11に記憶された写真データ等を取得してもよい。
【0070】
また、本実施例における画像データ生成部250は、関連情報取得部240によって取得した関連情報から抽出した文字のフォントに加えて、画像データ選択部270が取得した画像データを合成した代替画像データを生成する。
【0071】
次に、図8に基づいて第2の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10における代替画像データの生成処理について説明する。代替画像データの対応付け処理は、第1の実施例における図2および図3に示した処理と共通する。
【0072】
図8において、ステップS304において、当てはめられたフォントがベクトルフォントではないと判断された場合、またはステップS305において、ベクトルフォントのラスタライズ処理後、画像データ選択部270はステップS301において関連情報取得部240が取得した書誌データに基づき、同一アーティストにおける他のアルバムのジャケット画像データの有無を確認する(ステップS314)。ステップS314の処理は、記憶部11に記録されている画像データに対して確認してもよく、通信部13を用いてネットワークを介した外部データベースより取得する処理であってもよい。
【0073】
ステップS314において同一アーティストの他のジャケット画像データが無いと判断された場合は(ステップS314:No)、画像データ選択部270は記憶部11に記憶されている写真データの有無を確認する(ステップS315)。ステップS315の処理は、記憶部11における写真データを格納するフォルダに格納された写真データより検索する。ステップS315で検索された写真データが複数ある場合は、撮影日時が最も新しい写真データや、予め代替画像データの背景として用いるための写真データを格納するフォルダ等に格納された写真データであってもよい。また、ステップS314の判断を行わずに、ステップS315の処理を行ってもよい。この場合、他のジャケット画像データの有無にかかわらず、記憶部11に記憶されている写真データを取得する。
【0074】
ステップS314において同一アーティストの他のジャケット画像データが有りと判断された場合は(ステップS314:Yes)、またはステップS315において写真データが有りと判断された場合は(ステップS315:Yes)、画像データ選択部270は他のジャケット画像データまたは写真データを選択画像データとして選択する(ステップS316)。
【0075】
ステップS316において選択画像データが選択された後、画像データ生成部250はステップS303において当てはめられたフォントとステップS316により選択された選択画像データとを合成した代替画像データを生成し(ステップS317)、本処理を終了する。
【0076】
次に、第2の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10において生成された代替画像データに基づく代替画像32の例を図9により説明する。表示されている文字情報は書誌データに基づくフォント情報より生成され、背景の画像は画像データ選択部270により選択された選択画像データに基づき生成されている。背景の画像に対する文字情報の表示形態は任意であり、図9に示されているように、文字情報の背景の白抜きであってもよく、白抜き処理を行わなくともよい。また、文字情報の色は背景の画像に対して視認容易な色調としてもよい。
【0077】
第2の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10における表示画面は、改めて図示しないが、第1の実施例における図6に示される代替画像31を代替画像32に置き換えたものである。このように、本実施例においては、ジャケット画像が対応付けられていないまたは取得できない楽曲やアルバムであっても、書誌データおよび画像データを基にそのアルバムの内容が判別可能な画像を生成し、ジャケット画像に代えて表示するため、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがどのような内容であるかを認識することができる。画像データ選択部270により選択された選択画像データが、同一アーティストの他のジャケット画像データである場合は、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがそのアーティストのアルバムであることが容易に認識される。また、画像データ選択部270により選択された選択画像データが他の写真データである場合は、表示画面において単調な文字情報の表示のみとはならず、美観の得られる表示とすることができる。
【0078】
次に、本発明のコンテンツ情報表示装置の第3の実施例について、図10から図16に基づき説明する。なお第1の実施例と共通する構成要素および処理については、同一符号を付し、説明を省略する。
【0079】
図10は、第3の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10の構成を表すブロック図である。図1に示した第1の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10と異なる点は、制御部20において歌詞データ取得部280を備えることにある。
【0080】
歌詞データ選択部280は、通信部13を介した外部データベースまたは記憶部11より、指定された楽曲の歌詞データを取得する。具体的には、関連情報取得部240により取得した書誌データに基づいて特定された楽曲における歌詞データを、外部データベースより取得した場合は楽曲データに対応付けて記憶部11に記憶し、代替画像データを生成するための歌詞データを抽出する。歌詞データが楽曲データに対応付けられて記憶部11に記憶されている場合は、その歌詞データより代替画像データを生成するための歌詞データを抽出する。
【0081】
また、本実施例における画像データ生成部250は、歌詞データ取得部280によって取得した歌詞データより必要な情報を用いて代替画像データを生成する。
【0082】
次に、図11および図12に基づき、第3の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10における、コンテンツデータに代替画像データを対応付ける処理について説明する。
【0083】
図11において、ステップS103において関連情報取得部240が書誌データを取得した後、歌詞データ取得部280は書誌データに基づき歌詞データを取得する(ステップS113)。ステップS113において歌詞データを取得した後、画像データ生成部250は、ステップS113において取得した歌詞データを用いて代替画像データを生成する(ステップS114)。
【0084】
また、図12において、ステップS206において関連情報取得部240が書誌データを取得した後、歌詞データ取得部280は書誌データに基づき歌詞データを取得する(ステップS216)。ステップS216において歌詞データを取得した後、画像データ生成部250は、ステップS216において取得した歌詞データを用いて代替画像データを生成する(ステップS217)。
【0085】
ステップS113の処理およびステップS216の処理において、歌詞データ取得部280により、書誌データを必要とせずに歌詞データが取得可能な場合は、ステップS103およびステップS206の処理を行わなくともよく、ステップS113およびステップS216では、書誌データ以外の認識手段により歌詞データを取得する。
【0086】
次に、ステップS114およびステップS217における代替画像データの生成処理について図13を用いて説明する。先ず、画像データ生成部250は歌詞データ取得部280により取得された歌詞データを取得する(ステップS321)。
【0087】
ステップS321において歌詞データを取得した後、画像データ生成部250は取得した歌詞データより、代替画像データを生成するための文字情報を抽出する(ステップS322)。具体的には、代替画像データとして画像を生成するための歌詞データとして必要な楽曲の歌詞データおよび歌詞データにおける必要な箇所を抽出する。
【0088】
代替画像データを生成するために必要な文字情報の範囲は、予め定められていてもよく、ユーザ設定により変更可能としてもよい。例えば、アルバムにおける1曲目やアルバムタイトルと同一タイトルの楽曲など、代表曲の歌詞の冒頭部や、アルバムに収録されている全ての楽曲、一部の楽曲における歌詞の冒頭部などでもよい。さらには、歌詞データにサビ部がフラグ付け等されている場合は、サビ部を文字情報として抽出してもよい。ステップS322において、歌詞データの必要箇所抽出後、画像データ生成部250は抽出した文字情報をフォントに当てはめる(ステップS303)。
【0089】
次に、歌詞データ取得部280が取得した歌詞の例を、図14を用いて説明する。図14は、「アルバム名AA」に含まれる複数の楽曲データに対応する歌詞データである。歌詞データ取得部280により取得する歌詞データは、各々の楽曲における全ての歌詞データであるが、図4においては各楽曲データに対応する歌詞の冒頭部およびサビ部を示す。また、図4においては「アルバム名AA」に含まれる全楽曲データに対応する歌詞ではなく、「楽曲タイトル01」から「楽曲タイトル04」までの歌詞を示す。
【0090】
図15には、歌詞データ取得部280により取得された図14に示す歌詞データにより生成した代替画像データに基づく代替画像33の例を示す。図15に示す代替画像33は、いずれも「アルバム名AA」におけるジャケット画像データの代わりに表示部14に表示される。
【0091】
図15(a)は、「アルバム名AA」の代表曲として1曲目の「楽曲タイトル名01」の歌詞データを冒頭部から代替画像33に表示可能な文字数を抽出し表記させた例である。図15(b)は、「アルバム名AA」に含まれている「楽曲タイトル名01」から「楽曲タイトル名04」までの冒頭4曲における各々の歌詞データの冒頭部のみを、各々1行として表記させた例である。図15(c)は、「アルバム名AA」に含まれている「楽曲タイトル名01」から「楽曲タイトル名04」までの冒頭4曲における各々の歌詞データのサビ部のみを、各々1行として表記させた例である。図15(b)および図15(c)は、「アルバム名AA」の冒頭4曲について表記する例としたが、冒頭1曲や全曲であってもよく、代表曲であってもよい。
【0092】
次に、コンテンツ情報表示装置10の表示部14に、本実施例において生成された代替画像データに基づく代替画像33が表示される例を、図16を用いて説明する。図16(a)は、ユーザの操作によって再生したい楽曲をアルバムのジャケット画像30のサムネイル表示により検索する画面の例である。図16(b)は、図16(a)のサムネイル表示よりユーザの操作によってジャケット画像30に代わる代替画像33が選択された状態を示す画面の例である。
【0093】
図16(a)において、表示部14における表示画面141に、記憶部11に記憶されている楽曲データに対応するアルバムのジャケット画像30が複数表示されており、ジャケット画像が対応付けられていないアルバムに対しては、代替画像33C、代替画像33Eのように歌詞データ取得部280が取得した歌詞データに基づいたジャケット画像30に代わる代替画像33が対応付けられている。
【0094】
図16(b)は、図16(a)における画像33Eをユーザによる操作部12の操作により選択したときの表示画面であり、表示画面141には、代替画像33Eが選択されたアルバムのジャケット画像に代わり表示される。
【0095】
また、上記実施例において、歌詞データ取得部280は既存の歌詞データを取得する形態として説明したが、再生制御部211によって一旦音声データを再生させることによって、図示しない音声認識部により再生した楽曲データを音声認識させることによって、歌詞データを生成してもよい。この場合、処理負担を減らすために、再生した楽曲データにおけるボーカル成分の再生開始から数秒程度(例えば5秒)など所定時間のみ音声認識を行うことにより、歌詞データを生成してもよい。
【0096】
このように、本実施例においては、ジャケット画像が対応付けられていないまたは取得できない楽曲やアルバムであっても、歌詞データを基にそのアルバムの内容が判別可能な代替画像33を生成し、ジャケット画像に代えて表示するため、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがどのような内容であるかを認識することができる。
【0097】
次に、本発明のコンテンツ情報表示装置の第4の実施例について、図17から図20に基づき説明する。なお第1の実施例から第3の実施例と共通する構成要素および処理については、同一符号を付し、説明を省略する。
【0098】
図17は、第4の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10の構成を表すブロック図である。図10に示した第3の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10と異なる点は、制御部20において歌詞データ解析部282を備えることにある。
【0099】
歌詞データ解析部282は、歌詞データ取得部280が取得した歌詞データを解析する。例えば、歌詞データより単語を抽出することにより、抽出した各単語の使用頻度を取得する解析を行うことができる。
【0100】
第4の実施例における、コンテンツデータに代替画像データを対応付ける処理については、図11および図12に示した第3の実施例と同様である。次に、図11におけるステップS114および図12におけるステップS217による代替画像データの生成処理について図18を用いて説明する。
【0101】
図18において、先ず画像データ生成部250は歌詞データ取得部280により取得された歌詞データを取得する(ステップS321)。次に歌詞データ解析部282は、ステップS321において取得した歌詞データを解析する(ステップS332)。ステップS332における解析処理とは、歌詞データを構成する単語に区切り、各単語ごとの使用回数をカウントすることにより、使用頻度を取得する。
【0102】
ステップS332における解析結果により抽出された使用頻度の最も高い単語を、画像データ生成部250は代替画像データを生成するための文字情報として抽出する(ステップS322)。
【0103】
次に、歌詞データ解析部282が解析した歌詞の例を、図19を用いて説明する。図19は、「アルバム名AA」に含まれる複数の楽曲データに対応する歌詞データの頻出単語である。ここで頻出単語1とは各歌詞データにおいて最も頻度の高い単語であり、頻出単語2とは2番目に頻度の高い単語である。図19においては「アルバム名AA」に含まれる全楽曲データに対応する歌詞ではなく、「楽曲タイトル01」から「楽曲タイトル04」までの歌詞データに対する解析結果を示したが、画像データ生成部250が代替画像データの生成に用いる楽曲の歌詞データを適宜解析すればよい。
【0104】
図20には、歌詞データ解析部282により解析された図19に示す歌詞データにより生成した代替画像データに基づく代替画像34の例を示す。図20に示す代替画像34は、いずれも「アルバム名AA」におけるジャケット画像データの代わりに表示部14に表示される。
【0105】
図20(a)は、「アルバム名AA」の代表曲として1曲目の「楽曲タイトル名01」の歌詞データにおける頻出単語1を抽出し表記させた例である。図20(b)は、「アルバム名AA」の代表曲として1曲目の「楽曲タイトル名01」の歌詞データにおける頻出単語1および頻出単語2を列挙表記した例である。図20(c)は、「アルバム名AA」に含まれている「楽曲タイトル名01」から「楽曲タイトル名04」までの冒頭4曲における各々の抽出単語を各々1行として表記させた例である。図20(c)は、「アルバム名AA」の冒頭4曲について表記する例としたが、全曲であってもよい。また、抽出した単語は1つの単語により構成されるものに限らず、複数の単語からなる熟語や短文であってもよい。
【0106】
このように、本実施例においては、ジャケット画像が対応付けられていないまたは取得できない楽曲やアルバムであっても、歌詞データにおける頻出単語を基にそのアルバムの内容が判別可能な代替画像34を生成し、ジャケット画像に代えて表示するため、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがどのような内容であるかを認識することができる。
【0107】
次に、本発明のコンテンツ情報表示装置の第5の実施例について、図21から図23に基づき説明する。なお第1の実施例から第4の実施例と共通する構成要素および処理については、同一符号を付し、説明を省略する。
【0108】
図21は、第5の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10の構成を表すブロック図である。図17に示した第4の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10と異なる点は、制御部20において画像データ選択部270を備えることにある。画像データ選択部270は、図7に示す第2の実施例における画像データ選択部270と同一である。
【0109】
また、本実施例における画像データ生成部250は、歌詞データ取得部280によって取得した歌詞データから抽出した文字のフォントに加えて、画像データ選択部270が取得した画像データを合成した代替画像データを生成する。
【0110】
第5の実施例における、コンテンツデータに代替画像データを対応付ける処理については、図11および図12に示した第3の実施例と同様である。また、図11におけるステップS114および図12におけるステップS217による代替画像データの生成処理について図22に示すが、図8に示した第2の実施例における処理と図13に示した第3の実施例における処理との組み合わせであるため、説明を省略する。
【0111】
次に、第5の実施例に係るコンテンツ情報表示装置10において生成された代替画像データに基づく代替画像35の例を図23により説明する。図23における代替画像35において、文字情報は歌詞データにおける頻出単語に基づくフォント情報より生成され、背景の画像は画像データ選択部270により選択された選択画像データに基づき生成されている。背景の画像に対する文字情報の表示形態は任意である。
【0112】
このように、本実施例においては、ジャケット画像が対応付けられていないまたは取得できない楽曲やアルバムであっても、歌詞データや歌詞データにおける抽出された単語を基にそのアルバムの内容が判別可能な代替画像35を生成し、ジャケット画像に代えて表示するため、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがどのような内容であるかを認識することができる。また、代替画像35において背景となる、画像データ選択部270により選択された選択画像データが、同一アーティストの他のジャケット画像データである場合は、ユーザは選択対象となるまたは選択されたアルバムがそのアーティストのアルバムであることが容易に認識される。同様に、画像データ選択部270により選択された選択画像データが他の写真データである場合は、表示画面において単調な文字情報の表示のみとはならず、美観の得られる表示とすることができる。
【符号の説明】
【0113】
10:コンテンツ情報表示装置、11:記憶部、12:操作部、13:通信部、14:表示部、141:表示画面、15:音声出力部、20:制御部、211:再生制御部、212:音声制御部、213:表示制御部、220:コンテンツデータ特定部、230:判定部、240:関連情報取得部、250:画像データ生成部、260:対応付け制御部、270:画像データ選択部、280:歌詞データ取得部、282:歌詞データ解析部、30:ジャケット画像、31〜35:代替画像、310:アーティスト名表示部、320:アルバムタイトル名表示部、330:リリース年情報表示部、340:楽曲一覧表示部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定部、
前記コンテンツデータ特定部において特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定部、
前記判定部においてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得部、
前記関連情報取得部において取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成部、
前記画像データ生成部において生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御部、
前記対応付け制御部において対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御部、
を備えることを特徴とする、コンテンツ情報表示装置。
【請求項2】
前記コンテンツデータとは、楽曲データであり、
前記コンテンツ画像データとは、前記楽曲データに関連するジャケット画像データである、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ情報表示装置。
【請求項3】
前記関連情報とは、前記楽曲データにおける楽曲タイトル情報、前記楽曲データに関連するアルバムタイトル名を含み、
前記画像データ生成部は、前記関連情報のうち一または複数の組み合わせた情報の内容が判別可能な前記代替画像データを生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ情報表示装置。
【請求項4】
前記代替画像データとは異なる他の画像データを選択する画像データ選択部を備え、
前記画像データ生成部は、前記関連情報取得部において取得された前記関連情報に加えて、前記画像データ選択部により選択された前記他の画像データからなる代替画像データを生成する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコンテンツ情報表示装置。
【請求項5】
コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定ステップ、
前記コンテンツデータ特定ステップにおいて特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定ステップ、
前記判定ステップにおいてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得ステップ、
前記関連情報取得ステップにおいて取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成ステップ、
前記画像データ生成ステップにおいて生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御ステップ、
前記対応付け制御ステップにより対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御ステップ、
を備えることを特徴とする、コンテンツ情報表示方法。
【請求項6】
コンテンツ情報表示装置が備えるコンピュータに、
コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定ステップ、
前記コンテンツデータ特定ステップにおいて特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定ステップ、
前記判定ステップにおいてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得ステップ、
前記関連情報取得ステップにおいて取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成ステップ、
前記画像データ生成ステップにおいて生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御ステップ、
前記対応付け制御ステップにより対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御ステップ、
を実行させることを特徴とする、プログラム。
【請求項1】
コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定部、
前記コンテンツデータ特定部において特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定部、
前記判定部においてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得部、
前記関連情報取得部において取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成部、
前記画像データ生成部において生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御部、
前記対応付け制御部において対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御部、
を備えることを特徴とする、コンテンツ情報表示装置。
【請求項2】
前記コンテンツデータとは、楽曲データであり、
前記コンテンツ画像データとは、前記楽曲データに関連するジャケット画像データである、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ情報表示装置。
【請求項3】
前記関連情報とは、前記楽曲データにおける楽曲タイトル情報、前記楽曲データに関連するアルバムタイトル名を含み、
前記画像データ生成部は、前記関連情報のうち一または複数の組み合わせた情報の内容が判別可能な前記代替画像データを生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ情報表示装置。
【請求項4】
前記代替画像データとは異なる他の画像データを選択する画像データ選択部を備え、
前記画像データ生成部は、前記関連情報取得部において取得された前記関連情報に加えて、前記画像データ選択部により選択された前記他の画像データからなる代替画像データを生成する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコンテンツ情報表示装置。
【請求項5】
コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定ステップ、
前記コンテンツデータ特定ステップにおいて特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定ステップ、
前記判定ステップにおいてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得ステップ、
前記関連情報取得ステップにおいて取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成ステップ、
前記画像データ生成ステップにおいて生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御ステップ、
前記対応付け制御ステップにより対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御ステップ、
を備えることを特徴とする、コンテンツ情報表示方法。
【請求項6】
コンテンツ情報表示装置が備えるコンピュータに、
コンテンツデータを特定するコンテンツデータ特定ステップ、
前記コンテンツデータ特定ステップにおいて特定された前記コンテンツデータに関連するコンテンツ画像データが存在するか否かを判定する判定ステップ、
前記判定ステップにおいてコンテンツ画像データが存在しないと判定された場合、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得する関連情報取得ステップ、
前記関連情報取得ステップにおいて取得された前記関連情報を用いて、前記コンテンツ画像データに代わる、前記関連情報の内容が判別可能な代替画像データを生成する画像データ生成ステップ、
前記画像データ生成ステップにおいて生成された前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付ける対応付け制御ステップ、
前記対応付け制御ステップにより対応付けられた前記代替画像データを、前記コンテンツデータに対応付けて表示させる処理を行う表示制御ステップ、
を実行させることを特徴とする、プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図9】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図9】
【図23】
【公開番号】特開2012−181899(P2012−181899A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−45117(P2011−45117)
【出願日】平成23年3月2日(2011.3.2)
【出願人】(308036402)株式会社JVCケンウッド (1,152)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月2日(2011.3.2)
【出願人】(308036402)株式会社JVCケンウッド (1,152)
【Fターム(参考)】
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