コンバイン
【課題】サイドカバーによって刈取搬送部の側面を広範囲に覆って植立穀稈の倒れ込みによる巻き付き等を少なくできると共に、サイドカバーを容易に着脱して刈取搬送部のメンテンナンスを能率良く行うことができるコンバインを提供する。
【解決手段】刈取搬送部(8)の既刈り側上部であってサイドカバー(22)によって覆われた部位に取付部(23)を設け、該取付部(23)に支持ステー(24)の基部を取り付け、該支持ステー(24)の自由端側をサイドカバー(22)の後側端部を迂回させて外側方に延出させ、該延出端部に前照灯(21)を取り付ける。また、穀稈引起装置(16)に動力を伝達する引起し伝動筒体(30)にウインカ(27)を支持させ、該ウインカ(27)をサイドカバー(22)の前側上部の面に形成した凹部(28a)または切り欠き部に嵌合状態にして配置する。
【解決手段】刈取搬送部(8)の既刈り側上部であってサイドカバー(22)によって覆われた部位に取付部(23)を設け、該取付部(23)に支持ステー(24)の基部を取り付け、該支持ステー(24)の自由端側をサイドカバー(22)の後側端部を迂回させて外側方に延出させ、該延出端部に前照灯(21)を取り付ける。また、穀稈引起装置(16)に動力を伝達する引起し伝動筒体(30)にウインカ(27)を支持させ、該ウインカ(27)をサイドカバー(22)の前側上部の面に形成した凹部(28a)または切り欠き部に嵌合状態にして配置する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、コンバインにおいて、刈取搬送部の既刈り側上部であってサイドカバーによって覆われた部位に取付部を設け、該取付部に支持ステーの基部を固定し、該支持ステーの自由端側を外側方に延出させ、該支持ステーの延出端部に前照灯を取り付けたものは公知である(特許文献1)。
【0003】
また、従来のコンバインにおいて、ウインカを、サイドカバーの外側面に固定したものがある。
【特許文献1】特開2000−209934号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の従来のコンバインにおいては、サイドカバーによって覆われた部分から外側方へ支持ステーを延出させる構成であるため、サイドカバーの後側部分を切り欠くか、サイドカバーに孔を開けなければならない。
【0005】
このようにサイドカバーの後側部分を切り欠いた場合には、このサイドカバーによって覆われる範囲が狭くなり、未刈り穀稈が刈取搬送部の側面から侵入して巻き付いたり、刈取搬送部から発生する塵埃が外部へ飛散しやすくなる問題がある。
【0006】
また、サイドカバーに孔を開けて支持ステーを通した場合、このサイドカバーを容易に着脱することができなくなり、刈取搬送部のメンテナンンスを容易に行うことができなくなってしまう。
【0007】
更に、このサイドカバーにウインカを固定した構成の場合、機体側からこのウインカへの電線を配索せねばならないために、このサイドカバーの着脱に更に手間が掛かり、刈取搬送部のメンテナンスの能率が低下する欠点がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、上述の如き課題を解決するために、以下のような技術的手段を講じる。
即ち、請求項1の発明は、刈取搬送部(8)の既刈り側上部であってサイドカバー(22)によって覆われた部位に取付部(23)を設け、該取付部(23)に支持ステー(24)の基部を左右方向位置調節自在および上下方向角度調節自在に取り付け、該支持ステー(24)の自由端側を前記サイドカバー(22)の後側端部を迂回させて外側方に延出させ、該支持ステー(24)の延出端部に前照灯(21)を取り付け、前記刈取搬送部(8)の穀稈引起装置(16)に動力を伝達する引起し伝動筒体(30)にウインカ(27)を支持させ、該ウインカ(27)を前記サイドカバー(22)の前側上部の面に形成した凹部(28a)または切り欠き部に嵌合状態にして配置したことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0009】
これにより、前照灯21の支持ステー24がサイドカバー22の後側端部を迂回して外側方に延出するために、この支持ステー24がサイドカバー22の着脱の邪魔になりにくく、サイドカバー22によって刈取搬送部8の側面を広く覆うことができるようになる。また、サイドカバー22を容易に着脱できるようになる。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、支持部材(27a,30a)の基部を引起し伝動筒体(30)に取り付け、該支持部材(27a,30a)の自由端側を穀稈引起装置(16)の背面側から横側端部を迂回するようにして前方へ延出させ、該支持部材(27a,30a)の延出端部にウインカ(27)を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインとしたものである。
【0011】
これにより、更に、ウインカ27の支持部材27a,30aを穀稈引起装置16の背面側から横側端部を迂回させて前方に延出させ、この延出端部にウインカ27を取り付けるために、この支持部材27a,30aがサイドカバー22の着脱の邪魔になりにくく、ウインカをサイドカバーに固定する場合に比べて、該サイドカバー22の着脱を容易に行うことができるようになる。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の発明によると、サイドカバー22によって刈取搬送部8の側面を広範囲に覆って植立穀稈の倒れ込みによる巻き付き等を少なくできるものでありながら、サイドカバー22を容易に着脱してメンテンナンスを能率良く行うことができる。また、前照灯21の左右方向位置及び上下方向角度を自在に調節することができ、作業条件適応性を高めることができる。
【0013】
また、請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加え、刈取搬送部8にウインカ27を備えた構成としても、サイドカバー22の着脱を容易に行うことができ、メンテナンスの能率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面に示すこの発明の実施の形態について説明する。
まず、図1に基づき本発明を備えたコンバインの全体構成について説明する。図1にはコンバインの側面図、図2にはその平面図、図3にはその正面図が図示されている。
【0015】
コンバイン1の走行車体2の下方には左右走行クローラ3,3を配設し、走行車体2上には、右側前部に座席付きの操縦部4を、その後方にはエンジン(図示省略)及び穀粒収納用のグレンタンク5を配設し、走行車体1の左側部には脱穀選別部6を搭載し、脱穀選別部6及びグレンタンク5の後方に排稾処理装置7を設け、走行車体2の前側部には刈取搬送部8を昇降自在に設けている。
【0016】
また、エンジンの回転動力を無段変速装置(図示省略)、走行伝動装置(図示省略)、作業伝動装置(図示省略)を経由して、走行クローラ3,3、刈取搬送部8の駆動部、脱穀選別部6のフィードチエンや扱胴等の駆動部、排出オーガー9等の駆動部に伝達するように構成している。
【0017】
また、前記作業伝動経路には刈取クラッチ(図示省略)及び脱穀クラッチ(図示省略)を設けて、刈取搬送部8及び脱穀選別部6への動力伝達を断続するように構成し、刈取・脱穀クラッチレバー(図示省略)により刈取クラッチ・脱穀クラッチ入り状態、刈取クラッチ・脱穀クラッチ切り状態、刈取クラッチ切りで脱穀クラッチ入り状態に操作できるように構成している。また、脱穀選別部6には穀稈搬送用のフィードチエン10を設け、フィードチエンレバー(図示省略)により、フィードチエン10を高速駆動したり、低速駆動できるように構成している。
【0018】
次に、図3及び図4に基づき刈取搬送部8への前照灯21の取付構成について説明する。
刈取搬送部8の刈取フレーム11の前側端部に、刈取ケース12を左右方向に沿うように設け、この刈取ケース12から前方へ突設するように左右刈刃フレーム13,…を設け、刈刃フレーム13,13の前側端部に刈刃装置14を左右方向に沿うように取り付け、これら刈刃フレーム13,…から前方に複数の分草杆15,…を突設し、分草杆15,…の前側端部と刈取フレーム11の上側端部とにより、穀稈引越装置16の引越しケース16aを支持し、分草杆15,…の前側に分草板15a,…を取り付けている。
【0019】
また、刈取フレーム11における操縦部4の前方の右側上部には、前照灯21を配設している。刈取フレーム11の右側端部から所定間隔右側に右側サイドカバー(サイドカバー)22を配設して右側方を覆い、右側サイドカバー22の所定間隔右側に操縦部4の右側端部4aの前後方向延長線が位置するように構成している。刈取フレーム11に右側上部に延出するように取り付けた取付ステー(取付部)23に、支持ステー24を介して前照灯21を取り付けている。
【0020】
この支持ステー24は右側サイドカバー22の後側端を後方に迂回するようにして右側方に延出し、その先端部に前照灯21を支持し、前照灯21を平面視で右側サイドカバー22の右側で且つ操縦部4の右側端部4aの前後方向延長線より内側に位置させている。そして、取付ステー23の先端部に支持ステー24の基部を取り付けるにあたり、正面視及び平面視で左右方向に沿う取付ボルト・ナット25により、左右方向に調節自在に取り付けると共に、前照灯21を取付ボルト・ナット25のボルト25aの軸心回りに回動調節自在に支持している。
【0021】
前記構成によると、夜間の刈取作業や、路上走行の照射方向に合わせて前照灯21の上下回動調節することができる。また、刈取搬送部8の右側を覆う右側サイドカバー22の後側端を後方に迂回するようにして支持ステー24を介して前照灯21を支持しているので、刈取搬送部8から前照灯21に飛散する塵埃類を抑制することができ、また、前照灯21を取り付けたままの状態で右側サイドカバー22を取り外すことができ、刈取搬送部8のメンテナンスが容易となる。
【0022】
次に、図5及び図6に基づき刈取搬送部8への左側ウインカ27の取付構成について説明する。
分草杆15,…の前側端部と刈取フレーム11の上側端部の間に、穀稈引越装置16の引越しケース16aを支持し、左側端部の引越しケース16aの左側方に所定空間を介して左側サイドカバー28設けている。左側サイドカバー28の上部に凹部28aを設け、この凹部28aに前方用の左側ウインカ27を嵌合装着し、左側ウインカ27のレンズ面を正面前方を向くように構成している。
【0023】
また、引越しケース16aに動力を伝達する引越し伝動筒体30にブラケット30aを設け、左側ウインカ27の裏面側に取付ステー27aを取り付け、取付ステー27aの基部側に取付面27bを設け、ブラケット30aと左側ウインカ27側の取付面27bを、左右方向に沿う2本のボルト・ナット31a,31bによりレンズ面の傾斜角度を上下調節自在で且つレンズ面を前後調節自在に取り付けている。上記取付ステー27aとブラケット30aとを、支持部材と総称する。
【0024】
前記構成によると、機体幅を所定幅に保ちながら、すっきりと左側ウインカ27を取り付けることができる。また、左側ウインカ27の取付ステー27aの取付面27bとブラケット30aとの取付箇所一箇所で、レンズ面の傾斜角度や左側サイドカバー28の凹部28aとの嵌合状態を微調節することができて、組立て作業やメンテナンス作業が容易となり、刈取搬送部8が昇降しても左側ウインカ27のレンズ面を正面前方に向けることができ、点滅状態を確実に確認することができる。
【0025】
次に、図7に基づき刈取搬送部8のホーン33の取付構成について説明する。
分草杆15,…の前側端部と刈取フレーム11の上側端部の間に、穀稈引越装置16の引越しケース16a、…を支持し、引越しケース16a,…の上側端部を左右方向の引越し伝動ケース34により連結している。右側端部の引越しケース16aの上側端部には、ブラケット33aを介してホーン33を取り付け、引越し伝動ケース34及びホーン33の上方を引越しカバー35により被覆し、右側端部の引越しケース16aの右側部を右側サイドカバー22により被覆している。なお、引越しカバー35のホーン33の前側対向部にホーンスリット35aを設けている。
【0026】
前記構成によると、刈取搬送部8の右側端部にホーン33を設けているので、右側サイドカバー22を外した状態で刈取搬送部8のメンテナンスやホーン33の角度調整をすることができ、また、ホーン33の前方に障害物がないので音量を確保でき、ホーン33への塵埃類の付着を少なくすることができる。
【0027】
また、図8に示すように、引越し伝動ケース34の右側端部にブラケット33aを介してホーン33を取り付けても、右側サイドカバー22を外した状態でメンテナンスやホーン33の角度調整をすることができ、また、ホーン33を剛体の引越し伝動ケース34に取り付けることにより、ホーン33のビビリが軽減し音量を確保することができる。
【0028】
なお、刈取搬送部8の上昇時に、ホーン33が正面前方を向くように角度調節すると、走行中にホーン33の音量が確保され安全である。
次に、図9及び図10に基づき操縦部4について説明する。
【0029】
操縦部4の後側部には操縦席41を、前側部にはフロント操作ボックス42を、前後方向中間部にはフロア43をそれぞれ設けている。そして、フロア43の左側端部には駐車ブレーキぺダル44を、中央部には掻込ぺダル45をそれぞれ設け、フロア43の前側端部には足載せ台46を設けている。
【0030】
そして、この足載せ台46には、駐車ブレーキぺダル44、掻込ぺダル45が踏込み操作時に嵌合する凹部46a,46aを設けている。また、フロア43の左右中央部に設けた掻込ぺダル45の踏込み開始位置を、フロア43の左側端部に設けた駐車ブレーキぺダル44の踏込み開始位置より前方に位置させて、フロア43の中央部を広くしている。
【0031】
なお、掻込ぺダル45は、走行伝動ケース47内の走行伝動装置47aに設けた走行ブレーキ装置47b、及び、左右サイドクラッチ47L,47Rに連動ワイヤ47c,47cを介して連繋されていて、掻込ぺダル45の踏込み操作により、左右サイドクラッチ47L,47Rを切り作動すると共に、走行ブレーキ装置47bを制動して左右走行クローラ3,3を停止する。しかして、コンバイン1の走行を停止した状態で、刈取搬送部8へ動力を伝達し、穀稈の掻込、切断、搬送をすることができるように構成している。
【0032】
前記構成によると、駐車ブレーキぺダル44及び掻込ぺダル45の踏込み移動量を大きくしながら、ぺダル44,45を前側に配置してフロア43を広くすることができ、オペレータの着席姿勢、起立姿勢での操作が容易となる。
【0033】
次に、図11に基づき防塵カバー48の開閉構成について説明する。
刈取搬送部8の穀稈搬送装置で搬送した穀稈を脱穀選別部6のフィードチエン10に引き継ぐように構成し、刈取搬送部8と脱穀選別部6との引継ぎ部上方を防塵カバー48により被覆している。防塵カバー48を、フレーム部48aに固定状態で支持されている前側カバー部48bと、フレーム部48aに左右方向の軸48d回りに回動自在に軸支されている後側カバー部48cにより構成している。そして、フレーム部48aに設けた回動ギヤ49、車体フレームに設けたモータ50、モータ50の駆動ギヤ50gとにより、後側カバー48cを開閉自可能構成している。
【0034】
そして、モータ50を開放回動及び閉鎖回動するスイッチ51aを操縦部4に設けると共に、防塵カバー48の後側カバー48cの左側板にもスイッチ51bを設けている。なお、刈取搬送部8の後側下部にスイッチ51cを設け、足て操作できるように構成してもよい。前記構成によると、操縦部4及び防塵カバー48の近傍の双方から楽に防塵カバー48を開閉することができる。
【0035】
次に、図12乃至図14に基づき刈取搬送部8の上昇時の刈取クラッチ切り構成について説明する。
機体フレーム56の前側部には左右方向の刈取伝動軸57を軸架し、機体フレーム56には刈取搬送部8の刈取後側フレーム8a後部を刈取伝動軸57回りに回動自在に支持している。また、エンジンからの動力を刈取ベルト伝動装置58を経由して刈取伝動軸57に伝達し、刈取伝動軸57から刈取後側フレーム8a内の刈取伝動装置(図示省略)を経由して、刈取搬送部8の各部を駆動するように構成している
また、刈取クラッチ59のアーム部59aには連動棒60を左右方向に突出するように取り付け、この連動棒60の先端部を刈取後側フレーム8aの上方に配置し、刈取後側フレーム8aが上方に回動し連動棒60を上方に回動すると、刈取クラッチ59が切り作動し、また、刈取後側フレーム8aを下方に回動すると、バネ61により復帰回動し刈取クラッチ59が入りになるように構成している。
【0036】
前記構成によると、電動モータやセンサを省略しながら、刈取搬送部8の昇降に関連した取クラッチ59の自動入切装置を安価に構成することができる。
また、図14に示すように構成してもよい。刈取クラッチ59のアーム部59aに連動棒60を左右方向に移動自在に支持し、操縦部4の操作レバー、連動ワイヤ62を介して、連動棒60を左右方向に移動させて、連動棒60の先端部が刈取搬送部8の刈取後側フレーム8aの上方に位置する連繋状態に移動したり、あるいは、上方から退避した非連繋状態に切り替え可能に構成する。なお、63は復帰用のバネである。前記構成によると、刈取クラッチ59の自動入切状態及び自動入切の解除状態に容易に切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】コンバインの側面図
【図2】コンバインの平面図
【図3】コンバインの正面図
【図4】(A)刈取搬送部の側面図 (B)前照灯を右側に調節した平面図 (C)前照灯を左側に調節した平面図 (D)前照灯を側面図
【図5】(A)刈取搬送部の正面図 (B)刈取搬送部の側面図 (C)サイドカバーの正面図
【図6】(A)前照灯の側面図 (B)前照灯の背面図
【図7】刈取搬送部の正面図、側面図
【図8】刈取搬送部の正面図、側面図
【図9】操縦部の側面図、走行伝動ケースの切断背面図、背面図
【図10】操縦部の平面図、走行伝動ケースの側面図
【図11】防塵カバーの側面図、平面図
【図12】機体前側部の側面図
【図13】刈取搬送部のフレームの切断正面図
【図14】刈取搬送部のフレームの切断正面図
【符号の説明】
【0038】
8 刈取搬送部
16 穀稈引起装置
21 前照灯
22 右側サイドカバー(サイドカバー)
23 取付ステー(取付部)
24 支持ステー
27 ウインカ
27a 取付ステー(支持部材)
28a 凹部
30 引起し伝動筒体
30a ブラケット(支持部材)
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、コンバインにおいて、刈取搬送部の既刈り側上部であってサイドカバーによって覆われた部位に取付部を設け、該取付部に支持ステーの基部を固定し、該支持ステーの自由端側を外側方に延出させ、該支持ステーの延出端部に前照灯を取り付けたものは公知である(特許文献1)。
【0003】
また、従来のコンバインにおいて、ウインカを、サイドカバーの外側面に固定したものがある。
【特許文献1】特開2000−209934号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の従来のコンバインにおいては、サイドカバーによって覆われた部分から外側方へ支持ステーを延出させる構成であるため、サイドカバーの後側部分を切り欠くか、サイドカバーに孔を開けなければならない。
【0005】
このようにサイドカバーの後側部分を切り欠いた場合には、このサイドカバーによって覆われる範囲が狭くなり、未刈り穀稈が刈取搬送部の側面から侵入して巻き付いたり、刈取搬送部から発生する塵埃が外部へ飛散しやすくなる問題がある。
【0006】
また、サイドカバーに孔を開けて支持ステーを通した場合、このサイドカバーを容易に着脱することができなくなり、刈取搬送部のメンテナンンスを容易に行うことができなくなってしまう。
【0007】
更に、このサイドカバーにウインカを固定した構成の場合、機体側からこのウインカへの電線を配索せねばならないために、このサイドカバーの着脱に更に手間が掛かり、刈取搬送部のメンテナンスの能率が低下する欠点がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、上述の如き課題を解決するために、以下のような技術的手段を講じる。
即ち、請求項1の発明は、刈取搬送部(8)の既刈り側上部であってサイドカバー(22)によって覆われた部位に取付部(23)を設け、該取付部(23)に支持ステー(24)の基部を左右方向位置調節自在および上下方向角度調節自在に取り付け、該支持ステー(24)の自由端側を前記サイドカバー(22)の後側端部を迂回させて外側方に延出させ、該支持ステー(24)の延出端部に前照灯(21)を取り付け、前記刈取搬送部(8)の穀稈引起装置(16)に動力を伝達する引起し伝動筒体(30)にウインカ(27)を支持させ、該ウインカ(27)を前記サイドカバー(22)の前側上部の面に形成した凹部(28a)または切り欠き部に嵌合状態にして配置したことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0009】
これにより、前照灯21の支持ステー24がサイドカバー22の後側端部を迂回して外側方に延出するために、この支持ステー24がサイドカバー22の着脱の邪魔になりにくく、サイドカバー22によって刈取搬送部8の側面を広く覆うことができるようになる。また、サイドカバー22を容易に着脱できるようになる。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、支持部材(27a,30a)の基部を引起し伝動筒体(30)に取り付け、該支持部材(27a,30a)の自由端側を穀稈引起装置(16)の背面側から横側端部を迂回するようにして前方へ延出させ、該支持部材(27a,30a)の延出端部にウインカ(27)を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインとしたものである。
【0011】
これにより、更に、ウインカ27の支持部材27a,30aを穀稈引起装置16の背面側から横側端部を迂回させて前方に延出させ、この延出端部にウインカ27を取り付けるために、この支持部材27a,30aがサイドカバー22の着脱の邪魔になりにくく、ウインカをサイドカバーに固定する場合に比べて、該サイドカバー22の着脱を容易に行うことができるようになる。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の発明によると、サイドカバー22によって刈取搬送部8の側面を広範囲に覆って植立穀稈の倒れ込みによる巻き付き等を少なくできるものでありながら、サイドカバー22を容易に着脱してメンテンナンスを能率良く行うことができる。また、前照灯21の左右方向位置及び上下方向角度を自在に調節することができ、作業条件適応性を高めることができる。
【0013】
また、請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加え、刈取搬送部8にウインカ27を備えた構成としても、サイドカバー22の着脱を容易に行うことができ、メンテナンスの能率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面に示すこの発明の実施の形態について説明する。
まず、図1に基づき本発明を備えたコンバインの全体構成について説明する。図1にはコンバインの側面図、図2にはその平面図、図3にはその正面図が図示されている。
【0015】
コンバイン1の走行車体2の下方には左右走行クローラ3,3を配設し、走行車体2上には、右側前部に座席付きの操縦部4を、その後方にはエンジン(図示省略)及び穀粒収納用のグレンタンク5を配設し、走行車体1の左側部には脱穀選別部6を搭載し、脱穀選別部6及びグレンタンク5の後方に排稾処理装置7を設け、走行車体2の前側部には刈取搬送部8を昇降自在に設けている。
【0016】
また、エンジンの回転動力を無段変速装置(図示省略)、走行伝動装置(図示省略)、作業伝動装置(図示省略)を経由して、走行クローラ3,3、刈取搬送部8の駆動部、脱穀選別部6のフィードチエンや扱胴等の駆動部、排出オーガー9等の駆動部に伝達するように構成している。
【0017】
また、前記作業伝動経路には刈取クラッチ(図示省略)及び脱穀クラッチ(図示省略)を設けて、刈取搬送部8及び脱穀選別部6への動力伝達を断続するように構成し、刈取・脱穀クラッチレバー(図示省略)により刈取クラッチ・脱穀クラッチ入り状態、刈取クラッチ・脱穀クラッチ切り状態、刈取クラッチ切りで脱穀クラッチ入り状態に操作できるように構成している。また、脱穀選別部6には穀稈搬送用のフィードチエン10を設け、フィードチエンレバー(図示省略)により、フィードチエン10を高速駆動したり、低速駆動できるように構成している。
【0018】
次に、図3及び図4に基づき刈取搬送部8への前照灯21の取付構成について説明する。
刈取搬送部8の刈取フレーム11の前側端部に、刈取ケース12を左右方向に沿うように設け、この刈取ケース12から前方へ突設するように左右刈刃フレーム13,…を設け、刈刃フレーム13,13の前側端部に刈刃装置14を左右方向に沿うように取り付け、これら刈刃フレーム13,…から前方に複数の分草杆15,…を突設し、分草杆15,…の前側端部と刈取フレーム11の上側端部とにより、穀稈引越装置16の引越しケース16aを支持し、分草杆15,…の前側に分草板15a,…を取り付けている。
【0019】
また、刈取フレーム11における操縦部4の前方の右側上部には、前照灯21を配設している。刈取フレーム11の右側端部から所定間隔右側に右側サイドカバー(サイドカバー)22を配設して右側方を覆い、右側サイドカバー22の所定間隔右側に操縦部4の右側端部4aの前後方向延長線が位置するように構成している。刈取フレーム11に右側上部に延出するように取り付けた取付ステー(取付部)23に、支持ステー24を介して前照灯21を取り付けている。
【0020】
この支持ステー24は右側サイドカバー22の後側端を後方に迂回するようにして右側方に延出し、その先端部に前照灯21を支持し、前照灯21を平面視で右側サイドカバー22の右側で且つ操縦部4の右側端部4aの前後方向延長線より内側に位置させている。そして、取付ステー23の先端部に支持ステー24の基部を取り付けるにあたり、正面視及び平面視で左右方向に沿う取付ボルト・ナット25により、左右方向に調節自在に取り付けると共に、前照灯21を取付ボルト・ナット25のボルト25aの軸心回りに回動調節自在に支持している。
【0021】
前記構成によると、夜間の刈取作業や、路上走行の照射方向に合わせて前照灯21の上下回動調節することができる。また、刈取搬送部8の右側を覆う右側サイドカバー22の後側端を後方に迂回するようにして支持ステー24を介して前照灯21を支持しているので、刈取搬送部8から前照灯21に飛散する塵埃類を抑制することができ、また、前照灯21を取り付けたままの状態で右側サイドカバー22を取り外すことができ、刈取搬送部8のメンテナンスが容易となる。
【0022】
次に、図5及び図6に基づき刈取搬送部8への左側ウインカ27の取付構成について説明する。
分草杆15,…の前側端部と刈取フレーム11の上側端部の間に、穀稈引越装置16の引越しケース16aを支持し、左側端部の引越しケース16aの左側方に所定空間を介して左側サイドカバー28設けている。左側サイドカバー28の上部に凹部28aを設け、この凹部28aに前方用の左側ウインカ27を嵌合装着し、左側ウインカ27のレンズ面を正面前方を向くように構成している。
【0023】
また、引越しケース16aに動力を伝達する引越し伝動筒体30にブラケット30aを設け、左側ウインカ27の裏面側に取付ステー27aを取り付け、取付ステー27aの基部側に取付面27bを設け、ブラケット30aと左側ウインカ27側の取付面27bを、左右方向に沿う2本のボルト・ナット31a,31bによりレンズ面の傾斜角度を上下調節自在で且つレンズ面を前後調節自在に取り付けている。上記取付ステー27aとブラケット30aとを、支持部材と総称する。
【0024】
前記構成によると、機体幅を所定幅に保ちながら、すっきりと左側ウインカ27を取り付けることができる。また、左側ウインカ27の取付ステー27aの取付面27bとブラケット30aとの取付箇所一箇所で、レンズ面の傾斜角度や左側サイドカバー28の凹部28aとの嵌合状態を微調節することができて、組立て作業やメンテナンス作業が容易となり、刈取搬送部8が昇降しても左側ウインカ27のレンズ面を正面前方に向けることができ、点滅状態を確実に確認することができる。
【0025】
次に、図7に基づき刈取搬送部8のホーン33の取付構成について説明する。
分草杆15,…の前側端部と刈取フレーム11の上側端部の間に、穀稈引越装置16の引越しケース16a、…を支持し、引越しケース16a,…の上側端部を左右方向の引越し伝動ケース34により連結している。右側端部の引越しケース16aの上側端部には、ブラケット33aを介してホーン33を取り付け、引越し伝動ケース34及びホーン33の上方を引越しカバー35により被覆し、右側端部の引越しケース16aの右側部を右側サイドカバー22により被覆している。なお、引越しカバー35のホーン33の前側対向部にホーンスリット35aを設けている。
【0026】
前記構成によると、刈取搬送部8の右側端部にホーン33を設けているので、右側サイドカバー22を外した状態で刈取搬送部8のメンテナンスやホーン33の角度調整をすることができ、また、ホーン33の前方に障害物がないので音量を確保でき、ホーン33への塵埃類の付着を少なくすることができる。
【0027】
また、図8に示すように、引越し伝動ケース34の右側端部にブラケット33aを介してホーン33を取り付けても、右側サイドカバー22を外した状態でメンテナンスやホーン33の角度調整をすることができ、また、ホーン33を剛体の引越し伝動ケース34に取り付けることにより、ホーン33のビビリが軽減し音量を確保することができる。
【0028】
なお、刈取搬送部8の上昇時に、ホーン33が正面前方を向くように角度調節すると、走行中にホーン33の音量が確保され安全である。
次に、図9及び図10に基づき操縦部4について説明する。
【0029】
操縦部4の後側部には操縦席41を、前側部にはフロント操作ボックス42を、前後方向中間部にはフロア43をそれぞれ設けている。そして、フロア43の左側端部には駐車ブレーキぺダル44を、中央部には掻込ぺダル45をそれぞれ設け、フロア43の前側端部には足載せ台46を設けている。
【0030】
そして、この足載せ台46には、駐車ブレーキぺダル44、掻込ぺダル45が踏込み操作時に嵌合する凹部46a,46aを設けている。また、フロア43の左右中央部に設けた掻込ぺダル45の踏込み開始位置を、フロア43の左側端部に設けた駐車ブレーキぺダル44の踏込み開始位置より前方に位置させて、フロア43の中央部を広くしている。
【0031】
なお、掻込ぺダル45は、走行伝動ケース47内の走行伝動装置47aに設けた走行ブレーキ装置47b、及び、左右サイドクラッチ47L,47Rに連動ワイヤ47c,47cを介して連繋されていて、掻込ぺダル45の踏込み操作により、左右サイドクラッチ47L,47Rを切り作動すると共に、走行ブレーキ装置47bを制動して左右走行クローラ3,3を停止する。しかして、コンバイン1の走行を停止した状態で、刈取搬送部8へ動力を伝達し、穀稈の掻込、切断、搬送をすることができるように構成している。
【0032】
前記構成によると、駐車ブレーキぺダル44及び掻込ぺダル45の踏込み移動量を大きくしながら、ぺダル44,45を前側に配置してフロア43を広くすることができ、オペレータの着席姿勢、起立姿勢での操作が容易となる。
【0033】
次に、図11に基づき防塵カバー48の開閉構成について説明する。
刈取搬送部8の穀稈搬送装置で搬送した穀稈を脱穀選別部6のフィードチエン10に引き継ぐように構成し、刈取搬送部8と脱穀選別部6との引継ぎ部上方を防塵カバー48により被覆している。防塵カバー48を、フレーム部48aに固定状態で支持されている前側カバー部48bと、フレーム部48aに左右方向の軸48d回りに回動自在に軸支されている後側カバー部48cにより構成している。そして、フレーム部48aに設けた回動ギヤ49、車体フレームに設けたモータ50、モータ50の駆動ギヤ50gとにより、後側カバー48cを開閉自可能構成している。
【0034】
そして、モータ50を開放回動及び閉鎖回動するスイッチ51aを操縦部4に設けると共に、防塵カバー48の後側カバー48cの左側板にもスイッチ51bを設けている。なお、刈取搬送部8の後側下部にスイッチ51cを設け、足て操作できるように構成してもよい。前記構成によると、操縦部4及び防塵カバー48の近傍の双方から楽に防塵カバー48を開閉することができる。
【0035】
次に、図12乃至図14に基づき刈取搬送部8の上昇時の刈取クラッチ切り構成について説明する。
機体フレーム56の前側部には左右方向の刈取伝動軸57を軸架し、機体フレーム56には刈取搬送部8の刈取後側フレーム8a後部を刈取伝動軸57回りに回動自在に支持している。また、エンジンからの動力を刈取ベルト伝動装置58を経由して刈取伝動軸57に伝達し、刈取伝動軸57から刈取後側フレーム8a内の刈取伝動装置(図示省略)を経由して、刈取搬送部8の各部を駆動するように構成している
また、刈取クラッチ59のアーム部59aには連動棒60を左右方向に突出するように取り付け、この連動棒60の先端部を刈取後側フレーム8aの上方に配置し、刈取後側フレーム8aが上方に回動し連動棒60を上方に回動すると、刈取クラッチ59が切り作動し、また、刈取後側フレーム8aを下方に回動すると、バネ61により復帰回動し刈取クラッチ59が入りになるように構成している。
【0036】
前記構成によると、電動モータやセンサを省略しながら、刈取搬送部8の昇降に関連した取クラッチ59の自動入切装置を安価に構成することができる。
また、図14に示すように構成してもよい。刈取クラッチ59のアーム部59aに連動棒60を左右方向に移動自在に支持し、操縦部4の操作レバー、連動ワイヤ62を介して、連動棒60を左右方向に移動させて、連動棒60の先端部が刈取搬送部8の刈取後側フレーム8aの上方に位置する連繋状態に移動したり、あるいは、上方から退避した非連繋状態に切り替え可能に構成する。なお、63は復帰用のバネである。前記構成によると、刈取クラッチ59の自動入切状態及び自動入切の解除状態に容易に切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】コンバインの側面図
【図2】コンバインの平面図
【図3】コンバインの正面図
【図4】(A)刈取搬送部の側面図 (B)前照灯を右側に調節した平面図 (C)前照灯を左側に調節した平面図 (D)前照灯を側面図
【図5】(A)刈取搬送部の正面図 (B)刈取搬送部の側面図 (C)サイドカバーの正面図
【図6】(A)前照灯の側面図 (B)前照灯の背面図
【図7】刈取搬送部の正面図、側面図
【図8】刈取搬送部の正面図、側面図
【図9】操縦部の側面図、走行伝動ケースの切断背面図、背面図
【図10】操縦部の平面図、走行伝動ケースの側面図
【図11】防塵カバーの側面図、平面図
【図12】機体前側部の側面図
【図13】刈取搬送部のフレームの切断正面図
【図14】刈取搬送部のフレームの切断正面図
【符号の説明】
【0038】
8 刈取搬送部
16 穀稈引起装置
21 前照灯
22 右側サイドカバー(サイドカバー)
23 取付ステー(取付部)
24 支持ステー
27 ウインカ
27a 取付ステー(支持部材)
28a 凹部
30 引起し伝動筒体
30a ブラケット(支持部材)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
刈取搬送部(8)の既刈り側上部であってサイドカバー(22)によって覆われた部位に取付部(23)を設け、該取付部(23)に支持ステー(24)の基部を左右方向位置調節自在および上下方向角度調節自在に取り付け、該支持ステー(24)の自由端側を前記サイドカバー(22)の後側端部を迂回させて外側方に延出させ、該支持ステー(24)の延出端部に前照灯(21)を取り付け、前記刈取搬送部(8)の穀稈引起装置(16)に動力を伝達する引起し伝動筒体(30)にウインカ(27)を支持させ、該ウインカ(27)を前記サイドカバー(22)の前側上部の面に形成した凹部(28a)または切り欠き部に嵌合状態にして配置したことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
支持部材(27a,30a)の基部を引起し伝動筒体(30)に取り付け、該支持部材(27a,30a)の自由端側を穀稈引起装置(16)の背面側から横側端部を迂回するようにして前方へ延出させ、該支持部材(27a,30a)の延出端部にウインカ(27)を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
【請求項1】
刈取搬送部(8)の既刈り側上部であってサイドカバー(22)によって覆われた部位に取付部(23)を設け、該取付部(23)に支持ステー(24)の基部を左右方向位置調節自在および上下方向角度調節自在に取り付け、該支持ステー(24)の自由端側を前記サイドカバー(22)の後側端部を迂回させて外側方に延出させ、該支持ステー(24)の延出端部に前照灯(21)を取り付け、前記刈取搬送部(8)の穀稈引起装置(16)に動力を伝達する引起し伝動筒体(30)にウインカ(27)を支持させ、該ウインカ(27)を前記サイドカバー(22)の前側上部の面に形成した凹部(28a)または切り欠き部に嵌合状態にして配置したことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
支持部材(27a,30a)の基部を引起し伝動筒体(30)に取り付け、該支持部材(27a,30a)の自由端側を穀稈引起装置(16)の背面側から横側端部を迂回するようにして前方へ延出させ、該支持部材(27a,30a)の延出端部にウインカ(27)を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2008−206463(P2008−206463A)
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−47130(P2007−47130)
【出願日】平成19年2月27日(2007.2.27)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月27日(2007.2.27)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
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