説明

コンバイン

【課題】処理胴へ容易に処理物を搬送して効率よく処理でき、二番処理装置のレイアウトを格納するスペースを縮小できるコンバインを提供する。
【解決手段】扱室21内に配設した機体3走行方向と平行な回転軸22aを有する扱胴22と、該扱胴22の後部であって扱胴22の回転軸22aと直交する方向に処理胴軸25aを具備し、脱穀後の処理物を再処理する処理胴25と、前記扱胴22と処理胴25の下方に配置した処理物を揺動選別するための揺動選別装置6と、選別後の二番物に含まれた枝梗を取り除く二番処理装置40と、を具備するコンバイン100において、前記二番処理装置40を、二番物を搬送する二番コンベア28の端部に連設した二番縦コンベア30の上端と前記処理胴25との間で、且つ、前記処理胴25と同軸延長上に配置した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの脱穀処理効率を向上する技術に関し、特に、扱胴の後方に、該扱胴の回転軸と直交方向に処理物を処理するための処理胴を具備するコンバインの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、扱室の処理物取出口から排出される処理物を再処理する処理胴を、扱胴の回転軸と直交する回転軸周りに回転する状態に配設するとともに、前記扱胴の下方に、処理物を揺動選別するための揺動選別部と、該揺動選別部によって粗選別された穀粒等に選別風を送風して一番物と二番物とに精選別を行う唐箕ファンと、前記処理胴の後方に、塵埃を吸引して機外に排出する吸引ファンと、を設けたコンバインの技術は公知となっている。
従来技術では、前記扱胴から前記処理胴へ搬送する手段として、扱室の後部下方に設けられた処理物取出口より枝梗付着粒を含む処理物を処理胴へ搬送するものが公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、前記揺動選別部及び唐箕ファンによって選別された二番物を処理するための二番処理装置を設けたコンバインは公知となっている。例えば、前記二番処理装置を、扱胴の回転軸と平行する回転軸周りに回転する状態に機体後部に配設するとともに、二番縦搬送コンベアの前部に枝梗処理装置を配置して前方へと送られてきた二番物を処理するものが公知となっている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平6−113658号公報
【特許文献2】特開2004−33154号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のように、機体後部に処理胴を設ける場合、扱室後端部の処理物取出口から側方へ排出して後部へ送るため、ロスが生じ、機体の幅が広くなっていた。また、二番処理装置(枝梗処理装置)を扱胴の回転軸と直交する方向に配設した場合には、扱胴前方に二番処理装置を設けるためのスペースを確保しなければならなかった。
また、二番処理装置を従来技術のように前方に持ってきた際には、前記処理胴とは別の動力伝達機構を設ける必要があった。
【0005】
そこで、本発明はかかる課題に鑑み、処理胴へ容易に処理物を搬送して効率よく処理でき、二番処理装置のレイアウトを格納するスペースを縮小できるコンバインを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
即ち、請求項1においては、扱室内に配設した機体走行方向と平行な回転軸を有する扱胴と、該扱胴の後部に配置して、扱胴の回転軸と直交する方向に処理胴軸を具備し、脱穀後の処理物を再処理する処理胴と、前記扱胴と処理胴の下方に配置した処理物を揺動選別するための揺動選別部と、選別後の二番物に含まれた枝梗を取り除く二番処理装置と、を具備するコンバインにおいて、前記二番処理装置を、二番物を搬送する二番コンベアの端部に連設した二番縦コンベアの上端と前記処理胴との間で、且つ、前記処理胴と同軸延長上に配置したものである。
【0008】
請求項2においては、前記扱胴に設けた処理物取出口より前記処理胴の二番処理装置側上部に脱穀後の処理物を供給するように前記処理胴を配置したものである。
【0009】
請求項3においては、前記二番処理装置と処理胴との間に仕切り板を配置したものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0011】
請求項1においては、二番処理装置のレイアウトが簡易になり、二番処理装置を格納するスペースが縮小する。また、二番処理装置へと動力を伝達するギア機構を省略もしくは縮小することができる。
【0012】
請求項2においては、前記二番処理装置において枝梗を取り除いた二番物を再度前記揺動選別部へ放出できると共にレイアウトが簡易になる。
【0013】
請求項3においては、処理胴に入った処理物が二番処理装置に流入することがなくなるため、効率の良い脱穀が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係るコンバインの全体的な構成を示した側面図、図2はコンバインの平面図、図3は脱穀部及び選別部の側断面図、図4は処理胴及び二番処理装置の後方斜視図、図5は扱室及び扱胴の側面断面図、図6は扱室及び扱胴の背面図、図7は処理胴及び二番処理装置の平面図である。なお、本発明では図1の左右方向を自走式脱穀装置の走行方向(以下、走行方向)とし、矢印A方向を走行方向前方(以下、前方)とする。すなわち、図1の左方向を前方、右方向を後方とし、図1の紙面手前側が左方、奥側が右方とする。
【0015】
図1及び図2に示すように、コンバイン100は、クローラ式走行装置2、前記クローラ式走行装置2上に配設される機体3、及び前記機体3の前部に設けられた刈取部4などから構成されている。前記機体3上の左側には、扱胴22や処理胴25(図3参照)等が備えられた脱穀部5が配設され、この脱穀部5の下方には、揺動選別部である揺動選別装置6、唐箕ファン19等を備える選別部20が配設されている。機体3上の前部右側には、運転席10及びステアリングハンドル11等を備える運転部9が配設されている。
【0016】
運転部9の下方で機体3上の前部右側には、エンジン12が配設され、運転部9の後方で機体3上の後部右側には、グレンタンク13が配設されている。グレンタンク13の底部には、排出コンベア14(図2参照)が機体3前後方向に配設され、グレンタンク13の後部には、排出オーガ15の縦送りオーガ15aが立設され、グレンタンク13に貯溜された穀粒は、排出コンベア14で機体3後方に搬送され、排出オーガ15先端部の排出口からトラック等へ排出される。
【0017】
フィードチェーン8の後端(搬送方向終端)には、排藁チェーン16が配設されている。
排藁チェーン16後下方には、排藁カッター18、拡散コンベア等を備える排藁処理部17が配設されているとともに、排藁チェーン16の下側には、伸縮可能に構成された排藁ガイド棒(図示省略)が配設され、これにより、排藁を「切断」と「非切断」とに切換可能とする。フィードチェーン8の後端側から排藁チェーン16に受け継がれた排藁は、前記排藁ガイド棒が伸長されて、長い状態のまま機体3の後方に排出されるか、または前記排藁ガイド棒が縮長されて、排藁カッター18にて適宜長さに短く切断された後、機体3の後方に排出される。
【0018】
次に、脱穀部5について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、脱穀部5は、扱室21内に穀稈を機体3後方向に搬送しながら脱穀する扱胴22が機体3前後方向に架設されている。前記扱胴22は回転軸22a(図4参照)周りを回転するように配設されている。また、前記扱胴22の周囲には、扱歯22b・22b・・・が植設されている。前記扱胴22の下方周囲には、受網23が配設され、脱穀された穀粒等を通過させて粗選別する。
【0019】
次に、選別部20について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、選別部20は、前記受網23の下方に配設され、脱穀された穀粒を揺動選別する揺動選別装置6と、この揺動選別装置6の前下方に配設され、揺動選別された穀粒に選別風を送風する唐箕ファン19とから構成される。このように構成することにより、前記選別部20において、揺動選別装置6による揺動選別と、唐箕ファン19による風選別とが行われ、脱穀部5において脱穀された処理物が一番物と二番物と藁屑等に分別される。また、揺動選別装置6の後上方には、唐箕ファン19の選別風に乗ってきた塵埃等を吸引して機外に排出する吸引ファン(横断流ファン)31が配設されている。
【0020】
前記揺動選別装置6は、前部に扱胴22から落下して受網23を通過した穀粒を均平、比重選別するフィードパン32、33が配設されている。前記フィードパン32の後部には、該フィードパン32より送られた穀粒と藁屑、及び受網23を通過した穀粒と藁屑を粗選別するチャフシーブ34が配設されている。チャフシーブ34の下方でフィードパン33の後部には、チャフシーブ34で粗選別された穀粒を唐箕ファン19の選別風とあいまって精選別を行うグレンシーブ35が配設されている。揺動選別装置6の後部には、藁屑をほぐして穀粒を二番コンベア28に落下させて再選別を行い、藁屑を脱穀部5終端の三番口(図示省略)から排出するストローラック36が配設されている。
【0021】
前記唐箕ファン19は、チャフシーブ34で粗選別された穀粒等に選別風を送風して精選別を行うとともに、脱穀部5内の塵埃等を機体3後方に吹き飛ばす。すなわち、唐箕ファン19は、チャフシーブ34及びグレンシーブ35を通過した穀粒等に選別風を送風し、この選別風に逆らって落下する一番物(穀粒)を一番コンベア27へ、比重の小さい軽い二番物を二番コンベア28上に飛ばす。
【0022】
前記一番コンベア27は、揺動選別装置6の下方で唐箕ファン19の後方に機体3左右方向に横設され、一番物を搬送する。一番コンベア27の右端には、一番コンベア27で搬送された一番物をグレンタンク13に搬送する揚穀筒(揚穀コンベア)29が連設されている。
【0023】
前記二番コンベア28は、一番コンベア27の後方に機体3左右方向に横設され、二番穀粒を搬送する。二番コンベア28の右端には、二番コンベア28で搬送された二番穀粒を搬送して後述する二番処理装置40に受け継ぐ二番縦コンベア30が連設されている。
【0024】
前記揚穀コンベア29は、一番コンベア27の右端に連設されて機体3上方に向かって延設されている。すなわち、揚穀コンベア29は、側面視(図3参照)において扱室21後端と処理胴25との前後間の隙間に立設されている。そして、揚穀コンベア29は前記二番処理装置40の進行方向右側に配置されており、脱穀部5の側壁(右側壁)に近接して配設されている。前記一番コンベア27によって進行方向右側へ搬送された一番物が前記揚穀コンベア29によって上方へ搬送され、前記グレンタンク13に貯溜される。
【0025】
二番縦コンベア30は、二番コンベア28の右端に連設されて機体3上方に向かって前方向に傾斜して延設されている。そして、二番縦コンベア30の上端(搬送終端部)には、枝梗のついた二番物を処理するための二番処理装置40と連通するための排出口30aが設けられている。すなわち、前記二番縦コンベア30の上端部に設けられた排出口30aから二番処理装置40へと二番物が搬送される。
また、前記二番縦コンベア30は、前記揚穀コンベア29と正面視において重複するように(図4参照)、換言すると、二番縦コンベア30は、揚穀コンベア29の真後ろに配設されているため側面視で交差することがなく、脱穀部5の横幅(機体3左右方向)を短縮することができる。
【0026】
次に、処理物取出口38について図4及び図6を用いて説明する。
処理物取出口38は前記扱室21の後部を形成する後板37の右側上部に設けられ、前記扱室21と前記処理胴25の間を連通する構成としている。前記処理物取出口38は前記後板37の右側上部を略四角形状に切り欠いて形成されている。
また、前記後板37の中央部には、扱胴22の回転軸22aの後部が回転自在に支持されており、前記後板37の左下部は、脱穀後の排藁が通過できるように切欠37aが設けられている。
また、該処理物取出口38と処理胴25との間には図示しないダクトが形成されている。なお、該処理物取出口38は切欠を設けずに扱室21の右側上部を上方に膨出して構成することも可能である。このように、処理物取出口38より扱室21内の枝梗付着粒を含む処理物が処理胴25へと搬送される。前記処理胴25の上方で処理物取出口38の周囲には、処理物の飛散を防止して、前記処理物を処理胴25へ導くためのガイド板41が設けられている。該ガイド板41は処理物取出口38内部の処理物を処理胴25方向へ移動するようにガイドしており、処理物の扱室21後端から処理胴25への円滑な移動を可能とする。
【0027】
また、図5に示すように、前記扱室21から排出される処理物を処理胴25へ導く案内部材52を設けている。前記案内部材52は板状に構成された部材であり、前記扱室21の側面及び上面の穀稈搬送方向終端側であって、前記処理物取出口38の前部に所定間隔をあけて複数固設されており、穀稈搬送方向終端側へ向かって、言い換えれば、前記処理物取出口38へ向かって傾斜するように設けられている。このように構成することにより、前記扱室21から排出される処理物が前記案内部材52と衝突しながら前記処理物取出口38へと導かれることとなり、扱室21から処理胴25へ処理物を受け継ぐ際に飛散を防止するとともに、処理物を円滑に処理胴25へ搬送することが可能となる。なお、前記案内部材の個数は限定するものではない。
【0028】
次に、処理胴25について図4及び図7を用いて説明する。
図4に示すように、扱胴22の後方左側には処理胴25が配設され、後方右側には二番処理装置40が配設されている。該処理胴25は扱室21より搬送された枝梗付着粒を含む処理物の枝梗を分離処理するためのものであり、扱胴22の回転軸22aと直交するように処理胴軸25aが左右水平方向に架設されている。前記処理胴25は扱室21から搬送された処理物を前記処理胴軸25aの軸心方向に搬送する状態で再脱穀を行うものであり、その搬送方向は機体3進行方向右側から左側へ向かう方向である。また、前記処理胴25の周囲には処理歯25b・25b・・・が植設されている。
また、前記処理胴25の下方周囲には、脱粒された穀粒等を通過させて選別するコーンケーブ26が配設され、コーンケーブ26からは穀粒のみが落下するように構成されている。前記コーンケーブ26には、前記処理胴25の軸心方向に平行に複数の鋼線が張設されている。なお、前記コーンケーブ26の代わりとして、網を用いることも可能である。
図3に示すように、前記処理胴25は.前記吸引ファン31を覆うファンケース31a前部の前方に配置されており、前記ファンケース31a前部が、前記処理胴25の後方に搬送された処理物を処理胴25へと導くための樋を兼ねる構成としている。
【0029】
次に、二番処理装置40について、図4及び図7を用いて説明する。
前記二番処理装置40は、扱胴22の穀稈搬送方向後方で、前記処理胴25の右側に配設されている。また、前記二番処理装置40は、扱胴22の回転軸22aと直交する回転軸40aを有して機体3左右方向に架設されている。前記二番処理装置40の進行方向右側端部は二番縦コンベア30の上端に設けた排出口30aが接続されている。
また、図3に示すように、前記二番処理装置40は前記揺動選別装置6の上方に配設されている。
また、前記二番処理装置40の回転軸40aは、前記処理胴25の処理胴軸25aと側面視において同軸延長上に連結されている。つまり、二番処理装置40は、前記処理胴25と同軸延長上に設けられている。このように構成することにより、前記処理胴25の処理胴軸25aの動力が回転軸40aに伝達されることにより、二番処理装置40が駆動される。
また、前記回転軸40a上には、軸心方向に適宜間隔で処理歯60・60・・・が配設されており、前記回転軸40a及び処理歯60の上部はケーシング42で覆われ、下方は図示せぬ受網で覆われている。前記処理歯60・60・・・は、同じく軸心方向に配設された羽根部61に固設されており、該羽根部61の回動と共に回転するように回動軸40a上に配設されている。
【0030】
このような構成により、前記二番処理装置40は二番縦コンベア30より搬送された二番物の枝梗を除去する。すなわち、前記二番縦コンベア30より搬送された二番物は、前記二番縦コンベア30の上端に設けられた排出口30aより前記二番処理装置40のケーシング42の後側から投入され、前記回転軸40aが回動することにより前記処理歯60・60・・・が回転軸40aを中心に回動され、前記処理歯60と前記ケーシング42に固設された図示せぬ固定歯とが協動されることで二番物に付着した穀粒の枝梗が除去されるものである。
そして、枝梗が除去された穀粒は、前記二番処理装置40の扱き出し作用によって、前記二番処理装置40下方から前下方へ放出されて、前記揺動選別装置6の選別開始部に再投入される。
【0031】
また、前記二番処理装置40と処理胴25との間には仕切り板50が設けられている。すなわち、前記二番処理装置40の左側端部と処理胴25の右側端部との間に板状部材で構成した仕切り板50が設けられている。該仕切り板50は図7に示すように、前記後板37の後面より扱胴22の略右端位置の後方に突設され、二番処理装置40のケーシング42の空間と処理胴25の空間とを仕切る構成としている。これによって、前記二番縦コンベア30より二番処理装置40へ搬送された二番物が前記処理胴25において処理される処理物と混ざることを防止し、効率よく枝梗処理をすることができる。
【0032】
以上より、コンバイン100は、扱室21内に配設した機体3走行方向と平行な回転軸22aを有する扱胴22と、該扱胴22の後部に配置して、扱胴22の回転軸22aと直交する方向に処理胴軸25aを具備し、脱穀後の処理物を再処理する処理胴25と、前記扱胴22と処理胴25の下方に配置した処理物を揺動選別するための揺動選別装置6と、選別後の二番物に含まれた枝梗を取り除く二番処理装置40と、を具備するコンバイン100において、前記二番処理装置40を、二番物を搬送する二番コンベア28の端部に連設した二番縦コンベア30の上端と前記処理胴25との間で、且つ、前記処理胴25と同軸延長上に配置したものである。このように構成することにより、二番処理装置40のレイアウトが簡易になり、二番処理装置40を格納するスペースが縮小する。また、二番処理装置40へと動力を伝達するギア機構を省略もしくは縮小することができる。
【0033】
また、前記扱胴22に設けた処理物取出口38より前記処理胴25の二番処理装置40側上部に脱穀後の処理物を供給するように前記処理胴25を配置したものである。このように構成することにより、前記二番処理装置40において枝梗を取り除いた二番物を再度前記揺動選別装置6へ放出できると共にレイアウトが簡易になる。
【0034】
また、前記二番処理装置40と処理胴25との間に仕切り板50を配置したものである。このように構成することにより、処理胴25に入った処理物が二番処理装置40に流入することがなくなるため、効率の良い脱穀が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施例に係るコンバインの全体的な構成を示した側面図。
【図2】コンバインの平面図。
【図3】脱穀部及び選別部の側断面図。
【図4】処理胴及び二番処理装置の後方斜視図。
【図5】扱室及び扱胴の側面断面図。
【図6】扱室及び扱胴の背面図。
【図7】処理胴及び二番処理装置の平面図。
【符号の説明】
【0036】
2 クローラ式走行装置
3 機体
6 揺動選別装置
21 扱室
22 扱胴
22a 回転軸
25 処理胴
25a 処理胴軸
28 二番コンベア
30 二番縦コンベア
37 後板
40 二番処理装置
40a 回転軸
50 仕切り板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
扱室内に配設した機体走行方向と平行な回転軸を有する扱胴と、該扱胴の後部に配置して、扱胴の回転軸と直交する方向に処理胴軸を具備し、脱穀後の処理物を再処理する処理胴と、前記扱胴と処理胴の下方に配置した処理物を揺動選別するための揺動選別部と、選別後の二番物に含まれた枝梗を取り除く二番処理装置と、を具備するコンバインにおいて、前記二番処理装置を、二番物を搬送する二番コンベアの端部に連設した二番縦コンベアの上端と前記処理胴との間で、且つ、前記処理胴と同軸延長上に配置したことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記扱胴に設けた処理物取出口より前記処理胴の二番処理装置側上部に脱穀後の処理物を供給するように前記処理胴を配置したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記二番処理装置と処理胴との間に仕切り板を配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンバイン。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−219398(P2009−219398A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−66267(P2008−66267)
【出願日】平成20年3月14日(2008.3.14)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】