説明

コンバイン

【課題】サイドカバー82R、82Lを簡単な形状に形成でき、且つ刈取装置3の高位置に前照灯81を簡単に配置できるコンバインを提供するものである。
【解決手段】エンジン20を搭載した走行機体1と、穀稈引起装置31及び刈刃装置32及び穀稈搬送装置33等を有した刈取装置3と、刈取装置3の側方を覆うサイドカバー82R、82Lと、前照灯81を内設させるライトハウジング83R、83Lとを備えるコンバインにおいて、前側が低くなるように前傾させてサイドカバー82R、82Lの上端縁を形成し、サイドカバー82R、82Lの上端側にライトハウジング83R、83Lの下端側を対設させたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、刈取装置によって圃場の未刈り穀稈を刈取りながら、脱穀装置によってその刈取り穀稈を脱穀して穀粒を収穫するコンバインに係り、より詳しくは、夜間の収穫作業等において、走行機体の前方を照らす前照灯を備えるコンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のコンバインは、走行機体の前側に昇降可能に配設した刈取装置によって、圃場の未刈り穀稈を刈取り、刈取った穀稈を脱穀装置によって脱穀して、穀粒を収集するように構成している(特許文献1参照)。
【0003】
このようなコンバインでは、走行機体又は刈取装置等の前側に前照灯を配置し、夜間の収穫作業等において、前照灯によって走行機体の前方を照らして収穫作業を実行している。特許文献1では、上下に分割した上下のサイドカバーによって刈取装置の左右側方を覆い、上のサイドカバーの上下幅中間に凹部を形成し、この凹部に前照灯装置を配置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−55093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、上のサイドカバーの上下幅中間に形成した凹部に、上のサイドカバーに前照灯装置を配置しているから、上下のサイドカバーや前照灯装置を設置するには、構成部品数を簡単に削減できなかった。単一物品によってサイドカバーを簡単に形成できないばかりでなく、前照灯装置を低コストに配置することができないという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、サイドカバーを簡単な形状に形成でき、且つ刈取装置の高位置に前照灯を簡単に配置できるコンバインを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明のコンバインは、エンジンを搭載した走行機体と、穀稈引起装置及び刈刃装置及び穀稈搬送装置等を有した刈取装置と、前記刈取装置の側方を覆うサイドカバーと、前照灯を内設させるライトハウジングとを備えるコンバインにおいて、前側が低くなるように前傾させて前記サイドカバーの上端縁を形成し、前記サイドカバーの上端側に前記ライトハウジングの下端側を対設させたものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記ライトハウジングの内部に、前記前照灯と方向指示灯とを配置し、前記ライトハウジングの内部の上下に前記前照灯と前記方向指示灯とを組付けたものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記サイドカバーの外形に沿って連続して前記ライトハウジングの外形を形成し、前記穀稈引起装置の上方側を覆うゲートカバーと略同じ高さに、前記ライトハウジングの上面側を形成し、前記サイドカバーよりも上方に前記ライトハウジングを配置したものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、エンジンを搭載した走行機体と、穀稈引起装置及び刈刃装置及び穀稈搬送装置等を有した刈取装置と、前記刈取装置の側方を覆うサイドカバーと、前照灯を内設させるライトハウジングとを備えるコンバインにおいて、前側が低くなるように前傾させて前記サイドカバーの上端縁を形成し、前記サイドカバーの上端側に前記ライトハウジングの下端側を対設させたものであるから、前記ライトハウジングによって前記刈取装置の側方を覆う分だけ、前記サイドカバーを小型に形成できる。前記刈取装置の側方全域を覆うカバー構造に比べ、前記サイドカバーの着脱操作性を向上でき、かつ前記サイドカバーの製造コストを低減できる。また、前記サイドカバーの上方側に前記ライトハウジングを設置することによって、前記ライトハウジング又は前記前照灯の左右方向の設置幅をコンパクトに形成できる。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、前記ライトハウジングの内部に、前記前照灯と方向指示灯とを配置し、前記ライトハウジングの内部の上下に前記前照灯と前記方向指示灯とを組付けたものであるから、前記刈取装置の左右幅内に前記方向指示灯をコンパクトに支持できる。また、前記前照灯に対して前記方向指示灯を独立して設置する構造に比べ、前記前照灯との共用によって、前記方向指示灯のハウジング構造又はランプ支持フレーム構造を低コストに形成できる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、前記サイドカバーの外形に沿って連続して前記ライトハウジングの外形を形成し、前記穀稈引起装置の上方側を覆うゲートカバーと略同じ高さに、前記ライトハウジングの上面側を形成し、前記サイドカバーよりも上方に前記ライトハウジングを配置したものであるから、前記サイドカバー又は前記ゲートカバーと面一な延長構造に前記ライトハウジングを組付けることができる。前記刈取装置の前面形状をシンプルに形成できる。例えば、前記刈取装置の前方又は側方又は上方に向けて、前記ライトハウジングを大きく突出させないから、前記ライトハウジングが障害物等に接触して損傷するのを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の4条刈り用のコンバインの左側面図である。
【図2】コンバインの右側面図である。
【図3】コンバインの平面図である。
【図4】コンバインの正面図である。
【図5】刈取装置の駆動系統図である。
【図6】刈取装置の左側面図である。
【図7】刈取装置の正面図である。
【図8】刈取装置の平面図である。
【図9】サイドカバーの開閉説明図である。
【図10】サイドカバーを外した刈取装置の左側面図である。
【図11】サイドカバー及びライトハウジングを外した刈取装置の左側面図である。
【図12】サイドカバー及びライトハウジングを外した刈取装置の平面図である。
【図13】サイドカバー及びライトハウジングを外した刈取装置の正面図である。
【図14】サイドカバー及びライトハウジングを外した刈取装置の要部拡大左側面図である。
【図15】サイドカバー及びライトハウジングを外した刈取装置の要部拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係るコンバインを具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、走行機体1の前進方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく前進方向に向かって右側を単に右側と称する。
【0015】
図1乃至図4を参照して、本実施形態のコンバインを説明する。図1乃至図4に示す如く、左右一対の走行クローラ2(走行部)にて支持された走行機体1を備えている。走行機体1の前部には、穀稈を刈取る4条刈り用の刈取装置3が、単動式の昇降用油圧シリンダ4によって刈取回動支点軸4a回りに昇降調節可能に装着されている。走行機体1には、フィードチェン6を有する脱穀装置5と、脱穀後の穀粒を貯留するグレンタンク7とが横並び状に搭載されている。なお、脱穀装置5が走行機体1の前進方向に向かって左側に配置され、グレンタンク7が走行機体1の前進方向に向かって右側に配置されている(図3参照)。
【0016】
グレンタンク7の後方から上方にかけてグレンタンク7内の穀粒を機体外部に排出する排出オーガ8が配設されている。排出オーガ8の縦オーガ8aを中心として、グレンタンク8の前部を機体側方へ回動できるように構成されている。グレンタンク7の前方で走行機体1の右側前部には、運転部10が設けられている。運転部10には、オペレータが搭乗するステップ10a、運転座席10b、操向ハンドル10cや各種の操作レバーやスイッチ等を備えた操作装置を配置している。運転座席10bの下方の走行機体1には、動力源としてのエンジン20が配置されている。
【0017】
図1及び図2に示す如く、走行機体1の下面側に左右のトラックフレーム21を配置している。トラックフレーム21には、走行クローラ2にエンジン20の動力を伝える駆動スプロケット22と、走行クローラ2のテンションを維持するテンションローラ23と、走行クローラ2の接地側を接地状態に保持する複数のトラックローラ24とを設けている。駆動スプロケット22によって走行クローラ2の前側を支持し、テンションローラ23によって走行クローラ2の後側を支持し、トラックローラ24によって走行クローラ2の接地側を支持する。
【0018】
図1乃至図3に示す如く、刈取装置3には、圃場の未刈り穀稈を引起す4条分の穀稈引起装置31と、圃場の未刈り穀稈の株元を切断するバリカン式の刈刃装置32と、穀稈引起装置31からフィードチェン6の前端部(送り始端側)に刈取り穀稈を搬送する穀稈搬送装置33とが備えられている。穀稈引起装置31によって圃場の未刈り穀稈が引起され、刈刃装置32によって未刈り穀稈の株元が切断され、穀稈引起装置31によってフィードチェン6の前端部に刈取り穀稈が搬送される。
【0019】
脱穀装置5には、穀稈脱穀用の扱胴51と、扱胴51の下方に落下する脱粒物を選別する揺動選別機構としての揺動選別盤52と、揺動選別盤52に選別風を供給する唐箕ファン53と、扱胴51の後部から取出される脱穀排出物を再処理する処理胴54と、揺動選別盤52の後部の排塵を機外に排出する排塵ファン61とを備えている。
【0020】
図1及び図2に示す如く、フィードチェン6の後端側(送り終端側)には、排藁チェン62が配置されている。フィードチェン6の後端側から排藁チェン62に受け継がれた排藁(穀粒が脱粒された稈)は、長い状態で走行機体1の後方に排出されるか、又は脱穀装置5の後方側に設けた排藁カッタ63にて適宜長さに短く切断されたのち、走行機体1の後方下方に排出される。
【0021】
揺動選別盤52の下方側には、揺動選別盤52にて選別された穀粒(一番選別物)を取出す一番コンベヤ55と、穀粒や藁屑や枝梗付き穀粒等が混合した二番選別物を取出す二番コンベヤ56とが設けられている。なお、走行機体1の進行方向前側から一番コンベヤ55、二番コンベヤ56の順で、側面視において走行クローラ2の後部上方の走行機体1の上面側に横設されている。
【0022】
揺動選別盤52は、扱胴51の下方に落下した脱穀物を、揺動選別(比重選別)するように構成している。揺動選別盤52から落下した穀粒(一番選別物)は、その穀粒中の粉塵が唐箕ファン53からの選別風によって除去され、一番コンベヤ55に落下する。一番コンベヤ55のうち脱穀装置5におけるグレンタンク7寄りの一側壁(実施形態では右側壁)から外向きに突出した終端部には、上下方向に延びる一番揚穀筒57が連通接続されている。一番コンベヤ55から取出された穀粒は、一番揚穀筒57に内設された一番揚穀コンベヤ(図示省略)によってグレンタンク7に搬入され、グレンタンク7の内部に収集される。
【0023】
揺動選別盤52は、揺動選別(比重選別)によって、枝梗付き穀粒等の二番選別物(穀粒と藁屑等が混在した再選別用の還元再処理物)を二番コンベヤ56に落下させるように構成されている。二番コンベヤ56によって取出された二番選別物は、二番還元筒58及び二番処理部59を介して揺動選別盤52の上面側に戻されて再選別される。また、扱胴51からの脱粒物中の藁屑及び粉塵等は、唐箕ファン53からの選別風と排塵ファン61の吸排塵作用とによって、走行機体1の後部から圃場に向けて排出される。
【0024】
次に、図5乃至図8を参照して、刈取装置3の構造を説明する。図6乃至図8に示す如く、刈取装置3の刈取フレーム30として、刈取回動支点軸4aである刈取入力フレーム35と、縦伝動フレーム36と、横伝動フレーム37とを有している。走行機体1の前部に立設した刈取支持体34(図1参照)に刈取入力フレーム35が回動可能に支持される。走行機体1の左右方向に向けて刈取入力フレーム35を延長している。刈取入力フレーム35から前方に向けて縦伝動フレーム36を延長している。縦伝動フレーム36の前端側に横伝動フレーム37を連結している。走行機体1の左右方向に向けて横伝動フレーム37を延長している。
【0025】
図5、図8に示す如く、刈取入力フレーム35には、エンジン20からの動力が伝達される刈取入力軸35aが組み込まれている。刈取入力軸35aは、左右方向の軸線(刈取回動支点軸4a)を中心に回転する。縦伝動フレーム36と走行機体1との間には、刈取昇降用油圧シリンダ4が配置されている。昇降操作レバー等の制御装置(図示省略)によって油圧シリンダ4を作動させることにより、刈取回動支点軸4a回りに刈取装置3(縦伝動フレーム36)を回動させる。その結果、刈取装置3(刈刃装置32)を任意の高さに昇降できる。
【0026】
図7乃至図9、図13、図15に示す如く、横伝動フレーム37から前方に向けて4条分(刈取り条数分)の分草フレーム38が延長されている。各分草フレーム38の前端側に分草体38aがそれぞれ設けられている。横伝動フレーム37の左端側に、1本の引起入力縦ケース39を前方斜め上向きに延びるように立設している。横伝動フレーム37のさらに左端側に、刈刃駆動ユニット49の刈刃駆動軸49cが配置されている。即ち、横伝動フレーム37の左端部に取付けられた刈刃駆動ユニット49が、引起入力縦ケース39よりも機体外方側寄りに配置されている。
【0027】
図7、図9、図13に示す如く、引起入力縦ケース39の上端側は、左右方向に延長した引起入力横ケース40の左端部に連結している。また、最右側の分草フレーム38に丸パイプ状の引起縦フレーム50を立設する。引起縦フレーム50の上端側が引起入力横ケース40の右端部に連結されている。引起入力横ケース40は、引起入力縦ケース39と引起縦フレーム50とによって、引起ケース42の上端よりも上方側で、刈取装置3の左右方向に向けて略水平に横架されている。
【0028】
図7、図9、図13に示す如く、引起入力横ケース40に近い引起入力縦ケース39の上端側の高位置に変速ケース39bが設けられている。引起入力横ケース40には、刈取り条数に合わせた数(本実施形態では4条分の4本)の引起駆動ケース41が、引起入力横ケース40の長手方向(走行機体2の幅方向)に沿って適宜間隔で下向きに並んでいる。即ち、後述する引起ケース42への駆動力入力用の引起入力ケースとして、刈取フレーム30としての引起入力縦ケース39と、刈取フレーム30としての引起入力横ケース40と、4条分の引起駆動ケース41とが配置されている。
【0029】
穀稈引起装置31には、図5に示すように、引起機構としての4条分の引起ケース42が備えられている。各引起ケース42には、分草体38aによって分草された未刈穀稈を起立させる複数の引起タイン42aがそれぞれ備えられている。1条分の複数の引起タイン42aは、1本のエンドレス状の引起タインチェン42bに略等間隔に配置されている。引起ケース42は分草体38aの後方に配置されている。引起ケース42は上下方向に長く後傾姿勢に設けられている。引起ケース42の上端側は、引起駆動ケース41の下端側に連結されている。分草フレーム38に立設した引起支持フレーム38bに引起ケース42の下端側が連結されている。
【0030】
なお、左右及び中央の引起ケース42の前面に補助引起タイン71aを着脱可能に設置し、圃場に倒状している未刈り穀稈を補助引起タイン71aにて起立させるように構成している。補助引起タイン71aは、補助引起ケース71に備える。必要に応じて、補助引起ケース71が引起ケース42の前面側に装着される。引起駆動ケース41から補助引起タイン71aに駆動力が伝達される。図5では、最も左側に位置する引起ケース42のみに補助引起ケース71を連結した状態を図示している。
【0031】
図5に示す如く、穀稈搬送装置33は、引起ケース42の後方に配置されている。穀稈搬送装置33は、4条分の引起ケース42から導入された未刈り穀稈の株元側を掻込む4条分のスターホイル43R,43Lと掻込ベルト44R,44Lと、右側2条分の刈取り穀稈の株元側を後方に搬送する右株元搬送チェン45Rと、左側2条分の刈取り穀稈の株元側を右株元搬送チェン45Rの搬送終端側に合流させる左株元搬送チェン45Lとを備えている。また、穀稈搬送装置33は、右株元搬送チェン45Rから4条分の刈取り穀稈の株元側を受継ぐ縦搬送チェン46と、縦搬送チェン46の搬送終端部からフィードチェン6の搬送始端部に4条分の刈取り穀稈の株元側を搬送する補助株元搬送チェン74とを備えている。
【0032】
さらに、図5に示す如く、穀稈搬送装置33は、右株元搬送チェン45Rによって搬送される刈取り穀稈の穂先側を搬送する右穂先搬送タイン47Rと、左株元搬送チェン45Lによって搬送される刈取り穀稈の穂先側を搬送する左穂先搬送タイン47L、縦搬送チェン46によって搬送される4条分の刈取穀稈の穂先側を搬送する後穂先搬送タイン75とを備えている。刈取装置3で刈取った4条分の刈取穀稈の穂先側が、後穂先搬送タイン75の送り終端側から、扱胴51を内蔵した脱穀装置5の扱室内に搬送される。
【0033】
図5及び図7に示す如く、刈刃装置32は、左右二組のバリカン式の刈刃48R,48Lを備える。分草フレーム38の下方には、刈取装置3の左右幅方向に、横伝動フレーム37に沿って、左右二組のバリカン式の刈刃48R,48Lを設ける。左右二組の刈刃48R,48Lは、4条分のスターホイル43R,43Lと掻込ベルト44R,44Lとによって掻込まれた未刈り穀稈の株元を切断する。
【0034】
図5及び図7及び図8に示す如く、左右の刈刃48R,48Lをそれぞれ独立して駆動する左右の刈刃駆動ユニット49を備える。左右の刈刃駆動ユニット49は、横伝動フレーム37の左右の側端部の上面側にそれぞれ配置されている。各刈刃駆動ユニット49には、横伝動フレーム37の横伝動軸37aに連結させる刈刃駆動軸49cと、横伝動フレーム37の上面側に突出させた刈刃駆動軸49cの上端側に配置させるクランクロッド49aと、クランクロッド49aに刈刃48R,48Lを連結させるクランクアーム体49bとを備える。左右の刈刃48R,48Lに、クランクロッド49a及びクランクアーム体49bを介して、横伝動軸37aが連結されている。
【0035】
なお、クランクロッド49aが揺動することによって、左右の刈刃48が左右に往復移動する。左右の刈刃駆動ユニット49によって、左側の刈刃48Lと右側の刈刃48Rは左右相反する方向に同期して往復移動させる。その結果、左右の刈刃48の往復移動によって発生する左右の刈刃48の振動(慣性力)を相殺できる。刈刃48の往復移動によって発生する振動を低減できる。
【0036】
図7及び図8に示す如く、刈刃駆動ユニット49及び引起入力縦ケース39は、穀稈搬送装置33の穀稈搬送経路から離れた位置に配置されている。即ち、横伝動フレーム37の左右の端部に刈刃駆動軸49c及びクランクロッド49aをそれぞれ配置する。左側の刈刃駆動軸49c及びクランクロッド49aよりも機体内方の横伝動フレーム37の左端部に、引起入力縦ケース39を立設する。即ち、刈刃駆動ユニット49よりも機体内方側に引起入力縦ケース39が設置されている。
【0037】
次に、図5を参照して、刈取装置3の駆動構造を説明する。図5に示す如く、丸パイプ状の刈取入力フレーム35に刈取入力軸35aを内挿する。丸パイプ状の縦伝動フレーム36に縦伝動軸36aを内挿する。丸パイプ状の横伝動フレーム37に横伝動軸37aを内挿する。刈取入力軸35aに縦伝動軸36aの一端側を連結している。縦伝動軸36aの他端側を横伝動軸37aに連結している。エンジン20からの駆動力が刈取入力軸35aに伝達される。刈取入力軸35aの回転駆動力が、縦伝動軸36aを介して横伝動軸37aに伝達される。
【0038】
図5に示す如く、引起入力縦ケース39内に引起入力縦軸39aを配置させる。横伝動軸37aに引起入力縦軸39aの一端側を連結する。引起入力縦ケース39の中間に変速ケース39bを設ける。引起入力縦軸39aの中間に変速ギヤ39cを設ける。また、引起入力横ケース40内に引起入力横軸40aを配置する。引起入力縦軸39aの他端側に引起入力横軸40aを連結している。4条分の引起駆動ケース41内に引起タイン駆動軸41aをそれぞれ配置する。引起入力横軸40aに引起タイン駆動軸41aを連結している。
【0039】
従って、横伝動軸37aの回転力は、引起入力縦軸39a、変速ギヤ39c、引起入力横軸40a、引起タイン駆動軸41aを介して、引起タインチェン42bに伝達される。複数の引起タイン42aの駆動によって、圃場の未刈り穀稈を起立させるように構成されている。なお、補助引起ケース71を設けた場合、引起タイン駆動軸41aによって補助引起タイン71aが駆動されるように、補助引起ケース71が引起ケース42に連結される。
【0040】
図5に示す如く、右株元搬送チェン45Rと、右穂先搬送タイン47Rと、右側2条分のスターホイル43Rと掻込ベルト44Rとを駆動する右搬送駆動軸72を備える。右搬送駆動軸72は、縦伝動軸36aに連結する。縦搬送チェン46を駆動する縦搬送伝動軸46aを備える。縦搬送伝動軸46aは、右搬送駆動軸72を介して縦伝動軸36aに連結する。左株元搬送チェン45Lと、左穂先搬送タイン47Lと、左側2条分のスターホイル43Lと掻込ベルト44Lとは、引起入力縦軸39aから分岐した回転駆動力によって駆動される。また、縦伝動軸36aに後搬送駆動軸76を連結する。後搬送駆動軸76によって、補助株元搬送チェン74と後穂先搬送タイン75が駆動される。
【0041】
次に、図6乃至図15を参照して、刈取装置3(走行機体1)の前方を照らす前照灯81と、刈取装置3の左右側方を覆う左右のサイドカバー82R,82Lの構造を説明する。図6乃至図8に示す如く、刈取装置3の左右側方は、合成樹脂成形品によって形成された左右のサイドカバー82R,82Lと、合成樹脂成形品によって形成された左右のライトハウジング83R、83Lによって覆われている。左右のサイドカバー82R,82Lの上方には、左右のライトハウジング83R、83Lがそれぞれ配置されている。即ち、スターホイル43R,43Lと掻込ベルト44R,44Lと、株元搬送チェン45R,4
5Lの外側方と、引起ケース42の下部等がサイドカバー82R,82Lにて覆われる。また、引起入力横ケース40と、引起ケース42の上部等がライトハウジング83R、83Lにて覆われる。
【0042】
図6及び図10に示す如く、分草フレーム38と引起支持フレーム38bとにカバー下部支持フレーム94の両端側を連結する。左右のサイドカバー82R、82Lの下端側の内面にフック機構95と解除レバー95aをそれぞれ固着する。左右のサイドカバー82R、82Lの下端側は、フック機構95を介して、左右のカバー下部支持フレーム94の中間部に係脱可能にそれぞれ係止される。解除レバー95aの操作によって、フック機構95とカバー下部支持フレーム94との係合が解除され、カバー下部支持フレーム94からサイドカバー82R、82Lの下端側が離反する。
【0043】
図9、図14及び図15に示す如く、左右のサイドカバー82R、82Lの上端側に開閉支持体96を配置する。また、引起入力横ケース40の左側端部に、後述するランプ支持フレーム86を介してカバー支持フレーム87を連結させる。カバー支持フレーム87に開閉支点軸体97を配置する。サイドカバー82R、82Lの上端縁に沿わせて前後方向に横軸状の開閉支点軸体97を延長させる。開閉支点軸体97に開閉支持体96を介してサイドカバー82R、82Lを回動可能に連結させる。なお、サイドカバー82R、82Lの上端縁は、前側が低くなるように前傾させて形成されている。横軸状の開閉支点軸体97が前傾姿勢に支持されている。即ち、前側が低くなるように前傾させてサイドカバー82R、82Lの上端縁を形成し、サイドカバー82R、82Lの上端側にライトハウジング83R、83Lの下端側を対設させたものであるから、ライトハウジング83R、83Lによって刈取装置3の側方を覆う分だけ、サイドカバー82R、82Lを小型に形成できる。刈取装置3の側方全域を覆うカバー構造に比べ、サイドカバー82R、82Lの着脱操作性を向上でき、かつサイドカバー82R、82Lの製造コストを低減できる。また、サイドカバー82R、82Lの上方側にライトハウジング83R、83Lを設置することによって、ライトハウジング83R、83L又は前照灯81の左右方向の設置幅をコンパクトに形成できる。
【0044】
また、図9に示す如く、引起入力縦ケース39の上下方向の中間と、引起縦フレーム50の上下方向の中間とに、自在継手軸100を介して、左右のガススプリング101の本体側を回動可能にそれぞれ連結する。サイドカバー82R、82Lの内面に係止軸102を介して左右のガススプリング101のピストン側を回動可能にそれぞれ連結する。解除レバー95aを操作して、カバー下部支持フレーム94からフック機構95を離脱させることによって、ガススプリング101の弾圧によって、開閉支点軸体97回りにサイドカバー82R、82Lが回動する。その結果、サイドカバー82R、82Lの下端側が刈取装置3の外側方の高位置に持上げられる。刈取装置3の前部の下方に設置された引起ケース42の下部や穀稈搬送装置33の前部が機体側方に向けて開放される。刈取装置3の前部のメンテナンス作業等が実行される。
【0045】
図6乃至図8に示す如く、サイドカバー82R、82Lによって刈取装置3の側部の下方側が閉塞された状態では、サイドカバー82R、82Lの上端縁は、引起入力横ケース40よりも低位置に位置する。図10に示す如く、サイドカバー82R、82Lよりも上方にライトハウジング83R、83Lが配置される。即ち、ライトハウジング83R、83Lは、刈取装置3の側部の上方側を覆う。詳細には、引起入力横ケース40の左右の外側面や、サイドカバー82R、82Lの上端側の開口等が、ライトハウジング83R、83Lによって覆われる。
【0046】
図6乃至図8に示す如く、ライトハウジング83R、83Lは、サイドカバー82R、82Lの前面及び側面から突出しないように、その外観形状はサイドカバー82の外観形状に沿って連続して形成されている。また、ライトハウジング83R、83Lが刈取装置3の上端よりも高位置に突出しないように形成されている。即ち、引起入力横ケース40の前面側や上面側を覆うゲートカバー105と略同じ高さに揃えるように、ライトハウジング83R、83Lの前面側や上面側を形成している。なお、図14に示す如く、ゲートカバー105の後端側が引起入力横ケース40に開閉軸106を介して回動可能に連結されている。ゲートカバー105が開閉軸106回りに回動して、ゲートカバー105の前端側が上下に開閉移動するように構成されている。即ち、サイドカバー82の外形に沿って連続してライトハウジング83R、83Lの外形を形成し、穀稈引起装置31の上方側を覆うゲートカバー105と略同じ高さに、ライトハウジング83R、83Lの上面側を形成し、サイドカバー82R、82Lよりも上方にライトハウジング83R、83Lを配置したものであるから、サイドカバー82又はゲートカバー105と面一な延長構造にライトハウジング83R、83Lを組付けることができる。刈取装置3の前面形状をシンプルに形成できる。例えば、刈取装置3の前方又は側方又は上方に向けて、ライトハウジング83R、83Lを大きく突出させないから、ライトハウジング83R、83Lが障害物等に接触して損傷するのを低減できる。
【0047】
図7、図10、図13乃至図15に示す如く、ライトハウジング83R、83Lの内部に、前照灯81と、補助灯としての方向指示灯84とを配置する。ライトハウジング83R、83Lは、全体が透光性素材(ポリカーボネート樹脂等)で形成されている。左右のライトハウジング83R、83Lは左右対称形に形成されており、その内部の前照灯81及び方向指示灯84も左右対称形に配置されている。機体前方の圃場(走行路面)を照らすように前照灯81が取付けられている。前方及び側方から視認できるように方向指示灯84が取付けられている。ライトハウジング83R、83L内の上部に前照灯81が配置されている。前照灯81の下方に方向指示灯84が配置されている。
【0048】
次に、図15を参照して、ライトハウジング83R、83Lの内側の構成を、左側のライトハウジング83Lを例示して説明する。図15に示す如く、前照灯81は、前照灯リフレクタ110(前照灯81用の反射鏡)と、該リフレクタ110の底部(奥底部)に位置する前照バルブ支持部111に支持された前照バルブ112(前照灯電球)と、該前照灯リフレクタ110の前部に装着された前照レンズ113により構成されている。前照レンズ113は、正面視略丸形に形成され、該前照レンズ113が、地表面に対して略垂直となるように、前照灯81を配置する。前照灯81の上端部に対向したライトハウジング83R、83Lの上面と前面の角隅部分は、前照灯81を覆うように、丸みを帯びた凸状に形成されている。
【0049】
図15に示す如く、方向指示灯84は、方向指示リフレクタ114(方向指示灯84用の反射鏡)と、該方向指示リフレクタ114の底部(奥底部)に位置する方向指示バルブ支持部115に支持された方向指示バルブ116と、方向指示リフレクタ114の前部に装着された方向指示レンズ117とにより構成されている。前照バルブ支持部111と、方向指示バルブ支持部115とは、ランプ支持フレーム86に配置されている。ライトハウジング83R、83Lの内部の上下に前照灯81と方向指示灯84とが組付けられている。即ち、ライトハウジング83R、83Lの内部に、前照灯81と方向指示灯84とを配置し、ライトハウジング83R、83Lの内部の上下に前照灯81と方向指示灯84とを組付けたものであるから、刈取装置3の左右幅内に方向指示灯84をコンパクトに支持できる。また、前照灯81に対して方向指示灯84を独立して設置する構造に比べ、前照灯81との共用によって、方向指示灯84のライトハウジング83R、83L構造又はランプ支持フレーム86構造を低コストに形成できる。
【0050】
なお、上述したように、前照灯リフレクタ110に前照レンズ113を装着し、方向指示リフレクタ114に方向指示レンズ117を装着したが、前照灯81の照射方向に対応する、ライトハウジング83R、83Lの前面上部側は、前照レンズ113として機能するように加工できる。方向指示灯84の照射方向に対応する、ライトハウジング83R、83Lの下部側が、方向指示レンズ117として機能するように加工できる。即ち、前照灯81及び方向指示灯84を覆うライトハウジング83R、83Lを、前照レンズ113や方向指示レンズ117として利用することもできる。
【0051】
次に、図6乃至図10、図12を参照して、穀稈搬送装置33の上方側を覆う上面側カバー120の構成を説明する。図6、図7、図12に示す如く、穀稈搬送装置33の上方側で、刈取装置3の前後方向に延長する丸パイプ状の刈取上方フレーム121を備える。刈取入力フレーム35に刈取上方フレーム121の後端側を連結する。引起入力横ケース40に締結ブラケット122を介して刈取上方フレーム121の前端側を連結する。穀稈搬送装置33の上方側で前後方向に刈取上方フレーム121が架設される。合成樹脂成形品によって形成された上面側カバー120が刈取上方フレーム121に着脱可能に連結される。即ち、刈取装置3の上面側の防塵カバーとして、上面側カバー120が使用される。上面側カバー120によって穀稈搬送装置33の上方側を覆い、穀稈搬送装置33から運転部10の方向に粉塵が飛散するのを防ぐように構成している。
【0052】
図6乃至図10に示す如く、前記したサイドカバー82Lの上端縁と、ライトハウジング83Lの上面側の後端縁及び後面側の後端縁、ゲートカバー105の後端縁に、上面側カバー120の前端縁及び前部の下端縁を接離可能に接合させている。即ち、サイドカバー82Lの上方側、ライトハウジング83Lの後方側、ゲートカバー105の後方側が、上面側カバー120の前部によって遮蔽されるように構成している。
【0053】
図1乃至図4に示す如く、脱穀装置5の上面側にオーガスタンド125を立設させる。オーガスタンド125を介して走行機体1の上面側の収納位置に排出オーガ8を支持する。排出オーガ8は、オーガスタンド125によって略水平姿勢に支持される。図3に示す如く、走行機体1の右後方の隅部から左前方の隅部に向けて、収納位置の排出オーガ8が延長される。また、排出オーガ8の中間の下面側に作業灯126を配置する。ゲートカバー105の略直上の排出オーガ8に作業灯126が支持される。最右側の分草体38aに作業灯126の光が照射される。夜間作業等において、圃場の既刈り面に隣接した最右側の未刈り穀稈の株元に対する最右側の分草体38aの先端位置がオペレータによって確認できる。
【0054】
図6、図10、図14等に示す如く、エンジン20を搭載した走行機体1と、穀稈引起装置31及び刈刃装置32及び穀稈搬送装置33等を有した刈取装置3と、刈取装置3の側方を覆うサイドカバー82R、82Lと、刈取装置の上方を覆う上面側カバー120と、前照灯81を内設させるライトハウジング83R、83Lとを備えるコンバインにおいて、サイドカバー82R、82Lの上端側にライトハウジング83R、83Lの下端側を連結させ、サイドカバー82R、82Lによって刈取装置3の下方側部を覆い、ライトハウジング83R、83Lによって刈取装置3の上方側部を覆うように構成している。したがって、ライトハウジング83R、83Lに殆ど関連させることなく、サイドカバー82R、82Lを簡単な形状に形成できる。サイドカバー82R、82Lよりもライトハウジング83R、83Lを高位置に設置することによって、刈取装置3の高位置に前照灯81を簡単に配置できる。刈取装置3の前方を効果的に照明できる。
【0055】
図13、図15等に示す如く、穀稈引起装置31を形成する多条用の複数の引起ケース42と、引起ケース42の上端側を支持する引起入力用の分岐ケースとしての引起入力横ケース40とを備え、左右方向に延長した引起入力横ケース40の外側方にライトハウジング83R、83Lを配置している。したがって、引起入力横ケース40を活用して、ライトハウジング83R、83L及び前照灯81を簡単に組付けることができる。
【0056】
図6乃至図8等に示す如く、ライトハウジング83R、83Lの後端側と、サイドカバー82R、82Lの上端側とに、上面側カバー82R、82Lの前端側を連結させている。したがって、ライトハウジング83R、83Lの後端側又はサイドカバー82R、82Lの上端側が上面側カバー82R、82Lの前端側によって遮蔽され、上面側カバー120によってライトハウジング83R、83Lの後部を簡単に保護できるものでありながら、刈取装置3の外観形状をシンプルに形成できる。
【0057】
図13、図15等に示す如く、刈取装置3の刈取フレーム30に立設する引起入力用の支持ケースとしての引起入力縦ケース39を備え、引起入力横ケース40に引起入力縦ケース39の上端側を連結する構造であって、引起入力縦ケース39とサイドカバー82R、82Lの間に、平面視で、ライトハウジング83R、83L内の前照灯81と、刈刃装置32に動力を伝達する刈刃駆動軸49cとを配置している。したがって、刈刃駆動軸49c等の刈刃装置32の駆動機構を穀稈搬送経路から離反させて配置できるものでありながら、刈取装置3の左右幅寸法が制限される機体構造であっても、刈取装置3の機内方に引起入力縦ケース39を配置できるから、引起入力縦ケース39とサイドカバー82R、82Lの間に、前照灯81の左右方向の設置スペースを簡単に確保できる。
【0058】
図9等に示す如く、刈取装置3の刈取フレーム30にカバー回動支点軸としての開閉支点軸体97を設け、開閉支点軸体97を前後方向に延長させ、刈取フレーム30に開閉支点軸体97を介してサイドカバー82R、82Lの上端側を連結させている。したがって、開閉支点軸体97回りにサイドカバー82R、82Lを回動させることによって、サイドカバー82R、82Lの下端側を高位置に持上げることができ、刈取装置3の内部の穀稈搬送装置33等のメンテナンス作業性を簡単に向上できる。
【符号の説明】
【0059】
1 走行機体
3 刈取装置
20 エンジン
31 穀稈引起装置
32 刈刃装置
33 穀稈搬送装置
81 前照灯
82R,82L サイドカバー
83R,83L ライトハウジング
84 方向指示灯

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンを搭載した走行機体と、穀稈引起装置及び刈刃装置及び穀稈搬送装置等を有した刈取装置と、前記刈取装置の側方を覆うサイドカバーと、前照灯を内設させるライトハウジングとを備えるコンバインにおいて、
前側が低くなるように前傾させて前記サイドカバーの上端縁を形成し、前記サイドカバーの上端側に前記ライトハウジングの下端側を対設させたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記ライトハウジングの内部に、前記前照灯と方向指示灯とを配置し、前記ライトハウジングの内部の上下に前記前照灯と前記方向指示灯とを組付けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記サイドカバーの外形に沿って連続して前記ライトハウジングの外形を形成し、前記穀稈引起装置の上方側を覆うゲートカバーと略同じ高さに、前記ライトハウジングの上面側を形成し、前記サイドカバーよりも上方に前記ライトハウジングを配置したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2011−4760(P2011−4760A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−198675(P2010−198675)
【出願日】平成22年9月6日(2010.9.6)
【分割の表示】特願2008−229415(P2008−229415)の分割
【原出願日】平成20年9月8日(2008.9.8)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】