説明

スピーカ装置

【課題】発光体の光を振動板から外部に透過させ、自動車のドアなど小さいスペースに設置できるスピーカ装置を提供する。
【解決手段】乳白色で透光性の振動板40と、振動板40の外周から後方にかけて配設され、振動板40を保持する白色のフレーム20と、振動板40とフレーム20の底部21との間に配置され且つ正面視周方向に所定距離離間して複数配置され、フレーム20に取り付けられるLED50と、振動板40の略中央から突出して設けられる鏡面状のサブコーン47とを備えるスピーカ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、透光性の振動板の内側に発光体を設け、発光体の光を振動板から外部に透過させるスピーカ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、透光性の振動板の内側に発光体を設け、発光体の光を振動板から外部に透過させるスピーカ装置が知られており、例えば光が透過する窓孔を有するフレームの内側に振動板を設け、振動板の一部をハーフミラーとすると共に、スピーカユニットの背面側に発光体を設け、発光体の光を窓孔を介してハーフミラーから外部に透過させるスピーカ装置や(特許文献1参照)、透光性の振動板をキャビネットに取り付けてフレームレスとし、振動板の内側のキャビネット内に発光体を設け、発光体の光を振動板から外部に透過させるスピーカ装置(特許文献2参照)がある。
【0003】
【特許文献1】特開平8−23597号公報
【特許文献2】特開平10−229592号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1、2のスピーカ装置は、スピーカユニット全体の背面側やキャビネットの中板に発光体を設けるものであるため、スピーカ装置全体のサイズが大きく、嵩張るものとなってしまう。そのため、例えば自動車のサイドドアに取り付けられるスピーカ装置として利用することができない等、設置スペースが小さい場合に用いることができない。
【0005】
本発明は上記課題に鑑み提案するものであり、透光性の振動板の内側に発光体を設け、発光体の光を振動板から外部に透過させるスピーカ装置に於いて、例えば自動車のドアなど小さいスペースに設置することができるスピーカ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のスピーカ装置は、透光性の振動板と、振動板の外周から後方にかけて配設され、振動板を保持するフレームと、振動板とフレームの底部との間に配置され且つ正面視周方向に所定距離離間して複数配置され、フレームに取り付けられる発光体とを備えることを特徴とする。前記発光体は、発光ダイオード(LED)とすると好適であるが、白熱灯など他の発光体とすることも可能である。
【0007】
また、本発明のスピーカ装置は、前記振動板を半透明とすることを特徴とする。前記振動板の半透明は例えば乳白色半透明、無色半透明等とすることが可能である。
【0008】
また、本発明のスピーカ装置は、前記フレームの振動板の背面と対向する領域を白色とする若しくは該領域に白色塗料を塗設することを特徴とする。前記領域を白色とする場合は、例えばフレームの素材としてABS樹脂若しくはPP樹脂を用い、ABS樹脂自体の色若しくはPP樹脂自体の色の乳白色をそのまま用いて、フレーム全体を白色とする構成等とすることが可能である。また、前記白色塗料には、例えば二酸化チタン、酸化亜鉛等の白色顔料を用いることが可能であり、又、白色塗料はフレームの全体に亘って塗設してもよい。
【0009】
また、本発明のスピーカ装置は、少なくとも背面が鏡面状のサブコーンを、前記振動板の略中央から突出して設けることを特徴とする。前記サブコーンには、前面と背面の両面が鏡面であるサブコーンや、背面のみが鏡面であるサブコーンが含まれる。
【0010】
また、本発明のスピーカ装置は、前記フレームの取付板の前面側に発光体点灯用の電源端子を設けることを特徴とする。
【0011】
また、本発明のスピーカ装置は、前記フレームの取付板の背面側に、防水構造の発光体点灯用の電源端子と防水構造のスピーカ入力端子とを設けることを特徴とする。
【0012】
また、本発明のスピーカ装置は、発光体点灯用の配線を前記フレームに一体的に設けることを特徴とする。
また、本発明のスピーカ装置は、自動車内に設け、ドアの開閉動作、車内の切替入力部からの切替入力若しくはドアのロック/アンロックに基づき電源を制御する制御部と発光体の端子を接続し、ドアの開閉動作、切替入力若しくはドアのロック/アンロックに基づき発光体の点灯・消灯することを特徴とする。
【0013】
尚、本願の発明には、各発明や各実施形態の構成の他に、これらの部分的な構成を他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものも含まれる。
【発明の効果】
【0014】
本発明のスピーカ装置は、発光体を振動板とフレームの底部との間に配置し且つ正面視周方向に所定距離離間して複数配置して、フレームに取り付けるので、発光体の光を振動板から広範囲に外部へ透光することができると共に、例えば自動車の車内など小さいスペースに設置することができる。
【0015】
また、半透明の振動板の乱反射で光を拡散し、透過光の照射範囲を拡げ、振動板の透過光の濃淡差を抑制して輝度の均一性を高めることができると共に、例えばスピーカ装置を自動車のドアに取り付けた場合等に、振動板を透してドア等の内部が見えることを防止することができる。
【0016】
また、白色のフレームや白色塗料を塗設したフレームで光を反射して透過光の輝度を向上することができる。
【0017】
また、振動板の略中央から突設される鏡面状のサブコーンで透過光を乱反射することにより、振動板の透過光の濃淡差を抑制して輝度の均一性を高めることができる。
【0018】
また、フレームの取付板の前面側に発光体点灯用の電源端子を設けることにより、例えば自動車のドア内部など多量の水が入り込む箇所に取付板の背面側を設置する場合に、漏電の発生や電極の腐食を防止し、発光体が点灯しなくなるなど故障を未然に防止することができる。
【0019】
また、フレームの取付板の背面側に設ける発光体点灯用の電源端子とスピーカ入力端子を防水構造とすることにより、例えば自動車のドア内部など多量の水が入り込む箇所に取付板の背面側を設置する場合にも、漏電の発生や電極の腐食を防止し、発光体の故障を未然に防止することができると共に、発光体点灯用の電源端子とスピーカ入力端子の双方を同じ側である取付板の背面側に設置するので、例えばスピーカ装置が取り付けられる自動車のドア内部等に於ける配線の引き回し構造を簡素化することができる。
【0020】
また、発光体点灯用の配線をフレームに一体的に設けることにより、例えばスピーカ装置を車体等に取り付ける際の端子接続の簡素化を図ることができると共に、配線処理時のビリ音の発生を防止することができる。更に、フレーム自体を電気回路として使用することができるので、一般的な配線部品の使用を削減することができる。
【0021】
また、スピーカ装置をドアの開閉動作、切替入力若しくはドアのロック/アンロックに基づき発光体の点灯・消灯することにより、スピーカ装置にカーテシランプや足下灯(フットライト)を兼用させることや、アンサーバックとして機能させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明のスピーカ装置の第1、第2実施形態を図面に沿って説明する。
【0023】
第1実施形態のスピーカ装置10は、例えば自動車のドアに取り付けられる車載用のスピーカ装置であり、図1〜図4に示すように、フレーム20と、フレーム20の中央に設けられる磁性回路30と、外周から後方にかけて配設されるフレーム20で保持される振動板40と、フレーム20に取り付けられる発光体であるLED50とを備える。
【0024】
フレーム20は、例えば乳白色のABS樹脂若しくはPP樹脂を素材として形成された白色であり、図1〜図4に示すように、中央に孔を有する略ドーナツ形の底部21を有し、底部21の外周には放射状に延びる複数の桟211、図示例では6本の桟211が設けられている。桟211の先端には、一部が切り欠かれた円筒形で防水用の壁部23が下方へ略直角に延びて形成されていると共に、一部が切り欠かれた円錐面状に延びる拡開部24が上方へ斜めに延設されている。拡開部24の先端には略短尺円筒形の円筒部25が拡開部24で支持されるように設けられている。
【0025】
円筒部25には、周方向に所定間隔を開けて複数箇所、図示例では3箇所にLED50を取り付ける空間である取付部26と円筒部の壁面を半径方向へ貫通する取付孔261が形成され、又、その下部からドアインナパネルへの取付板に相当する鍔状のフランジ部27が外方へ突出して形成されている。更に、円筒部25は、周方向に所定間隔を開けて複数箇所、図示例では3箇所に取付具を挿通する上下方向に形成された取付孔28を有し、フランジ部27の下面をドアインナパネルに当接して取付孔28に螺子など取付具を挿通することにより、スピーカ装置10がドアインナパネルに取り付けられる。また、フランジ部27の上側、即ちスピーカ装置10のドア設置状態に於けるフランジ部27の前面側には、直流電源用の端子29が設けられ、端子29から導かれる配線が円筒部25に埋め込まれて周方向に延びて内設され、前記配線は後述する接続ピン254に接続されている。尚、60は音声入力用の端子(スピーカ入力端子)で、防水構造になっている。
【0026】
磁性回路30は、図1及び図4に示すように、略有底円筒形で底部311の中央に凸状に隆起した隆起部312を有する下部磁性体31と、下部磁性体31の隆起部311の上面に載置され固着される円盤状の磁石32と、磁石32の上面に載置され固着される上部磁性体33とで構成され、上部磁性体33の外周面及び磁石33の外周面と下部磁性体32の周壁313の内周面との間の間隙が磁気ギャップとなる。下部磁性体31には、周壁313の上端に段差状の凸部314と凹部315が周設されており、フレーム底部21の中央の孔の周面に周設された凹部221と凸部222とに凸部314と凹部315がそれぞれ嵌め込まれて、下部磁性体31がフレーム底部21に嵌着される。
【0027】
振動板40は、例えばPP樹脂など乳白色の透光性素材で形成された略截頭円錐形のコーン状の振動板であり、中央下端の孔から上方に向かって拡径するコーン形状の振動部41と、振動部41の上端縁の外側に形成された上方に凸の断面視略半円形のエッジ42と、エッジ42の外端縁から外側方に延びる鍔状の取付部43を有し、取付部43の下面がフレーム円筒部25の上端の内側に位置する第1上端面251に載置され接着されることにより、フレーム20に固着される。振動部41の中央孔には円筒形のボイスコイルボビン44が挿通され、ボイスコイルボビン44の略上端の外周面と振動部41の内周縁とが固着されている。ボイスコイルボビン44の略下端の外周にはボイスコイル45が巻回して設けられ、ボイスコイルボビン44の下端近傍及びボイスコイル45は上記磁気ギャップに配設される。また、ボイスコイルボビン44は略ドーナツ形で断面視蛇腹状のダンパー46の中央孔に挿通されており、ダンパー46の内周縁は前記ボイスコイルボビン44と振動板41の内周縁との固着箇所の下側でボイスコイルボビン44の外周面と固着され、ダンパー46の外側に延びる鍔状の取付部461はフレーム底部21に形成された円周状の段差部の取付面212に載置され固着される。
【0028】
ボイスコイルボビン44の上側には、振動板40の中央から突出するようにしてサブコーン47が設けられる。サブコーン47は、図1及び図4に示すように、例えばマイラー若しくはポリエイテルイミド(PEI)など鏡面材料で形成された略截頭円錐形でラッパ形状であり、下端から上方へ向かって拡径するラッパ形状の振動部471と、振動部471の下端縁から上方へ隆起する円筒部と前記円筒部の上端中央に形成されたドーム部とで構成されるセンターキャップ472とを有する。サブコーン47は、円筒形のボイスコイルボビン44の上端にセンターキャップ472の円筒部を嵌め込んで、ボイスコイルボビン44に固着される。
【0029】
LED50は、図1及び図3に示すように、短尺の細長で先端が球面状であり、例えば白色LED、青色LED、或いはこれらの組み合わせなど適宜の色のLEDとすることが可能である。各LED50は、フレーム円筒部25の取付部26の取付孔261に嵌挿し、円筒部25の内周面から大部分が内方へ突出するようにして取り付けられ、正面視周方向に所定間隔離間して複数配置、図示例では3個配置されると共に、振動板40とフレーム底部21との間に配置される。各LED50のリード線51は、銅製の配線板52に接続される。配線板52は、図5に示すように、所定間隔で取付孔521が形成された弧状であり、フレーム20の第1上端面251と上端外周壁252との間に第1上端面251や上端外周壁252の高さよりも低く形成された第2上端面253から上方へ突出する接続ピン254を取付孔521に挿通し、第2上端面252に載置して一体的に取り付けられると共に、接続ピン254を介して端子29に接続される。LED50のリード線51は、円筒部25の取付部26の上面に形成された孔を通して配線板52の前面側に導かれ、配線板52に半田付け等で接続される。
【0030】
また、LED50が取り付けられる取付部26の外側方向の開口は、図5及び図6に示すように、例えばマイラー若しくはポリエイテルイミド(PEI)など非透光性の素材で好適には反射材で形成される背面カバー53で被覆される。背面カバー53は、側壁531と外壁532を有する平面視略コ字形であり、側壁531・531は取付部26の側壁262・262の内側に嵌挿可能な幅で形成されていると共に、外壁532の上端中央に前記上端から突出する略台形の係止爪533が形成されている。背面カバー53は、取付部側壁262・262間に側壁531・531を嵌挿し且つ取付部26の天井側に形成された係合溝263に係止爪533を係合することにより、取付部26の開口に取り付けられる。
【0031】
第1実施形態のスピーカ装置10は、LED50を透光性の振動板40とフレーム底部21との間に配置し且つ正面視周方向に所定距離離間して複数配置するので、LED50の発光を振動板40から広範囲に外部へ透光することができると共に、小スペースな自動車のドアに設置することができる。また、振動板40を乳白色の透光性とすることにより、振動板40の透過光の濃淡差を抑制して輝度の均一性を高められると共に、振動板40を透して自動車のドア内が見えることを防止できる。また、フレーム20を白色とすることにより、フレーム20で光を反射して振動板40の透過光の輝度を向上することができる。また、サブコーン47を鏡面材料で形成することにより、サブコーン47の乱反射で振動板40の透過光の濃淡差を抑制して輝度の均一性をより高められる。また、フレーム20のフランジ部27の前面側にLED点灯電源用の端子29を設けることにより、漏電の発生や電極の腐食を防止し、発光体の点灯しなくなることを未然に防止できる。また、LED点灯用の配線をフレーム20に一体的に内設し、更に、配線板52をフレーム20に取り付けて一体的に設けることにより、スピーカ装置10を車両ドアに取り付ける際の端子接続の簡素化を図ることができると共に、配線処理時のビリ音の発生を防止することができる。更に、フレーム20自体を電気回路として使用することができるので、一般的な配線部品の使用を削減することができる。また、LED50の背面側を非透光性の背面カバー53で覆うことにより、背面側からの漏れ光を防止することができ、更に、非透光性で反射材の背面カバー53を設けることにより、背面側からの漏れ光の防止と振動板40から照射される光の明るさの向上を図ることができる。
【0032】
更に、好適には、第1実施形態のスピーカ装置10を、自動車のサイドドアの車内側下部に設け、サイドドアの開閉動作に応じて、若しくは車内の運転席近傍の適宜箇所に設置するボタン等の切替入力部からの切替入力に応じて、電源をON/OFFする制御回路と端子29を接続し、サイドドアの開閉動作に応じて、若しくは切替入力部からの切替入力に応じて、LED50が点灯・消灯するようにしてもよい。前者の構成で、サイドドアの開動作に応じてLED50を点灯し、閉動作に応じてLED50を消灯することにより、ドアを開けたときに車外足下を照らすカーテシランプとすることができ、スピーカ装置10にカーテシランプを兼用させることができる。また、後者の構成で、スピーカ装置10を足下灯(フットライト)として使用することができる。また、自動車内のリアボード等の適宜箇所にスピーカ装置10を設け、ドアのロック動作、アンロック動作若しくはその各動作に応じて、電源を一時ONにした後にOFFにする制御回路と端子29を接続し、ドアのロック、アンロック若しくはその各動作に応じて、LED50が点灯・消灯するようにし、ドアのロック/アンロックのアンサーバックとして機能させるようにしてもよい。また、例えば音響信号をLED50の発光制御回路に入力し、前記発行制御回路で所定の閾値範囲で音響信号を区分して認識し、前記認識した区分に応じた電圧をLED50に印可する等、スピーカ装置10から出力される音楽の音量の強弱に合わせてLED50が明滅する構成としてもよい。
【0033】
次に、第2実施形態のスピーカ装置10について説明する。
【0034】
第2実施形態のスピーカ装置10では、図7及び図8に示すように、第1実施形態のLED点灯用の端子29をフランジ部27の前面側に設ける構成に代え、LED点灯用の端子29を、60は音声入力用の端子(スピーカ入力端子)と供に、フレーム20の取付板に相当するフランジ部27の背面側で、壁部23、拡開部24の切欠箇所に設け、端子29から導かれる配線を円筒部25に埋め込んで接続ピン254に接続するし、更に、LED点灯用の端子29と音声入力用の端子60の双方を防水構造としている。前記スピーカ装置10は、例えば自動車のドア等に端子29、60を下側にして、換言すれば端子29、60の上方に壁部23や拡開部24を配置し、端子29、60が落下する水滴等から保護されるようにして取り付けられる。その他の基本的な構成は、第1実施形態と同一であり、又、第1実施形態に於いて言及した構成と同一構成で、カーテシランプ、足下灯とする、或いはアンサーバックとして機能させることが可能である。
【0035】
第2実施形態のスピーカ装置10は、例えば自動車のドア内部など多量の水が入り込む箇所にフランジ部27の背面側を設置する場合にも、漏電の発生や電極の腐食を防止し、LED50の故障を未然に防止することができると共に、端子29、60の双方を同じ側に設置するので、例えばスピーカ装置10が取り付けられる自動車のドア内部等に於ける配線の引き回し構造を簡素化することができる。更に、第2実施形態のスピーカ装置10は、対応する構成に応じて第1実施形態と同様の効果を奏する。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、例えば自動車のドアに設置するスピーカ装置として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】(a)は第1実施形態のスピーカ装置の平面図、(b)は同図(a)のA−A線縦断面図。
【図2】第1実施形態のスピーカ装置の背面側の斜視図。
【図3】第1実施形態のスピーカ装置の振動板とサブコーンを取り外した状態を示す平面図。
【図4】第1実施形態のスピーカ装置の振動板を取り外した状態を示す縦断斜視図。
【図5】第1実施形態に於ける配線板と背面カバーのフレームへの取付を説明する斜視説明図。
【図6】第1実施形態に於ける背面カバーの取付箇所を示す部分斜視図。
【図7】第2実施形態のスピーカ装置の平面図。
【図8】第2実施形態のスピーカ装置の背面図。
【符号の説明】
【0038】
10 スピーカ装置
20 フレーム
21 底部
24 拡開部
25 円筒部
251 第1上端面
253 第2上端面
254 接続ピン
26 取付部
261、521 取付孔
262 側壁
263 係合溝
27 フランジ部
28 取付孔
29、60 端子
30 磁性回路
40 振動板
41 振動部
47 サブコーン
50 LED
51 リード線
52 配線板
53 背面カバー
533 係止爪

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透光性の振動板と、振動板の外周から後方にかけて配設され、振動板を保持するフレームと、振動板とフレームの底部との間に配置され且つ正面視周方向に所定距離離間して複数配置され、フレームに取り付けられる発光体とを備えることを特徴とするスピーカ装置。
【請求項2】
前記振動板を半透明とすることを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
【請求項3】
前記フレームの振動板の背面と対向する領域を白色とする若しくは該領域に白色塗料を塗設することを特徴とする請求項1又は2記載のスピーカ装置。
【請求項4】
少なくとも背面が鏡面状のサブコーンを、前記振動板の略中央から突出して設けることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のスピーカ装置。
【請求項5】
前記フレームの取付板の前面側に発光体点灯用の電源端子を設けることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のスピーカ装置。
【請求項6】
前記フレームの取付板の背面側に、防水構造の発光体点灯用の電源端子と防水構造のスピーカ入力端子とを設けることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のスピーカ装置。
【請求項7】
発光体点灯用の配線を前記フレームに一体的に設けることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のスピーカ装置。
【請求項8】
自動車内に設け、ドアの開閉動作、車内の切替入力部からの切替入力若しくはドアのロック/アンロックに基づき電源を制御する制御部と発光体の端子を接続し、ドアの開閉動作、切替入力若しくはドアのロック/アンロックに基づき発光体の点灯・消灯することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のスピーカ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−109237(P2008−109237A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−288228(P2006−288228)
【出願日】平成18年10月24日(2006.10.24)
【出願人】(391023862)テーダブリュ電気株式会社 (16)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】