説明

スマート型調光省エネランプの電源供給装置及びその電源供給方法

【課題】調光器の種類及び調光方式を自動的に判別し、省エネランプに電源を供給し、調光するスマート型調光省エネランプの電源供給装置及びその電源供給方法を提供する。
【解決手段】スマート型調光省エネランプの電源供給装置10は、入力端102と、入力端102と電気的に接続された電源変換ユニット104と、電源変換ユニット104と電気的に接続された電源出力端106と、入力端102と電気的に接続された調光信号インタフェースユニット108と、調光信号インタフェースユニット108及び電源変換ユニット104と電気的に接続された調光信号判別・電源変換制御ユニット110とを備える。調光信号判別・電源変換制御ユニット110は、電源変換制御サブユニット116、調光信号判別サブユニット118、第1の調光信号検出制御サブユニット及び第2の調光信号検出制御サブユニットを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、省エネランプ電源供給装置及びその電源供給方法に関し、特に、スマート型調光省エネランプの電源供給装置及びその電源供給方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近い将来、例えば、蛍光ランプ(fluorescent lamp)、LEDランプなどの省エネランプ(energy saving lamp)は、白熱電球(incandescent lamp)を代替すると見られている。これら省エネランプのなかでも、蛍光ランプの電源供給装置は、一般に安定器(ballast)と呼ばれる。LEDランプの電源供給装置は、一般にLEDドライバ(driver)という。
【0003】
省エネランプにとって、調光機能は、消費電力を減らすことができるため非常に重要な機能である。現在市販されている省エネランプには、例えば、トライアック(triac)型、0〜10ボルト型、スイッチング型など、様々なタイプの調光方式が採用されている。
【0004】
トライアック型の場合、電源供給装置をトライアック型の調光器に接続し、省エネランプの調光を行う。0〜10ボルト型の場合、電源供給装置を0〜10ボルト型の調光器に接続し、省エネランプの調光を行う。スイッチング型の場合は、オン・オフする回数に基づいて調光を行うため、電源供給装置を調光器に接続する必要がない。
【0005】
しかし、調光器(即ち、調光方式)は、その種類に応じてそれぞれ異なる省エネランプの電源供給装置が必要であるため、省エネランプの電源供給装置の製造メーカ及びユーザにとって不都合である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−279248
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の主な目的は、全ての調光器及び調光方式に適用するスマート型調光省エネランプの電源供給装置及びその電源供給方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、入力端と、前記入力端と電気的に接続された電源変換ユニットと、前記電源変換ユニットと電気的に接続された電源出力端と、前記入力端と電気的に接続された調光信号インタフェースユニットと、前記調光信号インタフェースユニット及び前記電源変換ユニットと電気的に接続された調光信号判別・電源変換制御ユニットとを備え、前記調光信号判別・電源変換制御ユニットは、 前記電源変換ユニットと電気的に接続された電源変換制御サブユニットと、前記電源変換制御サブユニットと電気的に接続された調光信号判別サブユニットと、前記調光信号判別サブユニットと電気的に接続された第1の調光信号検出制御サブユニットと、前記調光信号判別サブユニットと電気的に接続された第2の調光信号検出制御サブユニットとを有することを特徴とするスマート型調光省エネランプの電源供給装置が提供される。
【0009】
また、前記調光信号インタフェースユニットは、前記入力端と電気的に接続されたトライアック型調光信号インタフェースサブユニットと、前記入力端と電気的に接続された0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットとを有し、前記第1の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニット及び前記トライアック型調光信号インタフェースサブユニットと電気的に接続されたトライアック型調光信号検出サブユニットであり、前記第2の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニット及び前記0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットと電気的に接続された0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットであることが好ましい。
【0010】
また、前記調光信号判別・電源変換制御ユニットは、前記調光信号判別サブユニットと電気的に接続されたスイッチング型調光信号制御サブユニットをさらに有することが好ましい。
【0011】
また、前記調光信号インタフェースユニットは、前記入力端と電気的に接続されたトライアック型調光信号インタフェースサブユニットを有し、前記第1の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニット及び前記トライアック型調光信号インタフェースサブユニットと電気的に接続されたトライアック型調光信号検出サブユニットであり、前記第2の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニットと電気的に接続されたスイッチング型調光信号制御サブユニットであることが好ましい。
【0012】
また、前記調光信号インタフェースユニットは、前記入力端と電気的に接続された0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットを有し、前記第1の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニット及び前記0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットと電気的に接続された0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットであり、前記第2の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニットと電気的に接続されたスイッチング型調光信号制御サブユニットであることが好ましい。
【0013】
上記課題を解決するために、本発明の第2の形態によれば、(A)トライアック型調光信号インタフェースサブユニットにより、調光信号を受信するステップと、(B)トライアック型調光信号検出サブユニットにより、前記トライアック型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号を検出するステップと、(C)調光信号判別サブユニットは、前記トライアック型調光信号検出サブユニットの検出により、前記トライアック型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、トライアック型調光信号が含まれていると判断した場合、電源変換制御サブユニットが、トライアック型調光方式により電源変換ユニットを制御し、省エネランプに電源を供給して調光を行うステップと、(D)0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットにより、調光信号を受信するステップと、(E)0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットにより、前記0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号を検出するステップと、(F)前記調光信号判別サブユニットは、前記0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットの検出により、前記0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、0〜10ボルト型調光信号が含まれていると判断した場合、前記電源変換制御サブユニットが、0〜10ボルト型調光方式により前記電源変換ユニットを制御し、前記省エネランプに電源を供給して調光を行うステップとを含むことを特徴とするスマート型調光省エネランプの電源供給方法が提供される。
【0014】
また、ステップ(F)を行った後に、(G)前記調光信号判別サブユニットは、前記トライアック型調光信号検出サブユニットの検知により、前記トライアック型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、前記トライアック型調光信号が含まれていないと判断し、前記調光信号判別サブユニットが、前記0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットの検知により、前記0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、前記0〜10ボルト型調光信号が含まれていないと判断した場合、前記電源変換制御サブユニットは、スイッチング型調光方式により前記電源変換ユニットを制御し、前記省エネランプに電源を供給して調光を行うステップをさらに行うことが好ましい。
【0015】
また、(A)第1の調光信号インタフェースサブユニットにより、調光信号を受信するステップと、(B)第1の調光信号検出サブユニットにより、前記第1の調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号を検出するステップと、(C)調光信号判別サブユニットは、前記第1の調光信号検出サブユニットの検出により、前記第1の調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、第1の調光信号が含まれていると判断した場合、電源変換制御サブユニットが、第1の調光方式により電源変換ユニットを制御し、省エネランプに電源を供給して調光を行うステップと、(D)前記調光信号判別サブユニットは、前記第1の調光信号検出サブユニットの検出により、前記第1の調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、前記第1の調光信号が含まれていないと判断した場合、前記電源変換制御サブユニットが、スイッチング型調光方式により前記電源変換ユニットを制御し、前記省エネランプに電源を供給して調光を行うステップとを含むことが好ましい。
【0016】
また、前記第1の調光信号インタフェースサブユニットはトライアック型調光信号インタフェースサブユニットであり、前記第1の調光信号検出制御サブユニットはトライアック型調光信号検出サブユニットであり、前記第1の調光信号はトライアック型調光信号であり、前記第1の調光方式はトライアック型調光方式であることが好ましい。
【0017】
また、前記第1の調光信号インタフェースサブユニットは0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットであり、前記第1の調光信号検出サブユニットは0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットであり、前記第1の調光信号は0〜10ボルト型調光信号であり、前記第1の調光方式は0〜10ボルト型調光方式であることが好ましい。
【発明の効果】
【0018】
本発明のスマート型調光省エネランプの電源供給装置及びその電源供給方法は、調光器の種類及び調光方式を自動的に判別し、省エネランプに電源を供給し、調光することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給方法を示す流れ図である。
【図6】本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給方法を示す流れ図である。
【図7】本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給方法を示す流れ図である。
【図8】本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給方法を示す流れ図である。
【図9】本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。
【図10】本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。
【図11】本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【図12】本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【図13】本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。
【図14】本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。
【図15】本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【図16】本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【図17】本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。
【図18】本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。
【図19】本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【図20】本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【図21】本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。
【図22】本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。
【図23】本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【図24】本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1を参照する。図1は、本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置10は、入力端102、電源変換ユニット104、電源出力端106、調光信号インタフェースユニット108及び調光信号判別・電源変換制御ユニット110から構成される。
【0021】
電源変換ユニット104は、入力端102と電気的に接続される。電源出力端106は、電源変換ユニット104と電気的に接続される。調光信号インタフェースユニット108は、入力端102と電気的に接続される。調光信号判別・電源変換制御ユニット110は、調光信号インタフェースユニット108及び電源変換ユニット104と電気的に接続される。電源出力端106は、省エネランプ(図示せず)と電気的に接続される。
【0022】
調光信号インタフェースユニット108は、トライアック型調光信号インタフェースサブユニット112及び0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニット114を含む。
【0023】
トライアック(triac)型調光信号インタフェースサブユニット112は、入力端102及び調光信号判別・電源変換制御ユニット110とそれぞれ電気的に接続されている。0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニット114は、入力端102及び調光信号判別・電源変換制御ユニット110とそれぞれ電気的に接続されている。
【0024】
調光信号判別・電源変換制御ユニット110は、電源変換制御サブユニット116、調光信号判別サブユニット118、トライアック型調光信号検出サブユニット120、0〜10ボルト型調光信号検出サブユニット122及びスイッチング型調光信号制御サブユニット124を含む。
【0025】
電源変換制御サブユニット116は、電源変換ユニット104と電気的に接続されている。調光信号判別サブユニット118は、電源変換制御サブユニット116と電気的に接続されている。トライアック型調光信号検出サブユニット120は、調光信号判別サブユニット118及びトライアック型調光信号インタフェースサブユニット112と電気的に接続されている。0〜10ボルト型調光信号検出サブユニット122は、調光信号判別サブユニット118及び0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニット114と電気的に接続されている。スイッチング型調光信号制御サブユニット124は、調光信号判別サブユニット118と電気的に接続されている。
【0026】
スマート型調光省エネランプの電源供給装置10をトライアック調光器(図示せず)に応用する場合、電源(図示せず)と電気的に接続されたトライアック調光器に、入力端102を電気的に接続させる。
【0027】
スマート型調光省エネランプの電源供給装置10を0〜10ボルト型調光器(図示せず)に応用する場合、電源と電気的に接続された0〜10ボルト型調光器に、入力端102を電気的に接続させる。
【0028】
ユーザがスイッチング方式により調光を行う場合(即ち、調光器を必要としない場合)、電源と電気的に接続された電源スイッチ(図示せず)に、入力端102を電気的に接続する。
【0029】
トライアック型調光信号検出サブユニット120は、アナログデジタル変換器(Analog/Digital Converter)(図示せず)を含んでもよい。0〜10ボルト型調光信号検出サブユニット122は、アナログデジタル変換器(図示せず)を含んでもよい。スイッチング型調光信号制御サブユニット124は、電源スイッチのオン・オフ回数を記憶するために用いるメモリユニット(図示せず)を含んでもよい。電源変換制御サブユニット116は、パルス幅変調出力パワー制御信号を出力するパルス幅変調器(PWM:Pulse Width Modulation)を含んでもよい。調光信号判別サブユニット118は、マイクロコントロールユニット(MCU:Micro Control Unit)(図示せず)又はデジタル回路(digital circuit)(図示せず)でもよい。
【0030】
入力端102は、調光信号又は電源を受け取るために用いる。電源変換ユニット104は、省エネランプに適した電源に電源を変換するために用いる。電源変換ユニット104は、調光信号判別・電源変換制御ユニット110の電源変換制御サブユニット116から出力パワー制御信号を受け取り、省エネランプに適した電源の出力パワーを制御するために用いる。
【0031】
調光信号インタフェースユニット108は、種々の調光信号を検出するために用いられる。例えば、トライアック型調光信号インタフェースサブユニット112は、トライアック調光器からの調光信号を受信し、0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニット114は、0〜10ボルト型調光器からの調光信号を検出する。
【0032】
調光信号判別・電源変換制御ユニット110は、調光信号インタフェースユニット108が受信した調光信号を検出し、入力端102と電気的に接続された調光器の種類を判別した後、省エネランプの調光方式を決定し、電源変換制御サブユニット116から電源変換ユニット104へ出力パワー制御信号を送る。
【0033】
例えば、トライアック型調光信号検出サブユニット120は、トライアック調光器からの調光信号をトライアック型調光信号インタフェースサブユニット112が受信したか否かを検出するために用いる。これにより、調光信号判別サブユニット118は、入力端102と電気的に接続された調光器がトライアック調光器であるか否かを判定するために用いる。これにより、調光信号判別・電源変換制御ユニット110は、トライアック調光方式により省エネランプの調光を行うか否かを決定する。
【0034】
例えば、0〜10ボルト型調光信号検出サブユニット122は、0〜10ボルト型調光器からの調光信号を0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニット114が受信したか否かを検出するために用いる。これにより、調光信号判別サブユニット118は、入力端102と電気的に接続された調光器が0〜10ボルト型調光器であると判断する。調光信号判別・電源変換制御ユニット110は、0〜10ボルト型調光方式により省エネランプの調光を行うことを決定する。
【0035】
例えば、トライアック型調光信号検出サブユニット120は、トライアック調光器からの調光信号をトライアック型調光信号インタフェースサブユニット112が受信していないことを検出したり、0〜10ボルト型調光信号検出サブユニット122は、0〜10ボルト型調光器からの調光信号を0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニット114が受信していないことを検出したりした場合、調光信号判別・電源変換制御ユニット110は、スイッチング型調光方式により省エネランプの調光を行うことを決定する。
【0036】
本発明の調光方式は、本実施形態のトライアック型、0〜10ボルト型、スイッチング型の調光方式だけに限定されるわけではなく、例えば、正弦波調光方式などでもよい。トライアック型調光信号検出サブユニット120は、位相検出技術又は平均電圧検出技術を用いてもよい。トライアック型調光信号検出サブユニット120が平均電圧検出技術を使用する際、トライアック型調光信号検出サブユニット120は、トライアック型調光信号又は正弦波調光信号を検知するために用いる。
【0037】
図9は、本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。図10は、本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。図11は、本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。図12は、本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【0038】
図1のスマート型調光省エネランプの電源供給装置10は、トライアック型調光方式、0〜10ボルト型調光方式、スイッチング型調光方式を組み合わせた調光方式であるが、本発明の態様はこれだけに限定されるわけではなく、トライアック型調光方式とスイッチング型調光方式とだけを組み合わせた調光方式(図2参照)でもよいし、0〜10ボルト型調光方式とスイッチング型調光方式とだけを組み合わせた調光方式(図3参照)でもよいし、トライアック型調光方式と0〜10ボルト型調光方式とだけを組み合わせた調光方式(図4参照)でもよい。
【0039】
図2は、本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を示すブロック図である。図3は、本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を示すブロック図である。図4は、本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を示すブロック図である。図2〜図4に示す第2実施形態〜第4実施形態は、図1の第1実施形態による回路ブロック図及び動作原理と非常に類似するため、ここでは繰り返し述べない。
【0040】
図13は、本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。図14は、本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。図15は、本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。図16は、本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【0041】
図17は、本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。図18は、本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。図19は、本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。図20は、本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【0042】
図21は、本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。図22は、本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置をLEDランプに応用するときの部分回路図である。図23は、本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。図24は、本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給装置を蛍光ランプに応用するときの部分回路図である。
【0043】
図5を参照する。図5は、本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給方法を示す流れ図である。図5に示すように、本発明の第1実施形態によるスマート型調光可能省エネランプ電源供給方法は、以下のステップS02〜S18を含む。
【0044】
ステップS02:トライアック型調光信号インタフェースサブユニットにより、調光信号を受信する。
【0045】
ステップS04:トライアック型調光信号検出サブユニットにより、トライアック型調光信号インタフェースサブユニットが受信した調光信号を検出する。
【0046】
ステップS06:調光信号判別サブユニットは、トライアック型調光信号検出サブユニットの検出により、トライアック型調光信号インタフェースサブユニットが受信した調光信号にトライアック型調光信号が含まれているか否かを判断する。イエスの場合、ステップS08に進み、ノーの場合、ステップS10に進む。
【0047】
ステップS08:電源変換制御サブユニットは、トライアック型調光方式により電源変換ユニットを制御し、省エネランプに電源を供給して調光を行う。
【0048】
ステップS10:0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットにより、調光信号を受信する。
【0049】
ステップS12:0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットにより、0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットが受信した調光信号を検出する。
【0050】
ステップS14:調光信号判別ユニットは、0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットの検出により、0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットが受信した調光信号に0〜10ボルト型調光信号が含まれているか否かを判断する。イエスの場合、ステップS16に進み、ノーの場合、ステップS18に進む。
【0051】
ステップS16:電源変換制御サブユニットは、0〜10ボルト型調光方式により電源変換ユニットを制御し、省エネランプに電源を供給して調光を行う。
【0052】
ステップS18:電源変換制御サブユニットは、スイッチング型調光方式により電源変換ユニットを制御し、省エネランプに電源を供給して調光を行う。
【0053】
図5に示すように、本発明の第1実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給方法は、トライアック型調光方式、0〜10ボルト型調光方式、スイッチング型調光方式を組み合わせた調光方式であるが、本発明の態様はこれだけに限定されるわけではなく、トライアック型調光方式とスイッチング型調光方式とだけを組み合わせた調光方式(図6参照)でもよいし、0〜10ボルト型調光方式とスイッチング型調光方式とだけを組み合わせた調光方式(図7参照)でもよいし、トライアック型調光方式と0〜10ボルト型調光方式とだけを組み合わせた調光方式(図8参照)でもよい。
【0054】
図6は、本発明の第2実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給方法を示す流れ図である。図7は、本発明の第3実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給方法を示す流れ図である。図8は、本発明の第4実施形態によるスマート型調光省エネランプの電源供給方法を示す流れ図である。図6〜図8に示す第2実施形態〜第4実施形態は、図5の第1実施形態によるステップ及び原理と非常に類似するため、ここでは繰り返し説明しない。
【0055】
上述したことから分かるように、本発明のスマート型調光省エネランプの電源供給装置及びその電源供給方法は、調光器の種類及び調光方式を自動的に判別した後、省エネランプに電源を供給して調光を行う。
【0056】
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0057】
10 スマート型調光省エネランプの電源供給装置
102 入力端
104 電源変換ユニット
106 電源出力端
108 調光信号インタフェースユニット
110 調光信号判別・電源変換制御ユニット
112 トライアック型調光信号インタフェースサブユニット
114 0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニット
116 電源変換制御サブユニット
118 調光信号判別サブユニット
120 トライアック型調光信号検出サブユニット
122 0〜10ボルト型調光信号検出サブユニット
124 スイッチング型調光信号制御サブユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力端と、
前記入力端と電気的に接続された電源変換ユニットと、
前記電源変換ユニットと電気的に接続された電源出力端と、
前記入力端と電気的に接続された調光信号インタフェースユニットと、
前記調光信号インタフェースユニット及び前記電源変換ユニットと電気的に接続された調光信号判別・電源変換制御ユニットとを備え、
前記調光信号判別・電源変換制御ユニットは、
前記電源変換ユニットと電気的に接続された電源変換制御サブユニットと、
前記電源変換制御サブユニットと電気的に接続された調光信号判別サブユニットと、
前記調光信号判別サブユニットと電気的に接続された第1の調光信号検出制御サブユニットと、
前記調光信号判別サブユニットと電気的に接続された第2の調光信号検出制御サブユニットとを有することを特徴とするスマート型調光省エネランプの電源供給装置。
【請求項2】
前記調光信号インタフェースユニットは、
前記入力端と電気的に接続されたトライアック型調光信号インタフェースサブユニットと、
前記入力端と電気的に接続された0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットとを有し、
前記第1の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニット及び前記トライアック型調光信号インタフェースサブユニットと電気的に接続されたトライアック型調光信号検出サブユニットであり、
前記第2の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニット及び前記0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットと電気的に接続された0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットであることを特徴とする請求項1に記載のスマート型調光省エネランプの電源供給装置。
【請求項3】
前記調光信号判別・電源変換制御ユニットは、前記調光信号判別サブユニットと電気的に接続されたスイッチング型調光信号制御サブユニットをさらに有することを特徴とする請求項2に記載のスマート型調光省エネランプの電源供給装置。
【請求項4】
前記調光信号インタフェースユニットは、前記入力端と電気的に接続されたトライアック型調光信号インタフェースサブユニットを有し、
前記第1の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニット及び前記トライアック型調光信号インタフェースサブユニットと電気的に接続されたトライアック型調光信号検出サブユニットであり、
前記第2の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニットと電気的に接続されたスイッチング型調光信号制御サブユニットであることを特徴とする請求項1に記載のスマート型調光省エネランプの電源供給装置。
【請求項5】
前記調光信号インタフェースユニットは、前記入力端と電気的に接続された0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットを有し、
前記第1の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニット及び前記0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットと電気的に接続された0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットであり、
前記第2の調光信号検出制御サブユニットは、前記調光信号判別サブユニットと電気的に接続されたスイッチング型調光信号制御サブユニットであることを特徴とする請求項1に記載のスマート型調光省エネランプの電源供給装置。
【請求項6】
(A)トライアック型調光信号インタフェースサブユニットにより、調光信号を受信するステップと、
(B)トライアック型調光信号検出サブユニットにより、前記トライアック型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号を検出するステップと、
(C)調光信号判別サブユニットは、前記トライアック型調光信号検出サブユニットの検出により、前記トライアック型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、トライアック型調光信号が含まれていると判断した場合、電源変換制御サブユニットが、トライアック型調光方式により電源変換ユニットを制御し、省エネランプに電源を供給して調光を行うステップと、
(D)0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットにより、調光信号を受信するステップと、
(E)0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットにより、前記0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号を検出するステップと、
(F)前記調光信号判別サブユニットは、前記0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットの検出により、前記0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、0〜10ボルト型調光信号が含まれていると判断した場合、前記電源変換制御サブユニットが、0〜10ボルト型調光方式により前記電源変換ユニットを制御し、前記省エネランプに電源を供給して調光を行うステップと、を含むことを特徴とするスマート型調光省エネランプの電源供給方法。
【請求項7】
ステップ(F)を行った後に、
(G)前記調光信号判別サブユニットは、前記トライアック型調光信号検出サブユニットの検知により、前記トライアック型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、前記トライアック型調光信号が含まれていないと判断し、前記調光信号判別サブユニットが、前記0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットの検知により、前記0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、前記0〜10ボルト型調光信号が含まれていないと判断した場合、前記電源変換制御サブユニットは、スイッチング型調光方式により前記電源変換ユニットを制御し、前記省エネランプに電源を供給して調光を行うステップをさらに行うことを特徴とする請求項6に記載のスマート型調光省エネランプの電源供給方法。
【請求項8】
(A)第1の調光信号インタフェースサブユニットにより、調光信号を受信するステップと、
(B)第1の調光信号検出サブユニットにより、前記第1の調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号を検出するステップと、
(C)調光信号判別サブユニットは、前記第1の調光信号検出サブユニットの検出により、前記第1の調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、第1の調光信号が含まれていると判断した場合、電源変換制御サブユニットが、第1の調光方式により電源変換ユニットを制御し、省エネランプに電源を供給して調光を行うステップと、
(D)前記調光信号判別サブユニットは、前記第1の調光信号検出サブユニットの検出により、前記第1の調光信号インタフェースサブユニットが受信した前記調光信号に、前記第1の調光信号が含まれていないと判断した場合、前記電源変換制御サブユニットが、スイッチング型調光方式により前記電源変換ユニットを制御し、前記省エネランプに電源を供給して調光を行うステップと、を含むことを特徴とするスマート型調光省エネランプの電源供給方法。
【請求項9】
前記第1の調光信号インタフェースサブユニットはトライアック型調光信号インタフェースサブユニットであり、
前記第1の調光信号検出制御サブユニットはトライアック型調光信号検出サブユニットであり、
前記第1の調光信号はトライアック型調光信号であり、
前記第1の調光方式はトライアック型調光方式であることを特徴とする請求項8に記載のスマート型調光省エネランプの電源供給方法。
【請求項10】
前記第1の調光信号インタフェースサブユニットは0〜10ボルト型調光信号インタフェースサブユニットであり、
前記第1の調光信号検出サブユニットは0〜10ボルト型調光信号検出サブユニットであり、
前記第1の調光信号は0〜10ボルト型調光信号であり、
前記第1の調光方式は0〜10ボルト型調光方式であることを特徴とする請求項8に記載のスマート型調光省エネランプの電源供給方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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