説明

デジタルコンテンツ放送システム

【課題】各国言語による各種のデジタルコンテンツを、デジタルテレビを介してデータ放送可能なデジタルコンテンツ放送システムを提供する。
【解決手段】デジタルコンテンツ放送システム10は、管理サーバ11にLAN21により接続されたデジタルテレビ12A〜12Fで構成される。サーバ11は、各国言語による各種デジタルコンテンツを格納するデジタルコンテンツ格納手段と、テレビ12A〜12Fのカード番号と各国言語の内の特定言語とを関連付けた状態で格納する識別子格納手段と、カード番号によりテレビ12A〜12Fを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、その言語により作成されたデジタルコンテンツをデータ放送としてテレビ12A〜12Fに送信するデジタルコンテンツ第1送信手段とを有し、テレビ12A〜12Fは、サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するデジタルコンテンツ放送手段を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各国言語によって作成された各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを、デジタルテレビを介してデータ放送として放送するデジタルコンテンツ放送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
視聴者に対応して提供される情報である個人向けコンテンツを表示するためのプログラムデータおよび番組データを含む放送波を送出する放送装置と、視聴者による入力情報を含む個人情報をネットワークを介して外部に送出し、個人向けコンテンツをネットワークを介して外部から受信すると、その個人向けコンテンツを格納し、放送波をアンテナを介して受信すると、プログラムデータを実行してその個人向けコンテンツを表示する受信機と、あらかじめ番組データの番組に関する情報を格納したデータベースを備え、ネットワークを介して受信機から個人情報を受信すると、その個人情報を検索条件にして関連する情報をデータベースから読み出し、読み出した情報を含む個人向けコンテンツをネットワークを介して受信機に送信する双方向サーバとを有する双方向データ放送システムがある(特許文献1参照)。
【0003】
この双方向データ放送システムは、視聴者毎に個人向けコンテンツを受信機にネットワークを介して送信することで、受信機が番組データを再生する際、受信した個人向けコンテンツを画面に表示するから、放送波に視聴者毎の情報を含めることなく、放送波に載せるデータの増大を抑制し、番組放送時に視聴者毎に最適な情報を提供することができる。また、受信機が個人向けコンテンツおよび番組識別情報を含む個人向け放送情報を格納し、放送装置が番組データを送出する際、番組識別情報を含むプログラムデータを送出するから、受信機がプログラムデータから読み出した番組識別情報に一致する個人向け放送情報を特定することができ、再生する番組データに対応した個人向けコンテンツを表示することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−193856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1に開示の双方向データ放送システムは、各種複数の個人向けコンテンツが各国言語によって作成されておらず、各国言語によって作成された個人向けコンテンツを受信機に送信することができないから、受信機を介して日本語以外の言語で作成された個人向けコンテンツを放送することができない。この双方向データ放送システムは、それら個人向けコンテンツが各国言語に対応しておらず、各国の利用者が読解可能な個人向けコンテンツではないから、各国の利用者がそれら個人向けコンテンツを適宜に利用することができない。特に、各国の利用者が宿泊する宿泊施設において、それら利用者が読解可能なコンテンツをそれら利用者に提供することができないから、各利用者が宿泊施設に関係する情報を得ることができず、各利用者が宿泊施設に関係する情報を十分かつ適宜に利用することができない。その宿泊施設のサービスを十分に受けることができない。
【0006】
本発明の目的は、各国言語によって作成された各種複数のデジタルコンテンツをデジタルテレビを介してデータ放送として放送することができるデジタルコンテンツ放送システムを提供することにある。本発明の他の目的は、各国の利用者が宿泊する宿泊施設においてそれら利用者が各種複数のデジタルコンテンツを読解することができ、利用者が宿泊施設に関係するデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができるデジタルコンテンツ放送システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムは、管理サーバと、管理サーバにネットワークを介して接続された複数のデジタルテレビとから形成され、管理サーバが、各国言語によって作成された各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを格納するデジタルコンテンツ格納手段と、それらデジタルテレビの識別子と各国言語のうちの特定の言語とを関連付けた状態で格納する識別子格納手段と、識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されたデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ第1送信手段とを有し、それらデジタルテレビが、管理サーバから送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するデジタルコンテンツ放送手段を有することを特徴とする。
【0008】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムの一例としては、デジタルコンテンツ第1送信手段が、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から各デジタルテレビ毎に送信するデジタルコンテンツの順番を決定し、デジタルテレビの放送開始時において最初に送信すべき第1番目のデジタルコンテンツを各デジタルテレビに送信した後、所定の時間間隔で第2番目から第n番目のデジタルコンテンツを順次切り替えて各デジタルテレビに送信する。
【0009】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムの他の一例としては、管理サーバが、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から各デジタルテレビ毎に送信する特定のデジタルコンテンツを選択するデジタルコンテンツ選択手段と、デジタルコンテンツ選択手段によって各種複数のデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツを選択したときに、デジタルコンテンツ第1送信手段にかかわらず、識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されてデジタルコンテンツ選択手段によって選択した特定のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ第2送信手段とを含む。
【0010】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムの他の一例としては、それらデジタルテレビが、それらに対応するリモコンを使用して各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツの送信を要求するデジタルコンテンツ要求手段を含み、管理サーバが、デジタルコンテンツ要求手段によって各デジタルテレビが各種複数のデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツの送信を要求したときに、デジタルコンテンツ第1送信手段またはデジタルコンテンツ第2送信手段にかかわらず、識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されてデジタルテレビから要求された特定のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ第3送信手段を含む。
【0011】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムの他の一例としては、管理サーバが、識別子に関連付けられた言語にかかわらず、各国言語の中から特定の言語を選択する言語選択手段を含み、デジタルコンテンツ第1送信手段〜デジタルコンテンツ第3送信手段のいずれかでは、識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ、言語選択手段によって選択された言語のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信する。
【0012】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムの他の一例としては、それらデジタルテレビが、識別子に関連付けられた言語にかかわらず、リモコンを使用して各国言語の中から特定の言語を要求する言語要求手段を含み、デジタルコンテンツ第1送信手段〜デジタルコンテンツ第3送信手段のいずれかでは、識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ、言語要求手段によって各デジタルテレビが要求した言語のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信する。
【0013】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムの他の一例としては、管理サーバが、各国言語であって各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを作成するデジタルコンテンツ作成手段と、すでに作成されたそれらマルチランゲージデジタルコンテンツを編集するデジタルコンテンツ編集手段とを含み、デジタルコンテンツ格納手段が、編集された各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを格納する。
【0014】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムの他の一例としては、デジタルコンテンツ作成手段とデジタルコンテンツ編集手段とが、日本語で作成または編集されたデジタルコンテンツを各国言語に自動的に翻訳する翻訳機能を有する。
【0015】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムの他の一例としては、デジタルコンテンツ格納手段が、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを各国言語毎に区分しつつ各国言語毎に対応する第1〜第n記憶部に格納し、デジタルコンテンツ第1送信手段〜前記デジタルコンテンツ第3送信手段が、特定した言語の特定のデジタルコンテンツを第1〜第n記憶部から抽出しつつそのデジタルコンテンツをそれらデジタルテレビに送信する。
【0016】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムの他の一例としては、デジタルコンテンツ放送システムが、所定の宿泊施設に設置されてその宿泊施設の館内放送として利用され、デジタルコンテンツ放送システムでは、管理サーバが宿泊施設に設置されるとともに、それらデジタルテレビが宿泊施設の各室に設置され、管理サーバとそれらデジタルテレビとがLANによって接続されている。
【0017】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムの他の一例としては、デジタルコンテンツが宿泊施設に関係する各種複数の情報である。
【0018】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムの他の一例としては、識別子が各デジタルテレビに設置されたB−CASカードに表示されたカード番号である。なお、B−CASカードに表示されたカード番号とは、そのカード番号を表すプログラムコードであり、このプログラムコードは、15桁のコードのうちのチェックコードを除いた実質的なプログラムコードである。
【発明の効果】
【0019】
本発明にかかるデジタルコンテンツ放送システムによれば、管理サーバが識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されたデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信し、それらデジタルテレビが管理サーバから送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するから、各国言語によって作成された各種複数のデジタルコンテンツを各デジタルテレビを介してデータ放送として放送することができる。デジタルコンテンツ放送システムは、それらデジタルコンテンツを各国の利用者が読解することができ、各国の利用者がそれらデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0020】
各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から各デジタルテレビ毎に送信するデジタルコンテンツの順番を決定し、デジタルテレビの放送開始時において最初に送信すべき第1番目のデジタルコンテンツを各デジタルテレビに送信した後、所定の時間間隔で第2番目から第n番目のデジタルコンテンツを順次切り替えて各デジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ放送システムは、特定した言語によって作成されたデジタルコンテンツを第1番目から第n番目に向かって順に切り替えて送信し、それらデジタルテレビが第1番目から第n番目のデジタルコンテンツを順に放送するから、各国言語によって作成された各種複数のデジタルコンテンツをデータ放送として所定の時間間隔で順に放送することができる。デジタルコンテンツ放送システムは、順に放送される第1番目から第n番目のデジタルコンテンツを各国の利用者が読解することができ、各国の利用者が第1番目から第n番目のデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0021】
管理サーバが各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から各デジタルテレビ毎に送信する特定のデジタルコンテンツを選択し、選択した特定のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ放送システムは、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツを管理サーバを介して任意かつ自由に選択することができ、管理サーバによって選択されたデジタルコンテンツを各デジタルテレビを介して放送することができる。デジタルコンテンツ放送システムは、選択した特定のデジタルコンテンツを管理サーバがデータ放送として各デジタルテレビに送信し、それらデジタルテレビが管理サーバによって選択されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するから、各国の利用者が管理サーバによって選択されたデジタルコンテンツを読解しつつそのデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0022】
それらデジタルテレビがリモコンを使用して各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツの送信を要求し、管理サーバが識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されてデジタルテレビから要求された特定のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ放送システムは、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツを各デジタルテレビが任意かつ自由に要求することができ、要求されたデジタルコンテンツを各デジタルテレビを介して放送することができる。デジタルコンテンツ放送システムは、特定した言語によって作成されてデジタルテレビから要求された特定のデジタルコンテンツを管理サーバがデータ放送として各デジタルテレビに送信し、それらデジタルテレビが管理サーバから送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するから、各国の利用者が各デジタルテレビを介して要求されたデジタルコンテンツを読解しつつそのデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0023】
管理サーバが識別子に関連付けられた言語にかかわらず各国言語の中から所定の言語を選択し、識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ選択した言語のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ放送システムは、各種複数の言語の中から特定の言語を管理サーバを介して任意かつ自由に選択することができ、選択した言語によって作成されたデジタルコンテンツを各デジタルテレビを介して放送することができる。デジタルコンテンツ放送システムは、管理サーバを介して選択された言語のデジタルコンテンツを管理サーバがデータ放送として各デジタルテレビに送信し、それらデジタルテレビが管理サーバから送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するから、各国の利用者が管理サーバを介して選択された言語のデジタルコンテンツを読解しつつそのデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0024】
それらデジタルテレビが識別子に関連付けられた言語にかかわらず各国言語の中から所定の言語を要求し、識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ各デジタルテレビが要求した言語のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ放送システムは、各種複数の言語の中から特定の言語を各デジタルテレビを介して要求することができ、各デジタルテレビから要求された言語によって作成されたデジタルコンテンツをそれらデジタルテレビを介して放送することができる。デジタルコンテンツ放送システムは、各デジタルテレビを介して要求された言語のデジタルコンテンツを管理サーバがデータ放送としてそれらデジタルテレビに送信し、それらデジタルテレビが管理サーバから送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するから、各国の利用者が各デジタルテレビを介して要求された言語のデジタルコンテンツを読解しつつそのデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0025】
各国言語であって各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを作成するとともに、すでに作成されたそれらマルチランゲージデジタルコンテンツを編集するデジタルコンテンツ放送システムは、管理サーバを介して各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを作成し、作成したそれらデジタルコンテンツを管理サーバに格納するから、各国言語に対応して作成された各種複数のデジタルコンテンツを各デジタルテレビに送信することができ、作成されたそれらデジタルコンテンツを各デジタルテレビを介して放送することができる。デジタルコンテンツ放送システムは、作成されたそれらマルチランゲージデジタルコンテンツを必要に応じて編集し、編集したそれらデジタルコンテンツを管理サーバに格納するから、自由に改変された各種複数のデジタルコンテンツを各デジタルテレビに送信することができ、編集されたそれらデジタルコンテンツを各デジタルテレビを介して放送することができる。デジタルコンテンツ放送システムは、管理サーバが作成または編集した各国言語の各種複数のデジタルコンテンツをデータ放送としてそれらデジタルテレビに送信し、それらデジタルテレビが管理サーバから送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するから、各国の利用者が各デジタルテレビを介してそれらデジタルコンテンツを読解しつつそれらデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0026】
日本語で作成または編集されたデジタルコンテンツを各国言語に自動的に翻訳する翻訳機能を有するデジタルコンテンツ放送システムは、デジタルコンテンツを日本語で作成または編集した後、翻訳機能を利用してそのデジタルコンテンツを各国言語に翻訳することができるから、日本語で作成または編集された1つのデジタルコンテンツから各国言語に対応した複数言語のマルチランゲージデジタルコンテンツを作ることができ、各国言語に対応するデジタルコンテンツを別個に作る手間と時間とを省くことができる。
【0027】
各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを各国言語毎に区分しつつ各国言語毎に対応する第1〜第n記憶部に格納し、特定のデジタルコンテンツを第1〜第n記憶部から抽出しつつそのデジタルコンテンツをそれらデジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ放送システムは、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを各国言語毎に対応する第1〜第n記憶部に格納することで、それらデジタルコンテンツを容易に管理することができ、デジタルテレビに送信すべき特定のデジタルコンテンツを第1〜第n記憶部から抽出することで、特定のデジタルコンテンツをそれらデジタルテレビに迅速かつ容易に送信することができる。
【0028】
管理サーバが宿泊施設に設置されるとともにそれらデジタルテレビが宿泊施設の各室に設置され、管理サーバとそれらデジタルテレビとがLANによって接続され、宿泊施設の館内放送として利用されるデジタルコンテンツ放送システムは、管理サーバが識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されたデジタルコンテンツをデータ放送として宿泊施設の各室に設置された各デジタルテレビに送信し、それらデジタルテレビが管理サーバから送信されたデジタルコンテンツを館内放送として放送するから、各国言語によって作成された各種複数のデジタルコンテンツを宿泊施設の各室に設置された各デジタルテレビから放送することができ、デジタルコンテンツを宿泊施設に宿泊する各国の利用者の情報源にすることができる。デジタルコンテンツ放送システムは、各国の利用者が宿泊する宿泊施設の各室においてそれらデジタルコンテンツを各国の利用者が読解することができ、各国の利用者がそれらデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0029】
デジタルコンテンツが宿泊施設に関係する各種複数の情報であるデジタルコンテンツ放送システムは、管理サーバが識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成された宿泊施設に関係する各種複数のデジタルコンテンツをデータ放送として各室に設置された各デジタルテレビに送信し、それらデジタルテレビが管理サーバから送信されたデジタルコンテンツを館内放送として放送するから、各国言語によって作成された宿泊施設に関係する各種複数のデジタルコンテンツを宿泊施設の各室に設置された各デジタルテレビから放送することができ、デジタルコンテンツを宿泊施設に宿泊する各国の利用者の情報源にすることができる。
【0030】
識別子が各デジタルテレビに設置されたB−CASカードに表示されたカード番号であるデジタルコンテンツ放送システムは、各デジタルテレビに固有に設置されるB−CASカードのカード番号を識別子とすることで、管理サーバが各デジタルテレビを確実に特定することができる。デジタルコンテンツ放送システムは、B−CASカードのカード番号によって各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成された各種複数のデジタルコンテンツをデータ放送として各室に設置された各デジタルテレビに送信し、それらデジタルテレビが管理サーバから送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するから、各国言語によって作成された各種複数のデジタルコンテンツを各デジタルテレビからデータ放送として放送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】一例として示すデジタルコンテンツ放送システムの概略構成図。
【図2】管理サーバのディスプレイに表示された初期画面の一例を示す図。
【図3】言語設定画面の一例を示す図。
【図4】デジタルコンテンツ作成(日本語版)画面の一例を示す図。
【図5】言語変更(デジタルコンテンツ作成)画面の一例を示す図。
【図6】デジタルコンテンツ作成(英語版)画面の一例を示す図。
【図7】自動翻訳新規作成コンテンツ選択(日本語版→英語版)画面の一例を示す図。
【図8】デジタルコンテンツ選択(編集、日本語版)画面の一例を示す図。
【図9】デジタルコンテンツ編集(日本語版)画面の一例を示す図。
【図10】言語変更(デジタルコンテンツ編集)画面の一例を示す図。
【図11】デジタルコンテンツ選択(編集、英語版)画面の一例を示す図。
【図12】デジタルコンテンツ編集(英語版)画面の一例を示す図。
【図13】自動翻訳編集コンテンツ選択(日本語版→英語版)画面の一例を示す図。
【図14】管理サーバから各デジタルテレビへのデジタルコンテンツ送信の一例を説明する図。
【図15】管理サーバから各デジタルテレビへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図。
【図16】管理サーバから各デジタルテレビへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図。
【図17】管理サーバから各デジタルテレビへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図。
【図18】管理サーバから各デジタルテレビへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図。
【図19】管理サーバから各デジタルテレビへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図。
【図20】管理サーバから各デジタルテレビへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図。
【図21】日本語で作成(または編集)されたデジタルコンテンツの一例を示す図。
【図22】日本語で作成(または編集)されたデジタルコンテンツの一例を示す図。
【図23】日本語で作成(または編集)されたデジタルコンテンツの一例を示す図。
【図24】日本語で作成(または編集)されたデジタルコンテンツの一例を示す図。
【図25】英語で作成(または編集)されたデジタルコンテンツの一例を示す図。
【図26】英語で作成(または編集)されたデジタルコンテンツの一例を示す図。
【図27】英語で作成(または編集)されたデジタルコンテンツの一例を示す図。
【図28】英語で作成(または編集)されたデジタルコンテンツの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0032】
一例として示すデジタルコンテンツ放送システム10の概略構成図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係るデジタルコンテンツ放送システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。デジタルコンテンツ放送システム10は、ホテル(宿泊施設)に設置され、そのホテルの各種情報をデータ放送として館内放送するシステム10である。ホテルには、リゾートホテル、ビジネスホテル、レジャーホテルがある。宿泊施設には、それらホテルの他に、旅館や民宿、ペンション等が含まれる。なお、システム10の設置場所はホテルに限定されず、企業内や学校、病院、音楽ホール等の他のあらゆる場所に設置することができ、その設置場所における各種情報をデータ放送として館内放送することができる。
【0033】
システム10は、管理サーバ11と、複数台のデジタルテレビ12A〜12Fとから形成されている。システム10には、管理サーバ11やデジタルテレビ12A〜12Fの他に、自主放送装置13、混合器14が設置されている。システム10は、ホテルに関係する各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツ(ホテルに関係する各種複数の情報)をデータ放送として放送する。ホテルに関係するデジタルコンテンツには、ホテルの施設情報、ホテルのイベント情報、ホテルの温泉情報、ホテルの夕食や朝食情報、ホテルのレストラン情報、ホテルで販売するお土産情報、ホテル周辺の観光情報等があるが、ホテルに関係するデジタルコンテンツをそれらに限定されるものではなく、他のあらゆる情報が含まれる。
【0034】
管理サーバ11は、ホテルのフロントに設置されている。なお、管理サーバ11は、フロントのみならず、ホテルの他の箇所に設置することもできる。管理サーバ11は、中央処理装置(CPUまたはMPU)と記憶装置(メモリ)とを備えたコンピュータであり、大容量ハードディスクが内蔵されている。管理サーバ11には、キーボード15やマウス16等の入力装置、ディスプレイ17やプリンタ(図示せず)等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。なお、管理サーバ11には、図示はしていないが、セキュリティールーターとファイアーフォールとが接続されている。
【0035】
管理サーバ11は、ホスト名とそのホスト名に割り当てるIPアドレスとの対応付けを設定するDNSサーバ機能、ホームページを公開するために必要なWebサーバ機能、他のコンピュータや他のサーバからの要求を受け付けて各種情報を読み書きする機能を提供するデータベースサーバ機能、電子メールの送受信用のメールサーバ機能、作成された文章や画像等のデータをすべて保存してそれらのデータを検索可能にするドキュメントサーバ機能等の各種サーバ機能を有する。
【0036】
管理サーバ11は、インターネット18に接続可能であり、インターネット18を利用することで、不特定多数の他のサーバ(コンピュータ)にアクセスかつログインすることができる。管理サーバ11は、各種情報(各種サービス)をインターネット18を介して提供することができ、各種情報(各種サービス)をインターネット18を介して受け取ることができる。
【0037】
管理サーバ11は、オペレーティングシステム(OS)による制御に基づいて、記憶装置に格納されたアプリケーションを起動し、そのアプリケーションに従って以下の各手段を実行する。管理サーバ11(サーバ11の中央処理装置)は、各国言語であって各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを作成するデジタルコンテンツ作成手段を実行する。管理サーバ11は、すでに作成されたそれらマルチランゲージデジタルコンテンツを編集するデジタルコンテンツ編集手段を実行する。管理サーバ11は、デジタルコンテンツ作成手段やデジタルコンテンツ編集手段において、日本語で作成または編集されたデジタルコンテンツを各国言語に自動的に翻訳する翻訳機能を有する。
【0038】
管理サーバ11は、デジタルコンテンツ作成手段によって作成された各国言語かつ各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを格納するとともに、デジタルコンテンツ編集手段によって編集された各国言語かつ各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを格納するデジタルコンテンツ格納手段を実行する。デジタルコンテンツ格納手段では、作成または編集された各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを各国言語毎に区分しつつ各国言語毎に対応する第1〜第nホルダ(第1〜第n記憶部)に格納する。第1〜第nホルダは、管理サーバ11に内蔵されたハードディスクに作られている。
【0039】
管理サーバ11は、各デジタルテレビ12A〜12Fに設置されたB−CASカードに表示されたカード番号(カード番号を表すプログラムコード)(デジタルテレビの識別子)と各国言語のうちの特定の言語とを互いに関連付けた状態でハードディスクに格納する識別子格納手段を実行する。なお、B−CASカードのカード番号を各デジタルテレビ12A〜12Fの識別子としているが、任意の識別子(たとえば、デジタルテレビ12A〜12FのMACアドレスまたはIPアドレス等)を各デジタルテレビ12A〜12Fに設定することができる。
【0040】
管理サーバ11は、カード番号(識別子)によって各デジタルテレビ12A〜12Fを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されたデジタルコンテンツを第1〜第nホルダから抽出し、そのデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビ12A〜12Fに送信するデジタルコンテンツ第1送信手段を実行する。デジタルコンテンツ第1送信手段では、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から各デジタルテレビ12A〜12F毎に送信するデジタルコンテンツの順番を決定し、デジタルテレビ12A〜12Fの放送開始時において最初に送信すべき第1番目のデジタルコンテンツを各デジタルテレビ12A〜12Fに送信した後、所定の時間間隔で第2番目から第n番目のデジタルコンテンツを順次切り替えて各デジタルテレビ12A〜12Fに送信する。
【0041】
管理サーバ11は、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から各デジタルテレビ12A〜12F毎に送信する特定のデジタルコンテンツを選択するデジタルコンテンツ選択手段を実行する。管理サーバ11は、デジタルコンテンツ選択手段によって各種複数のデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツを選択したときに、デジタルコンテンツ第1送信手段にかかわらず、カード番号によって各デジタルテレビ12A〜12Fを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されてデジタルコンテンツ選択手段によって選択した特定のデジタルコンテンツを第1〜第n記憶部から抽出し、そのデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビ12A〜12Fに送信するデジタルコンテンツ第2送信手段を実行する。
【0042】
管理サーバ11は、後記するデジタルコンテンツ要求手段によって各デジタルテレビ12A〜12Fが各種複数のデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツの送信を要求したときに、デジタルコンテンツ第1送信手段またはデジタルコンテンツ第2送信手段にかかわらず、カード番号によって各デジタルテレビ12A〜12Fを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されてデジタルテレビ12A〜12Fから要求された特定のデジタルコンテンツを第1〜第n記憶部から抽出し、そのデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビ12A〜12Fに送信するデジタルコンテンツ第3送信手段を実行する。
【0043】
管理サーバ11は、カード番号(識別子)に関連付けられた言語にかかわらず、各国言語の中から特定の言語を選択する言語選択手段を実行する。なお、デジタルコンテンツ第1送信手段からデジタルコンテンツ第3送信手段のいずれかでは、カード番号によって各デジタルテレビ12A〜12Fを特定しつつ、言語選択手段によって選択された言語のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビ12A〜12Fに送信する。また、デジタルコンテンツ第1送信手段からデジタルコンテンツ第3送信手段のいずれかでは、カード番号によって各デジタルテレビ12A〜12Fを特定しつつ、後記する言語要求手段によって各デジタルテレビ12A〜12Fが要求した言語のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビ12A〜12Fに送信する。
【0044】
それらデジタルテレビ12A〜12Fは、ホテルの各室20A〜20Fに設置されている。それらデジタルテレビ12A〜12Fには、中央処理装置(CPUまたはMPU)と記憶装置(メモリ)とを備えたコンピュータが内蔵されている。各デジタルテレビ12A〜12Fは、管理サーバ11にLAN21(ネットワーク)を介して接続されている。各デジタルテレビ12A〜12Fは、オペレーティングシステム(OS)による制御に基づいて、記憶装置に格納されたアプリケーションを起動し、そのアプリケーションに従って以下の各手段を実行する。
【0045】
各デジタルテレビ12A〜12F(デジタルテレビ12A〜12Fの中央処理装置)は、それらに対応するリモコン19A〜19Eを使用して各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツの送信を要求するデジタルコンテンツ要求手段を実行する。各デジタルテレビ12A〜12Fは、カード番号(識別子)に関連付けられた言語にかかわらず、リモコン19A〜19Eを使用して各国言語の中から特定の言語を要求する言語要求手段を実行する。各デジタルテレビ12A〜12Fは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するデジタルコンテンツ放送手段を実行する。
【0046】
デジタルテレビ12A〜12Fは、同軸ケーブルを介して混合器14に接続されている。それらデジタルテレビ12A〜12Fには、それらテレビ12A〜12Fを特定するB−CASカードが設置されている。各デジタルテレビ12A〜12Fは、リモコン19A〜19Eによって音量や番組等の調節を行うことができるとともに、各種条件設定や各種条件変更を行うことができる。さらに、リモコン19A〜19Eによって各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツを選択することができ、各国言語の中から特定の言語を選択することができる。
【0047】
混合器14は、地上デジタルテレビチューナー(図示せず)および自主放送装置13に同軸ケーブルを介して接続されている。混合器14は、複数の異なる周波数帯の同軸ケーブル(伝送路)を合成し、それら周波数帯を1本の同軸ケーブルに出力する。図1に示す混合器14では、地上デジタル放送や地上デジタル方式の自主放送を1つにまとめ、それらを各デジタルテレビ12A〜12Fに配信する。自主放送装置14は、地上デジタル放送方式の自主放送を行う。
【0048】
図2は、管理サーバ11のディスプレイ17に表示された初期画面の一例を示す図であり、図3は、言語設定画面の一例を示す図である。図4は、デジタルコンテンツ作成(日本語版)画面の一例を示す図であり、図5は、言語変更(デジタルコンテンツ作成)画面の一例を示す図である。図6は、デジタルコンテンツ作成(英語版)画面の一例を示す図であり、図7は、自動翻訳新規作成コンテンツ選択(日本語版→英語版)画面の一例を示す図である。以下、それら図に基づいて管理サーバ11によるデジタルコンテンツの作成手順の一例を説明する。
【0049】
以下の説明では、システム10においてデジタルコンテンツ作成時の言語が設定されておらず、デジタルコンテンツが作成されていないものとする。また、管理サーバ11のハードディスクには、各室20A〜20Fの部屋番号が各デジタルテレビ12A〜12FのB−CASカード(図示せず)に表示されたカード番号(デジタルテレビ12A〜12Fの識別子)に関連付けられた状態で格納され、カード番号と各国言語のうちの特定の言語とが互いに関連付けた状態で格納されている(識別子格納手段)。したがって、カード番号により、各デジタルテレビや部屋番号、各言語が特定される。なお、入力装置によってカード番号、部屋番号、言語との関連付けを自由に変更することができる。この実施の形態では、言語を日本語、英語、中国語、韓国語とする。ただし、言語をそれらに限定するものではなく、他のあらゆる言語を採用することができる。
【0050】
管理サーバ11のハードディスクには、後記する図14に示すように、テレビ12AのB−CASカードに表示されたカード番号と日本語とが関連付けた状態で格納され、テレビ12BのB−CASカードのカード番号と日本語とが関連付けた状態で格納され、テレビ12CのB−CASカードのカード番号と英語とが関連付けた状態で格納されている。さらに、テレビ12DのB−CASカードに表示されたカード番号と中国語とが関連付けた状態で格納され、テレビ12EのB−CASカードのカード番号と英語とが関連付けた状態で格納され、テレビ12FのB−CASカードのカード番号と韓国語とが関連付けた状態で格納されている。
【0051】
管理サーバ11を起動させ、サーバ11のディスプレイ17のデスクトップに表示されたシステムアイコン(図示せず)をクリックすると、図2に示す初期画面がディスプレイ17に表示される。図2の初期画面には、デジタルコンテンツ作成ボタン2a、デジタルコンテンツ編集ボタン2b、言語編集ボタン2c、ログアウトボタン2dが表示される。ログアウトボタン2dをクリックすると、システム10からログアウトする。
【0052】
デジタルコンテンツ作成ボタン2aをクリックすると、管理サーバ11は、図3に示す言語設定画面をディスプレイ17に表示する。図3の言語設定画面には、第1〜第6言語入力エリア3a〜3d、設定ボタン3e、クリアボタン3f、戻るボタン3gが表示される。クリアボタン3fをクリックすると、各入力エリア3a〜3dに入力されたデータがクリアされ、それら入力エリア3a〜3dに再度データを入力する。戻るボタン3gをクリックすると、図2の初期画面に戻る。
【0053】
図3の言語設定画面において、第1言語入力エリア3aに第1言語を入力(第1言語入力エリア3aのプルダウンリストから第1言語を選択)し、第2言語入力エリア3bに第2言語を入力(第2言語入力エリア3bのプルダウンリストから第2言語を選択)する。第3言語入力エリア3cに第3言語を入力(第3言語入力エリア3cのプルダウンリストから第3言語を選択)し、第4言語入力エリア3dに第4言語を入力(第4言語入力エリア3dのプルダウンリストから第4言語を選択)する。図3では、第1言語として日本語が入力され、第2言語として英語が入力されているとともに、第3言語として中国語が入力され、第4言語として韓国語が入力されている。
【0054】
それら入力エリア3a〜3dに各データを入力した後、設定ボタン3eをクリックすると、管理サーバ11は、それら入力エリア3a〜3dに入力された各言語を各番号(1〜4)に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに、番号1に対応する日本語ホルダ22(第1ホルダ)、番号2に対応する英語ホルダ23(第2ホルダ)、番号3に対応する中国語ホルダ24(第3ホルダ)、番号4に対応する韓国語ホルダ25(第4ホルダ)をハードディスクに作成する(図14参照)。なお、図3では、第5言語〜第n言語は設定されていないが、任意の第5言語〜第n言語を設定することもできる。この場合、番号5に対応するホルダ(第5ホルダ)〜番号nに対応するホルダ(第nホルダ)がハードディスクに作成される。管理サーバ11は、各言語を格納した後、図2の初期画面をディスプレイ17に表示する。
【0055】
図2の初期画面において言語編集ボタン2cをクリックすると、管理サーバ11は、図示はしていないが、図3と同じレイアウトの言語編集画面をディスプレイ17に表示する。言語編集画面には、すでに入力された各言語が表示された言語表示エリア、言語編集ボタン、戻るボタンが表示される。言語表示エリアに表示された言語を変更した後、言語編集ボタンをクリックすると、管理サーバ11は、編集後の言語をハードディスクに格納(更新)する。
【0056】
図3の言語設定画面によって言語を設定した後、または、言語を編集した後、図2の初期画面において再びデジタルコンテンツ作成ボタン2aをクリックする。デジタルコンテンツ作成ボタン2aをクリックすると、管理サーバ11は、図4に示すデジタルコンテンツ作成(日本語版)画面をディスプレイ17に表示する。管理サーバ11は、言語設定画面において設定された第1言語(日本語)をハードディスクから抽出し、日本語によるデジタルコンテンツ作成画面をディスプレイに表示する。
【0057】
図4のデジタルコンテンツ作成(日本語版)画面には、データ入力エリア4a、保存ボタン4b、言語ボタン4cが表示される。データ入力エリア4aには、タイトル入力エリア4d、文字データ入力エリア4e、画像データ入力エリア4fが表示される。タイトル入力エリア4dに日本語によるタイトルを入力し、文字データ入力エリア4eに日本語による文字データ(文字情報)を入力するとともに、画像データ入力エリア4fに画像データを入力する。なお、文字データの文字数に特に限定はなく、画像データは複数のそれらを入力することができる。
【0058】
データ入力エリア4aに各データを入力した後、保存ボタン4bをクリックすると、管理サーバ11は、図示はしていないが、保存確認画面をディスプレイ17に表示する。保存確認画面には、タイトルが表示されたタイトル確認エリア、文字データが表示された文字データ確認エリア、画像データが表示された画像データ確認エリアが表示されるとともに、ファイル名入力エリア、保存確定ボタン、修正ボタンが表示される。修正ボタンをクリックすると、データ入力エリアに各データが入力された状態の図4のデジタルコンテンツ作成(日本語版)画面に戻り、各データを修正した後、再び保存ボタン4bをクリックする。
【0059】
保存確認画面において、各確認エリアに表示されたデータを確認し、ファイル名入力エリアにファイル名を入力した(ファイル名を入力しなくてもよい)後、保存確定ボタンをクリックすると、タイトルや文字データ、画像データが入力された日本語の1つのマルチランゲージデジタルコンテンツが作成される(デジタルコンテンツ作成手段)。管理サーバ11は、日本語によって作成されたデジタルコンテンツをファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)日本語ホルダ22(第1ホルダ)に格納する(デジタルコンテンツ格納手段)。
【0060】
作成されたデジタルコンテンツを日本語ホルダ22に格納した後、管理サーバ11は、図4のデジタルコンテンツ作成(日本語版)画面をディスプレイ17に再び表示する。図4のデジタルコンテンツ作成(日本語版)画面において日本語によるあらたなデジタルコンテンツを作成することができ、作成されたあらたな日本語のデジタルコンテンツはファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)日本語ホルダ22に格納される。このようにして日本語による各種複数のデジタルコンテンツを作ることができ、それらデジタルコンテンツを管理サーバの日本語ホルダ22に格納することができる。
【0061】
図4のデジタルコンテンツ作成(日本語版)画面において、言語ボタン4cをクリックすると、管理サーバ11は、図5に示す言語変更(デジタルコンテンツ作成)画面をディスプレイ17に表示する。図5の言語変更(デジタルコンテンツ作成)画面には、日本語選択エリア5a、英語選択エリア5b、中国語選択エリア5c、韓国語選択エリア5d、言語変更ボタン5e、戻るボタン5fが表示される。戻るボタン5fをクリックすると、図2の初期画面に戻る。
【0062】
図5の言語変更(デジタルコンテンツ作成)画面において、それら選択エリア5a〜5dに表示された言語を反転させた後(図5では、英語選択エリア5bを反転させたものとする)、言語変更ボタン5eをクリックすると、管理サーバ11は、図6に示すデジタルコンテンツ作成(英語版)画面をディスプレイ17に表示する。管理サーバ11は、言語設定画面において設定された第2言語(英語)をハードディスクから抽出し、英語によるデジタルコンテンツ作成画面をディスプレイ17に表示する。
【0063】
図6のデジタルコンテンツ作成(英語版)画面には、データ入力エリア6a、保存ボタン6b、自動翻訳ボタン6c、言語ボタン6dが表示される。データ入力エリア6aには、タイトル入力エリア6e、文字データ入力エリア6f、画像データ入力エリア6gが表示される。タイトル入力エリア6eに英語によるタイトルを入力し、文字データ入力エリア6fに英語による文字データを入力するとともに、画像データ入力エリア6gに画像データを入力する。
【0064】
データ入力エリア6aに各データを入力した後、保存ボタン6dをクリックすると、管理サーバ11は、図示はしていないが、保存確認画面をディスプレイ17に表示する。保存確認画面には、タイトルが表示されたタイトル確認エリア、文字データが表示された文字データ確認エリア、画像データが表示された画像データ確認エリアが表示されるとともに、ファイル名入力エリア、保存確定ボタン、修正ボタンが表示される。修正ボタンをクリックすると、データ入力エリア6aに各データが入力された状態の図4のデジタルコンテンツ作成(英語版)画面に戻り、各データを修正した後、再び保存ボタン6bをクリックする。
【0065】
保存確認画面において、各確認エリアに表示されたデータを確認し、ファイル名入力エリアにファイル名を入力した(ファイル名を入力しなくてもよい)後、保存確定ボタンをクリックすると、タイトルや文字データ、画像データが入力された英語の1つのマルチランゲージデジタルコンテンツが作成される(デジタルコンテンツ作成手段)。管理サーバ11は、英語によって作成されたデジタルコンテンツをファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)英語ホルダ23(第2ホルダ)に格納する(デジタルコンテンツ格納手段)。
【0066】
作成されたデジタルコンテンツを英語ホルダ23に格納した後、管理サーバ11は、図6のデジタルコンテンツ作成(英語版)画面をディスプレイ17に再び表示する。図6のデジタルコンテンツ作成(英語版)画面において英語によるあらたなデジタルコンテンツを作成することができ、作成されたあらたな英語のデジタルコンテンツはファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)英語ホルダ23に格納される。このようにして英語による各種複数のデジタルコンテンツを作ることができ、それらデジタルコンテンツを管理サーバ11の英語ホルダ23に格納することができる。
【0067】
図6のデジタルコンテンツ作成(英語版)画面において各入力エリア6e,6fにデータを入力せずに自動翻訳ボタン6cをクリックすると、管理サーバ11は、図7に示す自動翻訳新規作成コンテンツ選択(日本語版→英語版)画面をディスプレイ17に表示する。図7の自動翻訳新規作成コンテンツ選択(日本語版→英語版)画面には、第1言語である日本語で作成された各種複数のデジタルコンテンツ7a〜7fがファイル名とともに表示されるとともに、翻訳決定ボタン7g、戻るボタン7hが表示される。戻るボタン7hをクリックすると、図2の初期画面に戻る。
【0068】
図7の自動翻訳新規作成コンテンツ選択(日本語版→英語版)画面において、デジタルコンテンツ7a〜7fのうちの翻訳対象のコンテンツを反転させた後、翻訳決定ボタン7gをクリックすると、管理サーバ11は、反転させたデジタルコンテンツを日本語から英語に翻訳し、図示はしていないが、翻訳確認画面をディスプレイ17に表示する。翻訳確認画面には、英語のタイトル(日本語から英語に翻訳されたタイトル)が表示されたタイトル確認エリア、英語の文字データ(日本語から英語に翻訳された文字データ)が表示された文字データ確認エリア、画像データが表示された画像データ確認エリアが表示されるとともに、ファイル名入力エリア、翻訳確定ボタンが表示される。
【0069】
翻訳確認画面において、各確認エリアに表示されたデータを確認し、ファイル名入力エリアにファイル名を入力した(ファイル名を入力しなくてもよい)後、翻訳確定ボタンをクリックすると、タイトルや文字データ、画像データが入力された英語の1つのマルチランゲージデジタルコンテンツが作成される(デジタルコンテンツ作成手段)。管理サーバ11は、英語によって作成された(英語に翻訳された)デジタルコンテンツをファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)英語ホルダ23(第2ホルダ)に格納する(デジタルコンテンツ格納手段)。
【0070】
作成されたデジタルコンテンツを英語ホルダ23に格納した後、または、翻訳されたデジタルコンテンツを英語ホルダ23に格納した後、管理サーバ11は、図6のデジタルコンテンツ作成(英語版)画面をディスプレイ17に再び表示する。図6のデジタルコンテンツ作成(英語版)画面において言語ボタン6dをクリックすると、管理サーバ11は、図5の言語変更(デジタルコンテンツ作成)画面をディスプレイ17に表示する。
【0071】
図5の言語変更(デジタルコンテンツ作成)画面において、中国語選択エリア5cに表示された言語を反転させた後、言語変更ボタン5eをクリックすることで、英語のデジタルコンテンツを作成または翻訳した場合と同様の手順により、中国語のマルチランゲージデジタルコンテンツを作成することができる(デジタルコンテンツ作成手段)。管理サーバ11は、中国語によって作成された(中国語に翻訳された)デジタルコンテンツをファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)中国語ホルダ24(第3ホルダ)に格納する(デジタルコンテンツ格納手段)。
【0072】
また、図5の言語変更(デジタルコンテンツ作成)画面において、韓国語選択エリア5dに表示された言語を反転させた後、言語変更ボタン5eをクリックすることで、英語のデジタルコンテンツを作成または翻訳した場合と同様の手順により、韓国語のマルチランゲージデジタルコンテンツを作成することができる(デジタルコンテンツ作成手段)。管理サーバ11は、韓国語によって作成された(韓国語に翻訳された)デジタルコンテンツをファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)韓国語ホルダ25(第4ホルダ)に格納する(デジタルコンテンツ格納手段)。
【0073】
図8は、デジタルコンテンツ選択(編集、日本語版)画面の一例を示す図であり、図9は、デジタルコンテンツ編集(日本語版)画面の一例を示す図である。図10は、言語変更(デジタルコンテンツ編集)画面の一例を示す図であり、図11は、デジタルコンテンツ選択(編集、英語版)画面の一例を示す図である。図12は、デジタルコンテンツ編集(英語版)画面の一例を示す図であり、図13は、自動翻訳編集コンテンツ選択(日本語版→英語版)画面の一例を示す図である。以下、それら図に基づいて管理サーバ11によるデジタルコンテンツの編集手順の一例を説明する。
【0074】
図2の初期画面においてデジタルコンテンツ編集ボタン2bをクリックすると、管理サーバ11は、図8に示すデジタルコンテンツ選択(編集、日本語版)画面をディスプレイ17に表示する。管理サーバ11は、第1言語である日本語で作成された各種複数のデジタルコンテンツをハードディスクの日本語ホルダ22から抽出し、抽出したデジタルコンテンツをファイル名とともにディスプレイ17に表示する。図8のデジタルコンテンツ選択(編集、日本語版)画面には、第1言語である日本語で作成された各種複数のデジタルコンテンツ8a〜8fが表示されるとともに、編集決定ボタン8g、戻るボタン8h、言語ボタン8iが表示される。戻るボタン8hをクリックすると、図2の初期画面に戻る。
【0075】
図8のデジタルコンテンツ選択(編集、日本語版)画面において、デジタルコンテンツ8a〜8fのうちの編集対象のコンテンツを反転させた後、編集決定ボタン8gをクリックすると、管理サーバ11は、図9に示すデジタルコンテンツ編集(日本語版)画面をディスプレイ17に表示する。図9のデジタルコンテンツ編集(日本語版)画面には、データ編集エリア9a、編集保存ボタン9b、言語ボタン9cが表示される。データ編集エリア9aには、日本語のタイトルが表示されたタイトル編集エリア9d、日本語の文字データが表示された文字データ編集エリア9e、画像データが表示された画像データ編集エリア9fが表示される。
【0076】
タイトル編集エリア9dや文字データ編集エリア9e、画像データ編集エリア9fにおいてタイトルや文字データ、画像データを日本語によって編集した後、編集保存ボタン9bをクリックする。編集保存ボタン9bをクリックすると、管理サーバ11は、図示はしていないが、編集保存確認画面をディスプレイ17に表示する。保存確認画面には、編集後のタイトルが表示されたタイトル編集確認エリア、編集後の文字データが表示された文字データ編集確認エリア、編集後の画像データが表示された画像データ編集確認エリアが表示されるとともに、ファイル名入力エリア、保存確定ボタン、再編集ボタンが表示される。再編集ボタンをクリックすると、データ編集エリア9aに編集後の各データが表示された状態の図9のデジタルコンテンツ編集(日本語版)画面に戻り、各データを編集した後、再び編集保存ボタン9bをクリックする。
【0077】
編集保存確認画面において、各編集確認エリアに表示されたデータを確認し、ファイル名入力エリアにファイル名を入力した(ファイル名を入力しなくてもよい)後、編集保存確定ボタンをクリックすると、日本語の1つのマルチランゲージデジタルコンテンツのタイトルや文字データ、画像データが編集される(デジタルコンテンツ編集手段)。管理サーバ11は、編集されたデジタルコンテンツをファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)日本語ホルダ22(第1ホルダ)に格納する(デジタルコンテンツ格納手段)。
【0078】
編集されたデジタルコンテンツを日本語ホルダ22に格納した後、管理サーバ11は、図8のデジタルコンテンツ選択(編集、日本語版)画面をディスプレイ17に再び表示する。図8のデジタルコンテンツ選択(編集、日本語版)画面において日本語によって作成されたあらたなデジタルコンテンツを編集することができ、編集されたあらたな日本語のデジタルコンテンツはファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)日本語ホルダ22に格納される。このようにして日本語によって作成された各種複数のデジタルコンテンツを編集することができ、編集したそれらデジタルコンテンツを管理サーバ11の日本語ホルダ22に格納することができる。
【0079】
図8のデジタルコンテンツ選択(編集、日本語版)画面や図9のデジタルコンテンツ編集(日本語版)画面において言語ボタン8i,9cをクリックすると、管理サーバ11は、図10に示す言語変更(デジタルコンテンツ編集)画面をディスプレイ17に表示する。図10の言語変更(デジタルコンテンツ編集)画面には、日本語選択エリア10a、英語選択エリア10b、中国語選択エリア10c、韓国語選択エリア10d、言語変更ボタン10e、戻るボタン10fが表示される。戻るボタン10fをクリックすると、図2の初期画面に戻る。
【0080】
図10の言語変更(デジタルコンテンツ編集)画面において、それら選択エリア10a〜10dに表示された言語を反転させた後(図10では、英語選択エリア10bを反転させたものとする)、言語変更ボタン10eをクリックすると、管理サーバ11は、図11に示すデジタルコンテンツ選択(編集、英語版)画面をディスプレイ17に表示する。管理サーバ11は、第2言語である英語で作成された各種複数のデジタルコンテンツをハードディスクから抽出し、抽出したデジタルコンテンツ11a〜11gをファイル名とともにディスプレイ17に表示する。図11のデジタルコンテンツ選択(編集、英語版)画面には、第2言語である英語で作成された各種複数のデジタルコンテンツ11a〜11fが表示されるとともに、編集決定ボタン11g、戻るボタン11h、言語ボタン11iが表示される。戻るボタン11hをクリックすると、図2の初期画面に戻る。
【0081】
図11のデジタルコンテンツ選択(編集、英語版)画面において、デジタルコンテンツ11a〜11fのうちの編集対象のコンテンツを反転させた後、編集決定ボタン11gをクリックすると、管理サーバ11は、図12に示すデジタルコンテンツ編集(英語版)画面をディスプレイ17に表示する。図12のデジタルコンテンツ編集(英語版)画面には、データ編集エリア12a、編集保存ボタン12b、自動翻訳ボタン12c、言語ボタン12dが表示される。データ編集エリア12aには、英語のタイトルが表示されたタイトル編集エリア12e、英語の文字データが表示された文字データ編集エリア12f、画像データが表示された画像データ編集エリア12gが表示される。
【0082】
タイトル編集エリア12eや文字データ編集エリア12f、画像データ編集エリア12gにおいてタイトルや文字データ、画像データを英語によって編集した後、編集保存ボタン12bをクリックする。編集保存ボタン12bをクリックすると、管理サーバ11は、図示はしていないが、編集保存確認画面をディスプレイ17に表示する。保存確認画面には、編集後のタイトルが表示されたタイトル編集確認エリア、編集後の文字データが表示された文字データ編集確認エリア、編集後の画像データが表示された画像データ編集確認エリアが表示されるとともに、ファイル名入力エリア、保存確定ボタン、再編集ボタンが表示される。再編集ボタンをクリックすると、データ編集エリア12aに各データが表示された状態の図12のデジタルコンテンツ編集(英語版)画面に戻り、各データを編集した後、再び編集保存ボタン12bをクリックする。
【0083】
編集保存確認画面において、各編集確認エリアに表示されたデータを確認し、ファイル名入力エリアにファイル名を入力した(ファイル名を入力しなくてもよい)後、編集保存確定ボタンをクリックすると、英語の1つのマルチランゲージデジタルコンテンツのタイトルや文字データ、画像データが編集される(デジタルコンテンツ編集手段)。管理サーバ11は、編集されたデジタルコンテンツをファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)英語ホルダ23(第2ホルダ)に格納する(デジタルコンテンツ格納手段)。
【0084】
編集されたデジタルコンテンツを英語ホルダ23に格納した後、管理サーバ11は、図11のデジタルコンテンツ選択(編集、英語版)画面をディスプレイ17に再び表示する。図11のデジタルコンテンツ選択(編集、英語版)画面において英語によって作成されたあらたなデジタルコンテンツを編集することができ、編集されたあらたな英語のデジタルコンテンツはファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)英語ホルダ23に格納される。このようにして英語によって作成された各種複数のデジタルコンテンツを編集することができ、編集したそれらデジタルコンテンツを管理サーバ11の英語ホルダ23に格納することができる。
【0085】
図12のデジタルコンテンツ編集(英語版)画面において各編集エリア12e〜12gのデータを編集せずに自動翻訳ボタン12cをクリックすると、管理サーバ11は、図13に示す自動翻訳編集コンテンツ選択(日本語版→英語版)画面をディスプレイ17に表示する。図13の自動翻訳編集コンテンツ選択(日本語版→英語版)画面には、第1言語である日本語の編集後の各種複数のデジタルコンテンツ13a〜13fがファイル名とともに表示されるとともに、翻訳決定ボタン13g、戻るボタン13hが表示される。戻るボタン13hをクリックすると、図2の初期画面に戻る。
【0086】
図13の自動翻訳編集コンテンツ選択(日本語版→英語版)画面において、編集後のデジタルコンテンツ13a〜13fのうちの翻訳対象のコンテンツを反転させた後、翻訳決定ボタン13gをクリックすると、管理サーバ11は、反転させたデジタルコンテンツを日本語から英語に翻訳し、図示はしていないが、翻訳確認画面をディスプレイ17に表示する。翻訳確認画面には、英語のタイトル(日本語から英語に翻訳された編集後のタイトル)が表示されたタイトル確認エリア、英語の文字データ(日本語から英語に翻訳された編集後の文字データ)が表示された文字データ確認エリア、画像データ(編集後の画像データ)が表示された画像データ確認エリアが表示されるとともに、ファイル名入力エリア、翻訳確定ボタンが表示される。
【0087】
翻訳確認画面において、各確認エリアに表示されたデータを確認し、ファイル名入力エリアにファイル名を入力した(ファイル名を入力しなくてもよい)後、翻訳確定ボタンをクリックすると、タイトルや文字データ、画像データが編集された日本語の1つのマルチランゲージデジタルコンテンツが英語に翻訳される(デジタルコンテンツ編集手段)。管理サーバ11は、英語に翻訳された編集後のデジタルコンテンツをファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)英語ホルダ23(第2ホルダ)に格納する(デジタルコンテンツ格納手段)。
【0088】
英語に翻訳された編集後のデジタルコンテンツを英語ホルダ23に格納した後、管理サーバ11は、図12のデジタルコンテンツ編集(英語版)画面をディスプレイ17に再び表示する。図12のデジタルコンテンツ編集(英語版)画面において言語ボタン12dをクリックすると、管理サーバ11は、図10の言語変更(デジタルコンテンツ編集)画面をディスプレイ17に表示する。
【0089】
図10の言語変更(デジタルコンテンツ編集)画面において、中国語選択エリア10cに表示された言語を反転させた後、言語変更ボタン10eをクリックすることで、英語のデジタルコンテンツを編集した場合と同様の手順により、中国語のマルチランゲージデジタルコンテンツを編集することができる(デジタルコンテンツ編集手段)。管理サーバ11は、編集された中国語のデジタルコンテンツをファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)中国語ホルダ24(第3ホルダ)に格納する(デジタルコンテンツ格納手段)。
【0090】
また、図10の言語変更(デジタルコンテンツ編集)画面において、韓国語選択エリア10dに表示された言語を反転させた後、言語変更ボタン10eをクリックすることで、英語のデジタルコンテンツを編集した場合と同様の手順により、韓国語のマルチランゲージデジタルコンテンツを編集することができる(デジタルコンテンツ編集手段)。管理サーバ11は、編集された韓国語のデジタルコンテンツをファイル名とともに(格納番号や格納年月日、格納時間を含む)韓国語ホルダ25(第4ホルダ)に格納する(デジタルコンテンツ格納手段)。
【0091】
図14は、管理サーバ11から各デジタルテレビ12A〜12Fへのデジタルコンテンツ送信の一例を説明する図である。管理サーバ11のハードディスクには、カード番号(識別子)と言語との関係表が格納されている。システム10の稼働中において管理サーバ11は、作成(または編集)したデジタルコンテンツを各室20A〜20Fに設置されたデジタルテレビ12A〜12Fに送信する。
【0092】
デジタルテレビ12A〜12FのスイッチがONとなり、テレビ12A〜12Fにおける放送開始時には、テレビ12A〜12Fからカード番号(識別子が)が管理サーバ11にLAN21を介して送信される。カード番号を受け取った管理サーバ11は、図14に示すカード番号と言語との関係表に基づいて、そのカード番号に対応する言語を特定する。次に、その言語のデジタルコンテンツを格納した各ホルダ22〜25からコンテンツを抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送として各デジタルテレビ12A〜12Fに送信する(デジタルコンテンツ第1送信手段)。各デジタルテレビ12A〜12Fは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0093】
なお、デジタルコンテンツ第1送信手段では、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から各デジタルテレビ12A〜12F毎に送信するデジタルコンテンツの順番を決定し、それらデジタルテレビ12A〜12Fの放送開始時において最初に送信すべき第1番目のデジタルコンテンツを各デジタルテレビ12A〜12Fに送信した後、所定の時間間隔で第2番目から第n番目のデジタルコンテンツを順次切り替えて各デジタルテレビ12A〜12Fに送信する。
【0094】
具体的には、図14に示すように、リモコン19Aによって部屋番号101号室20Aに設置されたデジタルテレビ12Aのスイッチを入れると、そのデジタルテレビ12Aのカード番号がLAN21を介して管理サーバ11に送信される。管理サーバ11は、カード番号から部屋番号(101号)とデジタルテレビ12Aとを特定するとともに、そのカード番号に対応する言語(日本語)を特定する。管理サーバ11は、最初に送信すべき第1番目のデジタルコンテンツを日本語ホルダ22から抽出し、第1番目の日本語のコンテンツをデータ放送として101号室20Aのデジタルテレビ12Aに送信する。デジタルテレビ12Aは、そのデジタルコンテンツをデータ放送として放送する。
【0095】
第1番目のデジタルコンテンツを送信してから所定時間(所定時間は、例えば、1分や3分、5分等、任意に設定することが可能)が経過すると、管理サーバ11は、第2番目のデジタルコンテンツを日本語ホルダ22から抽出し、第2番目の日本語のコンテンツをデータ放送として101号室20Aのデジタルテレビ12Aに送信する。デジタルテレビ12Aは、そのデジタルコンテンツをデータ放送として放送する。このように、管理サーバ11は、第1番目から第n番目の日本語のデジタルコンテンツを所定の時間間隔でデジタルテレビ12Aに順に送信し、デジタルテレビ12Aは、管理サーバ11から送信された第1番目から第n番目のデジタルコンテンツを順に放送する。
【0096】
なお、部屋番号102号室20Bでは、管理サーバ11が第1番目から第n番目の日本語のデジタルコンテンツを所定の時間間隔でデータ放送としてデジタルテレビ12Bに順に送信し、デジタルテレビ12Bが管理サーバ11から送信された第1番目から第n番目の日本語のデジタルコンテンツをデータ放送として順に放送する。部屋番号103号室20Cでは、管理サーバ11が第1番目から第n番目の英語のデジタルコンテンツを所定の時間間隔でデータ放送としてデジタルテレビ12Cに順に送信し、デジタルテレビ12Cが管理サーバ11から送信された第1番目から第n番目の英語のデジタルコンテンツをデータ放送として順に放送する。
【0097】
部屋番号104号室20Dでは、管理サーバ11が第1番目から第n番目の中国語のデジタルコンテンツを所定の時間間隔でデータ放送としてデジタルテレビ12Dに順に送信し、デジタルテレビ12Dが管理サーバ11から送信された第1番目から第n番目の中国語のデジタルコンテンツをデータ放送として順に放送する。部屋番号105号室20Eでは、管理サーバ11が第1番目から第n番目の英語のデジタルコンテンツを所定の時間間隔でデータ放送としてデジタルテレビ12Eに順に送信し、デジタルテレビ12Eが管理サーバ11から送信された第1番目から第n番目の英語のデジタルコンテンツをデータ放送として順に放送する。部屋番号106号室20Fでは、管理サーバ11が第1番目から第n番目の韓国語のデジタルコンテンツを所定の時間間隔でデータ放送としてデジタルテレビ12Fに順に送信し、デジタルテレビ12Fが管理サーバ11から送信された第1番目から第n番目の韓国語のデジタルコンテンツをデータ放送として順に放送する。
【0098】
デジタルコンテンツ放送システム10は、管理サーバ11がカード番号(識別子)によって各デジタルテレビ12A〜12Fを特定しつつ各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されたデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビ12A〜12Fに送信し、それらデジタルテレビ12A〜12Fが管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するから、各国言語によって作成された各種複数のデジタルコンテンツを各デジタルテレビ12A〜12Fを介してデータ放送として放送することができる。システム10は、特定した言語によって作成されたデジタルコンテンツを第1番目から第n番目に向かって順に切り替えて送信し、それらデジタルテレビ12A〜12Fが第1番目から第n番目のデジタルコンテンツを順に放送するから、各国言語によって作成された各種複数のデジタルコンテンツをデータ放送として所定の時間間隔で順に放送することができる。システム10は、順に放送される第1番目から第n番目のデジタルコンテンツを各国の利用者が読解することができ、各国の利用者が第1番目から第n番目のデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0099】
図15は、管理サーバ11から各デジタルテレビ12A,12Dへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図である。図15では、101号室20Aおよび104号室20Dにおけるコンテンツの送信手順を説明するが、他の室20B,20C,20E,20Fにおいても同様の手順でコンテンツの送信を受けることができる。システム10では、管理サーバ11が各種複数のデジタルコンテンツの中から所定のコンテンツを選択し、そのコンテンツをデジタルテレビ12A〜12Fに送信することができる。
【0100】
具体的に管理サーバ11は、図15に示すように、101号室20Aのデジタルテレビ12Aのカード番号が送信された後、そのカード番号によってデジタルテレビ12Aを特定しつつ所定の言語(日本語)を特定し、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から101号室20Aのテレビ12Aに送信する特定のデジタルコンテンツを選択する(デジタルコンテンツ選択手段)。管理サーバ11は、デジタルコンテンツ第1送信手段にかかわらず、日本語によって作成(または編集)されてデジタルコンテンツ選択手段によって選択した特定のデジタルコンテンツを日本語ホルダ22から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Aに送信する(デジタルコンテンツ第2送信手段)。デジタルテレビ12Aは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0101】
また、管理サーバ11は、104号室20Dのデジタルテレビ12Dのカード番号が送信された後、そのカード番号によってデジタルテレビ12Dを特定しつつ所定の言語(中国語)を特定し、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から106号室20Dのテレビ12Dに送信する特定のデジタルコンテンツを選択する(デジタルコンテンツ選択手段)。管理サーバ11は、デジタルコンテンツ第1送信手段にかかわらず、中国語によって作成(または編集)されてデジタルコンテンツ選択手段によって選択した特定のデジタルコンテンツを中国語ホルダ24から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Dに送信する(デジタルコンテンツ第2送信手段)。デジタルテレビ12Dは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0102】
デジタルコンテンツ放送システム10は、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツを管理サーバ11を介して任意かつ自由に選択することができ、管理サーバ11によって選択されたデジタルコンテンツを各デジタルテレビ12A〜12Fを介して放送することができる。システム10は、選択した特定のデジタルコンテンツを管理サーバ11がデータ放送として各デジタルテレビ12A〜12Fに送信し、それらテレビ12A〜12Fが管理サーバ11によって選択されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するから、各国の利用者が管理サーバ11によって選択されたデジタルコンテンツを読解しつつそのデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0103】
図16は、管理サーバ11から各デジタルテレビ12C,12Fへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図である。図16では、103号室20Cおよび106号室20Fにおけるコンテンツの送信手順を説明するが、他の室20A,20B,20D,20Eにおいても同様の手順でコンテンツの送信を受けることができる。システム10では、デジタルテレビ12A〜12Fが各種複数のデジタルコンテンツの中から所定のコンテンツの送信を要求することができる。
【0104】
具体的に103号室10Cのデジタルテレビ12Cは、図16に示すように、カード番号を送信するとともに、リモコン19Cを使用して各種複数のデジタルコンテンツの中から所定のコンテンツの送信を要求する(デジタルコンテンツ要求手段)。管理サーバ11は、デジタルコンテンツ要求手段によって103号室10Cのデジタルテレビ12Cが各種複数のデジタルコンテンツの中から特定のコンテンツの送信を要求したときに、デジタルコンテンツ第1送信手段またはデジタルコンテンツ第2送信手段にかかわらず、カード番号によってデジタルテレビ12Cを特定しつつ所定の言語(英語)を特定し、英語によって作成(または編集)されてデジタルテレビ12Cから要求された特定のデジタルコンテンツを英語ホルダ23から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Cに送信する(デジタルコンテンツ第3送信手段)。デジタルテレビ12Cは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0105】
また、106号室20Fのデジタルテレビ12Fは、カード番号を送信するとともに、リモコン19Fを使用して各種複数のデジタルコンテンツの中から所定のコンテンツの送信を要求する(デジタルコンテンツ要求手段)。管理サーバ11は、デジタルコンテンツ要求手段によって106号室20Fのデジタルテレビ12Fが各種複数のデジタルコンテンツの中から特定のコンテンツの送信を要求したときに、デジタルコンテンツ第1送信手段またはデジタルコンテンツ第2送信手段にかかわらず、カード番号によってデジタルテレビ12Fを特定しつつ所定の言語(韓国語)を特定し、韓国語によって作成(または編集)されてデジタルテレビ12Fから要求された特定のデジタルコンテンツを韓国語ホルダ25から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Fに送信する(デジタルコンテンツ第3送信手段)。デジタルテレビ12Fは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0106】
デジタルコンテンツ放送システム10は、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツを各デジタルテレビ12A〜12Fが任意かつ自由に要求することができ、要求されたコンテンツを各デジタルテレビ12A〜12Fを介して放送することができる。システム10は、特定した言語によって作成(または編集)されてデジタルテレビ12A〜12Fから要求された特定のデジタルコンテンツを管理サーバ11がデータ放送として各デジタルテレビ12A〜12Fに送信し、それらテレビ12A〜12Fが管理サーバ11から送信されたコンテンツをデータ放送として放送するから、各国の利用者が各デジタルテレビ12A〜12Fを介して要求されたコンテンツを読解しつつそのコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0107】
図17は、管理サーバ11から各デジタルテレビ12B,12Fへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図である。図17では、102号室20Bおよび106号室20Fにおけるコンテンツの送信手順を説明するが、他の室20A,20C,20D,20Eにおいても同様の手順でコンテンツの送信を受けることができる。システム10では、管理サーバ11が各国言語の中から所定の言語を選択し、その言語によって作成(または編集)されたコンテンツをデジタルテレビ12A〜12Fに送信することができる。
【0108】
具体的に管理サーバ11は、図17に示すように、102号室20Bのデジタルテレビ12Bのカード番号が送信され、そのカード番号によってデジタルテレビ12Bを特定しつつ所定の言語(日本語)を特定した後、カード番号に関連付けられた言語(日本語)にかかわらず、各国言語の中から特定の言語(英語)を選択する(言語選択手段)。管理サーバ11は、関係表のカード番号と対応する日本語を英語に更新した後(書き替えた後)、言語選択手段によって選択した英語のデジタルコンテンツを英語ホルダ23から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Bに送信する(デジタルコンテンツ第1送信手段)。デジタルテレビ12Bは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0109】
また、管理サーバ11は、106号室20Fのデジタルテレビ12Fのカード番号が送信され、そのカード番号によってデジタルテレビ12Fを特定しつつ所定の言語(韓国語)を特定した後、カード番号に関連付けられた言語(韓国語)にかかわらず、各国言語の中から特定の言語(日本語)を選択する(言語選択手段)。管理サーバ11は、関係表のカード番号と対応する韓国語を日本語に更新した後(書き替えた後)、言語選択手段によって選択した日本語のデジタルコンテンツを日本語ホルダ22から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Fに送信する(デジタルコンテンツ第1送信手段)。デジタルテレビ12Fは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0110】
デジタルコンテンツ放送システム10は、各種複数の言語の中から特定の言語を管理サーバ11を介して任意かつ自由に選択することができ、選択した言語によって作成(または編集)されたデジタルコンテンツを各デジタルテレビ12A〜12Fを介して放送することができる。システム10は、管理サーバ11を介して選択された言語のデジタルコンテンツを管理サーバ11がデータ放送として各デジタルテレビ12A〜12Fに送信し、それらテレビ12A〜12Fが管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するから、各国の利用者が管理サーバ11を介して選択された言語のデジタルコンテンツを読解しつつそのデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0111】
図18は、管理サーバ11から各デジタルテレビ12A,12Bへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図である。図18では、101号室20Aおよび102号室20Bにおけるコンテンツの送信手順を説明するが、他の室20C〜20Fにおいても同様の手順でコンテンツの送信を受けることができる。システム10では、デジタルテレビ12A〜12Fが各国言語の中から所定の言語を要求し、その言語によって作成(または編集)されたデジタルコンテンツの送信を要求することができる。
【0112】
具体的に101号室20Aのデジタルテレビ12Aは、図18に示すように、カード番号を送信するとともに、リモコン19Aを使用して各国言語の中から所定の言語(英語)を要求する(言語要求手段)。管理サーバ111は、言語要求手段によって101号室20Aのデジタルテレビ12Aが各国言語の中から英語を要求したときに、カード番号に関連付けられた言語(日本語)にかかわらず、関係表のカード番号と対応する日本語を英語に更新した後(書き替えた後)、言語要求手段によって要求された英語のデジタルコンテンツを英語ホルダ23から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Aに送信する(デジタルコンテンツ第1送信手段)。デジタルテレビ12Aは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0113】
また、102号室20Bのデジタルテレビ12Bは、カード番号を送信するとともに、リモコン20Bを使用して各国言語の中から所定の言語(中国語)を要求する(言語要求手段)。管理サーバ11は、言語要求手段によって102号室20Bのデジタルテレビ12Bが各国言語の中から中国語を要求したときに、カード番号に関連付けられた言語(日本語)にかかわらず、関係表のカード番号と対応する日本語を中国語に更新した後(書き替えた後)、言語要求手段によって要求された中国語のデジタルコンテンツを中国語ホルダ24から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Bに送信する(デジタルコンテンツ第1送信手段)。デジタルテレビ12Bは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0114】
デジタルコンテンツ放送システム10は、各種複数の言語の中から特定の言語を各デジタルテレビ12A〜12Fを介して要求することができ、各デジタルテレビ12A〜12Fから要求された言語によって作成(または編集)されたデジタルコンテンツをそれらテレビ12A〜12Fを介して放送することができる。システム10は、各デジタルテレビ12A〜12Fを介して要求された言語のデジタルコンテンツを管理サーバ11がデータ放送としてそれらデジタルテレビ12A〜12Fに送信し、それらテレビ12A〜12Fが管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するから、各国の利用者が各デジタルテレビ12A〜12Fを介して要求された言語のデジタルコンテンツを読解しつつそのデジタルコンテンツを十分かつ適宜に利用することができる。
【0115】
図19は、管理サーバ11から各デジタルテレビ12C,12Eへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図である。図19では、103号室20Cおよび105号室20Eにおけるコンテンツの送信手順を説明するが、他の室20A,20B,20D,20Fにおいても同様の手順でコンテンツの送信を受けることができる。システム10では、管理サーバ11が各種複数のデジタルコンテンツの中から所定のコンテンツを選択するとともに、各国言語の中から所定の言語を選択し、選択した言語で作成(または編集)された選択したコンテンツをデジタルテレビ12A〜12Fに送信することができる。
【0116】
具体的に管理サーバ11は、図19に示すように、103号室20Cのデジタルテレビ12Cのカード番号が送信され、そのカード番号によってデジタルテレビ12Cを特定しつつ所定の言語(日本語)を特定した後、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から103号室20Cのデジタルテレビ12Cに送信する特定のデジタルコンテンツを選択する(デジタルコンテンツ選択手段)。さらに、カード番号に関連付けられた言語(英語)にかかわらず、各国言語の中から特定の言語(中国語)を選択する(言語選択手段)。
【0117】
管理サーバ11は、関係表のカード番号と対応する英語を中国語に更新した後(書き替えた後)、言語選択手段によって選択した中国語によって作成(または編集)されてデジタルコンテンツ選択手段によって選択した特定のデジタルコンテンツを中国語ホルダ24から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Cに送信する(デジタルコンテンツ第2送信手段)。デジタルテレビ12Cは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0118】
また、管理サーバ11は、105号室12Eのデジタルテレビ12Eのカード番号が送信され、そのカード番号によってデジタルテレビ12Eを特定しつつ所定の言語(英語)を特定した後、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から105号室20Eのデジタルテレビ12Eに送信する特定のデジタルコンテンツを選択する(デジタルコンテンツ選択手段)。さらに、カード番号に関連付けられた言語(英語)にかかわらず、各国言語の中から特定の言語(日本語)を選択する(言語選択手段)。
【0119】
管理サーバ11は、関係表のカード番号と対応する英語を日本語に更新した後(書き替えた後)、言語選択手段によって選択した日本語によって作成(または編集)されてデジタルコンテンツ選択手段によって選択した特定のデジタルコンテンツを日本語ホルダ22から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Eに送信する(デジタルコンテンツ第2送信手段)。デジタルテレビ12Eは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0120】
デジタルコンテンツ放送システム10は、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツを管理サーバ11を介して任意かつ自由に選択することができ、各種複数の言語の中から特定の言語を管理サーバ11を介して任意かつ自由に選択することができ、管理サーバ11によって選択されたデジタルコンテンツであって、選択した言語によって作成(または編集)されたそのデジタルコンテンツを各デジタルテレビ12A〜12Fを介して放送することができる。
【0121】
図20は、管理サーバ11から各デジタルテレビ12A,12Dへのデジタルコンテンツ送信の他の一例を説明する図である。図20では、101号室20Aおよび104号室20Dにおけるコンテンツの送信手順を説明するが、他の室20B,20C,20E,20Fにおいても同様の手順でコンテンツの送信を受けることができる。システム10では、デジタルテレビ12A〜12Fが各種複数のデジタルコンテンツの中から所定のコンテンツの送信を要求することができるとともに、デジタルテレビ12A〜12Fが各国言語の中から所定の言語を要求することができ、要求した言語によって作成(または編集)された要求したデジタルコンテンツの送信を要求することができる。
【0122】
具体的に101号室20Aのデジタルテレビ12Aは、図20に示すように、カード番号を送信するとともに、リモコン19Aを使用して各種複数のデジタルコンテンツの中から所定のコンテンツの送信を要求する(デジタルコンテンツ要求手段)。さらに、リモコン19Aを使用して各国言語の中から所定の言語(英語)を要求する(言語要求手段)。
【0123】
管理サーバ11は、デジタルコンテンツ要求手段によって101号室20Aのデジタルテレビ12Aが各種複数のデジタルコンテンツの中から特定のコンテンツの送信を要求するとともに、言語要求手段によって101号室20Aのデジタルテレビ12Aが各国言語の中から英語を要求したときに、デジタルコンテンツ第1送信手段またはデジタルコンテンツ第2送信手段にかかわらず、さらに、カード番号に関連付けられた言語(日本語)にかかわらず、関係表のカード番号と対応する日本語を英語に更新した後(書き替えた後)、言語要求手段によって要求されるとともにデジタルテレビ12Aから要求された英語の特定のデジタルコンテンツを英語ホルダ23から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Aに送信する(デジタルコンテンツ第1送信手段)。デジタルテレビ12Aは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0124】
また、104号室20Dのデジタルテレビ12Dは、カード番号を送信するとともに、リモコン19Dを使用して各種複数のデジタルコンテンツの中から所定のコンテンツの送信を要求する(デジタルコンテンツ要求手段)。さらに、リモコン19Dを使用して各国言語の中から所定の言語(日本語)を要求する(言語要求手段)。
【0125】
管理サーバ11は、デジタルコンテンツ要求手段によって104号室20Dのデジタルテレビ12Dが各種複数のデジタルコンテンツの中から特定のコンテンツの送信を要求するとともに、言語要求手段によって104号室20Dのデジタルテレビ12Dが各国言語の中から日本語を要求したときに、デジタルコンテンツ第1送信手段またはデジタルコンテンツ第2送信手段にかかわらず、さらに、カード番号に関連付けられた言語(中国語)にかかわらず、関係表のカード番号と対応する中国語を日本語に更新した後(書き替えた後)、言語要求手段によって要求されるとともにデジタルテレビ12Dから要求された日本語の特定のデジタルコンテンツを日本語ホルダ22から抽出し、抽出したコンテンツをLAN21を介してデータ放送としてデジタルテレビ12Dに送信する(デジタルコンテンツ第1送信手段)。デジタルテレビ12Dは、管理サーバ11から送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送する(デジタルコンテンツ放送手段)。
【0126】
デジタルコンテンツ放送システム10は、各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツをデジタルテレビ12A〜12Fを介して任意かつ自由に要求することができ、各種複数の言語の中から特定の言語をデジタルテレビ12A〜12Fを介して任意かつ自由に要求することができ、テレビ12A〜12Fから要求されたデジタルコンテンツであって、要求された言語によって作成(または編集)されたそのデジタルコンテンツを各デジタルテレビ12A〜12Fを介して放送することができる。
【0127】
図21〜24は、日本語で作成(または編集)されたデジタルコンテンツの一例を示す図であり、図25〜28は、英語で作成(または編集)されたデジタルコンテンツの一例を示す図である。なお、図21には、図25が対応し、図22には、図26が対応する。図23には、図27が対応し、図24には、図28が対応する。
【0128】
図21は、ホテルの各室20A,20Fに設置されたデジタルテレビ12A〜12Fから放送される地上デジタル放送の情報(デジタルコンテンツ)を示す。たとえば、リモコン19A〜19Fの赤色ボタンを押すと、図25に示すように、図21の日本語の地上デジタル放送の情報から英語によって作成(または編集)された地上デジタル放送の情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、英語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。
【0129】
また、リモコン19A〜19Fの緑色ボタンを押すと、図示はしていないが、日本語の地上デジタル放送の情報から中国語によって作成(または編集)された地上デジタル放送の情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、中国語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。リモコン19A〜19Fの黄色ボタンを押すと、図示はしていないが、日本語の地上デジタル放送の情報から韓国語によって作成(または編集)された地上デジタル放送の情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、韓国語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。
【0130】
なお、図示はしていないが、各国言語が5つ以上の言語の場合、デジタルテレビ12A〜12Fにランゲージマーク(言語アイコン)が表示され、そのランゲージマークを押すことによって、テレビ12A〜12Fに5ヵ国以上の言語を表示した言語選択エリアが表示される。リモコン19A〜19Fを使用して言語選択エリアに表示された言語のうち、希望する言語を選択すると、その言語によって作成(または編集)された地上デジタル放送の情報(デジタルコンテンツ)がテレビ12A〜12Fから放送される。
【0131】
図22は、ホテルの各室20A〜20Fに設置されたデジタルテレビ12A〜12Fから放送されるBSデジタル放送の情報(デジタルコンテンツ)を示す。リモコン19A〜19Fの赤色ボタンを押すと、図26に示すように、図22の日本語のBSデジタル放送の情報から英語によって作成(または編集)されたBSデジタル放送の情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、英語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。また、リモコン19A〜19Fの緑色ボタンを押すと、図示はしていないが、日本語のBSデジタル放送の情報から中国語によって作成(または編集)されたBSデジタル放送の情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、中国語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。リモコン19A〜19Fの黄色ボタンを押すと、図示はしていないが、日本語のBSデジタル放送の情報から韓国語によって作成(または編集)されたBSデジタル放送の情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、韓国語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。
【0132】
図23は、ホテルの各室20A〜20Fに設置されたデジタルテレビ12A〜12Fから放送される館内案内ビデオの情報(デジタルコンテンツ)を示す。リモコン19A〜19Fの赤色ボタンを押すと、図27に示すように、図23の日本語の館内案内ビデオの情報から英語によって作成(または編集)された館内案内ビデオの情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、英語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。また、リモコン19A〜19Fの緑色ボタンを押すと、図示はしていないが、日本語の館内案内ビデオの情報から中国語によって作成(または編集)された館内案内ビデオの情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、中国語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。リモコン19A〜19Fの黄色ボタンを押すと、図示はしていないが、日本語の館内案内ビデオの情報から韓国語によって作成(または編集)された館内案内ビデオの情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、韓国語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。
【0133】
図24は、ホテルの各室20A〜20Fに設置されたデジタルテレビ12A〜12Fから放送されるレストラン情報(デジタルコンテンツ)を示す。リモコン19A〜19Fの赤色ボタンを押すと、図28に示すように、図24の日本語のレストラン情報から英語によって作成(または編集)されたレストラン情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、英語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。また、リモコン19A〜19Fの緑色ボタンを押すと、図示はしていないが、日本語のレストラン情報から中国語によって作成(または編集)されたレストラン情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、中国語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。リモコン19A〜19Fの黄色ボタンを押すと、図示はしていないが、日本語のレストラン情報から韓国語によって作成(または編集)されたレストラン情報にデジタルテレビ12A〜12Fの放送画面が切り替わり、韓国語の情報がデータ放送としてデジタルテレビ12A〜12Fに放送される。
【符号の説明】
【0134】
10 デジタルコンテンツ放送システム
11 管理サーバ
12A〜12F デジタルテレビ
18 インターネット
19A〜19F リモコン
20A〜20F 室
21 LAN
22 日本語ホルダ(第1ホルダ)
23 英語ホルダ(第2ホルダ)
24 中国語ホルダ(第3ホルダ)
25 韓国語ホルダ(第4ホルダ)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理サーバと、前記管理サーバにネットワークを介して接続された複数のデジタルテレビとから形成され、
前記管理サーバが、各国言語によって作成された各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを格納するデジタルコンテンツ格納手段と、それらデジタルテレビの識別子と前記各国言語のうちの特定の言語とを関連付けた状態で格納する識別子格納手段と、前記識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ前記各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されたデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ第1送信手段とを有し、それらデジタルテレビが、前記管理サーバから送信されたデジタルコンテンツをデータ放送として放送するデジタルコンテンツ放送手段を有することを特徴とするデジタルコンテンツ放送システム。
【請求項2】
前記デジタルコンテンツ第1送信手段が、前記各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から各デジタルテレビ毎に送信するデジタルコンテンツの順番を決定し、前記デジタルテレビの放送開始時において最初に送信すべき第1番目のデジタルコンテンツを各デジタルテレビに送信した後、所定の時間間隔で第2番目から第n番目のデジタルコンテンツを順次切り替えて各デジタルテレビに送信する請求項1に記載のデジタルコンテンツ放送システム。
【請求項3】
前記管理サーバが、前記各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から各デジタルテレビ毎に送信する特定のデジタルコンテンツを選択するデジタルコンテンツ選択手段と、前記デジタルコンテンツ選択手段によって前記各種複数のデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツを選択したときに、前記デジタルコンテンツ第1送信手段にかかわらず、前記識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ前記各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されて前記デジタルコンテンツ選択手段によって選択した特定のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ第2送信手段とを含む請求項1または請求項2に記載のデジタルコンテンツ放送システム。
【請求項4】
それらデジタルテレビが、それらに対応するリモコンを使用して前記各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツの送信を要求するデジタルコンテンツ要求手段を含み、前記管理サーバが、前記デジタルコンテンツ要求手段によって各デジタルテレビが前記各種複数のデジタルコンテンツの中から特定のデジタルコンテンツの送信を要求したときに、前記デジタルコンテンツ第1送信手段または前記デジタルコンテンツ第2送信手段にかかわらず、前記識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ前記各国言語の中から所定の言語を特定し、特定した言語によって作成されて前記デジタルテレビから要求された特定のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信するデジタルコンテンツ第3送信手段を含む請求項3に記載のデジタルコンテンツ放送システム。
【請求項5】
前記管理サーバが、前記識別子に関連付けられた言語にかかわらず、前記各国言語の中から特定の言語を選択する言語選択手段を含み、前記デジタルコンテンツ第1送信手段〜前記デジタルコンテンツ第3送信手段のいずれかでは、前記識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ、前記言語選択手段によって選択された言語のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信する請求項1ないし請求項4いずれかに記載のデジタルコンテンツ放送システム。
【請求項6】
それらデジタルテレビが、前記識別子に関連付けられた言語にかかわらず、前記リモコンを使用して前記各国言語の中から特定の言語を要求する言語要求手段を含み、前記デジタルコンテンツ第1送信手段〜前記デジタルコンテンツ第3送信手段のいずれかでは、前記識別子によって各デジタルテレビを特定しつつ、前記言語要求手段によって各デジタルテレビが要求した言語のデジタルコンテンツをデータ放送として各デジタルテレビに送信する請求項3ないし請求項5いずれかに記載のデジタルコンテンツ放送システム。
【請求項7】
前記管理サーバが、前記各国言語であって各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを作成するデジタルコンテンツ作成手段と、すでに作成されたそれらマルチランゲージデジタルコンテンツを編集するデジタルコンテンツ編集手段とを含み、前記デジタルコンテンツ格納手段が、編集された各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを格納する請求項1ないし請求項6いずれかに記載のデジタルコンテンツ放送システム。
【請求項8】
前記デジタルコンテンツ作成手段と前記デジタルコンテンツ編集手段とが、日本語で作成または編集されたデジタルコンテンツを各国言語に自動的に翻訳する翻訳機能を有する請求項7に記載のデジタルコンテンツ放送システム。
【請求項9】
前記デジタルコンテンツ格納手段が、前記各種複数のマルチランゲージデジタルコンテンツを各国言語毎に区分しつつ各国言語毎に対応する第1〜第n記憶部に格納し、前記デジタルコンテンツ第1送信手段〜前記デジタルコンテンツ第3送信手段が、特定した言語の特定のデジタルコンテンツを前記第1〜第n記憶部から抽出しつつそのデジタルコンテンツをそれらデジタルテレビに送信する請求項1ないし請求項8いずれかに記載のデジタルコンテンツ放送システム。
【請求項10】
前記デジタルコンテンツ放送システムが、所定の宿泊施設に設置されてその宿泊施設の館内放送として利用され、前記デジタルコンテンツ放送システムでは、前記管理サーバが前記宿泊施設に設置されるとともに、それらデジタルテレビが前記宿泊施設の各室に設置され、前記管理サーバとそれらデジタルテレビとがLANによって接続されている請求項1ないし請求項9いずれかに記載のデジタルコンテンツ放送システム。
【請求項11】
前記デジタルコンテンツが、前記宿泊施設に関係する各種複数の情報である請求項10に記載のデジタルコンテンツ放送システム。
【請求項12】
前記識別子が、各デジタルテレビに設置されたB−CASカードに表示されたカード番号である請求項1ないし請求項11いずれかに記載のデジタルコンテンツ放送システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公開番号】特開2013−55579(P2013−55579A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−193703(P2011−193703)
【出願日】平成23年9月6日(2011.9.6)
【出願人】(500384352)有限会社アート開発 (4)
【Fターム(参考)】