説明

プロ−ブ装置およびその方法

【目的】第1撮像手段によりプロ−ブカ−ドのプロ−ブ位置を座標として求め、退避可能なタ−ゲットにより第1撮像手段と第2撮像手段とを位置合わせして、第2撮像手段で基板の電極の位置を座標として求め、プロ−ブの位置に対する電極の位置を求めて、プロ−ブと電極との位置合わせを可能にしたプロ−ブ装置及びプロ−ブ方法を提供する。
【構成】プロ−ブカ−ド1のプロ−ブ2の位置を第1撮像手段3の撮像情報から座標として求め、この第1撮像手段3の位置と第2撮像手段4の位置とを合致させ、第2撮像手段4でウエハ5の電極5a位置を求め、プロ−ブ2の位置に対応するウエハ5の電極5aの位置を算出し、プロ−ブ2と電極5aとの位置合わせをして、ウエハ5の検査を行う。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用の分野】本発明は、基板、特に半導体ウエハまたはLCD基板の電極にプロ−ブを電気的に接続して電気的特性を検査するプロ−ブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウエハ対向面にプロ−ブカ−ドを配置し、ウエハ側からプロ−ブの先端を撮像する第1撮像手段と、プロ−ブ側からウエハ面を撮像する第2撮像手段とを備えてウエハとプロ−ブの位置合わせをする技術は、特開平1−94631および特開平1−119036等公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】従来のプロ−ブ装置においては、プロ−ブカ−ドの取付位置精度やウエハの位置合わせに対するXYZステ−ジの位置精度は、絶対精度を要求する発想であった。例えば、ウエハを撮像する位置と、実際に基板を検査する位置はかなり離れており、その位置関係は、XYZステ−ジが保証するしかない。しかしながら、ウエハの電極の位置にプロ−ブを位置合わせする時、XYステ−ジをガイドするレ−ルの真直度、平坦度、直交度等を精度良く形成しても、温度が変化すれば熱変形が発生し誤差が生じてしまう。更に、上記XYZステ−ジを駆動させる為のボ−ルネジの熱伸縮により、温度が例えば、10℃変化した時、100ミリ当たり20乃至30ミクロンの誤差を生じてしまう。また、ヘッドプレ−トに装着されたプロ−ブカ−ドと、ウエハを撮像する撮像部との位置関係に於いても、温度変化によるミクロン単位のズレを保証させることが困難であった。また、他の原因、例えば、基板の品種に応じてプロ−ブカ−ドを差し替えることが通例になっているが、この時ヘッドプレ−トの中空部内径とプロ−ブカ−ド外径との間隙により、プロ−ブカ−ドを差し替えるたびに位置がずれる。これらのズレはプロ−ブとウエハの電極との位置合わせを困難にしている。
【0004】本発明の目的は、先ず第1撮像手段によりプロ−ブカ−ドのプロ−ブの位置を座標として求め、次にタ−ゲットにより第1撮像手段と第2撮像手段の位置関係を求め、続いて第2撮像手段により基板に形成された電極の位置を座標として求めることにより、上記プロ−ブと基板の電極との位置合わせを相対的に行い、高精度な位置合わせを可能にしたプロ−ブ装置及びプロ−ブ方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプロ−ブ装置は、プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段および上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブおよび上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記基板とプロ−ブの間にタ−ゲットを設けて上記第1と第2撮像手段との位置合わせを行った後、上記タ−ゲットを上記位置から退避する構成にした。
【0006】また、本プロ−ブ装置は、水平方向及び上下方向に移動可能なステ−ジ上に周回転可能な載置台を設け、この載置台に載置された基板の対向面にプロ−ブカ−ドを配設し、プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段と、上記基板とプロ−ブの間に退避可能に設けたタ−ゲットにより、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記ステ−ジの周回転しない部分に上記第1撮像手段及び退避可能なタ−ゲットを設けた。
【0007】また、本プロ−ブ装置は、プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板との位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記第1撮像手段はプロ−ブカ−ドに対して水平及び上下方向に移動する移動機構側に設け、上記第2撮像手段はプロ−プロ−ブカ−ドに対してX,Y何れか一軸方向に移動する移動機構に設けた。
【0008】また、本プロ−ブ装置は、プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記基板の一直線上に並んでいない少なくとも3箇所のチップを選出し、これらのチップの電極位置座標と、上記プロ−ブの位置座標を比較・計算することにより、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせをする。
【0009】また、本プロ−ブ装置は、プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記第1、第2撮像手段の何れか一方の手段をタ−ゲットに対し、相対的に移動させ、焦点合わせをする。
【0010】また、本プロ−ブ装置は、プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記基板が載置された載置台と上記第1撮像手段とタ−ゲットとの相互の位置が固定の状態で移動し、上記第2撮像手段の合焦面の上記タ−ゲットを位置合わせをする。
【0011】また、本発明におけるプロ−ブ方法は、プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うのプロ−ブ方法において、上記タ−ゲットを退避させた後、上記第1撮像手段の合焦面がプロ−ブに到達するように上記第1撮像手段を移動させ、プロ−ブの座標を求める工程と、退避位置から上記プロ−ブの下に上記第2撮像手段を移動させる工程と、上記プロ−ブの下に待機した第2撮像手段の合焦面に上記タ−ゲットを到達させて上記第1撮像手段と上記第2撮像手段との位置を合わせる工程と、上記第2撮像手段の合焦面に基板の電極が到達するよう基板を移動させ、基板の座標を求める工程と、上記プロ−ブの下に待機している第2撮像手段を退避位置に戻す工程と、上記基板の電極に上記プロ−ブを接続させて基板の検査を行う工程とからなる。
【0012】また、本プロ−ブ方法は、プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ方法において、上記タ−ゲットを退避させた後、上記第1撮像手段の合焦面がプロ−ブに到達するように上記第1撮像手段を移動させ、プロ−ブの座標を求める工程と、退避位置から上記プロ−ブの下に上記第2撮像手段を移動させる工程と、上記第2撮像手段の合焦面に基板の電極が到達するよう基板を移動させ、基板の座標を求める工程と、上記プロ−ブの下に待機した第2撮像手段の合焦面に上記タ−ゲットを到達させて上記第1撮像手段と上記第2撮像手段の位置を合わせる工程と、上記プロ−ブの下に待機している第2撮像手段を退避位置に戻す工程と、上記基板の電極に上記プロ−ブを接続させて基板の検査を行う工程とからなる。
【0013】また、本プロ−ブ方法は、プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ方法において、退避位置から上記プロ−ブの下に上記第2撮像手段を移動させる工程と、上記プロ−ブの下に待機した第2撮像手段の合焦面に上記タ−ゲットを到達させて上記第1撮像手段と上記第2撮像手段の位置を合わせる工程と、上記第2撮像手段の合焦面に基板の電極が到達するよう基板を移動させ、基板の座標を求める工程と、上記プロ−ブの下に待機している第2撮像手段を退避位置に戻す工程と、上記タ−ゲットを退避させた後、上記第1撮像手段の合焦面がプロ−ブに到達するように上記第1撮像手段を移動させ、プロ−ブの座標を求める工程と、上記基板の電極に上記プロ−ブを接続させて基板の検査を行う工程とからなる。
【0014】また、本プロ−ブ方法は、プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うのプロ−ブ方法において、退避位置から上記プロ−ブの下に上記第2撮像手段を移動させる工程と、上記第2撮像手段の合焦面に基板の電極が到達するよう基板を移動させ、基板の座標を求める工程と、上記プロ−ブの下に待機した第2撮像手段の合焦面に上記タ−ゲットを到達させて上記第1撮像手段と上記第2撮像手段の位置を合わせる工程と、上記プロ−ブの下に待機している第2撮像手段を退避位置に戻す工程と、上記タ−ゲットを退避させた後、上記第1撮像手段の合焦面がプロ−ブに到達するように上記第1撮像手段を移動させ、プロ−ブの座標を求める工程と、上記基板の電極に上記プロ−ブを接続させて基板の検査を行う工程とからなるプロ−ブ方法。
【0015】
【作用】本発明によれば、基板面より高い位置に設定された、第1撮像手段の合焦面に、極めて再現性良く設定可能なタ−ゲットにより第2撮像手段の合焦面を位置合わせするので、第1撮像手段専用の駆動機構が不要となり、XYZステ−ジの絶対精度や熱変形等に影響を受けること無く第1撮像手段と第2撮像手段の位置関係を正確に合わせることが可能になる。また、本発明によれば、上記プロ−ブカ−ドのプロ−ブ位置を求め、この位置に対する基板の電極の位置を相対的に求める為、プロ−ブカ−ドの取付位置が微細に異なっても、また熱伸縮によりプロ−ブ位置と基板電極の相対位置がずれても、高精度な位置合わせができる。また、本発明によれば、上記第2撮像手段がX,Y何れか一軸方向に移動し、プロ−ブの下に待機する構成が可能になったので、XY移動機構(ステ−ジ)を大幅に縮少できる。即ち装置を小型化できる。更に、本発明によれば、上記基板の一直線上に並んでいない、少なくとも3箇所のチップを選出し、これらのチップの電極位置座標と、上記プロ−ブの位置座標を比較計算することにより、プロ−ブと基板の位置合わせをする構成にしたので、基板の特定パタ−ンの位置を求め、この位置に対して載置台の累積誤差の補正、直交誤差、真直度の補正をすることができる。従って、高精度な位置合わせが可能になる。
【0016】
【実施例1】本発明のプロ−ブ装置の一実施例を図を用いて説明する。上記プロ−ブ装置の原理は、第1図に示すように、プロ−ブカ−ド1のプロ−ブ2の位置(X0、Y0、Z0)を第1撮像手段3で求め、第1撮像手段3の位置と第2撮像手段4の位置とを合致させた後、第2撮像手段4がウエハ5の電極の位置を求め、プロ−ブ2の位置(X0、Y0、Z0)に対する電極の位置(X1、Y1、Z1)を算出し、プロ−ブ2と電極5aとの位置を合わせる構成である。ここで、プロ−ブ2は基板の電極に接続する機能を有する物であれば、どの様な形状の物であっても良い。例えば、プリント配線された積層板の面と傾斜した金属線形状のプロ−ブや、基板面に対して垂直に立設し、且つプロ−ブ針の座屈を用いた直径70ミクロンの線材プロ−ブや、フレキシブルなフイルムに形成された金バンプ電極のプロ−ブ等がある。また、基板は、半導体のウエハ5およびLCD基板等が含まれる。
【0017】上記プロ−ブ装置6は、第2図に示すように、大別するとウエハ5を測定部7まで搬送するロ−ダ部8と、搬送されたウエハ5を測定して良否を検査する測定部7とから構成されている。
【0018】前者ロ−ダ部8は測定部7の側面、例えば右側面に密着して連設されている。このロ−ダ部8の操作面に沿った同面に多段ウエハカセット9が積み重なる方向に内設され、操作面から、また上方からもウエハカセット9を取り出せる構造になっている。
【0019】後者の測定部7は、プロ−ブ装置6本体のヘッドプレ−ト12に装着したインサ−トリング11とプロ−ブカ−ド1からなる固定部13と、載置台14をXYZ軸及び軸駆動する駆動部および待機位置からプロ−ブカ−ド1の下へ第2撮像部4を移動させる移動部15とから構成されている。上記ヘッドプレ−ト12はサブヘッドプレ−ト12aの中央部に設けられ、サブヘッドプレ−ト12aは、プロ−ブ装置6のベ−ス、例えば縦横800ミリ角×厚さ80ミリの金属のベ−ス16の四隅に支柱16aを立設させて、この支柱16aの上に、例えば、縦横800ミリ角×厚さ40ミリの金属の板を固定して設けられている。このヘッドプレ−ト12の中空部にインサ−トリング11が設けられ、更にその中空部にプロ−ブカ−ド1が装着されている。ここで、このプロ−ブカ−ド1は植設されたプロ−ブ2をウエハ5と対向するように配置されている。
【0020】上記移動部15は、第3図に示すように、第1撮像手段3をプロ−ブ2の位置まで搬送させる第1移動機構21と、第2撮像手段4をプロ−ブカ−ド1の下方へ搬送させる第2移動機構22とから構成されている。前者の第1移動機構21はプロ−ブカ−ド1に植設されたプロ−ブ2の下方へ第1撮像手段3を移動させる。そして、ウエハ5をプロ−ブ2の位置まで移動し、その時のステ−ジの(X、Y、Z)座標を(X0、Y0、Z0)座標として求める。後者の第2移動機構22は上記第2撮像手段4をXY方向の何れか一方向に移動させ、プロ−ブカ−ド1の下に到達させる。次に、上記タ−ゲット25を第1撮像手段3の合焦面27位置へ突出させ、第1撮像手段3と第2撮像手段4との位置合わせした後、上記第1移動機構により、上記第2撮像手段4の下にウエハ面が来るようにする。そこで、上記第2撮像手段4により、プロ−ブ2に対応する電極の位置を測定し、その時のステ−ジの(XYZ)座標を(X1、Y1、Z1) として求める。
【0021】前述した第1移動機構21を更に詳しく述べる。上記第1移動機構21はウエハ5を載置する周回転可能な載置台14と、この載置台14の周回転されない部分に固定した平板24と、載置台14を昇降させるZアップ機構19と、このZアップ機構19をXY方向に移動させるXYステ−ジ18と、このXYステ−ジ18を移動させる駆動部(図示せず)とで構成されている。上記平板24には、第1撮像手段3と退避自在なタ−ゲット25とが一体で設けられている。上記第1撮像手段3は載置台 軸中心から数十ミリ、例えば130ミリY軸方向に離れた位置に設けられている。ここで、XYステ−ジ18とZアップ機構19と合体したアッセンブリをXYZ機構20と呼ぶ。
【0022】上記タ−ゲット25は、第4図の(a)に示すように、第1撮像手段による画像認識可能な物体、例えば、透明なガラス板25aに、円形の金属膜、例えば、直径140ミクロンの金属膜26が蒸着されて構成されている。第4図の(b)に示すように、上記金属膜26を第1撮像手段3の合焦面27に合致するように位置調整する工程がある。次に、第4図の(c)に示すように、上記タ−ゲット25を上記第1撮像手段3の上から退避させた後,基準のプロ−ブ2が上記第1撮像手段3の合焦面27に到達するようにXYZ機構20により第1撮像手段3を移動し、プロ−ブカ−ドの下の上記プロ−ブ2を認識する工程がある。
【0023】次に、第4図の(d)に示すように、タ−ゲット25を再現性良く、例えば1乃至2ミクロンの再現性で第1撮像手段3の上に突出させ、第2撮像手段4の合焦面27にタ−ゲット25の金属膜26が合致するように載置台14のXYZ機構20によりタ−ゲット25を移動する。次に、第4図の(e)で示すように、上記タ−ゲット25を第1撮像手段3の上から退避させ、上記第2撮像手段4の合焦面が所定のウエハ5の電極面へ到達するようにXYZ機構20により載置台14を移動する。
【0024】次に、動作について説明する。主要な動作としては、(1)基準とするプロ−ブ2の位置座標を求める動作と、(2)第1撮像手段3と第2撮像手段4を位置合わせする動作と、(3)ウエハ5の電極の位置座標を求める動作とがある。上記(1)の動作を詳細に説明すると、第5図に示すように、予め第1撮像手段3の上にタ−ゲット25を突出させ、上記第1撮像手段3の合焦面27に合致するようにタ−ゲット25の位置調整をしておくことは既に述べた。この状態に続いて、上記タ−ゲット25を上記第1撮像手段3をから退避させ、この第1撮像手段3をXYZステ−ジ20により、予め大体判明しているプロ−ブ2の下方へ到達させる。更に、合焦面27がプロ−ブ2を捉えるようにサ−チし、この位置を画像認識する。そして、画像認識したプロ−ブ2の位置を画面中央へ合わせる。その結果、画面中央にプロ−ブ2を捉えた時のXYZステ−ジ20の座標を原点(X0、Y0、Z0)とする。
【0025】次に、上記(2)の動作を説明する。第6図に示すように、プロ−ブカ−ド1の下方に移動し待機した第2撮像手段4の下に第1撮像手段3を到達させ、第1撮像手段3の上方にタ−ゲット25を再現性良く突出させる。ここで、画像認識により突出したタ−ゲット25の金属膜26に第2撮像手段4の合焦面27を合致させることにより、第1撮像手段3と第2撮像手段4の位置合わせが終了となる。この位置合わせ後、上記第1撮像手段3の上のタ−ゲット25を上記第1撮像手段3から退避させる。
【0026】次に、上記(3)の動作を説明する。第7図(a)に示すように、上記第2撮像手段4の下に載置台上のウエハ5が到達するようにXYZ機構20を駆動し、次に第7図(b)に示すように第2撮像手段4の合焦面27にウエハ5のプロ−ブ2に対応する電極が来るように画像認識により位置合わせする。この認識したプロ−ブ2に対応する電極の位置を座標(X1、Y1、Z1)とする。これで第7図(c)の(X0、Y0、Z0)に対するウエハの電極位置の座標(X1、Y1、Z1)が求まったことになる。
【0027】本実施例による効果。ウエハ面より高い位置に設定された、第1撮像手段の合焦面に、極めて再現性良く設定可能なタ−ゲットにより、第2撮像手段の合焦面を位置合わせするので、第1撮像手段専用の駆動機構が不要となり、XYZステ−ジの絶対精度や熱変形等に影響を受けることなく第1撮像手段と第2撮像手段の位置関係を正確に合わせることが可能になる。また、上記プロ−ブカ−ドのプロ−ブ位置を求め、この位置に対応するウエハの電極の位置を相対的に求める為、プロ−ブカ−ドの取付位置が多少ずれても、また熱伸縮によりプロ−ブ位置とウエハ電極の相対位置がずれても、高精度な位置合わせができる。また、上記第2撮像手段がX,Y何れか一軸方向に移動し、第1撮像手段側に設けた移動可能なタ−ゲット(移動タ−ゲットとも言う)で位置合わせし、ウエハの電極を撮像する構成にしたので、XY移動機構を大幅に縮少できる。即ち装置を小型化できる。
【0028】
【実施例2】本発明のプロ−ブ装置の複数チップを用いた位置合わせの実施例を図を用いて説明する。第8図に示すように、ウエハ5の複数のチップ、例えば5点チップ(a,b,c,d,e)があり、X軸方向で考えれば、3点チップ(a,b,c)がある。その構成はbチップがウエハ5の中心付近に位置しており、a,cチップは上記bチップより等間隔、例えば1/2Lの位置にある。本発明の位置合わせは、上記のチップ配置で説明する。プロ−ブカ−ドの下方に待機した第2撮像手段の下方にウエハの中心が位置している。この中心付近に上記bチップがある。次に、第9図において、上記aチップとcチップのX座標を実測し、その中間のチップのX座標は比例配分で補間した場合、例えばbチップにおいては、X方向に最大の位置ずれ△x1が発生する。ところが上記aチップとcチップの間にbチップを設け、aチップとbチップのX座標を実測し、その間のチップのX座標は比例配分で補間すると、例えば7番目のチップにおいて、最大のズレ△x2が発生するが、実用的に△x2<△x1となることが判っており、位置合わせ精度が向上する。また、△x1についても、aチップとcチップ間のウエハ上のチップの位置精度と移動機構の精度の直線性に依存する誤差などで、従来のプロ−ブ装置の誤差に比べると極めて小さい。上記説明はX軸方向に付いて述べたが、Y軸方向、例えば(d、b,e)で考えた場合でも、上記と同様である。また、同様に、abeチップのように、直交するXY軸方向の成分をもつウエハ上の3点を用いて、XYステ−ジの直交を補正することが可能である。上記認識の手順の一例を第8図及び第9図を用いて、簡単に述べると、ウエハの中央のbチップのプロ−ブ2に対応する電極の位置を、第2撮像手段の倍率をマクロおよびミクロに切り替えて画像認識する。更に、ウエハを1/4の面積毎に位置合わせを行うと微細な位置合わせが可能となる。例えば、aチップ、bチップ、eチップで囲われた1/4の面積で上記方法で送り誤差を補正することにより高精度の位置合わせが可能となる。しかも、ウエハの検査面積を更に細かく、例えばfチップ、bチップ、iチップで囲われる一辺1/4Lの四角形の部分に対して上述した方法で位置合わせを行えば、更に高精度の位置合わせが可能となる。
【0029】本実施例による効果。上記ウエハのX、Y軸の少なくとも3箇所のチップを選出し、これらのチップの電極位置座標とプロ−ブの位置座標を比較計算することによりプロ−ブとウエハの位置合わせをする構成にしたので、ウエハの特定パタ−ンの位置を求め、この位置に対して載置台の累積誤差の補正、直交誤差、真直度等の補正をすることができる。従って、高精度な位置合わせが可能になる。
【0030】
【実施例3】本発明のプロ−ブ方法の実施例を第10図を用いて説明する。予めタ−ゲットを第1撮像手段の上に配置し、このタ−ゲットが第1撮像手段合焦面に位置するように調整し、タ−ゲットが第1撮像手段の上方から退避された状態にしてある。引き続いて、XYステ−ジおよびZアップ機構で第1撮像手段をXYZ移動させ、合焦面でプロ−ブ位置を画像認識し、画像認識した基準プロ−ブの位置を基準座標(X0、Y0、Z0)とする(ステップa)。固定部、例えばヘッドプレ−トに設けた第2移動機構の駆動で第2撮像手段をプロ−ブカ−ドの下方に待機させる(ステップb)。この待機した第2撮像手段下方に第1撮像手段を移動させる。そして、タ−ゲットを第1撮像手段の上方に突出させ、このタ−ゲットの位置に第2撮像手段の合焦面を合致させることにより、第1撮像手段と第2撮像手段との位置合わせを行った後、このタ−ゲットを再度退避させる(ステップc)。その後、第2撮像手段の下方にウエハを配置させ、ウエハの電極の座標(X1、Y1、Z1)を求める(ステップd)。上記プロ−ブカ−ドの下方の第2撮像手段を退避位置に戻す(ステップe)。プロ−ブをウエハの電極に電気的に接続させてウエハを検査する(ステップf)。
【0031】
【実施例4】本発明のプロ−ブ方法の他の実施例を第11図を用いて説明する。予めタ−ゲットを第1撮像手段の上に配置し、このタ−ゲットが第1撮像手段の合焦面に位置するように調整し、タ−ゲットが第1撮像手段の上方から退避された状態にしてある。引き続いて、XYステ−ジおよびZアップ機構で第1撮像手段をXYZ移動させ、合焦面でプロ−ブ位置を画像認識し、画像認識した基準プロ−ブの位置を基準座標(X0、Y0、Z0)とする(ステップa)。上記ヘッドプレ−トに設けた第2移動機構の駆動で第2撮像手段をプロ−ブカ−ドの下方に待機させる(ステップb)。その後、第2撮像手段の下方にウエハを配置させ、ウエハの電極の座標(X1、Y1、Z1)を求める(ステップd)。この待機した第2撮像手段下方に第1撮像手段を移動させる。そして、タ−ゲットを第1撮像手段の上方に突出させ、このタ−ゲットの位置に第2撮像手段の合焦面を合致させることにより、第1撮像手段と第2撮像手段との位置合わせを行った後、このタ−ゲットを再度退避させる(ステップc)。上記プロ−ブカ−ドの下方の第2撮像手段を退避位置に戻す(ステップe)。プロ−ブをウエハの電極に電気的に接続させてウエハを検査する(ステップf)。
【0032】
【実施例5】本発明のプロ−ブ方法の他の実施例を第12図を用いて説明する。予めタ−ゲットを第1撮像手段の上に配置し、このタ−ゲットが第1撮像手段の合焦面に位置するように調整し、タ−ゲットが第1撮像手段の上方から退避された状態にしてある。引き続いて、上記ヘッドプレ−トに設けた第2移動機構の駆動で第2撮像手段をプロ−ブカ−ドの下方に待機させる(ステップb)。この待機した第2撮像手段下方に第1撮像手段を移動させる。そして、タ−ゲットを第1撮像手段の上方に突出させ、このタ−ゲットの位置に第2撮像手段の合焦面を合致させることにより、第1撮像手段と第2撮像手段との位置合わせを行った後、このタ−ゲットを再度退避させる(ステップc)。その後、第2撮像手段の下方にウエハを配置させ、ウエハの電極の座標(X1、Y1、Z1)を求める(ステップd)。上記プロ−ブカ−ドの下方の第2撮像手段を退避位置に戻す(ステップe)。XYステ−ジおよびZアップ機構で第1撮像手段をXYZ移動させ、合焦面でプロ−ブ位置を画像認識し、画像認識した基準プロ−ブの位置を基準座標(X0、Y0、Z0)とする(ステップa)。プロ−ブとウエハの電極とを電気的に接続してウエハを検査する(ステップf)。
【0033】
【実施例6】本発明のプロ−ブ方法の他の実施例を第13図を用いて説明する。予めタ−ゲットを第1撮像手段の上に配置し、このタ−ゲットが第1撮像手段の合焦面に位置するように調整し、タ−ゲットが第1撮像手段の上方から退避された状態にしてある。引き続いて、上記ヘッドプレ−トに設けた第2移動機構の駆動で第2撮像手段をプロ−ブカ−ドの下方に待機させる(ステップb)。その後、第2撮像手段の下方にウエハを配置させ、ウエハの電極の座標(X1,Y1,Z1)を求める(ステップd)。この待機した第2撮像手段下方に第1撮像手段を移動させる。そして、タ−ゲットを第1撮像手段の上方に突出させ、このタ−ゲットの位置に第2撮像手段の合焦面を合致させることにより、第1撮像手段と第2撮像手段との位置合わせを行った後、このタ−ゲットを再度退避させる(ステップc)。上記プロ−ブカ−ドの下方の第2撮像手段を退避位置に戻す(ステップe)。XYステ−ジおよびZアップ機構で第1撮像手段をXYZ移動させ、合焦面でプロ−ブ位置を画像認識し、画像認識した基準プロ−ブの位置を基準座標(X0、Y0、Z0)とする(ステップa)。プロ−ブとウエハの電極とを電気的に接続してウエハを検査する(ステップf)。
【0034】
【発明の効果】本発明は、検査開始毎に、第1撮像部でプロ−ブの位置を求めて、この位置を基準にして、基板の位置を第2撮像部で求め、プロ−ブと基板の電極とを位置合わせる構成なので、使用中の温度が変化したり、プロ−ブ装置の温度が変化することにより移動機構の送り誤差が生じても、この誤差に対応した送り量で移動することができ、高精度の位置合わせを行うプロ−ブ装置、またプロ−ブ方法を得ることができる。実際に、テストヘッドをプロ−ブ装置のヘッドプレ−トに搭載させて基板の検査をする時、移動機構部の温度が30℃位に上昇する場合がある。この場合でも、高精度の位置合わせを行うプロ−ブ装置、またプロ−ブ方法を得ることができる。更に、大重量のテストヘッドを搭載させて、基板の検査を行っている場合がある。上記大重量のテストヘッドを搭載することによりプロ−ブ装置が歪んだ状態であっても、求めたプロ−ブの位置を基準にして、基板の位置を求め、プロ−ブと基板の電極とを位置合わせを行うので、高精度な位置合わせを行うプロ−ブ装置、またプロ−ブ方法を得ることができる。また、本発明によれば、上記第2撮像手段がX,Y何れか一軸方向に移動し、第1撮像手段側に設けた移動可能なタ−ゲット(移動タ−ゲットとも言う)で位置合わせし、基板の特定パタ−ンを撮像する構成にしたので、第2撮像手段の移動による位置の再現性に影響されず、高精度な位置合わせを行うことができる。更に、上記基板のX、Y軸の少なくとも3箇所のチップを選出し、これらのチップの電極位置座標と、上記プロ−ブの位置座標を比較計算することによりプロ−ブと基板の位置合わせをする構成にしたので、基板の特定パタ−ンの位置を求め、この位置に対して載置台の累積誤差の補正、直交誤差、真直度の補正をすることができる。従って、高精度な位置合わせが可能になる。更にまた、第2撮像手段をプロ−ブの下に移動可能にしたので、プロ−ブ装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロ−ブ装置の原理を示す原理図である。
【図2】本発明のプロ−ブ装置の全体構成図である。
【図3】本発明の固定部に対する移動部を説明する第1第2移動部説明図である。
【図4】本発明のタ−ゲットの動作説明図である。
【図5】本発明の第1撮像手段でプロ−ブ針をサ−チする動作説明図である。
【図6】本発明の第1撮像手段と第2撮像手段との位置合わせの為の説明図である。
【図7】本発明の第2撮像手段で、ウエハの電極をサ−チする説明図である。
【図8】本発明の5点チェックするチップの位置合わせを説明する説明図である。
【図9】本発明の誤差の補正をウエハを用いて説明する説明図である。
【図10】本発明のプロ−ブ方法のフロ−チャ−ト図である。
【図11】本発明のプロ−ブ方法の他のフロ−チャ−ト図である。
【図12】本発明のプロ−ブ方法の他のフロ−チャ−ト図である。
【図13】本発明のプロ−ブ方法の他のフロ−チャ−ト図である。
【符号の説明】
1:プロ−ブカ−ド
2:プロ−ブ
3:第1撮像手段
4:第2撮像手段
5:ウエハ
13:固定部
14:載置台
18:XYステ−ジ
19:Zアップ機構
20:XYZステ−ジ(XYZ機構とも言う)
25:タ−ゲット
26:タ−ゲットの金属膜
27:合焦面
24:平板

【特許請求の範囲】
【請求項1】 プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段および上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記基板とプロ−ブの間にタ−ゲットを設けて上記第1と第2撮像手段との位置合わせを行った後、上記タ−ゲットを上記位置から退避する構成にしたことを特徴とするプロ−ブ装置。
【請求項2】 水平方向及び上下方向に移動可能なステ−ジ上に周回転可能な載置台を設け、この載置台に載置された基板の対向面にプロ−ブカ−ドを配設し、プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段と、上記基板とプロ−ブの間に退避可能に設けたタ−ゲットにより、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記ステ−ジの周回転しない部分に上記第1撮像手段及び上記退避可能なタ−ゲットを設けたことを特徴とするプロ−ブ装置。
【請求項3】 プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板との位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記第1撮像手段をプロ−ブカ−ドに対して水平及び上下方向に移動する移動機構側に設け、上記第2撮像手段をプロ−プロ−ブカ−ドに対してX,Y何れか一軸方向に移動する移動機構に設けたことを特徴とするプロ−ブ装置。
【請求項4】 プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記基板の一直線上に並んでいない少なくとも3箇所のチップを選出し、これらのチップの電極位置座標と、上記プロ−ブの位置座標を比較・計算することにより、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせをすることを特徴とするプロ−ブ装置。
【請求項5】 プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記第1、第2撮像手段の何れか一方の手段をタ−ゲットに対し、相対的に移動させ、焦点合わせをすることを特徴とするプロ−ブ装置。
【請求項6】 プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ装置において、上記基板が載置された載置台と上記第1撮像手段とタ−ゲットとの相互の位置が固定の状態で移動し、上記第2撮像手段の合焦面に上記タ−ゲットを位置合わせをすることを特徴とするプロ−ブ装置。
【請求項7】 プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ方法において、タ−ゲットを退避させた後、上記第1撮像手段の合焦面がプロ−ブに到達するように上記第1撮像手段を移動させ、プロ−ブの座標を求める工程と、退避位置から上記プロ−ブの下に上記第2撮像手段を移動させる工程と、上記プロ−ブの下に待機した第2撮像手段の合焦面に上記タ−ゲットを到達させて上記第1撮像手段と上記第2撮像手段の位置を合わせる工程と、上記第2撮像手段の合焦面に基板の電極が到達するよう基板を移動させ、基板の座標を求める工程と、上記プロ−ブの下に待機している第2撮像手段を退避位置に戻す工程と、上記基板の電極に上記プロ−ブを接続させて基板の検査を行う工程とからなるプロ−ブ方法。
【請求項8】 プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ方法において、上記タ−ゲットを退避させた後、上記第1撮像手段の合焦面がプロ−ブに到達するように上記第1撮像手段を移動させ、プロ−ブの座標を求める工程と、退避位置から上記プロ−ブの下に上記第2撮像手段を移動させる工程と、上記第2撮像手段の合焦面に基板の電極が到達するよう基板を移動させ、基板の座標を求める工程と、上記プロ−ブの下に待機した第2撮像手段の合焦面に上記タ−ゲットを到達させて上記第1撮像手段と上記第2撮像手段の位置を合わせる工程と、上記プロ−ブの下に待機している第2撮像手段を退避位置に戻す工程と、上記基板の電極に上記プロ−ブを接続させて基板の検査を行う工程とからなるプロ−ブ方法。
【請求項9】 プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ方法において、退避位置から上記プロ−ブの下に上記第2撮像手段を移動させる工程と、上記プロ−ブの下に待機した第2撮像手段の合焦面に上記タ−ゲットを到達させて上記第1撮像手段と上記第2撮像手段の位置を合わせる工程と、上記第2撮像手段の合焦面に基板の電極が到達するよう基板を移動させ、基板の座標を求める工程と、上記プロ−ブの下に待機している第2撮像手段を退避位置に戻す工程と、上記タ−ゲットを退避させた後、上記第1撮像手段の合焦面がプロ−ブに到達するように上記第1撮像手段を移動させ、プロ−ブの座標を求める工程と、上記基板の電極に上記プロ−ブを接続させて基板の検査を行う工程とからなるプロ−ブ方法。
【請求項10】 プロ−ブが設けられたプロ−ブカ−ドを基板の対向面に配設し、上記プロ−ブを撮像する第1撮像手段と上記基板を撮像する第2撮像手段により、上記プロ−ブと上記基板の位置合わせを行うプロ−ブ方法において、退避位置から上記プロ−ブの下に上記第2撮像手段を移動させる工程と、上記第2撮像手段の合焦面に基板の電極が到達するよう基板を移動させ、基板の座標を求める工程と、上記プロ−ブの下に待機した第2撮像手段の合焦面に上記タ−ゲットを到達させて上記第1撮像手段と上記第2撮像手段の位置を合わせる工程と、上記プロ−ブの下に待機している第2撮像手段を退避位置に戻す工程と、上記タ−ゲットを退避させた後、上記第1撮像手段の合焦面がプロ−ブに到達するように上記第1撮像手段を移動させ、プロ−ブの座標を求める工程と、上記基板の電極に上記プロ−ブを接続させて基板の検査を行う工程とからなるプロ−ブ方法。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図6】
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【図3】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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