ホログラフィック記録媒体、記録及び/または再生装置、並びに記録及び/または再生方法
記録容量を増加させうるホログラフィック記録媒体、記録再生装置及び記録再生方法を提供する。
信号光と参照光との干渉によりデータを含んでいるホログラムがページ単位で記録されるホログラフィック記録媒体は、複数ページが重畳記録され、複数ページのうち、互いに異なる2枚の隣接したページ間に選択性が相対的に小さな位置にデータが含まれた追加ページが少なくても1つ以上記録される。
信号光と参照光との干渉によりデータを含んでいるホログラムがページ単位で記録されるホログラフィック記録媒体は、複数ページが重畳記録され、複数ページのうち、互いに異なる2枚の隣接したページ間に選択性が相対的に小さな位置にデータが含まれた追加ページが少なくても1つ以上記録される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録容量を増加させうるホログラフィック記録媒体、記録再生装置及び記録再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
光学ホロフラフィで、データは、記録媒体の表面ではなく、ボリュームを通じて保存される。信号を含んでいる光は記録媒体内で参照光と干渉を起こしてデータページと呼ばれる干渉グレーティングを生成する。複数個のグレーティングが参照光の光学特性を変化させることによって重畳される。このようなプロセスを多重化(multiplexing)と呼ぶ。データ読出時には、単一の参照光がデータ記録に使われた条件と同じ条件下で記録媒体に入射され、保存されたデータページを示す回折光を生成する。回折光は、検出アレイにより検出され、該検出アレイは測定された強度パターン(intensity pattern)から保存されたデータビットを抽出する。データページは、多数のデータビットまたは画素を含んでいる。このような複数のデータページを同じボリュームに重畳させることによって、データ保存容量も大きくなりうる。
【0003】
ホログラムは、データを含む信号光と参照光とを利用して記録される。記録時に、図1Aに示されたように、参照光Rと信号光Sは、干渉パターンを生成するために、互いに干渉し、このような干渉パターンがホログラフィック記録媒体100に伝達される。再生時に、図1Bに示されたように、媒体に記録されたホログラムにオリジナル参照光Rを照射すれば、これが記録されたホログラムの回折現象を起こして出力信号光Sを生成する。この際、参照光が記録時に使われた元の光と差が出れば、再生光の光量や方向が元の記録光と異なる。一般的に、このような差が大きくなると、光量がsinc関数の形に減少する。
【0004】
図2は、ホログラフィック記録媒体にデータを記録する時、信号光の領域別角度を示す図である。図2を参照するに、ホログラフィック記録媒体に信号光及び参照光が入射する様子が現れている。信号光は、SLM210(spatial light modulator)のような光変調器で変調されてページの形でホログラフィック記録媒体に集光される。この際、SLM210は、面状であって、SLM210の領域によって記録媒体に入射される信号光の角度が変わる。SLM210の領域を参照光のスキャン方向に沿って図2のa、b、c及びd領域に分け、各領域からの信号光の入射角及び選択性(selectivity)を計算すれば、表1のようである。
【0005】
【表1】
信号光がホログラフィック記録媒体100に入射する角度は、媒体の法線方向に対する信号光の角度であって、SLMのa領域では35.86゜であり、b領域は28.62゜、c領域は21.38゜、d領域は14.14゜であって、各領域は約7.24゜の角度偏差を示す。これは媒体に信号光が入射する前にNA(numerical aperture)を有する対物レンズを通過するためである。
【0006】
光の入射時、中心軸で所定角度以下の位置を取らないと、光は外へ屈折することになるが、光が外に屈折せず、レンズ内で全反射して伝播する最大角度の正弦をNAという。それぞれの領域での信号光の選択性を計算してみれば、角度が小さいほど、大きな選択性を有することが分かる。すなわち、SLMの領域によって信号光の選択性値が変わり、クロストークによって高い選択性値を選択することが普通である。選択性値が高まれば、記録される角度間隔が大きくなるので、ホログラフィック記録媒体の高密度多重化が難しくなるという問題点がある。
【0007】
図3は、ページ300で領域を分けた例である。図3は、SLM210で光変調されたページ形態の信号光であって、ページで領域を、参照光のスキャン方向に沿ってA、B、C及びDに分けたものである。図4は、図3で分けた領域での選択性を測定した後、これを示すグラフである。領域による選択性は、表1の結果と同様に領域別に異なる値を示し、したがって、ページの領域の位置によって、クロストーク値が異なった値を有する。ページ間クロストークを最小とするためには、最大選択性を選択して記録間隔を定めるので、高密度のデータ記録が難しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記問題点を解決して、記録容量の増加を可能にするホログラフィック記録媒体、記録及び/または再生装置及び記録及び/または再生方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための本発明の一特徴は、信号光と参照光との干渉によりデータを含んでいるホログラムが記録されるホログラフィック記録媒体において、複数ページが重畳記録され、前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域と比較して相対的に小さな選択性を有する領域にデータが記録され、前記他の領域にはデータが記録されない追加ページ(additional page)が記録される。
【0010】
本発明の一特徴によれば、前記追加ページの大きさは、前記隣接したページの大きさとは異なることが望ましい。
【0011】
本発明の一特徴によれば、前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成されるか、前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成されることが望ましい。
【0012】
本発明の一特徴によれば、前記隣接したページに記録されたデータは、ユーザデータであり、前記追加ページに記録されたデータは、ユーザデータではない付加情報を含むことが望ましい。
【0013】
本発明の他の特徴によれば、信号光と参照光との干渉によりデータを含んでいるホログラムが記録されるホログラフィック記録媒体において、第1ページと第2ページとを含むブックであって、前記第1ページと前記第2ページは各々データを含み、前記第2ページは、前記第1ページに基づいて最大選択性を有するようにデータが記録されるブックと、前記第1ページと前記第2ページとの間に、前記最大選択性より小さな選択性を有する第3ページが記録される。
【0014】
本発明の他の特徴によれば、前記第3ページでデータは、前記第3ページの他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域に配列される。
【0015】
本発明の他の特徴によれば、ホログラフィック記録媒体にデータを記録する装置において、信号光と参照光との干渉を利用して、データを複数ページ上に重畳して前記ホログラフィック記録媒体に記録する光処理部と、前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域と比較して選択性の相対的に小さな領域にデータの一部が含まれた追加ページを記録するように、前記光処理部を制御する制御部を含む。
【0016】
本発明のさらに他の特徴によれば、信号光と参照光との干渉によりデータが複数ページ上に重畳記録されたホログラフィック記録媒体からデータを再生する装置において、前記ホログラフィック記録媒体からデータを読出す光処理部と、前記ホログラフィック記録媒体から前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に記録された追加ページからデータの一部を読出すべく、前記光処理部を制御する制御部を含み、前記データの一部は、追加ページの他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域に記録されているものである。
【0017】
本発明のさらに他の特徴によれば、信号光と参照光との干渉を利用して、データが複数ページに重畳記録されるホログラフィック記録媒体にデータを記録する方法において、前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域にデータが記録される追加ページを記録する段階を含む。
【0018】
本発明のさらに他の特徴によれば、信号光と参照光との干渉によりデータが複数ページ上に重畳記録されたホログラフィック記録媒体からデータを再生する方法において、前記ホログラフィック記録媒体から前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間にある追加ページから前記データの一部を再生する段階を含み、前記追加ページの前記データの一部は、前記追加ページの他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域に記録される。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、ホログラフィック記録媒体で既存のページとページとの間にクロストークに影響を与えない追加的なページをさらに記録することによって、記録容量を増加させうる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1A】光学ホロフラフィで記録と再生とを説明するための参考図である。
【図1B】光学ホロフラフィで記録と再生とを説明するための参考図である。
【図2】ホログラフィック記録媒体にデータを記録する時、信号光の領域別角度を示す図である。
【図3】ページで領域を分けた例である。
【図4】図3で分けた領域での選択性を示すグラフである。
【図5A】本発明による記録方法を説明するための参考図である。
【図5B】本発明による記録方法を説明するための参考図である。
【図5C】本発明による記録方法を説明するための参考図である。
【図6】本発明によって複数ページが重畳記録された形を示す図である。
【図7】本発明による記録再生装置の概略図である。
【図8】本発明による記録過程のフローチャートである。
【図9】本発明による再生過程のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付された図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0022】
クロストークを増加させずとも、記録容量を増やすために本発明が着眼したのは、既存のページとページとの間にクロストークに影響を与えずに、追加ページをさらに記録するということである。すなわち、本発明では、クロストークが信号の位置によって変わる点を利用して、ページの大きさを2種以上にして、クロストークのない角度で記録することによって、記録容量を増加させうる。
【0023】
具体的な方法を図5A、図5B、図5Cを参照して説明する。
【0024】
例えば、ページ内の各位置によって選択性が0.1から0.038まで出てくるとすれば、既存の方法では、ページ内のクロストークをなくすために、少なくともページ内の最大選択性である0.038°ほど角度をあけてページを重畳記録する。もちろん、選択性は、0.1ないし0.038°とは異なる範囲になりうる。すなわち、図5Aを参照するに、オリジナルページ510を第1角度で記録した場合、このページに隣接した他のオリジナルページ530は、図5Cに示されたように、第1角度+0.038°で記録せねばならない。
【0025】
しかし、本発明による方法では、2つの隣接したオリジナルページ510、530のうち、追加的に大きさの小さなページを挿入して記録する。このように、既存の隣接したページ間に追加的に挿入されるページを“追加ページ520と呼ぶ。
【0026】
図5Bを参照するに、第1角度で記録したページ510と第1角度+0.038角度で記録したページ530間に、第1角度+0.19°で記録した追加ページ520が図示されている。言い換えれば、追加ページ520は、オリジナル隣接ページ510、530を分離する角度の半分である異なる角度で記録される。表1を参照すると、そのような記録は、選択性0.14と0.16とを有する領域(c)、(d)と比較して、さらに低い選択性0.11と0.12とを有するSLM210の領域(a)、(b)になる。図5Bを参照するに、このような追加ページ520の具現は、もともと既存のページとは異なるページの大きさを有するもので構成するか、あるいはページの大きさは既存のページの大きさと同一であるが、実際にデータが含まれる領域を小さく配列するもので構成することもできる。
【0027】
この追加ページのデータは、全体ページで選択性の相対的に小さな部分に位置される。選択性が相対的に小さいために、この追加ページが隣接した既存のページに与えるクロストークはほとんどない。したがって、クロストークによる信号の劣化を起こさずに、既存より記録容量を増加させうる。この際、既存ページの中間に挿入される追加ページの大きさは、選択性の差によってその大きさを決定すればよい。
【0028】
図6は、本発明によってページとページとの間に1つの追加ページを記録した場合、複数ページが重畳されたブック600の形態を示す。ブック600で追加ページ520は各オリジナルページ510、530、550、570、590の間に各々挿入される。本発明の一特徴によってブック600は、図6に示されたページ数より多いか、さらに少数のページを含むことができる。
【0029】
図6を参照するに、例えば、追加ページ520にデータを含みうる容量が既存ページ510の半分程度とすれば、このように本発明によって追加ページを記録することによって、記録容量を約50%ほど増加させうる。図6に示された例では、既存のページとページとの間に1つの追加ページが挿入される場合のみを図示したが、クロストークに影響を与えないならば、既存のページ510とページ530との間には1つ以上の追加ページが挿入されうる。
【0030】
図7は、本発明の一実施例によるホログラム記録及び/または再生装置701の概略的な構成を示すブロック図である。図7を参照するに、本発明の一実施例によるホログラフィック記録再生装置は、ホログラフィック記録媒体700が挿入された光処理部710、ホログラフィック記録媒体700にデータを記録するか、前記媒体700からデータを再生するように、光処理部710を制御する制御部720を含む。
【0031】
光処理部710は、レーザー光源711、ビームスプリッタ712、第1反射鏡713、空間光変調器714、第1レンズ715、第2反射鏡716、第2レンズ717、第3レンズ718及び検出部719を含む。
【0032】
制御部720は、光処理部710を制御し、また記録データを含むデータページを生成して光処理部710に伝送して光処理部710から再生された信号をデータ処理する。特に、本発明による制御部720は、複数ページのうち、互いに異なる2枚の隣接したページ間に選択性の相対的に小さな追加ページを少なくとも1つ以上記録するように、前記光処理部710を制御する。すなわち、図5の例を参照するに、制御部720は、ページ510を記録するために光処理部710で参照光の角度を第1角度に設定し、ページ520を記録するために光処理部710で参照光の角度を第1角度+0.019に設定し、ページ530を記録するために光処理部710で参照光の角度を第1角度+0.038に設定する。各ページ510、520、530間の角度変化は、+0.019°より大きいか、小さくなりうる。
【0033】
制御部720は、前記追加ページでデータを角度選択性が相対的に小さな部分に配列するか、前記追加ページの大きさを前記ページの大きさと異ならせて生成しうる。追加ページでデータを角度選択性の相対的に小さな部分に配列することは、追加ページ520と既存ページ510、530との大きさは同一にし、制御部で追加ページにデータを配列する時、角度選択性が相対的に小さな部分に位置させるように具現しうる。追加ページの大きさを既存ページの大きさとは異ならせて形成することは、光処理部710のSLM714またはSLM714の前端に配列されるシャッター(図示せず)などを利用して、光がページの一部で遮断されるように具現することである。
【0034】
また制御部720は、前記追加ページの信号構成を前記ページの信号構成の一部と同一に形成するか、前記ページの信号構成とは異ならせて形成しうる。すなわち、追加ページに配列されるデータの変調方法や、0と1との比率を既存ページに配列するデータの変調方法や、0と1との比率と異ならせうる。
【0035】
また、制御部720は、前記ページをユーザデータの記録に利用し、前記追加ページを付加情報の記録に利用させうる。
【0036】
ホログラフィック記録媒体700へのデータ記録時、レーザー光源711から出力される干渉性を有するレーザー光はビームスプリッタ712に入射し、参照光と信号光とに分離される。信号光は、空間光変調器714に入射し、記録データを表示する空間光変調器714に入射された信号光は空間光変調(振幅変調)される。変調された信号光は、第1レンズ715によってホログラフィック記録媒体700に集光される。一方、参照光は、第2反射鏡716により反射され、第2レンズ717によりホログラフィック記録媒体700に照射される。したがって、信号光と参照光とが重なって形成される干渉紋がホログラフィック記録媒体700に微細な疎密パターンとして記録される。
【0037】
ホログラフィック記録媒体700に記録されたデータの再生時には、再生しようとするデータページの記録時に利用された参照光と同じ照明光をホログラフィック記録媒体700に入射させて、ホログラフィック記録媒体700に記録されている干渉紋に対応する回折光としてデータが再生され、この回折光が第3レンズ718によりCCDやCMOSで構成される検出部719に集光される。検出部719で出力される再生信号は制御部720に伝達される。
【0038】
特に、本発明によって制御部720は、ホログラフィック記録媒体から前記複数ページのうち、互いに異なる2枚の隣接したページ間に選択性の相対的に小さな追加ページを少なくとも1つ以上読出すべく、前記光処理部710を制御する。
【0039】
図8は、本発明によってホログラフィック記録媒体にデータを記録する過程のフローチャートである。図8を参照するに、ページ内で相対的に選択性が小さな領域を決定する(810)。
【0040】
決定された領域で構成された追加ページを既存のページとページとの間に記録する(820)。
【0041】
図9は、本発明によってホログラフィック記録媒体からデータを再生する過程のフローチャートである。図9を参照するに、ページとページとの間に記録された追加ページを読出すべく、参照光を制御する(910)。
【0042】
次いで、制御された参照光角度で追加ページを読出す(920)。
【0043】
前述したような記録再生方法は、またコンピュータで読取り可能な記録媒体にコンピュータで読取り可能なコードとして具現することができる。コンピュータで読取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読取られるデータが保存されるあらゆる記録装置を含む。コンピュータで読取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがあり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)の形で具現されるものも含む。またコンピュータで読取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータで読取り可能なコードが保存され、実行されうる。そして、前記記録再生方法を具現するための機能的な(function)プログラム、コード及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野のプログラマーにより容易に推論されうる。
【0044】
以上、本発明についてその望ましい実施例を中心に説明した。本発明の当業者ならば、本発明が、本発明の本質的な特性から外れない範囲で変形された形で具現されうることを理解できるであろう。したがって、開示された実施例は限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮せねばならない。本発明の範囲は、前記説明ではなく、特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異点は本発明に含まれたものと解釈されねばならない。
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録容量を増加させうるホログラフィック記録媒体、記録再生装置及び記録再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
光学ホロフラフィで、データは、記録媒体の表面ではなく、ボリュームを通じて保存される。信号を含んでいる光は記録媒体内で参照光と干渉を起こしてデータページと呼ばれる干渉グレーティングを生成する。複数個のグレーティングが参照光の光学特性を変化させることによって重畳される。このようなプロセスを多重化(multiplexing)と呼ぶ。データ読出時には、単一の参照光がデータ記録に使われた条件と同じ条件下で記録媒体に入射され、保存されたデータページを示す回折光を生成する。回折光は、検出アレイにより検出され、該検出アレイは測定された強度パターン(intensity pattern)から保存されたデータビットを抽出する。データページは、多数のデータビットまたは画素を含んでいる。このような複数のデータページを同じボリュームに重畳させることによって、データ保存容量も大きくなりうる。
【0003】
ホログラムは、データを含む信号光と参照光とを利用して記録される。記録時に、図1Aに示されたように、参照光Rと信号光Sは、干渉パターンを生成するために、互いに干渉し、このような干渉パターンがホログラフィック記録媒体100に伝達される。再生時に、図1Bに示されたように、媒体に記録されたホログラムにオリジナル参照光Rを照射すれば、これが記録されたホログラムの回折現象を起こして出力信号光Sを生成する。この際、参照光が記録時に使われた元の光と差が出れば、再生光の光量や方向が元の記録光と異なる。一般的に、このような差が大きくなると、光量がsinc関数の形に減少する。
【0004】
図2は、ホログラフィック記録媒体にデータを記録する時、信号光の領域別角度を示す図である。図2を参照するに、ホログラフィック記録媒体に信号光及び参照光が入射する様子が現れている。信号光は、SLM210(spatial light modulator)のような光変調器で変調されてページの形でホログラフィック記録媒体に集光される。この際、SLM210は、面状であって、SLM210の領域によって記録媒体に入射される信号光の角度が変わる。SLM210の領域を参照光のスキャン方向に沿って図2のa、b、c及びd領域に分け、各領域からの信号光の入射角及び選択性(selectivity)を計算すれば、表1のようである。
【0005】
【表1】
信号光がホログラフィック記録媒体100に入射する角度は、媒体の法線方向に対する信号光の角度であって、SLMのa領域では35.86゜であり、b領域は28.62゜、c領域は21.38゜、d領域は14.14゜であって、各領域は約7.24゜の角度偏差を示す。これは媒体に信号光が入射する前にNA(numerical aperture)を有する対物レンズを通過するためである。
【0006】
光の入射時、中心軸で所定角度以下の位置を取らないと、光は外へ屈折することになるが、光が外に屈折せず、レンズ内で全反射して伝播する最大角度の正弦をNAという。それぞれの領域での信号光の選択性を計算してみれば、角度が小さいほど、大きな選択性を有することが分かる。すなわち、SLMの領域によって信号光の選択性値が変わり、クロストークによって高い選択性値を選択することが普通である。選択性値が高まれば、記録される角度間隔が大きくなるので、ホログラフィック記録媒体の高密度多重化が難しくなるという問題点がある。
【0007】
図3は、ページ300で領域を分けた例である。図3は、SLM210で光変調されたページ形態の信号光であって、ページで領域を、参照光のスキャン方向に沿ってA、B、C及びDに分けたものである。図4は、図3で分けた領域での選択性を測定した後、これを示すグラフである。領域による選択性は、表1の結果と同様に領域別に異なる値を示し、したがって、ページの領域の位置によって、クロストーク値が異なった値を有する。ページ間クロストークを最小とするためには、最大選択性を選択して記録間隔を定めるので、高密度のデータ記録が難しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記問題点を解決して、記録容量の増加を可能にするホログラフィック記録媒体、記録及び/または再生装置及び記録及び/または再生方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための本発明の一特徴は、信号光と参照光との干渉によりデータを含んでいるホログラムが記録されるホログラフィック記録媒体において、複数ページが重畳記録され、前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域と比較して相対的に小さな選択性を有する領域にデータが記録され、前記他の領域にはデータが記録されない追加ページ(additional page)が記録される。
【0010】
本発明の一特徴によれば、前記追加ページの大きさは、前記隣接したページの大きさとは異なることが望ましい。
【0011】
本発明の一特徴によれば、前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成されるか、前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成されることが望ましい。
【0012】
本発明の一特徴によれば、前記隣接したページに記録されたデータは、ユーザデータであり、前記追加ページに記録されたデータは、ユーザデータではない付加情報を含むことが望ましい。
【0013】
本発明の他の特徴によれば、信号光と参照光との干渉によりデータを含んでいるホログラムが記録されるホログラフィック記録媒体において、第1ページと第2ページとを含むブックであって、前記第1ページと前記第2ページは各々データを含み、前記第2ページは、前記第1ページに基づいて最大選択性を有するようにデータが記録されるブックと、前記第1ページと前記第2ページとの間に、前記最大選択性より小さな選択性を有する第3ページが記録される。
【0014】
本発明の他の特徴によれば、前記第3ページでデータは、前記第3ページの他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域に配列される。
【0015】
本発明の他の特徴によれば、ホログラフィック記録媒体にデータを記録する装置において、信号光と参照光との干渉を利用して、データを複数ページ上に重畳して前記ホログラフィック記録媒体に記録する光処理部と、前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域と比較して選択性の相対的に小さな領域にデータの一部が含まれた追加ページを記録するように、前記光処理部を制御する制御部を含む。
【0016】
本発明のさらに他の特徴によれば、信号光と参照光との干渉によりデータが複数ページ上に重畳記録されたホログラフィック記録媒体からデータを再生する装置において、前記ホログラフィック記録媒体からデータを読出す光処理部と、前記ホログラフィック記録媒体から前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に記録された追加ページからデータの一部を読出すべく、前記光処理部を制御する制御部を含み、前記データの一部は、追加ページの他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域に記録されているものである。
【0017】
本発明のさらに他の特徴によれば、信号光と参照光との干渉を利用して、データが複数ページに重畳記録されるホログラフィック記録媒体にデータを記録する方法において、前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域にデータが記録される追加ページを記録する段階を含む。
【0018】
本発明のさらに他の特徴によれば、信号光と参照光との干渉によりデータが複数ページ上に重畳記録されたホログラフィック記録媒体からデータを再生する方法において、前記ホログラフィック記録媒体から前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間にある追加ページから前記データの一部を再生する段階を含み、前記追加ページの前記データの一部は、前記追加ページの他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域に記録される。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、ホログラフィック記録媒体で既存のページとページとの間にクロストークに影響を与えない追加的なページをさらに記録することによって、記録容量を増加させうる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1A】光学ホロフラフィで記録と再生とを説明するための参考図である。
【図1B】光学ホロフラフィで記録と再生とを説明するための参考図である。
【図2】ホログラフィック記録媒体にデータを記録する時、信号光の領域別角度を示す図である。
【図3】ページで領域を分けた例である。
【図4】図3で分けた領域での選択性を示すグラフである。
【図5A】本発明による記録方法を説明するための参考図である。
【図5B】本発明による記録方法を説明するための参考図である。
【図5C】本発明による記録方法を説明するための参考図である。
【図6】本発明によって複数ページが重畳記録された形を示す図である。
【図7】本発明による記録再生装置の概略図である。
【図8】本発明による記録過程のフローチャートである。
【図9】本発明による再生過程のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付された図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0022】
クロストークを増加させずとも、記録容量を増やすために本発明が着眼したのは、既存のページとページとの間にクロストークに影響を与えずに、追加ページをさらに記録するということである。すなわち、本発明では、クロストークが信号の位置によって変わる点を利用して、ページの大きさを2種以上にして、クロストークのない角度で記録することによって、記録容量を増加させうる。
【0023】
具体的な方法を図5A、図5B、図5Cを参照して説明する。
【0024】
例えば、ページ内の各位置によって選択性が0.1から0.038まで出てくるとすれば、既存の方法では、ページ内のクロストークをなくすために、少なくともページ内の最大選択性である0.038°ほど角度をあけてページを重畳記録する。もちろん、選択性は、0.1ないし0.038°とは異なる範囲になりうる。すなわち、図5Aを参照するに、オリジナルページ510を第1角度で記録した場合、このページに隣接した他のオリジナルページ530は、図5Cに示されたように、第1角度+0.038°で記録せねばならない。
【0025】
しかし、本発明による方法では、2つの隣接したオリジナルページ510、530のうち、追加的に大きさの小さなページを挿入して記録する。このように、既存の隣接したページ間に追加的に挿入されるページを“追加ページ520と呼ぶ。
【0026】
図5Bを参照するに、第1角度で記録したページ510と第1角度+0.038角度で記録したページ530間に、第1角度+0.19°で記録した追加ページ520が図示されている。言い換えれば、追加ページ520は、オリジナル隣接ページ510、530を分離する角度の半分である異なる角度で記録される。表1を参照すると、そのような記録は、選択性0.14と0.16とを有する領域(c)、(d)と比較して、さらに低い選択性0.11と0.12とを有するSLM210の領域(a)、(b)になる。図5Bを参照するに、このような追加ページ520の具現は、もともと既存のページとは異なるページの大きさを有するもので構成するか、あるいはページの大きさは既存のページの大きさと同一であるが、実際にデータが含まれる領域を小さく配列するもので構成することもできる。
【0027】
この追加ページのデータは、全体ページで選択性の相対的に小さな部分に位置される。選択性が相対的に小さいために、この追加ページが隣接した既存のページに与えるクロストークはほとんどない。したがって、クロストークによる信号の劣化を起こさずに、既存より記録容量を増加させうる。この際、既存ページの中間に挿入される追加ページの大きさは、選択性の差によってその大きさを決定すればよい。
【0028】
図6は、本発明によってページとページとの間に1つの追加ページを記録した場合、複数ページが重畳されたブック600の形態を示す。ブック600で追加ページ520は各オリジナルページ510、530、550、570、590の間に各々挿入される。本発明の一特徴によってブック600は、図6に示されたページ数より多いか、さらに少数のページを含むことができる。
【0029】
図6を参照するに、例えば、追加ページ520にデータを含みうる容量が既存ページ510の半分程度とすれば、このように本発明によって追加ページを記録することによって、記録容量を約50%ほど増加させうる。図6に示された例では、既存のページとページとの間に1つの追加ページが挿入される場合のみを図示したが、クロストークに影響を与えないならば、既存のページ510とページ530との間には1つ以上の追加ページが挿入されうる。
【0030】
図7は、本発明の一実施例によるホログラム記録及び/または再生装置701の概略的な構成を示すブロック図である。図7を参照するに、本発明の一実施例によるホログラフィック記録再生装置は、ホログラフィック記録媒体700が挿入された光処理部710、ホログラフィック記録媒体700にデータを記録するか、前記媒体700からデータを再生するように、光処理部710を制御する制御部720を含む。
【0031】
光処理部710は、レーザー光源711、ビームスプリッタ712、第1反射鏡713、空間光変調器714、第1レンズ715、第2反射鏡716、第2レンズ717、第3レンズ718及び検出部719を含む。
【0032】
制御部720は、光処理部710を制御し、また記録データを含むデータページを生成して光処理部710に伝送して光処理部710から再生された信号をデータ処理する。特に、本発明による制御部720は、複数ページのうち、互いに異なる2枚の隣接したページ間に選択性の相対的に小さな追加ページを少なくとも1つ以上記録するように、前記光処理部710を制御する。すなわち、図5の例を参照するに、制御部720は、ページ510を記録するために光処理部710で参照光の角度を第1角度に設定し、ページ520を記録するために光処理部710で参照光の角度を第1角度+0.019に設定し、ページ530を記録するために光処理部710で参照光の角度を第1角度+0.038に設定する。各ページ510、520、530間の角度変化は、+0.019°より大きいか、小さくなりうる。
【0033】
制御部720は、前記追加ページでデータを角度選択性が相対的に小さな部分に配列するか、前記追加ページの大きさを前記ページの大きさと異ならせて生成しうる。追加ページでデータを角度選択性の相対的に小さな部分に配列することは、追加ページ520と既存ページ510、530との大きさは同一にし、制御部で追加ページにデータを配列する時、角度選択性が相対的に小さな部分に位置させるように具現しうる。追加ページの大きさを既存ページの大きさとは異ならせて形成することは、光処理部710のSLM714またはSLM714の前端に配列されるシャッター(図示せず)などを利用して、光がページの一部で遮断されるように具現することである。
【0034】
また制御部720は、前記追加ページの信号構成を前記ページの信号構成の一部と同一に形成するか、前記ページの信号構成とは異ならせて形成しうる。すなわち、追加ページに配列されるデータの変調方法や、0と1との比率を既存ページに配列するデータの変調方法や、0と1との比率と異ならせうる。
【0035】
また、制御部720は、前記ページをユーザデータの記録に利用し、前記追加ページを付加情報の記録に利用させうる。
【0036】
ホログラフィック記録媒体700へのデータ記録時、レーザー光源711から出力される干渉性を有するレーザー光はビームスプリッタ712に入射し、参照光と信号光とに分離される。信号光は、空間光変調器714に入射し、記録データを表示する空間光変調器714に入射された信号光は空間光変調(振幅変調)される。変調された信号光は、第1レンズ715によってホログラフィック記録媒体700に集光される。一方、参照光は、第2反射鏡716により反射され、第2レンズ717によりホログラフィック記録媒体700に照射される。したがって、信号光と参照光とが重なって形成される干渉紋がホログラフィック記録媒体700に微細な疎密パターンとして記録される。
【0037】
ホログラフィック記録媒体700に記録されたデータの再生時には、再生しようとするデータページの記録時に利用された参照光と同じ照明光をホログラフィック記録媒体700に入射させて、ホログラフィック記録媒体700に記録されている干渉紋に対応する回折光としてデータが再生され、この回折光が第3レンズ718によりCCDやCMOSで構成される検出部719に集光される。検出部719で出力される再生信号は制御部720に伝達される。
【0038】
特に、本発明によって制御部720は、ホログラフィック記録媒体から前記複数ページのうち、互いに異なる2枚の隣接したページ間に選択性の相対的に小さな追加ページを少なくとも1つ以上読出すべく、前記光処理部710を制御する。
【0039】
図8は、本発明によってホログラフィック記録媒体にデータを記録する過程のフローチャートである。図8を参照するに、ページ内で相対的に選択性が小さな領域を決定する(810)。
【0040】
決定された領域で構成された追加ページを既存のページとページとの間に記録する(820)。
【0041】
図9は、本発明によってホログラフィック記録媒体からデータを再生する過程のフローチャートである。図9を参照するに、ページとページとの間に記録された追加ページを読出すべく、参照光を制御する(910)。
【0042】
次いで、制御された参照光角度で追加ページを読出す(920)。
【0043】
前述したような記録再生方法は、またコンピュータで読取り可能な記録媒体にコンピュータで読取り可能なコードとして具現することができる。コンピュータで読取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読取られるデータが保存されるあらゆる記録装置を含む。コンピュータで読取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがあり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)の形で具現されるものも含む。またコンピュータで読取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータで読取り可能なコードが保存され、実行されうる。そして、前記記録再生方法を具現するための機能的な(function)プログラム、コード及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野のプログラマーにより容易に推論されうる。
【0044】
以上、本発明についてその望ましい実施例を中心に説明した。本発明の当業者ならば、本発明が、本発明の本質的な特性から外れない範囲で変形された形で具現されうることを理解できるであろう。したがって、開示された実施例は限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮せねばならない。本発明の範囲は、前記説明ではなく、特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異点は本発明に含まれたものと解釈されねばならない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号光と参照光との干渉によりデータを含んでいるホログラムが記録されるホログラフィック記録媒体において、
複数ページが重畳記録され、
前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域と比較して相対的に小さな選択性を有する領域にデータが記録され、前記他の領域には、データの記録されない追加ページが記録されることを特徴とするホログラフィック記録媒体。
【請求項2】
前記追加ページの大きさは、前記隣接したページの大きさとは異なることを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項3】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成されることを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項4】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成されることを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項5】
前記隣接したページに記録されたデータはユーザデータであり、前記追加ページに記録されたデータはユーザデータではない付加情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項6】
信号光と参照光との干渉によりデータを含んでいるホログラムが記録されるホログラフィック記録媒体において、
第1ページと第2ページとを含むブックであって、前記第1ページと前記第2ページは、各々データを含み、前記第2ページは前記第1ページに基づいて最大選択性を有するようにデータが記録される、ブックと、
前記第1ページと前記第2ページとの間に、前記最大選択性より小さな選択性を有する第3ページが記録されることを特徴とするホログラフィック記録媒体。
【請求項7】
前記第3ページでデータは、前記第3ページの他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域に配列されることを特徴とする請求項6に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項8】
ホログラフィック記録媒体にデータを記録する装置において、
信号光と参照光との干渉を利用してデータを複数ページ上に重畳させて前記ホログラフィック記録媒体に記録する光処理部と、
前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域と比較して、選択性の相対的に小さな領域にデータの一部が含まれた追加ページを記録するように前記光処理部を制御する制御部と、を含むことを特徴とするホログラフィック記録媒体の記録装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記追加ページの大きさを前記隣接したページの大きさと異ならせて生成することを特徴とする請求項8に記載のホログラフィック記録媒体の記録装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記追加ページの信号構成を前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成することを特徴とする請求項8に記載のホログラフィック記録媒体の記録装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記追加ページの信号構成を前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成することを特徴とする請求項8に記載のホログラフィック記録媒体の記録装置。
【請求項12】
前記データはユーザデータを含み、前記データ部分は前記ユーザデータではない付加情報を含むことを特徴とする請求項8に記載のホログラフィック記録媒体の記録装置。
【請求項13】
信号光と参照光との干渉によりデータが複数ページ上に重畳記録されたホログラフィック記録媒体からデータを再生する装置において、
前記ホログラフィック記録媒体からデータを読出す光処理部と、
前記ホログラフィック記録媒体から前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に記録された追加ページからデータの一部を読出すべく、前記光処理部を制御する制御部を含み、前記データの一部は、追加ページの他の領域に比べて、選択性が相対的に小さな領域に記録されていることを特徴とするホログラフィック記録媒体の再生装置。
【請求項14】
前記追加ページの大きさは、前記隣接したページの大きさとは異なることを特徴とする請求項13に記載のホログラフィック記録媒体の再生装置。
【請求項15】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成されることを特徴とする請求項13に記載のホログラフィック記録媒体の再生装置。
【請求項16】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成されていることを特徴とする請求項13に記載のホログラフィック記録媒体の再生装置。
【請求項17】
前記制御部は、前記隣接したページからユーザデータを得て、前記追加ページから前記ユーザデータとは異なる付加情報を得ることを特徴とする請求項13に記載のホログラフィック記録媒体の再生装置。
【請求項18】
信号光と参照光との干渉を利用してデータが複数ページに重畳記録されるホログラフィック記録媒体にデータを記録する方法において、
前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域にデータが記録される追加ページを記録する段階を含むことを特徴とする記録方法。
【請求項19】
前記記録段階は、
前記追加ページの大きさを前記隣接したページの大きさと異ならせて生成する段階を含むことを特徴とする請求項18に記載の記録方法。
【請求項20】
前記記録段階は、
前記追加ページの信号構成を前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成する段階を含むことを特徴とする請求項18に記載の記録方法。
【請求項21】
前記記録段階は、
前記追加ページの信号構成を前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成する段階を含むことを特徴とする請求項18に記載の記録方法。
【請求項22】
前記記録段階は、
前記隣接したページにはユーザデータを記録し、前記追加ページには前記ユーザデータとは異なる付加情報を記録する段階を含むことを特徴とする請求項18に記載の記録方法。
【請求項23】
信号光と参照光との干渉によりデータが複数ページ上に重畳記録されたホログラフィック記録媒体からデータを再生する方法において、
前記ホログラフィック記録媒体から前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間にある追加ページから前記データの一部を再生する段階を含み、前記追加ページの前記データの一部は、前記追加ページの他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域に記録されることを特徴とする再生方法。
【請求項24】
前記追加ページの大きさは、前記隣接したページの大きさとは異なることを特徴とする請求項23に記載の再生方法。
【請求項25】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成されることを特徴とする請求項23に記載の再生方法。
【請求項26】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成されていることを特徴とする請求項23に記載の再生方法。
【請求項27】
前記再生段階は、
前記隣接したページからユーザデータを再生し、前記追加ページから前記ユーザデータとは異なる付加情報を再生する段階を含むことを特徴とする請求項23に記載の再生方法。
【請求項28】
信号光と参照光との干渉を利用して、データが複数ページに重畳記録されるホログラフィック記録媒体において、
データが記録される第1ページと、
データが記録され、前記第1ページと所定角度離れて位置される第2ページと、
前記第1ページと前記第2ページとの間に記録され、前記データの一部が記録される第3ページと、であって、前記データの一部は、前記第1ページと前記第2ページとの間でクロストークを最小化する前記第3ページ内の位置にのみ記録されることを特徴とするホログラフィック記録媒体。
【請求項29】
前記第3ページは、前記所定角度のほぼ半分の他の角度ほど前記第1ページと離れて位置されることを特徴とする請求項28に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項30】
前記角度は、約0.038°であり、前記他の角度は、約0.019°であることを特徴とする請求項29に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項31】
前記データの一部は、前記クロストークを減少させるために、前記第3ページの他の領域に比べて、相対的に小さな選択性を有する前記第3ページの領域に記録されることを特徴とする請求項28に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項32】
前記データは、ユーザデータを含み、前記データの一部は、前記ユーザデータとは異なる付加情報を含むことを特徴とする請求項28に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項33】
ホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置において、
信号光と干渉光との干渉により前記ホログラフィック記録媒体に複数ページ上にデータを記録する光処理部と、
前記複数ページの2枚の隣接したページ間に前記データの一部を有する追加ページを記録するように、前記光処理部を制御する制御部と、を含み、前記データの一部は、前記2枚の隣接したページ間のクロストークを最小化する前記追加ページ内の位置にのみ記録されることを特徴とするホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置。
【請求項34】
前記第3ページは、前記所定角度のほぼ半分の他の角度ほど、前記第1ページと離れて位置されることを特徴とする請求項33に記載のホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置。
【請求項35】
前記角度は、約0.038°であり、前記他の角度は、約0.019°であることを特徴とする請求項34に記載のホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置。
【請求項36】
前記データの一部は、前記クロストークを減少させるために、前記第3ページの他の領域に比べて相対的に小さな選択性を有する前記第3ページの領域に記録されることを特徴とする請求項33に記載のホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置。
【請求項37】
前記データはユーザデータを含み、前記データの一部は前記ユーザデータとは異なる付加情報を含むことを特徴とする請求項33に記載のホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置。
【請求項38】
信号光と干渉光との干渉により重畳的にホログラフィック記録媒体上の複数ページに記録されたデータを再生するホログラフィック記録媒体の再生及び/または記録装置において、
前記ホログラフィック記録媒体から前記データを再生する光処理部と、
前記複数ページの隣接した2ページ間に記録されたデータの一部を有する追加ページを再生するように、前記光処理部を制御する制御部と、を含み、前記データの一部は、前記隣接した2ページ間のクロストークを最小化する前記追加ページ内の位置にのみ記録されることを特徴とするホログラフィック記録媒体の再生及び/または記録装置。
【請求項39】
前記データの一部は、前記クロストークを減少させるために、前記追加ページの他の領域に比べて相対的に小さな選択性を有する前記追加ページの領域に記録されることを特徴とする請求項38に記載のホログラフィック記録媒体の再生及び/または記録装置。
【請求項1】
信号光と参照光との干渉によりデータを含んでいるホログラムが記録されるホログラフィック記録媒体において、
複数ページが重畳記録され、
前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域と比較して相対的に小さな選択性を有する領域にデータが記録され、前記他の領域には、データの記録されない追加ページが記録されることを特徴とするホログラフィック記録媒体。
【請求項2】
前記追加ページの大きさは、前記隣接したページの大きさとは異なることを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項3】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成されることを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項4】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成されることを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項5】
前記隣接したページに記録されたデータはユーザデータであり、前記追加ページに記録されたデータはユーザデータではない付加情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項6】
信号光と参照光との干渉によりデータを含んでいるホログラムが記録されるホログラフィック記録媒体において、
第1ページと第2ページとを含むブックであって、前記第1ページと前記第2ページは、各々データを含み、前記第2ページは前記第1ページに基づいて最大選択性を有するようにデータが記録される、ブックと、
前記第1ページと前記第2ページとの間に、前記最大選択性より小さな選択性を有する第3ページが記録されることを特徴とするホログラフィック記録媒体。
【請求項7】
前記第3ページでデータは、前記第3ページの他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域に配列されることを特徴とする請求項6に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項8】
ホログラフィック記録媒体にデータを記録する装置において、
信号光と参照光との干渉を利用してデータを複数ページ上に重畳させて前記ホログラフィック記録媒体に記録する光処理部と、
前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域と比較して、選択性の相対的に小さな領域にデータの一部が含まれた追加ページを記録するように前記光処理部を制御する制御部と、を含むことを特徴とするホログラフィック記録媒体の記録装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記追加ページの大きさを前記隣接したページの大きさと異ならせて生成することを特徴とする請求項8に記載のホログラフィック記録媒体の記録装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記追加ページの信号構成を前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成することを特徴とする請求項8に記載のホログラフィック記録媒体の記録装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記追加ページの信号構成を前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成することを特徴とする請求項8に記載のホログラフィック記録媒体の記録装置。
【請求項12】
前記データはユーザデータを含み、前記データ部分は前記ユーザデータではない付加情報を含むことを特徴とする請求項8に記載のホログラフィック記録媒体の記録装置。
【請求項13】
信号光と参照光との干渉によりデータが複数ページ上に重畳記録されたホログラフィック記録媒体からデータを再生する装置において、
前記ホログラフィック記録媒体からデータを読出す光処理部と、
前記ホログラフィック記録媒体から前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に記録された追加ページからデータの一部を読出すべく、前記光処理部を制御する制御部を含み、前記データの一部は、追加ページの他の領域に比べて、選択性が相対的に小さな領域に記録されていることを特徴とするホログラフィック記録媒体の再生装置。
【請求項14】
前記追加ページの大きさは、前記隣接したページの大きさとは異なることを特徴とする請求項13に記載のホログラフィック記録媒体の再生装置。
【請求項15】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成されることを特徴とする請求項13に記載のホログラフィック記録媒体の再生装置。
【請求項16】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成されていることを特徴とする請求項13に記載のホログラフィック記録媒体の再生装置。
【請求項17】
前記制御部は、前記隣接したページからユーザデータを得て、前記追加ページから前記ユーザデータとは異なる付加情報を得ることを特徴とする請求項13に記載のホログラフィック記録媒体の再生装置。
【請求項18】
信号光と参照光との干渉を利用してデータが複数ページに重畳記録されるホログラフィック記録媒体にデータを記録する方法において、
前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間に、他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域にデータが記録される追加ページを記録する段階を含むことを特徴とする記録方法。
【請求項19】
前記記録段階は、
前記追加ページの大きさを前記隣接したページの大きさと異ならせて生成する段階を含むことを特徴とする請求項18に記載の記録方法。
【請求項20】
前記記録段階は、
前記追加ページの信号構成を前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成する段階を含むことを特徴とする請求項18に記載の記録方法。
【請求項21】
前記記録段階は、
前記追加ページの信号構成を前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成する段階を含むことを特徴とする請求項18に記載の記録方法。
【請求項22】
前記記録段階は、
前記隣接したページにはユーザデータを記録し、前記追加ページには前記ユーザデータとは異なる付加情報を記録する段階を含むことを特徴とする請求項18に記載の記録方法。
【請求項23】
信号光と参照光との干渉によりデータが複数ページ上に重畳記録されたホログラフィック記録媒体からデータを再生する方法において、
前記ホログラフィック記録媒体から前記複数ページのうち、2枚の隣接したページ間にある追加ページから前記データの一部を再生する段階を含み、前記追加ページの前記データの一部は、前記追加ページの他の領域に比べて選択性の相対的に小さな領域に記録されることを特徴とする再生方法。
【請求項24】
前記追加ページの大きさは、前記隣接したページの大きさとは異なることを特徴とする請求項23に記載の再生方法。
【請求項25】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成の一部と同一に形成されることを特徴とする請求項23に記載の再生方法。
【請求項26】
前記追加ページの信号構成は、前記隣接したページの信号構成とは異ならせて形成されていることを特徴とする請求項23に記載の再生方法。
【請求項27】
前記再生段階は、
前記隣接したページからユーザデータを再生し、前記追加ページから前記ユーザデータとは異なる付加情報を再生する段階を含むことを特徴とする請求項23に記載の再生方法。
【請求項28】
信号光と参照光との干渉を利用して、データが複数ページに重畳記録されるホログラフィック記録媒体において、
データが記録される第1ページと、
データが記録され、前記第1ページと所定角度離れて位置される第2ページと、
前記第1ページと前記第2ページとの間に記録され、前記データの一部が記録される第3ページと、であって、前記データの一部は、前記第1ページと前記第2ページとの間でクロストークを最小化する前記第3ページ内の位置にのみ記録されることを特徴とするホログラフィック記録媒体。
【請求項29】
前記第3ページは、前記所定角度のほぼ半分の他の角度ほど前記第1ページと離れて位置されることを特徴とする請求項28に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項30】
前記角度は、約0.038°であり、前記他の角度は、約0.019°であることを特徴とする請求項29に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項31】
前記データの一部は、前記クロストークを減少させるために、前記第3ページの他の領域に比べて、相対的に小さな選択性を有する前記第3ページの領域に記録されることを特徴とする請求項28に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項32】
前記データは、ユーザデータを含み、前記データの一部は、前記ユーザデータとは異なる付加情報を含むことを特徴とする請求項28に記載のホログラフィック記録媒体。
【請求項33】
ホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置において、
信号光と干渉光との干渉により前記ホログラフィック記録媒体に複数ページ上にデータを記録する光処理部と、
前記複数ページの2枚の隣接したページ間に前記データの一部を有する追加ページを記録するように、前記光処理部を制御する制御部と、を含み、前記データの一部は、前記2枚の隣接したページ間のクロストークを最小化する前記追加ページ内の位置にのみ記録されることを特徴とするホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置。
【請求項34】
前記第3ページは、前記所定角度のほぼ半分の他の角度ほど、前記第1ページと離れて位置されることを特徴とする請求項33に記載のホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置。
【請求項35】
前記角度は、約0.038°であり、前記他の角度は、約0.019°であることを特徴とする請求項34に記載のホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置。
【請求項36】
前記データの一部は、前記クロストークを減少させるために、前記第3ページの他の領域に比べて相対的に小さな選択性を有する前記第3ページの領域に記録されることを特徴とする請求項33に記載のホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置。
【請求項37】
前記データはユーザデータを含み、前記データの一部は前記ユーザデータとは異なる付加情報を含むことを特徴とする請求項33に記載のホログラフィック記録媒体の記録及び/または再生装置。
【請求項38】
信号光と干渉光との干渉により重畳的にホログラフィック記録媒体上の複数ページに記録されたデータを再生するホログラフィック記録媒体の再生及び/または記録装置において、
前記ホログラフィック記録媒体から前記データを再生する光処理部と、
前記複数ページの隣接した2ページ間に記録されたデータの一部を有する追加ページを再生するように、前記光処理部を制御する制御部と、を含み、前記データの一部は、前記隣接した2ページ間のクロストークを最小化する前記追加ページ内の位置にのみ記録されることを特徴とするホログラフィック記録媒体の再生及び/または記録装置。
【請求項39】
前記データの一部は、前記クロストークを減少させるために、前記追加ページの他の領域に比べて相対的に小さな選択性を有する前記追加ページの領域に記録されることを特徴とする請求項38に記載のホログラフィック記録媒体の再生及び/または記録装置。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公表番号】特表2010−522947(P2010−522947A)
【公表日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−500814(P2010−500814)
【出願日】平成20年1月21日(2008.1.21)
【国際出願番号】PCT/KR2008/000348
【国際公開番号】WO2008/117925
【国際公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年1月21日(2008.1.21)
【国際出願番号】PCT/KR2008/000348
【国際公開番号】WO2008/117925
【国際公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】
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