説明

リニアアクチュエータ用手動オーバーライド装置

リニアアクチュエータの手動オーバーライド操作のための装置は、第1面上に第1継手、および、第1面とは反対の第2面上に第2継手を有する手動オペレータを備える。雄ねじを有する第1駆動部材は、アクチュエータのハウジングに結合する。第1駆動部材は、手動オペレータの第1継手を取り外しできるように受ける第1端部、アクチュエータの作動部材を選択的に係合する第2端部、および、第1駆動部材の縦軸に沿って通過する孔を備える。第2駆動部材は、第1駆動部材に回転可能に結合するために、孔の中に配置される。第2駆動部材は、作動部材のアクチュエータステムにねじ止めして結合をする第1端部、および、手動オペレータの第2継手を取り外しできるように受ける第2端部を有する。手動オペレータによる第1回転方向への第1駆動部材の回転は、第1直線方向へアクチュエータの作動部材を移動し、そして、手動オペレータによる第1回転方向への第2駆動部材の第1駆動部材に対する回転は、第1直線方向とは反対の第2直線方向に作動部材を移動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、制御弁用リニアアクチュエータに関する。より詳細には、リニアアクチュエータ用手動オーバライド装置に関する。
【背景技術】
【0002】
多くのプロセス制御弁が、周知のダイアフラム式またはピストン式アクチュエータを用いて、作動する(例えば、圧縮空気作用で作動する)。アクチュエータは、弁を開放または閉鎖する力および動きを供給して、例えば、リニア弁、回転弁といった、制御弁を自動化するために用いることができる。ゲート、グローブ、ダイヤフラム、ピンチおよびアングル弁などのリニア弁は、開放位置と閉鎖位置の間に流量制御部材(例えば、弁体)を移動させる弁棒(例えば、滑動ステム)を、通常、有する。ちょう形弁、玉弁および円板弁などの回転弁は、開放位置と閉鎖位置の間で流量制御部材を移動させる弁心棒を、通常、有する。アクチュエータステムは、リニア弁の弁棒または回転弁の弁心棒をアクチュエータ(例えば、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータなど)に、有効に連結する。
【0003】
動作中、ポジショナまたは制御ユニットは、アクチュエータに制御流体(例えば、空気)を供給し、アクチュエータに弁棒または弁心棒の位置を定めさせ、その結果、所望の位置に流量制御部材を配置して、弁を通過する流体流量を調節する。弁が閉鎖されるとき、流量制御部材は、弁を通過する(例えば、一方または両方向の)流体流動を妨げるために、弁内の流路を取り囲む環状または周囲の密封部分に係合するように、通常、構成される。
【0004】
プロセス制御システムにおいて、開放位置、閉鎖位置または他の任意の所望の位置に、流量制御部材の位置を手動でオーバーライドする必要が生じる場合がある。例えば、非常事態、停電の間、または、制御流体(例えば、空気)の(例えば、空気圧の)アクチュエータへの供給が停止された場合に、道管の過圧を防ぐために弁を開放する必要、または、汚染(例えば、化学汚染)を防ぐために弁を閉鎖する必要が生じる場合がある。手動オーバーライド装置のいくつかの公知の例は、弁を手動操作するために通常はアクチュエータに直接取り付けられた、ハンドル車およびねじの配置を提供する。しかしながら、これらの公知の手動オーバーライド装置は、いくつかの弁の手動操作が一方向に限定され、一度これらの弁が手動で操作されると、もう一方つまり逆方向に弁を操作するために用いることができない。したがって、これらの公知の手動オーバーライド装置は、複動式アクチュエータ(すなわち、加圧流体が弁を開閉するために用いられるアクチュエータ)との使用に適切ではない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
一例では、手動オーバーライド装置の例として、第1面上に第1継手、および、第1面とは反対の第2面上に第2継手を有する手動オペレータが挙げられる。雄ねじを有する第1駆動部材つまりステムは、アクチュエータのハウジングに結合する。第1駆動部材は、手動オペレータの第1継手を受ける第1端部、および、アクチュエータの作動部材を選択的に係合する第2端部を備える。第2駆動部材つまりステムは、第1駆動部材に摺動できるように結合し、そして、作動部材のアクチュエータステムにねじ止めして結合をする第1端部、および、手動オペレータの第2継手を受ける第2端部を有する。手動オペレータによる第1回転方向への第1駆動部材の回転は、第1直線方向へアクチュエータの作動部材を移動し、そして、手動オペレータによる第1回転方向への第1駆動部材に対する第2駆動部材の回転は、第1直線方向とは反対の第2直線方向にアクチュエータの作動部材を移動させる。
【0006】
他の例では、制御弁は、ハウジング内に配置された作動部材および第1端部で作動部材と結合し第2端部で弁の弁棒と結合したアクチュエータステムを有する、アクチュエータを備える。第3ステムは、ハウジングに第3ステムを結合させるために、ステムの縦軸に沿った孔および外周にねじを切った部分を有する。第3ステムは、第3ステムが第1回転方向に回転するとき、第1直線方向に作動部材が移動するように、選択的に作動部材を係合する。送りねじは、回転できるように第3ステムに結合される。送りねじは、第3ステムの第1端部を係合することになるヘッド部、および、第3ステムの孔に配置される本体を備え、そして、第1回転方向への第3ステムに対する送りねじの回転が第1直線方向とは反対の第2直線方向に作動部材を移動させるようにアクチュエータステムの第1端部をねじ止めして係合をした、ねじ部を備える。
さらに別の例では、オーバーライド装置の例は、第1回転方向への第1器具の回転が、第1直線方向へ作動部材を移動させる、アクチュエータの作動部材を選択的に移動するための第1器具を備える。更に、オーバーライド装置の例は、作動部材を選択的に移動するための第2器具を備える。作動部材を選択的に移動するための第1器具と関連をした第1回転方向への第2器具の回転が、第1直線方向とは反対の第2直線方向に作動部材を移動させるように、第2器具は、作動部材のアクチュエータステムに結合して、作動部材を選択的に移動するために第1器具と回転できるように結合する。この例は、更に、作動部材を選択的に移動するための第2器具を回転させるための第2器具、および、作動部材を選択的に移動するための第1器具を回転させるための器具を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1A】本明細書において説明される手動オーバーライド装置が実施された、制御弁の例の、閉鎖位置を示した断面図を示す。
【図1B】図1Aの制御弁の例の、開放位置を示した断面図を示す。
【図2A】図1Aおよび図1Bの手動オペレータの例の平面図である。
【図2B】図1A、図1Bおよび図2Aの手動オペレータの例の断面図である。
【図3】図1A、図1B、図2Aおよび図2Bの手動オーバーライド装置の例を介して、閉鎖位置へ手動で移動した、図1Aおよび図1Bの制御弁の例の断面図を示す。
【図4】閉鎖位置で故障をした、図1Aおよび図1Bの制御弁の例の断面図を示す。
【図5】図1A、図1B、図2Aおよび図2Bの手動オーバーライド装置の例を介して、手動で開放位置へ移動をした図4の制御弁の例の断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
非常事態、停電、または、バルブアクチュエータ(例えば、空気圧アクチュエータ)に対する制御流体(例えば、空気)の供給が故障する場合、所望の位置(例えば、図3の閉鎖位置、図5の開放位置)に弁の流量制御部材の位置を手動でオーバーライドする必要があり得る。例えば、自動制御システムがアクチュエータへの制御流体の供給に失敗した場合、道管の過圧を妨げるために弁を開放する必要があり得るし、また、汚染(例えば、化学汚染)を妨げるために弁を閉鎖する必要があり得る。一般に、制御弁用の公知の手動オーバライド装置は、弁の手動操作ができ、弁の流量制御部材を所望の位置へ移動するために、外部電源を必要としない。代わりに、これらの公知の手動オーバライド装置は、ハンドル車、鎖車、梃子、クラッチ切断装置またはこれらの組み合わせを通常は用い、人が提供をした入力(手動)トルクと比較して、結果として高い出力トルクとなる、減少を提供する一連のギア(例えば、ウォーム駆動ギアボックスなど)を駆動する。したがって、非常事態の間、例えば、弁の位置は、手動で移動することができる。
【0009】
いくつかの公知の手動オーバライド装置は、自動ロック式ウォームおよびウォームギア駆動が所望の位置で弁を保持する、ウォーム駆動ギアボックスを利用する。しかしながら、この構成は、アクチュエータステムの穴と手動オーバライドステムの穴を位置合わせすること、および、手動オーバライド装置を係合するために穴を通じてピンを滑動させることが、通常、必要となる。非常事態の間、この工程は、時間がかかり、不適格となり得る。他の公知の出願では、ハンドル車を介して弁の手動操作を可能にするために、梃子を手動で係合することが必要な、クラッチ切断可能なウォーム駆動ギアボックスが利用される。しかしながら、ウォーム駆動ギアボックスは、比較的高価で、操作が難しく、弁およびアクチュエータアセンブリの大きさのエンベロプを拡大し、そして、アクチュエータを有した複合体アセンブリを必要とする。
【0010】
別の公知の手動オーバライド装置の例は、手動で弁を操作するために、アクチュエータに直接取り付けられるハンドル車とねじの組み合わせを提供する。しかしながら、この公知の構成は、1つの方向へいくつかの弁の操作を限定し、その結果、これらの弁が1度手動で操作されると、もう一方の方向つまり逆の方向へ弁を操作するために、オーバライド装置を利用することができない。したがって、これらの公知の手動オーバライド装置は、複動式アクチュエータで利用することができない。
【0011】
一般に、本明細書において説明をした手動オーバライド装置の例は、アクチュエータを選択的に係合または操作するために利用することができる。手動オーバライド装置の例は、流体の流れが弁を通過する全開位置と、弁を通過する流体の流れが制限されるかまたは妨げられる完全閉鎖位置の間の、任意の位置に弁の流量制御部材を配置するように、アクチュエータの手動制御を可能にする。本明細書において説明をした手動オーバライド装置の例は、手動オーバライド装置の例が、アクチュエータの相対的な方向操作または直線移動を提供する(すなわち、第1方向および第1方向とは反対の第2方向にアクチュエータを移動させる)ので、特に複動式アクチュエータ(すなわち、加圧流体が弁を開閉するために利用されるアクチュエータ)での使用に有益である。本明細書において説明をした手動オーバライド装置の例は、例えば、制御弁、絞り弁、オン/オフ弁、などの、リニアアクチュエータを有する弁で用いられる可能性がある。
また、手動オーバライド装置の例は、fluid−to−open作動弁(すなわち、ばねが閉鎖位置で弁に付勢する弁)、または、fail―to―close作動弁(すなわち、ばねが開放位置で弁に付勢する弁)を用いて、利用される可能性がある。
【0012】
更に、上記の公知のオーバライド装置と比較して、本明細書において説明をした手動オーバライド装置の例は、高価ではなく、弁およびアクチュエータアセンブリの大きさのエンベロプを縮小する。これは、手動オーバライド装置を介して弁の操作ができるように梃子を手動で係合することが通常は必要な、クラッチ切断可能な装置または高価なギヤボックス構成を、手動オーバライド装置の例が有しないためである。
【0013】
図1Aは、本明細書において説明される手動オーバライド装置102の例が実装された、制御弁100の例の断面図を示す。この図は、閉鎖位置での制御弁100の例を示している。図1Bは、図1Aの制御弁100の例の、開放位置で示された、断面図である。図1Aおよび図1Bを参照すると、制御弁100の例は、弁106を通過する流体流動を可能にする開放位置と、弁106を通過する流体流動を妨害又は制限する閉鎖位置の間に、弁106を移動または操作するためのアクチュエータ104を備える。弁106は、弁106の主要な圧力バウンダリである弁本体108を有し、入口114と出口116の間に流体流動通路を提供するオリフィス112(図1B)を画定するために、弁内に配置された弁座110(図1B)を備える。
【0014】
流量制御部材118は、弁棒120を介して、アクチュエータ104に作動可能に結合される。アクチュエータ104は、図1Aに示されるように、入口114と出口116間で流体の流れを制限するかまたは妨げるために、第1方向(例えば、弁座110の方向)へ、図1Bに示されるように、入口114と出口116の間の流体の流れを可能にするために、第2方向(例えば、弁座110から離れて)へ、流量制御部材118を移動させる。その結果、弁座110に対する流量制御部材118の位置は、制御弁100を通過する流体流速を変化させるか、または、制御する。
【0015】
ボンネット122は、弁棒120を収容し、そして、弁本体108の外側の、弁100を取り巻く環境への、弁棒120に沿ったプロセス流体の漏れを妨げるパッキングシステム124を備える。また、ボンネット122は、弁本体108をヨーク126に結合し、このヨークは、弁106をアクチュエータ104に結合する。いくつかの例においては、ケージ(図示せず)が、流体のいくらかの流動特性(例えば、減少したノイズ、弁106を通過する流体の流れによって減少したキャビテーションなど)を提供するために、流量制御部材118を摺動可能に受けるように、弁本体108に配置される可能性がある。
【0016】
図1Aおよび図1Bで示されるアクチュエータ104は、複動式アクチュエータ(すなわち、加圧流体が弁108を開閉するために用いられる)と一般に称する。作動部材128(例えば、ピストン、ダイヤフラムなど)は、第1室132および第2室134を画定するために、ハウジング130内に配置される。アクチュエータステム136は、第1端部138で作動部材128に結合し、第2端部140で弁棒120に結合する。移動表示器(図示せず)が、アクチュエータ104の位置、つまり、弁座110に対する流量制御部材118の位置、(例えば、開放位置、閉鎖位置、中間位置など)を追跡または指示するために、アクチュエータステム136の第2端部140または弁棒120に結合されてもよい。
【0017】
本移動表示器は、制御装置つまりポジショナ142に信号(例えば、力学的な信号、電気的な信号など)を提供するために構成されてもよい。この制御装置つまりポジショナ142は、移動表示器によって提供される信号(例えば、力学的な信号、電気的な信号など)に基づいて、第1口または通路144(例えば、ホース)を経て第1室132に、そして、第2口つまり通路146(例えば、ホース)を経て第2室134に、制御流体(例えば、加圧空気、油圧オイルなど)を供給する。その結果、作動部材128全体の差圧が、第1方向(例えば、軸147に沿った直線経路)、および、第1方向とは反対の第2方向(例えば、軸147に沿った直線経路)へ、作動部材128を移動させる。
【0018】
上記したように、使用目的によっては、非常事態、停電などの間、流量制御部材118の位置を、所望の位置に、手動でオーバーライドする必要があり得る。手動オーバーライド装置102の例は、図1Aに示された閉鎖位置と図1Bに示された開放位置の間での、流量制御部材118の手動による移動または操作を可能にする。この例では、手動オーバーライド装置102は、第2駆動部材つまりステム150を摺動可能に受ける第1駆動部材148を備える。この例では、第1駆動部材140はステムであり、第2駆動部材150は送りねじである。しかしながら、他の例では、第1駆動部材148または第2駆動部材150は、ステム、軸、または、他の任意の適切な駆動部材である可能性がある。手動オペレータ152は、ステム148または送りねじ150を手動で駆動するように、ステム148および/または送りねじ150のどちらかに、取り外し可能に結合される。ステム148および送りねじ150は、軸147を中心とするアクチュエータステム136と同軸に位置合わせされる。
【0019】
この例では、ステム148は、アクチュエータ104のハウジング130にねじ止めして結合し、作動部材128の第1面154を選択的に係合するために、軸147に沿った直線経路に沿って、第1方向に駆動する。ステム148は本体を備え、本体は、孔156を有し、そして、第1端部160と第2端部162の間に、少なくとも1つの、外周にねじを切った部分158を有する。この例では、ねじ部158のねじ山は、右巻きのねじ山である。しかしながら、他の例では、ねじ部158のねじ山は、左巻きのねじ山および/または他の任意の適切なねじ山でもよい。また、この例では、ステム148の第1端部160は、六角形型の断面形状を有する。しかしながら、他の例では、第1端部160は、正方形の断面形状または他の任意の適切な断面形状を有してもよい。
【0020】
送りねじ150は、ステム148に、摺動可能に、そして、回転可能に結合する。この例では、送りねじ150は、ステム148の第1端部160を係合するヘッド部166を有した第1端部164、及び、ステム148の中空体156(例えば、の孔の)の中に配置される本体168を備える。第2端部170にある送りねじ150の本体168の少なくとも一部は、アクチュエータステム136の第1端部138をねじ止めして係合するために、ねじ山172を有する。アクチュエータステム136の第1端部138は、送りねじ150の第2端部170を受けるために、ねじ開孔部174を有する。この例では、送りねじ150は、アクチュエータステム136のねじ開孔部174の右巻きのねじ山と実質的に同様の(例えば、同じピッチを有した)右巻きのねじ山を有する。しかしながら、他の例では、送りねじ150のねじ山172および/またはねじ開孔部174のねじ山は、左巻きのねじ山および/または他の任意の適切なねじ山でもよい。送りねじ150のヘッド部166は、軸147に実質的に垂直な開孔部176を有する。
【0021】
手動オペレータ152は、ステム148および送りねじ150を選択的に駆動する。図2Aは、図1Aおよび図1Bの手動オペレータ152の上面図で、図2Bは、図1A、図1Bおよび図2Aの手動オペレータ152の断面図である。図2Aおよび2Bに最も明らかに示されるように、手動オペレータ152は、ハンドル車として示される。手動オペレータ152は、手動オペレータ152の第1面204上に第1継手202、及び、第1面204とは反対の第2面208上に第2継手206を備える。第1継手202は、軸147のまわりにステム148を回転させるために、ステム148の第1端部160に、手動オペレータ152を取り外し可能に結合させる。この例では、第1継手202は、ステム148の第1端部160の六角形断面形状と嵌合することになる六角形断面形状を有した開孔部210を備える。他の例では、第1継手202は、ステム148の第1端部160の断面形状と、実質的に同様または相補的な、他の適切な断面形状を有してもよい。さらに他の例では、第1継手202は、ピン、締結具、クリップなどの、他の任意の適切な締結部品(単数または複数)を介して、ステム148に結合してもよい。
【0022】
第2継手206は、軸147のまわりに送りねじ150を回転させるために、送りねじ150の第1端部164に、手動オペレータ152を取り外し可能に結合させる。この例では、第2継手206は、送りねじ150の第1端部164(すなわち、ヘッド166)を受けるために、孔214を有した円筒形のハブ212を備える。ハブ212は、ハブ212の軸218に実質的に垂直な、開孔部216を備える。送りねじ150に手動オペレータ152を結合させるために、送りねじ150のヘッド166の開孔部176は、手動オペレータ152が第2継手206を介して送りねじ150と結合される際にピンまたはクリップ部材402(図4および5)を受けるように、ハブ212の開孔部216と位置合わせされる。ピン402は、第2継手206を介して手動オペレータ152を送りねじ150と結合させるためだけに、必要とされる。したがって、ピン402は、通常操作の時、および/または、手動オペレータ152が第1継手202を介してステム148と結合する時には、開孔部176および216から除去される。ピン部材402は、例えば、スプリングデテントを有するピンでもよく、開孔部176および216からの除去またはそれら開孔部への挿入を容易にするために、環を含んでもよい。さらに、図示してはいないが、ピン部材402は、手動オペレータ152に結びつけられてもよい。
【0023】
図1A、図1B、図2Aおよび図2Bを参照すると、動作中、手動オペレータ152は、第1継手204を介して、ステム148と結合する(そして、ピン402は、開孔部176および216から除去される)。ポジショナ142は、第1方向(例えば、図1Aの向きで下の方向)に作動部材128を移動させるために、第2室134の制御流体によって作動部材128の第2面178に及ぼされる力より、大きな力を作動部材128の第1面154に及ぼすように、制御流体を第1室132に供給する(例えば、第2室134の流体は、第2口146を介して放出または除去される)。第1方向への作動部材128の移動は、アクチュエータステム136、弁棒120、そして、流量制御部材118を、軸147に沿って弁座110の方向へ直線経路で移動させる。図1Aに示すように、閉鎖位置で、流量制御部材118は、弁106を通過する流体の流れを妨げるために、弁座110と密封して係合する。
【0024】
これとは逆に、第1方向とは反対の第2方向(例えば、上の方向)へ、作動部材128を移動させるために、ポジショナ142は、第1室132の流体によって作動部材128の第1面154に及ぼされる力より、大きな力を作動部材128の第2面178に及ぼすように、第2室134に制御流体を供給する(例えば、第1室132の流体は、第1口144を介して放出または除去される)第2方向への作動部材128の移動は、アクチュエータステム136、送りねじ150、および、弁棒120を第2方向へと移動させ、その結果、図1Bに示すように、流量制御部材118を、弁106を通過する流体の流れが可能となるように、弁座110から離れて軸147に沿って直線経路に移動させる。このように、ポジショナ142は、流量制御部材118が弁座110を密封して係合する閉鎖位置(図1A)と、流量制御部材118が弁座110から離れて間隔を置いて配置される全開または最大流量の位置(図1B)の間で、流量制御部材118の位置を変化させるために、第1および第2室132、134に、制御流体を供給する。
【0025】
つまり、動作中に、手動オーバーライド装置102は、制御弁100の自動動作に影響を及ぼさず、また、自動動作を損なわない。より詳しくは、手動オペレータ152が第1継手202を介してステム148の第1端部160に結合されて、制御弁100が第1位置(図1A)と第2位置(図1B)の間で通常に作動をする場合には、手動オーバーライド装置102は、アクチュエータ104を妨げない。また、送りねじ150はアクチュエータステム136にねじ止めして結合し、その結果、アクチュエータステム136と共に軸147に沿った直線経路で移動するが、送りねじ150(または、手動オーバーライド装置102)は、制御弁100の動作を妨げない。図1Bに明らかに示されるように、送りねじ150は手動オペレータ152に結合しない(例えば、ピンが開孔部176および216から除去される)ので、制御弁100の動作中(および、手動オペレータ152がステム148に結合するとき)、送りねじ150は、ステム148の中空体156(例えば、孔)の中で滑動する。第1端部164(例えば、ヘッド166)は、手動オペレータ152の開孔部210および214を通って滑動する。したがって、正常な(例えば、自動の)操作の間、手動オペレータ152の第1継手202がステム148の第1端部160と係合するように、手動オペレータ152は制御弁100に結合してもよい。代替として、手動オペレータ152は、正常動作時、制御弁100から除去されてもよい。
【0026】
図3は、流量制御部材118を有する制御弁100の例が、手動オーバーライド装置102の例を介して、手動で閉鎖位置へ移動することを示す。図1Bの位置から図3の閉鎖位置へ制御弁100の例が移動するように手動オーバーライド装置102を用いるために、手動オペレータ152の第1継手202が、ステム148の第1端部160と結合する。上記したように、この例では、手動オペレータ152が第1継手204を介してステム148と結合する場合、ピン部材402は必要とされない。操作者は、軸147のまわりに、第1回転方向302(例えば、時計回りの方向)に、手動オペレータ152を手動で回転させる。第1回転方向302への手動オペレータ152の回転は、ステム148を第1回転方向302に回転させる。次に、ステム148のねじ山は、右巻きなので、第1回転方向302へのステム148の回転が、第1直線方向304(例えば、図3の向きで作動部材128に向かって下の方向)へ、軸147に沿って、ステム148を移動させる。ステム148の第2端部162は、第1直線方向304の直線経路に沿って、作動部材128そして流量制御部材118を移動するかまたは変位させるために、作動部材128の第1面154を係合し、その結果、図3に示すように、弁106を通過する流体の流れを妨げるように、流量制御部材118が弁座110を密封して係合する。
【0027】
ステム148の第2端部162を作動部材128から離れて(例えば、図1Bの位置に)移動させるために、操作者は、第1回転方向302(例えば、時計回りの方向)とは反対の、第2回転方向306(例えば、逆時計回り方向)に手動オペレータ152を回転させる。第2回転方向306へのステム148の回転は、第2直線方向308(例えば、作動部材128の第1面154から離れる方向)に第2端部162を後退または移動させる。従って、ステム148は、作動部材128を選択的に係合するために回転運動を直線運動に変換して、第1直線方向304に作動部材128を駆動する。
【0028】
ステム148が第1回転方向302に回転した場合に第1直線方向304にステム148の移動を限定するために、リテーナ310(例えば、Cリング)が、ハウジング130の第1表面312と係合するステム148の一部に沿って配置される。同様に、リテーナ310は、ステム148が第2回転方向306に回転する場合に第2直線方向308へのステム148の移動を妨げるかまたは限定するために、ハウジング130の第2表面314と係合する。
【0029】
図4は、閉鎖位置で故障をした制御弁100を示し、そして、図5は、手動オーバーライド装置102を介して開放位置へ手動で移動をする制御弁100を示す。図4および図5を参照すると、手動オーバーライド装置102を介して制御弁100の例を開放位置へ移動するために、手動オペレータ152の第1面204がアクチュエータ102から反対になる(例えば、外側を向く)ように、操作者は手動オペレータ152を回転(例えば、反転)させる。ヘッド166の開孔部176およびハブ212の開孔部216が位置合わせされるように、第2継手206は、送りねじ150のヘッド166に結合、または、送りねじ150のヘッド166と係合する。操作者は、送りねじ150に手動オペレータ152を結合させるために、開孔部176および216に、ピン402を挿入する。操作者は、第1回転方向302へ送りねじ150を回転させる。第1回転方向302への送りねじ150の回転は、ステム148に対して送りねじ150を回転させる。手動オペレータ152は第2継手204を介して送りねじ150に結合されるので、送りねじ150の回転は、第1回転方向302または第2回転方向306へ、ステム148を回転させない。換言すれば、手動オペレータ152が第2継手204を介して送りねじ150に結合される場合には、送りねじ150は、ステム148に対して(例えば、ステムの内部で)回転する。
【0030】
送りねじ150がステム148に対して回転するように、送りねじ150のヘッド166は、ステム148の第1端部160と係合する。その結果、送りねじ150が第1回転方向302に回転する間、ステム148が静止している(すなわち、第1回転方向302若しくは第2回転方向306と、第1直線方向304および第2直線方向308のどちらへも、移動しない)ため、送りねじ150は、軸147に沿って(例えば、作動部材128の方へ)第1直線方向304へ移動しない。結果として、送りねじ150が第1回転方向302へステム148に対して回転するので、送りねじ150のねじ山172がアクチュエータステム136のねじ開孔部174のねじ山と係合する。次に、ねじ山(例えば、右巻きのねじ山)は、アクチュエータステム136を、第2直線方向308に移動させ(例えば、上昇させ)、その結果、作動部材128を軸147に沿った直線経路に第2直線方向308へ(例えば、第1室132の方へ)移動させる。結果として、ステム148に対する送りねじ150の第1回転方向302への回転は、図5の開放位置へ流量制御部材118を移動させる。したがって、送りねじ150は、第2直線方向308(例えば、上への方向)の直線経路に沿った、アクチュエータ104の作動部材128の直線の動きに、送りねじ150の回転の動きを変換する。
【0031】
この例では、ヘッド部166がステム148の第1端部160と係合し、ピン部材402が送りねじ150に手動オペレータ152を結合させるので、送りねじ150が手動オペレータ152の第2継手206を介して回転するときに、ステム148と送りねじ150間の摩擦によって生じる力では、ステム148は送りねじ150とともに回転しない。換言すれば、手動オペレータ152が第2継手206を介して送りねじ150に結合するとき、手動オペレータ152はステム148に係合しない。しかしながら、場合によっては、ステム148が第1継手202を介して軸147のまわりに第1または第2回転方向302、306に回転するときに、(例えば、孔214とヘッド部166の間で)摩擦によって生じる力は、送りねじ150をステム148と共に回転させてもよい。この場合には、しかしながら、ステム148の雄ねじ(例えば。右巻きのねじ山)が、送りねじ150の第2端部170のねじ山172(例えば、右巻きのねじ山)のピッチと実質的に同様または同一のピッチを有するので、送りねじ150は、第1または第2直線方向304、308それぞれに、作動部材128を移動させない。その代わりに、例えば、第1および第2駆動部材148、150の、第1回転方向302への回転は、ステム148も送りねじ150とともに第1直線方向304に移動する(すなわち、送りねじ150がステム148に対して回転しない)ので、作動部材128の位置を変えずに、送りねじ15をアクチュエータステム136に更にねじ込む。
【0032】
オーバーライド装置102の例は、本明細書において説明されるアクチュエータ104(例えば、複動式アクチュエータ)の例に限定されない。オーバーライド装置102の例は、例えば、スプリングリターンピストンアクチュエータ、および/または、制御弁を操作するために一般に使用される他の任意の適切なアクチュエータといった、いかなるアクチュエータにも用いられる可能性がある。さらに、手動オーバーライド装置に関連して説明される例は、図1Aおよび図1Bの弁106の例に限定されず、例えば、滑動ステム弁(例えば、ゲート弁、グローブ弁など)、回転弁(例えば、玉弁、円板弁、ちょう形弁など)、および/または、例えば図1Bのアクチュエータ104および/または他の任意の適切なアクチュエータといったリニアアクチュエータを介して操作される他の任意の適切な弁などの、さまざまな種類の弁で用いられる可能性がある。
【0033】
特定の方法、装置および製品が本明細書において説明されたが、本特許の適用範囲はこれらに限定されない。反対に、本特許は、文字通りまたは均等論の下のいずれかで添付の請求の範囲に適切に収まる、すべての方法、装置および製品を包含する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弁用手動オーバーライド装置であって、
第1面上に第1継手、および、前記第1面とは反対の第2面上に第2継手を有する手動オペレータと、
雄ねじを有し、アクチュエータのハウジングに結合する第1駆動部材であって、前記手動オペレータの前記第1継手を取り外しできるように受ける第1端部、前記アクチュエータの作動部材に選択的に係合する第2端部、および、前記第1駆動部材の縦軸に沿って通過する孔を備える、第1駆動部材と
前記第1駆動部材に回転可能に結合するために、前記孔の中に配置される第2駆動部材であって、前記作動部材のアクチュエータステムにねじ止めして結合をする第1端部、および、前記手動オペレータの前記第2継手を取り外しできるように受ける第2端部を有する、第2駆動部材と、
を備え、
前記手動オペレータによる第1回転方向への前記第1駆動部材の回転が、第1直線方向へ前記アクチュエータの前記作動部材を移動させ、そして、前記手動オペレータによる第1回転方向への前記第2駆動部材の前記第1駆動部材に対する回転が、前記第1直線方向とは反対の第2直線方向に前記作動部材を移動させる、
弁用手動オーバーライド装置。
【請求項2】
前記第2駆動部材が前記第1駆動部材に摺動可能に結合する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記手動オペレータがハンドル車を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記手動オペレータの前記第1継手が、前記第1駆動部材の前記第1端部を受けるために、六角形型の開孔部を備え、そして、前記手動オペレータの前記第2継手が、前記第2駆動部材の前記第2端部を受けるための孔を有するハブと、前記孔と実質的に垂直な開孔部と、を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記第1駆動部材の前記第1端部が、六角の形状を備える、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記第2駆動部材の前記第2端部が、前記第2駆動部材が前記第1方向へ回転するときに前記手動オペレータの第2継手に前記第2駆動部材を結合させるピンを受けるために前記第2継手の前記開孔部に位置合わせをされる開孔部を有した、円筒形の本体を備える、請求項4に記載の装置。
【請求項7】
前記円筒形の本体が、前記第2駆動部材が前記手動オペレータを介して前記第1駆動部材に対して回転する際、前記アクチュエータステムの縦軸に沿った前記第2駆動部材の直線移動を妨げるために、前記第1駆動部材の前記第1端部に係合する、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記第1駆動部材および前記第2駆動部材が、前記アクチュエータステムと実質的に同軸で位置合わせされる、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記第1駆動部材のねじ山および前記第2駆動部材のねじ山が、同じピッチを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
制御弁であって、
ハウジング内に配置された作動部材、および、第1端部で作動部材と結合し第2端部で弁の弁棒と結合したアクチュエータステムを有する、アクチュエータと、
前記ハウジングに前記第3ステムを結合させるために、前記ステムの縦軸に沿った孔および外周にねじを切った部分を有する第3ステムであって、前記第3ステムが第1回転方向に回転するとき、前記第1直線方向に前記作動部材が移動するように、選択的に前記作動部材と係合する第3ステムと、
前記第3ステムに回転可能に結合する送りねじであって、前記第3ステムの第1端部を係合することになるヘッド部、および、前記第3ステムの前記孔に配置された本体を備える送りねじと、
を備え、
前記本体が、前記第1回転方向への前記第3ステムに対する前記送りねじの回転が前記第1直線方向とは反対の第2直線方向に前記作動部材を移動させるように前記アクチュエータステムの前記第1端部にねじ止めして係合した、ねじ部を備える、
制御弁。
【請求項11】
前記送りねじが、滑動可能に前記第3ステムに結合される、請求項10に記載の制御弁。
【請求項12】
前記ステムの前記第1端部が、六角形型の端部を備え、そして、第2端部が、前記第3ステムが前記第1回転方向に回転するときに前記作動部材の前記第1面に係合することになる、請求項10に記載の制御弁。
【請求項13】
前記は送りねじの前記ヘッドが、円筒部材の縦軸に垂直な第1開孔部を有した円筒部材を備える、請求項10に記載の制御弁。
【請求項14】
前記第3ステムの前記第1端部に前記手動オペレータを結合するための第1継手部分、および、前記送りねじの前記第2端部に前記手動オペレータを結合させるための第2継手部分を有した、手動オペレータを更に備える、請求項10に記載の制御弁。
【請求項15】
前記手動オペレータの前記第1継手部分が、前記第3ステムの六角形型の端部を受けるために、六角形型の開孔部を備える、請求項14に記載の制御弁。
【請求項16】
前記第2継手部分が、前記送りねじの前記ヘッド部を摺動可能に受ける孔を有したハブと、前記送りねじに前記第2継手部分が結合するときに、前記ヘッド部の第2開孔部に位置合わせすることになる、ハブの軸に実質的に垂直な第1開孔部とを備える、請求項14に記載の制御弁。
【請求項17】
前記第1および第2番開孔部が、前記第2継手を介して前記送りねじに結合されるときに、前記送りねじに前記手動オペレータを結合するためのピンを受ける、請求項16に記載の制御弁。
【請求項18】
手動オーバライド装置であって、
アクチュエータの作動部材を選択的に移動するための第1器具であって、第1回転方向への前記第1器具の回転が、第1直線方向へ前記作動部材を移動させる第1器具と、
前記作動部材を選択的に移動するための第2器具であって、前記作動部材を選択的に移動するための前記第1器具に対する前記第1回転方向への前記第2器具の回転が、前記第1直線方向とは反対の第2直線方向に前記作動部材を移動させるように、前記作動部材の前記アクチュエータステムに結合して、前記作動部材を選択的に移動するために前記第1器具と回転できるように結合する第2器具と、
前記作動部材を選択的に移動するための前記第2器具を回転させるための前記第2器具、および、前記作動部材を選択的に移動するための前記第1器具を回転させるための器具と、
を備える、手動オーバライド装置。
【請求項19】
前記作動部材を選択的に移動するための前記第1器具が、縦軸に沿った孔を有した外周にねじを切ったねじを備え、前記外周にねじを切ったねじが、前記作動部材の方の前記外周にねじを切ったねじを駆動して、前記第1直線方向へ前記作動部材を移動するために、前記第1回転方向へ選択的に回転することになる、請求項18に記載の手動オーバーライド装置。
【請求項20】
前記作動部材を選択的に移動するための前記第2の器具が、第1端部で前記アクチュエータステムにねじ止めして結合する送りねじ、および、前記作動部材を選択的に移動するための前記第1器具に対して前記第1回転方向へ前記送りねじの回転が、前記第1直線方向とは反対の前記第2直線方向へ前記作動部材を移動させるように、前記作動部材を選択的に移動するための前記第1器具の第1端部を係合する第2端部のヘッドを備える、請求項18に記載の手動オーバライド装置。
【請求項21】
前記作動部材を選択的に移動するための前記第1器具を回転させるための第1器具、および、前記作動部材を選択的に移動するための前記第2器具を回転させるための前記第2器具が、前記作動部材を選択的に移動するための前記第1器具に係合する第1開孔部を有したハンドル車、および、前記作動部材を選択的に移動するための前記第2器具に係合する前記第1開孔部とは異なる第2開孔部とを備える、請求項18に記載の手動オーバライド装置。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−516978(P2012−516978A)
【公表日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−548057(P2011−548057)
【出願日】平成22年1月19日(2010.1.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/021392
【国際公開番号】WO2010/090816
【国際公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【出願人】(591055436)フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー (183)
【Fターム(参考)】