説明

二値化しきい値決定装置及び方法並びにプログラム

【課題】対象領域の濃淡値の分散と背景の濃淡値の分散が極端に異なる場合でも、適切な二値化しきい値を得る。
【解決手段】多値画像における各画素の濃度値から濃度ヒストグラムを作成するとともに、多値画像における各画素の濃度平均値を算出する。さらに、濃度平均値を各画素の濃度中央値に変換するための濃度変換パラメータを求める。そして、濃度変換パラメータに基づいて前記濃度ヒストグラムの濃度値を補正し、この補正された濃度ヒストグラムから仮のしきい値を選定する。しかる後、仮のしきい値を濃度変換パラメータに基づいて逆補正して、各画素を二値化するためのしきい値を決定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、多値画像から二値画像を得るための二値化しきい値を決定する装置及び方法並びにコンピュータを二値化しきい値決定装置として機能させるための二値化しきい値決定プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
多値画像(濃淡画像)を二値化して二値画像を求め、この二値画像からバーコードや二次元データコード等の符号を復号したり、文字を認識したりする画像処理技術がある。この技術では、適切な二値化しきい値を選定することが要求されており、一般的には、濃度ヒストグラムを用いた最大尤度しきい値選定法により二値化しきい値を選定する手法が用いられている。
【0003】
最大尤度しきい値選定法の1つに、大津のしきい値選定法がある。この選定法は、多値画像における対象領域の濃度値と背景の濃度値とがともに正規分布に従うと仮定する。このため、対象領域の濃淡値の分散と背景の濃淡値の分散が極端に異なる場合や、対象領域の画素数と背景領域との画像数とが極端に異なる場合には、適切な二値化しきい値を得られないという問題がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】T.Kurita, N.Otsu, and N.Abdelmalek, “Maximum likelihood thresholding based on population mixture models”, Pattern Recognition, Vol.25, No.10, pp.1231-1240, 1992.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、対象領域の濃淡値の分散と背景の濃淡値の分散が極端に異なる場合や、対象領域の画素数と背景領域との画像数とが極端に異なる場合においても、適切な二値化しきい値を得られる二値化しきい値決定装置及び方法並びにプログラムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態において、二値化しきい値決定装置は、濃度ヒストグラム作成手段と、濃度平均値算出手段と、パラメータ取得手段と、濃度値補正手段と、しきい値決定手段と、を含む。濃度ヒストグラム作成手段は、多値画像における各画素の濃度値から濃度ヒストグラムを作成する。濃度平均値算出手段は、前記多値画像における各画素の濃度平均値を算出する。パラメータ取得手段は、前記濃度平均値を前記各画素の濃度中央値に変換するための濃度変換パラメータを求める。濃度値補正手段は、前記濃度変換パラメータに基づいて前記濃度ヒストグラムの濃度値を補正する。仮しきい値選定手段は、前記濃度値補正手段により濃度値が補正された前記濃度ヒストグラムから仮のしきい値を選定する。しきい値決定手段は、前記仮しきい値選定手段により選定された前記仮のしきい値を、前記濃度変換パラメータに基づいて逆補正して、前記各画素を二値化するためのしきい値を決定する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】一実施形態である画像処理装置の要部構成を示すブロック図。
【図2】同画像処理装置のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。
【図3】同画像処理装置のCPUが二値化しきい値決定プログラムに従って実行する情報処理の手順を示す流れ図。
【図4】同画像処理装置のカメラで撮影された二次元データコードのオリジナル画像を示す図。
【図5】図4のオリジナル画像に対して、従来の方式により選定した二値化しきい値により二値化された二値画像を示す図。
【図6】図4のオリジナル画像に対して、本実施形態の方式により選定した二値化しきい値により二値化された二値画像を示す図。
【図7】図4のオリジナル画像に対する濃度ヒストグラムと、従来の方式により選定した二値化しきい値及び本実施形態の方式により選定した二値化しきい値を示す図。
【図8】図4のオリジナル画像に対する濃度ヒストグラムのガンマ補正後のヒストグラムと仮のしきい値とを示す図。
【図9】ガンマ補正の他の例である濃度変換テーブルの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、二値化しきい値決定装置,方法,プログラムの実施形態について、図面を用いて説明する。なお、この実施形態は、撮影した画像から二次元データコードの二値画像を得てPOS(Point Of Sales)端末に出力する画像処理装置1に適用した場合である。
【0009】
図1は、前記画像処理装置1の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像処理装置1は、コンピュータの中枢を担うプロセッサとしてCPU(Central Processing Unit)11を搭載する。そしてこのCPU11に、アドレスバス,データバス等のバスライン12を介して、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、通信インターフェース15、カメラドライバ16、光源駆動回路17及びブザー駆動回路18を接続して、画像処理装置1のコントローラを構成する。
【0010】
カメラドライバ16は、二次元データコードを含む画像を撮影する撮像部としてのカメラ21を接続し、このカメラ21の駆動を制御する。そしてカメラドライバ16は、カメラ21によって撮影された多値画像(濃淡画像)のデータを取り込み、画像メモリ31に記録する。カメラ21は、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラである。
【0011】
光源駆動回路17は、光源22をオン,オフさせるための駆動信号を光源22に出力する。光源22は、前記カメラ21による撮影領域を照射するためもので、例えばLEDを用いる。
【0012】
ブザー駆動回路18は、ブザー23を鳴動させるための駆動信号をブザー23に出力する。ブザー23は、例えばカメラ21による撮影画像からPOS端末にて二次元データコードが復号された際に“ピッ”と鳴動して、オペレータに知らせる。
【0013】
ROM13は、二値化しきい値決定プログラムを含むプログラムや設定データ等の固定的データを予め格納する。
【0014】
RAM14は、図2に示すように、前記画像メモリ31の他、前記二値化しきい値決定プログラムに従ったデータ処理でCPU11が使用する濃度平均値メモリ32、仮しきい値メモリ33、しきい値メモリ34等の種々のメモリ領域を形成する。
【0015】
通信インターフェース15は、通信ケーブルを介してPOS端末と接続され、画像処理装置1とPOS端末との間のデータ通信を司る。
【0016】
CPU11は、前記二値化しきい値決定プログラムに従い図3の流れ図に示す手順の情報処理を実行する。
【0017】
先ず、CPU11は、多値画像が入力されるのを待機する(ST1)。カメラ21によって撮影された多値画像のデータが画像メモリ31に記録されると、CPU11は、多値画像の入力有りと認識する(ST1のYES)。そうすると、CPU11は、多値画像の全画素について濃度値を求める。そしてCPU11は、濃度値別に画素数をカウントした濃度ヒストグラムを作成する(ST2:濃度ヒストグラム作成手段)。またCPU11は、全画素について求めた濃度の平均値Avgを、次の(1)式により算出する(ST3:濃度平均値算出手段)。なお、(1)式において、Nは全画素数であり、I(i)は濃度値である。算出された濃度平均値Avgは、濃度平均値メモリ32で記憶する。
【数1】

【0018】
次に、CPU11は、ステップST2の処理で作成した濃度ヒストグラムに対して濃度補正を行う(ST4)。濃度補正は、ステップST3の処理で算出された多値画像の濃度平均値Avgが、当該多値画像を構成する各画素の濃度中央値となるように補正する。このような補正には、ガンマ補正を用いる。
【0019】
本実施形態では、多値画像が256階調(濃度値:0〜255)の場合のガンマ補正について説明する。先ず、CPU11は、ガンマ補正の濃度変換パラメータである変数係数γを、次の(2)により算出する(パラメータ取得手段)。
【数2】

【0020】
次に、CPU11は、この変数係数γを用いて、次の(3)式により濃度ヒストグラムの各濃度値を補正する(濃度値補正手段)。なお、(3)式において、Inは補正前の濃度値であり、Outは補正後の濃度値である。
【数3】

【0021】
こうして、上記(3)式によるガンマ補正により濃度ヒストグラムの各濃度値が補正後の濃度値に変換されたならば、CPU11は、この濃度値補正後の濃度ヒストグラムから仮のしきい値を選定する(ST5:仮しきい値選定手段)。選定された仮のしきい値は、仮しきい値メモリ33で記憶する。
【0022】
仮のしきい値の選定には、多値画像における対象領域の濃度値と背景の濃度値とがともに正規分布に従うと仮定して、尤度を最大とするようなしきい値を選定する最大尤度しきい値選定法を用いる。具体的には、各クラスの分布が平均は異なるが同じ分散を持つと仮定して、条件付分布の尤度を最大とするような閾値を選定する大津のしきい値選定法を採用する。
【0023】
仮しきい値メモリ33のしきい値は、ガンマ補正によって濃度値が補正された濃度ヒストグラムから求めた値である。このため、補正前の濃度値の各画素からなる多値画像を二値化するためのしきい値には適用できない。そこでCPU11は、仮のしきい値に対して濃度補正の逆補正を実行して、二値化しきい値を求める(ST6:しきい値決定手段)。このような逆補正には、次の(4)式による逆ガンマ補正を用いる。
【数4】

【0024】
求められたしきい値は、しきい値メモリ34で記憶する(ST7)。しかる後、CPU11は、しきい値メモリ34のしきい値を用いて、画像メモリ31に展開された多値画像を二値化する(ST8)。そしてCPU11は、この二値化により得られた二値画像を、通信インターフェース15を介してPOS端末に出力する(ST9)。
【0025】
図4は、カメラ21によって撮像された二次元データコードのオリジナル画像40の一例である。画像処理装置1は、この画像40における各画素の濃度値から濃度ヒストグラムを作成する。この画像40は、背景の白色がグレーになった多値画像である。このため、濃度ヒストグラムは、図7に示すようになる。図7において、濃度値が9から33あたりまでの山は、対象領域である黒の濃淡値の分散である。濃度値が129から193あたりまでの山は、背景領域である白の濃淡値の分散である。
【0026】
このように、対象領域の濃淡値の分散と背景の濃淡値の分散が極端に異なる濃度ヒストグラムを用いて、大津のしきい値選定法により二値化しきい値を選定すると、図7に示すしきい値SH1となる。そして、このしきい値SH1を用いてオリジナル画像40を二値化すると、得られる二値画像50は、図5に示すように不鮮明なものとなる。すなわち、しきい値SH1は、不適切な値である。
【0027】
本実施形態では、画像処理装置1は、多値のオリジナル画像40の濃度ヒストグラムを作成するとともに、オリジナル画像40における各画素の濃度平均値を算出する。さらに、画像処理装置1は、濃度平均値を各画素の濃度中央値に変換するための濃度変換パラメータとして変換係数γを求める。そして、この変換係数γに基づいて濃度ヒストグラムの濃度値を補正する。しかる後、画像処理装置1は、濃度値が補正された濃度ヒストグラムから、大津のしきい値選定法により仮のしきい値SH2を選定する。仮のしきい値SH2は、図8に示すようになる。
【0028】
次いで、画像処理装置1は、仮のしきい値SH2を、前記変換係数γに基づいて逆補正して、二値化しきい値SH3を求める。二値化しきい値SH3は、図7に示すようになる。この二値化しきい値SH3を用いて二値化された二値画像60は、図6に示すように対象領域と背景領域との識別が良好なものとなる。
【0029】
このように本実施形態によれば、対象領域の濃淡値の分散と背景の濃淡値の分散が極端に異なる場合でも、多値画像であるオリジナル画像40を二値画像60に変換するための適切な二値化しきい値SH3を得られる。このような効果は、対象領域の画素数と背景領域との画像数とが極端に異なる場合においても奏し得る。
【0030】
以下、その他の実施形態について説明する。
例えば、前記実施形態では、多値画像が入力されると、先に濃度ヒストグラムを作成し、その後に濃度平均値Avgを算出したが、先に濃度平均値Avgを算出し、後から濃度ヒストグラムを作成してもよい。
【0031】
また、前記実施形態では、(1)式によって濃度平均値Avgを算出したが、濃度ヒストグラムから濃度平均値Avgを算出することも可能である。
【0032】
また、前記実施形態では、濃度ヒストグラムの濃度補正にガンマ補正を用いたが、ガンマ補正と同等の効果を示す濃度変換法を用いてもよい。例えば、図9に示すような濃度補正テーブル70を用いて、濃度ヒストグラムの濃度値を補正してもよい。
【0033】
濃度補正テーブル70において、縦軸は濃度平均値であり、横軸が補正前の濃度値である。例えば濃度平均値が“100”に対しては、濃度値“0”〜“255”の変換後濃度値として“0,4,7,9,…,127,…,253,254,255”が設定されている。ここで、濃度平均値が“100”のとき、補正前の濃度値“100”が、画素の濃度中央値“127”に補正されるのが、このテーブル70の特徴である。つまり、変換後濃度値“0,4,7,9,…,127,…,253,254,255”は、濃度平均値が“100”に対する濃度変換パラメータとして定義される。
【0034】
因みに、逆濃度補正は、濃度平均値が“100”のときの変換後濃度値“0,4,7,9,…,127,…,253,254,255”で、補正後の濃度ヒストグラムから選定された仮のしきい値の濃度値に対応する補正前濃度の値を二値化しきい値とする。
【0035】
なお、前記実施形態は、装置内部のROM13に発明の機能を実現させるプログラムが予め記録されているものとした。しかしこれに限らず、同様のプログラムがネットワークから装置にダウンロードされてもよい。あるいは、記録媒体に記録された同様のプログラムが、装置にインストールされてもよい。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
【0036】
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0037】
1…画像処理装置、11…CPU、13…ROM、14…RAM、15…通信インターフェース、21…カメラ、22…光源、23…ブザー、31…画像メモリ、70…濃度変換テーブル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多値画像における各画素の濃度値から濃度ヒストグラムを作成する濃度ヒストグラム作成手段と、
前記多値画像における各画素の濃度平均値を算出する濃度平均値算出手段と、
前記濃度平均値算出手段により算出された前記濃度平均値を前記各画素の濃度中央値に変換するための濃度変換パラメータを求めるパラメータ取得手段と、
前記パラメータ取得手段により求められた前記濃度変換パラメータに基づいて前記濃度ヒストグラムの濃度値を補正する濃度値補正手段と、
前記濃度値補正手段により濃度値が補正された前記濃度ヒストグラムから仮のしきい値を選定する仮しきい値選定手段と、
前記仮しきい値選定手段により選定された前記仮のしきい値を、前記パラメータ取得手段により求められた前記濃度変換パラメータに基づいて逆補正して、前記各画素を二値化するためのしきい値を決定するしきい値決定手段と、
を具備したことを特徴とする二値化しきい値決定装置。
【請求項2】
前記濃度値補正手段は、ガンマ補正により前記濃度ヒストグラムの濃度値を補正し、前記しきい値決定手段は、逆ガンマ補正により前記仮のしきい値を逆補正して、前記各画素を二値化するためのしきい値を決定することを特徴とする請求項1記載の二値化しきい値決定装置。
【請求項3】
前記仮しきい値選定手段は、最大尤度しきい値選定法により前記仮のしきい値を選定することを特徴とする請求項1記載の二値化しきい値決定装置。
【請求項4】
前記最大尤度しきい値選定法は、大津のしきい値選定法であることを特徴とする請求項3記載の二値化しきい値決定装置。
【請求項5】
多値画像から二値画像を得るための二値化しきい値を決定する方法であって、
前記多値画像における各画素の濃度値から濃度ヒストグラムを作成するとともに、前記多値画像における各画素の濃度平均値を算出し、
前記濃度平均値を前記各画素の濃度中央値に変換するための濃度変換パラメータを求め、この濃度変換パラメータに基づいて前記濃度ヒストグラムの濃度値を補正し、
前記濃度値が補正された前記濃度ヒストグラムから仮のしきい値を選定した後、この仮のしきい値を前記濃度変換パラメータに基づいて逆補正して、前記各画素を二値化するためのしきい値を決定することを特徴とする二値化しきい値決定方法。
【請求項6】
多値画像が入力されるコンピュータを、
前記多値画像における各画素の濃度値から濃度ヒストグラムを作成する濃度ヒストグラム作成手段、
前記多値画像における各画素の濃度平均値を算出する濃度平均値算出手段、
前記濃度平均値を前記各画素の濃度中央値に補正するための濃度変換パラメータを求めるパラメータ取得手段、
前記濃度変換パラメータに基づいて前記濃度ヒストグラムの濃度値を補正する濃度値補正手段、
前記濃度値補正手段により濃度値が補正された前記濃度ヒストグラムから仮のしきい値を選定する仮しきい値選定手段、及び、
前記仮のしきい値を前記濃度変換パラメータに基づいて逆補正して、前記各画素を二値化するためのしきい値を決定するしきい値決定手段、
として機能させるための二値化しきい値決定プログラム。
【請求項7】
前記濃度値変換補正は、ガンマ補正により前記濃度ヒストグラムの濃度値を補正し、前記しきい値決定手段は、逆ガンマ補正により前記仮のしきい値を逆補正して、前記各画素を二値化するためのしきい値を決定する請求項6記載の二値化しきい値決定プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−25319(P2013−25319A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−155971(P2011−155971)
【出願日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】