説明

仮設足場用ブラケット

【課題】架設足場の設置区間の全ての枕木を交換できない。
【解決手段】足場板2、2a…を載置するメインフレーム4における内端側部位の下部に、
梁H、Haを上下方向及び左右方向で挟着する手段5、6を、外端側に手摺支柱7を設け
たブラケット1、1a…を、梁H、Haの長手方向に所定間隔毎に、且つ梁H、Haにおけ
る枕木間部位に取り付けて足場板2、2a…を敷設することによって、設置区間の枕木の全
が交換可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に鉄橋におけるレール、枕木を交換する際に、鉄橋の外側に設置する仮設
足場用のブラケットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、鉄橋におけるレール、枕木の交換作業に使用する足場としては、水平方向に延長
するフレームの一端上方に対して線路を構成する枕木の端部に挿入固定される支持枠が設
けられた固定部材と、前記フレームの他端に立設して固定される支柱部材とを備え、少な
くとも所定間隔を置いた枕木に対して二箇所で併設される固定手段と、板状に形成され、
併設された前記固定部材のフレーム間上に架設される足場板と、併設された前記支柱部材
間に取り付けられる手摺部材とを具備することで、容易に設置可能で、安全に作業が行え
る転落防止具が見受けられる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平9−3829号公報(第2、4、5頁及び図1、3、4参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来技術のものは、足場板を載置するフレームが枕木に固定されてしまう
ため、架設足場の設置区間の枕木を全て交換できないなど、解決せねばならない課題があ
った。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記従来技術に基づく、架設足場の設置区間の全ての枕木を交換できない課
題に鑑み、足場板を載置するメインフレームにおける内端側部位の下部に、梁を上下方向
及び左右方向で挟着する挟着手段を設けると共に、外端側に手摺支柱を設けた仮設足場用
ブラケットを、梁の長手方向に所定間隔毎に、且つ梁における枕木間部位に取り付けて足
場板を敷設することによって、設置区間の枕木を全て交換可能にして、上記課題を解決す
る。
【発明の効果】
【0006】
要するに本発明は、足場板を載置するメインフレームにおける内端側部位の下部に、梁
を上下方向及び左右方向で挟着する挟着手段を設けたので、かかる仮設足場用ブラケット
を、梁における枕木間部位の上部に載置するため、架設足場の設置区間全ての枕木を交換
することが出来、且つ上下・左右挟着手段により梁に上下左右方向へ移動しない固定状態
に姿勢を維持することが出来るため、かかる仮設足場用ブラケットにより構築した仮設足
場の安定性の向上を図ることが出来、而も枕木上面より低所の梁上部に仮設足場用ブラケ
ットを設置するため、設置状態の仮設足場用ブラケットが通過車両に衝突しない様に、即
ち枕木の上面より突出しない様に設計することにより、設置状態のまま車両を通過させる
ことが出来、よって諸作業に長期間を要するとしても架設足場を随時撤去する手間を省く
ことが出来る。
又、外端側に手摺支柱を設けたので、該手摺支柱に手摺パイプを取り付けることによっ
て、架設足場の外側からの転落を防止することが出来る。
又、メインフレームを中間部で折曲可能としたので、かかる仮設足場用ブラケットをコ
ンパクト化出来るため、搬入出作業の省力化を図ることが出来ると共に、保管時の省スペ
ース化を図ることが出来る。
【0007】
上下挟着手段を、メインフレームの内端側部位と、該内端側部位の下方に配置した挟着
体とにより構成し、該挟着体に形成したネジ孔に、メインフレームの下面より下方突出さ
せたネジ棒を螺入させたので、挟着体の正逆回転によりネジ棒に対し挟着体を上下動させ
ることが出来る、即ちメインフレームと挟着体の間隔を拡縮自在にすることが出来るため
、メインフレームの内端側部位を梁上に載置するために該メインフレーム及び挟着体によ
り梁を上下方向に確実に挟着することが出来、よって仮設足場用ブラケットの梁への取付
作業を簡単な操作で行うことが出来る。
又、挟着体に複数個の固定孔を貫設し、他方メインフレーム内端部に、下端部を挟着体
の固定孔に差し込み可能な固定杆を設けたので、メインフレームに対する挟着体の位置を
確実に維持させることが出来ることから、車両通過時に梁が振動しても挟着体が回転せず
、即ちメインフレーム及び挟着体による挟着状態が緩まずそのままの状態を維持すること
が出来るため、仮設足場用ブラケットのガタツキ、延いては仮設足場用ブラケットの梁か
らの脱落に伴う作業者の転落事故や架設足場自体の落下事故を未然に防ぐことが出来る。
【0008】
メインフレームの外端側部位を、水平フレーム部及び立上フレーム部によりL字形状に
形成したメインフレーム主体とし、メインフレームの内端側部位を、上記立上フレーム部
の上端部に設けた水平な取付フレームとしたので、かかる仮設足場用ブラケットの重心が
梁の上面より下方に位置することと、かかる仮設足場用ブラケットの立上フレーム部を梁
の外側面に当接させ取付フレームを梁上部に載置する様に引っ掛けて仮設置出来るため、
、設置作業時における仮設足場用ブラケットの支持負担を軽減することが出来、而も設置
後の荷重作用時の上下・左右挟着手段への負担の軽減を図ることが出来る。
而も、メインフレームを折曲可能にすれば、折曲状態における手摺支柱は取付フレーム
の上方で水平状態になることから、かかる高い位置の手摺支柱を持って直立姿勢に近い安
定した姿勢で梁上への仮置き作業を行うことが出来るため、不安定な現場での作業安全性
の向上を図ることが出来る。
尚、何らかの理由で、立上フレーム部と梁の外側面との間に隙間が形成されてしまう場
合、例えば梁がI型鋼でウェブの外側面と立上フレーム部との間に隙間がある様な場合に
は、荷重作用時の上下・左右挟着手段への負担が増大するが、メインフレームの内側に、
立上フレーム部と梁の外側面との間隔を保持する手段を設けたので、立上フレーム部が梁
の外側面に当接した状態と同等の状態になるため、上下・左右挟着手段への負担の軽減を
図ることが出来る。
【0009】
立上フレーム部に対し取付フレームをスライド可能且つ固定可能に設け、かかる立上フ
レーム部と、該立上フレーム部より内端側下部に設けた下方突出部位とにより左右挟着手
段を構成したので、立上フレーム部と下方突出部位との間隔を確実に拡縮自在にすること
が出来るため、立上フレーム部及び下方突出部位により梁を左右方向に確実に挟着するこ
とが出来、よって仮設足場用ブラケットの梁への取付作業を簡単な操作で行うことが出来
、而も上記下方突出部位を、上下挟着手段におけるネジ棒としたので、上下挟着手段の一
部を左右挟着手段に兼用出来るため、構成部品を可能な限り少なくすることが出来、よっ
て省コスト化を図ることが出来る。
又、金属製の立上フレーム部が梁に直接当接すると、車両通過時の振動により立上フレ
ーム部と梁が微小な接離を繰り返して騒音が発生する可能性があるが、立上フレーム部の
内側面上部に、梁の外側面への当接体を設けたので、立上フレーム部を梁から離間させる
ことが出来るため、騒音の発生要因を排除することが出来る等その実用的効果甚だ大であ
る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明に係る仮設足場用ブラケットの一実施例を図面に基づき説明する。
一般的な鉄橋Bは、図6、7に示す様に、橋脚A上の両側部に一対の梁H、Ha上に複
数本の枕木及び一対のレール(図示せず)が適宜設置されており、一対の梁H、Haの間
には補強材としてのビームC、Ca…をトラス状に配置しており、かかる鉄橋Bの梁H、
Haの外側に、本発明に係るブラケット1、1a…を梁H、Haの長手方向に所定間隔毎に
並列設置すると共に、該ブラケット1、1a…上に足場板2、2a…を複数枚(図面上3枚)
並列状態で載架して架設足場3を構築する様にしている。
尚、上記梁H、Haにあっては、ウェブWの上下にフランジF、Faを有するI型鋼と
している。
【0011】
上記各ブラケット1、1a…にあっては、図1〜5に示す様に、上記足場板2、2a…を載
置するメインフレーム4と、該メインフレーム4の内端側下部に設けた、梁H、Haを上
下方向及び/又は左右方向で挟着する挟着手段5、6と、上記メインフレーム4の外端側
に設けた手摺支柱7とにより構成している。
【0012】
上記メインフレーム4にあっては、図1〜3に示す様に、上記足場板2、2a…が実際に
載置される、横長L字形状に形成したメインフレーム主体8と、該メインフレーム主体8
の上端部に設けた水平な取付フレーム9とにより構成している。
【0013】
先ず、メインフレーム主体8にあっては、図1に示す様に、水平フレーム部10と、該水
平フレーム部10の内端部に設けた立上フレーム部11とにより横長L字形状に形成している

又、水平フレーム部10は、図1において一点鎖線で示す様に、中間部で折曲可能とし、
設置状態では伸長状態で且つ水平状態を保持可能な構成としている。具体的には、水平フ
レーム部10を2本のフレーム部材10a 、10b を直列配置したものとし、該フレーム部材10
a 、10b の隣接端部を、底板部材12a の両側部より上方へ側壁板部材12b 、12c を連続形
成した断面逆門形状の受承部材12内に嵌合すると共に、一方の(梁H、Ha側の)フレー
ム部材10a を受承部材12に固定すると共に、他方のフレーム部材10a を受承部材12の側壁
板部材12b 、12c に軸着している。尚、受承部材12の底板部材12a における他方のフレー
ム部材10b 側の部位の長さを長くするのが好ましい。
よって、水平フレーム部10は中間部で折曲可能になるが、他方のフレーム部材10b の下
面が水平状態で受承部材12の底板部材12a に当接するため、他方のフレーム部材10b がそ
れ以上下がらず、両方のフレーム部材10a 、10b が水平且つ一直線上に並ぶことになる。
【0014】
次に、取付フレーム9にあっては、図4に示す様に、メインフレーム主体8における立
上フレーム部11の上部に、水平フレーム部10に対し平行に設け、且つその長手方向にスラ
イド可能とし、更に取付フレーム9を任意位置で立上フレーム部11に固定可能にしている

【0015】
上記上下挟着手段5にあっては、図1、4に示す様に、メインフレーム4と、該メイン
フレーム4の内端側部位の下部、即ち取付フレーム9の内端側下部に上下動自在且つ任意
位置に固定可能に設けた挟着体13とにより構成して、取付フレーム9及び挟着体13の間隔
を拡縮且つ保持可能にしている。具体的には、円盤状に形成した挟着体13の中央にネジ孔
13a を形成し、他方取付フレーム9の下面より下方にネジ棒14を突出させ、該ネジ棒14を
ネジ孔13a 内に螺入することで、ネジ棒14に対し挟着体13を正逆回転させれば、ネジ棒14
に対し挟着体13が上下動して取付フレーム9及び挟着体13の相互間隔が拡縮可能となって
いる。
又、図2に示す様に、挟着体13に複数個の固定孔15、15a …を貫設し、該固定孔15、15
a …は同心円上に所定角度毎に配列されている。他方、取付フレーム9の内端面に取付筒
体16を設けると共に、該取付筒体16内に逆L字状の固定杆17を上下動可能に挿通し、該固
定杆17の下端部を挟着体13の固定孔15、15a …に差し込んで、挟着体13を回転させない様
に固定する様にしている。
【0016】
上記左右挟着手段6にあっては、図1、4に示す様に、立上フレーム部11と、該立上フ
レーム部11より内端側下部に設けた下方突出部位とにより構成している。具体的には、前
記下方突出部位を上記上下挟着手段5におけるネジ棒14として、取付フレーム9のスライ
ドにより立上フレーム部11とネジ棒14の相互間隔が拡縮可能となっている。
又、立上フレーム部11の内側面上部に、梁H、Haにおける上方のフランジFの外側面
への当接体18を設けている。
【0017】
水平フレーム部10及び立上フレーム9の内側に、立上フレーム9と鉄橋Bの梁H、Ha
におけるウェブWとの間隔Dを保持する間隔保持手段19を設けている。
具体的には、図1、3、4に示す様に、基端側を水平フレーム部10内に収容状態とした
棒状体20の突出部位の突出量を調節可能にし且つ任意突出量に固定可能とし、上記棒状体
20の先端部に、上記ウェブWへの当接体21を設け、該当接体21より基端側に棒状体20に固
定したハンドル22を設けている。
或いは、図5に示す様に、水平フレーム部10の内端部内に設けた出没フレーム部材25の
内端部に、上記と同様の棒状体20、当接体21及びハンドル22を設けても良く、出没フレー
ム部材25には複数個の挿通孔26、26a …を貫設すると共に、任意の挿通孔26、26a …に、
水平フレーム部10を貫通する逆L字状の固定杆27を挿通させることで、水平フレーム部10
に対し出没フレーム部材25を固定する様にしている。
尚、棒状体20はネジ棒とし、水平フレーム部10における棒状体20の貫通部位にナットを
設けて、棒状体20の正逆回転により該棒状体20の突出寸法を調節自在とし、且つ任意突出
量に固定可能としている。
【0018】
手摺支柱7の複数部位(図面上、上方部位及び中間部位)に手摺パイプ23、23a の固定
体24、24a を設けている。
【0019】
次に、本発明に係る仮設足場用ブラケットの設置方法及び作用について説明する。
先ず、設置前に、折曲状態のブラケット1、1a…を、取付フレーム9を内側方向にスラ
イドさせる、即ち立上フレーム10を取付フレーム9の外端側寄り位置させて立上フレーム
部11とネジ棒14の間隔を拡げておき、且つ挟着体13をネジ棒14の下端側寄りに位置させた
状態として取付フレーム9と挟着体13の間隔を拡げておいて、下記の手順で設置する。
(1)折曲状態のブラケット1、1a…における取付フレーム9を上方のフランジF上に仮
置きした後、ネジ棒14をフランジFの内側面に当接させると共に立上フレーム部11の当接
体18をフランジFの外側面に当接させ、その後立上フレーム部11に取付フレーム9を固定
する。
(2)挟着体13を正回転させ上動させてフランジFの下面に当接させ、固定孔15、15a …
の何れかが所定位置、即ち取付筒体16の直下に位置するまで締め付けた後、該当する固定
孔15、15a …に固定杆17の下端部を差し込んで、挟着体13が回転しない様にする。
(3)間隔保持手段19におけるハンドル22を持って棒状体20を、当接体21をウェブWの外
側面に当接させ更に水平フレーム部10が水平状態になるまで正回転させる。
【0020】
そして、上記(1)〜(3)工程を繰り返し行うと共に、折曲状態のブラケット1、1a
…を伸展させて、ブラケット1、1a…を片持ち状態で梁H、Haに所定間隔毎に設置した
後、水平フレーム部10上に足場板2、2a…を、なるべく隙間の無い様に敷き詰めると共に
、手摺支柱7の固定体24、24a で手摺パイプ23、23a の中間部を固定して、図6、7に示
す様な架設足場3が完成する。
【0021】
尚、図5に示すブラケット1、1a…にあっては、上記(3)工程において、先ず出没フ
レーム部材25を突出固定した後に、ハンドル22を持って棒状体20を、当接体21をウェブW
の外側面に当接させ更に水平フレーム部10が水平状態になるまで正回転させることで、棒
状体20の突出長さを最小限に抑え荷重に対する強度を向上させることが可能になる。
【0022】
尚、保管・運搬時には水平フレーム部10を折り畳んでブラケット1、1a…をコンパクト
化し、設置時に展開使用する。
又、梁H、HaがI型鋼であるなど、立上フレーム部11と梁H、Haの間に隙間があっ
ても、間隔保持手段19でその間隔を維持しているため、水平フレーム部10に荷重が作用し
ても下がらず水平姿勢が維持される。
【0023】
又、上記実施例におけるメインフレーム4は、水平フレーム部10及び立上フレーム部11
により横長L字形状に形成されているが、縦長L字形状に形成しても良く、これらの形態
は作業現場及び作業内容により適宜選択できる様に、複数種類の水平フレーム部10及び立
上フレーム部11を準備して適宜組み立てる様にするのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明に係る仮設足場用ブラケットの正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のX−X断面図である。
【図4】上下・左右挟着手段を示す要部拡大正面図である。
【図5】間隔抱持手段の他の実施例を示す要部拡大正面図で、(a)は没入状態を、(b)は突出状態を示す図である。
【図6】本発明に係る仮設足場用ブラケットを使用して組み立てた仮設足場の平面図である。
【図7】図6のY−Y断面図である。
【符号の説明】
【0025】
2、2a… 足場板
4 メインフレーム
5 上下挟着手段
6 左右挟着手段
7 手摺支柱
8 メインフレーム主体
9 取付フレーム
10 水平フレーム部
11 立上フレーム部
13 挟着体
13a ネジ孔
14 ネジ棒
15、15a … 固定孔
17 固定杆
18 当接体
19 間隔保持手段
D 間隔
H、Ha 梁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
足場板を載置するメインフレームにおける内端側部位の下部に、梁を上下方向及び左右
方向で挟着する挟着手段を設けると共に、外端側に手摺支柱を設けたことを特徴とする仮
設足場用ブラケット。
【請求項2】
メインフレームを中間部で折曲可能としたことを特徴とする請求項1記載の仮設足場用
ブラケット。
【請求項3】
上下挟着手段を、メインフレームの内端側部位と、該内端側部位の下方に配置した挟着
体とにより構成し、該挟着体に形成したネジ孔に、メインフレームの下面より下方突出さ
せたネジ棒を螺入させたことを特徴とする請求項1又は2記載の仮設足場用ブラケット。
【請求項4】
挟着体に複数個の固定孔を貫設し、他方メインフレーム内端部に、下端部を挟着体の固
定孔に差し込み可能な固定杆を設けたことを特徴とする請求項3記載の仮設足場用ブラケ
ット。
【請求項5】
メインフレームの外端側部位を、水平フレーム部及び立上フレーム部によりL字形状に
形成したメインフレーム主体とし、メインフレームの内端側部位を、上記立上フレーム部
の上端部に設けた水平な取付フレームとしたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記
載の仮設足場用ブラケット。
【請求項6】
メインフレームの内側に、立上フレーム部と梁の外側面との間隔を保持する手段を設け
たことを特徴とする請求項5記載の仮設足場用ブラケット。
【請求項7】
取付フレームを立上フレーム部に対しスライド可能且つ固定可能に設け、かかる立上フ
レーム部と、該立上フレーム部より内端側下部に設けた下方突出部位とにより左右挟着手
段を構成したことを特徴とする請求項5又は6記載の仮設足場用ブラケット。
【請求項8】
請求項7の下方突出部位を、請求項3のネジ棒としたことを特徴とする仮設足場用ブラ
ケット。
【請求項9】
立上フレーム部の内側面上部に、梁の外側面への当接体を設けたことを特徴とする請求
項5、6、7又は8記載の仮設足場用ブラケット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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