説明

低温陳列ならびに提供アセンブリ

内部温度T1を有するフリーザーキャビネット(1)と組み合わせて使用される陳列ならびに提供アセンブリであって、(a)フリーザーキャビネットの外部に配置されたハウジング(10)と、(b)その中で製品を貯蔵できかつそこから製品を提供できるハウジング内部のチャンバー(11)であって上記製品がT1よりも高い温度T2で貯蔵されるチャンバー(11)と、(c)ハウジング内の第1の伝熱手段(18)と、(d)フリーザーキャビネット内に配置される第2の伝熱手段(20)と、(e)第1および第2の伝熱手段を経て伝熱流体を循環させるための手段(19)と、を具備してなる陳列ならびに提供アセンブリ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は陳列ならびに提供キャビネットに関し、このキャビネット内において、たとえばアイスクリーム、冷凍食品および冷えた飲料などの周囲の温度以下で貯蔵されなければならない製品が陳列され、そしてそこから製品が消費者に提供される。
【背景技術】
【0002】
そうしたキャビネットは公知であり、世界中の小売店で見つけることができる。だが、そうしたキャビネットの多くは、その中の温度がキャビネット内のいかなるポイントにおいても、ある実質的に一定値のままとなるよう設計されている。そうしたキャビネットはそれゆえ、同じ貯蔵条件の製品の陳列および提供に適しているにすぎない。多くのアイスクリーム製品は約−18℃あるいはそれ以下で貯蔵しなければならないが、この温度は、約−12℃で貯蔵しなければならないソフトアイスクリームのようないくつかの製品にとって、キャビネットから取り出してすぐに食べることができる状態であるには低すぎる。この問題の解決策は、より高い温度で貯蔵される必要のある製品のために、さらなるキャビネットを設けることであろう。だが、小売店はこのさらなるキャビネットのための十分な空間を持たないであろうから、この解決策が常に実際的なわけではない。また、このさらなるキャビネットは、所要温度で内容物を維持するために、それ自身の冷却手段を備えなければならないであろう。これはキャビネットの設備費用を増大させ、しかも両方のキャビネットを運転するのに要する電力量を増大させる。世界の多くの地域では、アイスクリームビジネスは季節的なものであり、暖かい季節にはよく売れる。小売店に設置されたキャビネットが暖かい季節の需要を満たすのに十分なほど大きなものである場合、それは一年の他の時期に存在する少ない需要を満たすには大きすぎることになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ゆえに、求められているのは、異なる貯蔵条件の製品を一緒に販売することを可能にする、周囲の温度以下で貯蔵しなければならない製品を陳列しかつ提供する手段であり、これは、さらなるキャビネットに関する設備支出およびスペースを必要とせず、しかも需要が最大のときに追加的容量を提供することを可能にする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
それゆえ本発明は、内部温度T1を有するフリーザーキャビネットと組み合わせて使用される陳列ならびに提供アセンブリであって、
(a)フリーザーキャビネットの外部に配置されたハウジングと、
(b)その中で製品を貯蔵できかつそこから製品を提供できるハウジング内部のチャンバーであって、上記製品がT1よりも高い温度T2で貯蔵されるチャンバーと、
(c)ハウジング内の第1の伝熱手段と、
(d)フリーザーキャビネット内に配置される第2の伝熱手段と、
(e)第1および第2の伝熱手段を経て伝熱流体を循環させるための手段と、を具備してなる陳列ならびに提供アセンブリを提供する。
【0005】
好ましくは、第1の伝熱手段は、その中を伝熱流体が圧送されるチャンバー内のパイプ構造体を具備してなる。パイプ構造体はチャンバー側面を取り囲んでもよい。好ましくは第2の伝熱手段は、フリーザーキャビネットの側壁の上を通るかそれを貫通するフレキシブル管によって第1の伝熱手段に接続される。第2の伝熱手段は熱伝導素材からなるケーシング内に収容されたパイプ構造体を具備してなることができる。ケーシングは共晶材料を、好ましくは−10°ないし−17℃の範囲に凝固点を有する共晶材料を含む。適切な共晶材料はモノプロピレングリコールすなわちフリオゲル(friogel)を含む。ケーシング内での共晶材料の使用によって、適切な貯蔵温度以上の温度を有する製品が本発明に係るアセンブリのチャンバー内に置かれた場合でも、フリーザーキャビネット内の温度が許容できない値まで上昇することがない、ということが保証される。たとえば、チャンバーがボトルまたは缶入りの冷えた飲料の陳列および提供を目的とするものである場合、このボトルおよび缶は周囲温度でチャンバー内に置くことができ、それゆえ適切な貯蔵温度まで冷やされることが必要になるであろう。共晶材料の存在によって、これら飲料からくみ出された熱がフリーザーキャビネット内の温度上昇に結び付くことはない。
【0006】
本発明について、例証としてのみ挙げたその実施形態に関する以下の記述によって説明する。この記述は添付図面に言及している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1および図2に示すように、上面開放フリーザーキャビネット1は、底部2と、直立端壁3,4と、直立側壁5,6とを有する。側壁3,4および側壁5,6の上端は、キャビネットの開放上面を形成する。フリーザーキャビネットの内部8は、温度T1℃まで公知の手法によって冷却される。フリーザーキャビネット1が数多くのアイスクリーム製品を陳列ならびに提供するのに使用される場合、温度T1は好ましくは−16℃以下であり、さらに好ましくは−18℃以下である。だが、いわゆるソフトアイスクリーム製品の貯蔵および提供を目的とするフリーザーキャビネットでは約−10℃の温度であってもよい。このタイプのフリーザーキャビネットはよく知られており、世界中の多くの小売店において見つけることができる。
【0008】
本発明の陳列ならびに提供アセンブリはチャンバー11を含むハウジング10を具備してなり、このチャンバー11内で製品を貯蔵できかつそこから製品を提供できる。ハウジング10はフリーザーキャビネット1の端壁3の横に直立している。フリーザーキャビネット冷却システムのコンプレッサーはキャビネットのこの端部に配置される。チャンバー11は、底部12と、側壁13,14と、端壁15,16によって形成される。底部12、側壁13,14および端壁15,16は断熱材、たとえばポリウレタンフォームを含み、これらの壁を経て熱が伝わるのを抑える。蓋16が側壁14の上面に回動可能に取り付けられている。この蓋によって、製品をチャンバー内に置いたり製品をチャンバーから提供したりする必要があるとき、チャンバー11の内部にアクセスできる。蓋16は透明であってもよく、これによって消費者はチャンバー内の製品を見ることができる。チャンバーは、たとえばスポット溶接によって、および/またはセモパスタ(themopasta)のような熱伝導材料を用いることによって、チャンバー11の側壁13,14および端壁15,16の内面に取り付けられたパイプ構造体18内に伝熱流体を流すことで冷却される。パイプ構造体18は本発明の第1の伝熱手段の一部を形成する。伝熱流体はポンプ19によってパイプ構造体内を流動させられる。伝熱流体はまたフリーザーキャビネット1の内部8に配置された第2の伝熱手段20を通って圧送される。パイプ構造体18と第2の伝熱手段20とはフレキシブルパイプ21,22によって接続されている。伝熱流体は、フリーザーキャビネット内部がそれに維持されるべき温度以下の凝固点を有する流体である。好適な伝熱流体は、約−30℃の凝固点を有するギ酸カリウムと水の混合物(Temper-30)である。
【0009】
パイプ構造体18の構成を図3に概略的に示す。伝熱流体は、ポンプ19から、垂直に配置された管23を上昇し、側壁14の内側に取り付けられた水平に配置された管24に沿い、そしてフレキシブルパイプ22に接続された出口25を通って流動する。伝熱流体はその後、以下で説明するように第2の伝熱手段を通過し、そしてフレキシブルパイプ21に接続された導入口26を経てパイプ構造体18へと戻る。流体は続いて、管31を通過してポンプ19に戻る前に、側壁14上の蛇行管27、端壁15上の概ねS字形の管28、側壁13上の蛇行管29、そして端壁16上の概ねS字形の管30を通過する。
【0010】
伝熱流体はフレキシブルパイプ22を通って、フリーザーキャビネット1内に配置されるべき第2の熱交換手段20に入る。フレキシブルパイプ22は垂直に配置された管35に接続され、この管35を経て熱交換流体は第2の熱交換手段20に入る。熱交換流体は続いて、水平に配置された管36、垂直に配置された管37、下方に水平に配置された管38、蛇行管39に入り、そしてフレキシブルパイプ21に接続された垂直配置された管40を経て第2の熱交換手段20を出る。管36,37,38,39は、たとえば金属のような熱伝導素材からなるケーシング41内に収容される。垂直配置された管35,40は図4から最も明確にわかるようにケーシング41から上方に延在する。このケーシングには、共晶材料、たとえばモノプロピレングリコールまたはフリオゲル(friogel)のような−10°ないし−17℃の範囲に凝固点を有する共晶材料が充填される。ケーシング41はフリーザーキャビネット1の内部に置かれ、その表面はフリーザーキャビネットの壁3の内面と密着している。これは、フリーザーキャビネットの壁3と第2の熱交換手段20との間の良好な伝熱を保証するためである。ケーシング41は、それを壁3と接触状態で保持するために磁石を備えてもよい。
【0011】
熱交換流体が第2の熱交換手段20を通過するとき、それは冷却され、そして熱交換流体が第1の熱交換手段を通過するとき、それはチャンバー11およびこのチャンバー内に存在するものを冷やす。サーモスタット制御手段45はチャンバー11内の温度を検出し、そして第1および第2の熱交換手段を通る熱伝達流体の循環を制御し、ポンプ19のオンとオフを切り替えることによってチャンバー内を所望の温度T2にする。サーモスタット制御手段45はまたプローブ(図示せず)を具備し、これはチャンバー11内の温度を検出する。このプローブはチャンバー内あるいはチャンバーの外面上で、チャンバー11内の温度に関する正確な値を提供できる位置に設けられてもよい。チャンバー11内に貯蔵されかつそこから提供される製品がたとえばソフトアイスクリームである場合、チャンバー内の温度T2は−6°ないし−15℃の範囲に、好ましくは−6°ないし−12℃の範囲にあってもよく、一方、製品がたとえば冷えた飲料である場合、温度T2は+2ないし+8℃の範囲の温度、好ましくは約+4℃であるべきである。ポンプ19は好ましくは伝熱流体を低速で、たとえば50ないし700リットル/時で、好ましくは150ないし300リットル/時で循環させる。ファン(図示せず)がチャンバー11内に配置されてもよく、これはチャンバー11内の空気を循環させ、チャンバー11全体の温度T2が実質的に一定となることを保証する。
【0012】
フリーザーキャビネット1には従来どおり2枚のスライド式蓋(図示せず)が取り付けられてもよく、これは左右にスライドし、フリーザーキャビネット1の内部8へのアクセスを可能にする。完全な閉塞ポジションにあるときには、スライド式蓋はキャビネット1の端壁3,4の上部に当接し、この結果、それを通って空気が循環でき許容できない熱損失を引き起こす隙間がなくなる。フレキシブルパイプ21,22はスライド式蓋が完全に閉じるのを妨げ、空気を循環させて熱損失を引き起こすであろう。ハウジング10は張出しカバー48を備え、これはフレキシブルパイプ21,22を覆い、そしてハウジング10が図示のごとく端壁3と並んで配置された際にキャビネット1の端壁3の上を越えて延在する。カバー48は端壁3の上部の形状に類似する形状のシール49を備え、この結果、スライド式蓋がその閉塞ポジションにあるとき、それは隙間の発生を防ぐシール49に対して当接する。公知のキャビネットでは、シールがさらに2枚のスライド式扉の中央重複部分に設けられ、空気が2枚の蓋の間でフリーザーキャビネットに侵入するのが抑止される。これらのシールは、本発明のアセンブリの取り付けの後、蓋の重複部分の変位の結果として移動させられるか置き換えられる必要があるだろう。スライド式蓋へのこれらの上記適応は、第1および第2の熱交換手段をつなぐ管21,22が端壁3の上端部を越えるのではなく端壁3を貫通する場合には必要とならないであろう。
【0013】
使用時、ハウジング10はフリーザーキャビネット1の側壁3に接して配置され、そして第2の熱伝達手段20はフリーザーキャビネット1の内部8に置かれる。ハウジングはフリーザーキャビネットに隣接して床の上でその底部によって自立可能であっても、あるいはフリーザーキャビネットの端壁3の上端面に載りかつ下方に延在する部分を有するブラケットによって側面に覆いかぶさってもよい。この延在部は、フリーザーキャビネットの端壁3の内面に当接し、キャビネットの端壁3に隣接するようハウジングを保持する。下方に延在する部分の横方向位置は調節可能であってもよく、この結果、ハウジングは異なる厚みの壁3を有するフリーザーキャビネットに取り付けることができる。調整可能な足または足群(図示せず)が設けられてもよく、これによって、ハウジングの高さを、ハウジング10が取り付けられるべきフリーザーキャビネットの高さと一致するよう変更可能である。ブラケットの使用ならびに第1および第2の熱交換手段間のフレキシブルな接続によって、必要に応じてハウジングを簡単に着脱できるようになる。
【0014】
ハウジングがフリーザーキャビネットに取り付けられた後、ポンプが作動させられ第1および第2の熱交換手段を経て伝熱流体を循環させ、チャンバー11内の温度を、その中に貯蔵される製品にとって適切な温度T2まで低下させる。本発明のアセンブリの使用によって、第2のフリーザーキャビネットの設置を必要とせずに、製品の貯蔵および提供が同時に可能になる。第2のフリーザーキャビネットは多額の設備費用を伴い、しかも多くの小売店では容易には得られないであろう、さらなるスペースを占有する。本発明のアセンブリはそれ自身の冷却手段を持たないので、製造および運転に費用が掛からない。しかも、それが収容する冷蔵および冷凍製品の需要があまりない場合、本アセンブリは小売店の人員によって容易に取り外すことができ、そしてそれが再び必要となるまで保管できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】フリーザーキャビネットおよび本発明に係る陳列ならびに提供アセンブリの上から見た平面図である。
【図2】側方から取った図1の線A−Aに沿って見た図1のキャビネットおよびアセンブリの断面図である。
【図3】図2の矢印IIIによって示す大まかな方向に取った本発明のアセンブリ内の配管の構造を示す概略図である。
【図4】図1の線B−Bに沿って取った断面図である。
【符号の説明】
【0016】
1 フリーザーキャビネット
2 底部
3,4 端壁
5,6 側壁
8 フリーザーキャビネットの内部
10 ハウジング
11 チャンバー
12 底部
13,14 側壁
15,16 端壁
18 パイプ構造体
19 ポンプ
20 第2の伝熱手段
21,22 フレキシブルパイプ
23,24 管
25 出口
26 導入口
27 蛇行管
28 S字形の管
29 蛇行管
30 S字形の管
31,35〜38 管
39 蛇行管
40 管
41 ケーシング
45 サーモスタット制御手段
48 カバー
49 シール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部温度T1を有するフリーザーキャビネットと組み合わせて使用される陳列ならびに提供アセンブリであって、
(a)前記フリーザーキャビネットの外部に配置されたハウジングと、
(b)その中で製品を貯蔵できかつそこから製品を提供できる前記ハウジング内部のチャンバーであって、前記製品がT1よりも高い温度T2で貯蔵されるチャンバーと、
(c)前記ハウジング内の第1の伝熱手段と、
(d)前記フリーザーキャビネット内に配置される第2の伝熱手段と、
(e)前記第1および第2の伝熱手段を経て伝熱流体を循環させるための手段と、
を具備してなることを特徴とする陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項2】
前記第1の伝熱手段は、その中を前記伝熱流体が圧送される、前記チャンバーを取り囲むパイプ構造体を具備してなることを特徴とする請求項1に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項3】
前記第2の伝熱手段は、前記フリーザーキャビネットの側壁の上を通るフレキシブル管によって前記第1の伝熱手段に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項4】
前記第2の伝熱手段は熱伝導素材からなるケーシング内を取り囲むように収容されるパイプ構造体を具備してなることができることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項5】
前記ケーシングは共晶材料を含むことを特徴とする請求項4に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項6】
前記共晶材料は、−10ないし−17℃の範囲に凝固点を有することを特徴とする請求項5に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項7】
前記温度T1は−16℃以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項8】
前記温度T1は−10℃以下であることを特徴とする請求項7に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項9】
前記温度T2は−2°ないし−15℃の範囲にあることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項10】
前記温度T2は−6°ないし−12℃の範囲にあることを特徴とする請求項9に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項11】
前記温度T2は+2°ないし+8℃の範囲にあることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項12】
前記温度T2は約+4℃であることを特徴とする請求項11に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部温度T1を有するフリーザーキャビネットと組み合わせて使用される陳列ならびに提供アセンブリであって、
(a)前記フリーザーキャビネットの外部に配置されたハウジングと、
(b)その中で製品を貯蔵できかつそこから製品を提供できる前記ハウジング内部のチャンバーであって、前記製品がT1よりも高い温度T2で貯蔵されるチャンバーと、
(c)前記ハウジング内の第1の伝熱手段と、
(d)前記フリーザーキャビネット内に配置される第2の伝熱手段と、
(e)前記第1および第2の伝熱手段を経て伝熱流体を循環させるための手段と、
を具備してなると共に、
前記フリーザーキャビネットから取り外し可能であることを特徴とする陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項2】
前記第1の伝熱手段は、その中を前記伝熱流体が圧送される、前記チャンバーを取り囲むパイプ構造体を具備してなることを特徴とする請求項1に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項3】
前記第2の伝熱手段は、前記フリーザーキャビネットの側壁の上を通るフレキシブル管によって前記第1の伝熱手段に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項4】
前記第2の伝熱手段は熱伝導素材からなるケーシング内を取り囲むように収容されるパイプ構造体を具備してなることができることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項5】
前記ケーシングは共晶材料を含むことを特徴とする請求項4に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項6】
前記共晶材料は、−10ないし−17℃の範囲に凝固点を有することを特徴とする請求項5に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項7】
前記温度T1は−16℃以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項8】
前記温度T1は−10℃以下であることを特徴とする請求項7に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項9】
前記温度T2は−2°ないし−15℃の範囲にあることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項10】
前記温度T2は−6°ないし−12℃の範囲にあることを特徴とする請求項9に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項11】
前記温度T2は+2°ないし+8℃の範囲にあることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。
【請求項12】
前記温度T2は約+4℃であることを特徴とする請求項11に記載の陳列ならびに提供アセンブリ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公表番号】特表2006−521529(P2006−521529A)
【公表日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−504735(P2006−504735)
【出願日】平成16年3月18日(2004.3.18)
【国際出願番号】PCT/EP2004/002851
【国際公開番号】WO2004/084682
【国際公開日】平成16年10月7日(2004.10.7)
【出願人】(590003065)ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ (494)
【Fターム(参考)】