説明

体操棒

【課題】容易に、素早く長さを調節できると共にユーザーにとって使いやすく安全な体操棒を提供する。
【解決手段】体操棒1は、一方の端部から他方の端部に向けて予め定められた範囲にわたり設けられる第1ねじ部を有する第1部材と、第1ねじ部にかみ合う第2ねじ部を有し、第1ねじ部若しくは第2ねじ部の回転により第1部材を軸方向に移動させる第2部材と、第1部材若しくは第2部材の端部に固定され、表面に曲面を含む把持部30とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、体操棒に関する。特に、本発明は、長さを自在に調節することができる体操棒に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、棒体の両端に所定の大きさの球体を設けた体操棒が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の体操棒によれば、棒体の両端の球体をユーザーが握りながら所定の運動をすることができる。また、棒状の器具本体と、嵌合部と、嵌合部の一端部に中間部が連結された握り部とを有し、嵌合部が器具本体の各端部に着脱自在に固定される一対のT字形グリップと、器具本体及びT字形グリップ間に設けられたグリップ間隔調整手段とを備えた健康器具が知られている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2に記載の健康器具によれば、器具本体の両端に嵌合されたT字形グリップの間隔をグリップ調整手段により調整できるので、健康器具の長さを使用者の体長にある程度、合わせることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭62−183866号公報
【特許文献2】特開平09−313639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載されているような体操棒においては、体操棒の長さをユーザーが所望する長さに調節することができない。したがって、ユーザーにとって使いにくいだけでなく、ユーザーの身長に合わない長さの体操棒を用いた運動により、例えば、ユーザーの体に対するストレッチ効果が十分ではなくなり、運動の効果が低くなる場合がある。
【0005】
また、特許文献2に記載されているような健康器具は、T字形グリップの嵌合部に器具本体の分割部材の端部を差し込んだり引き抜いたりすることにより長さを調節するので、この長さ調節の際は、ユーザーが一方のT字形グリップを自らの体に押し当てながら(あるいは自らの股に挟みながら)他方のT字形グリップを押したり引いたりすることを要する。したがって、特許文献2に記載の健康器具においては、健康器具の長さ調整が極めて難しいだけでなく、ユーザーの体を痛める場合がある。また、特許文献2に記載の健康器具においては、健康器具の長さを素早く調整することができないだけでなく、調整することができる長さは微々たるものである。更に、特許文献2に記載されているような健康器具においては、T字形グリップをユーザーがしっかりと握ることを前提としており、健康器具の自由な使用が制限される場合がある。
【0006】
したがって、本発明の目的は、容易に、素早く長さを調節できると共にユーザーにとって使いやすく安全な体操棒を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するため、一方の端部から他方の端部に向けて予め定められた範囲にわたり設けられる第1ねじ部を有する第1部材と、第1ねじ部にかみ合う第2ねじ部を有し、第1ねじ部若しくは第2ねじ部の回転により第1部材を軸方向に移動させる第2部材と、第1部材若しくは第2部材の端部に固定され、表面に曲面を含む把持部とを備える体操棒が提供される。
【0008】
また、上記体操棒において、第1部材が、第1ねじ部に隣接する領域に、第1ねじ部に比べて平滑な表面を有する円柱部を含み、第2部材が、第1ねじ部を格納した状態で第1部材を軸方向に移動可能に保持することもできる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る体操棒によれば、容易に、素早く長さを調節できると共にユーザーにとって使いやすく安全な体操棒を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る体操棒の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る支持部の側面図である。
【図3】(a)は本発明の第1の実施の形態に係る接続部の側面図であり、(b)は本発明の第1の実施の形態の変形例に係る接続部の側面図である。
【図4】(a)及び(b)は本発明の第1の実施の形態に係る体操棒の長さ調整を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る体操棒の斜視図である。
【図6】(a)は本発明の第2の実施の形態に係るアタッチメント部の側面図であり、(b)は第2の実施の形態に係る支持部の側面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る体操棒の斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る支持部の側面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る体操棒の斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係るアタッチメント部の側面図である。
【図11A】本発明の第5の実施の形態に係る体操棒の斜視図である。
【図11B】本発明の第5の実施の形態に係る体操棒の部分断面図である。
【図12A】本発明の第6の実施の形態に係る体操棒の斜視図である。
【図12B】本発明の第6の実施の形態に係る体操棒の部分拡大図である。
【図13A】本発明の第7の実施の形態に係る体操棒の斜視図である。
【図13B】本発明の第7の実施の形態に係る体操棒の部分拡大図である。
【図14】(a)〜(c)は第1、第3、又は第5の実施の形態に係る支持部の変形例の部分側面図である。
【図15】(a)及び(b)は本発明の各実施の形態に係る体操棒の他の変形例の側面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態に係る体操棒の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る体操棒の斜視図の一例を示す。
【0012】
(体操棒1の概要)
第1の実施の形態に係る体操棒1は、棒形状の接続部10と、接続部10の両端のそれぞれに設けられた挿入孔120に挿入される一対の支持部20とを備える。そして、一対の支持部20それぞれの接続部10側の端部とは反対側の端部には、一例として、球形状の把持部30が固定され、支持部20に支持される。第1の実施の形態に係る体操棒1においては、接続部10の外径と一対の支持部20の外径とは実質的に一致する。
【0013】
この体操棒1は、ユーザーが一方の把持部30と他方の把持部30とを同時に握ることによりユーザーに保持される。そしてユーザーが体操棒1を保持しつつ、ユーザーの体の前後左右、及び上下に体操棒1を動かすことで、ユーザーの筋肉をほぐすことや筋力を増強させることが期待できる。また、一方の把持部30を握りつつ運動することもできる。更に、ユーザーは、一方の把持部30の近傍(例えば、胴部202)を握り、体操棒1をゴルフクラブのようにスイングさせることができる。
【0014】
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る支持部の側面図の一例を示す。
【0015】
(支持部20)
第1部材としての支持部20は、円柱部200と、円柱部200に隣接すると共に支持部20の一方の端部(すなわち、支持部端部20a)から他方の端部に向けて予め定められた範囲にわたり設けられ、予め定められた外径(OD)を有する第1ねじ部としてのねじ部210と、円柱部200のねじ部210の反対側に設けられる胴部202とを有する。そして、支持部20は、胴部202の円柱部200の反対側端部において把持部30を支持する。すなわち、把持部30は、胴部202の端部(つまり、支持部20の他方の端部)に固定される。
【0016】
円柱部200は、ねじ部210に隣接する領域に設けられる。円柱部200は、一例として、ねじ部210の外径以下の外径を有して設けられる。そして、円柱部200は、ねじ部210の表面に比べて平滑な表面を有して形成される。本実施の形態において円柱部200は、ねじ部210の外径と実質的に同一の外径を有して形成される。また、円柱部200の表面は、実質的に凹凸がない平滑面であることが好ましい。ここで、支持部20の長手方向(つまり、軸方向)において、円柱部200の長さは、ねじ部210の長さ以上の長さを有する。また、胴部202は、円柱部200の外径より大きな外径を有する。
【0017】
ねじ部210は、予め定められたピッチ(P)のねじ山212及びねじ溝214を有する。また、ねじ山212は、その頂に平坦な領域を含んで構成される。すなわち、ねじ山212の頂の表面(以下、「ねじ山表面212a」と表記する)は、平坦な領域を少なくとも一部に含んで形成される。例えば、ねじ部210は、角ねじ若しくは台形ねじで構成される。
【0018】
なお、本実施の形態においては、支持部20を構成する円柱部200、胴部202、及びねじ部210はそれぞれ内部に空洞を有さずに形成される。ただし、体操棒1の軽量化を目的として、円柱部200、胴部202、及び/又はねじ部210の内部に空洞を設けることもできる。
【0019】
図3の(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る接続部の側面図の一例を示し、図3の(b)は、本発明の第1の実施の形態の変形例に係る接続部の側面図の一例を示す。
【0020】
(接続部10)
図3の(a)に示すように、第2部材としての接続部10は、ねじ部210の外径より大きな内径(ID)であり、接続部10を軸方向に貫通する挿入孔120と、挿入孔120の内部に設けられ、ねじ部210とかみ合い、支持部20を接続部10及び支持部20の軸方向に連続的に移動可能にする第2ねじ部としてのねじ領域110とを有する。ねじ部210若しくはねじ領域110を回転させることにより、体操棒1の軸方向に沿って支持部20が移動する。
【0021】
本実施の形態に係る接続部10は円筒形状であり、その内表面は、一方の端から他方の端に向けて平坦領域105、ねじ領域110、平坦領域105の順で構成される。平坦領域105は、内表面が平滑面116で構成されており、ねじ領域110は、予め定められたピッチのねじ山112及びねじ溝114で構成される。また、接続部10の外径と支持部20の胴部202の外径とは実質的に一致する。なお、平坦領域105の内径は、ねじ領域110の内径と実質的に同一であるか、若しくはねじ領域110の内径以上の内径である。
【0022】
ここで、ねじ領域110は、接続部10の両端の挿入孔120から予め定められた距離(L)をおいて設けられる。この予め定められた距離は、支持部20の円柱部200の長さ以下、好ましくは同一の長さに設定される。具体的に、本実施の形態において接続部10は、円柱部200の長さとねじ部210の長さとの合計の2倍以上の全長100を有して形成される。例えば、予め定められた距離Lは円柱部200の長さと同一であり、ねじ領域110の長さは、ねじ部210の長さの2倍以上の長さを有する。
【0023】
なお、図3の(b)に示すように第1の実施の形態の変形例に係る接続部10では、ねじ領域110の中間に内部壁118を設けることもできる。この場合、挿入孔120は接続部10を実質的に貫通しない。また、この場合において、内部壁118の一部に空気等の流体の流通が可能な微細な穴を設けることもできる。
【0024】
(把持部30)
把持部30は、表面に曲面を含む形状を有する。例えば、把持部30は、表面に球面を含む形状、すなわち、略球形状に形成される。一例として、把持部30の断面直径は6cm程度である。また、把持部30の表面(以下、「把持部表面300」と表記する)に、球形状を損なわない範囲で凹凸、突起、溝、及び/又は模様等を施すこともできる。
【0025】
第1の実施の形態において、把持部30はユーザーが握る部分であり、ユーザーが体操棒1を用いて運動する場合において体操棒1を持ったまま容易に体勢を変えることを可能にすることを目的として、把持部表面300に滑りやすくするコーティング処理を施すことができる。例えば、把持部30を木材で形成する場合、把持部表面300にニス等の塗料を塗布することができる。更に、支持部20に固定される把持部30の一部の領域は球形状ではない形状にすることもできる。例えば、把持部30の一部に切削加工を施すことにより、把持部30の表面の一部に平坦面を設けることができる。
【0026】
なお、上記説明において支持部20と把持部30とは別々の構成部材として説明したが、支持部20と把持部30とを一体物として形成することもできる。また、把持部表面300に、把持部30を保護することを目的としてシリコーンゴム等からなるカバーを被せることもできる。
【0027】
また、本実施の形態に係る体操棒1は、例えば、アルミニウムや鉄等の金属材料、ポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂材料、シリコーンゴム等の樹脂材料、カーボンファイバー、ヤチダモやアオダモ等の木材、及び/又は合竹を用いて構成することができる。ただし、ユーザーが体操棒1を使用する際に、体操棒1を適度にしならせる場合や、ユーザーが手に触れた場合における滑り具合、及び温もりを確保する場合、更には体操棒1の軽量化等を考慮する場合には、木材を用いて体操棒1を構成することが好ましい。
【0028】
なお、一例として、接続部10及び支持部20の材質が木材である場合、ねじ山212の耐久性を考慮して、ねじ山212の形状を角ねじ形状若しくは台形ねじ形状にすることが好ましい。この場合、ねじ山表面212aと接続部10の内表面とを面接触させることができるので、接続部10に対して支持部20を回転させる場合に、適度な摩擦抵抗を発生させることができる。また、接続部10及び支持部20を、例えば、金属材料で構成する場合、ねじ山212の形状を三角ねじ形状にすることもできる。
【0029】
図4の(a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る体操棒の長さ調整の一例を示す。なお、図4の(a)及び(b)において、接続部10については断面の一部の概要を示す。
【0030】
接続部10の一方の挿入孔120に保持される一方の支持部20及び把持部30と、他方の挿入孔120に保持される他方の支持部20及び把持部30とはそれぞれ同一の構成及び機能を有するので、ここでは一方の支持部20及び把持部30について説明する。
【0031】
まず、体操棒1は、接続部端部10aの挿入孔120に支持部20のねじ部210を挿入し、ねじ部210をねじ領域110にかみ合わせることにより、実質的に一体として構成される。次に、支持部20に固定されている把持部30を回転させると、支持部20が体操棒1の軸方向に沿って移動し、体操棒1の長さが連続的に変化する。例えば、図4の(a)には、ねじ部210のすべてのねじ山212及びねじ溝214がねじ領域110にかみ合っている状態を示す。この状態において、支持部20を所定の方向に回転させると、図4の(b)に示すように、円柱部200が接続部10の挿入孔120の外に出ていく。支持部20を当該所定の方向の反対方向に回転させると、円柱部200が接続部10の挿入孔120の中に入っていく。回転を停止させると、支持部20は回転を停止した位置で接続部10に保持・固定される。これにより、体操棒1の長さが連続的に調節される。
【0032】
ここで、第1の実施の形態に係る体操棒1においては、支持部20は円柱部200を有している。そして、円柱部200の表面は平滑な表面を有している。更に、接続部10は、ねじ部210を内部に格納した状態で支持部20を体操棒1の軸方向に移動可能に保持する。換言すれば、接続部10は、円柱部200の表面が露出する範囲内で支持部20を体操棒1の軸方向に移動可能に保持する(更に換言すれば、接続部10は、支持部20のねじ部210が外部に露出しない範囲で支持部20を保持する。)。具体的に、ねじ部210の長さ以上の長さを有する平坦領域105を形成することにより、支持部20を接続部10の挿入孔120の外に出したとしても接続部10の外にねじ部210が露出することを抑制し、円柱部200の表面だけを露出させる。
【0033】
なお、ねじ部210のねじ山212のピッチPを所定値以上に設定することにより、体操棒1の全長を支持部20の1回の回転で容易に大幅に調整できる。また、把持部30に最も近い位置のねじ溝214aの近傍、すなわち、ねじ溝214aから予め定められた距離だけ離れた位置に、支持部20をそれ以上回転させた場合にねじ部210が露出することを示すマークを付すこともできる。例えば、円柱部200の表面に塗料を塗ることによりマークを形成することができる。また、円柱部200の表面に加工(例えば、削り加工等)を施すことによりマークを形成することもできる。
【0034】
また、本実施の形態に係る円柱部200はねじ部210の外径以下の外径を有するが、本実施の形態の変形例においては、円柱部200の外径を、ねじ部210の外径より大きくすることができる。この場合、接続部10の平坦領域105の内径は、円柱部200の外径に応じ、ねじ領域110の内径より大きく形成される。なお、円柱部200とねじ部210とは、それぞれ異なる材料から形成することができる。例えば、ねじ部210を鉄等の金属材料から形成すると共に、円柱部200を木材から形成できる。この場合、ねじ部210は、円柱部200の端部に固定されることになる。
【0035】
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態に係る体操棒1は、ねじ部210を用いて支持部20を接続部10に保持させるので、支持部20に固定されている把持部30を回転させるだけで素早く体操棒1の長さを連続的に調整することができる。一例として、一方の支持部20は、接続部10の端部から最大で20cm以下、若しくは30cm以下程度まで伸ばすことができる。また、支持部20はねじ部210によって接続部10に保持されており、把持部30を回転させて体操棒1の長さを調整するだけで当該状態が維持されるので、体操棒1の長さを調整した後に支持部20を接続部10に固定させる操作を要さない(例えば、ストッパー等を用いることを要さない)。
【0036】
すなわち、体操棒1の支持部20はねじ部210を一体的に有しているので、体操棒1を所望の長さに調整した後、接続部10に対して支持部20が動かないように固定する器具を用いることや、固定動作等の操作をせずとも調整後の長さを維持したまま支持部20は接続部10に固定される。これにより、体操棒1を構成する構成部材を少なくすることができるので、体操棒1の製造コストの低減、及び使用に対する耐久性を向上させることができると共に、体操棒1の全長を容易に素早く連続的に伸縮させることができる。
【0037】
また、支持部20は円柱部200を有しているので、体操棒1の全長を伸ばした場合にねじ部210のすべてが接続部10の外部に露出することを抑制できる。これにより、ねじ山212及びねじ溝214がユーザーの身体に触れることを抑制できるので、ねじ山212及びねじ溝214がユーザーの体を傷つけることがなく、体操棒1の安全性を向上させることができる。更に、接続部10の外部にねじ部210のすべてが露出することを抑制できるので、体操棒1の美観を損なうことがない。また、支持部20は接続部10の外径と実質的に同一の外径の胴部202を有するので、ねじ部210及び円柱部200を接続部10の挿入孔120内にすべて挿入すると、接続部10と支持部20とが一本の棒状になるので、体操棒1の美観を損なわない。
【0038】
なお、ねじ部210の長さ、円柱部200の長さ、及び/又は平坦領域105の長さを調整することにより、ねじ部210の一部を外部に露出させてもよい。この場合、例えば、ねじ山212の頂に平坦な領域を含ませることで、ねじ部210の美観を損なうことが抑制される。一例として、ねじ山212の形状を角ねじ形状若しくは台形ねじ形状にしたり、又はねじ山212の表面に曲面を形成することにより、美観や安全性が確保される。
【0039】
また、体操棒1は、支持部20が有するねじ部210のねじ山212のピッチを所定のピッチ以上にすることができるので、把持部30を1回転させた場合における支持部20の軸方向における移動量を大きくすることができる。これにより、体操棒1は、非常に素早くユーザーが所望する長さに調整することができる。なお、この移動量を大きくすることを目的として、ねじ部210及びねじ領域110を多条ねじ形状にすることもできる。
【0040】
また、体操棒1は、ねじ部210を用いて支持部20を接続部10に保持させるので、体操棒1の軸に平行な方向(すなわち、軸方向)に力が加わったとしても体操棒1の全長が変化することを抑制できる。これにより、把持部30を単に回転させて体操棒1の全長を一回調整するだけで、ユーザーが所望する体操棒1の長さをユーザーが体操中であっても維持できる。
【0041】
更に、体操棒1は、ユーザーが握りやすい球形状の把持部30を両端に有しており、把持部30を回転させるだけで体操棒1の長さを容易に素早く伸縮できる。これにより、ユーザーが体操棒1を用いて運動している最中であっても、体操棒1の長さを容易に調整することができるだけでなく、ねじ部210とねじ領域110とによって接続部10と支持部20とが互いに保持されているので、調整後の長さをしっかりと維持することができる。そして、把持部30は球形状であるので、ユーザーが把持部30を握った状態のまま、ユーザーに対する体操棒1の位置を自由に変えることができる。これにより体操棒1は、自由な使用方法をユーザーに提供できる。
【0042】
また、接続部10及び支持部20を木材で構成した場合、ねじ領域110とねじ部210とをかみ合わせると、木の材質に応じた摩擦抵抗が生じる。これにより、接続部10に対して支持部20を回転させて体操棒1の長さを変化させた場合に、ユーザーに対し、適度な抵抗感を与えると共に、接続部10が支持部20をしっかりと保持できる。
【0043】
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る体操棒の斜視図の一例を示す。
【0044】
(体操棒2の概要)
第2の実施の形態に係る体操棒2は、第1部材としてのアタッチメント部12と、アタッチメント部12の両端にそれぞれ保持される一対の第2部材としての支持部22とを備える。アタッチメント部12の両端は、一対の支持部22の挿入孔220にそれぞれ挿入される。そして、一対の支持部22それぞれのアタッチメント部12側の端部とは反対側の端部には、一例として、球形状の把持部30が固定され、支持部22に支持される。第2の実施の形態に係る体操棒1においては、アタッチメント部12の最大外径と一対の支持部22の外径とは実質的に一致する。
【0045】
なお、第2の実施の形態に係る体操棒2は、第1の実施の形態に係る体操棒1とはアタッチメント部12及び支持部22の構成及び機能が異なる点を除き、略同一の構成及び機能を有するので、相違点を除き詳細な説明は省略する。また、体操棒2の使用用途、及び効果は体操棒1と同様なので詳細な説明は省略する。
【0046】
図6の(a)は、本発明の第2の実施の形態に係るアタッチメント部の側面図の一例を示し、図6の(b)は第2の実施の形態に係る支持部の側面図の一例を示す。
【0047】
(アタッチメント部12)
アタッチメント部12は、胴部126と、胴部126の両端それぞれに設けられる円柱部124と、円柱部124の胴部126の反対側それぞれに設けられるねじ部122とを有する。ねじ部122は、アタッチメント部12の端部であるアタッチメント端部12aから胴部126に向けて予め定められた範囲にわたり設けられる。また、ねじ部122は、予め定められたピッチのねじ山128及びねじ溝129を有する。
【0048】
円柱部124は、ねじ部122に隣接する領域に、ねじ部122の外径以下の外径を有して設けられる。そして、円柱部124は、ねじ部122の表面に比べて平滑な表面を有して形成される。第2の実施の形態において円柱部124は、ねじ部122の外径と実質的に同一の外径を有して形成される。また、円柱部124の表面は平滑面であることが好ましい。ここで、アタッチメント部12の長手方向において、円柱部124の長さは、ねじ部122の長さ以上の長さを有する。また、胴部126は、円柱部124の外径より大きな外径を有する。なお、本実施の形態の変形例においては、第1の実施の形態と同様に、円柱部124の外径をねじ部122の外径より大きくすることもできる。
【0049】
(支持部22)
支持部22は、ねじ部122の外径より大きな内径であり、支持部22の軸方向に沿って設けられる挿入孔220と、挿入孔220の内部に設けられ、ねじ部122とかみ合い、支持部22をアタッチメント部12及び支持部22の軸方向に連続的に移動可能にする第2ねじ部としてのねじ領域226とを有する。また、支持部22は、挿入孔220の反対側の端部において把持部30を支持する。すなわち、把持部30は、支持部22の端部に固定される。
【0050】
支持部22の内表面は、挿入孔220から把持部30側に向けて平坦領域228、ねじ領域226の順で構成される。平坦領域228は、表面が平滑面で構成されており、ねじ領域226は、予め定められたピッチのねじ山222及びねじ溝224で構成される。なお、アタッチメント部12の胴部126の外径と、支持部22の外径とは実質的に一致する。
【0051】
ここで、ねじ領域226は、支持部22の両端の挿入孔220から予め定められた距離(L)をおいて設けられる。この予め定められた距離は、アタッチメント部12の円柱部124の長さ以下、好ましくは同一の長さに設定される。例えば、ねじ領域226の長さと平坦領域228の長さとを合計した長さ230は、ねじ部122の長さと円柱部124の長さとを合計した長さ以上である。ただし、円柱部124の長さと平坦領域228の長さとは一致することが好ましい。
【0052】
[第3の実施の形態]
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る体操棒の斜視図の一例を示す。また、図8は、本発明の第3の実施の形態に係る支持部の側面図の一例を示す。
【0053】
第3の実施の形態に係る体操棒3は、第1の実施の形態に係る体操棒1とは支持部24の構成が一部異なる点を除き、略同一の構成及び機能を有するので、相違点を除き詳細な説明は省略する。なお、体操棒3の使用用途、及び効果は体操棒1と同様なので詳細な説明は省略する。
【0054】
体操棒3は、棒形状の接続部10と、接続部10の両端のそれぞれに設けられた挿入孔120に挿入される一対の支持部24とを備える。また、一対の支持部24それぞれの接続部10側の端部とは反対側の端部には、一例として、球形状の把持部30が固定され、支持部24に支持される。そして、第3の実施の形態に係る支持部24は、第1の実施の形態に係る支持部20と異なり胴部202を有さない。すなわち、支持部24は、円柱部200と円柱部200の外径と略同一の外径のねじ部210とを有して構成される。
【0055】
[第4の実施の形態]
図9は、本発明の第4の実施の形態に係る体操棒の斜視図の一例を示す。また、図10は、本発明の第4の実施の形態に係るアタッチメント部の側面図の一例を示す。
【0056】
第4の実施の形態に係る体操棒4は、第2の実施の形態に係る体操棒2とはアタッチメント部14の構成が一部異なる点を除き、略同一の構成及び機能を有するので、相違点を除き詳細な説明は省略する。なお、体操棒4の使用用途、及び効果は体操棒1と同様なので詳細な説明は省略する。
【0057】
体操棒4は、第1部材としてのアタッチメント部14と、アタッチメント部14の両端にそれぞれ保持される一対の支持部22とを備える。アタッチメント部14の両端は、一対の支持部22の挿入孔220にそれぞれ挿入される。そして、一対の支持部22それぞれのアタッチメント部14側の端部とは反対側の端部には、一例として、球形状の把持部30が固定される。ここで、第4の実施の形態に係るアタッチメント部14は、第2の実施の形態と異なり、胴部126を有さない。すなわち、アタッチメント部14は、円柱部124と円柱部124の両端それぞれに設けられるねじ部122とを有して構成される。
【0058】
[第5の実施の形態]
図11Aは、本発明の第5の実施の形態に係る体操棒の斜視図の一例を示し、図11Bは、第5の実施の形態に係る体操棒の部分断面図の一例を示す。
【0059】
第5の実施の形態に係る体操棒5は、第1の実施の形態に係る体操棒1とは、1つの支持部26と、接続部10の代わりの受け部16とを備える点を除き、略同様の機能を有するので、相違点を除き詳細な説明は省略する。なお、体操棒5の使用用途、及び効果は体操棒1と同様なので詳細な説明は省略する。
【0060】
体操棒5は、把持部30が端部に固定されている第1部材としての支持部26と、把持部30が端部に固定され、当該端部の反対側端部に支持部26が挿入される第2部材としての受け部16とを備える。まず、支持部26は、第1の実施の形態に係る支持部20と略同一の構成及び機能を有する。すなわち、支持部26は、円柱部260と、円柱部260に隣接して設けられるねじ部264と、円柱部260のねじ部264の反対側に設けられる胴部262とを有する。支持部20との主な相違点は、胴部262、円柱部260、及び/又はねじ部264の長さが第1の実施の形態に比べて長く形成される点である。なお、把持部30は、胴部262の円柱部260の反対側の端部に固定される。
【0061】
受け部16は、支持部26のねじ部264及び円柱部260が挿入される挿入孔と、ねじ部264とかみ合うねじ領域と、円柱部260に対応する平坦領域とを有する。受け部16は、挿入孔の側から平坦領域とねじ領域とをこの順に有する。平坦領域の長さとねじ領域の長さとの合計の長さ160は、ねじ部264の長さと円柱部260の長さとの合計の長さ以下に設定される。なお、支持部26は、受け部16の挿入孔に回転されつつ挿入され、受け部16に保持される。そして、支持部26若しくは受け部16を回転させることにより、体操棒5の全長が調節される。
【0062】
[第6の実施の形態]
図12Aは、本発明の第6の実施の形態に係る体操棒の斜視図の一例を示し、図12Bは、第6の実施の形態に係る体操棒の部分拡大図の一例を示す。
【0063】
体操棒6は、第1部材としての棒形状の支持部18と、支持部18の両端のそれぞれに固定される第2部材としての移動部320を内包する把持部32とを備える。なお、体操棒6の使用用途、及び主な効果は体操棒1と同様なので詳細な説明は省略する。
【0064】
支持部18は、両端のそれぞれにねじ部180を有する。そして、支持部18は、一方のねじ部180と他方のねじ部180との間に平滑な表面の円柱部186を有する。ねじ部180は、予め定められたピッチのねじ山182及びねじ溝184を有する。
【0065】
把持部32は、ねじ部180の外径以上の内径を有する挿入孔330と、挿入孔330から把持部32の内部に向かって伸びる平坦領域324と、平坦領域324に連続して把持部32の内部に設けられるねじ領域322とを有する。ねじ領域322は、ねじ部180にかみ合うねじ山326及びねじ溝328を含む。ここで、ねじ領域322と平坦領域324とで移動部320が構成される。移動部320は、ねじ領域322若しくはねじ部180が回転することにより、支持部18を体操棒6の軸方向に連続的に移動させる機能を有する。
【0066】
すなわち、体操棒6においては、移動部320を内包する把持部32を回転させることにより体操棒6の全長を調節させることができる。なお、第6の実施の形態の変形例においては、支持部18のいずれか一方の端に把持部32を一体的に固定し、他方の端の把持部32を回転可能にすることもできる。
【0067】
[第7の実施の形態]
図13Aは、本発明の第7の実施の形態に係る体操棒の斜視図の一例を示し、図13Bは第7の実施の形態に係る体操棒の部分拡大図の一例を示す。
【0068】
体操棒7は、第6の実施の形態に係る体操棒6とは把持部34の形状が異なる点を除き、体操棒6と略同一の構成及び機能を有するので、相違点を除き詳細な説明は省略する。
【0069】
体操棒7は、棒形状の支持部19と、支持部19の両端のそれぞれに固定され、移動部340を内包する把持部34とを備える。ここで、把持部34は、挿入孔350を含む中間部36を支持部19側に有する。中間部36の外観は、一例として、把持部34の断面直径より小さな断面直径の球形、若しくは楕円体である。本実施の形態において把持部34と中間部36とは一体として形成される。なお、第7の実施の形態の変形例においては、把持部34と中間部36とを別個独立に形成することもできる。
【0070】
支持部19は、両端のそれぞれにねじ部190を有する。そして、支持部19は、一方のねじ部190と他方のねじ部190との間に円柱部196を有する。ねじ部190は、予め定められたピッチのねじ山192及びねじ溝194を有する。また、中間部36は、ねじ部190の外径以上の内径を有し、中間部36を貫通する挿入孔350を有する。そして、把持部34は、挿入孔350の側から把持部34の内側に向かって伸びるねじ領域342を有する。ねじ領域342は、ねじ部190にかみ合うねじ山346とねじ溝348とを含む。
【0071】
ここで、中間部36の挿入孔350と把持部34のねじ領域342との間であって、把持部34内には表面が平坦な領域が存在しており、この領域と挿入孔350の内表面とで平坦領域344が構成される。そして、ねじ領域342と平坦領域344とで移動部340が構成される。移動部340は、ねじ領域342若しくはねじ部190が回転することにより、支持部19を体操棒7の軸方向に連続的に移動させる機能を有する。
【0072】
[実施の形態の変形例]
図14の(a)〜(c)は、本発明の第1、第3、又は第5の実施の形態に係る支持部の変形例の部分側面図の一例を示す。
【0073】
図14の(a)〜(c)に示す変形例はそれぞれ支持部の形状等が異なる点を除き、第1、第3、又は第5の実施の形態に係る支持部と略同一の構成及び機能を有する。したがって、以下の説明においては相違点を除き詳細な説明は省略する。
【0074】
図14の(a)は、第1の変形例に係る支持部24aを示す。支持部24aは、把持部30が固定される側の端部から反対側の端部に向けて湾曲部240を有する。湾曲部240は、支持部24aの予め定められた領域に形成される。この予め定められた領域は、一例として、ユーザーの手のひらの幅程度の長さ(例えば、10cm程度)を有して形成される。この湾曲部240によりユーザーは、支持部24aを握りやすくなる。
【0075】
図14の(b)は、第2の変形例に係る支持部24bを示す。支持部24bは、把持部30とねじ部210との間に、支持部24bの断面直径より大きく、把持部30の断面直径より小さな断面直径を有する引っ掛け部242を有する。ユーザーは、把持部30と引っ掛け部242との間の支持部24bを握る場合に、手が滑ったとしても引っ掛け部242によって手の滑りを止めることができる。なお、支持部24bは、引っ掛け部242の近傍に更に他の引っ掛け部を設けることもできる。
【0076】
図14の(c)は、第3の変形例に係る支持部24cを示す。支持部24cは、把持部30が固定される側の端部から反対側の端部に向けて湾曲部240を有すると共に把持部30とねじ部210との間に引っ掛け部242を有する。この支持部24cは、支持部24aの機能と支持部24bの機能とを併せ持つことができる。
【0077】
[実施の形態の他の変形例]
図15の(a)及び(b)は、本発明の各実施の形態に係る体操棒の他の変形例の側面図の一例を示す。
【0078】
図15の(a)に示す体操棒8、及び図15の(b)に示す体操棒9はそれぞれ、第1の実施の形態に係る体操棒1とは接続部10の形状や支持部20の外観が異なる点を除き、体操棒1と略同様の構成及び機能を有するので、相違点を除き詳細な説明は省略する。なお、体操棒8及び体操棒9の使用用途、及び効果は体操棒1と略同様なので詳細な説明は省略する。
【0079】
図15の(a)に示す体操棒8は、第1の実施の形態において説明した接続部10の外表面を波状面111にした接続部11と、第1の実施の形態において説明した支持部20の外表面を波状面211にした一対の支持部21とを備える。波状面111及び波状面211は、例えば、予め定められた周期の波形状、若しくは不規則な波形状を有する。
【0080】
図15の(b)に示す体操棒9においては、接続部13の形状が接続部10と異なり、湾曲した領域の両端にねじ領域110及び平坦領域105が設けられている(図示しない)。そして、接続部13の両端には接続部10と同様に挿入孔13aが設けられ、挿入孔13aに支持部20が回転され、挿入される。なお、湾曲した領域の湾曲度合いは、例えば、ユーザーの体形に合わせて適宜変更することができる。
【0081】
[他の実施の形態]
図16は、本発明の他の実施の形態に係る体操棒の部分断面図の一例を示す。
【0082】
他の実施の形態に係る体操棒5aは、第5の実施の形態に係る体操棒5とは、胴部262がない点を除き、体操棒5と略同様の構成及び機能を有するので、相違点を除き詳細な説明は省略する。なお、体操棒5aの使用用途、及び効果は体操棒1と同様なので詳細な説明は省略する。
【0083】
体操棒5aは、把持部30が端部に固定されている第1部材としての支持部26aと、把持部30が端部に固定され、当該端部の反対側端部に支持部26aが挿入される第2部材としての受け部16aとを備える。支持部26aは、第1の実施の形態に係る支持部20と異なり、胴部262を有さない点を除き、支持部20と略同一の構成及び機能を有する。すなわち、支持部26aは、ねじ部264aと円柱部260aとを有する。把持部30は、円柱部260aの端部に固定される。受け部16aは、支持部26aのねじ部264a及び円柱部260aが挿入される挿入孔と、ねじ部264aとかみ合うねじ領域と、円柱部260aに対応する平坦領域とを有する。受け部16aは、挿入孔の側から平坦領域とねじ領域とをこの順に有する。平坦領域の長さとねじ領域の長さとの合計の長さ160aは、ねじ部264aの長さと円柱部260aの長さとの合計の長さ以下、好ましくは実質的に同一に設定される。
【0084】
なお、上述した各実施の形態の更なる変形例においては、ねじ部(例えば、第1の実施の形態におけるねじ部210)にかみ合うねじ領域(例えば、第1の実施の形態におけるねじ領域110)を、ねじ部の長さより短くすることや、ねじ部の一部とだけかみ合う長さのねじ領域(例えば、ねじ部の1つのねじ山にかみ合うねじ領域)にすることもできる。また、ねじ部の形態をスプリング状、若しくはスプリング状に類似の形状にすることもできる。一例として、所定の径を有する金属材料をスプリング状、若しくはコイル状に巻くことによりねじ部を構成することができる。
【0085】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せのすべてが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
【符号の説明】
【0086】
1、2、3、4、5、5a、6、7、8、9 体操棒
10、11、13 接続部
10a 接続部端部
12、14 アタッチメント部
12a アタッチメント端部
13a 挿入孔
16、16a 受け部
18、19、20、21、22、24、26、26a 支持部
24a、24b、24c 支持部
20a 支持部端部
30、32、34 把持部
36 中間部
100 全長
105 平坦領域
110 ねじ領域
111 波状面
112 ねじ山
114 ねじ溝
116 平滑面
118 内部壁
120 挿入孔
122 ねじ部
124 円柱部
126 胴部
128 ねじ山
129 ねじ溝
160、160a 長さ
180 ねじ部
182 ねじ山
184 ねじ溝
186 円柱部
190 ねじ部
192 ねじ山
194 ねじ溝
196 円柱部
200 円柱部
202 胴部
210 ねじ部
211 波状面
212、222 ねじ山
212a ねじ山表面
214、224 ねじ溝
214a ねじ溝
220 挿入孔
226 ねじ領域
228 平坦領域
230 長さ
240 湾曲部
242 引っ掛け部
260、260a 円柱部
262 胴部
264、264a ねじ部
300 把持部表面
320 移動部
322 ねじ領域
324 平坦領域
326 ねじ山
328 ねじ溝
330 挿入孔
340 移動部
342 ねじ領域
344 平坦領域
346 ねじ山
348 ねじ溝
350 挿入孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方の端部から他方の端部に向けて予め定められた範囲にわたり設けられる第1ねじ部を有する第1部材と、
前記第1ねじ部にかみ合う第2ねじ部を有し、前記第1ねじ部若しくは前記第2ねじ部の回転により前記第1部材を軸方向に移動させる第2部材と、
少なくとも前記第1部材若しくは前記第2部材の端部に固定され、表面に曲面を含む把持部と
を備える体操棒。
【請求項2】
前記第1部材が、前記第1ねじ部に隣接する領域に、前記第1ねじ部に比べて平滑な表面を有する円柱部を含み、
前記第2部材が、前記第1ねじ部を格納した状態で前記第1部材を前記軸方向に移動可能に保持する請求項1に記載の体操棒。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−34610(P2013−34610A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−172242(P2011−172242)
【出願日】平成23年8月5日(2011.8.5)
【特許番号】特許第4925490号(P4925490)
【特許公報発行日】平成24年4月25日(2012.4.25)
【出願人】(511192403)株式会社ai’s hands (1)