説明

作業機械の開口部カバー

【課題】作業機械の開口部カバーに関し、簡素な構成で、容易に製品の標準規格化を実現する。
【解決手段】
開口部5の全体を覆うカバー部材1を複数枚に分割形成して互いに重畳配置する。また、カバー部材1の内面に挟持部材2を固設し、開口部5の縁端を挟持させるとともに、カバー部材1同士を固定部材3で固定する。挟持部材1には、カバー部材1の内面との間に第一所定幅の間隙を形成する第一挟持部2aと、それよりも狭い第二所定幅の間隙を形成する第二挟持部2bとを設けて、断面形状を二段化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機械に設けられた開口部を閉塞するための開口部カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
油圧ショベルの下部走行体には、スイングサークルの直下方に開口部が形成されている。この開口部は、スイングサークル内に配置されるスイベルジョイントのメンテナンス用に設けられるものであり、通常使用時にはカバーで塞がれている。一方、メンテナンス時にはカバーが取り外され、車体下面側からスイベルジョイントにアクセスできるようになっている。
【0003】
このような開口部カバーは、例えば特許文献1に図示されている。この事例では、小旋回バックホーにおいてカーボディの中央下面に形成された点検孔が一枚の底蓋で閉塞されている。また、特許文献2には、半円状の二枚のガード板(カバー)を用いてメンテナンス用開口部を閉塞したものが図示されている。この事例では、ガード板を複数枚に分割することによって一枚あたりのガード板の重量を軽減し、取付作業性等を向上させている。
【0004】
ところで、上記のような開口部カバーは、一般にカーボディ下板に対して直接ボルト締めで締結固定されている。これに対し、例えば図8に示すように、開口部カバー11を第一カバー11a及び第二カバー11bに二分割し、それぞれにL字型のブラケット12を複数個固定したものが提案されている。ここでは、第一カバー11a及び第二カバー11bの重畳部分にはボルト締結穴13が穿孔され、第一カバー11aの上面にナット14が溶接固定されている。このように、L字型のブラケット12でカーボディ下板を挟み込み、第一カバー11aと第二カバー11bとを重ね合わせてボルトで締結することによって、組付時の作業性を向上させることができる。
【特許文献1】特開平11−278300号公報
【特許文献2】特開平10−18348号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図8に示すような開口部カバーでは、カーボディ下板の板厚に合わせてブラケット12の形状を設定する必要があるため、カーボディ下板の板厚が異なる機種間で共通に使用することができず、製品の標準規格化が困難であるという課題がある。なお、カーボディ下板の板厚がブラケット12とカバー自身の表面との隙間よりも薄い場合には開口部カバー11を取り付けることができるものの、全体がガタつき、異音が発生するおそれが生じてしまう。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、簡素な構成で容易に製品の標準規格化を図ることができるようにした作業機械の開口部カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明の作業機械の開口部カバーは、作業機械に設けられた開口部を閉塞するカバーであって、複数枚に分割形成されるとともに互いに重畳配置されて該開口部の全体を覆うカバー部材と、複数枚の該カバー部材のそれぞれの内面に固設され、該内面との間に該開口部の縁部を挟持する挟持部材と、複数枚の該カバー部材同士を固定する固定部材とを備え、該挟持部材が、該内面との間に第一所定幅の間隙を形成する第一挟持部と、該第一挟持部よりも該開口部の内側方向に配置され該内面との間に該第一所定幅よりも狭い第二所定幅の間隙を形成する第二挟持部とを具備することを特徴としている。
【0008】
例えば、該挟持部材が、該第一挟持部及び該第二挟持部からなる二段化された断面形状を有することが好ましい。
また、請求項2記載の本発明の作業機械の開口部カバーは、請求項1記載の構成に加えて、該固定部材が、複数枚の該カバー部材同士を締結固定する締結部材であって、複数枚の該カバー部材が、該締結部材を挿通する取付穴を具備し、該取付穴が、該第一挟持部に該縁部を挟持したときの重畳幅に対応した第一取付穴と、該第二挟持部に該縁部を挟持したときの重畳幅に対応した第二取付穴とを有することを特徴としている。
【0009】
例えば、該カバー部材が、該第一取付穴及び該第二取付穴からなる二段化された配置形状で並んだ該取付穴を具備することが好ましい。
また、請求項3記載の本発明の作業機械の開口部カバーは、請求項1記載の構成に加えて、該固定部材が、複数枚の該カバー部材同士を締結固定する締結部材であって、複数枚の該カバー部材が、該締結部材を挿通する取付穴を具備し、該取付穴が、該第一挟持部に該縁部を挟持したときの重畳幅に対応した位置と、該第二挟持部に該縁部を挟持したときの重畳幅に対応した位置の両方で該締結部材を固定可能な長穴であることを特徴としている。例えば、請求項2記載の本発明の作業機械の開口部カバーにおける該第一取付穴及び該第二取付穴を一つの長穴として形成したようなものが考えられる。
【0010】
また、該開口部カバーが、該作業機械のカーボディ下面においてスイベル(スイベルジョイント)の下方に設けられたメンテナンス用開口部を閉塞するカバーであって、該カバー部材が、該作業機械の下面側から該開口部を略水平に閉塞することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の作業機械の開口部カバー(請求項1)によれば、挟持部材が二種類の幅の挟持部を備える(例えば、挟持部材の断面形状が多段化されている)という簡素な構成で、異なる板厚の開口部に対して同一の開口部カバーを共通で使用することができ、部品共通化や標準規格化が容易となる。また、板厚が異なっても挟持部材で正確に挟み込むことができるため、ガタつきを防止することができる。
【0012】
また、本発明の作業機械の開口部カバー(請求項2,3)によれば、カバー部材同士の重なり代を容易に変更することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図6は、本発明の一実施形態にかかる作業機械の開口部カバーを説明するためのものであり、図1は本開口部カバーが適用された作業機械のベースフレームの構成を示す斜視図、図2は本開口部カバーの全体構成を示す斜視図、図3は本開口部カバーの構成を示す図であって(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は断面図〔(a)のA−A断面図〕である。また、図4はそのブラケット断面形状を示す例図であり、(a)は削り出し製作されたもの、(b)は複数のプレートが階段状に溶接されたもの、(c)は鋳造されたもの、(d)は溶断により製作されたものを示す。
【0014】
また、図5は本開口部カバーを板厚tのカーボディ下面に適用した状態を説明するための図であり、(a)は要部断面図、(b)は上面図、(c)は側断面図である。同様に、図6は本開口部カバーを板厚tのカーボディ下面に適用した状態を説明するための図であり、(a)は要部断面図、(b)は上面図、(c)は側断面図である。なお、図7は本発明の変形例に係る開口部カバーの構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【0015】
[構成]
本発明に係る開口部カバーは、図1に示す油圧ショベルのベースフレーム8に適用されている。このベースフレーム8は、油圧ショベルの下部走行体の全体を支える構造体である。ベースフレーム8は、左右一対のトラックフレーム7と、それらの間を車幅方向へ水平に架け渡されたカーボディ6とを備えて構成される。トラックフレーム7はクローラ装置の骨組みをなす構造物であり、カーボディ6は上部旋回体を支える構造物である。
【0016】
カーボディ6は水平方向に延設された二枚の板材を備えており、それぞれをカーボディ上板6a,カーボディ下板6bと呼ぶ。カーボディ上板6aには上部旋回体を水平に旋回させるためのリング状のスイングサークルが固設されている。一方、カーボディ下板6bにはスイングサークルの直下方に開口部5が設けられている。本発明に係る開口部カバーは、このメンテナンス用の開口部5をカーボディ9の下面側から水平に閉塞するカバー部材1である。
【0017】
図2に示すように、カバー部材1は二枚の第一カバー1a及び第二カバー1bに分割されており、これらを互いに重ね合わせて締結固定することで、開口部5全体を閉塞している。各カバー部材1の重畳部分には、ボルト3a及びナット3b等の締結部材(固定部材)3で固定するための取付穴4が穿孔されている。
図3(a),(b)に示すように、第一カバー1aにおける一側には複数個の取付穴4cが一列に配置されている。これらの取付穴4cの上面には、予めナット3bが溶接固定されている。一方、第二カバー1bには、第一カバー1aの取付穴4cに対応して複数個の第一取付穴4a及び第二取付穴4bが二列に配置されている。つまり、第一カバー1aの取付穴4cの位置を第一取付穴4a,第二取付穴4bの何れか一方に一致させて下方からボルト3aを締結固定することで、第一カバー1aと第二カバー1bとの固定時の重畳幅を二段階に変更することができるようになっている。
【0018】
また、図3(a)に示すように、第一カバー1a及び第二カバー1bの上面には、ブラケット2が二個ずつ固設されている。このブラケット2は、開口部5の縁端を挟み込んで各カバー部材1を固定するものである。図2に示すように、ブラケット2の形状はアングル状の略L字型となっており、開口部5の外側方向(各カバー部材1を重ね合わせた状態における、カバー部材1の中央から外縁への方向)に向かって開いた隙間ができるように配向されている。
【0019】
また、ブラケット2の断面形状は、図3(c)に示すように多段化されている。すなわちブラケット2には、カバー部材1の上面との間の間隙寸法がtとなる第一挟持部2aと、それよりも狭い隙間寸法tとなる第二挟持部2bとが形成されている。第二挟持部2bは第一挟持部2aよりも開口部5の内側方向(各カバー部材1を重ね合わせた状態における、カバー部材1の外縁から中央へ向かう方向)側に設けられている。つまり、開口部5の縁端を第一挟持部2a,第二挟持部2bの何れか一方に挟み込ませることで、板厚の異なる二種類のカーボディ下板6bに対応させることができるようになっている。また、第一挟持部2a及び第二挟持部2bの間には、隙間の差t−tの分だけ段差2cが形成されることになる。
【0020】
なお、図4(a)に示すように、本実施形態ではこのブラケット2がスチールブロックの削り出し製品として形成されている。他の形成手法としては、図4(b)に示すように、複数のプレートを溶接固定して断面形状を階段状にしてもよいし、また、図4(c)に示すように、鋳物として形成してもよいし、あるいは、図4(d)に示すように、レーザー切断・プラズマ切断・ガス切断等の手法を用い、板を溶断して形成してもよい。
【0021】
[作用]
カーボディ下板6bの板厚がtである場合のカバー部材1の取付状態を図5(a)〜(c)に示す。カーボディ下板6bをブラケット2に挟み込み、開口部5の縁端の小口面6cを段差2cに当接させると、カーボディ下板6bが第一挟持部2aとカバー部材1との間に挟持され、開口部5に対するカバー部材1の位置が固定される。
【0022】
続いて、第一カバー1aの取付穴4cと第二カバー1bの第一取付穴4aとを正確に位置合わせし、締結部材3を用いて重畳部分を締結すると、カバー部材1同士が固定される。このとき、図5(b),(c)に示すように、カバー部材1同士の重なり代は大きくなる。
また、カーボディ下板6bの板厚がtである場合には、図6(a)〜(c)に示すように、開口部5の縁端の小口面6cが第二挟持部2bの奥面2dまで突き当たり、カーボディ下板6bが第二挟持部2bとカバー部材1との間に挟持される。このとき、第一カバー1a及び第二カバー1bは、図5(a)〜(c)に示す取付状態よりも互いに開口部5の外側方向へ移動することになる。そのため、図6(b),(c)に示すように、カバー部材1同士の重なり代は小さくなる。
【0023】
一方、第二カバー1bには第一取付穴4aと並んで第二取付穴4bが配置されている。したがって、配列距離を適宜設定してやれば、第一カバー1aの取付穴4cと第二カバー1bの第二取付穴4bとが正確に位置合わせされることになる。そして、締結部材3を用いて重畳部分を締結すると、カバー部材1同士が固定される。
【0024】
[効果]
このように、本開口部カバーによれば、ブラケット2の断面形状を二段にするという簡素な構成で、開口部5の板厚が異なる場合にも対応することが可能となり、例えば異なる機種やグレード間での部材共通化や標準規格化が容易となる。
【0025】
また、図5(a)に示すように、開口部5の縁端の板厚がtである場合には、第一挟持部2aがカバー部材1の垂直方向への移動を拘束し、段差2cが水平方向の移動を拘束するため、ガタつきが生じることはない。同様に、図6(a)に示すように、開口部5の縁端の板厚がtである場合、第二挟持部2bがカバー部材1の垂直方向への移動を拘束し、奥面2dが水平方向の移動を拘束するため、ガタつきは生じない。したがって、開口部5の周縁の板厚に関わらずブラケット2で正確に挟み込むことができ、カバー部材1をしっかりと固定することができる。
【0026】
また、第二カバー1bにおいて第一取付穴4a及び第二取付穴4bが予め二列に形成されているため、カバー部材1同士の位置合わせを正確かつ容易に行うことができ、カバー部材1同士の重なり代を容易に変更することができる。
【0027】
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態ではブラケット2の断面形状が二段になっているが、段数をさらに増やして多段化してもよい。このような構成により、さらに多くの板厚に対応することが可能となる。また、上述の実施形態では第二カバー1bに二列の取付穴4a,4bが形成されているが、ブラケット2における断面形状の段数に応じて取付穴の列数等を増加させてもよい。
【0028】
また、図7(a),(b)に示すように、上述の実施形態における第一取付穴4aと第二取付穴4bとを繋いで一つの長穴4dとして形成することも考えられる。このような構成でも上述の実施形態のものと同様の効果が得られる。
なお、取付穴4は必ずしも必須ではなく、例えば開口部カバーの取付時に適宜穿孔する構成とすることも考えられる。あるいは、ボルト3a,ナット3bといった締結部材を使用しない場合(閂状の係止部材を用いる場合やクリップを用いる場合等)には、取付穴4を設けなくてもよい。少なくとも、第一カバー1aと第二カバー1bとの重畳部分を互いに固定する固定部材を備えていればよい。
【0029】
また、上述の実施形態ではナット3bが第一カバー3aの上面に溶接固定されているが、カバー部材1の厚みがある程度ある場合には、ナット3bの代わりに取付穴4の内周面に直接ネジを切っておくのでもよい。このような構成でも第一カバー1aと第二カバー1bとを固定することができる。
また、上述の実施形態では、本発明を油圧ショベルの下部走行体の下面に設けられたメンテナンス用の開口部5に適用したものを例示したが、本発明の適用対象はこれに限定されず、作業機械の開口部を閉塞するカバー全般として適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施形態に係る開口部カバーが適用された作業機械のベースフレームの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる開口部カバーの全体構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る開口部カバーの構成を示す図であって(a)はその上面図、(b)はその側面図、(c)はその断面図〔(a)のA−A断面図〕である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる開口部カバーのブラケット断面形状を示す例図であり、(a)は削り出し製作されたもの、(b)は複数のプレートが階段状に溶接されたもの、(c)は鋳造されたもの、(d)は溶断により製作されたものを示す。
【図5】本発明の一実施形態に係る開口部カバーを板厚tのカーボディ下面に適用した状態を説明するための図であり、(a)はその要部断面図、(b)はその上面図、(c)はその側断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る開口部カバーを板厚tのカーボディ下面に適用した状態を説明するための図であり、(a)はその要部断面図、(b)はその上面図、(c)はその側断面図である。
【図7】本発明の変形例に係る開口部カバーの構成を示す図であって(a)はその上面図、(b)はその側面図である。
【図8】従来技術に係る開口部カバーの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0031】
1 カバー部材
1a 第一カバー
1b 第二カバー
2 ブラケット(挟持部材)
2a 第一挟持部
2b 第二挟持部
3 締結部材(固定部材)
3a ボルト
3b ナット
4 取付穴
4a 第一取付穴
4b 第二取付穴
4c 取付穴
4d 長穴
5 開口部
6 カーボディ
6a カーボディ上板
6b カーボディ下板
7 トラックフレーム
8 ベースフレーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業機械に設けられた開口部を閉塞するカバーであって、
複数枚に分割形成されるとともに互いに重畳配置されて該開口部の全体を覆うカバー部材と、
複数枚の該カバー部材のそれぞれの内面に固設され、該内面との間に該開口部の縁部を挟持する挟持部材と、
複数枚の該カバー部材同士を固定する固定部材とを備え、
該挟持部材が、該内面との間に第一所定幅の間隙を形成する第一挟持部と、該第一挟持部よりも該開口部の内側方向に配置され該内面との間に該第一所定幅よりも狭い第二所定幅の間隙を形成する第二挟持部とを具備する
ことを特徴とする、作業機械の開口部カバー。
【請求項2】
該固定部材が、複数枚の該カバー部材同士を締結固定する締結部材であって、
複数枚の該カバー部材が、該締結部材を挿通する取付穴を具備し、
該取付穴が、該第一挟持部に該縁部を挟持したときの重畳幅に対応した第一取付穴と、該第二挟持部に該縁部を挟持したときの重畳幅に対応した第二取付穴とを有する
ことを特徴とする、請求項1記載の作業機械の開口部カバー。
【請求項3】
該固定部材が、複数枚の該カバー部材同士を締結固定する締結部材であって、
複数枚の該カバー部材が、該締結部材を挿通する取付穴を具備し、
該取付穴が、該第一挟持部に該縁部を挟持したときの重畳幅に対応した位置と、該第二挟持部に該縁部を挟持したときの重畳幅に対応した位置の両方で該締結部材を固定可能な長穴である
ことを特徴とする、請求項1記載の作業機械の開口部カバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−214655(P2009−214655A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−59268(P2008−59268)
【出願日】平成20年3月10日(2008.3.10)
【出願人】(000190297)キャタピラージャパン株式会社 (1,189)
【Fターム(参考)】