保護具
【課題】野菜や穀類および／あるいは草木の苗を育てるにあたり、殺虫剤などの薬剤の散布をすることなく、なめくじやアブラムシなどの害虫の食害から野菜や穀類および／あるいは草木の苗を保護する。
【解決手段】一端に１つ以上の凸状体の害虫返し部２を有する板状体の保護具を、畝の周囲に害虫返し部２が畝の外側を向くように板状体１を育成土壌に差し込み、害虫返し部２先端部に、カバー押え体６と嵌合する凹状体４を有し、保護対象の植物上にネット７を緩やかにかぶせて、ネット７の周囲を凹状体４に差し込み、その上からカバー押え体６で凹状体４に嵌合させることにより、なめくじやアブラムシなどの這い回る害虫や飛来害虫から野菜や穀類および／あるいは草木の苗を守る保護具を提供する。
【解決手段】一端に１つ以上の凸状体の害虫返し部２を有する板状体の保護具を、畝の周囲に害虫返し部２が畝の外側を向くように板状体１を育成土壌に差し込み、害虫返し部２先端部に、カバー押え体６と嵌合する凹状体４を有し、保護対象の植物上にネット７を緩やかにかぶせて、ネット７の周囲を凹状体４に差し込み、その上からカバー押え体６で凹状体４に嵌合させることにより、なめくじやアブラムシなどの這い回る害虫や飛来害虫から野菜や穀類および／あるいは草木の苗を守る保護具を提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、野菜および穀類／あるいは草木の苗を、害虫から保護する保護具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、野菜および穀類／あるいは草木の苗を育てるにあたって、安全性が高く、殺虫力の高い殺虫剤などの薬剤の散布等により、なめくじやダンゴ虫、アブラムシ、ヨトウ蛾、モンシロチョウや甲虫類などを駆除して、これらの害虫の食害から該植物を守っていた。
【特許文献１】特開平１１−１９９４１０号公報
【特許文献２】特開２００１−６４１０３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかし、食用の野菜および穀類／あるいは草木の苗には、殺虫剤などの薬剤はできるだけ用いないようにすることが望ましく、薬剤散布に代わる手軽で安価な手段が、営農農家や家庭菜園者などから広く熱望されている。
【０００４】
そこで本発明は、殺虫剤などを用いることなく、害虫の食害から野菜および穀類／あるいは草木の苗を守ることができるようにすることを目的とした、野菜および穀類／あるいは草木の苗の保護具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
第１の発明は、一端に１つ以上の凸状体を有する板状体であることを特徴とする野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具に関する。
【０００６】
第２の発明は、第１の発明の１つ以上の凸状体が、円弧状に曲げた板状体および／あるいは鋭角状に構成した板状体であること特徴とする野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具に関する。
【０００７】
第３の発明は、第１の発明乃至第２の発明の凸状体の先端部に、カバー押え体と嵌合する凹状体を有することを特徴とする野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具に関する。
【０００８】
第４の発明は、第３の発明のカバー押え体と嵌合する凹状体において、片側部にかえり部を設けたことを特徴とする野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具に関する。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の保護具によれば、殺虫剤などを用いることなく、なめくじやダンゴ虫、アブラムシ、ヨトウ蛾、モンシロチョウや甲虫類などの害虫の食害から野菜および穀類／あるいは草木の苗を守ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
本発明の保護具と、畑の畝の周囲に適応した実施例について、図１乃至図４にもとづいて以下に説明する。
【００１１】
図１（ａ）に本発明の円弧状に曲げた板状体２で害虫返し部を構成した保護具を示し、図１（ｂ）に本発明の鋭角状に構成した板状体３で害虫返し部を構成した保護具を示す。尚、害虫返し部は、同じ大きさの円弧状体２および／あるいは鋭角状体３を複数個で構成してもよい（図示せず）。
【００１２】
図２（ａ）に本発明の円弧状に曲げた保護具の先端にカバー押え体６と嵌合する凹状体４を有するものを示し、図２（ｂ）に本発明の鋭角状に構成した保護具の先端にカバー押え体６と嵌合する凹状体４を有するものを示す。
【００１３】
板状体１や害虫返し部２或いは害虫返し部３は、塩ビやプラスチック、発泡スチロール、木やベニヤ板、トタン等の金属など表面がツルツルしたものであれば材質は問わない。
【００１４】
また、板状体１と害虫返し部２或いは害虫返し部３や凹状体４、カバー押え体６は、組み合わせ自由なユニット式でも、一体成型物でも良い。これらの組合せは、ビニルハウスで使用するか、飛来害虫が多いか少ないなど、保護対象の野菜および穀類／あるいは草木の苗の育成環境によって使い分けても良い。
【００１５】
本発明の保護具は、長さ30ｃｍから200ｃｍ程度、高さ15ｃｍから50ｃｍ程度の人間が一人で持ち運べる程度の大きさのものである。
【００１６】
図３に示すように、本発明の保護具で、害虫からの保護対象である植物８を囲い込み、害虫返し部の先端を外側に向けて、直線部を下にして育成土壌に差し込む。
【００１７】
このように本発明の保護具で囲まれた植物に対して、外から近づいてくるナメクジやダンゴ虫などの這い回る害虫は、板状体１を下から這い上がってくるが、上部の害虫返し部２或いは害虫返し部３では、害虫は仰向けになり、自重で落下し、保護具の内側すなわち保護対象の植物に近寄ることができない。
【００１８】
この時、板状体２側と害虫返し先端側との水平間隔が、仰向けになった害虫の延びきった状態以上の距離であれば、害虫は確実にその場から落下する。
【００１９】
そして、本発明の保護具で囲まれた植物に対して、緩やかにネットをかぶせ、ネットの端々を凹状体４に差し込み、カバー押さえ体６を該凹状体４に嵌合させれば、風でめくれ上がる事がなく、アブラムシやヨトウ蛾、モンシロチョウ、甲虫類などの飛来害虫からも守ることができる。また、ネットの端々を凹状体４に差し込みやすく、またカバー押さえ体６を該凹状体４に嵌合させやすくするために、図４で示すようにかえり部５を設ける。
【実施例】
【００２０】
図３に、本発明の円弧状に曲げた保護具を畑の畝の周囲に用いた場合の実施例を示す。
【００２１】
この保護具は、塩ビで構成し、長さ100ｃｍ、高さ25ｃｍのものであり、板状体１側と害虫返し先端側との水平間隔を5ｃｍとした。これを、長さ５ｍのイチゴの畝の両サイドに図３に示すように育成土壌中に倒れないように差し込む。保護具と保護具の繋ぎ部は、エイチソケットで保護具同士の隙間が開かないように接続する。
【００２２】
また、畝の両端にも、幅50ｃｍの保護具を上記と同様に設置し、畝全体を囲い込むようにした。
【００２３】
保護具で畝を囲いこんでから、長さ600ｃｍ、幅150ｃｍのネットを畝上のいちご全体に緩やかにかぶせ、畝を囲んだ保護具全域の凹状体４にネット７の端を差し込み、円柱状のカバー押さえ体６と凹状体４とで嵌合した。このように、ネット周囲全域を円柱状のカバー押さえ体６で嵌合することにより、突風等でネットがめくれ上がることがなくなり、また隙間も生じないので、飛来害虫が入りこむことが無い。また、畝の四隅の保護具同士の隙間には、隅用の害虫返し部をエイチソケットで接続した（図示せず）。
【００２４】
カバー押さえ体６と嵌合する凹状体４の外側にかえり部５を設けているので、ネット７の端を差し込みやすく、またこのかえり部５は、円柱状のカバー押さえ体６のガイドの役目になり、円柱状のカバー押さえ体６を凹状体４に嵌合しやすくなる。尚、カバー押さえ体６は、円柱状のものでなくても良く、凹状体嵌合する棒状のものであれば良い。
【００２５】
上記ネット７は、網目がφ１ｍｍのものを使用したが、φ１ｍｍからφ２ｍｍのものが最適である。また、ネットの材質は、木綿やビニルなど何でも良く、材質は問わない。
【００２６】
このように保護対象の植物全体に緩やかにネットをかける事で、植物の成長を妨げず、アブラムシ、ヨトウ蛾、モンシロチョウや甲虫類などの飛来害虫から野菜や草木の苗を保護できる。また、緩やかにしたネットで、隅用の害虫返し部を用いなくても畝の四隅の隙間をネット７で覆うようにしまいすることもできる。
【００２７】
本発明の保護具を設置した畝と、保護具を設置しない畝とを２週間の間、比較実験した結果、本発明の保護具を設置した畝のイチゴは、這い回る害虫や飛来害虫による食害は全く無かったが、保護具を設置しなかった畝には、ナメクジやアブラムシが大量にはびこり、葉や実も多大な食害を受けたので、保護具の有用性を実証できた。
【産業上の利用可能性】
【００２８】
本発明は、営農家においても大量に使う殺虫剤の代わりになり、生産作物の付加価値が向上する。また、家庭菜園や、ナメクジなどが大量発生し美観を損なう公園や公共の庭などの害虫駆除にも広く応用展開できる。
【００２９】
また、ネット７の代わりに、ビニルを全面にかぶせれば、ビニルハウスと同様、保温効果を実現できるので、晩秋から早春などの寒い時期においても野菜や穀物類および／あるいは草木の苗を冷害から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】（ａ）本発明の一端を円弧状に曲げた板状体の保護具である。（ｂ）本発明の一端を鋭角状に構成した板状体の保護具である。
【図２】（ａ）本発明の円弧状に曲げた保護具の先端にカバー押え体６と嵌合する凹状体４を有するものである。（ｂ）本発明の一端を鋭角状に構成した保護具の先端にカバー押え体６と嵌合する凹状体４を有するものである。
【図３】本発明の一端を円弧状に曲げた保護具を畑の畝に用いた場合の実施例である。
【図４】本発明の片側部にかえり部を設けた保護具先端の凹状体である。
【符号の説明】
【００３１】
１ 板状体
２ 円弧状に曲げた害虫返し部
３ 鋭角状に構成した害虫返し部
４ 凹状体
５ かえり部
６ カバー押さえ体
７ ネット
８ 保護対象の植物
９ 害虫
１０ 畝
【技術分野】
【０００１】
本発明は、野菜および穀類／あるいは草木の苗を、害虫から保護する保護具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、野菜および穀類／あるいは草木の苗を育てるにあたって、安全性が高く、殺虫力の高い殺虫剤などの薬剤の散布等により、なめくじやダンゴ虫、アブラムシ、ヨトウ蛾、モンシロチョウや甲虫類などを駆除して、これらの害虫の食害から該植物を守っていた。
【特許文献１】特開平１１−１９９４１０号公報
【特許文献２】特開２００１−６４１０３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかし、食用の野菜および穀類／あるいは草木の苗には、殺虫剤などの薬剤はできるだけ用いないようにすることが望ましく、薬剤散布に代わる手軽で安価な手段が、営農農家や家庭菜園者などから広く熱望されている。
【０００４】
そこで本発明は、殺虫剤などを用いることなく、害虫の食害から野菜および穀類／あるいは草木の苗を守ることができるようにすることを目的とした、野菜および穀類／あるいは草木の苗の保護具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
第１の発明は、一端に１つ以上の凸状体を有する板状体であることを特徴とする野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具に関する。
【０００６】
第２の発明は、第１の発明の１つ以上の凸状体が、円弧状に曲げた板状体および／あるいは鋭角状に構成した板状体であること特徴とする野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具に関する。
【０００７】
第３の発明は、第１の発明乃至第２の発明の凸状体の先端部に、カバー押え体と嵌合する凹状体を有することを特徴とする野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具に関する。
【０００８】
第４の発明は、第３の発明のカバー押え体と嵌合する凹状体において、片側部にかえり部を設けたことを特徴とする野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具に関する。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の保護具によれば、殺虫剤などを用いることなく、なめくじやダンゴ虫、アブラムシ、ヨトウ蛾、モンシロチョウや甲虫類などの害虫の食害から野菜および穀類／あるいは草木の苗を守ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
本発明の保護具と、畑の畝の周囲に適応した実施例について、図１乃至図４にもとづいて以下に説明する。
【００１１】
図１（ａ）に本発明の円弧状に曲げた板状体２で害虫返し部を構成した保護具を示し、図１（ｂ）に本発明の鋭角状に構成した板状体３で害虫返し部を構成した保護具を示す。尚、害虫返し部は、同じ大きさの円弧状体２および／あるいは鋭角状体３を複数個で構成してもよい（図示せず）。
【００１２】
図２（ａ）に本発明の円弧状に曲げた保護具の先端にカバー押え体６と嵌合する凹状体４を有するものを示し、図２（ｂ）に本発明の鋭角状に構成した保護具の先端にカバー押え体６と嵌合する凹状体４を有するものを示す。
【００１３】
板状体１や害虫返し部２或いは害虫返し部３は、塩ビやプラスチック、発泡スチロール、木やベニヤ板、トタン等の金属など表面がツルツルしたものであれば材質は問わない。
【００１４】
また、板状体１と害虫返し部２或いは害虫返し部３や凹状体４、カバー押え体６は、組み合わせ自由なユニット式でも、一体成型物でも良い。これらの組合せは、ビニルハウスで使用するか、飛来害虫が多いか少ないなど、保護対象の野菜および穀類／あるいは草木の苗の育成環境によって使い分けても良い。
【００１５】
本発明の保護具は、長さ30ｃｍから200ｃｍ程度、高さ15ｃｍから50ｃｍ程度の人間が一人で持ち運べる程度の大きさのものである。
【００１６】
図３に示すように、本発明の保護具で、害虫からの保護対象である植物８を囲い込み、害虫返し部の先端を外側に向けて、直線部を下にして育成土壌に差し込む。
【００１７】
このように本発明の保護具で囲まれた植物に対して、外から近づいてくるナメクジやダンゴ虫などの這い回る害虫は、板状体１を下から這い上がってくるが、上部の害虫返し部２或いは害虫返し部３では、害虫は仰向けになり、自重で落下し、保護具の内側すなわち保護対象の植物に近寄ることができない。
【００１８】
この時、板状体２側と害虫返し先端側との水平間隔が、仰向けになった害虫の延びきった状態以上の距離であれば、害虫は確実にその場から落下する。
【００１９】
そして、本発明の保護具で囲まれた植物に対して、緩やかにネットをかぶせ、ネットの端々を凹状体４に差し込み、カバー押さえ体６を該凹状体４に嵌合させれば、風でめくれ上がる事がなく、アブラムシやヨトウ蛾、モンシロチョウ、甲虫類などの飛来害虫からも守ることができる。また、ネットの端々を凹状体４に差し込みやすく、またカバー押さえ体６を該凹状体４に嵌合させやすくするために、図４で示すようにかえり部５を設ける。
【実施例】
【００２０】
図３に、本発明の円弧状に曲げた保護具を畑の畝の周囲に用いた場合の実施例を示す。
【００２１】
この保護具は、塩ビで構成し、長さ100ｃｍ、高さ25ｃｍのものであり、板状体１側と害虫返し先端側との水平間隔を5ｃｍとした。これを、長さ５ｍのイチゴの畝の両サイドに図３に示すように育成土壌中に倒れないように差し込む。保護具と保護具の繋ぎ部は、エイチソケットで保護具同士の隙間が開かないように接続する。
【００２２】
また、畝の両端にも、幅50ｃｍの保護具を上記と同様に設置し、畝全体を囲い込むようにした。
【００２３】
保護具で畝を囲いこんでから、長さ600ｃｍ、幅150ｃｍのネットを畝上のいちご全体に緩やかにかぶせ、畝を囲んだ保護具全域の凹状体４にネット７の端を差し込み、円柱状のカバー押さえ体６と凹状体４とで嵌合した。このように、ネット周囲全域を円柱状のカバー押さえ体６で嵌合することにより、突風等でネットがめくれ上がることがなくなり、また隙間も生じないので、飛来害虫が入りこむことが無い。また、畝の四隅の保護具同士の隙間には、隅用の害虫返し部をエイチソケットで接続した（図示せず）。
【００２４】
カバー押さえ体６と嵌合する凹状体４の外側にかえり部５を設けているので、ネット７の端を差し込みやすく、またこのかえり部５は、円柱状のカバー押さえ体６のガイドの役目になり、円柱状のカバー押さえ体６を凹状体４に嵌合しやすくなる。尚、カバー押さえ体６は、円柱状のものでなくても良く、凹状体嵌合する棒状のものであれば良い。
【００２５】
上記ネット７は、網目がφ１ｍｍのものを使用したが、φ１ｍｍからφ２ｍｍのものが最適である。また、ネットの材質は、木綿やビニルなど何でも良く、材質は問わない。
【００２６】
このように保護対象の植物全体に緩やかにネットをかける事で、植物の成長を妨げず、アブラムシ、ヨトウ蛾、モンシロチョウや甲虫類などの飛来害虫から野菜や草木の苗を保護できる。また、緩やかにしたネットで、隅用の害虫返し部を用いなくても畝の四隅の隙間をネット７で覆うようにしまいすることもできる。
【００２７】
本発明の保護具を設置した畝と、保護具を設置しない畝とを２週間の間、比較実験した結果、本発明の保護具を設置した畝のイチゴは、這い回る害虫や飛来害虫による食害は全く無かったが、保護具を設置しなかった畝には、ナメクジやアブラムシが大量にはびこり、葉や実も多大な食害を受けたので、保護具の有用性を実証できた。
【産業上の利用可能性】
【００２８】
本発明は、営農家においても大量に使う殺虫剤の代わりになり、生産作物の付加価値が向上する。また、家庭菜園や、ナメクジなどが大量発生し美観を損なう公園や公共の庭などの害虫駆除にも広く応用展開できる。
【００２９】
また、ネット７の代わりに、ビニルを全面にかぶせれば、ビニルハウスと同様、保温効果を実現できるので、晩秋から早春などの寒い時期においても野菜や穀物類および／あるいは草木の苗を冷害から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】（ａ）本発明の一端を円弧状に曲げた板状体の保護具である。（ｂ）本発明の一端を鋭角状に構成した板状体の保護具である。
【図２】（ａ）本発明の円弧状に曲げた保護具の先端にカバー押え体６と嵌合する凹状体４を有するものである。（ｂ）本発明の一端を鋭角状に構成した保護具の先端にカバー押え体６と嵌合する凹状体４を有するものである。
【図３】本発明の一端を円弧状に曲げた保護具を畑の畝に用いた場合の実施例である。
【図４】本発明の片側部にかえり部を設けた保護具先端の凹状体である。
【符号の説明】
【００３１】
１ 板状体
２ 円弧状に曲げた害虫返し部
３ 鋭角状に構成した害虫返し部
４ 凹状体
５ かえり部
６ カバー押さえ体
７ ネット
８ 保護対象の植物
９ 害虫
１０ 畝
【特許請求の範囲】
【請求項１】
一端に１つ以上の凸状体を有する板状体であることを特徴とする野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具。
【請求項２】
請求項１記載の１つ以上の凸状体が、円弧状に曲げた板状体および／あるいは鋭角状に構成した板状体であることを特徴とする請求項１記載の野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具。
【請求項３】
請求項１乃至請求項２記載の凸状体の先端部に、カバー押え体と嵌合する凹状体を有することを特徴とする請求項１乃至請求項２記載の野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具。
【請求項４】
請求項３記載のカバー押え体と嵌合する凹状体において、片側部にかえり部を設けたことを特徴とする請求項３記載の野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具。
【請求項１】
一端に１つ以上の凸状体を有する板状体であることを特徴とする野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具。
【請求項２】
請求項１記載の１つ以上の凸状体が、円弧状に曲げた板状体および／あるいは鋭角状に構成した板状体であることを特徴とする請求項１記載の野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具。
【請求項３】
請求項１乃至請求項２記載の凸状体の先端部に、カバー押え体と嵌合する凹状体を有することを特徴とする請求項１乃至請求項２記載の野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具。
【請求項４】
請求項３記載のカバー押え体と嵌合する凹状体において、片側部にかえり部を設けたことを特徴とする請求項３記載の野菜や穀類および／あるいは草木の苗用の保護具。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００７−１１０９８７（Ｐ２００７−１１０９８７Ａ）
【公開日】平成１９年５月１０日（２００７．５．１０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−３０６７２２（Ｐ２００５−３０６７２２）
【出願日】平成１７年１０月２１日（２００５．１０．２１）
【出願人】（５９７０８３１７２）有限会社こうすい (9)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年５月１０日（２００７．５．１０）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年１０月２１日（２００５．１０．２１）
【出願人】（５９７０８３１７２）有限会社こうすい (9)
【Ｆターム（参考）】
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