修飾ヌクレオチドを含む転写物を生成させるための材料および方法
修飾ヌクレオチド三リン酸が配列に導入されたアプタマー治療薬を生成するための、材料および方法が提供される。一実施形態において、本発明は、核酸を転写する方法を提供し、この方法は、a)(i)修飾T7RNAポリメラーゼ(ii)少なくとも一つの核酸転写テンプレートおよび(iii)ヌクレオチド三リン酸を含む、転写反応混合物を調製するステップと;b)一本鎖核酸が生じる条件下で、前記転写反応混合物を転写するステップとを含む、方法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
核酸を転写する方法であり、
a)(i)2’―OMe ATP、2’―OMe GTP、2’―OMe CTP、2’―OMe TTPおよび2’―OMe UTPより選択される2’―OMe修飾ヌクレオチド三リン酸(2’―OMe NTP)のいずれかを導入することが可能な修飾T7RNAポリメラーゼであり、前記修飾RNAポリメラーゼが、対応する非修飾RNAポリメラーゼの2’―修飾NTPを導入する能力と比較して、前記2’―修飾ヌクレオチド三リン酸(2’―修飾NTP)を導入する能力が増加している、修飾T7RNAポリメラーゼと、(ii)少なくとも一つの核酸転写テンプレートと、(iii)ヌクレオチド三リン酸であり、前記ヌクレオチド三リン酸がグアニジン三リン酸を含み、前記グアニジン三リン酸が全て2’―OMe修飾されている、ヌクレオチド三リン酸とを含む、転写反応混合物を調製するステップと;
b)一本鎖核酸が生じる条件下で、前記転写反応混合物を転写するステップであり、前記生じる一本鎖核酸の、最初のグアノシンヌクレオチドの後の全てのグアニジンヌクレオチドが、2’―OMe修飾されている、ステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記転写反応混合物が、マグネシウムイオン、マンガンイオン、またはマグネシウムおよびマンガンイオンの両方をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記核酸転写テンプレートが、少なくとも部分的に二本鎖である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記核酸転写テンプレートが、完全二本鎖である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記生じた一本鎖核酸における最初のグアノシヌクレオチドが、2’―OMe修飾されている、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記修飾T7RNAポリメラーゼが、野生型T7ポリメラーゼに対して639位および784位で改変されたアミノ酸を含み、前記784位の改変アミノ酸がアラニンであるときには、前記639位の改変アミノ酸がフェニルアラニンでない、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記修飾T7RNAポリメラーゼが、639位にロイシン、784位にアラニンを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記二本鎖オリゴヌクレオチド転写テンプレートが、前記オリゴヌクレオチド転写テンプレートの5’末端の固定領域に導入されたリーダー配列をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記リーダー配列が、全てプリンのリーダー配列である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記全てプリンのリーダー配列が、少なくとも8ヌクレオチド長、少なくとも10ヌクレオチド長;少なくとも12ヌクレオチド長;および少なくとも14ヌクレオチド長より選択される長さを有する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が、マンガンイオンの濃度より3.0〜3.5倍高い、請求項2に記載の方法。
【請求項12】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約0.5mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約5.0mMであり、マンガンイオンの濃度が約1.5mMである、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約1.0mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約6.5mMであり、マンガンイオンの濃度が約2.0mMである、請求項2に記載の方法。
【請求項14】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約2.0mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約9.6mMであり、マンガンイオンの濃度が約2.9mMである、請求項2に記載の方法。
【請求項15】
前記転写反応混合物が、置換グアノシンまたはグアノシンをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記置換グアノシンまたはグアノシンが、GMPである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記転写反応混合物が、ポリアルキレングリコールをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記ポリアルキレングリコールが、ポリエチレングリコールである、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記転写反応混合物が、無機ピロホスファターゼをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記転写反応混合物が、2’―デオキシシチジン三リン酸(2’―デオキシCTP)、2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeウリジン三リン酸(2’―OMe UTP)または2’―OMeチミジンヌクレオチド三リン酸(2’―OMe TTP)の混合物をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記転写反応混合物が、2’―デオキシチミジン三リン酸(2’―デオキシTTP)または2’―デオキシウリジン三リン酸(2’―デオキシUTP)および2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeシチジン三リン酸(2’―OMe CTP)の混合物をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記転写反応混合物が、2’―OHチミジン三リン酸(2’―OH TTP)または2’―OHウリジン三リン酸(2’―OH UTP)および2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeシチジン三リン酸(2’―OMe CTP)の混合物をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記転写反応混合物が、側鎖で修飾された核酸塩基をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記核酸塩基が、ウリジンの5―および6―位、チミジンの5―および6―位、シチジンの5および6―位および環外アミン、アデノシンの2―、7―および8―位および環外アミン、グアノシンの7―および8―位および環外アミンからなる群より選択される位置で修飾される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
修飾核酸塩基が、ウラシル、シトシンまたはチミジンである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記側鎖が、疎水性芳香族側鎖である、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
前記側鎖が、ベンジルまたはインドリルである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
アプタマーを同定する方法であり、前記アプタマーが2’―OMe修飾ヌクレオチドを含む、方法であり、
a)(i)2’―OMe ATP、2’―OMe GTP、2’―OMe CTP、2’―OMe TTPおよび2’―OMe UTPより選択される2’―OMe修飾ヌクレオチド三リン酸(2’―OMe NTP)のいずれかを導入することが可能な修飾T7RNAポリメラーゼであり、前記修飾RNAポリメラーゼが、対応する非修飾RNAポリメラーゼの2’―修飾NTPを導入する能力と比較して、前記2’―修飾ヌクレオチド三リン酸(2’―修飾NTP)を導入する能力が増加している、修飾T7RNAポリメラーゼと、(ii)少なくとも一つの核酸転写テンプレートと、(iii)ヌクレオチド三リン酸であり、前記ヌクレオチド三リン酸がグアニジン三リン酸を含み、前記グアニジン三リン酸が全て2’―OMe修飾されている、ヌクレオチド三リン酸とを含む、転写反応混合物を調製するステップと;
b)前記修飾T7RNAポリメラーゼにより、一本鎖核酸の候補混合物の前記核酸分子に、少なくとも一つの修飾2’―OMeヌクレオチド三リン酸(2’―OMe NTP)が導入される条件下で、前記転写反応混合物を転写することにより、前記一本鎖核酸の候補混合物を調製するステップであり、前記候補混合物の前記一本鎖核酸分子の、最初のグアノシンヌクレオチドの後の全てのグアニジンヌクレオチドが、2’―OMe修飾されている、ステップと;
c)前記候補混合物を前記標的分子と接触させるステップと、
d)前記候補混合物の親和性と比較して、標的分子に対する親和性が増加した前記核酸を、前記候補混合物から分離するステップと、
e)アプタマーが濃縮された混合物を生じるために、前記親和性が増加した核酸を増幅するステップを含み、それによって、アプタマーの前記グアニジンヌクレオチドの一つを選択的に除いて、全て2’―OMe修飾されたグアニジンヌクレオチドを含む、前記標的分子に対する前記アプタマーが、同定される、
方法。
【請求項29】
前記転写反応混合物が、マグネシウムイオン、マンガンイオンまたはマグネシウムおよびマンガンイオンの両方をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記核酸転写テンプレートが、少なくとも部分的に二本鎖である、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記核酸転写テンプレートが、完全二本鎖である、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記生じた一本鎖核酸における最初のグアノシヌクレオチドが、2’―OMe修飾されている、請求項28に記載の方法。
【請求項33】
前記修飾T7RNAポリメラーゼが、野生型T7ポリメラーゼに対して639位および784位で改変されたアミノ酸を含み、前記784位の改変アミノ酸がアラニンであるときには、前記639位の改変アミノ酸がフェニルアラニンでない、請求項28に記載の方法。
【請求項34】
前記修飾T7RNAポリメラーゼが、639位にロイシン、784位にアラニンを含む、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記二本鎖オリゴヌクレオチド転写テンプレートが、前記オリゴヌクレオチド転写テンプレートの5’末端の固定領域に導入されたリーダー配列をさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項36】
前記リーダー配列が、全てプリンのリーダー配列である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記全てプリンのリーダー配列が、少なくとも8ヌクレオチド長、少なくとも10ヌクレオチド長;少なくとも12ヌクレオチド長;および少なくとも14ヌクレオチド長より選択される長さを有する、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が、マンガンイオンの濃度より3.0〜3.5倍高い、請求項29に記載の方法。
【請求項39】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約0.5mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約5.0mMであり、マンガンイオンの濃度が約1.5mMである、請求項29に記載の方法。
【請求項40】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約1.0mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約6.5mMであり、マンガンイオンの濃度が約2.0mMである、請求項29に記載の方法。
【請求項41】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約2.0mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約9.6mMであり、マンガンイオンの濃度が約2.9mMである、請求項29に記載の方法。
【請求項42】
前記転写反応混合物が、置換グアノシンまたはグアノシンをさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項43】
前記置換グアノシンまたはグアノシンが、GMPである、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記転写反応混合物が、ポリアルキレングリコールをさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項45】
前記ポリアルキレングリコールが、ポリエチレングリコールである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記転写反応混合物が、無機ピロホスファターゼをさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項47】
前記転写反応混合物が、2’―デオキシシチジン三リン酸(2’―デオキシCTP)、2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeウリジン三リン酸(2’―OMe UTP)または2’―OMeチミジンヌクレオチド三リン酸(2’―OMe TTP)の混合物をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項48】
前記転写反応混合物が、2’―デオキシチミジン三リン酸(2’―デオキシTTP)または2’―デオキシウリジン三リン酸(2’―デオキシUTP)および2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeシチジン三リン酸(2’―OMe CTP)の混合物をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項49】
前記転写反応混合物が、2’―OHチミジン三リン酸(2’―OH TTP)または2’―OHウリジン三リン酸(2’―OH UTP)および2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeシチジン三リン酸(2’―OMe CTP)の混合物をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項50】
前記転写反応混合物が、側鎖で修飾された核酸塩基をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項51】
前記核酸塩基が、ウリジンの5―および6―位、チミジンの5―および6―位、シチジンの5および6―位および環外アミン、アデノシンの2―、7―および8―位および環外アミン、グアノシンの7―および8―位および環外アミンからなる群より選択される位置で修飾される、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
修飾核酸塩基が、ウラシル、シトシンまたはチミジンである、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記側鎖が、疎水性芳香族側鎖である、請求項50に記載の方法。
【請求項54】
前記側鎖が、ベンジルまたはインドリルである、請求項53に記載の方法。
【請求項1】
核酸を転写する方法であり、
a)(i)2’―OMe ATP、2’―OMe GTP、2’―OMe CTP、2’―OMe TTPおよび2’―OMe UTPより選択される2’―OMe修飾ヌクレオチド三リン酸(2’―OMe NTP)のいずれかを導入することが可能な修飾T7RNAポリメラーゼであり、前記修飾RNAポリメラーゼが、対応する非修飾RNAポリメラーゼの2’―修飾NTPを導入する能力と比較して、前記2’―修飾ヌクレオチド三リン酸(2’―修飾NTP)を導入する能力が増加している、修飾T7RNAポリメラーゼと、(ii)少なくとも一つの核酸転写テンプレートと、(iii)ヌクレオチド三リン酸であり、前記ヌクレオチド三リン酸がグアニジン三リン酸を含み、前記グアニジン三リン酸が全て2’―OMe修飾されている、ヌクレオチド三リン酸とを含む、転写反応混合物を調製するステップと;
b)一本鎖核酸が生じる条件下で、前記転写反応混合物を転写するステップであり、前記生じる一本鎖核酸の、最初のグアノシンヌクレオチドの後の全てのグアニジンヌクレオチドが、2’―OMe修飾されている、ステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記転写反応混合物が、マグネシウムイオン、マンガンイオン、またはマグネシウムおよびマンガンイオンの両方をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記核酸転写テンプレートが、少なくとも部分的に二本鎖である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記核酸転写テンプレートが、完全二本鎖である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記生じた一本鎖核酸における最初のグアノシヌクレオチドが、2’―OMe修飾されている、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記修飾T7RNAポリメラーゼが、野生型T7ポリメラーゼに対して639位および784位で改変されたアミノ酸を含み、前記784位の改変アミノ酸がアラニンであるときには、前記639位の改変アミノ酸がフェニルアラニンでない、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記修飾T7RNAポリメラーゼが、639位にロイシン、784位にアラニンを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記二本鎖オリゴヌクレオチド転写テンプレートが、前記オリゴヌクレオチド転写テンプレートの5’末端の固定領域に導入されたリーダー配列をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記リーダー配列が、全てプリンのリーダー配列である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記全てプリンのリーダー配列が、少なくとも8ヌクレオチド長、少なくとも10ヌクレオチド長;少なくとも12ヌクレオチド長;および少なくとも14ヌクレオチド長より選択される長さを有する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が、マンガンイオンの濃度より3.0〜3.5倍高い、請求項2に記載の方法。
【請求項12】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約0.5mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約5.0mMであり、マンガンイオンの濃度が約1.5mMである、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約1.0mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約6.5mMであり、マンガンイオンの濃度が約2.0mMである、請求項2に記載の方法。
【請求項14】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約2.0mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約9.6mMであり、マンガンイオンの濃度が約2.9mMである、請求項2に記載の方法。
【請求項15】
前記転写反応混合物が、置換グアノシンまたはグアノシンをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記置換グアノシンまたはグアノシンが、GMPである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記転写反応混合物が、ポリアルキレングリコールをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記ポリアルキレングリコールが、ポリエチレングリコールである、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記転写反応混合物が、無機ピロホスファターゼをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記転写反応混合物が、2’―デオキシシチジン三リン酸(2’―デオキシCTP)、2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeウリジン三リン酸(2’―OMe UTP)または2’―OMeチミジンヌクレオチド三リン酸(2’―OMe TTP)の混合物をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記転写反応混合物が、2’―デオキシチミジン三リン酸(2’―デオキシTTP)または2’―デオキシウリジン三リン酸(2’―デオキシUTP)および2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeシチジン三リン酸(2’―OMe CTP)の混合物をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記転写反応混合物が、2’―OHチミジン三リン酸(2’―OH TTP)または2’―OHウリジン三リン酸(2’―OH UTP)および2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeシチジン三リン酸(2’―OMe CTP)の混合物をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記転写反応混合物が、側鎖で修飾された核酸塩基をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記核酸塩基が、ウリジンの5―および6―位、チミジンの5―および6―位、シチジンの5および6―位および環外アミン、アデノシンの2―、7―および8―位および環外アミン、グアノシンの7―および8―位および環外アミンからなる群より選択される位置で修飾される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
修飾核酸塩基が、ウラシル、シトシンまたはチミジンである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記側鎖が、疎水性芳香族側鎖である、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
前記側鎖が、ベンジルまたはインドリルである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
アプタマーを同定する方法であり、前記アプタマーが2’―OMe修飾ヌクレオチドを含む、方法であり、
a)(i)2’―OMe ATP、2’―OMe GTP、2’―OMe CTP、2’―OMe TTPおよび2’―OMe UTPより選択される2’―OMe修飾ヌクレオチド三リン酸(2’―OMe NTP)のいずれかを導入することが可能な修飾T7RNAポリメラーゼであり、前記修飾RNAポリメラーゼが、対応する非修飾RNAポリメラーゼの2’―修飾NTPを導入する能力と比較して、前記2’―修飾ヌクレオチド三リン酸(2’―修飾NTP)を導入する能力が増加している、修飾T7RNAポリメラーゼと、(ii)少なくとも一つの核酸転写テンプレートと、(iii)ヌクレオチド三リン酸であり、前記ヌクレオチド三リン酸がグアニジン三リン酸を含み、前記グアニジン三リン酸が全て2’―OMe修飾されている、ヌクレオチド三リン酸とを含む、転写反応混合物を調製するステップと;
b)前記修飾T7RNAポリメラーゼにより、一本鎖核酸の候補混合物の前記核酸分子に、少なくとも一つの修飾2’―OMeヌクレオチド三リン酸(2’―OMe NTP)が導入される条件下で、前記転写反応混合物を転写することにより、前記一本鎖核酸の候補混合物を調製するステップであり、前記候補混合物の前記一本鎖核酸分子の、最初のグアノシンヌクレオチドの後の全てのグアニジンヌクレオチドが、2’―OMe修飾されている、ステップと;
c)前記候補混合物を前記標的分子と接触させるステップと、
d)前記候補混合物の親和性と比較して、標的分子に対する親和性が増加した前記核酸を、前記候補混合物から分離するステップと、
e)アプタマーが濃縮された混合物を生じるために、前記親和性が増加した核酸を増幅するステップを含み、それによって、アプタマーの前記グアニジンヌクレオチドの一つを選択的に除いて、全て2’―OMe修飾されたグアニジンヌクレオチドを含む、前記標的分子に対する前記アプタマーが、同定される、
方法。
【請求項29】
前記転写反応混合物が、マグネシウムイオン、マンガンイオンまたはマグネシウムおよびマンガンイオンの両方をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記核酸転写テンプレートが、少なくとも部分的に二本鎖である、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記核酸転写テンプレートが、完全二本鎖である、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記生じた一本鎖核酸における最初のグアノシヌクレオチドが、2’―OMe修飾されている、請求項28に記載の方法。
【請求項33】
前記修飾T7RNAポリメラーゼが、野生型T7ポリメラーゼに対して639位および784位で改変されたアミノ酸を含み、前記784位の改変アミノ酸がアラニンであるときには、前記639位の改変アミノ酸がフェニルアラニンでない、請求項28に記載の方法。
【請求項34】
前記修飾T7RNAポリメラーゼが、639位にロイシン、784位にアラニンを含む、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記二本鎖オリゴヌクレオチド転写テンプレートが、前記オリゴヌクレオチド転写テンプレートの5’末端の固定領域に導入されたリーダー配列をさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項36】
前記リーダー配列が、全てプリンのリーダー配列である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記全てプリンのリーダー配列が、少なくとも8ヌクレオチド長、少なくとも10ヌクレオチド長;少なくとも12ヌクレオチド長;および少なくとも14ヌクレオチド長より選択される長さを有する、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が、マンガンイオンの濃度より3.0〜3.5倍高い、請求項29に記載の方法。
【請求項39】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約0.5mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約5.0mMであり、マンガンイオンの濃度が約1.5mMである、請求項29に記載の方法。
【請求項40】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約1.0mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約6.5mMであり、マンガンイオンの濃度が約2.0mMである、請求項29に記載の方法。
【請求項41】
各NTP、2’―修飾NTPまたは2’―OMe NTPが、約2.0mMの濃度で存在し、前記反応転写条件が、マグネシウムおよびマンガンイオンの両方を含み、マグネシウムイオンの濃度が約9.6mMであり、マンガンイオンの濃度が約2.9mMである、請求項29に記載の方法。
【請求項42】
前記転写反応混合物が、置換グアノシンまたはグアノシンをさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項43】
前記置換グアノシンまたはグアノシンが、GMPである、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記転写反応混合物が、ポリアルキレングリコールをさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項45】
前記ポリアルキレングリコールが、ポリエチレングリコールである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記転写反応混合物が、無機ピロホスファターゼをさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項47】
前記転写反応混合物が、2’―デオキシシチジン三リン酸(2’―デオキシCTP)、2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeウリジン三リン酸(2’―OMe UTP)または2’―OMeチミジンヌクレオチド三リン酸(2’―OMe TTP)の混合物をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項48】
前記転写反応混合物が、2’―デオキシチミジン三リン酸(2’―デオキシTTP)または2’―デオキシウリジン三リン酸(2’―デオキシUTP)および2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeシチジン三リン酸(2’―OMe CTP)の混合物をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項49】
前記転写反応混合物が、2’―OHチミジン三リン酸(2’―OH TTP)または2’―OHウリジン三リン酸(2’―OH UTP)および2’―O―Meアデノシン三リン酸(2’―OMe ATP)、2’―OMeグアノシン三リン酸GTP(2’―OMe GTP)、および2’―OMeシチジン三リン酸(2’―OMe CTP)の混合物をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項50】
前記転写反応混合物が、側鎖で修飾された核酸塩基をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項51】
前記核酸塩基が、ウリジンの5―および6―位、チミジンの5―および6―位、シチジンの5および6―位および環外アミン、アデノシンの2―、7―および8―位および環外アミン、グアノシンの7―および8―位および環外アミンからなる群より選択される位置で修飾される、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
修飾核酸塩基が、ウラシル、シトシンまたはチミジンである、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記側鎖が、疎水性芳香族側鎖である、請求項50に記載の方法。
【請求項54】
前記側鎖が、ベンジルまたはインドリルである、請求項53に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2011−504357(P2011−504357A)
【公表日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−542267(P2009−542267)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【国際出願番号】PCT/IB2007/004146
【国際公開番号】WO2008/078180
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(507272898)アーケミックス コーポレイション (7)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【国際出願番号】PCT/IB2007/004146
【国際公開番号】WO2008/078180
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(507272898)アーケミックス コーポレイション (7)
【Fターム(参考)】
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