説明

健康器具

【課題】 本発明は携帯性、収納性に優れ、どこでも簡単に設置することができ、家具としても使用することが可能であり、腰痛を非常に効果的に予防、又は治療する。日常の腰の健康器具及びスポーツ後のアフターケアとしても効果的側面をもつ。
【解決手段】 腰痛器具15は人体の胸部側面を当接することができる支持部1と、椅子としての使用時には人体の上臀部を下方から支持する座面部10を備えている。この椅子型の健康器具15は人体の上半身を胸部両側面から均等に支持することができる連結運動装置(リンク機構)4、5、6も備えている。ストッパーピン11を解除することにより座面部10が下方への動機となり、1が人体の胸部両側面の内側に動き定位置で支えることになる。臀部が下方へ離反する一方、1により、人体の腰部を空中に浮かせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は腰痛の予防又は治療に使用することができる健康器具の改良に関し、コンパクトに折りたたむ事ができ携帯性にも優れ、椅子としても使用することができる、日常の腰の健康器具。
【背景技術】
【0002】
腰痛を治療又は予防するための手段として、本発明者等は、図5に示すように胴体保持部を支持する一方、腰部を空中に浮かせて、腰部を上半身の重力から解放するなど、下半身の自重によって脊椎を自然に伸ばして、腰痛を非常に効果的に予防又は治療する医療器具を提案した。
【0003】
この医療器具は、主に、治療院等の治療するための施設や場所に設置されていて、通院する患者の治療に充てられて、腰痛の予防又は治療に非常に高い効果を発揮することができる実績を積み上げてきた。その結果、現在では、わざわざ通院することなく家庭や各種事業所等においても、同様の予防又は治療を受けたいとの要望が高まっている。
【0004】
しかし、上記の従来技術は、元々は、専門治療院向用に開発されたため、比較的大がかりで、また、上方から垂れ下がれた脚吊り手段図5の102等を有しているため、通常の家具として使用することは難しく、その結果、見栄えの問題から、必ずしも、一般の家庭や各種事務所とうの個人的空間に設置することには適さない問題もあった。また、購入コストに関しても、手軽に購入することができるレベルに抑制することが要求されるに至っている。
【特許文献1】 国際公開第00/41657パンフレット
【特許文献1】 国際公開第05/000172パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、腰痛を非常に効果的に予防又は治療することができる健康器具が通常時では、家具である椅子としても使用することがき、コンパクトに折りたたむことが可能で家庭や屋外など、どこでも気軽に設置使用することができる、簡易で安価な健康器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するための第一の手段として、人体に当接することができる胸部両側面支持部と、椅子としての使用時には人体の少なくとも上半身を下方から支持することができる座面部を備えた椅子型の健康器具であって、座面部は下方に変位して胸部両側面支持部により上半身が支持され、人体の腰部を空中に浮かせることを特徴とする健康器具を提供するものである。
【0007】
本発明は上記の座面部が起動すると同時に第二の手段として、左右の胸部両側面支持部が座面下部のリンク機構と連動し、上体部を保持することをと特徴とする健康器具を提供するものである。
【0008】
本発明は、上記の座面部が起動すると同時に第三の手段として、上記第一〜二のいずれかの解決手段において、上体支持は胸部両側面支持部から人体の少なくとも胴部側面にまで伸びるように設けられていることを特徴とする健康器具を提供するものである。
【0009】
本発明によれば、上記のように、胸部上体支持部により上半身を支持し、 座面部を下方に変位させることにより、人体の腰部を空中に浮かせているため、腰部を下半身の自重によって脊椎を自然に伸ばして腰痛を非常に効果的に予防又は、治療することができる実益がある。
【0010】
加えて、本発明は、比較的簡易な構成で製造できるため、製造コストを低減、抑制して、利用者が手軽に使用することができる実益もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施の形態を図面を参照しながら明細に説明すると、図1乃至2は、本発明の健康器具15を示し、この健康器具15は、図1乃至図2に示すように人体の胸部両側面部に当接することができる1及図2の1を備え、椅子としての使用時には人体の上半身を支持する座面部10を備えている。
即ち本発明の健康器具15は専ら腰痛の予防または治療を目的として用いられるものではあるが、それ以外の場合にも、通常は、家具である椅子として家庭内や事業所、屋外等に設置して使用することもできる。
【0012】
本発明の図1乃至図2に示す1、12は胸部両側面支持部が人体の胸部両側面を均等に圧着させるために、3のスタンドを支点に平行に円弧の軌道をえがきながら1が垂直を保ちながら人体の左右同時に胸部側面を圧着支持する。従って使用者の胸部側面を圧着支持して上半身を持ち上げた状態にすることにより宙に浮いた腰部を浮かせやすくなり使用者の姿勢に無理な負担をかけることなく腰痛の治療または予防を円滑に行うことができる。
【0013】
さらに、人体密着部の内側の胸部両側面支持部の構造は、クッション性を有するウレタン等の材料で被覆しさらに外側表面は布地材等で被覆して形成することが望ましい。従って人体に負担をかけずに、優しく自然に上体を保持することができる。
【0014】
本発明においては、図1乃至図2の1を左右同時に円滑に動かすために10を動機に4に伝達され5がすみやかに下降することで、左右同時に1が内側に傾き胸部側面を無理なく自然に支持するリンク機構を有することで左右均等の圧力で胸部側面を支持できる。
【0015】
また図1乃至図2の10の座面部は通常は11のピンにより保持され通常の椅子として使用される。また11のピンを解除することにより、10が動機となり1、2、4、5、6が連動し1が内側に均等に傾斜する。
【0016】
なお、本発明は利用者が手軽に使用することができることを考慮し図1乃至図2図の3の上部を左右同時に持ち上げることにより図4の状態になり11のピンを6の下穴に挿入することでコンパクトに固定され、よって持ち運びや収納ができ、どこでも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の健康器具の正面図である。
【図2】本発明の健康器具の腰痛を予防または治療する状態を示す正面図である。
【図3】本発明の健康器具の椅子としての使用時における正面図である。
【図4】本発明の健康器具の収納時の正面図である。
【図5】従来の健康器具の斜視図である。
【符号の説明】
【0018】
1 胸部両側面支持部
2 胸部両側面支持部支持パイプ
3 スタンド
4 移動支えパイプ
5 リンクブロック
6 リンクセンターパイプ
7 スタンド補助パイプ
8 床パイプ
9 リンク取りつけ平板
10 座面部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体の胸部両側面部に当接することができる胸部両側面支持部と、椅子としての使用時には前記人体の少なくとも上腿部を下方から支持する座面部とを備えた椅子型の健康器具であって、前記体の上半身を下方から支持することができる上体支持部(胸部両側支持面)をさらに有し、前記座面部は、下方に変位して前記上体支持部により上半身が支持された前記人体の上腿部の少なくとも一部から離反する一方、前記人体の腰部を空中に浮かせることを特徴とする健康器具。
【請求項2】
請求項1に記載された健康器具であって、前記座面部が解除することができ、下方へ下がることができることを特徴とする健康器具。
【請求項3】
請求項2の作動と同時に胸部両側面支持部は左右から同時に胸部を内側に鋏み上半身を支える機能を持つ健康器具。
【請求項4】
請求項3の動作と同時に座面下部と胸部両側面支持部を同時に連動させる可動部を持つリンク機構を有すことで、左右の胸部両側面支持部が同調しスムーズに稼働する機構を特徴とする健康器具。
【請求項5】
請求項4の動作により上半身が支持され、腰部が浮くことを特徴とする健康器具。
【請求項6】
請求項1〜6はすべて連動し、人体の腰部を垂直に浮かすことができる健康器具。
【請求項7】
本器は機能を失うことなくワンタッチで折りたたむことができ、収縮性、収納性、携帯性に優れたことを特徴とする健康器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−90886(P2013−90886A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−246884(P2011−246884)
【出願日】平成23年10月25日(2011.10.25)
【出願人】(502045781)
【出願人】(511273517)
【Fターム(参考)】