説明

原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法

【課題】機電工事と建築工事との工事調整による工程ロスを削減し、建設工程の短縮とそれに伴う工数削減とを図る。
【解決手段】原子炉建屋のフロア4を2分割に工区割りし、2分割された前記フロアの一方の工区の建築側作業として床2および外壁5の施工を行い、機電側作業として先行搬入品の搭載を順次実施し、建築側作業である仕切壁の施工を行い、仕切壁の施工完了後、引き続き天井の施工を行ってコンクリート打設を行い、他方の工区においては機電側作業の間に建築作業として、床および外壁の作業を施工する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は原子力発電所の建設工事において、機電工事および建築工事の工程ロスを削減し、建設工程の短縮および工数削減等を図った原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
原子力発電所の建設工事においては、原子炉建屋機電工事および建築工事等に際し、作業用フロアを例えば10工区に区分設定して外壁および仕切壁等の施工をした後、機器および配管等を先行して搬入するための機器先行搬入エリアのフロア施工を実施している。
【0003】
この場合、フロア上の各工区の建築側作業として床および外壁施工を行っており、これらの施工に際し、従来では機電側と建築側との間で工事調整を行う必要が生じ、工区毎に作業および調整が複数回繰返して行われている。
【0004】
図6〜図9を参照して、原子力発電所の建設工事における従来の機器先行搬入エリアのフロア施工方法について説明する。
【0005】
図6は、原子炉建屋上部の概略構成を示す縦断面図である。この図6に示すように、原子炉建屋101は機器先行搬入エリアのフロアとしての床102と、この床102の周囲に設置された外壁103と、この外壁103の内側空間を区画する仕切壁104と、外壁103および仕切壁104の上方に設置され外壁103で囲まれる空間を覆う天井105,106,107とを備えた構成とされている。
【0006】
そして、床102上において外壁103、仕切壁104および天井105,106,107で囲まれた各空間内に、先行搬入品108,109,110が搬入設置される。
【0007】
図7(a)〜(d)は、従来例による施工手順を示す平面図であり、図8(a)〜(f)は手順を示す工程図である。なお、外壁103は平面視四角形状であり、先行搬入品108,109,110は例えば床102の一方向(図示左方)から搬入される。
【0008】
図7(a)および図8(a)に示すように、外壁103の中央位置には原子炉圧力容器100が設置されている。この状態で、建築側により作業フロアの床102上において仕切壁104a,104bが施工される。
【0009】
これらの仕切壁104a,104bで区画された領域に、機電側により、先行搬入品108(例えば、ポンプ、タンク、配管、ケーブルトレイ等)が搬入される。
【0010】
次に、図7(b)および図8(b)に示すように、先行搬入品108の上方で建築側により一部の天井105が施工され、その後さらに機電側により先行搬入品109が搬入される。
【0011】
そして、機電側により先行搬入品109を搬入した後、図7(c)および図8(c)に示すように、建築側により外壁103と原子炉圧力容器100との間の床102上に仕切壁104cが設置され、その後、仕切壁104cで仕切られた空間に機電側により後行搬入品110‥が搬入される。
【0012】
その後さらに、図7(d)および図8(d)〜(f)に示すように、床102上に搬入された後行搬入品110の設置位置に、建築側により天井107が設置される。
【0013】
図9の上段には、このような従来の施工方法の工程図を示している。この図9に示すように、従来の施工方法においては順次に、(1)床・外壁施工、(2)間仕切壁施工、(3)先行搬入、(4)天井施工、(5)次エリア先行搬入、(6)天井施工、(7)次エリア先行搬入および(8)天井施工を行っており、壁,仕切壁,天井等の施工が交錯している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】特開2006−119842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
上述のように、従来では原子力発電所の建設工事において、機電側と建築側の工事が交換され、施工上において調整を必要とするために工程ロスが生じ、一部の工数が事前の計画よりも増加する等、工程遅延が発生する場合があった。
【0016】
また、原子力発電所の建設工事においては、フロアを約10工区に分けて順次に壁を施工した後、天井を施工する前に機器配管の先行搬入を行っている。しかし、その都度、機電側と建築側の工事調整による工程ロスが生じ、工数が計画よりも一部増加して工程の遅延が発生することがあり、これらの事象が建設コスト増大の一要因となっていた。
【0017】
原子力発電所建設は、コスト削減、工程短縮が急務となってきていることから、機電工事と建築工事との工程ロスを削減させ、建設工程短縮および工数削減等を図る建設施工方法の確立が必要となっている。
【0018】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、機器先行搬入エリアのフロア工区を大きく2分割し、且つ機電先行搬入後に壁および天井を施工することで、機電工事と建築工事との工事調整による工程ロスを削減し、建設工程の短縮とそれに伴う工数削減とを図ることができ、原子力発電所の建設工事のコスト低減に繋がる機器先行搬入エリアのフロア施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
前記の目的を達成するため、本発明では、原子炉建屋のフロアを2分割に工区割りし、2分割された前記フロアの一方の工区の建築側作業として床および外壁施工を行い、機電側作業として先行搬入品の搭載を順次実施し、建築側作業である仕切壁の施工を行い、仕切壁の施工完了後、引き続き天井の施工を行ってコンクリート打設を一括で行い、他方の工区においては前記機電側作業の間に建築作業として、床および外壁の作業を施工することを特徴とする原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法を提供する。
【0020】
また、本発明では、前記先行搬入品と前記外壁とを非干渉となる設定とし、前記床および前記外壁の施工後に前記先行搬入品を前記フロアに搬入し、その後に前記仕切壁を施工することを特徴とする原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法を提供する。
【0021】
また、本発明では、前記外壁をプレファブ鉄板壁もしくはPC壁構造とする原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法を提供する。
【0022】
また、本発明では、外側壁と仕切壁との距離を小さくして、前記外側壁と仕切壁との干渉による工程ロスを抑止する原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法を提供する。
【0023】
さらに、本発明では、前記機電側による一方の区画における先行搬入作業時に、他方の区画において床および外壁工事を終了させ、前記機電側による先行搬入作業を継続して実施する原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法を提供する。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、機器先行搬入エリアのフロア工区を2分割に大きく分け、且つ、機電先行搬入後に壁および天井を施工することで、機電工事と建築工事の工事調整による工程ロスを削減し、建設工程の短縮とそれに伴う工数削減を図ることができ、原子力発電所の建設工事のコスト低減も図ることができる。
【0025】
そして、機電と建築との調整業務量の低減ができることより、調整業務が削減され、工程ロスが削減される。
【0026】
また、工程ロス削減により工程短縮が図れ、それに伴う工数削減も図れ、原子力発電所の建設工事のコスト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の第1実施形態による施工エリアを示す平面図。
【図2】図1のA−A線拡大断面図。
【図3】(a)−(d)は前記第1実施形態による施工手順を具体的に示す斜視図。
【図4】本発明の第1実施形態による施工方法の手順を示す工程図。
【図5】(a)−(c)は本発明の第2実施形態による施工手順を示す横断面図。
【図6】従来例による先行搬入品の配置例を示す縦断面図。
【図7】(a)−(d)は従来例による施工手順を具体的に示す平面図。
【図8】(a)−(f)は従来例による施工方法の手順を示す工程図。
【図9】従来例および本願発明の両施工方法を対比して示す工程図。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明に係る原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0029】
[第1実施形態](図1〜図3)
図1は、本発明の第1実施形態によるフロア施工方法で構築される原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア全体を示す平面図である。この図1には、本実施形態による施工方法が適用される原子力発電所の機器先行搬入エリアが示してある。
【0030】
すなわち、図1に示すように、原子炉建屋1のフロア2の中心位置に原子炉圧力容器3が設置されており、この原子炉圧力容器3の周囲に略矩形状をなす作業用フロア2が配置されている。フロア2の周縁部には一定高さの外壁5が設置されている。
【0031】
このような構成のもとで、本実施形態では、図1に分割線をA−A線で示したように、原子炉建屋1のフロア2を平面視において中心位置で略等分に2分割に工区割りし、第1の工区(I)および第2の工区(II)に区分する。
【0032】
なお、図1および図2においては、第1の工区(I)の作業用フロア2上の床4に天井5を設置し、第2の工区(II)に機器等の先行搬入品10,11,12を設置した状態を示しているが、本実施形態ではこの状態に至る前のフロア施工方法を提案するものである。
【0033】
図2は、原子炉建屋上部の概略構成を示す縦断面図である。
【0034】
この図2に示すように、原子炉建屋1は機器先行搬入エリアとなるフロア2の床4と、この床4全体の周囲を覆う状態で設置された外壁5とを備えている。この外壁5には、その内側空間を区画する縦板からなる複数枚の仕切壁6が設けられるとともに、外壁5および仕切壁6の上方には、外壁5で囲まれる内側空間の全体を覆う天井7,8,9が構築される。
【0035】
本実施形態では、フロア2上に仕切壁6が設けられた後に、フロア2上において外壁5および仕切壁6で囲まれた各空間内に先行搬入品10,11(例えばポンプ、タンク、配管モジュール等)、および先行搬入品12(例えば配管、ケーブルトレイ等))を搬入設置し、その後に天井7,8,9を施工する。
【0036】
上述の施工手順を、図1、図3(a)−(d)および図4により、さらに具体的に説明する。
【0037】
まず、図1に示すように、原子炉建屋1のフロアを第1の工区(I)および第2の工区(II)に2分割の工区割り設定を行った後、図1、図3(a)および図4に示すように、2分割された一方の工区である第1の工区(I)で建築側作業として床4と外壁5の施工を行う(床・外壁施工)。
【0038】
次に、図1、図3(b)および図4に示すように、機電側作業として床4上に複数の先行搬入品10,11,12の搭載を実施する(工区内先行搬入)。
【0039】
この後、図1、図3(c)および図4に示すように、建築側作業として仕切壁6の施工を行う(工区内一式間仕切り施工)。
【0040】
そして、仕切壁6の施工完了後に、図1、図3(d)および図4に示すように、天井7,8,9の施工を行う(工区内天井施工)。
【0041】
この時、機電側作業の間に、他方の工区である第2の工区(図4(II))において、建築側作業として床4および外壁5の施工を開始し、一方の工区と同様の作業を行う。
【0042】
以上のように、本実施形態においては、原子炉建屋1のフロア4を2分割に工区割りし、2分割されたフロア4の一方の工区(I)の建築側作業として床4および外壁5の施工を行う(図4(I)、床外壁施工工程(1))。
【0043】
次に、機電側作業として先行搬入品10,11(例えばポンプ、タンク、配管モジュール等)、および先行搬入品12(例えば配管、ケーブルトレイ等)の露天下での搭載(いわゆる「青搭」)を順次実施する(図4(I)、工区内先行搬入工程(2))。
【0044】
その後、建築側作業である複数の縦壁からなる仕切壁6の施工を行って、これらの仕切壁6により機器先行搬入エリアを区分する。そして、仕切壁6の施工完了後に、引き続き天井7,8,9の施工を行い、天井7,8,9の上に図示省略のコンクリート打設を一括で行う(図4(I)、工区内一式間仕切壁施工工程(3))。
【0045】
この一方の工区(I)の施工中において、他方の工区(II)では、機電側作業の間に建築作業として床4および外壁5の作業を施工する(図4(II)、他方工区の床外壁施工工程(1))。
【0046】
この場合、本実施形態では、先行搬入品10,11,12と外壁5とが干渉しないように、予め先行搬入品の非干渉設定を行っておく。この設定のもとで、床4および外壁5の施工後に、先行搬入品10,11,12をフロア2上に搬入し、その後に仕切壁6を施工する。
【0047】
以上の工程を有する本実施形態の施工方法によれば、床4上の機器先行搬入エリアのフロア工区を2分割に大きく分け、先行搬入品10,11,12の機電先行搬入後に、床4上に仕切壁6および天井7,8,9を施工することで、機電工事と建築工事との工事調整を減少させることができ、これにより従来方法に比して工程ロスを大幅に削減することができる。
【0048】
そして、工程ロスの削減により建設工程の短縮と、それに伴う工数削減とを共に図ることができ、原子力発電所の建設工事のコスト低減も図ることができる。
【0049】
このように、本実施形態の工法によれば、図9に工程1−4(床・外壁施工、高区内先行搬入、高区内一式間仕切壁施工、高区内天井施工)で示したように、従来の工程1−8に比して大幅に簡易化されて、交錯する作業が排除され、工程ロスを大幅に削減することができる。
【0050】
[第2実施形態](図5)
図5(a)−(c)は、本発明の第2実施形態による施工手順を示す横断面図である。
【0051】
本実施形態では、第1実施形態の施工前の計画設定による工程ロスを防止する方法について説明する。
【0052】
図5(a)に分割線をA−A線で示したように、原子炉建屋1のフロア4を平面視において、中心位置で略等分に2分割に工区割りし、第1の工区(I)および第2の工区(II)に区分する2分割工区割り設定を行う。
【0053】
そして、2分割されるフロア2の第1の工区(I)の建築側作業として床4および外壁5の施工を行い、機電側作業として先行搬入品10,11,12の搭載を順次実施し、建築側作業である仕切壁6の施工を行い、仕切壁施工完了後、引き続き天井7,8,9の施工を行ってコンクリート打設を一括で行う。
【0054】
この場合、第2の工区(II)においては、第1の工区(I)の施工である機電側作業の間に、建築側作業として床4および外壁5の作業を施工する。
【0055】
これにより、先行搬入品10,11,12の搬入と、床4および外壁5b等の施工とが非干渉となる設定とする。そして、床4および外壁5の施工後に先行搬入品10,11,12を床4上に搬入し、その後に仕切壁6を施工する。
【0056】
このような施工前の計画設定をする本実施形態によれば、計画段階において先行搬入品10,11,12と外壁5とを非干渉となる設定とし、床4および外壁5の施工後に先行搬入品10,11,12を床4上に搬入し、その後に仕切壁6を施工することにより、機電工事と建築工事との工事調整を減少させることができ、これにより従来方法に比して工程ロスを削減することができる。
【0057】
そして、工程ロスの削減により建設工程の短縮と、それに伴う工数削減とを共に図ることができ、原子力発電所の建設工事のコスト低減も図ることができる。
【0058】
なお、本実施形態では外壁5をプレファブ鉄板壁もしくはPC壁構造とする設定をすることもできる。これらのプレファブ鉄板壁もしくはPC壁は、比較的薄い構成によっても十分な強度を保持することができる。
【0059】
以上のように、本実施形態では、床・外壁施工後に先行搬入品10,11,12を搬入し、その後仕切壁6を施工することより、仕切壁6が干渉なく施工できるように先行搬入品10,11,12との距離を計画段階で取決めておき、且つ、仕切壁6との距離を極力少なくするためにプレファブ鉄板壁もしくはPC壁構造とし、干渉による工程ロスを防ぐことができる。
【0060】
なお、本実施形態では、先行搬入品10,11,12と外壁5とを非干渉となる設定とし、床4および外壁5の施工後に先行搬入品をフロア4に搬入し、その後に仕切壁6を施工することができる。
【0061】
また、外壁5と仕切壁6との距離を小さくし、外壁5と仕切壁6との干渉による工程ロスを抑止することもできる。
【0062】
なお、機電側による一方の区画における先行搬入作業時に、他方の区画において床4および外壁5の工事を終了させ、機電側による先行搬入作業を継続して実施することが望ましい。
【0063】
また、本発明においては、機器先行搬入エリアのフロア施工による機電側作業の先行搬入、その後の建築側作業の仕切壁6、天井7,8,9の作業を行い、機電作業の先行搬入作業時には、別の片側の床4、外壁5等の工事を終了させ、機電作業である先行搬入作業が継続して実施できるようにすることで効率化が図れ、工程ロスを減少または無くすることで程短縮が図れる。
【0064】
[第3実施形態]
上述のように、従来ではフロアを複数箇所の工区分けをして仕切壁6の施工した後、天井の施工を行う前に機器の先行搬入を行い、その都度、機電側と建築側の工事調整を行い、工区毎に作業、調整が数回繰返し実施されることにより工程ロスが生じていた。
【0065】
これに対し、本実施形態では、図4に示したように、床・外壁施工工程、工区内先行搬入工程、工区内一式間仕切壁施工工程、および工区内天井施工からなる4工程に集約した形で機器先行搬入エリアのフロア施工が行われる。したがって、各作業の各々についての作業工程自体の短縮化も図れるようになる。
【0066】
また、機電側作業の先行搬入、その後の建築側作業の仕切壁、天井作業を行い、機電作業の先行搬入作業時には、他の片側の床、外壁工事を終了させ、機電作業である先行搬入作業が継続して実施できることより、効率化が図れ、工程ロスが大幅に減少または無くなり、工程短縮を図ることができる。
【符号の説明】
【0067】
1 原子炉建屋
2 フロア
3 原子炉圧力容器
4 床
5 外壁
6 仕切壁
7,8,9 天井
10,11,12 先行搬入品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原子炉建屋のフロアを2分割に工区割りし、2分割された前記フロアの一方の工区の建築側作業として床および外壁施工を行い、機電側作業として先行搬入品の搭載を順次実施し、建築側作業である仕切壁の施工を行い、仕切壁の施工完了後、引き続き天井の施工を行ってコンクリート打設を一括で行い、他方の工区においては前記機電側作業の間に建築作業として、床および外壁の作業を施工することを特徴とする原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法。
【請求項2】
前記先行搬入品と前記外壁とを非干渉となる設定とし、前記床および前記外壁の施工後に前記先行搬入品を前記フロアに搬入し、その後に前記仕切壁を施工する請求項1記載の原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法。
【請求項3】
前記外壁をプレファブ鉄板壁もしくはPC壁構造とする請求項1または2記載の原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法。
【請求項4】
前記外側壁と前記仕切壁との距離を小さくし、前記外側壁と仕切壁との干渉による工程ロスを抑止する請求項1ないし3のいずれか1項記載の原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法。
【請求項5】
前記機電側による一方の区画における先行搬入作業時に、他方の区画において床および外壁工事を終了させ、前記機電側による先行搬入作業を継続して実施する請求項1ないし4のいずれか1項記載の原子力発電所における機器先行搬入エリアのフロア施工方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−64580(P2011−64580A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−215663(P2009−215663)
【出願日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】