説明

収納スリッパ

【課題】コンパクトに収納でき、衛生的で携帯しやすい収納スリッパを提供する。
【解決手段】第1スリッパ1aの外縁部6aの一部に係合離脱可能な一対の留具7a、17aの一方の留具7aを設け、第1スリッパとほぼ同型の第2スリッパ11aの外縁部16aの一部に留具7aに対応する留具17aを設けてなり、二つ折りにした第1スリッパ1aと、二つ折りにした第2スリッパ11aを重ね合わせた状態で留具7a、17aを係合することにより一組のスリッパがコンパクトに収納され、留具7a、17aを離脱することにより一組のスリッパが分離される。収納されたスリッパは、スリッパの表面もしくは裏面を外側にした状態を保持できるが、特に表面を外側にした状態で収納した場合、スリッパの裏面が他の携帯物を汚すことなく収納袋も必要ない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯しやすい収納スリッパに関するものである。
【背景技術】
【0002】
スリッパを携帯する際、従来は袋などの入れ物を別個に持参し、そこに一組のスリッパを収納していた。しかしながら、入れ物を持参するのを忘れると一組のスリッパは所持しづらく、またスリッパを鞄等の中にそのまま入れると一組のスリッパはまとまることなく個々に散乱することもある。
【0003】
また一組のスリッパを収納する際、片方のスリッパのかかと部を、もう片方のスリッパの甲部を覆うカバー部と踏面との間の空間内に挿入していた。しかしながら、この収納方法だと片方のスリッパの裏面の汚れが、もう片方のスリッパの踏面に付着してしまう。
また、この収納方法だと、各々のスリッパが簡単に分離しやすく、そうなるとスリッパの組み合わせがわからなくなる混乱も来す。
【0004】
ところで、上記の問題を解決するため一組のスリッパを重ね合わせた状態をファスナーで固定し収納する方法が開発されている(特許文献1参照)。図9はこのスリッパの実施形態を示すための説明図であって、1j、11jはスリッパ、6j、16jは外周縁部、7j、17jはファスナーである。このスリッパは、一対のファスナーの一方7jを外周縁部6jに携えた片方のスリッパ1jと、ファスナーと着脱可能なファスナーの一方17jを備えた他方のスリッパ11jからなる。使用時はファスナーを分離し、不使用時は各スリッパのファスナーを係合することで各スリッパを組み合わせることができる。
【0005】
しかしながら、スリッパを収納するのに必要な容積は各々のスリッパを重ねあわせた容積とほぼ変わらず、携帯するのに必要なスペースが大きいという問題があった。
【特許文献1】実開平4−66901号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の第1の目的は、コンパクトに収納でき携帯しやすい収納スリッパを提供することにある。第2の目的は、衛生的に収納できるスリッパを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の収納スリッパは、第1スリッパ1aと、第1スリッパと線対称型もしくはほぼ同型の第2スリッパ11aからなる一組のスリッパから構成されている。第1スリッパ1aは、係合離脱可能な一対の留具7a、17aの一方の留具7aを備え、第2スリッパ11aは、留具7aに対応する留具17aを備えている。さらに、第1スリッパ1aのつま先部とかかと部が接するよう二つ折りにし、第2スリッパ11aのつま先部とかかと部が接するよう二つ折りにし、二つに折りたたまれた第1スリッパと二つに折りたたまれた第2スリッパとを重ねあわせた状態で、一対の留具7a、17aを係合離脱することにより、第1スリッパ1aと第2スリッパ11aが着脱することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の第2の収納スリッパは、第1スリッパ1eと、第1スリッパと線対称型もしくはほぼ同型の第2スリッパ11eからなる一組のスリッパであって、スリッパのつま先部からかかと部までのほぼ真ん中を境とし、つま先部を含む側を上部A、かかと部を含む側を下部Bとした際、第1スリッパ1eの外縁部の下部Bにオープンファスナーの務歯列7eを備え、第2スリッパ11eの外縁部の下部Bに、オープンファスナーの務歯列7eに対応するオープンファスナーの務歯列17eを備えている。さらに、第1スリッパに装着されたオープンファスナーの務歯列7eと、第2スリッパに装着されたオープンファスナーの務歯列17eは係合離脱可能である。さらにまた、第1スリッパのつま先部とかかと部が接するよう二つ折りにする。第2スリッパのつま先部とかかと部が接するよう二つ折りにする。二つに折りたたまれた第1スリッパと、二つに折りたたまれた第2スリッパを重ねあわせた状態で、オープンファスナー7e、17eを係合離脱することにより、第1スリッパと第2スリッパが着脱することを特徴とする。
【0009】
さらにまた、本発明の第3の収納スリッパは、第2の収納スリッパのオープンファスナーの位置を、上部Aに備えたことを特徴とする第1の収納スリッパである。
【0010】
さらにまた、本発明の第4の収納スリッパは、第1スリッパと第2スリッパのつま先部とかかと部が接するよう各々二つ折りにする際、甲側である表面が個々内側に重ねあわせられることを特徴とする。
【0011】
さらにまた、本発明の第5の収納スリッパは、第1スリッパと第2スリッパのつま先部とかかと部が接するよう各々二つ折りにする際、表面と反対面である裏面が個々内側に重ねあわせられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
第1発明によれば、個々二つに折り合わせたスリッパ同士を、一対の留具を介して係合しているため、コンパクトに収納され携帯しやすい効果を奏する。
【0013】
第2発明と第3発明によれば、一組のスリッパが略四つ折りにコンパクトに収納可能な状態に加え、オープンファスナーを介して一組のスリッパを係合しているため、着脱がスムーズで容易である。また、オープンファスナーを係合した際、第1スリッパと第2スリッパがほぼ隙間なく連結できる効果を奏する。とくにファスナーをスリッパの全周ではなく一部に設ける様式によって材料コストが下がり、また製造工程も簡易化されるので、つまりは製造コストが下がる。また、スリッパの軽量化を図れる上、スリッパを使用時、概してファスナーの務歯列が長いと隣接する生地を巻き込むことがあるが、その危険性が下がり、ファスナーの着脱も容易になる。また、ファスナーが邪魔になることも軽減される。
【0014】
第4発明によれば、一組のスリッパがコンパクトに収納可能な状態に加え、スリッパの表面同士が内側に重ね合わせられるため、例えば、スリッパと同時に携帯するもの等によって、スリッパの表面が汚されない効果を奏する。また袋部が内側に収納されるためかさばらない。
【0015】
第5発明によれば、一組のスリッパがコンパクトに収納可能な状態に加え、スリッパの裏面同士が内側に重ね合わせられるため、例えば、スリッパと同時に携帯する物等がスリッパの裏面により汚されない効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
(本体の構成)
図1(a)(b)の両スリッパは、外縁部の下部Bに設けられた一対の留具を介して一部連結した状態である。図2は図1(a)の両スリッパの一対の留具を離脱し、一組のスリッパを分離させた状態である。図3(a)(b)の両スリッパは、外縁部の上部Aに設けられた一対の留具を介して一部連結した状態である。図1及び図3の(a)(b)の両スリッパの相違点は一対の留具の把持部の位置にある。(a)の一対の留具の把持部は踏面側の表側にあり、(b)の一対の留具の把持部は裏面側にある。
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための収納スリッパを例示するものであって、本発明は収納スリッパを以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
【実施例1】
【0018】
図4に、本発明の一実施例による収納スリッパを示す。本実施例の収納スリッパは、両足用として第1スリッパ1eと第2スリッパ11eとの一組からなる。両スリッパの表面には、足を挿入する袋部と、足の裏面が接する踏面を備えており、表面の反対面には裏面が配置されている。
さらに収納スリッパは、スリッパ1e、11eのほぼ中心からかかと部にかけての下部側Bの外縁部に、一対からなる留具としてオープンファスナーの留具7e、17eを各々携えている。オープンファスナーは好適にはジッパーが利用できる。またジッパは金属製、プラスチック製等とする。
また、一対からなる留具として、オープンファスナーに代わり、あるいはこれに加えて、例えば、面ファスナーやホック、フック、ボタン、ひも、スナップ等を使用してもよい。さらに、リバーシブルなオープンファスナーを使用してもよい。ここで言うリバーシブルなオープンファスナーとは、オープンファスナーの表裏両面からオープンファスナーの一対の留具が脱着可能なオープンファスナーのことを言う。
【0019】
(材質、デザイン)
収納スリッパを構成する部材は合成樹脂やゴムなど、ある程度形状復帰性を有する素材等を用いることができる。また、抗菌、防水、防臭、防かび等の用途を付加した素材や、デザイン性を考慮した皮、合皮等の素材、汗などを吸収し洗濯可能な布、パイル生地等の素材、使い捨てでき使用に耐えうる厚手の紙等の素材、足下の保温性を目的にした毛糸、ボア、フリース等の素材を使用してもよい。また、履き心地をや耐性をを増すよう多層構造の素材を用いたり、踏面と裏面の間に中敷きを設けることもできる。さらに、収納スリッパの表面部には布地を、裏面部には合皮素材を用いるなど、構成部分に応じて材質を変えることもできる。さらにまた、突起物や、い草、麻、竹等の自然素材等、別の部材を踏面の表面に装着してもよい。また健康増進、医療など目的に応じて踏面の形状を変化させたり、ダイエット効果を期待して、踵のない短いスリッパ等スリッパの踏面の長さを変化させてもよい。さらにまた、足の甲部を覆う袋部に関して、足のつま先部分が見えるよう前あきタイプや、足の指を形どったようにデザインを変化させたり、袋部の表面にロゴマークやマスコット等の印刷加工処理を施すこともできる。また素材によっては足首を覆うブーツ形状も可能である。
【0020】
(着脱方法)
一組からなる収納スリッパの各々のスリッパにおいて、図4(a)の収納スリッパは、図1(b)の一対の留具としてオープンファスナー7e、17eを使用したもである。このオープンファスナーを介して、両スリッパは一部連結されている。オープンファスナーは、外縁部の下部Bに設けられ、つま先部を含む上部Aには設けられていない。また、オープンファスナーの留具の把持部が裏面側にある。図4(a)の状態から、図4(b)に示すよう甲側である表面を内側にし、個々矢印に示すよう二つに折曲げる。つま先部とかかと部が接することになる。さらに、二つ折りにされた各々のスリッパ1e、11eを、図4cに示すようにスリッパの裏面5e、15eの上部A同士が互いに接するよう重ね合わせる。この状態でオープンファスナーを係合すると、図4dに示すようになる。スリッパが裏面5e、15eの下部Bを外側にして収納された状態を保持できる。結果的に通常の使用状態からみると面積比がほぼ四分の一になる。
スリッパ使用時には、収納された状態からオープンファスナーを離脱すると図2に示すように第1スリッパと第2スリッパに分離される。
【実施例2】
【0021】
また別の収納スリッパを図5に示す。図5(a)の収納スリッパは、図3(b)の一対の留具としてオープンファスナー7f、17fを使用したもである。このオープンファスナーを介して、両スリッパは一部連結されている。オープンファスナーは、実施例1の位置とは逆に、外縁部のつま先部を含む上部Aに設けられ、かかと部を含む下部Bには設けられていない。また、オープンファスナーの留具の把持部は実施例1と同様、裏面側にある。
図5bは実施例1と同様に、甲側である表面を内側にし、個々矢印に示すよう二つに折曲げられた状態である。つま先部とかかと部が接することになる。
図5bの状態から、実施例1とは逆側に両スリッパを重ねる。つまり、二つ折りにされた各々のスリッパ1f、11fは、図5cに示すようにスリッパの裏面5f、15fの下部B同士が互いに接するよう重ね合わせられる。この状態でオープンファスナーを係合すると、図5dに示す状態になる。スリッパが裏面5f、15fの上部Aを外側にして収納される。実施例1と同様、結果的に通常の使用状態からみると面積比がほぼ四分の一になる。
実施例1および実施例2のスリッパの収納状態は、開いてかさばりやすい袋部が内側に収納されるので携帯に便利である。反面、裏面がむきだしになっているため、裏面の汚れが、一緒に携帯する他の物に付着することがあり、このためケースや収納袋を別個用意して、これにスリッパを収納することが好ましい。
【実施例3】
【0022】
さらにまた別の収納スリッパを図6に示す。図6(a)の収納スリッパは、図1(a)の一対の留具としてオープンファスナー7g、17gを使用したもである。このオープンファスナーを介して、両スリッパは一部連結されている。オープンファスナー7g、17gは、外縁部の下部Bに設けられ、つま先部を含む上部Aには設けられていない。つまり、実施例1とオープンファスナーの装着位置が同じである。実施例1との相違点は、オープンファスナーの留具の把持部が踏面側の表側にある点である。
図6(a)の状態から、スリッパを矢印の方向に個々二つ折りにする際、実施例1とは逆の向きに折り曲げる。つまり、図6(b)に示すよう裏面5g、15gを内側にし、個々矢印に示すよう二つに折曲げる。つま先部とかかと部が接することになる。さらに、二つ折りにされた各々のスリッパ1g、11gを、図6(c)に示すように、スリッパの袋部同士3g、13gが互いに接するよう重ね合わせる。この状態でオープンファスナーを係合すると、図6dに示すようになる。スリッパが踏面4g、14gを外側にして収納された状態を保持できる。結果的に通常の使用状態からみると面積比がほぼ四分の一になる。
この実施例3の収納状態は、裏面がむきだしになっていないため、一緒に携帯する他の物を汚すことがなくケースや袋を必要としない。また袋部3g、13gも内側に折り込まれるため、収納状態においてもかさばることがない。
【実施例4】
【0023】
さらにまた別の収納スリッパを図7に示す。図7(a)の収納スリッパは、図3(a)の一対の留具としてオープンファスナー7h、17hを使用したもである。このオープンファスナーを介して、両スリッパは一部連結されている。オープンファスナー7h、17hは、外縁部のつま先部を含む上部Aに設けられ、かかと部を含む下部Bには設けられていない。つまり、実施例2とオープンファスナーの装着位置が同じである。実施例2との相違点は、オープンファスナーの留具の把持部が踏面側の表側にある点である。また、図7(a)の状態から、スリッパを矢印の方向に個々二つ折りにする際、実施例2とは逆の向きに折り曲げる。つまり、図7(b)に示すよう裏面5h、15hを内側にし、個々矢印に示すよう二つに折曲げる。つま先部とかかと部が接することになる。さらに、二つ折りにされた各々のスリッパ1h、11hを、図6(c)に示すように、踏面同士4h、14hが互いに接するよう重ね合わせる。この状態でオープンファスナーを係合すると、図7dに示すようになる。スリッパが袋部3h、13hを外側にして略四つ折りに収納された状態を保持できる。結果的に通常の使用状態からみると面積比がほぼ四分の一になる。
この実施例4の収納状態は、実施例3と同様に裏面がむきだしになっていないため、一緒に携帯する他の物を汚すことがなくケースや袋を必要としない。
反面、かさばったり開きやすい袋部3h、13hが外側にでているため、一緒に携帯する他の小物が袋部3h、13hに入り込むことがあるが、逆にこの空間を利用して、小物を収納することも可能である。さらに袋部が型くずれしない。
【実施例5】
【0024】
さらにまた、図8に別の収納スリッパの一部拡大図を示す。図8の収納スリッパは、図1(a)(b)のスリッパに携える一対の留具として、リバーシブルなオープンファスナー7i、17iを使用したものである。リバーシブルなオープンファスナー7i、17iは外縁部の下部Bに設けられ、つま先部を含む上部Aには設けられていない。図8は係合離脱可能な一対のリバーシブルなオープンファスナー7i、17iが係止めされている部分の拡大図を示す。リバーシブルなオープンファスナー7i、17iは、ファスナーの表裏両面を係合離脱することができる。よってスリッパの外縁部の下部Bに携えられた場合、一つのスリッパで、実施例1と実施例3の両方の機能を有することができる。つまり、収納状態において裏面が外面になる場合と踏面が外面になる場合の両方を兼用することができる。
【実施例6】
【0025】
さらにまた、別の収納スリッパを示す。実施例5と同様、一対の留具としてリバーシブルなオープンファスナーを使用する。図示しないが実施例5との相違点は、リバーシブルなオープンファスナーの装着位置である。本実施例のリバーシブルなオープンファスナーは実施例5の位置とは逆に、外縁部のつま先部を含む上部Aに設けられ、かかと部を含む下部Bには設けられていない。この場合は、一つのスリッパで実施例2と実施例4の両方の機能を備えることができる。つまり、収納状態で外面が、裏面になる場合と袋部になる場合の2種類を兼用できる。
この実施例6では前方からファスナーが見えるため、ファスナーを有効にいかしたデザイン処理の必要性がある。もしくは、ファスナーを隠すためファスナー装着部分の付近にマチを設てもよい。このマチを設けてファスナーを隠す方法はすべての実施例でも適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明の収納スリッパは旅行や行事等の携帯用スリッパとして適用できる。また袋部の表面にロゴを入れた景品や記念品として適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】図1(a)は表側下部に留具を備えた収納スリッパの斜視図、図1(b)は裏側下部に留具を備えた収納スリッパの斜視図である。
【図2】分離した収納スリッパの斜視図である。
【図3】図3(a)は表側上部に留具を備えた収納スリッパの斜視図、図3(b)は裏側上部に留具を備えた収納スリッパの斜視図である。
【図4】(a)は裏側下部にオープンファスナーを備えた収納スリッパの斜視図、図4(b)は収納スリッパの実施方法を示した説明図、図4(c)収納スリッパの実施方法を示した説明図、図4(d)は収納状態の収納スリッパの斜視図である(実施例1)。
【図5】図5(a)は裏側上部にオープンファスナーを備えた収納スリッパの斜視図、図5(b)は収納スリッパの実施方法を示した説明図、図5(c)は収納スリッパの実施方法を示した説明図、図5(d)は収納状態の収納スリッパの斜視図である(実施例2)。
【図6】図6(a)は表側下部にオープンファスナーを備えた収納スリッパの斜視図、図6(b)は収納スリッパの実施方法を示した説明図、図6は(c)収納スリッパの実施方法を示した説明図、図6(d)は収納状態の収納スリッパの斜視図である(実施例3)。
【図7】図7(a)は表側上部にオープンファスナーを備えた収納スリッパの斜視図、図7(b)は収納スリッパの実施方法を示した説明図、図7(c)は収納スリッパの実施方法を示した説明図、図7(d)は収納状態の収納スリッパの斜視図である(実施例4)。
【図8】リバーシブルなオープンファスナーを備えた収納スリッパの一部拡大図を示す。(実施例5)
【図9】従来のスリッパの実施方法を示した説明図である。
【符号の説明】
【0028】
1a…第1スリッパ
1b…第1スリッパ
1e…第1スリッパ
1f…第1スリッパ
1g…第1スリッパ
1h…第1スリッパ
1j…従来のスリッパ
3f…第1スリッパの袋部
3g…第1スリッパの袋部
3h…第1スリッパの袋部
4g…第1スリッパの踏面
4h…第1スリッパの踏面
5e…第1スリッパの裏面
5f…第1スリッパの裏面
5g…第1スリッパの裏面
5h…第1スリッパの裏面
6a…第1スリッパの外周縁部
6e…第1スリッパの外周縁部
6f…第1スリッパの外周縁部
6j…第1スリッパの外周縁部
7a…留具
7b…留具
7c…留具
7d…留具
7e…オープンファスナー
7f…オープンファスナー
7g…オープンファスナー
7h…オープンファスナー
7i…リバーシブルなオープンファスナー
7j…従来のスリッパのファスナー
11a…第2スリッパ
11b…第2スリッパ
11e…第2スリッパ
11f…第2スリッパ
11g…第2スリッパ
11h…第2スリッパ
11j…従来のスリッパ
13f…第2スリッパの袋部
13g…第2スリッパの袋部
13h…第2スリッパの袋部
14g…第2スリッパの踏面
14h…第2スリッパの踏面
15e…第2スリッパの裏面
15f…第2スリッパの裏面
15g…第2スリッパの裏面
15h…第2スリッパの裏面
16a…第2スリッパの外周縁部
16e…第2スリッパの外周縁部
16f…第2スリッパの外周縁部
16j…第2スリッパの外周縁部
17a…留具
17b…留具
17c…留具
17d…留具
17e…オープンファスナー
17f…オープンファスナー
17g…オープンファスナー
17h…オープンファスナー
17i…リバーシブルなオープンファスナー
17j…従来のスリッパのファスナー
A…スリッパの上部
B…スリッパの下部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1スリッパ(1a)と、前記第1スリッパ(1a)と線対称型もしくはほぼ同型の第2スリッパ(11a)からなる一組の収納スリッパであって、
前記第1スリッパ(1a)は、前記第1スリッパ(1a)の外縁部(6a)の一部に、係合離脱可能な一対の留具(7a,17a)の一方の留具(7a)を備え、
前記第2スリッパ(11a)は、前記第2スリッパ(11a)の外縁部(16a)の一部に、前記留具(7a)に対応する留具(17a)を備え、
前記第1スリッパ(1a)のつま先部とかかと部が接するよう二つ折りにし、さらに前記第2スリッパ(11a)のつま先部とかかと部が接するよう二つ折りにし、
前記二つに折りたたまれた第1スリッパと前記二つに折りたたまれた第2スリッパとを重ねあわせた状態で、前記一対の留具(7a,17a)を係合離脱することにより、前記第1スリッパ(1a)と第2スリッパ(11a)が着脱することを特徴とする収納スリッパ。
【請求項2】
第1スリッパ(1e)と、前記第1スリッパ(1e)と線対称型もしくはほぼ同型の第2スリッパ(11e)からなる一組の収納スリッパであって、
前記スリッパのつま先部からかかと部までのほぼ真ん中を境とし、つま先部を含む側を上部(A)、かかと部を含む側を下部(B)とした際、
前記第1スリッパ(1e)の外縁部(6e)の前記下部(B)にオープンファスナーの務歯列(7e)を備え、
前記第2スリッパ(11e)の外縁部(16e)の前記下部(B)に、前記オープンファスナーの務歯列(7e)に対応するオープンファスナーの務歯列(17e)を備え、
前記第1スリッパ(1e)に装着されたオープンファスナーの務歯列(7e)と、前記第2スリッパ(11e)に装着されたオープンファスナーの務歯列(17e)は係合離脱可能であり、
前記第1スリッパのつま先部とかかと部が接するよう二つ折りにし、さらに前記第2スリッパのつま先部とかかと部が接するよう二つ折りにし、
前記二つに折りたたまれた第1スリッパと前記二つに折りたたまれた第2スリッパを重ねあわせた状態で、前記オープンファスナー(7e,17e)を係合離脱することにより、前記第1スリッパ(1e)と第2スリッパ(11e)が着脱することを特徴とする収納スリッパ。
【請求項3】
第1スリッパ(1f)と、前記第1スリッパ(1f)と線対称型もしくはほぼ同型の第2スリッパ(11f)からなる一組の収納スリッパであって、
前記スリッパのつま先部からかかと部までのほぼ真ん中を境とし、つま先部を含む側を上部(A)、かかと部を含む側を下部(B)とした際、
前記第1スリッパ(1f)の外縁部(6f)の前記上部(A)にオープンファスナーの務歯列(7f)を備え、
前記第2スリッパ(11f)の外縁部(16f)の前記上部(A)に、前記オープンファスナーの務歯列(7f)に対応するオープンファスナーの務歯列(17f)を備え、
前記第1スリッパ(1f)に装着されたオープンファスナーの務歯列(7f)と、前記第2スリッパ(11f)に装着されたオープンファスナーの務歯列(17f)は係合離脱可能であり、
前記第1スリッパ(1f)のつま先部とかかと部が接するよう二つ折りにし、さらに前記第2スリッパ(11f)のつま先部とかかと部が接するよう二つ折りにし、
前記二つに折りたたまれた第1スリッパと前記二つに折りたたまれた第2スリッパを重ねあわせた状態で、前記オープンファスナー(7f,17f)を係合離脱することにより、前記第1スリッパ(1f)と第2スリッパ(11f)が着脱することを特徴とする収納スリッパ。
【請求項4】
前記第1スリッパ(1e)と第2スリッパ(11e)のつま先部とかかと部が接するよう個々、二つ折りにする際、
甲側である表面(2e,12e)が個々内側に重ねあわせられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一に記載の収納スリッパ。
【請求項5】
前記第1スリッパ(1g)と第2スリッパ(11g)のつま先部とかかと部が接するよう個々、二つ折りにする際、
前記表面と反対面である裏面(5g,15g)が個々内側に重ねあわせられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一に記載の収納スリッパ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−229402(P2007−229402A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−58397(P2006−58397)
【出願日】平成18年3月3日(2006.3.3)
【特許番号】特許第3861102号(P3861102)
【特許公報発行日】平成18年12月20日(2006.12.20)
【出願人】(306008562)有限会社オバタ (1)
【Fターム(参考)】