説明

履物

基部(2)、および基部に取り付けられ、且つモジュールの内部への汚損または泥の侵入を防止するために基部に対して密封されたターンテーブル(4)を含み、ターンテーブルが構造の外部ソール(20)における開口部を介して曝露されるように、予め形成されたソール構造に取り付け可能である、予め組み立てられた単位として履物ソールへ組み込むためのターンテーブルモジュールについて開示する。予め組み立てられたターンテーブルモジュールの使用により、履物のための従来の量産技術を用いた、履物へのその組み込みが容易となる。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、履物に関し、ならびにより詳細には、特定のスポーツ活動の間に発生し得る、ねじるおよび曲げる動きにより生じる可能性のあるような、着用者に対する傷害を最小にするための構造を有する履物のためのソール、ならびに/または体の動きに伴って生じる足の回転運動を補助することにより性能を増強するためのソールに関する。
【背景技術】
【0002】
上記で論じた種類の傷害を最小にするためにターンテーブルを組み込んだ履物ソールは、本発明の国際特許出願PCT/AU91/00590(特許文献1)、PCT/AU94/00002(特許文献2)、およびPCT/AU96/00634(特許文献3)(「先願」)において開示される。先願において、一般に円形の形状のターンテーブルは、ソール内の凹部に組み込まれ、且つターンテーブルとソールの構造の間の互いに係合する一連の突起および凹部により規定されるような、限られた角度を介した回転が可能である。実際にはターンテーブルの実際の効果は、ターンテーブルが地面に接触する際、足が曲がるかまたはねじれる場合、ソールがターンテーブルについて旋回するのを可能にすることである。ターンテーブルは、ソールが地面に対して持ち上げられた場合、ソールに対してターンテーブルをその初期位置に戻す効果を有する弾力性のバイアスを受ける。
【0003】
先願において記載される様々なターンテーブル配置が効果的に作用するにも関わらず、それでもターンテーブル構造を、特に成形されたソールを用いるスポーツ用履物など、履物の製造において従来用いられる量産技術に適合させる点で問題が生じた。有意な程度まで、この問題は、本コンセプトの商業的適用を阻害してきた。
【0004】
【特許文献1】PCT/AU91/00590
【特許文献2】PCT/AU94/00002
【特許文献3】PCT/AU96/00634
【発明の開示】
【0005】
本発明の一つの局面に従って、予め組み立てられた単位として履物ソールへ組み込むためのターンテーブルモジュールが提供され、モジュールは基部、回転後に静止位置へとターンテーブルを戻すように、ターンテーブルと基部の間に取り付けられた弾力性のある構造を有する、基部に対して静止位置から回転の各方向における限られた回転のために基部に取り付けられたターンテーブル、およびターンテーブルが密封リングと基部の間にはさまれるように、ターンテーブルの周辺部の外側に位置するよう基部に適用された密封リングを含み、ターンテーブルの外面は密封リングの隣接面とこするように接触し、それによって密封リングがモジュールの内部への汚損または泥の侵入を防止し、モジュールはターンテーブルが構造の外部ソールにおける開口部を介して曝露されるように、予め形成されたソール構造に取り付け可能である。
【0006】
ターンテーブルモジュールの使用は、ある製造設備で製造され組み立てられたモジュールを、ターンテーブル構造を生産し組み立てるのに必要とされる専門家の技術なしに、履物製造業者に供給することができることを意味する。履物製造業者は次いで、成形することによる通常の方法で、しかしターンテーブルを受けるソールを通って伸びる円形または他の適切な形状の凹部と共に、外部ソールを製造する。次いでモジュールを、成形された外部ソールの上表面と内部ソールの下表面の間に位置するようにソールに適用し、且つそこへ固定する。
【0007】
実際には、取付板、ターンテーブル、および密封リングは、ポリウレタン(例えばTPU)もしくはナイロンのようなプラスチックの、または軽金属もしくは合金の、またはそのような材料の組み合わせの比較的固い材料から成形される。
【0008】
さらに本発明に従って、基部、および基部に取り付けられ、且つモジュールの内部への汚損または泥の侵入を防止するために基部に対して密封されたターンテーブルを含み、ターンテーブルが構造の外部ソールにおける開口部を介して曝露されるように、予め形成されたソール構造に取り付け可能である、予め組み立てられた単位として履物ソールへ組み込むためのターンテーブルモジュールを提供する。
【0009】
なおさらに本発明に従って、そこを通って伸びる円形の開口部を有する外部ソールを有する履物製品を提供し、モジュールは、基部、基部に取り付けられ、且つターンテーブルと基部の間への汚損または泥の侵入を防止するために基部に対して密封されたターンテーブルを含み、モジュールは、ターンテーブルの地面に係合する部分が外部ソールにおける開口部を通って突出するように、予め組み立てられた単位として、外部ソールの上のソールの構造に取り付けられる。
【0010】
なおさらに本発明に従って、予め組み立てられた単位として履物ソールへ組み込むためのターンテーブルモジュールが提供され、モジュールは、基部、基部に回転可能に取り付けられたターンテーブル、およびターンテーブルが、密封リングとターンテーブルの反対表面を有する基部の間にはさまれるように、ターンテーブルの周辺部の外側に位置するよう基部に適用された密封リングを含み、且つ密封リングは、モジュールの内部への汚損または泥の侵入を防止するようこするように接触しており、基部は、密封リングの円周を超えて外側に伸び、そこへの粘着性連結によっておよび/または密封リングの外側に基部の一部を通って伸びているファスナによる正の連結によって、外部ソールの上に位置するソール構造の下面に接着可能な上表面を有する基部を提供する。
【0011】
図1および2に示されるように、ターンテーブルモジュールは基部板2、ターンテーブル4、および密封リング6を有する。基部板2およびターンテーブル4の連携表面は、それぞれ8、10で概ね示される連携突出および凹部により形成され、それによりターンテーブル4は、中心軸について制限された角度での回転のため、基部板2に関して正確に配置される。バネ12は、基部板2とターンテーブル4との間に差し挟まれ、回転性のバイアスをターンテーブル4に適用し、回転のいずれの方向においても回転後にそれを静止位置へ戻す。バネ12はコイルバネとして示されるが、バネの他の形状もまた適している。突起および凹部、8、10の間の連携は、ターンテーブル4が静止位置から各方向において、約30度で回転することができることである。
【0012】
ターンテーブル4は、回転の軸上に配置されるリベット14によって、基部板2に組み付けられたまま保持される。ターンテーブル4を基部板2に組み付けた後、密封リング6を、ターンテーブル4の周辺部で基部板2に適用し、接着剤によって、超音波溶接によって、またはスナップ締め具によって基部板2に固定する。密封リング6は、階段状横断面(図4参照)のものであり、ターンテーブル4の円周上に位置し、ターンテーブル4と基部板2の間に汚損および泥が侵入するのを防止するために、それとともにこするように密封を形成し、それはそうでなければターンテーブルの適切な作用を妨害することがある。密封作用をさらに改善するために、図5に示す改変において、ターンテーブル4の周辺部を、密封リング6の隣接面における対応する横断面の溝内に係合する1つまたは複数のV型リブ15と共に提供する(または代替としてリブは密封リング上およびターンテーブル内の溝上に形成することができる)。この改良された密封作用は、海辺で着用してもよい靴に対して、または具体的に泥だらけの状況における使用が意図されるサッカーシューズのような靴に対して特に有益である。密封リング(リブ/溝を伴うかまたは伴わないかのいずれか)の使用が好ましいが、しかしながら密封を代替の様式で達成することができる。
【0013】
成形されたトレッドディスク16を、例えば接着剤によってターンテーブル4の外面に適用し、リベット14の頭部を封入する。
【0014】
モジュールの基部板2は、放射状に突出したつまみ2aを含み、これは靴のソールへのモジュールの設置を補助し、基部板とソールの間に基部板に加わるねじれの力に耐える足場を提供する。モジュールは、外部ソールの内部のソール構造に取り付けられ、ターンテーブルのトレッドディスク16は、外部ソールにおける円形の凹部を通って突出し、外部ソールの底面の盛り上がりをわずかに拡張する。モジュールは、基部板の上面とソール構造の隣接面の間で接着剤を用いて、および/またはつまみ2aをリベットで留めるもしくはねじで留めることにより、内部ソール構造に接着することがでる。接着の方法は、内部ソール構造に対して用いられる特定の構成に依存する。内部ソール構造の簡単で安価な形状は、ボール紙または類似の材料の内部ソールから単に構成されてもよい。この場合、モジュールを、内部ソールの下側に対して直接適用し、適切な位置で接着剤によっておよび同様に内部ソールを通ってつまみ2a内へ伸びるネジによって、固定してもよい。比較的厚い成形された中間ソールまたは成形された内部ソールを有する内部ソール構造において、成形は基部板の円周に対応するその下側において、凹部によって形成され、その中にモジュールは適合し、且つ二つの構成要素間の内部適合の結果として、回転に対して動かないよう留められる;この場合、基部板と凹部の基部の間の接着は、つまみ2a内へ伸びるファスナを必要とせず、凹部においてモジュールを保持するのに十分であり得る。一例として、図6は、EVAのような適した材料において成形された中間ソール18の下側において形成される対応する形状の凹部内に適合するモジュールを示す。
【0015】
モジュールが、内部ソール構造に(具体的には、実際の構成次第で、内部ソールまたは中間ソールに)適用された場合、トレッドディスクを受ける開口部を有する好ましい外部ソール20は、内部ソール構造を覆うように適用され、且つ従来の様式でそこに固定される。モジュールが、比較的薄い中底の下側に直接取り付けられる構成において生じ得るように、つまみ2aが外部ソールの上面に対して直接位置する場合、つまみの下面はまた、外部ソールの上面に接着し、ねじれの力に対する足場をさらに改善し得る。
【0016】
示したように、基部板2は、放射状のつまみ2aによって拡大された円形の形状であるが、基部板は密封リング6の外側で任意の適した形状をとり、つまみ2aと同様の方法で内部ソール構造への固定を容易にするだけでなく、ソール構造の隣接部分に対する補強も提供することができ、且つこれは、モジュールを比較的薄い内部ソールに対して直接適用する場合、特定の利点となり得る。
【0017】
基部板、ターンテーブル、および密封リングは、成形されるか、またはそうでなければ以前に明記したもののような比較的硬い材料(または材料の組み合わせ)から形成される。
【0018】
トレッドディスクは、バスケットボールまたはネットボールのようなスポーツのために設計された靴の場合、比較性弾力のある材料からなる外部ソールの材料と同等の材料から成形されるであろう。しかしながら、ターンテーブルを、適したトレッドディスク、またはフィン、スタッド、もしくはスパイクのような地面に係合する構成と一体化して形成することができることを理解すべきである。図7は、一体型のフィン22を有するターンテーブル4を伴うモジュールを示す。
【0019】
図6に示すように、ターンテーブルモジュールは、ソール内部で成形され、そのためトレッドディスク16を有するターンテーブル4は、大部分母指球の下に位置する。しかしながらモジュールを、ソールの他の部分、例えば踵部分において成形することができることを理解すべきである。モジュールを、同じ靴の母指球部分および踵部分に分離して成形することが可能である。
【0020】
本明細書に記載するターンテーブルモジュールを、単一の供給源として製造し組み立て、次いで製造業者の履物に組み込むために、履物製造業者の範囲に供給することができる。トレッドディスク16は、ターンテーブル4に適用される場合、ターンテーブルの不可欠な部分を形成すると考えることができるが、実際はディスク上のトレッドパターンが外部ソールのパターンと相補的であり、且つディスク自体同様の材料で成形されるであろうことから、モジュールを、トレッドディスクなしに製造業者に供給してもよい。この場合、トレッドディスクは、ソール構造にモジュールを組み込む前に、ターンテーブルに適用する単純な成形として、靴製造業者によって都合よく提供されてもよい。
【0021】
本明細書に記載するターンテーブルモジュールは、本発明の好ましい形状を表すが、それでもやはり、モジュールのいくつかの特徴はより広い適用範囲を有する。例えば、改変された配置において、ターンテーブルを、自由回転のために回転の角度についていかなる制限もなしに、且つターンテーブルを静止位置に戻すように作用するバネのバイアスなしに、基部板上に取り付けてもよい。この配置は、限られた範囲の適用に対して適している可能性があるが、ターンテーブルが、静止位置からいずれの方向においても制限された角度で回転可能であり、バネのバイアスによって静止位置へ戻るという、記載した配置が好ましいことが理解されるべきである。
【0022】
本明細書および添付の特許請求の範囲の全体を通して、文脈上必要とされない限り、「含む(comprise)」という用語、ならびに「含む(comprises)」および「含んでいる(comprising)」のような変形は、提示された完全体または完全体の段階もしくは群または段階を含むが、その他のいかなる完全体または完全体の段階もしくは群または段階を排除するものではないことを意味すると理解されるであろう。
【0023】
任意の先行刊行物(またはそれに由来する情報)、または公知である任意の事項に対する本明細書中の参考文献は、承認、もしくは了解、または先行刊行物(またはそれに由来する情報)もしくは公知の事項が、本明細書が関連する技術分野における共通の一般的知識の一部を形成するという示唆の任意の形態としてとられることはなく、且つとられるべきではない。
【0024】
態様は一例としてのみ記載され、且つ改変は本発明の範囲内で可能である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明の好ましい態様はここで、例示としてのみ添付の図面を参照してさらに記載する。
【図1】本発明によるターンテーブルモジュールの分解図である。
【図2】図1と同様の分解図であるが、下から見た図である。
【図3】組み立てたモジュールの底面図である。
【図4】密封ディスクとターンテーブルの間の密封連携を示す、拡大したスケールの部分断面図である。
【図5】図4と同様の図であり、改変した密封配置を示す。
【図6】そこに取り付けられた図1〜4のターンテーブルモジュールを有する靴のソール部分の縦断面図である。
【図7】ターンテーブルが形成された地面に係合するフィンを完全に組み込んでいる、ターンテーブルモジュールの底面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め組み立てられた単位として履物ソールへ組み込むためのターンテーブルモジュールであって、モジュールは基部、回転後に静止位置へとターンテーブルを戻すように、ターンテーブルと基部との間に取り付けられた弾力性のある構造を有する、基部に対して静止位置から回転の各方向における限られた回転のために基部に取り付けられたターンテーブル、およびターンテーブルが密封リングと基部との間にはさまれるように、ターンテーブルの周辺部の外側に位置するよう基部に適用された密封リングを含み、ターンテーブルの外面は密封リングの隣接面とこするように接触し、それによって密封リングがモジュールの内部への汚損または泥の侵入を防止し、モジュールは、ターンテーブルが構造の外部ソールにおける開口部を介して曝露されるように、予め形成されたソール構造に取り付け可能である、ターンテーブルモジュール。
【請求項2】
予め組み立てられた単位のターンテーブルが、地面と接触するよう外部ソール内の開口部を介して突出するトレッドディスクを含む、請求項1記載のモジュール。
【請求項3】
こするように接触したターンテーブルと密封リングとの隣接面が、一方の表面から他方の表面における対応するセクションの輪状の溝へ伸びる、少なくとも1つの輪状リブを含む、請求項1または2記載のモジュール。
【請求項4】
基部が、概ね円形の形状であり、且つモジュールのソール構造への接着を補助するために放射状に外部に突出したつまみを含む、請求項1〜3のいずれか一項記載のモジュール。
【請求項5】
基部が、モジュールのソール構造への接着を補助するため、および/またはソール構造を補強するために、密封リングに対して外側に伸びる、請求項1〜3のいずれか一項記載のモジュール。
【請求項6】
以下の段階を含む、履物製品を製造する方法:
内部ソール構成要素を提供する段階、
前記請求項のいずれか一項記載のモジュールを、内部ソール構成要素の下部接面に取り付ける段階、
モジュールのターンテーブルと一致するようにサイズを決め位置付けられた開口部を有する外部ソール構成要素を提供する段階、および
ターンテーブルの地面に係合する部分が開口部を通って突出するように、外部ソール構成要素を、内部ソール構成要素の下側に適用する段階。
【請求項7】
モジュールが接着している内部ソール構成要素が、内部ソールである、請求項6記載の方法。
【請求項8】
モジュールが接着している内部ソール構成要素が、中間ソールである、請求項6記載の方法。
【請求項9】
モジュールが接着している内部ソール構成要素が、成形された構成であり、且つ基部が凹部内に位置するよう、内部ソール構成要素の下面に基部の形状と相補的な形状の凹部を含む、請求項6〜8のいずれか一項記載の方法。
【請求項10】
基部を内部ソール構成要素に接着することにより、および/または密封リングの外側で基部の一部を通って伸びるファスナにより基部を内部ソール構成要素に正に締め付けることにより、モジュールを内部ソール構成要素に接着させる、請求項6〜9のいずれか一項記載の方法。
【請求項11】
請求項6〜10のいずれか一項記載のプロセスによって製造される場合の履物製品。
【請求項12】
そこを通って伸びる円形の開口部を有する外部ソールを有する履物製品であって、モジュールは、基部、基部に取り付けられ且つターンテーブルと基部との間への汚損または泥の侵入を防止するために基部に対して密封されたターンテーブルを含み、モジュールは、ターンテーブルの地面に係合する部分が外部ソールにおける開口部を通って突出するように、予め組み立てられた単位として、外部ソールの上のソールの構造に取り付けられる、履物製品。
【請求項13】
予め組み立てられた単位として履物ソールへ組み込むためのターンテーブルモジュールであって、モジュールは、基部、基部に回転可能に取り付けられたターンテーブル、およびターンテーブルが、密封リングとターンテーブルの反対表面を有する基部との間にはさまれるように、ターンテーブルの周辺部の外側に位置するよう基部に適用された密封リングを含み、且つ密封リングは、モジュールの内部への汚損または泥の侵入を防止するようこするように接触しており、基部は、密封リングの円周を超えて外側に伸び、そこへの粘着性連結によっておよび/または密封リングの外側に基部の一部を通って延びているファスナによる正の連結によって、外部ソールの上に位置するソール構造の下面に接着可能な上面を有する基部を提供する、ターンテーブルモジュール。
【請求項14】
基部が、複数の放射状に伸びるつまみによって密封リングの外側に伸びる、請求項13記載のモジュール。
【請求項15】
ターンテーブルが、地面に係合するトレッドディスクを含む、請求項13または14記載のモジュール。
【請求項16】
ターンテーブルが、ターンテーブルと基部を通って伸びるリベットによって基部に回転可能に取り付けられたターンテーブルディスクを含み、トレッドディスクがターンテーブルディスクに適用され、そこから突出し、リベットを封入する、請求項15記載のモジュール。
【請求項17】
ターンテーブルが、ディスクから軸方向の下方に伸びる一体化して形成された地面に係合する構造を含むディスクの形状であり、且つターンテーブルディスクが、ターンテーブルディスクと基部を通って伸びるリベットによって基部に回転可能に取り付けられる、請求項13または14記載のモジュール。
【請求項18】
基部、および基部に取り付けられ且つモジュールの内部への汚損または泥の侵入を防止するために基部に対して密封されたターンテーブルを含み、ターンテーブルが構造の外部ソールにおける開口部を介して曝露されるように、予め形成されたソール構造に取り付け可能である、予め組み立てられた単位として履物ソールへ組み込むためのターンテーブルモジュール。
【請求項19】
外部ソール構成要素、外部ソールにおいて形成された開口部を通って突出したターンテーブルの地面に係合する部分によって、外部ソールの上の内部ソール構成要素の下側に予め組み立てられた単位として取り付けられた請求項1〜5または13〜18のいずれか一項記載のターンテーブルモジュールを有する、履物製品。
【請求項20】
モジュールが接着している内部ソール構成要素が、内部ソールである、請求項19記載の履物製品。
【請求項21】
モジュールが接着している内部ソール構成要素が、中間ソールである、請求項19記載の履物製品。
【請求項22】
モジュールが接着している内部ソール構成要素が、成形された構成であり、且つ基部が凹部内に位置するよう、内部ソール構成要素の下側に基部の形状と相補的な形状の凹部を含む、請求項19〜21のいずれか一項記載の履物製品。
【請求項23】
凹部と基部の相補的な形状が、回転に対して基部を凹部内に正に固定するような形状である、請求項22記載の履物製品。
【請求項24】
基部を内部ソール構成要素に接着することにより、および/または密封リングの外側で基部の一部を通って伸びるファスナにより基部を内部ソール構成要素に正に締め付けることにより、モジュールを内部ソール構成要素に接着させる、請求項1または13に従属する場合、請求項19〜23のいずれか一項記載の履物製品。
【請求項25】
基部が、密封リングの外側に伸び、ソール構造の隣接部分を補強する、請求項1または13に従属する場合、請求項19〜24のいずれか一項記載の履物製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2008−534177(P2008−534177A)
【公表日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−504571(P2008−504571)
【出願日】平成18年3月21日(2006.3.21)
【国際出願番号】PCT/AU2006/000374
【国際公開番号】WO2006/105584
【国際公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【出願人】(507332930)
【Fターム(参考)】