説明

工作機械、生産機械ないしメンテナンス機械

本発明は、工作機械、生産機械ないしメンテナンス機械に関し、機械(16)は可動性の機械要素(11、13)の制動のための電気式アクチュエータ(2)を有する電磁ブレーキ(1)を備え、アクチュエータ(2)は作動力(FB)を発生し摩擦構成要素(7a、7b)に作用して摩擦力(FR)を生じさせるため摩擦構成要素を対向摩擦構成要素(8)に対し押圧し、摩擦対応メンバ(8)と電気式アクチュエータ(2)との間には、電気式アクチュエータ(2)により発生された作動力(FB)の自己増力に導く機構(17,18)が存在し、工作機械は、摩擦力(FR)が設定量(FRsoll)に適応されるようにアクチュエータ(2)を制御する装置(6)を備える。本発明は、機械要素(11、13)の制動のため簡単に作り上げられ信頼性のあるブレーキ(1)を備えた工作機械、生産機械ないしメンテナンス機械を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械、生産機械、ないしメンテナンス機械に関する。
【背景技術】
【0002】
安全技術は、EC(ヨーロッパ共同体)機械指令1995の発効によって著しく重要性を増した。この指令は、すべてのヨーロッパの国々において国内法に移行され、従ってECにおいてはすべての機械製造業者に対し拘束力をもつ。ヨーロッパ以外の国々においてはそれに匹敵する要求がしばしば、国内の製造物責任法(例えば米国及び日本)から間接的に出てくる。安全技術はしたがって世界市場の焦点にある。この事実は市場に、簡単且つ信頼できる方法で安全技術上の要求の実行を可能にする工作機械、生産機械及びメンテナンス機械の必要を生じさせる。
【0003】
上述の機械においては、通常の市場ではしばしば高力動的な駆動部、特にリニア駆動部が投入される。機械機構、モータ、周波数変換装置、調節部及び制御部は高度に発展した段階にある。その間に、運転における機械的摩擦は、それが緊急時には制動トルクとしては無視され得る、特に無視されなければならないまでに減少してきた。駆動部の作動に基く全損時に、機械軸が比較的高速度で、非常ブレーキの投入なしに限界停止部に対し作動する場合には、システムに存在する機械的エネルギーが制御されることなく崩壊されるので、機械要素の損傷をしばしば避けることができない。例えば調整駆動の場合に処理速度が減ぜられている場合でさえ、容認できないほどに大きい減速経路が発生し、操作員を危険にさらすことがあり得る。このことは、垂直機械軸が問題になるか、水平機械軸が問題になるかには無関係に認められる。危険解析の枠組みにおいて、機械製造業者は危険度を最小化するための適切な措置を講じなければならない。
【0004】
電気的駆動部を有する機械においては、ブレーキの型が以下のように区別される。
【0005】
保持ブレーキ:
保持ブレーキは通例、機械軸の駆動部の遮断後機械軸を保持するため、機械軸が静止している場合にのみ閉じられる。保持ブレーキの制動トルクは機械軸の急速な停止のためには少な過ぎる。さらにまた、保持ブレーキは作動に基く非常制動の若干の回のみ耐え得る。
【0006】
主ブレーキ:
主ブレーキは通例、駆動部に暗黙のうちに統合されている。機械軸が制動されるべき場合には、モータを制御する静止型変換装置が切換えられ、エネルギーの流れの向きが反対にされる。モータは発電制動され、したがってその機械的エネルギーを崩壊させる。主ブレーキは通常運転において駆動軸の制動に用いられる。
【0007】
非常ブレーキ:
非常ブレーキは通例、負荷に直接取り付けられ、非常時のみ制動のために投入される。非常ブレーキは、機械軸をできるだけ急速に停止させるために、必要な制動トルクを調達し、その際通例は制動過程中の機械要素に対する損傷をできるだけ避けられるようにしなければならない。非常時は例えば、駆動部が全損に至り(例えば静止型変換装置の故障によって)、主ブレーキが従ってもはや働かない場合に生じる。
【0008】
乗り物に使用するため自己増力を有する電気機械式ブレーキは刊行物から知られている(例えば特許文献1参照)。
【0009】
さらに、上述の自己増力を有する電気機械式ブレーキはまた別の刊行物からも知られている(例えば非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】独国特許出願公開第19819564A1号明細書
【非特許文献】
【0011】
【非特許文献1】革新的ブレーキ技術(Innovative Brake Technology)2004年2月、eStop GmbH発行
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の課題は、機械要素に制動をかけるための簡単に組み立てられかつ信頼性のあるブレーキを有する工作機械、生産機械ないしメンテナンス機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この課題は、工作機械、生産機械ないしメンテナンス機械において、機械が可動性の機械要素の制動のための電気的アクチュエータを有する電磁ブレーキを備え、アクチュエータは作動力を発生し摩擦構成要素に作用して摩擦力を生じさせるため摩擦構成要素を対向摩擦構成要素に対し押圧し、対向摩擦構成要素と電気的アクチュエータとの間に電気的アクチュエータにより発生される作動力の自己増力に導く機構が存在し、機械は摩擦力が設定量に適応されるようにアクチュエータを制御する装置を有することによって解決される。
【0014】
本発明の有利な構成は従属する請求項から明らかである。
【0015】
摩擦メンバが制動過程中直線的な運動を行うと有利であることが判明している。それは工作機械、生産機械ないしメンテナンス機械はしばしば直線的な運動動作を行うからである。
【0016】
さらに、対向摩擦構成要素は動かないように固定されていると有利であることが判明している。
【0017】
さらに、対向摩擦構成要素が制動過程中直線的な運動を行うと有利であることが判明しており、それは工作機械、生産機械ないしメンテナンス機械はしばしば直線的な運動動作を行うからである。しかしまた、もちろん機械的な反転、すなわち摩擦構成要素が動かないように固定され、対向摩擦構成要素が制動過程中直線的な運動を行うことも可能である。
【0018】
さらに、ブレーキが、非常発生時に制動を行う非常ブレーキとして形成されていると有利であることが判明している。非常時に有利に制動を行う非常ブレーキとしてブレーキを形成することは、まさに非常時には信頼性のある制動が保証されなければならないから特に有利である。
【0019】
さらに、アクチュエータと機構との間に作動力を測定するためのセンサが配置され、その測定された作動力から摩擦力が確定されると有利であることが判明している。これによって、摩擦力を簡単な方法で確定する可能性がもたらされる。
【0020】
さらに、設定量が、制動過程中ブレーキの突然の遮断が避けられるような値を有すると有利であることが判明している。これによって、機械要素の損傷を避けることができる。
【0021】
さらに、アクチュエータが電動機又は可動コイルとして形成されていると有利であることが判明している。アクチュエータを電動機又は可動コイルとして形成することは、アクチュエータの特に簡単な形成を意味する。
【0022】
さらに、ブレーキがガイドレールブレーキ又はロッドブレーキとして形成されていると有利であることが判明している。ガイドレールブレーキ又はロッドブレーキは、工作機械、生産機械ないしメンテナンス機械において市場で通常使用される。
【0023】
さらに、アクチュエータ及び装置の少なくともいずれかが電圧欠落の際、ブレーキが自動的に制動過程を行うと、これによって電圧欠落の場合にも機械要素の安全な制動が保証されるので有利であることが判明している。
【0024】
さらに、アクチュエータの制御が装置を用いて安全技術で行われると有利であることが判明している。
【0025】
以下に本発明の実施例を図面について詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】ブレーキ及び装置を示す。
【図2】本発明に従う工作機械の構成を示す。
【図3】本発明に従う工作機械の別の構成を示す。
【図4】本発明に従う工作機械のさらに別の構成を示す。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0027】
図1において、図式的な形で電磁ブレーキ1及び電磁ブレーキ1を制御する装置6が示されている。本実施例の枠組みにおいては、装置6はアクチュエータ2の供給電圧を準備するための統合された静止型変換装置を有する調節装置の形で存在する。しかしもちろん静止型変換装置はまた外部の構成要素として実現されていてもよい。
【0028】
装置6はアクチュエータ2を制御し、そのことは矢印5で示されている。アクチュエータ2はシリンダ3を介してくさび18に作用し、このくさびを装置6の制御信号に相応して図1による描写では上方又は下方に動かす。アクチュエータ2はその際例えば電動機の形に又は可動コイルとして実現されていてよい。アクチュエータ2はくさび18を動かすため、くさび18にシリンダ3を介して作用する作動力FBを発生する。作動力FBは、アクチュエータ2とくさび18との間に配置されているセンサ4によって測定され、作動力FBを調節するための入力量として装置6の調節実際量として入力量として与えられ、そのことはくさび18によって示されている。くさび18は傾き角αを有する。
【0029】
作動力がくさび18上に作用すると、くさびは型要素17に沿って下方へ押され、法線力FNを生じさせ、この力は摩擦構成要素7bに作用し摩擦力FRを生じさせるため摩擦構成要素7bを対向摩擦構成要素8に対し押圧する。くさび18及び型要素17はその際実施例の枠組みにおいては、電気的アクチュエータ2によって生じる作動力FBの自己増力をもたらす機構を形成する。したがって、高い摩擦力FRを発生するため比較的わずかな作動力FBを必要とするにすぎない。
【0030】
ブレーキが制動に利用する摩擦力FBに対しては次式が成立する。
R=−FB/{1−tan(α)/μ} (1)
μ:摩擦値
α:傾き角
【0031】
上述の自己増力を有する電磁ブレーキの原理は、乗り物の制動のためブレーキをかけるべき回転する部材において従来技術であり、冒頭に述べた刊行物から知られている。
【0032】
機械要素にブレーキをかけるため、特に工作機械、生産機械ないしメンテナンス機械の機械要素にブレーキをかけるためにそのようなブレーキの使用、特にそのような機械において非常ブレーキとしてそのようなブレーキを使用することは知られていない。
【0033】
図2には、ブレーキが組み込まれている工作機械16が示されている。工作機械16は図2においては図式的に示されており、本発明を理解する上で必要な工作機械16の構成要素のみが示されている。工作機械16は固定式の機械台15を有し、その機械台に2つのガイドレール9a及び9b並びに対向摩擦構成要素8が固定して取り付けられている。本実施例の枠組みにおいてはキャリア板11の形で存在する機械要素に4つのガイドシュー10a、10b、10d及び10cが固定して取り付けられている。ガイドシューはガイドレール9a及びガイドレール9bと関連して、キャリア板11のX方向の直線的な運動を案内するための案内部を形成する。キャリア板11の変位運動の自動化された実行のために、キャリア板11にはリニアモータ12が、即ちもっと正確に表現すればリニアモータの可動部分が取り付けられている。キャリア板11上にはフライス14を駆動するために用いられる駆動部13が取り付けられている。
【0034】
さらに工作機械16は、例えばブレーキシューの形であり得る2つの摩擦構成要素7a及び7bを有する既に上述したブレーキ1を有する。対向摩擦構成要素8は本実施例の枠組みにおいてはレールの形で実施されており、その際摩擦構成要素8は機械台15と固くそしてそのようにして機械台15と動かないように結合されている。型要素17はキャリア板11と固く結合されている。
【0035】
通常運転においては、制動動作はリニアモータ12の冒頭に述べたエネルギー反転によって実行される。
【0036】
例えば、リニアモータを制御するパワーエレクトロニクス内の故障のような非常の場合が発生したときは、キャリア板11の動き及び従って駆動部13及びフライス14の動きは、通常の場合主ブレーキとして使用されるリニアモータ12を用いては止めることはできず、それによって例えば駆動部13のような機械要素又は人員を危険にさらすことになる。
【0037】
非常の場合が発生したときは、ブレーキ1を用いて依然として制動動作を実行することができる。ブレーキはそのようにして、非常の場合が発生したとき制動動作を行う非常ブレーキとして形成されている。同時に、非常ブレーキはまた保持ブレーキとしても使用することができ、それによって、駆動部が遮断されたとき機械軸の動きを止めるためのみに適する市場で通用の保持ブレーキはもはや問題にならない。摩擦構成要素7a及び7bは制動過程中本実施例の枠組みにおいては直線的な動きを行う。対向摩擦構成要素8はその際動くことなく固定されている。それに代えて、もちろん対向摩擦構成要素が例えばキャリア板11上に固定され、そのようにして制動過程中直線的な動きを行い、一方摩擦構成要素は機械台15と固定して結合されていることも可能である。
【0038】
もちろん又、対向摩擦構成要素が直線的な動きを行わず、回転運動を行うことも可能で、その結果ブレーキは回転する機械軸、特に回転する機械要素にブレーキをかけることもできる。
【0039】
とりわけ、アクチュエータ2とくさび18との間に作動力FBを測定するためのセンサ4を配置すると有利であり、その際装置6によって、測定された作動力FBから作動力FBの調節のための調節実際量としての摩擦力FRが式(1)を用いて確定される。これによって、摩擦力FRの費用のかかる直接の測定を省略することができる。
【0040】
作動力FBを調節するための調節設定量として用いられる設定量FRsollはその際制動過程中ブレーキの急激な遮断が回避されるような値を有する。これによって、ブレーキ遅延が大き過ぎる結果の機械の損傷を避けることができる。
【0041】
設定量FRsollはこの際固定された設定値を有することができるが、或はまた、設定量は例えば機械のブレーキをかけるべき機械要素の速度及び質量に依存して例えば装置6の制御部によって設定することもできる。しかし言うまでもなく、設定量FRsollを確定するために必要な手段が装置6内に統合されていてもよい。装置6には必ずしも純粋の調節装置を対象とする必要はなく、調節装置と制御装置とを組み合わせたものを対象とすることもできる。
【0042】
例えば機械の完全な供給電圧が欠落した場合にも機械要素のなお確実な制動動作を可能にするため、装置6の電圧が欠落した場合にはブレーキによって自動的に制動過程が実行される。そのため、アクチュエータ2は例えばばね要素、特にばねのような機械的エネルギー蓄積要素を有する。ばねは例えばアクチュエータ2内に配置された電磁石によって張られた状態に保持することができる。アクチュエータ2ないし装置6の供給電圧が欠落すると、ブレーキは自動的に制動過程を行い、その過程においてばねはシリンダ3を押し、そのようにしてくさび18への作動力FBを発生させる。装置及びそのようにしてアクチュエータの制御部はその際安全技術、即ち例えば対応する認証機関によって認証された技術で作り上げられ、その結果ブレーキの欠落はきわめてあり得ないことである。
【0043】
図3には本発明の別の構成が示されている。図3に示される実施形態は、基本構造においては本質的に先に図2において述べた実施形態に対応している。それ故図3において同一要素には図2と同一の符号が付されている。唯一つの本質的な相違は、図3による実施形態では対向摩擦構成要素がガイドレール9aの形で存在することである。このガイドレール9aはしたがってブレーキ1の対向摩擦構成要素の機能も動く機械要素の案内も引き受ける。ブレーキはそのようにしてガイドレールブレーキとして形成されている。望ましくないモーメントを避けるため、ガイドレール9bもブレーキ1と同一のブレーキ1´を設けると有意義となる。
【0044】
図4には本発明の別の構成が示されている。図4に示される実施形態は、基本構造においては本質的に先に図2において述べた実施形態に対応している。それ故図4において同一要素には図2と同一の符号が付されている。唯一つの本質的な相違は、図4による実施形態では対向摩擦構成要素が離れて機械台15に配置されたロッド8の形に形成されていることである。キャリア板11の案内はその場合図2による実施形態と同じように本質的にはガイドレール9a及び9bとガイドシュー10a、10b、10c及び10dによって行われ、一方制動動作はロッド8を介して行われる。ブレーキはそのようにしてロッドブレーキとして形成されている。
【0045】
さらに電磁ブレーキの使用は、ブレーキの活性化及び不活性化の際の制動トルクの柔らかい移行を可能にする。これによって、機械の機械的要素が傷まないように大事に扱われ、そのことは市場で通常使用されているブレーキシステムに対し明白な利点である。
【符号の説明】
【0046】
1 電磁ブレーキ
2 アクチュエータ
3 シリンダ
4 センサ
5 矢印
6 装置
7a、7b 摩擦構成要素
8 対向摩擦構成要素
9a、9b ガイドレール
10a、10b、10c、10d ガイドシュー
11 キャリア板
12 リニアモータ
13 駆動部
14 フライス
15 機械台
16 工作機械
17 型要素
18 くさび

【特許請求の範囲】
【請求項1】
工作機械(16)の可動性機械要素(11、13)の制動のための電気式アクチュエータ(2)を有する電磁ブレーキ(1)を備え、前記アクチュエータ(2)は作動力(FB)を発生し摩擦メンバ(7a、7b)に作用して摩擦力(FR)を生じさせるため前記摩擦構成要素を対向摩擦構成要素(8)に対し押圧し、前記対向摩擦構成要素(8)と前記電気式アクチュエータ(2)との間には、前記電気式アクチュエータ(2)により発生された作動力(FB)の自己増力に導く機構(17,18)が存在し、前記工作機械は、前記摩擦力(FR)が設定量(FRsoll)に適応されるようにアクチュエータ(2)を制御する装置(6)を備え、前記設定量(FRsoll)は制動過程中前記ブレーキの急激な遮断が避けられるような値を有する工作機械。
【請求項2】
前記摩擦構成要素(7a、7b)が制動過程中直線的な運動を行う請求項1記載の工作機械。
【請求項3】
前記対向摩擦構成要素(8)が動かないように固定されている請求項1又は2記載の工作機械。
【請求項4】
前記対向摩擦構成要素(8)が制動過程中直線的な運動を行う請求項1記載の工作機械。
【請求項6】
前記設定量(FRsoll)が前記機械要素(11、13)の速度及び質量に依存して前記装置(6)に設定される請求項1〜4のいずれか1つに記載の工作機械。
【請求項7】
前記ブレーキ(1)が、非常発生時に制動を実行する非常ブレーキとして形成されている請求項1〜6のいずれか1つに記載の工作機械。
【請求項8】
前記アクチュエータ(2)と前記機構(17、18)との間に前記作動力(FB)を測定するためのセンサ(4)が配置され、測定された前記作動力(FB)から摩擦力(FR)が確定される請求項1〜7のいずれか1つに記載の工作機械。
【請求項9】
前記アクチュエータ(2)が電動機又は可動コイルとして形成されている請求項1〜8のいずれか1つに記載の工作機械。
【請求項10】
前記ブレーキ(1)がガイドレールブレーキ又はロッフォブレーキとして形成されている請求項1〜9のいずれか1つに記載の工作機械。
【請求項11】
前記アクチュエータ(2)ないし前記装置(6)の電圧欠落時に、前記ブレーキ(1)が自動的に制動動作を実行する請求項1〜10のいずれか1つに記載の工作機械。
【請求項12】
前記アクチュエータ(2)の制御が前記装置(6)を用いて安全技術で行われる請求項1〜11のいずれか1つに記載の工作機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−508161(P2010−508161A)
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−533774(P2009−533774)
【出願日】平成19年10月5日(2007.10.5)
【国際出願番号】PCT/EP2007/060608
【国際公開番号】WO2008/052857
【国際公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【出願人】(390039413)シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト (2,104)
【氏名又は名称原語表記】Siemens Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Wittelsbacherplatz 2, D−80333 Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】