説明

座る位置が調節される座板部の移動構造を有する椅子

【課題】本発明は、座板部の移動構造を有する椅子を提供する。
【解決手段】本発明は、フレーム400の上部に配置される座板本体110と、座板本体110とフレーム400を連結して、所定角度に回動しながら座板本体110を前後進可能にさせる回動リンク部120と、及び回動リンク部120を弾性支持する弾性支持部と、を含み、座板本体110は加圧されると後進して、加圧が解除されると前進するように動作することを特徴とする。また、本発明によると使用者が椅子に座る時により安楽でやんわりと尻を案内することができるようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子に関するものである。より詳細には、使用者が座る時により安楽でやんわりと尻を案内することができ、また、座る位置が調節されるように座板部が動作することができる座板部の移動構造を有する椅子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、椅子は使用者の背中と尻がそれぞれ接触される背中支え部と座板部とを含んでいる。
【0003】
前記背中支え部と座板部が合成樹脂、金属、木材で構成されて支えるようになっているものは、安楽感が落ちるので、主に簡易椅子として利用されているし、普段座って長期間業務を処理するようになる事務用椅子は、椅子の背中支え部及び座板部のクッション材を皮シートや織物シートで囲んだ形態になって安楽感を与えるようになっている。
【0004】
図1は、従来の椅子の一形態に対する斜視図である。
【0005】
図1を参照すると、一般的な事務用椅子1は、使用者の尻が安着される座板部10と、該座板部10と垂直をなしながら使用者の背中を支える背中支え部20と、前記座板部10の下部に結合された回転足部30と、前記座板部10に結合される腕掛け部40とを具備する。
【0006】
ここで、前記座板部10、背中支え部20及び腕掛け部40は、皮シートや織物シートで囲んだクッション材が使われ、使用者にとって安楽感を与えるように構成されることができる。
【0007】
そして、前記椅子1は、使用者が背中を前後に反らす場合、背中支え部20が適正な角度で動くことができるようにするティルティング部材50が前記座板部10と背中支え部20とを連結するように装着される。ここで、前記ティルティング部材50は、一つの軸を中心に回動しながら背中支え部20を前後方向に移動させることができる構造を有する。
【0008】
ところで、従来の椅子1は、使用者が背中を反らせば背中支え部20が前記ティルティング部材50を通じて一つの軸を中心に回動されるようにする背中支え部20に対する移動構造は有しているが、使用者の尻が安着される座板部10に対する移動構造は考慮されていなかった。
【0009】
たとえ、座板部10を移動させることができる椅子があっても座板部10は背中支え20の動作とともに動くしかなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、本発明は、使用者が座る時により安楽でやんわりと尻を案内することができ、また、座る位置が調節されるように座板部が背中支え部と独立的に動作することができる座板部の移動構造を有する椅子を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、フレームの上部に配置される座板本体と、一側が前記フレームに装着されて他側が前記座板本体に装着されて、所定角度で回動しながら前記座板本体を前後進可能にさせる回動リンク部と、前記回動リンク部を弾性支持する弾性支持部と、を含み、前記座板本体は加圧されると後進して、加圧が解除されると前進するように動作することを特徴とする座板部の移動構造を有する椅子を提供する。
【0012】
前記回動リンク部は、前記フレームに回動可能に結合される回動軸と、一側が前記回動軸に回動可能に結合されて、他側が前記座板本体に回動可能に結合される一対のリンク部材とを含むことができる。
【0013】
前記回動リンク部は一対に設けられて、前記座板本体を4点支持することができる。
【0014】
前記弾性支持部は、前記回動軸と前記リンク部材に結合されるコイルスプリングを含むことができる。
【0015】
一方、本発明は、フレームの上部に配置される座板本体と、該座板本体にスライディング可能に結合される座板カバーと、前記座板カバーのスライディング位置を固定する位置固定部と、を含むことができる。
【0016】
前記座板本体と前記座板カバーのスライディングを案内するスライディング部をさらに含むことができる。
【0017】
前記スライディング部は、前記座板本体に形成された係止突起と、前記係止突起が挿入されて移動するように前記座板カバーに長穴に形成される係止溝を含むことができる。
【0018】
前記スライディング部は、一端が前記座板本体に結合されて他端が前記座板カバーに結合されるスプリングをさらに含むことができる。
【0019】
前記位置固定部は、一側が前記座板本体の側面に露出して、他側が前記座板カバーに向けて前後進可能になるように前記座板本体に結合される取っ手板と、該取っ手板の他側に突設されて、前記座板カバーの位置を固定する固定突起と、前記座板カバーに穿設されて、前記固定突起が選択的に挿入される複数の固定溝と、前記取っ手板の他側下部に設置されるスプリングと、を含むことができる。
【0020】
一方、本発明は、フレームの上部に配置される座板本体と、前記座板本体と前記フレームを連結して、所定角度に回動しながら前記座板本体を前後進可能にさせる回動リンク部と、前記回動リンク部を弾性支持する弾性支持部と、前記座板本体にスライディング可能に結合される座板カバーと、前記座板カバーのスライディング位置を固定する位置固定部と、を含む座板部の移動構造を有する椅子を提供する。
【発明の効果】
【0021】
本発明の座る位置が調節される座板部の移動構造を有する椅子によると次のような効果がある。
【0022】
第一に、座板本体は、使用者が座るのに楽な位置に置かれた初めの位置で使用者の尻によって加圧されると、使用者が安楽に座った状態を維持することができる位置に移動して、尻が離れて加圧が解除されると、再び初めの位置に移動するように動作することができる。したがって、使用者が椅子に座る時により安楽でやんわりと尻を案内することができるようになる。
【0023】
第二に、座板カバーが座板本体を基準で前方と後方にスライディング移動することができるために、使用者の背の高さなど体形状態や安着位置に合うように、座板本体に置かれる座板カバーの位置を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】従来の椅子の一形態に対する斜視図である。
【図2】本発明の椅子で座板本体の移動を示す側面図である。
【図3】同じく、本発明の椅子で座板本体の移動を示す側面図である。
【図4】本発明の座板本体と座板カバーを分離した状態の部分分解斜視図である。
【図5】図4の凹部に対する拡大図である。
【図6】図5の背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の望ましい実施例を添付された図面らを参照して詳しく説明する。まず、各図面の構成要素らに参照符号を付け加えるにおいて、同一な構成要素らに対してはたとえ他の図面上に表示されても可能な限り同一な符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明を説明するにおいて、関連された公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨をあいまいにすることがあると判断される場合にはその詳細な説明は略する。
【0026】
図2及び図3は、本発明の椅子で座板本体の移動を示す側面図らであり、図4は本発明の座板本体と座板カバーを分離した状態の部分分解斜視図であり、図5は図4の凹部に対する拡大図であり、図6は図5の背面図である。
【0027】
図2及び図3に示されたところのように、本発明の椅子は大まかには、使用者の尻が安着される座板部100と、前記使用者の背中を支持する背中支え部200と、前記座板部100の下部に装着される回転足部300と、使用者の首を支えることができる首支え部350と、前記座板部100、背中支え部200、回転足部300、首支え部350が設置されるフレーム400とを含んでなされることができる。
【0028】
前記フレーム400は、前記座板部100と前記背中支え部200がお互いに垂直をなすように、中央領域が折曲された形態でなされることができる。
【0029】
前記座板部100は、前記フレーム400の上部に配置されるように設置される座板本体110と、該座板本体110の上部を覆って使用者の尻が安着される座板カバー130と、前記座板本体110及び前記座板カバー130をそれぞれ水平方向に前後進移動させることができる移動手段と、を含む。
【0030】
先ず、前記座板本体110が前記フレーム400の上部で相対的に水平方向に移動できるようにする構造に対して説明する。
【0031】
本発明は、一側が前記フレームに装着されて他側が前記座板本体に装着されて、所定角度に回動しながら前記座板本体110を前後進可能にさせる回動リンク部120と、前記回動リンク部120を弾性支持する弾性支持部(図示せず)を具備する。
【0032】
したがって、前記座板本体110は、使用者が座るのに楽な位置に置かれた初めの位置(図2参照)で使用者の尻によって加圧されると、使用者が安楽に座った状態を維持することができる位置(図3参照)に移動して、尻が離れて加圧が解除されると、再び初めの位置に移動するように動作することができる。
【0033】
すなわち、前記座板本体110は、使用者の背中による背中支え部200の動作とは独立的に、尻によって動作することができる。
【0034】
これをより詳細に説明すると、前記回動リンク部120は、前記フレーム400に回動可能に結合される回動軸121、122と、一側が前記回動軸121、122に回動可能に結合されて他側が前記座板本体110に回動可能に結合される一対のリンク部材124、125とでなされることができる。
【0035】
本実施例で前記回動リンク部120は一対で設けられるが、これによって前記回動軸121、122は2個でなされて、前記回動軸121、122らにはそれぞれ2個ずつ総4個のリンク部材124、125が装着される。
【0036】
前記回動軸121、122らは、それぞれが水平方向に位置され、前記フレーム400の前方側と中央領域にそれぞれ配置されるように設置される。前記リンク部材124、125らは、一側が前記回動軸121、122の両縁領域に回動可能な構造で装着されながら、図2及び図3に示されたところのように椅子の前方と後方を向けて所定角度で動くことができる。
【0037】
前記4個のリンク部材124、125らは、四角形状の座板本体110の枠領域を4点支持しながら、使用者の体重を分散して均衡を保って支持するようになる。
【0038】
そして、前記リンク部材124、125らの他側は、前記座板本体110に回動可能に結合されるので、前記リンク部材124、125らが所定角度に回動するうちにも座板本体110は水平方向に置かれた状態を維持することができるようになる。
【0039】
すなわち、図2に示された位置の座板本体110は、使用者が座りやすいように前方に突出するように位置するが、使用者の座る動作によって図3に矢印で示された方向のように座板本体110が後方に押されるようになると、前記リンク部材124、125らは回動軸121、122に沿って回動しながら、前記座板本体110を垂直に配置されたフレーム400に接するように移動させるようになる。
【0040】
ここで前記座板本体110は、リンク部材124、125らの位置変化に従って加圧されると後進しながら下降して、加圧が解除されると前進しながら上昇されるように動作することができる。
【0041】
このような動作過程において、前記リンク部材124、125らの他側は前記座板本体110に回動可能に結合されているので、前記座板本体110は移動中にも水平状態を維持するようになる。
【0042】
一方、前記座板本体110が移動する過程の間に前記回動リンク部120は弾性支持部によって弾性支持されるので、弾性支持部の弾性力によって移動動作がやんわりとなされることができる。そして、前記座板本体110に加えられた圧力が解除されると、前記弾性支持部は前記座板本体110を初めの位置に復帰させる。
【0043】
前記弾性支持部は詳細に示さなかったが、前記回動軸121、122と前記リンク部材124、125に結合されるコイルスプリングを含んでなされることができる。
【0044】
例えば、弾性係数が高いコイルスプリングの両縁領域をそれぞれ前記回動軸121、122と前記リンク部材124、125に連結されるように弾性支持部を構成することで、前述したように前記座板本体110の前後進動作を柔らかくしてくれて、復帰動作を可能にすることができる。
【0045】
勿論、前記弾性支持部は、前記座板本体110の前後進動作と復帰動作ができるようにしたら、コイルスプリング以外に公知の他のさまざまな弾性体を使って変形実施が可能である。
【0046】
一方、前述したところのように、前記回動リンク部120によって前後進動作することができる前記座板本体110の上部には、座板カバー130が結合される。
【0047】
以下では前記座板カバー130が前記座板本体110に対して移動する構造に対して説明する。
【0048】
前記座板カバー130は、上部が使用者の尻と接触される部分としてクッション部材などを含むことができるし、下部が前記座板本体110にスライディング可能に結合される。
【0049】
前記座板カバー130が前記座板本体110を基準に前方と後方にスライディング移動することができるために、使用者の背の高さなどの体形状態や安着位置に合うように前記座板本体110に置かれる前記座板カバー130の位置を調節することができる。
【0050】
このために前記座板本体110に対して前記座板カバー130のスライディング移動を案内するスライディング部160が、前記座板本体110と前記座板カバー130に設けられる。
【0051】
前記スライディング部160は、図5及び図6に示されたところのように前記座板本体110に形成された複数の係止突起161と、前記複数の係止突起161が挿入されて移動するように前記座板カバー130に長穴に形成される複数の係止溝163と、一端が前記座板本体110に結合されて他端が前記座板カバー130に結合されるスプリング165、166とを含んでなされる。
【0052】
前記係止突起161は、図5に示されたところのように本実施例ではきのこ頭形状の頭部と円錐形状の胴体部を有するボルトとして、前記座板本体110の上部縁領域に4個がそれぞれ組み立て設置される。
【0053】
そして、前記係止突起161が挿入される係止溝163は、図6に示されたところのように前記座板カバー130の下部に前記各係止突起161の位置に対応されるように一定の長さを有する長穴でなされる。
【0054】
前記係止溝163は、一側領域は前記係止突起161のきのこ頭が挿入されることができる大きさを有して、前記係止溝163の残り領域は前記係止突起161の胴体部が接触されながら通過できるように前記係止突起161の頭部が隠されることができるスリット形態でなされる。
【0055】
したがって、前記座板本体110に形成されたそれぞれの係止突起161と前記座板カバー130のそれぞれの前記係止溝163とが相互結合されることによって、前記座板カバー130は前記座板本体110に沿って、前記係止溝161の長穴長さ程度に椅子の前方または後方にスライディング移動することができる。
【0056】
前記スプリング165、166は、一端が前記座板本体110に結合されて他端が前記座板カバー130に結合されながら、前記座板カバー130が前記座板本体110に対して一方向に弾性支持されるようにする。したがって、前記座板カバー130は過度にスライディングしなくなるし、適正な力を加えると位置が移動されることができる。
【0057】
本実施例では、前記スプリング165、166は引張スプリングで構成されて、前記座板本体110に形成されたスプリング挿入溝113、114に装着される。ここで、前記スプリング挿入溝113、114は、前記スプリング165、166が圧縮された状態では2/3程度の空間が露出された状態であり、右側方向に引っ張られると全体空間を占める。
【0058】
前記スプリング165、166は、一端が前記座板本体110に固定されるか、または前記スプリング挿入溝113、114を形成する側面に支持されることができ、他端は前記座板カバー130に突出形成された突起(図示せず)と接触される構造を有するようになる。
【0059】
したがって、前記座板カバー130が右側にスライディング移動する場合、前記スプリング165、166は右側方向に引っ張られることができる。
【0060】
一方、使用者が前記座板カバー130を前記座板カバー110に対して前後進させて位置を移動させた後、移動された位置を固定するように前記座板本体110と前記座板カバー130には前記座板カバー130のスライディング位置を固定する位置固定部150が設けられる。
【0061】
前記位置固定部150は、取っ手板151と、該取っ手板151の他側に突設されて前記座板カバー130の位置を固定する固定突起153と、前記取っ手板151の他側下部に設置されるスプリング(図示せず)と、前記座板カバー130に穿設されて前記固定突起153が選択的に挿入される複数の固定溝167とを具備する。ここで、本実施例で固定溝167は、複数の固定溝がお互いに重畳されるように長さ方向に長く配置された形態を有する。
【0062】
前記取っ手板151は、所定の長さを有するバー(bar)形態でなされ、一側が使用者の手で操作できるように部分折曲され、前記固定突起153が形成された他側が前記座板本体110に内蔵された形態で設置される。すなわち、前記取っ手板151は、一側が前記座板本体110の側面に露出されて、他側が前記座板カバー130に向けて垂直移動可能になるように前記座板本体110に結合される。
【0063】
そして、前記取っ手板151は中央領域を基準として、てこのように垂直方向に移動することができる。すなわち、前記取っ手板151の一側を使用者が手で握って垂直方向に上げるようになると、前記取っ手板151の他側下部に設置されるスプリングが圧縮されながら前記固定突起153が形成された前記取っ手板151の他側は下降して、使用者が手を離せば前記スプリングが弾性復元されながら前記取っ手板151の他側は上昇するようになる。
【0064】
前記座板カバー130に穿設された複数の固定溝167は、前記固定突起153が選択的に挿入されるが、前記座板カバー130のスライディング位置によって前記固定突起153が挿入される固定溝167の位置が変わるようになっている。この時、前記固定突起153は、使用者が取っ手板151を垂直上方に上げてから下げる動作によって前記固定溝167に挿入されるか、または分離される。
【0065】
普段は前記取っ手板151の他側下部に装着されたスプリングによって前記固定突起153はいずれか一つの固定溝167に挿入された状態を維持する。
【0066】
したがって、使用者が座板カバー130を所望の位置に移動させるためには、一端取っ手板151の一側を垂直上方に上げて前記固定突起153と固定溝167の結合状態を解除しなければならない。そして、所望の位置に前記座板カバー130を移動させた後には、取っ手板151を下方に下げるか、または手を離すようになると、スプリングの弾性力によって前記固定突起153は前記固定溝167に挿入されながら前記座板カバー130の位置を固定するようになる。
【0067】
このように前記座板カバー130が前記座板本体110を基準に前方と後方にスライディング移動しながら、移動された位置を固定することができるために、使用者の背の高さなど体形状態や安着位置に合うように前記座板本体110に置かれる前記座板カバー130の位置を調節することができる。
【0068】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであり、本発明が属する技術分野で通常の知識を持った者なら本発明の本質的な特性から脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能であろう。よって、本発明に開示された実施例らは、本発明の技術思想を限定するためではなく説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、特許請求の範囲によって解釈されなければならないし、それと同等な範囲内にあるすべての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものとして解釈されなければならないであろう。
【符号の説明】
【0069】
100 座板部
110 座板本体
120 回動リンク部
121、122 回動軸
124、125 リンク部材
130 座板カバー
140 調節レバー
150 位置固定部
151 取っ手板
153 固定突起
160 スライディング部
161 係止突起
163 係止溝
167 固定溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームの上部に配置される座板本体と、
一側が前記フレームに装着されて他側が前記座板本体に装着されて、所定角度に回動しながら前記座板本体を前後進可能にさせる回動リンク部と、
前記回動リンク部を弾性支持する弾性支持部と、を含み、
前記座板本体は、加圧されると後進し、加圧が解除されると前進するように動作することを特徴とする座板部の移動構造を有する椅子。
【請求項2】
前記回動リンク部は、
前記フレームに回動可能に結合される回動軸と、
一側が前記回動軸に回動可能に結合されて、他側が前記座板本体に回動可能に結合される一対のリンク部材とを含むことを特徴とする請求項1に記載の座板部の移動構造を有する椅子。
【請求項3】
前記回動リンク部は一対に設けられて、前記座板本体を4点支持することを特徴とする請求項2に記載の座板部の移動構造を有する椅子。
【請求項4】
前記弾性支持部は、前記回動軸と前記リンク部材に結合されるコイルスプリングを含むことを特徴とする請求項2に記載の座板部の移動構造を有する椅子。
【請求項5】
フレームの上部に配置される座板本体と、
前記座板本体にスライディング可能に結合される座板カバーと、
前記座板カバーのスライディング位置を固定する位置固定部と、を含む座板部の移動構造を有する椅子。
【請求項6】
前記座板本体と前記座板カバーのスライディングを案内するスライディング部をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の座板部の移動構造を有する椅子。
【請求項7】
前記スライディング部は、
前記座板本体に形成された係止突起と、
前記係止突起が挿入されて移動するように前記座板カバーに長穴に形成される係止溝を含むことを特徴とする請求項6に記載の座板部の移動構造を有する椅子。
【請求項8】
前記スライディング部は、一端が前記座板本体に結合されて他端が前記座板カバーに結合されるスプリングをさらに含むことを特徴とする請求項6または7に記載の座板部の移動構造を有する椅子。
【請求項9】
前記位置固定部は、
一側が前記座板本体の側面に露出されて、他側が前記座板カバーに向けて前後進可能になるように前記座板本体に結合される取っ手板と、
前記取っ手板の他側に突設されて前記座板カバーの位置を固定する固定突起と、
前記座板カバーに穿設されて前記固定突起が選択的に挿入される複数の固定溝と、
前記取っ手板の他側下部に設置されるスプリングと、を含むことを特徴とする請求項8に記載の座板部の移動構造を有する椅子。
【請求項10】
フレームの上部に配置される座板本体と、
前記座板本体と前記フレームを連結して、所定角度に回動しながら前記座板本体を前後進可能にさせる回動リンク部と、
前記回動リンク部を弾性支持する弾性支持部と、
前記座板本体にスライディング可能に結合される座板カバーと、
前記座板カバーのスライディング位置を固定する位置固定部と、を含む座板部の移動構造を有する椅子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−229896(P2011−229896A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−156006(P2010−156006)
【出願日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【出願人】(510185620)トーチ カンパニー、リミテッド (1)
【Fターム(参考)】