説明

微分干渉法の光変調器及び画像表示システム

微分干渉法の光変調器及び画像表示システムは、偏光ビームスプリッター、偏光変位デバイス、及び線画像を変調するためのMEMSの光学位相偏移デバイスの線形のアレイを含む。偏光ビームスプリッターは、干渉計における偏光子及び検光子の両方として作用する。偏光変位デバイスは、偏光子からの偏光させられた光を、互いに平行に伝播するものである直交する偏光の成分へと分割する。MEMSの光学位相偏移デバイスのアレイは、相対的な位相の偏移を偏光の成分へ分与すると共にそれらを偏光変位デバイスへ戻すが、そこでは、それらは、再結合させられると共に検光子へ送られる。MEMSの光学位相偏移デバイスは、電子式に制御されると共に電子式の画像データを現実の光変調へと転換する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、視覚的な表示デバイス及び光変調器システムに関係する。特に、それは、光学的な偏光に敏感なデバイスを含有する微分鑑賞法の光変調器システムに関係する。
【背景技術】
【0002】
テレビ受像機及び映写機のような表示デバイスは、しばしば、二次元のパターン又は画像に光を分配する目的のために変調器を組み込む。例えば、映画のリールの枠は、投射器のランプからの白色の光を、映画のスクリーンに画像を形成するものである形状及び色へと変調する。現代的なディスプレイにおいては、光変調器が、変調器を制御するものである電子式の信号に応答して、画像における個々のピクセルをオン及びオフにするために、使用される。
【0003】
Texas Instrumentsは、それの表面に多数の小さなミラーを含むものであるディジタル・ミラー・デバイスと呼ばれたマイクロマシンの集積回路のチップの光変調器を導入した。各々のミラーは、画像におけるピクセルに対応すると共に、チップにおける電子式の信号は、ミラーが、明るい又は暗いピクセルを形成するために、移動すると共に異なる方向に光を反射することを引き起こす。例えば、ここに参照によって組み込まれた米国特許第4,710,732号明細書(特許文献1)を参照のこと。Stanford University及びSilicon Light Machinesは、明るい又は暗いピクセルへと光を回折させるために、回折格子をオン及びオフにすることができるものである、格子光変調器と呼ばれたマイクロマシンのチップを開発した。例えば、ここに参照によって組み込まれた米国特許第5,311,360号明細書(特許文献2)を参照のこと。
【0004】
ディスプレイ用のこれらの反射性の及び回折性の光変調のスキームの両方は、光変調器の素子の二次元のアレイを伴う。しかしながら、光が高速の光変調器の線形のアレイに入射するものであるディスプレイを作ることは、また可能なことである。適当な拡大光学部品及び走査ミラーで、観察者に対して二次元のものに見えてくるための線形のアレイを、作ることができる。振動するミラーの走査する作用を通じて、光変調器の単一の行を、同じ解像度の実在の二次元の表示を提供するために必要であろうと思われるものと同じくらいの変調器の多数の行の作業をするために、作ることができる。例えばここに参照によって組み込まれた米国特許第5,982,553号明細書(特許文献3)を参照のこと。
【0005】
Manhartは、格子の光弁のアレイ及び干渉法の光学システムを含む表示装置を導入した。ここに参照によって組み込まれた米国特許第6,088,102号明細書(特許文献4)を参照のこと。Manhartにおいて、表示システムは、表示されるものである画像を表すための空間光変調器として平面的な格子の光弁(GLV)アレイを用いる。システムは、画像の表現のために、GLVアレイの可動の反射性の素子の位置に頼るが、それらは、アレイの平面に平行な平面を通じて移動する。可動の素子は、入射の位相−対照の波面から、表示されるものである画像を表す、反射された位相−変調された波面を提供する。表示された画像は、入射の位相−対照の波面から直接的に又は間接的にまた形成された基準の波面と、位相が変調された波面を、干渉法的に組み合わせることによって提供される。
【0006】
多数のマイクロマシンの光変調器は、ディジタル・イメージングの技術と両立するものである。ディジタル情報は、変調器へ電子的に送られることがある。例えば、濃度階調の画像は、臨時でのみピクセルをオンにすることによって達成されることがある。50%のデューティー・サイクルで明るいものから暗いものへと切り替えられるものであるピクセルは、明るいと暗いとの間の半分のところで一定の強度を有することが、観察者に見えてくることになる。しかしながら、ピクセルは、おおまかに30Hzの人間の目の臨界的なフリッカーの周波数よりも速く、明るい状態と暗い状態との間で切り替えられるものでなければならないが、そうでなければ、それは、明滅するように見えてくることになる。従って、ディスプレイ用の二次元のディジタル光変調器は、明るいと暗いとの間のある範囲の光のレベルを表示するために、すばやく状態の間で切り替わるものでなければならない。
【0007】
それを二次元のものに見えるようにするために振動するミラーによって走査された、一次元のディジタル光変調器アレイは、速い切り替えるスピードの変調器を組み込むものでなければならない。各々の変調器の素子は、濃度階調の印象を提供するために、すばやくオン及びオフに切り替えるものでなければならないと共に、この作用は、ミラーの走査する周期内の線における各々のピクセルについて繰り返されるものでなければならない。格子の光変調器デバイスは、それらの機械的な素子が、非常に短い距離のみを移動するため、特に高い切り替えるスピードをみせるものである。格子の光変調器は、交替するリボンが回折格子を形成するために静電気的に偏向させられるものである平行なリボン構造を組み込む。リボンは、格子をオン又はオフに切り替えるために、光の波長の四分の一の距離を移動することのみを必要とする。また、ディジタルよりもむしろアナログのモードで一又は二次元の光変調器を動作させることは、可能な(及び、多数の例において望ましい)ことである。
【0008】
格子の光変調器の一つの限界は、少なくとも二つのリボンが、回折性の変調器の素子を形成するために、要求されるというものである。従って、各々のピクセルは、少なくとも二つのリボンを要求するが、それらの各々は、チップにおける価値のある空間を使い尽くす。格子の光変調器の別の限界は、それらが、コリメートされた光源を要求するというものである。Gudemanは、格子の光変調器に非常に類似の機械的な構造に基づいた干渉法の光変調器を提案した;ここに参照によって組み込まれた米国特許第6,466,354号明細書(特許文献5)を参照のこと。Gudemanの光変調器は、リボンの構造に基づいたファブリー・ペロー干渉計の形態である。
【0009】
上に述べたTexas Instrumentsのディジタル・ミラー・デバイス及びStanford/Silicon Light Machinesの格子光変調器デバイスによって典型的に表されたマイクロマシンの光変調器は、すでに幅広い商業的な成功を享有してきたと共に他の関係付けられた設計を生み出してきた。例えば、ここに参照によって組み込まれた米国特許第6,724,515号明細書(特許文献6)を参照のこと。しかしながら、それらは、限界の無いものであることはないと共に、改善の余地があるものである。
【0010】
ディジタル・ミラー・デバイスは、比較的遅いものであると共に、従って、通常は、二次元のミラーアレイとして供給される。通常二次元の変調器アレイは、一次元のアレイよりも、作ることがより高価なものであると共に、ミラーについて洗練されたアドレス指定するスキームを要求する。同じ画像の解像度を備えた一次元のアレイが、単一の線におけるチップにN個のワーキング・ピクセルのみを要求する一方で、二次元のアレイは、大きいチップのエリアにわたるN個×N個のピクセルの欠陥の無い製造を要求する。
【0011】
格子光変調器デバイスは、非常に速い一方で、上に留意したようにピクセル毎に一つよりも多いリボン構造を要求する。それらは、また、回折による限界によって影響を及ぼされる。格子光変調器は、反射性の状態又は構成及び回折の状態を有する。回折の状態において、入射してくる光は、光学的な格子の+1及び−1の回折次数へと回折される。しかしながら、光の約80%のみは、これらの二つの次数において収集される。より高い次数へ回折された光は、失われると共に、全体的な光の効率は、損害をうける。
【0012】
格子に基づいたデバイスは、回折された光を収集するために高い開口数の光学素子を使用する。変調器が、より単純な低い開口数の光学部品を使用することができるものであることは、望ましいことであろう。また、格子に基づいたデバイスは、暗い状態における;即ち、画像に黒色のエリアを表示する際に、高いコントラストを達成するいくらかの困難を有する。可能な限り既存の変調器の設計の限界の多数を免れたものである光変調器は、高度に望ましいものであろう。
【0013】
多数の望ましい特徴を有するものである干渉法の光変調器は、ここに参照によって組み込まれた2004年11月26日に出願された米国特許出願10/904,766号の“Differential interferometric light modulator and image display device”に開示されたものであった。そのデバイスは、高いスピード、高いコントラストを特色にすると共に、相対的に低い開口数の光学部品と両立するものである。加えて、表示された画像における各々のピクセルは、一つのMEMSのリボン(又は他の位相を偏移させる構造)のみに依存するが、そのため、価値のあるチップの実在の財産は、蓄えられる。干渉法の設計は、光が、回折のデバイスにおいて問題であり得るような、より高い回折次数で失われことがないことを意味する。
【0014】
しかしながら、さらなる改善は、常に可能なことである。概念的に理解することが最も単純な改善は、それ自体に小型の構築をあたえる設計であろう。よりかすかな進歩は、偏光させられた光を操るための異なる方式及び視野のような光学的なパラメータの改善を伴うものであるかもしれない。加えて、光学的な位相の偏移を分与するためのMEMSのデバイスにおけるバリエーションは、異なる用途において望ましいものである。
【特許文献1】米国特許第4,710,732号明細書
【特許文献2】米国特許第5,311,360号明細書
【特許文献3】米国特許第5,982,553号明細書
【特許文献4】米国特許第6,088,102号明細書
【特許文献5】米国特許第6,466,354号明細書
【特許文献6】米国特許第6,724,515号明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明のある態様に従って、微分干渉法の光変調器及び画像表示システムは、偏光ビームスプリッター、偏光変位デバイス、及びMEMSの光学位相偏移デバイスを含む。好ましくは、MEMSの光学位相偏移デバイスの線形のアレイは、ディスプレイにおけるピクセルの線を変調することに役に立つ。偏光ビームスプリッターは、干渉計における偏光子及び検光子の両方として作用する。偏光変位デバイスは、偏光子からの偏光させられた光を、互いに対して平行に伝播するものである直交する偏光の成分へと分割する。MEMSの光学位相偏移デバイス又はこのようなデバイスのアレイは、偏光の成分への相対的な位相の偏移を分与すると共に、それらを偏光変位デバイスへ戻すが、そこでは、それらは、再結合させられると共に検光子へ送られる。MEMSの光学位相偏移デバイスは、電子的に制御されると共に、電子的な画像データ(光変調の命令)を現実の光変調へと転換する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図面は、明りょうさのために実践的なものである。本発明の前述する及び他の特徴、態様、及び利点は、後に続く記載、添付された請求項、及び付随する図面に関して、より良好に理解されたものになると思われる。
【0017】
本発明のある態様は、新規な光変調器及び目視のためのスクリーンに画像を投射するために使用されるようなものであるかもしれない画像表示システムを提供する。代わりに、画像は、人が、アイピースをのぞき込むことによって、それらを目視することができるように、作り出されることがある。いずれの場合にも、二次元の画像の外観は、人間が走査する動きを検出することができないほど十分に速く線画像を走査することによって、作り出される。
【0018】
印刷のような、いくつかの用途において、線画像それ自体よりもむしろ、線画像が投射されるものである物体が、走査される。例えば、ピクチャを印刷するために、静止した線画像の前方に紙の一片を移動させることが、結果的により便利なものであることになるのかもしれない。これらの場合には、人間の観察者が、印刷する工程に参加させられるものではないので、物体が線画像の前方で走査されるところのスピードは、技術的な選定の事項である。より速いことが、通常では、より良好なことであるが、しかし、人間の生理によって設定された最小限のスピードが無い。
【0019】
図1は、本発明の態様に従った表示システム100の概略的な図を示す。図において、光源110、偏光ビームスプリッター130、偏光変位デバイス140、MEMSの光学位相偏移デバイスアレイ150、及び(走査ミラー180又は走査された物体190によって表された)物体170が、示される。また、示されたものは、レンズ120及び160並びに伝播する光を指し示す数個の太い矢印である。物体170のパネルA及びB内の細い矢印は、走査ミラー180又は走査された物体190の走査する動きを提案する。
【0020】
表示システムの部分の多数は、異なる形態で利用可能なものである。例えば、数個の可能な偏光変位デバイス、MEMSの光学位相偏移デバイスアレイ、偏光ビームスプリッター、光源、及びレンズがある。本発明の態様は、表示システムの様々な部分について具体的な形態を備えた好適な実施形態において図解される。しかしながら、本発明の態様は、特定の実施形態に示された構成部品の具体的な形態だけでなく、同じ方式で光を操るものである他の可能な形態をもまた包含する。構成部品の形態の数個の例は、ここに記載されたものである。記載されたものではない他の構成部品の形態は、もちろん、可能なものであると共に、いくつかの用途においては、ここに記載されたものとちょうど同じくらい適切なものであることがある。
【0021】
図1において、偏光変位デバイス140は、ある部類の等価な構成部品、いくつかの可能なバリエーション、並びに、図2及び3に示されるものの強調を表す。同様にして、図1において、MEMSの光学位相偏移デバイスアレイ150は、ある部類のMEMSのデバイスのいずれかを含むアレイを表すが、それらのいくつかの可能なバリエーションは、図4に示される。本発明のある態様に従って、微分干渉法の画像表示デバイスが、それらの部材が、どのようにしてそれらが光の伝播を操る又は変更するかによって定義されるものである構成部品の部類内の構成部品から構築されることがある。
【0022】
画像表示デバイスの全体的な動作は、図1を参照することによって認識されることがある。光源110からの光は、自由選択で、偏光ビームスプリッター130に入る前にレンズ120によって整形されると共に集束させられる。大部分の場合に、光は、MEMSの光学位相偏移デバイスの線形のアレイを照明する際の効率についての伝播の方向に対して横向きの一つの方向に引き延ばされる。光源110からの光の偏光は、光が、偏光変位デバイス140に向かって偏光ビームスプリッター130によって反射させられるようなものである。偏光変位デバイス140は、入ってくる光ビームを、伝播のそれらの方向に対して垂直に変位させられるがしかしなお互いに平行に進むものである二つの直交して偏光させられたビームへと分裂させる。これらの光ビームは、MEMSの光学位相偏移デバイスアレイ150に入射するものであると共にそれから反射させられる。
【0023】
MEMSの光学位相偏移デバイスアレイ150からの反射の後、光ビームは、それらが偏光ビームスプリッター130に再度入る前に再結合させられるところの偏光変位デバイス140へ逆戻りにそれらの経路を引き返す。今、再結合されられたビームの偏光は、光が偏光変位デバイスへの途中で偏光ビームスプリッターを去ったときのものと異なるものであることがある。偏光が異なるものであることがある理由は、MEMSの光学位相偏移デバイスアレイ150が、光の直交する偏光の成分へ異なる位相偏移を分与するというものであるが、それによって再結合させられたビームの偏光に変化を引き起こす。再結合させられたビームの偏光の状態に依存することで、光は、レンズ160に向かって偏光ビームスプリッター130をまっすぐに通過するか、又は、レンズ120に向かって逆戻りに反射させられるかのいずれかである。
【0024】
どのように光の偏光が、MEMSの光学位相偏移デバイスでそれの偏光の成分を位相偏移させることによって変換されるかの詳細な記載は、ここに参照によって組み込まれた、2004年11月26日に出願されたUS10/904,766の“Differential interferometric light modulator and image display device”にあたえられた。
【0025】
偏光ビームスプリッター130をまっすぐ通過するものである光は、走査ミラー180又は走査された物体190のいずれかへと投射レンズ160によって集束させられる。走査ミラー180は、二次元の画像を形成するために(示されたものではない)スクリーン又は(示されたものではない)視聴者の網膜における線画像を走査する。印刷のような、異なる用途において、走査された物体190は、レンズ160から投射された線画像が、静止したままである一方で、移動する。いずれの場合にも、二次元の画像が、線画像が、物体又は目視するスクリーンに相対して走査されるとき、形成される。光が走査されると共に物体が静止したものであるか又はその逆であるかは、重大なことではない。光及び物体が、いくらかの他の固定された基準に関して反対の方向において走査されることは、ときどき望ましいことである。
【0026】
図1Aは、図1に示されたシステムの部分の透視図である。透視図は、好適な実施形態において、光が、引き延ばされた横向きの寸法のビーム;即ち、丸い光束よりもむしろ光の細いリボンにおいて画像表示システム内を伝播することを強調するために提供される。この方式で整形された光ビームは、二次元の画像を作り出すために後に走査されることがあるものであるピクセルの線画像が作り出されるように、MEMSの光学位相偏移デバイスの線形のアレイを照明するために好都合なものである。
【0027】
図1Aは、透視図で、点が打たれた境界195内で引き延ばされた図1の部分を示す。それは、偏光ビームスプリッター130又は135、偏光変位デバイス140又は145、及びMEMSの光学位相偏移デバイスアレイ150又は155を含む。
【0028】
図1Aにおいて、光ビーム125は、光の細いリボンとして描かれる。ビームは、それが様々な光学構成部品を通じて進むと、並びに、それが、直交して偏光させられたビーム147及び149へと分裂させられるときでさえ、この引き延ばされた横向きのプロフィールを維持する。もちろん、現実の光ビームは、描かれたような完璧なリボンのプロフィールを有することを必要とするものではないであろう。例えば、引き延ばされた楕円は、かえって好都合に役に立つ。ビームの形状は、MEMSの光学位相偏移デバイス150又は155の線形のアレイを照明するために十分なものでなかればならない。
【0029】
図1Aにおいて、個々のMEMSの光学位相偏移デバイス157、158及び159が、線形のアレイ155の代表的な素子として示される。光ビーム147及び149は、同時に、アレイにおける素子の多数のもの(好ましくは、全てのもの)を照明する。MEMSの光学位相偏移デバイスの線形のアレイは、線画像を作り出すために、光を変調する。線画像は、後に、走査された物体に投射されるか、又は、二次元の画像を作り出すために走査ミラーによってスクリーンを横切って走査される。
【0030】
図1及び1Aは、本発明のある態様に従って、微分干渉法の光変調器及び画像表示デバイスが、偏光ビームスプリッター(例.130又は135)、偏光変位デバイス(例.140又は145)、及びMEMSの光学位相偏移デバイスを含むことを示す。好ましくは、MEMSの光学位相偏移デバイス(例.150又は155)の線形のアレイは、表示におけるピクセルの線を変調することに役に立つ。偏光ビームスプリッターは、干渉計における偏光子及び検光子の両方として作用する。偏光変位デバイスは、偏光子からの偏光させられた光を、互いに平行に伝播するものである直交する偏光の成分へと分割する。MEMSの光学位相偏移デバイス又はこのようなデバイスのアレイは、偏光の成分へと相対的な位相の偏移を分与すると共にそれらを偏光変位デバイスへ戻すが、そこでは、それらは、再結合させられると共に検光子へ送られる。MEMSの光学位相偏移デバイスは、電子的に制御されると共に電子的な画像データ(光の変調の命令)を現実の光の変調へと転換する。
【0031】
“Differential interferometric light modulation and image display device”(ここに参照によって組み込まれた、2004年11月26日に出願されたUS10/904,766)において、図1に示されたものと類似のシステムが、記載された。そのシステムにおいて、偏光変位デバイスとして役に立たされたレンズ及びこのようなデバイスの幅広い部類を代表する、三つの可能なMEMSの光学位相偏移デバイスとの組み合わせで、ウォラストン(Wollaston)、ロション(Rochon)、セナルモン(Senarmont)、又は他のプリズムが、与えられた。本発明の態様は、より多くの便利な且つ小型の偏光変位デバイス及びMEMSの光学位相偏移デバイスについてのより可能性のある設計を含む微分干渉計の光変調器及び画像表示デバイスの拡張及び改善を含む。
【0032】
偏光変位デバイス140は、図1に示された画像表示システムにおける鍵となる構成部品である。それの機能は、入ってくる光を偏光の成分へと分裂させること、及び、それらの成分を平行なビームへと側方に変位させることである。US10/904,766に記載されたように、これは、例えば、ウォラストン・プリズム及びレンズで成し遂げられることがある。ウォラストン・プリズムは、偏光の成分を分離すると共にそれらの間に角度的な分離を分与する;レンズは、角度的な分離を側方の変位へと転換する。
【0033】
偏光変位デバイスについてのより小型の設計は、サバール(Savart)板のようなウォークオフ(walkoff)結晶を使用することで、可能である。サバール板は、偏光の成分を分離すると共にレンズについての必要性無しにそれらを側方に変位させるために、群速度のウォークオフの原理に頼る。図2は、様々な偏光変位デバイスを示す。
【0034】
図2Aにおいて、ウォラストン・プリズムが、示される。図2Bは、一つの焦点距離だけ離れて置かれたレンズとの組み合わせでウォラストン・プリズムを示す。図2Cは、サバール板を示す。図2Dは、一般化された偏光変位デバイスを示す。
【0035】
図2Aにしめされたウォラストン・プリズムは、入ってくる光ビーム202を直交して偏光させられた成分212及び214へと分裂させる。光ビーム212及び214は、それらが、異なる角度でプリズムを出るので、不確定に相互から離れて伝播する。
【0036】
図2Bは、ウォラストン・プリズムから一つの焦点距離だけ離れて置かれたレンズ260を示す。この状況は、システムを出る直交して偏光させられた光ビーム256及び258が、互いに対して平行なものであることを除いて、図2Aに示されたものに類似のものである。図1の偏光変位デバイス140が、この性質を有すること、すなわち、光ビームが、互いに対して平行にそれを去ることは、望ましいことである。その方式で、ビームは、MEMSの光学位相偏移デバイス150からの反射の際に、それらの経路を引き返す。仮に光ビーム142及び144が、互いから認め得るほどに発散したとすれば、偏光変位デバイス140を通じたそれらの戻りの飛行の際にそれらを再結合させることは、より複雑なものであるであろう。
【0037】
二つの光学構成部品を、可能なときはいかなるときでも、一つのものと取り替えることは、通常は、好都合なことである。このような取り替えは、図2Cに図解されたサバール板によって成し遂げられる。サバール板は、それに入射する光の偏光の成分の側方の変位を分与するものであるウォークオフ結晶の例である。(ウォラストン・プリズムは、偏光の成分に角度的な分離を分与するものである複屈折性のプリズムの例である。)図2Cにおいて、入力の光ビーム222は、直交して偏光させられた成分232及び234へと分割される。サバール板220は、矢印228及び230によって示されたような配向させられた光学軸を備えた二片の材料224及び226で構成される。矢印230は、それが、ページの平面にあるものではないことを指し示すための破線のものである;事実上、それは、ページの平面と45度の角度を形成する。
【0038】
また、複屈折性の板の他の配置が、使用されることがある。Franconは、例えば、二つの同一の板が、それらの主断面が平行であると共に、光学軸に対して45度で切断されるものである、改良されたサバール板を導入した。二つの光学軸は、相互に対して垂直なものであると共に、板の優位偏光方位に対して45度のそれの優位偏光方位を備えた二分の一波長板が、それらの間に置かれる。Franconによって変更されたようなサバール板は、標準的なサバール板と比較された現れる偏光の成分の際の側方の変位の二倍だけ分与する。
【0039】
一般に、いずれのデバイスをも、それが、図2Dに示された効果を有する限り、偏光変位デバイスとして使用することができる。入ってくる光ビーム262は、互いに対して直交して偏光させられるものである二つの平行なビーム272及び274へと分離される。同等に、偏光させられた光ビーム272及び274が、入力として考慮されるとすれば、そのとき、デバイスは、それらを一つのビーム262へと組み合わせる。その次に、ビーム262の偏光は、ビーム272及び274の偏光の成分の相対的な位相によって決定される。
【0040】
ここに及びUS10/904,766に記載されたように、偏光変位デバイスは、レンズ、サバール板若しくはそれの改良、又は、同じ効果を有するものであるいずれかの他の光学構成部品との組み合わせでウォラストン、ロション、又は、セナルモン・プリズムから作られることがある。例えば、ジャマン(Jamin)干渉計は、また、Steel及びTsurutaによって設計されるもののような偏光変位デバイスである。M.Franconによる“Optical Interferometry”(特に、第7章)(Academic Press,New York,1966)及びM.Francon及びS.Mallickによる“Polarization Interferometers”(特に、第2章)(John Wiley&Sons,New York,1971)を参照のこと、それらの両方が、ここに参照によって組み込まれる。
【0041】
偏光変位デバイス140又は145が、大きい視野を有することは、望ましいことであることが、図1及び図1Aから認識されることがある。図3A−3Dは、偏光変位デバイスの視野を増加させるための方法を図解する。図3Aにおいて、ウォラストン・プリズムは、偏光変位デバイスが図1に示されることと同じ観点から図解される。図3Bは、側面から同じウォラストン・プリズムを示す。図3Cは、図3Dのパネル(i)及び(ii)が、それぞれ、ウォラストン及び補償されたウォラストン・プリズムの様々な構成成分についての屈折率楕円体を定性的に示す一方で、補償されたウォラストン・プリズムを示す。
【0042】
図3A及び3Bにおいて、光線302及び322は、それぞれ、上面及び側面から目視された同じ光線である。図3A及び3Bにおける図は、両方とも光線302/322の伝播の方向に対して垂直なものである。しかしながら、図3Bにおいて、光線322は、表面に対する法線からの角度“a”(項目330)でウォラストン・プリズムの表面に入射するものである。角度“a”は、それが、線形のMEMSの光学位相偏移デバイスアレイを照明するために要求された視野に関係付けられるため、本発明のある態様に従った画像表示システムにおける設計の考慮である。
【0043】
326によって指し示されたウォラストン・プリズムの断面において、角度“a”(項目330)が変動させられる際でさえも、光線322は、常に、光軸に対して垂直なものである。しかしながら、324に指し示されたプリズムの断面において、光線322と光学軸との間の角度は、角度“a”に比例するものである。これは、(例えば、MEMSの光学位相偏移デバイスアレイの末端におけるピクセルに対応する)視野の縁における光線が、法線の軸付近の光線がするようなものと、偏光の成分の間における同じ相対的な位相偏移を経験するものではないことを意味する。少なくとも一次までこの問題を取り除くものである補償されたウォラストン・プリズムについての設計は、図3Cに示される。補償されたウォラストン340は、図に示されたように配向させられた光学軸を備えた四つの板344、346、348、及び350で構成されたものである。板348は、板344のものと反対の符号の一軸性の材料から作られたものである。言い換えれば、一方の材料においてn>nであるとすれば、そのとき、他方の材料は、n>nであるところのものである。
【0044】
図3Dは、ウォラストン(パネル(i))及び補償されたウォラストン(パネル(ii))プリズムについての屈折率楕円体を定性的に示す。両方のパネルにおいて、破線376は、それぞれ、図3B及び3Cにおける光線322及び342に対応するプリズムを通じた光線の伝播の方向を表す。以前のように、光線の伝播の方向は、プリズムの法線曲面に関して角度“a”(項目362)をなす。368及び370が、補償されたウォラストン340についての屈折率楕円体の断面を表す一方で、364及び366は、ウォラストン320についての屈折率楕円体の断面を表す。矢印372及び374は、どのように、線376に沿って伝播する光線が、それぞれ、異なる半径で屈折率楕円体370及び364と交差するかを示す。
【0045】
図3Dにおいて、角度“a”(項目362)における変化が、光線376が屈折率楕円体368又は366と、それらの断面が円形のものであるとすると、交差するところの半径に、影響を及ぼすものではないことは、明白なことである。しかしながら、角度“a”における変化は、光線376が、屈折率楕円体364及び370の断面と交差するところの半径を変化させるものである。それの屈折率楕円体が図3Dのパネル(i)に示されるものである図3Bの補償されていないウォラストンにおいて、これは、角度“a”が変化すると、望ましくなく変動する位相偏移にいたる。しかしながら、それの屈折率楕円体が図3Dのパネル(ii)に示されるものである図3Cの補償されたウォラストンにおいて、角度“a”における変化は、半径372をより長いものにすると共に半径374をより短いものにする又は逆もまた同じ傾向がある。言い換えれば、板348は、それの一軸性の複屈折性の符号が、反対のものであるため、板344を補償する。
【0046】
まさに記載された視野の補償の原理は、一般的なものであると共に、補償のスキームを、他の複屈折性の板について設計することができる。視野の補償は、MEMSの光学位相偏移デバイスの線形のアレイの長さが、より大きいものになると、ますます重要なものである。
【0047】
図4は、MEMSの光学位相偏移デバイスの寄せ集めを示す。各々のデバイスは、同様のデバイスのアレイの単一の素子である。これらの線形のアレイは、ページの平面に対して垂直な方向に延びる。MEMSの光学位相偏移デバイスの目的は、それに入射する二つの光ビームに精確に制御可能な相対的な光学的な位相の偏移を分与することである。MEMSのデバイスの数個の種類が、図に示される。それらが、異なる名前を有するとはいえ、動作の全体的な原理は、各々について同じものである:電気信号は、それに入射する二つのビームの相対的な伝播の距離が変化させられるように、デバイスの部分が移動することを引き起こす。(この規則に対する唯一の例外は、固定されたデバイスであると共に移動するものではないデバイス402の場合である。それの主要な目的は、理解すること及び可動なデバイスについての分析における援助としてのものである。また、それを、固定された画像又は試験のパターンを表示するために使用することができるであろう。)
【0048】
図4において示されるものは、四分の一波長の階段の表面402、MEMSのリボンデバイス#1 404、AFMの片持ちばり406、MEMSのリボンデバイス#2 408、MEMSの片持ちばりデバイス#1 410、MEMSの片持ちばりデバイス#2 412、及びMEMSの蝶番デバイス414:である。各々の場合において、二つの光ビーム442及び444は、MEMSのデバイスに突き当たる。(上に述べられたような402の例外を伴った)各々のデバイスは、光ビーム442及び444が、デバイスの表面における反射の際に、異なる距離を進むように、電気信号の影響の下で移動することが可能なものである。デバイスの全てに対する共通の特徴は、各々のものが、それ自体によって線画像における単一のピクセルを変調するというものである。これは、画像の情報の一つのピクセルを作り出すために二つの又はより多くのMEMSの素子に頼るものである回折性のデバイスと対照的なものである。
【0049】
MEMSのリボンデバイス#1 404の動作は、デバイス402及び406の動作であったものであるが、US10/904,766に詳細に記載されたものであった。デバイス408、410、412、及び414は、動作において類似のものである。デバイス404及び408は、リボン構造に基づいたものである;デバイス406、410、及び412は、片持ちばりに基づいたものである;デバイス414は、蝶番に基づいたものである。
【0050】
MEMSのリボンデバイス#2 408は、それが、リボン用の中央の支持体を有するものではないことを除いて、MEMSのリボンデバイス#1 404に類似のものである。中央の支持体が、現在のところ、US10/904,766に記載されたように、好適なものである一方で、それらは、必ずしも常に必要なものではない。デバイス408におけるリボンは、印加された電場の影響の下で曲がる。リボンの変位は、末端に対して比較されて、中央でより大きいものである。従って、光ビーム442及び444のような、光ビームが、デバイスに入射するものであるとすれば、それらは、反射の際に異なる距離を進むことになると共に、相対的な位相偏移が、それらに分与されることになる。
【0051】
MEMSの片持ちばりデバイス#1 410及び#2 412は、AFM片持ちばりデバイス406に類似のものである。各々のデバイスにおける片持ちばりは、印加された電場の影響の下で曲がる。デバイス406は、片持ちばりの変位が、それの長さに沿って変動するという事実の利点を活かす。従って、光ビーム442及び444のような、片持ちばりから反射された光ビームは、反射の際に異なる距離を進むと共に、相対的な位相の偏移が、それらに分与される。MEMSの片持ちばりデバイス#1 410及び#2 412は、各々、二つの片持ちばりを用いる。デバイス412において、片持ちばりが、異なる長さのものである一方で、デバイス410において、片持ちばりは、等しい長さのものである。デバイス410は、片持ちばりが、望まれるとすれば、別個の電気信号によって個々に制御されることがあるという特徴を有する。デバイス412は、単一の制御信号が、片持ちばりを、それらが異なる長さのものであるため、異なる距離だけ撓ませるという特徴を有する。
【0052】
また、共通の制御電圧の影響の下で異なって撓むものである片持ちばりの対を築き上げるための他の方式もある。例として、デバイス410又は412における片持ちばりを、異なる材料又は不同の厚さ若しくは幅で作ることができるであろう。
【0053】
MEMSの蝶番のデバイス414は、それから支持された傾く梁を備えた中心の柱を含む。傾く梁は、中心の柱に蝶番式に取り付けられる。他のデバイスにおけるように、及び、反射性の表面を、この場合には、傾く梁を、移動させるために、電場がデバイスへ印加される。梁が傾くと、反対の末端から反射させられた光ビームは、異なる距離を進むと共に、相対的な位相偏移が、それらに分与される。
【0054】
図4に図解されたMEMSの光学位相偏移デバイスの全て、及びそれらから作られたアレイは、望ましい特徴を共有する:微分干渉法の光変調器から出力された線画像におけるピクセル当たりただ一つのMEMSの素子が、要求されると共に、デバイスの静止した部分が、それらが共通の高さにあると共に従って反射された光ビームに相対的な位相偏移を分与することに寄与するものではないとすれば、線画像に現れるものではない。
【0055】
図5は、フルカラー表示システムを作るために組み合わせられた多重の単色の画像表示システムを示す。図5において、微分干渉法の光変調器の画像表示システム510、520、及び530は、単色の線画像をPhilipsの色を組み合わせるプリズム540へと出力する。単色の画像は、レンズ550及び走査ミラー560に向かって三つの色の光を方向付けるものであるプリズム540において組み合わせられる。もちろん、走査ミラー560を、図1及び1Aとの関連で先に議論したように、走査された物体又は視聴者の網膜と取り替えることができるであろう。
【0056】
Philipsプリズム540は、単色、例えば、赤色、緑色、及び青色の画像をフルカラーの画像へと組み合わせるための便利なデバイスである。しかしながら、X−キューブのような他の色を組み合わせるスキームは、また、良好に働く。
【0057】
当業者は、ここに記載された対応する実施形態と同じ機能を実質的に行う又は同じ結果を実質的に達成するものである、現在まで存在する、又は後に開発されるものである、工程、機械、製造、手段、方法、又はステップが、本発明に従って利用されることがあることを、本発明の開示から容易に認識すると思われる。それに応じて、添付された特許請求の範囲は、それらの範囲内で、このような工程、機械、製造、手段、方法、又はステップを含むことを意図されたものである。
【0058】
本発明が、現在まで最も実際的な且つ好適な実施形態であるものと考えられるものとの関連で記載されてきたものである一方で、本発明が、開示された実施形態及び上に述べられたような代替物に限定されるものではなく、それどころか、後に続く請求項の範囲内に含まれた様々な変更及び等価な配置をカバーすることが意図されたものであることは、理解されることである。
【図面の簡単な説明】
【0059】
それら図面において:
【図1】図1は、画像表示システムを示す。
【図1A】図1Aは、図1に示されたシステムの部分の透視図である。
【図2】図2A−2Dは、様々な偏光変位デバイスを示す。
【図3】図3A−3Dは、偏光変位デバイスの視野を増加させるための方法を図解する。
【図4】図4は、MEMSの光学位相偏移デバイスの寄せ集めを示す。
【図5】図5は、フルカラー表示システムを作るために組み合わせられた多重の単色の画像表示システムを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
偏光ビームスプリッター;
偏光変位デバイス;及び
MEMSの光学位相偏移デバイス;
:を含む、画像表示システムであって、
偏光させられた光は、前記偏光ビームスプリッターから前記偏光変位デバイスまで方向付けられる;
前記偏光変位デバイスは、前記光を、直交する偏光の平行なビームへと分割する;且つ、
前記MEMSの光学位相偏移デバイスは、前記平行なビームに相対的な位相の偏移を分与する、システム。
【請求項2】
前記偏光変位デバイスは、
前記偏光させられた光の直交して偏光させられた成分に角度的な分離を分与する複屈折性のプリズム;及び、
前記偏光させられた成分が、前記レンズと前記MEMSの光学位相偏移デバイスとの間において相互に対して平行に進むように置かれたレンズ
:を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記偏光変位デバイスは、
ウォラストン・プリズム、ロション・プリズム、又はセナルモン・プリズム;及び、
レンズ
:を含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記偏光変位デバイスは、
前記偏光させられた光の直交して偏光させられた成分に側方の変位を分与するウォークオフ結晶
:を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記偏光変位デバイスは、
サバール板、又は改良されたサバール板
:を含む、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記MEMSの光学位相偏移デバイスは、
MEMSのリボンデバイス
:を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記MEMSの光学位相偏移デバイスは、
MEMSの片持ちばりデバイス
:を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記MEMSの光学位相偏移デバイスは、
MEMSの蝶番デバイス
:を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
画像表示システムであって、
二つの又はより多くの微分干渉法の光変調器;及び、
多色の線画像の出力を形成するために各々の変調器からの光を組み合わせる色を組み合わせるプリズム
:を含む、システム。
【請求項10】
二次元の画像を形成するために前記線画像を走査する走査ミラーをさらに含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記二次元の画像の直視用のアイピースをさらに含む、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記線画像の出力にわたって走査された物体をさらに含む、請求項9に記載のシステム。


【図1】
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【図1A】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−503613(P2009−503613A)
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−525012(P2008−525012)
【出願日】平成18年7月24日(2006.7.24)
【国際出願番号】PCT/US2006/028642
【国際公開番号】WO2007/019032
【国際公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(507161514)アルセス テクノロジー,インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】