説明

微粒子熱泳動沈降器

【課題】定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器を提供する。
【解決手段】ハウジング20は中空の内部にチャンバー28、送気口221及び排気口223を有し、送気口221および排気口223はチャンバー28からハウジング20の外側まで延伸される。高温管列30はハウジング20のチャンバー28内に配列され、複数の加熱管32,33を有し、加熱管32,33間はスリット34を有する。低温管列40はハウジング20のチャンバー28内に配列され、複数の冷却管42、43を有し、冷却管42、43間はスリット44を有する。高温管列30と低温管列40とは互いに交互しながらチャンバー28内に配列され、高温管列30およびそれと隣り合う低温管列40との間は隙間を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大気汚染防御設備に関し、詳しくは超細微な粒子を除去可能な小型管束の熱泳動沈降器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の熱泳動沈降器、例えばA.Messerer氏など数人が学術雑誌Aerosol Science and Technologyによって発表した熱泳動沈降器は、ステンレス通路および複数の小型管束(miniature pipe bundle)を備える。小型管束は通路の中に装着され、かつ導入された低温空気によって内部の温度を低下させるため、操作者が未処理の高温排気を小型管束の外側および通路との間に導入する時、排気と小型管束との間に温度差を生じさせ、熱泳動力(Thermophoresis force)作用によって排気中の微粒子を小型管束の外壁に沈降させ、排気浄化を達成することが可能である。
【0003】
しかしながら、排気および小型管束間の温度勾配のため、熱泳動沈降器の入口の近くの温度のほうが高くなるため、微粒子の熱泳動沈降作用は熱泳動沈降器の入口あたりに集中する。一方、熱泳動沈降器の後半の部位において排気と小型管束との間は徐々に熱平衡に達し、温度勾配を降下させるため、熱泳動力は微粒子運動に影響をほぼ与えず、熱泳動沈降器全体の除去効率を確実に高めることができない。そのほかに、微粒子の沈降現象は熱泳動沈降器の入口のあたりに集中するため、熱泳動沈降器を塞いで圧迫損壊現象を招いてしまうことが起こりやすい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、均等な温度勾配によって除去効率を向上させ、塞ぎ現象を避けることを可能にする定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を達成するために、本発明による定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器は、ハウジング、複数の高温管列および複数の低温管列を備える。ハウジングは中空の内部にチャンバー、送気口及び排気口を有し、送気口および排気口はチャンバーからハウジングの外側まで延伸される。高温管列はハウジングのチャンバー内に配列され、複数の加熱管を有し、加熱管間はスリットを有する。かつ加熱管間は互いに直列に接続されることで内部に熱流体通路が形成される。低温管列はハウジングのチャンバー内に配列され、複数の冷却管を有し、冷却管間はスリットを有する。冷却管間は互いに直列に接続されることで内部に冷流体通路が形成される。高温管列と低温管列とは互いに交互しながらチャンバー内に配列され、高温管列およびそれと隣り合う低温管列との間は隙間を有する。
【0006】
高温管列および低温管列は板状を呈し、かつ互いに平行である。ハウジングはさらに框体、前蓋および後蓋を有する。前蓋は框体の一側に装着され、低温管列の装着及び固定に用いられ、かつ冷流体入口および冷流体出口を有し、冷流体入口および冷流体出口は低温管列の冷流体通路と別々に連絡される。後蓋は框体の他側に装着され、高温管列の装着及び固定に用いられ、かつ熱流体入口および熱流体出口を有し、熱流体入口および熱流体出口は高温管列の熱流体通路と別々に連絡される。前蓋は二つの冷流体チャンバーを有し、一つの冷流体チャンバーは前蓋の冷流体入口および冷流体通路との間に位置付けられ、別の一つの冷流体チャンバーは前蓋の冷流体出口および冷流体通路との間に位置付けられる。後蓋は二つの熱流体チャンバーを有し、一つの熱流体チャンバーは後蓋の熱流体入口および熱流体通路との間に位置付けられ、別の一つの熱流体チャンバーは後蓋の熱流体出口および熱流体通路との間に位置付けられる。高温管列の加熱管および低温管列の冷却管は矩形管、円形管または六角形管にすることが可能である。熱泳動沈降器は二つの内断熱シートおよび少なくとも二つの外断熱シートを有する。二つの内断熱シートはハウジングのチャンバー内に配置され、かつ高温管列および低温管列と框体の内側壁面との間に別々に挟まれる。一つの外断熱シートはハウジングの框体および前蓋との間に挟まれ、かつ低温管列の装着に用いられる穿孔を少なくとも一つ有する。別の一つの外断熱シートはハウジングの框体および後蓋との間に挟まれ、かつ高温管列の装着に用いられる穿孔を少なくとも一つ有する。低温管列は冷却管の外壁に酸化触媒が塗布されている。高温管列の加熱管および低温管列の冷却管はマトリクス状に配列され、かつ同列の加熱管および冷却管は同じ直線上に位置するか、交叉配列されることが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の構造および特徴を説明するため、以下三つの実施形態及び図面に基づいて説明を進める。
【0008】
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態による定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器10は、図1から図3に示すように、ハウジング20、複数の高温管列30、複数の低温管列40、二つの内断熱シート50、51および二つの外断熱シート52〜55を備える。
【0009】
ファン30は、ヒートシンク20の上方に装着される。本実施形態において、ファン30は、ヒートシンク20に冷たい空気を吹き付け、熱交換を行う軸流式ファンである。
【0010】
ハウジング20は框体22、前蓋24および後蓋26から構成される。ハウジング20は中空の内部にチャンバー28、送気口221及び排気口223を有する。送気口221および排気口223はチャンバー28からハウジング20の外側まで延伸される。図4および図5に示すように、前蓋24は框体22の一側に装着され、かつ二つの冷流体チャンバー241、242、冷流体入口243および冷流体出口245を有する。冷流体入口243は冷流体チャンバー241から前蓋24の外側まで延伸され、冷流体出口245は別の冷流体チャンバー242から前蓋24の外側まで延伸される。図6および図7に示すように、後蓋26は框体22の他側に装着され、かつ二つの熱流体チャンバー261、262、熱流体入口263および熱流体出口265を有する。熱流体入口263は熱流体チャンバー261から後蓋26の外側まで延伸され、熱流体出口265は別の熱流体チャンバー262から後蓋26の外側まで延伸される。框体22、前蓋24および後蓋26はボルト292およびナット294によって結合する。ボルト292と框体22、前蓋24および後蓋26との間は断熱スリーブ296を有する。框体22および前蓋24との間と、框体22および後蓋24との間とは、固定栓298を有する。固定栓298は断熱材から構成され、かつ框体22、前蓋24および後蓋26を正確に結合させることが可能である。
【0011】
高温管列30は、図6および図7に示すように、ハウジング20の後蓋26かつチャンバー28内に配列され、矩形の板状を呈する。高温管列30は互いに平行する四つの加熱管32、33を有し、加熱管32、33は矩形管であり、隣り合う任意の二つの加熱管32、33間はスリット34を有する。かつ加熱管32、33は二つずつで一組になり、そのうちの二つの加熱管32一端および別の二つの加熱管33の一端は互いに直列に接続され、加熱管32、33の他端は後蓋26の二つの熱流体チャンバー261、262に別々に接続されるため、あらゆる高温管列30の内部に熱流体通路36が形成される。熱流体通路36は二つの熱流体チャンバー261、262に接続される。
【0012】
使用者が後蓋26の熱流体入口263から高温流体(例えばケイ素油)を熱流体チャンバー261に注入する際、高温流体は熱流体通路36を通過し、高温管列30の温度を上昇させる。そののち高温流体は後蓋26の熱流体チャンバー262および熱流体出口265を通過し、熱泳動沈降器10から排出される。
【0013】
低温管列40は、図4および図5に示すように、ハウジング20の前蓋24かつチャンバー28内に配列され、矩形の板状を呈する。低温管列40は互いに平行する四つの冷却管42、43を有し、冷却管42、43は矩形管であり、隣り合う任意の二つの冷却管42、43間はスリット44を有する。かつ冷却管42、43は二つずつで一組になり、そのうちの二つの冷却管42一端および別の二つの冷却管43の一端は互いに直列に接続され、冷却管42、43の他端は前蓋24の二つの冷流体チャンバー241、242に別々に接続されるため、あらゆる低温管列40の内部に冷流体通路46が形成される。冷流体通路46は二つの冷流体チャンバー241、242に接続される。図8に示すように、高温管列30と低温管列40とは互いに交互しながらチャンバー28内に配列され、任意の高温管列30およびそれと隣り合う低温管列40との間は隙間48を有する。そのほかに、高温管列30のスリット34および低温管列40のスリット44は交叉配列されるため、チャンバー28内部の気流が加熱管32、33および冷却管42、43を迂回することが可能である。冷却管42、43は外側壁面に酸化触媒が塗布されている。
【0014】
使用者が前蓋24の冷流体入口243から低温流体(例えば水)を冷流体チャンバー241に注入する際、低温流体は冷流体通路46を通過し、低温管列40の温度を降下させる。そののち低温流体は前蓋24の冷流体チャンバー242および冷流体出口245を通過し、熱泳動沈降器10から排出される。高熱管列30を加熱し、低温管列40を冷却させることによって高温管列30および低温管列40との間に温度勾配を生成させることが可能である。
【0015】
二つの内断熱シート50、51は、図8に示すように、ハウジング20のチャンバー28内に配置され、かつ高温管列30および低温管列40と框体22の内側壁面との間に別々に挟まれる。二つの内断熱シート50、51は、ガラス繊維から構成される。
【0016】
外断熱シート52、53、54、55は、図2および図3に示すように、アスベストから構成され、かつ二つずつ一組になる。框体22、前蓋24および後蓋26との間の熱伝導を防止するため、二つの外断熱シート52、53はハウジング20の框体22および前蓋24との間に挟まれ、かつ一つまたは四つの穿孔521、531を有し、穿孔521、531は低温管列40の装着に用いられる。別の二つの外断熱シート54、55はハウジング20の框体22および後蓋26との間に挟まれ、かつ一つまたは四つの穿孔541、551を有し、穿孔541、551は高温管列30の装着に用いられる。
【0017】
未処理の排気をハウジング20の送気口22からチャンバー28に導入する際、排気は図8に示すように、スリット34、44および隙間48の交叉によって加熱管32、33および冷却管42、43を通過する。このとき排気および加熱管32、33との間と、排気および冷却管42、43との間とは温度勾配を有するため、排気中の微粒子は熱泳動作用によって加熱管32、33から離れ、冷却管42、43の外側壁面に沈降し、排気中から除去される。そのほかに、冷却管42、43の表面に塗布された触媒によって酸化作用を起こし、部分の排煙の微粒子を分解し、そののち排気口223によって浄化された気流を熱泳動沈降器10から排出することが可能である。
【0018】
熱泳動沈降器10は、交叉配列される加熱管32、33および冷却管42、43によって内部の温度勾配を定温に維持し、微粒子を低温管列40に均質に沈降させるため、熱泳動沈降器の入口あたりの塞ぎ問題を防止することが可能である。
【0019】
(第二実施形態)
本発明は、加熱管32、33および冷却管42、43の配列方法を自由に変更することが可能である。本発明の第二実施形態による微粒子熱泳動沈降器60は、図9に示すように、同様にハウジング61、複数の高温管列62、複数の低温管列64および複数の断熱シート66を備える。第一実施形態との違いは次の通りである。圧迫損壊現象を減少させるため、高温管列62の加熱管621および低温管列64の冷却管641は円形管に設けられる。加熱管621および冷却管641はマトリクス状に配列され、かつ同列の加熱管621および冷却管641は同じ直線上に位置付けられる。
【0020】
(第三実施形態)
高温管列72の加熱管721および低温管列74の冷却管741を、図10に示すように、六角形管に設け、交叉配列することも可能である。
【0021】
以上は、本発明の比較的好ましい実施形態および図面についての詳細な説明であった。本発明の請求範囲の精神と一致した実施形態および変化が類似した実施形態は本発明の主張範疇に含まれ、かつこの技術を熟知している人は本発明の技術内容を逸脱しない限り、容易に着想可能な構造の変更または修正を行うことが本発明の請求範囲に属するべきである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第一実施形態による定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器を示す立体図である。
【図2】本発明の第一実施形態による定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器を示す立体分解図である。
【図3】本発明の第一実施形態による定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器においての断熱シートの配列状態を示す模式図である。
【図4】図2の4−4線に沿った断面図である。
【図5】図2の5−5線に沿った断面図である。
【図6】本発明の第一実施形態による定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器においての高温管列を示す断面図(一)である。
【図7】本発明の第一実施形態による定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器においての高温管列を示す断面図(二)である。
【図8】図1の8−8線に沿った断面図である。
【図9】本発明の第二実施形態による定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器を示す断面図である。
【図10】本発明の第三実施形態による定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器を示す断面図である。
【符号の説明】
【0023】
10:微粒子熱泳動沈降器、20:ハウジング、22:框体、24:前蓋、26:後蓋、28:チャンバー、30:高温管列、32、33:加熱管、34:スリット、36:熱流体通路、40:低温管列、42、43:冷却管、44:スリット、46:冷流体通路、48:隙間、50、51:内断熱シート、52、53、54、55:外断熱シート、60:熱泳動沈降器、61:ハウジング、62:高温管列、64:低温管列、66:断熱シート、70:熱泳動沈降器、72:高温管列、74:低温管列、221:送気口、223:排気口、241、242:冷流体チャンバー、243:冷流体入口、245:冷流体出口、261、262:熱流体チャンバー、263:熱流体入口、265:熱流体出口、292:ボルト、294:ナット、296:断熱スリーブ、298:固定栓、521、531、541、551:穿孔、621:加熱管、641:冷却管、721:加熱管、741:冷却管、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
定温勾配チューブバンドル型熱交換器による熱泳動沈降器であって、
中空の内部にチャンバー、送気口及び排気口を有し、前記送気口および前記排気口は前記チャンバーから外側まで延伸されるハウジングと、
前記ハウジングの前記チャンバー内に配列され、複数の加熱管を有し、該加熱管間はスリットを有し、かつ前記加熱管間は互いに直列に接続されることで内部に熱流体通路が形成される複数の高温管列と、
前記ハウジングの前記チャンバー内に配列され、複数の冷却管を有し、冷却管間はスリットを有し、かつ冷却管間は互いに直列に接続されることで内部に冷流体通路が形成される複数の低温管列と、
を備え、前記高温管列と前記低温管列とは互いに交互しながら前記チャンバー内に配列され、前記高温管列およびそれと隣り合う前記低温管列との間は隙間を有することを特徴とする微粒子熱泳動沈降器。
【請求項2】
前記高温管列および低前記温管列は、板状を呈し、かつ互いに平行であることを特徴とする請求項1に記載の微粒子熱泳動沈降器。
【請求項3】
前記ハウジングは、さらに框体、前蓋および後蓋を有し、前蓋は框体の一側に装着され、前記低温管列の装着及び固定に用いられ、かつ冷流体入口および冷流体出口を有し、前記冷流体入口および前記冷流体出口は前記低温管列の冷流体通路と別々に連絡され、前記後蓋は前記框体の他側に装着され、前記高温管列の装着及び固定に用いられ、かつ熱流体入口および熱流体出口を有し、前記熱流体入口および前記熱流体出口は前記高温管列の熱流体通路と別々に連絡されることを特徴とする請求項1に記載の微粒子熱泳動沈降器。
【請求項4】
前記前蓋は二つの冷流体チャンバーを有し、一方の冷流体チャンバーは前記前蓋の前記冷流体入口および前記冷流体通路との間に位置付けられ、他方の冷流体チャンバーは前記前蓋の前記冷流体出口および前記冷流体通路との間に位置付けられ、前記後蓋は二つの熱流体チャンバーを有し、一つの熱流体チャンバーは前記後蓋の前記熱流体入口および熱流体通路との間に位置付けられ、他の熱流体チャンバーは前記後蓋の前記熱流体出口および前記熱流体通路との間に位置付けられることを特徴とする請求項3に記載の微粒子熱泳動沈降器。
【請求項5】
前記高温管列の加熱管および前記低温管列の冷却管は、矩形管であることを特徴とする請求項1に記載の微粒子熱泳動沈降器。
【請求項6】
前記高温管列の加熱管および前記低温管列の冷却管は、円形管であることを特徴とする請求項1に記載の微粒子熱泳動沈降器。
【請求項7】
前記高温管列の加熱管および前記低温管列の冷却管は、六角形管であることを特徴とする請求項1に記載の微粒子熱泳動沈降器。
【請求項8】
定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器は、さらに二つの内断熱シートを備え、二つの内断熱シートは前記ハウジングの前記チャンバー内に配置され、かつ前記高温管列および前記低温管列と前記ハウジングの内側壁面との間に別々に挟まれることを特徴とする請求項1に記載の微粒子熱泳動沈降器。
【請求項9】
定温度勾配チューブバンドル型熱交換器による微粒子熱泳動沈降器は、さらに少なくとも二つの外断熱シートを備え、前記ハウジングは、さらに框体、前蓋および後蓋を有し、一方の外断熱シートはハウジングの框体および前蓋との間に挟まれ、かつ前記低温管列の装着に用いられる穿孔を少なくとも一つ有し、他方の外断熱シートは前記ハウジングの框体および後蓋との間に挟まれ、かつ前記高温管列の装着に用いられる穿孔を少なくとも一つ有することを特徴とする請求項1に記載の微粒子熱泳動沈降器。
【請求項10】
前記低温管列は、前記冷却管の外壁に酸化触媒が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の微粒子熱泳動沈降器。
【請求項11】
前記高温管列の前記加熱管および前記低温管列の前記冷却管は、マトリクス状に配列され、かつ同列の前記加熱管および前記冷却管は同じ直線上に位置付けられることを特徴とする請求項1に記載の微粒子熱泳動沈降器。
【請求項12】
前記高温管列の前記スリットおよび前記低温管列の前記スリットは、交叉配列されることを特徴とする請求項1に記載の微粒子熱泳動沈降器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−110746(P2010−110746A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−325397(P2008−325397)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【出願人】(598139748)國立交通大學 (92)
【Fターム(参考)】